JP3164908B2 - 押出し成形用ダイ - Google Patents
押出し成形用ダイInfo
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- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/92—Measuring, controlling or regulating
-
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- B29C2948/92904—Die; Nozzle zone
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
し、さらに詳しくは溶融重合体をシート状に押出すダイ
であって、シート幅方向の厚みの均一制御性に優れた押
出し成形用ダイに関する。
押出工程で、シート幅方向の厚み斑を修正し、均一な厚
みのシートを得るための装置、方法が多数提案されてい
る。
ート状に押出すダイの、ダイリップの開度をシートの厚
み斑に合わせて部分的に修正するものであるが、シート
の狭い部分での厚み制御が困難であり、またリップに局
部的に過度の変形を与えると、永久変形を生じて後の押
出成形時に調整不能の厚み斑の「くせ」を生じ、さらに
装置が複雑になる等の問題がある。
部に複数のヒーターを埋め込み、各ヒーターによってダ
イリップの温度を局部的に制御し、これによってリップ
内の重合体の温度を調整し、重合体の流量を調整して厚
み斑を制御するものであるが、ダイリップの温度を局部
的に制御しようとしても、熱が周辺部に拡散し、または
周辺部から熱が伝わってくることからシートの狭い部分
での厚み制御が不十分であったり、困難となるという欠
点がある。
6―3170号、特公昭51―3171号、特開昭57
―75821号には、ダイのリップランド背部に複数の
スリットを入れて該背部を複数のエレメントに分割し、
各エレメントが互いに熱的干渉を起さないようにするこ
とが提案されている。そして、この具体的な方法とし
て、各エレメント内に1本の棒状ヒーターを、リップラ
ンド面に対して垂直方向に、またはリップランド部の重
合体の流れに対して平行するように配し、該ヒーターの
温度制御でエレメントの温度を制御する方法が示されて
いる。
ットを複数設けたダイを用いて重合体シートを製造した
ところ、該ダイでの各エレメントの温度制御は容易でか
つその精度も高いが、未だ得られるシートに幅方向にお
いて周期的な厚み斑のあること、そしてシートの厚いと
ころがヒーター埋込み部に、薄いところがスリット部に
対応していることを知見した。さらに、この厚み斑は、
場合によっては、スリットを設けないダイを用いてシー
トを製造したときの厚み斑よりも大きくなることも知見
した。
明すべく検討を重ねた結果、ダイのリップランド背部に
スリットを入れたことで各エレメントの温度調整の独立
性が高まり、シートの狭い部分の厚みの制御性は向上す
るが、それとは裏腹にエレメント内での温度差が大きく
なり、すなわちヒーター埋込み部は高く、ヒーターから
遠ざかるにつれて低くなってエレメント端部が最も低く
なることから、新たな周期的な厚み斑が生じているこ
と、一方前記スリットを入れないと、この部分は左右2
本のヒーターの熱を受けて上昇し、温度差が小さくなっ
ていること、そして前記エレメントを1本の棒状ヒータ
ーでなく、面状ヒーターで加熱すると、前記スリットを
入れることの長所を保持しつつ前記欠点を解消できるこ
とを見い出し、本発明に到達した。
による厚み制御の簡便性と、シートの狭い部分(幅)で
の厚みの制御性を保持しつつ、リップヒーターに起因す
る周期的厚み斑を解消し、均一な厚みのシートを成形し
得る押出し成形用ダイを提供することにある。
によれば、溶融重合体をシート状に押出すダイであっ
て、該ダイのリップランドの背部にリップランド面に達
しない縦スリットを複数形成して該背部をダイ幅方向に
複数のエレメントに分割し、各エレメントの背面に面状
ヒーターを取付けて各エレメントに対応するリップラン
ド面を独立してかつ実質的に均一な温度に加熱制御する
ようにしたことを特徴とする押出し成形用ダイによって
達成される。
チレンテレフタレートのようなポリエステル、ポリプロ
ピレンのようなポリオレフィン、ポリスチレンのような
ポリビニル、ナイロンのようなポリアミド、ポリカーボ
ネート等の熱可塑性重合体であり、その中でもポリエス
テルが特に好ましい。
でシート状に押出すダイは、このリップランドの背部に
リップランド面には達しない縦スリット(リップランド
面に対し垂直方法でかつ重合体の流れ方向と平行するス
リット)を複数形成して該背部をダイ幅方向に複数のエ
レメントに分割したものである。該スリットは各エレメ
ントの温度の独立性を高めるためのものであるから、こ
の幅は0.5mm以上が望ましく、そしてスリット内部
は通常空気が存在するが、上記独立性を確保する範囲内
でその他の断熱材で充填されていてもよい。
さ、シートの温度制御幅等によって変るが、通常5〜1
00mm、好ましくは8〜80mm、さらに好ましくは
10〜70mmである。
ら加熱するヒーターは面状ヒーターであり、該ヒーター
はエレメントの背面とほぼ同じ大きさの発熱面を有し、
該エレメントの背面に取付ける。この面状ヒーターは、
ダイ内の重合体の流れ方向に温度分布が生じてもかまわ
ないが、ダイ幅方向では均一な温度を呈するものが好ま
しい。このため、ダイ幅方向でのリップランド面の温度
差(最も高いところと最も低いところの温度差)は5℃
