JP3164472U - 入浴補助装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】入浴用車椅子に座ったままで、容易且つ円滑に安全な入浴を可能にすると共に、浴室内で比較的場所をとらない入浴補助装置を提供する。【解決手段】入浴用車椅子2を搭載自在の吊り籠3と、吊り籠3を案内する上下ガイド4と、上下ガイド4を吊下する水平方向のアーム5と、アーム5が固着される起立する回転ブーム6と、回転ブーム6の下端部を回転自在に支持する固定台7と、回転ブーム6に固着されるウインチ8と、ウインチ8に巻き戻し自在に巻回され、吊り籠3を上下動自在に吊下するワイヤー10とにより構成する。さらに、回転ブーム6に固着され、固定台7を締付けることにより、回転ブーム6の回転を制限するブレーキ装置11と、回転ブーム6に配設され、ブレーキ開放ロッド12を介してブレーキ装置11のブレーキ開放を行うと共に、回転ブーム6の回転を操作するブレーキ開放兼旋回ハンドル13とを備えて入浴補助装置1を構成する。【選択図】図3
Description
本考案は、入浴用座椅子、入浴用車椅子又は入浴用ストレッチャーに座ったままで、容易且つ円滑に安全な入浴を可能にする入浴補助装置に関するものである。
此種の入浴補助装置として、種々のものが知られている。
例えば、浴槽の外にポールを立て、ポールに取付けたアームを回転昇降させてカートから分離したシート(入浴用座椅子)を洗い場から浴槽内に移動させる入浴補助装置や、浴槽内の壁面や、天井にレールを配設し、そのレールを走行する昇降装置を設け、昇降装置がカートから分離したシート(入浴用座椅子)を洗い場から浴槽内に移動させる入浴補助装置などが既に販売されている。
例えば、浴槽の外にポールを立て、ポールに取付けたアームを回転昇降させてカートから分離したシート(入浴用座椅子)を洗い場から浴槽内に移動させる入浴補助装置や、浴槽内の壁面や、天井にレールを配設し、そのレールを走行する昇降装置を設け、昇降装置がカートから分離したシート(入浴用座椅子)を洗い場から浴槽内に移動させる入浴補助装置などが既に販売されている。
又、此種先行技術文献として、例えば、特許文献1及び2があり、特許文献1は、浴槽内に取り外し自在に載置される主枠に、ハンドル操作によって回転する昇降用螺軸と、この螺軸の回転によって昇降する座枠を設けた入浴補助装置が記載されている。
特許文献2は、洗い場と浴槽間を延在する横行レール、横行レールに水平移動可能に係合された本体、本体に固定された昇降用レール、昇降用レールに昇降可能に係合された昇降台座、昇降台座と車椅子間で受け渡しされる移送座席等を備え、入浴者を水平移動及び昇降させて浴槽内へ入浴させる入浴介護補助装置が記載されている。
特許文献2は、洗い場と浴槽間を延在する横行レール、横行レールに水平移動可能に係合された本体、本体に固定された昇降用レール、昇降用レールに昇降可能に係合された昇降台座、昇降台座と車椅子間で受け渡しされる移送座席等を備え、入浴者を水平移動及び昇降させて浴槽内へ入浴させる入浴介護補助装置が記載されている。
前述した既に販売されているポールやレールを配設する入浴補助装置は、カートから分離したシート(入浴用座椅子)を洗い場から浴槽内に移動させるものであるので、入浴者をシートに着座させることが必要であり、着座が困難な入浴者は利用が困難である。又、着座が困難な入浴者のために入浴用ストレッチャーを利用することも困難である。
前述した特許文献1の入浴補助装置は、入浴者が洗い場側から浴槽側にある座枠に掛け、座枠に掛けた体を回転させて入浴姿勢になるが、この動作は、入浴者の身体状態によっては困難又は危険となる虞があり、或いは、介護者の負担が大きくなる問題がある。
