JP3165302U - ねじ加工工具 - Google Patents

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守弘 秀田
守弘 秀田
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Abstract

【課題】 底部を有する下孔に雌ねじ加工を施す場合にも、発生した切屑を排出できるねじ加工工具を提供する。【解決手段】底部17aを有する下孔17の内周面に雌ねじ加工を施すソリッドタップ10であって、前記雌ねじ加工により発生した切屑wを外部からの吸引力により排出する吸引孔10dが軸心方向に貫通するように形成されている。【選択図】 図2

Description

本考案は、ねじ加工工具に関し、詳細には底部を有する下孔に雌ねじ加工を施す場合の切屑の排出性の改善に関する。
被加工物に雌ねじ加工を施す場合、例えば特許文献1に記載されているように、加工テーブル上に固定された被加工物に対向して配置された回転工具主軸にタップ等のねじ加工工具を装着し、被加工物に設けられた下孔に対して所望のねじ切り加工を行うようにしている。
特開平3−117516号公報
前記従来のねじ加工工具による雌ねじ加工では、下孔が軸心方向に貫通している場合には、切屑をそのまま下方に排出できるものの、下孔が底部を有する場合には、切屑を十分に排出できない。そこで、ねじ加工工具の外表面に螺旋溝等を形成して切屑排出性能を改善したものもあるが、底部を有する下孔の場合には十分な成果は得られていない。
本考案は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、底部を有する下孔に雌ねじ加工を施す場合にも、発生した切屑を排出できるねじ加工工具を提供することを課題としている。
請求項1の考案は、底部を有する下孔の内周面に雌ねじ加工を施すねじ加工工具であって、前記雌ねじ加工により発生した切屑を外部からの吸引力により排出する吸引孔が軸心方向に貫通するように形成されていることを特徴としている。
請求項2の考案は、請求項1に記載のねじ加工工具において、
外周面に、前記切屑を排出するための螺旋溝が形成されることなく前記雌ねじ加工を行う切刃のみが形成されていることを特徴としている。
請求項3の考案は、請求項1又は2に記載のねじ加工工具において、
該ねじ加工工具の軸心を前記下孔の軸心に一致させた状態で回転させつつ軸心方向に移動させることにより前記雌ねじ加工を行うことを特徴としている。
請求項4の考案は、請求項1又は2に記載のねじ加工工具において、
該ねじ加工工具の軸心を前記下孔の軸心より径方向外側に偏心させた状態で該ねじ加工工具の軸心回りの自転及び前記下孔の軸心回りの公転をさせつつ軸心方向に移動させることにより前記雌ねじ加工を行うことを特徴としている。
請求項1の考案に係るねじ加工工具によれば、吸引孔が軸心方向に貫通するように形成されているので、前記吸引孔に吸引装置を接続することにより、前記雌ねじ加工により発生した切屑を、吸引孔を介して吸引でき、排出することができる。
請求項2の考案によれば、軸心方向に貫通するように形成した吸引孔により切屑を排出することができるので、外周面には切屑を排出するための螺旋溝を形成する必要がなく、雌ねじ加工を行う切刃のみを形成すればよく、螺旋溝を形成しているものに比較してねじ加工工具の強度を向上できる。また螺旋溝を形成した場合、発生した切屑がこの螺旋溝に詰まるといったおそれがあるが、本考案ではこのようなおそれがない。
本考案は、ねじ加工工具を下孔と同軸配置して回転させつつ軸心方向に移動させることにより雌ねじ加工を行ういわゆるソリッドタイプのもの(請求項3)、及びねじ加工工具を下孔から偏心させた状態で自転及び公転をさせつつ軸心方向に移動させることにより雌ねじ加工を行ういわゆるヘリカルタイプのものの何れにも適用可能である。
