JP3165041B2 - 縦型製袋充填機におけるフィルム製袋装置 - Google Patents

縦型製袋充填機におけるフィルム製袋装置

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JP3165041B2
JP3165041B2 JP23190596A JP23190596A JP3165041B2 JP 3165041 B2 JP3165041 B2 JP 3165041B2 JP 23190596 A JP23190596 A JP 23190596A JP 23190596 A JP23190596 A JP 23190596A JP 3165041 B2 JP3165041 B2 JP 3165041B2
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廣康 磯村
健嗣 大矢
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株式会社フジキカイ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製袋手段により
筒状に成形されたフィルムに物品を落下供給して筒状フ
ィルムを横シール・切断することによりピロー包装体を
得る縦型製袋充填機において、フィルムを筒状成形する
ための製袋装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の縦型製袋充填機における
製袋装置は図9に示すように、製袋器2は物品の充填案
内筒1の所定の位置に外嵌状に取付けられて、帯状フィ
ルムFを充填案内筒1と製袋器2との隙間に折返しつつ
円筒状に成形案内するもので、この製袋器2は充填案内
筒1の外周に対し帯状フィルムFの案内に適した間隔で
外嵌され、略C型形状のフランジ4を介して機枠側に取
付けられた成形筒体3の上部側は略V字形状に切欠きさ
れた折返し口5が形成され、この成形筒体3の上部には
円錐形スカート状に形成された案内板6が取付けられて
いる。この折返し口5は成形筒体3の略V字形状開口下
端で帯状フィルムFの両端縁を重合案内するため所定の
間隔で平行に案内溝が形成されている。
【0003】また、この製袋手段2の下部側の充填案内
筒1の対応する外周部にはフィルム送りベルト7が配設
され、また、成形筒体3の案内溝の下方には筒状に成形
されたフィルムFの重合両端縁をシールする縦シーラ8
が配設され、また、充填案内筒1の開口下部には筒状フ
ィルムを横シールする横シーラ9が配設されている。
【0004】このように構成された製袋充填機の製袋器
2に対し帯状フィルムFは、ガイドローラ10より案内
板6に沿って成形筒体3の上部に案内され、この案内板
6と成形筒体3とのエッジ部11より折返されて充填案
内筒1と成形筒体3の間に挿入されるとともに、同帯状
フィルムFの両端縁は折込み口5の開口縁5a側で重合
して引き出され、この状態で筒状に成形されたフィルム
はフィルム送りベルト7の回転により引出される過程で
その重合両端縁が縦シーラ8によりシールされ、さらに
引出されて横シーラ9によりシール・切断されると、充
填案内筒1を介して物品が投入され、さらに、引出され
てその上部側が横シーラ9によりシール・切断されるこ
とでピロー包装体FA が順次成形されていく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記製袋
器2により帯状フィルムFをエッジ部11で折返し状に
案内して筒状に成形する方式では、例えば、腰の強いフ
ィルムを使用する場合等では製袋抵抗が大きくなり、筒
状フィルムをフィルム送りベルト7により下方へ移送す
る際にスリップが発生して所定寸法毎の送りが行えず、
フィルム供給源から製袋器2に向けて移送される帯状フ
ィルムFが蛇行して安定した筒状成形を行えない問題が
あり、また、帯状フィルムFの筒状成形に際して、製袋
器2のエッジ部11で折り返されて下方へ案内されるの
で、このエッジ部11により帯状フィルムFが擦れて傷
が付いたりする場合があり、さらには、例えば台紙や、
脱酸素材等が貼着された帯状フィルムFを製袋器2のエ
ッジ部11を経て筒状成形する際に、これら被貼着物が