又、特許文献1の入浴補助装置は、浴槽内の限られたスペース内に設置するものであるので、浴槽内が狭くなったり、浴槽内の清掃作業が煩雑になり、或いは、清掃の度に取り外しや取り付けを行う場合にはその作業が比較的煩雑である。
又、特許文献1の入浴補助装置は、浴槽内の限られたスペース内に設置するものであるので、浴槽内が狭くなったり、浴槽内の清掃作業が煩雑になり、或いは、清掃の度に取り外しや取り付けを行う場合にはその作業が比較的煩雑である。
特許文献2の入浴介護補助装置は、洗い場と浴槽間を延在する横行レールが、天井側に配設され、それを支える左右柱が左右に配設されるため、装置が大型化すると共に、浴室の自由な空間を狭め、又、横行レールや左右柱が浴室の美観を損なう虞がある。
又、特許文献1及び2に於いても、着座が困難な入浴者の利用が困難であり、又、入浴用ストレッチャーを利用することも困難である。
又、特許文献1及び2に於いても、着座が困難な入浴者の利用が困難であり、又、入浴用ストレッチャーを利用することも困難である。
以上の現状に鑑み、本考案は、入浴用座椅子、入浴用車椅子又は入浴用ストレッチャーに座ったままで、容易且つ円滑に安全な入浴を可能にすると共に、浴室内で比較的場所をとらない入浴補助装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本考案は以下の構成を提供する。
請求項1に係る考案は、入浴用座椅子、入浴用車椅子又は入浴用ストレッチャーを搭載自在の吊り籠と、
前記吊り籠を上下動自在に案内する上下ガイドと、
前記上下ガイドの上端部を先端部で吊下する水平方向のアームと、
前記アームの基端部が上端部に固着される起立する回転ブームと、
前記回転ブームの下端部を回転自在に支持する固定台と、
前記回転ブームに固着されるウインチと、
前記ウインチに巻き戻し自在に巻回され、前記回転ブームの上端部及び前記アームの先端部に取付けられた滑車に巻回され、前記吊り籠を上下動自在に吊下するワイヤーと、
前記回転ブームに固着され、前記固定台を締付けることにより、前記回転ブームの回転を制限するブレーキ装置と、
前記回転ブームに配設され、ブレーキ開放ロッドを介して前記ブレーキ装置のブレーキ開放を行うと共に、ブレーキ開放時に、前記回転ブームの回転を操作するブレーキ開放兼旋回ハンドルとを備えたことを特徴とする入浴補助装置を提供するものである。
請求項1に係る考案は、入浴用座椅子、入浴用車椅子又は入浴用ストレッチャーを搭載自在の吊り籠と、
前記吊り籠を上下動自在に案内する上下ガイドと、
前記上下ガイドの上端部を先端部で吊下する水平方向のアームと、
前記アームの基端部が上端部に固着される起立する回転ブームと、
前記回転ブームの下端部を回転自在に支持する固定台と、
前記回転ブームに固着されるウインチと、
前記ウインチに巻き戻し自在に巻回され、前記回転ブームの上端部及び前記アームの先端部に取付けられた滑車に巻回され、前記吊り籠を上下動自在に吊下するワイヤーと、
前記回転ブームに固着され、前記固定台を締付けることにより、前記回転ブームの回転を制限するブレーキ装置と、
前記回転ブームに配設され、ブレーキ開放ロッドを介して前記ブレーキ装置のブレーキ開放を行うと共に、ブレーキ開放時に、前記回転ブームの回転を操作するブレーキ開放兼旋回ハンドルとを備えたことを特徴とする入浴補助装置を提供するものである。
請求項2に係る考案は、前記ブレーキ装置は、前記固定台を付勢手段による付勢により締め付け自在のブレーキシューと、
前記ハンドルの操作により、前記ブレーキ開放ロッドを介して前記ブレーキシューの締め付けを開放するブレーキ開放カムとを備えたことを特徴とする請求項1記載の入浴補助装置を提供するものである。
前記ハンドルの操作により、前記ブレーキ開放ロッドを介して前記ブレーキシューの締め付けを開放するブレーキ開放カムとを備えたことを特徴とする請求項1記載の入浴補助装置を提供するものである。