本考案の実施例1に係るソリッドタップ(ねじ加工工具)が装着された工作機械の正面側斜めから見た斜視図である。 前記ソリッドタップの断面側面図である。 前記ソリッドタップの側面図である。 本考案の実施例2に係るヘリカルタップ(ねじ加工工具)の模式断面側面図である。
図1において、1はねじ加工工具が装着された工作機械である。この工作機械1は、ベッド2と、該ベッド2の正面から見て奥部分に立設されたコラム3と、該コラム3の前面に上下方向(Z軸方向)に移動可能に支持された主軸頭4と、前記ベッド2の手前部分に前後方向(Y軸方向)に移動可能に支持されたサドル5と、該サドル5上に左右方向(X軸方向)に移動可能に支持されたテーブル6とを備えている。
前記主軸頭4内には、主軸7が挿入配置され、回転可能に支持されている。そして前記主軸7の下端部には工具ホルダ14を介してソリッドタップ(ねじ加工工具)10が着脱可能に装着されている。
図2,図3に示すように、前記ソリッドタップ10は、被加工物Wに形成され、底部17aを有する下孔17の内周面に雌ねじ17bを形成するためのものである。
前記工作機械1は、さらに前記主軸7に装着された加工済み工具と次行程工具とを自動的に交換する自動工具交換装置11を備えている。この自動工具交換装置11は、前記コラム3の側壁に配置され、多数の工具を保持する工具マガジン12と、該工具マガジン12と前記主軸7との間に配置され、主軸7の前記加工済み工具と工具マガジン12の次行程工具とを同時に把持し、交換する工具交換アーム13とを有する。
そして本実施例の工作機械1は、前記主軸7に装着された前記ソリッドタップ10により被加工物Wに雌ねじ加工を施す際に発生する切屑wを吸引する切屑吸引装置15を備えている。
前記切屑吸引装置15は、吸引力発生源を内蔵する切屑回収箱15bと前記ソリッドタップ10とを、前記工具ホルダ14及び主軸7に形成された吸引路16及び吸引パイプ15aにより連通接続した概略構造を有する。
前記主軸7,工具ホルダ14は、その軸心部に、前記吸引路16を構成する切屑排出孔7a,14aが貫通形成され、前記主軸頭4に内蔵された駆動モータ(図示せず)により回転駆動される。
前記ソリッドタップ10は、丸棒状のタップ本体10aの下部外周面に、形成すべき雌ねじの外径,ピッチに対応した外径,ピッチの切刃10bを形成したものであり、前記工具ホルダ14を介して主軸7に取り付けられている。また、前記ソリッドタップ10の外周面には、軸方向に直線状に延び、雌ねじ加工により発生する切屑wを下方に排出するための2本又は3本の直線溝10cが等角度間隔を明けて形成されている。なお、前記外周面には、前記切屑を上方に排出する螺旋状の溝は形成されていない。
そして前記タップ本体10aには、吸引孔10dが、該タップ本体10aと同軸をなすように軸心方向に貫通形成されている。この吸引孔10dは、前記吸引路16及び吸引パイプ15aを介して前記切屑回収箱15bに連通しており、前記切屑の排出を確実にするために、できるだけ大径に設定するのが望ましい。
本実施例1における雌ねじ加工では、前記主軸7が、前記ソリッドタップ10を、これと下孔17との軸心を一致させた状態で、所定方向に回転駆動しつつ軸方向に移動させる。これにより下孔17の内周面に雌ねじが形成される。この雌ねじ加工により発生する切屑wは、前記直線溝10cを通って下孔17の底部17aに落される。そしてこの底部17aには、切屑吸引装置15の切屑回収箱15bから供給される吸引圧(負圧)が作用しており、該吸引圧により前記切屑wは、前記吸引孔10dから吸引路16及び吸引パイプ15aを介して吸引され、前記切屑回収箱15b内に回収される。
このように、本実施例1に係るソリッドタップ10には、吸引孔10dが軸心方向に貫通するように形成されており、該吸引孔10dには吸引装置15が接続されて負圧が作用しているので、前記雌ねじ加工により発生した切屑wを吸引孔10dを介して吸引し、排出することができる。