製袋器2のエッジ部11に引っ掛かってフィルム送りが
安定して行えなかった。本発明は、上記技術課題を解決
するためになされたもので、帯状フィルムの筒状成形に
際し、帯状フィルムの製袋抵抗を軽減することができ、
強い腰のフィルムであっても製袋シワの発生を防止で
き、かつ安定したフィルム送りを達成することができる
とともに、例えば、帯状フィルムに台紙等が貼着されて
いるものであっても、フィルムの筒状成形時に、この被
貼着物が引っ掛かったりすることを防止できる縦型製袋
充填機におけるフィルム製袋装置を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、請求項1の発明は、機枠の支台に立設
されて落下供給される物品を案内する物品充填筒と、こ
の物品充填筒の外周に帯状フィルムを巻き付け案内する
ことで筒状に成形すべく、該物品充填筒に対し略包囲状
に外装される製袋リングとよりなる製袋手段を備え、前
記物品充填筒の上端には傾斜状に物品の充填ホッパーが
接続され、前記製袋リングの下部は、帯状フィルムが筒
状に成形される重合端縁に対応して所要の隙間が形成さ
れ、同隙間より上方に向けて略V状に開口されるフィル
ムガイド縁を有し、製袋手段の上方には帯状フィルムを
下方に案内するガイドローラを有するフィルム供給手段
を配設し、このガイドローラは、そのローラ軸の中心を
含む物品充填筒の中心と直交する水平線と外周縁との外
側移動交点が、製袋リングの案内開口部の隙間側に向
け、少なくとも物品充填筒の外周縁より外方の変位して
位置するように構成としたことであり、請求項2の発明
は、前記フィルム供給手段のガイドローラはその配設高
さを一定として、物品充填筒の径が大径に変更されるの
に対応してガイドローラ位置を物品充填筒の外方側に向
けて変位可能に設定する構成としたことであり、請求項
3の発明は、前記ガイドローラを有するフイルム供給手
段は、筒状フィルムの製袋幅に対応して、ガイドローラ
を水平方向への位置調節を行う位置決め手段を設ける構
成としたことであり、請求項4の発明は、製袋内面の所
定位置に対応するように帯状フィルムに貼着体が貼着さ
れた場合において、この貼着体の貼着位置に対応した物
品充填筒の外周部の長手方向に逃し面を形成する構成と
したことであり、請求項5の発明は、前記製袋リングの
上縁は前記物品充填筒の切欠き開口の上端より高く設定
する構成としたことである。したがって、帯状フィルム
は製袋手段に対し上部側より供給するものであるから、
帯状フィルムの筒状成形に際して、帯状フィルムの製袋
抵抗を軽減することができて、腰の強いフィルムであっ
ても製袋シワの発生を防止でき、かつ安定したフィルム
送りを達成することができ、筒状成形を良好に実施する
ことができる。また、帯状フィルムに台紙等が貼着され
ているものであっても、製袋手段の上方から帯状フィル
ムを供給することと、物品充填筒の外周に台紙等に対応
して逃し面を形成したことと相俟って、帯状フィルムの
筒状成形時にこの被貼着物が引っ掛かることなく安定し
た筒状成形を実施することができる。また、フィルムガ
イド筒の上縁は、貼着体が帯状フィルムの重合端縁と対
向する後方側に貼着されている場合には上記実施形態の
ように物品充填筒の上縁よりも上方に位置させること
で、貼着体が同フィルムガイド筒の上縁に引っ掛かるの
を有効に防止できる。
【0007】
【実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面にしたが
って説明すると、図1は縦型製袋充填機の製袋装置21
の側面図、図2は同じく製袋装置21の正面図、図3は
フィルム供給機構22の一方の水平枠29側の平面図を
示し、この製袋装置21は帯状フィルムFを製袋リング
60側に供給するフィルム供給機構22と製袋手段55
とより構成されている。
【0008】このフィルム供給機構22は機枠Mに取付
けられてフィルム供給源(図示せず)より移送される帯
状フィルムFを製袋手段55の所定の上方位置より製袋
手段55に向けて供給するもので、左右の傾斜状の支持
枠23と、この支持枠23の上端より製袋手段55の上
方へ臨んで水平状に延出される左右の水平枠29と、こ
の水平枠29間に移動可能に取付けられるガイドローラ
45とより構成されている。