以下、さらには3℃以下、特に2℃以下とするのが好ま
しい。かかる面状ヒーターとしては、例えば良熱導体内
に複数の棒状ヒーターをダイ幅方向での温度差ができる
だけ小さくなるように埋込んだものが、実用上好ましく
用いられる。
リットを入れ、各エレメントを面状ヒーターで加熱制御
する方式は、一対のリップの少なくとも一方に適用すれ
ばよく、例えば一対のリップの一方に前記加熱制御方式
を適用し、他方のリップにリップ開度を調整する方式を
適用したものでもよい。
図1は本発明の一実施態様を示すダイであって、ダイリ
ップ部の部分断面斜視である。図1において、1は押出
成形用ダイ、2は1対のダイリップ、3は溶融重合体の
流路、4はリップランド、5はオリフィス、6はリップ
ランドの背面、7はリップランドの背部に形成した縦ス
リット、8は縦スリット7で分割されたエレメント、9
は面状ヒーター、10はエレメントの背面である。
1中のダイリップ2で囲まれた流路3を通り、リップラ
ンド4にそって流れ、1対のリップがつくるオリフィス
5から外部ヘシート状に押出される。その際、溶融重合
体が接するリップランド面はリップランド背部のエレメ
ント8の背面に取付けられた面状ヒーター9によって均
一に加熱されかつ該面状ヒーター9の温度制御で所望の
温度に調整される。そして、このリップランド面の温度
調整で、狭い範囲(1つのエレメントが占める範囲)の
溶融重合体の流量が調整される。
1は例えば真鍮のような良熱伝導体、12は(2本の)
ヒーターである。良熱伝導体11中に埋込むヒーター1
2は2本以上が好ましく、ダイ幅方向での温度斑が小さ
くないし無くなるように埋込むことが好ましい。また、
図3はダイ全体の断面図である。
って、あるいは面状ヒーターによって加熱されたエレメ
ントによって、リップエレメント面が均一に加熱される
から、局部的な温度斑によるシートの周期的な厚み斑を
なくすことができ、シート幅方向の厚み斑のないシート
を押出すことができる。このダイより押出されたシート
は冷却ドラム上に密着し、急冷固化され、次いで一軸ま
たは二軸方向に延伸することができる。
厚み制御の簡便性と、シートの狭い部分(幅)での厚み
の制御性を保持しつつ、リップヒーターに起因する周期
的厚み斑を解消し、均一な厚みのシートを形成し得る押
出し成形用ダイを提供することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 溶融重合体をシート状に押出すダイであ
って、該ダイのリップランドの背部にリップランド面に
達しない縦スリットを複数形成して該背部をダイ幅方向
に複数のエレメントに分割し、各エレメントの背面に面
状ヒーターを取付けて各エレメントに対応するリップラ
ンド面を独立してかつ実質的に均一な温度に加熱制御す
るようにしたことを特徴とする押出し成形用ダイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23934792A JP3164908B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 押出し成形用ダイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23934792A JP3164908B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 押出し成形用ダイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687148A JPH0687148A (ja) | 1994-03-29 |
JP3164908B2 true JP3164908B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=17043395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23934792A Expired - Lifetime JP3164908B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 押出し成形用ダイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3164908B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5096626B1 (ja) | 2012-02-23 | 2012-12-12 | 株式会社小松製作所 | 作業車両 |
JP5208290B1 (ja) | 2012-02-23 | 2013-06-12 | 株式会社小松製作所 | 作業車両用キャブおよび作業車両 |
JP6207846B2 (ja) | 2013-03-04 | 2017-10-04 | 富士フイルム株式会社 | 透明導電性フィルムおよびタッチパネル |
JP6874444B2 (ja) * | 2017-03-16 | 2021-05-19 | 三菱ケミカル株式会社 | 押出成形装置及びシートの製造方法 |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP23934792A patent/JP3164908B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0687148A (ja) | 1994-03-29 |
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