また、本実施例のソリッドタップ10では、軸心方向に貫通するように形成した吸引孔10dにより切屑wを排出することができるので、外周面には切屑を上方に排出するための螺旋溝を形成する必要がなく、雌ねじ加工を行う切刃10bのみを形成すればよく、螺旋溝を形成しているものに比較してソリッドタップ10自体の強度を向上できる。また、底部付き下孔の雌ねじ加工の場合に、螺旋溝により切屑を排出するようにした場合、排出が十分でなく、切屑が螺旋溝に詰まるおそれがあるが、本実施例ではこのようなおそれがない。
図4は本考案の実施例2に係るヘリカルタップ(ねじ加工工具)を説明するための図である。
図4において、20は大径の雌ねじ加工を行うためのヘリカルタップである。該ヘリカルタップ20は、工具ホルダ14に固定され、該工具ホルダ14は主軸7に着脱可能に装着されている。
前記ヘリカルタップ20は、棒状のシャンク21の下端部21bにタップカッタ22をボルト22aにより固定したものである。タップカッタ22の切刃22bはシャンク21の外径より径方向外方に突出している。
そして前記シャンク21には、吸引孔21aが該シャンク21の軸心21cと同軸をなすように、かつ軸心方向に貫通するように形成されている。この吸引孔21aは、工具ホルダ14,主軸7に形成された吸引路16から吸引パイプ15aを介して吸引箱15bに連通している。
本実施例2のヘリカルタップ20は、その軸心21cを下孔27の軸心27bより径方向外側に、形成しようとする雌ねじの外径と該ヘリカルタッップ20の外径の差に応じた寸法だけ偏心させた状態で、前記軸心21c回りに自転rさせつつ下孔27の軸心27b回りに公転Rさせ、さらに軸心方向に移動させることにより下孔27の内周面に雌ねじ27cが形成される。
具体的には、ヘリカルタップ20は、主軸7により軸心21c回りに回転駆動されることで自転し、被加工物WのX軸方向及びY軸方向位置を適宜制御することにより下孔27の軸心27b回りに相対的に公転し、さらに1回の公転Rあたり雌ねじの1ピッチだけZ軸方向に移動される。
そして前記雌ねじ加工により発生した切屑wは、下孔27の底部27aに落下する。この底部27aには、切屑吸引装置15の切屑回収箱15bから供給される吸引圧(負圧)が作用しており、該吸引圧により前記切屑wは、前記吸引孔21aから吸引路16及び吸引パイプ15aを介して吸引され、前記切屑回収箱15b内に回収される。
このように、その軸心21cを、下孔27の軸心27bから偏心させた状態で自転及び公転をさせるようにしたいわゆるヘリカルタップ20により、該タップより大径の雌ねじを形成する場合でも、発生した切屑wを吸引回収できる。
10 ソリッドタップ(ねじ加工工具)
10b 切刃
10d,21a 吸引孔
17,27 下孔
17a,27a 底部
20 ヘリカルタップ(ねじ加工工具)
21c ヘリカルタップの軸心
27b 下孔の軸心
r 自転
R 公転
w 切屑

Claims (4)

  1. 底部を有する下孔の内周面に雌ねじ加工を施すねじ加工工具であって、
    前記雌ねじ加工により発生した切屑を外部からの吸引力により排出する吸引孔が軸心方向に貫通するように形成されている
    ことを特徴とするねじ加工工具。
  2. 請求項1に記載のねじ加工工具において、
    外周面に、前記切屑を排出するための螺旋溝が形成されることなく前記雌ねじ加工を行う切刃のみが形成されている
    ことを特徴とするねじ加工工具。
  3. 請求項1又は2に記載のねじ加工工具において、
    該ねじ加工工具の軸心を前記下孔の軸心に一致させた状態で回転させつつ軸心方向に移動させることにより前記雌ねじ加工を行う
    ことを特徴とするねじ加工工具。
  4. 請求項1又は2に記載のねじ加工工具において、
    該ねじ加工工具の軸心を前記下孔の軸心より径方向外側に偏心させた状態で該ねじ加工工具の軸心回りの自転及び前記下孔の軸心回りの公転をさせつつ軸心方向に移動させることにより前記雌ねじ加工を行う
    ことを特徴とするねじ加工工具。
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