【0009】この左右の支持枠23は水平状の機枠Mに
所定の角度で対応して設けられ、一方の支持枠23の下
部側には所定の間隔で対応して短尺の補助枠24が設け
られ、この支持枠23と補助枠24との下部間には軸受
25を介して操作軸26が回転可能に支承されるととも
に、この操作軸26の枠23,24間には駆動鎖車27
が取付けられ、同操作軸26の外側端部には操作ハンド
ル28が取付けられている。
【0010】また、この左右の支持枠23の上端には左
右の水平枠29が対応して水平状に設けられ、この左右
の水平枠29の支持枠23の上部となる基部には対応し
て略L形状の支持ホルダー30が取付けられ(図3参
照)、この左右の水平枠29と支持ホルダー30間には
伝達軸31が回転可能に支承されている。また、この伝
達軸31の一方の端部は側方に延出されて、同延出部に
は操作軸29に取付けた駆動鎖車27と対応して従動鎖
車32が取付けられ、両鎖車27,32間には無端状の
チェーン33が掛装されている。また、この伝達軸31
の左右の支持ホルダー30側にはカラー部材35を介し
て主傘歯車36が取付けられている。
【0011】また、左右の支持枠23に取付けられた左
右の水平枠29の延出端間には連結枠37が取付けられ
るとともに、この左右の水平枠29の対向面の上下には
所定の間隔でガイドレール38が取付けられている。ま
た、この左右の水平枠29の対向面の支持ホルダー30
の支持片30aより所定の距離を隔てた位置に軸受部材
39が取付けられて、この支持片30aと軸受部材39
には所定の長さのねじ部41と軸部42を有するねじ軸
40が回転可能に取付けられ、軸部42には主傘歯車3
6と噛合う従傘歯車43が取付けられている。このよう
に支承された左右のねじ軸40のねじ部41間には帯状
フィルムFのガイドローラ45が移動調節可能に取付け
られている。
【0012】このガイドローラ45は図2に示すように
軸受46を介してローラ軸47に回転可能に取付けら
れ、このローラ軸47の両端は左右にねじ軸40のねじ
部41に螺合された移動子48に取付けられ、この移動
子48に形成された軸部49にはガイドレール38間を
転動する転動子50が取付けられている。このように設
けられたガイドローラ45は、機枠Mの所定の位置に支
台51を介して取付けられた後述する製袋リング60の
フィルムガイド筒70の帯状部74の端部の対向する隙
間t2 での下部傾斜縁73aの延長交点Oの位置(図8
(C) 参照)より所定の高さLの位置を操作ハンドル28
の操作によりチェーン33列(27,32)、歯車列3
6,43およびねじ軸40を介して図1に示すように、
同ローラ軸47の中心を含む物品充填筒57の中心線a
に直交する水平線C方向(水平面すなわちローラ軸47
の移動軌跡線方向)であって、同ガイドローラ45の図
示右端(水平線Cとガイドローラ45の外周の外側移動
交点P)が、少なくとも物品充填筒57の外周の図示右
端より外側に向けて移動調節可能に設けられている。こ
のように設けられたガイドローラ45の下方位置には製
袋手段55が設けられている。なお、図中53は水平枠
29の連結枠37に垂下状に充填ホッパー56の両側に
対向配置されて、充填ホッパー56に投入される物品を
検知するセンサーである。
【0013】この製袋手段55は充填ホッパー56が連
設された物品充填筒57とこの物品充填筒57に外装さ
れる製袋リング60とより構成されている。この物品充
填筒57は機枠Mに取付けられた支持部材52を介して
取付けられるもので、所定の外径Dを有して支台51の
所定の位置に垂直状に挿通されて下方へ所定の長さ延出
されるとともに、図2に示すように物品充填筒57の中
心軸線aはガイドローラ45の幅中心にほぼ位置されて
いる。そして、物品充填筒57の上端側は上記したフィ
ルムガイド筒70の隙間t2 での下部傾斜縁73aの延
長交点Oの位置より所定の高さL1 の位置で外側向きに
図示のように所定の角度α(=45度)で切欠きされ
て、この切欠き開口58には物品を供給する充填ホッパ
ー56が所定の角度で外側向きに接続されている。ま
た、この切欠き開口58の上縁bはフィルムガイド筒7
0の隙間t2 での下部傾斜縁73aの延長交点Oの位置
より所定の寸法Aに位置されている。また、帯状フィル
ムFの筒状成形に先立って1包装長さの間隔毎に保形台
紙w1 や脱酸素材w2 等の貼着体を帯状フィルムFに貼
着するような場合では、この物品充填筒57には図4
(a)(b)に示すように帯状フィルムFに貼着された貼着体
w1,w2 の位置と対応する外周部の長手方向に沿って逃
し面57aが形成されている。このように位置された物
品充填筒57には所定の隙間を有して製袋リング60が
外装されている。
【0014】この製袋リング60は、図5および図6に
示すように支台51に取付けるリングフランジ61と、
このリングフランジ61の内径部62に内嵌状に取付け
られる取付けリング65と、この取付けリング65に内
嵌状に取付けられるフィルムガイド筒70とより構成さ
れている。このリングフランジ61はその直交するx,
y軸線のx軸線より所定の寸法位置で平行に割円されて
縁63a,63bが形成され、この縁63a側にはy軸
線を中心として所定の角度で開拡状に開口部64が形成
されている。
【0015】このリングフランジ61の内径部62に取
付けられる取付けリング65は、下部側の外周には所定
の幅でリングフランジ61の下面側に当接する鍔部66
が形成され、この鍔部66のy軸線に位置する部位は帯
状フィルムFの左右の縁を引出すための隙間t1 が形成
され、さらに、この隙間t1 より上縁67に向けて所定
の角度で開口縁68が形成されている。このように形成
された取付けリング65の内径部にはフィルムガイド筒
70が内嵌されている。
【0016】このフィルムガイド筒70は、薄鋼板から
なるもので、これを展開すると図7に示すように上縁7
1と下縁72と斜状の左右の側縁73とにより略等辺台
形状に形成され、この下縁72側は所定の幅で帯状部7
4が形成されている。この上縁71の長さl1 はほぼπ
D/2に形成され、また、下縁72の帯状部74の長さ
l2 はπDより若干長く形成され、また、上縁71と下
縁72間は所定の寸法hに形成されている。このように
略等辺台形状に形成されたもとで、左右の側縁73はそ
の所定の高さ位置より上縁71の長さl1 の内側に向け
て所定の角度で切欠きが施されて上部傾斜縁73bが形
成されて、側縁73は下部傾斜縁73a(フィルムガイ
ド縁ともいう)と上部傾斜縁73bに形成されて上縁側
は短尺長さの上縁71aに形成されて、展開形状のフィ
ルムガイド筒70は略変形五角形状に形成されている。
このように展開状のものを筒状にして取付けリング65
に挿入して帯状部74の下縁72を取付けリング65の
下縁と揃えた状態で同帯状部74の両端部をy軸線に対
して対設することで隙間t2 で対設され、この隙間t2
は取付けリング65の隙間t1 とt1 >t2 の関係にあ
る。この状態で取付けリング65の下縁とフィルムガイ
ド筒70の下縁72とが固定されて製袋リング60が形
成されるとともに、左右の下部傾斜縁73aはフィルム
ガイド縁を形成して、同下部傾斜縁73aにより隙間t
2 に向けて略V字形状の案内開口部75が形成され、こ
の左右の下部傾斜縁73a側の隙間t2 での交点Oが後
述する製袋条件での各寸法の基準点となっている。
【0017】このように形成された製袋リング60は支
台51の所定の位置にリングフランジ61を介して隙間
t1,t2 を外向きにして取付けられるとともに、同フィ
ルムガイド筒70には物品充填筒57が挿通され、同フ
ィルムガイド筒70の中心軸線と充填筒57の中心軸線
aを同心にして支持部材52により支持することで充填
筒57とフィルムガイド筒70との間には帯状フィルム
Fを挿通可能とする隙間が形成されている。この状態で
上記したようにこの中心軸線aはガイドローラ45の幅
中心にほぼ位置されている。なお、この物品充填筒57
とこれに連設される充填ホッパー56および製袋リング
60は成形しようとする製袋幅(袋の偏平幅)により数
種類用意され,異なる製袋幅の品種変更に際し着脱交換
するよう設けられている。
【0018】このように配設された製袋装置21におい
ては、先ず、帯状フィルム供給側より帯状フィルムFが
引出されて、同帯状フィルムFはフィルム供給機構22
のガイドローラ45に掛合されて斜め下方へ案内され、
そして、物品充填筒57と製袋リング60のフィルムガ
イド筒70との間に物品充填筒57を包囲状に挿通する
ことで、帯状フィルムFの中央部は物品充填筒57の上
縁のb点側を摺接されてその両側部分はフィルムガイド
筒70の左右の上下部の傾斜縁73b,73aまでの内
周面により案内され(実際にはだぶつき状に案内され
る)、同帯状フィルムFの両縁fは重合されて案内開口
部75の下方の隙間t2 より外側に突出した状態で物品
充填筒57に沿って下方へ引出し、帯状フィルムFの重
合状の縁部fは従来と同様に縦シールする縦シーラ8の
位置に、また、物品充填筒57を包囲した帯状フィルム
Fは送りを与えるフィルム送りベルト7の位置にそれぞ
れセットされる。
【0019】そして、操作ハンドル28を操作してガイ
ドローラ45をそのローラ軸47の中心線を含む物品充
填筒57の中心軸線aに直交する水平線c方向であっ
て、同水平線cとガイドローラ45の外周とに図示右側
の交点が物品充填筒57の外周の右端より外側方向へ移
動調節して製袋幅に見合う位置に位置設定する。このガ
イドローラ45の設定位置が製袋条件となるもので、図
8(a)(b)(c) に示すように、 物品充填筒57の切欠き開口58の上縁bと製袋リング
60の左右の下部傾斜縁73a側の隙間t2 での延長交
点Oとの寸法……A 切欠き開口58の上縁bよりガイドローラ45の移動水
平線cとガイドローラ45の外周右端の交点Pとの寸法
……B この交点P位置の帯状フィルムFの端縁より製袋リング
60の左右の下部傾斜縁73a側の隙間t2 での延長交
点O間の帯状フィルムFの縁部fの長さ寸法……C としたとき、 A+B=C が、製袋条件となるもので、この製袋条件を基準として
ガイドローラ45の位置調節は、ガイドローラ45の水
平線C上の点Pが物品充填筒57の右側である製袋リン
グ60の隙間t2 側の外周右端部より外方(図示右側)
へ所定の寸法Eを移動調節されるもので、このガイドロ
ーラ45の水平線C上の点Pが物品充填筒57の外周右
端部より外方に位置することが製袋条件を満足するもの
で、製袋幅が大きくなるのに対応してガイドローラ45
の点Pの移動調節寸法Eは大きく設定される。なお、こ
のガイドローラ45の点Pの移動調節寸法Eは、例えば
操作ハンドル28側に設けられた調節目盛等により調節
設定される。
【0020】このように製袋手段55の製袋リング60
の隙間t2 での下部傾斜縁73aの延長交点Oより所定
の高さLの位置に張出し支持された水平枠29に外側方
向に移動可能に設けられたガイドローラ45は、物品充
填筒57の外周右端部より位置調節手段である操作ハン
ドル28を介して外側に製袋幅に応じた所定の寸法Eが
与えられて位置され、この上部位置のガイドローラ45
より製袋手段55に向けて供給される帯状フィルムF
は、上記した、 A+B=C の製袋条件をほぼ満足することができる。なお、この製
袋条件であるA+B=Cの関係は、帯状フィルムFの材
質等で多少のバラツキがあるので、ほぼこの条件となる
ようにガイドローラ45の点Pの位置は、実際に機械を
稼働してフィルムの送り状態を確認しながら位置補正す
ることが好ましい。
【0021】したがって、この帯状フィルムFは製袋手
段55に対し上部側より供給するものであるから、帯状
フィルムFの筒状成形に際して、帯状フィルムFの製袋
抵抗を軽減することができて、腰の強いフィルムであっ
ても製袋シワの発生を防止でき、かつ安定したフィルム
送りを達成することができ、筒状成形を良好に実施する
ことができる。また、帯状フィルムFに台紙w等が貼着
されているものであっても、製袋手段55の上方から帯
状フィルムFを供給することと、物品充填筒57の外周
に台紙w等に対応して逃し面57aを形成したことと相
俟って、帯状フィルムFの筒状成形時にこの被貼着物w
が引っ掛かることなく安定した筒状成形を実施すること
ができる。また、フィルムガイド筒70の上縁71は、
貼着体wが帯状フィルムFの重合端縁fと対向する後方
側に貼着されている場合には上記実施形態のように物品
充填筒57の上縁bよりも上方に位置させることで、貼
着体wが同フィルムガイド筒70の上縁71に引っ掛か
るのを有効に防止できるが、貼着体wが貼着されていな
い場合等には必ずしも物品充填筒57の上縁b以上の高
さに設定されなくともよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】製袋装置の正面図である。
【図2】製袋装置の側面図である。
【図3】フィルム供給機構の水平枠側の一部片側の平面
図である。
【図4】(a)(b) 物品充填筒の断面図である。
【図5】製袋リングの正面図である。
【図6】同じく製袋リングの平面図である。
【図7】フィルムガイド筒の展開図である。
【図8】(a)(b) 本発明製袋装置による製袋条件の説明
図である。 (c) 図8(b) の丸印部の拡大図である。
【図9】従来の製袋器の説明図である。
【符号の説明】
21 フィルム製袋装置 22 フィルム供給機構(フィルム供給手段) 45 ガイドローラ 51 支台 55 製袋手段 56 充填ホッパー 57 物品充填筒 57a 逃し面 60 製袋リング 70 フィルムガイド筒 71 フィルムガイド筒の上縁 73 フィルムガイド筒の側縁(フィルムガイド縁) 74 フィルムガイド筒の帯状部 75 案内開口部 a 物品充填筒の中心軸線 F 帯状フィルム t2 フィルムガイド筒の帯状部の端部間の隙間 w 貼着体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−85208(JP,A) 特開 昭55−66906(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 9/20 - 9/22 B65B 47/04 - 47/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠の支台に立設されて落下供給される
    物品を案内する物品充填筒と、この物品充填筒の外周に
    帯状フィルムを巻き付け案内することで筒状に成形すべ
    く、該物品充填筒に対し略包囲状に外装される製袋リン
    グとよりなる製袋手段を備え、 前記物品充填筒の上端には傾斜状に物品の充填ホッパー
    が接続され、 前記製袋リングの下部は、帯状フィルムが筒状に成形さ
    れる重合端縁に対応して所要の隙間が形成され、同隙間
    より上方に向けて略V状に開口されるフィルムガイド縁
    を有し、 製袋手段の上方には帯状フィルムを下方に案内するガイ
    ドローラを有するフィルム供給手段を配設し、このガイ
    ドローラは、そのローラ軸の中心を含む物品充填筒の中
    心と直交する水平線と外周縁との外側移動交点が、製袋
    リングの案内開口部の隙間側に向け、少なくとも物品充
    填筒の外周縁より外方の変位して位置するように構成と
    したことを特徴とする縦型製袋充填機におけるフィルム
    製袋装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルム供給手段のガイドローラは
    その配設高さを一定として、物品充填筒の径が大径に変
    更されるのに対応してガイドローラ位置を物品充填筒の
    外方側に向けて変位可能に設定する構成としたことを特
    徴とする請求項1の縦型製袋充填機におけるフィルム製
    袋装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドローラを有するフイルム供給
    手段は、筒状フィルムの製袋幅に対応して、ガイドロー
    ラを水平方向への位置調節を行う位置決め手段を設ける
    構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2の
    縦型製袋充填機におけるフィルム製袋装置。
  4. 【請求項4】 製袋内面の所定位置に対応するように帯
    状フィルムに貼着体が貼着された場合において、この貼
    着体の貼着位置に対応した物品充填筒の外周部の長手方
    向に逃し面を形成する構成としたことを特徴とする請求
    項1,請求項2または請求項3の縦型製袋充填機におけ
    るフィルム製袋装置。
  5. 【請求項5】前記製袋リングの上縁は前記物品充填筒の
    切欠き開口の上端より高く設定する構成としたことを特
    徴とする請求項4の縦型製袋充填機におけるフィルム製
    袋装置。
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