請求項3に係る考案は、前記固定台は上端部が段差を介して細い丸棒状に形成され、細い丸棒状の前記上端部がその上下端部に平軸受けを夫々装着されて前記回転ブームの下端部に挿入され、前記回転ブームが前記固定台に対し回転自在に支持され、
前記回転ブームは、下端にブレーキ取付板が配設され、
前記ブレーキ取付板に前記ブレーキシュー及びブレーキ開放カムが配設され、
前記ブレーキ取付板は、前記固定台の段差上にスラスト荷重受を介して載置され、
前記回転ブームは、前記平軸受け及び前記スラスト荷重受により、前記固定台に対して回転自在に支持され、前記ブレーキシュー及びブレーキ開放カムからなるブレーキ装置により回転を制限又は開放されるように構成されたことを特徴とする請求項2記載の入浴補助装置を提供するものである。
前記回転ブームは、下端にブレーキ取付板が配設され、
前記ブレーキ取付板に前記ブレーキシュー及びブレーキ開放カムが配設され、
前記ブレーキ取付板は、前記固定台の段差上にスラスト荷重受を介して載置され、
前記回転ブームは、前記平軸受け及び前記スラスト荷重受により、前記固定台に対して回転自在に支持され、前記ブレーキシュー及びブレーキ開放カムからなるブレーキ装置により回転を制限又は開放されるように構成されたことを特徴とする請求項2記載の入浴補助装置を提供するものである。
本考案によれば、入浴用座椅子、入浴用車椅子又は入浴用ストレッチャーに座ったままで、容易且つ円滑に安全な入浴を可能にすると共に、浴室内で比較的場所をとらない入浴補助装置を提供することできる。
又、本考案によれば、入浴者の様子を見ながら、ブレーキ開放兼旋回ハンドルにより、手動でブレーキ装置のブレーキ開放を行うと共に、回転ブームの回転を操作できる安全な入浴補助装置を提供することできる。
又、本考案によれば、入浴者の様子を見ながら、ブレーキ開放兼旋回ハンドルにより、手動でブレーキ装置のブレーキ開放を行うと共に、回転ブームの回転を操作できる安全な入浴補助装置を提供することできる。
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本考案の実施の形態を説明する。
図1及び図2に於いて、1は、本考案の入浴補助装置であり、入浴補助装置1は、入浴用車椅子2又は入浴用ストレッチャー(図10に於いて56参照)を搭載自在の吊り籠3と、吊り籠3を上下動自在に案内する上下ガイド4と、上下ガイド4の上端部を先端部で吊下する水平方向のアーム5と、アーム5の基端部が上端部に固着される起立する回転ブーム6と、回転ブーム6の下端部を回転自在に支持する固定台7とを備えている。
尚、入浴用車椅子2は、入浴用に改良された車椅子であり、通常の車椅子と同様に介助者が押すと車輪が回転して移動可能に構成されたものであり、ブレーキが取付けられている。
図1及び図2に於いて、1は、本考案の入浴補助装置であり、入浴補助装置1は、入浴用車椅子2又は入浴用ストレッチャー(図10に於いて56参照)を搭載自在の吊り籠3と、吊り籠3を上下動自在に案内する上下ガイド4と、上下ガイド4の上端部を先端部で吊下する水平方向のアーム5と、アーム5の基端部が上端部に固着される起立する回転ブーム6と、回転ブーム6の下端部を回転自在に支持する固定台7とを備えている。
尚、入浴用車椅子2は、入浴用に改良された車椅子であり、通常の車椅子と同様に介助者が押すと車輪が回転して移動可能に構成されたものであり、ブレーキが取付けられている。
更に、入浴補助装置1は、回転ブーム6に固着されるハンドル8a付きのウインチ8と、ウインチ8に巻き戻し自在に巻回され、回転ブーム6のウインチ8近傍部、アーム5の基端部及び先端部に取付けられた滑車9,9,9に巻回され、吊り籠3を上下動自在に吊下するワイヤー10と、回転ブーム6に固着され、固定台7を締付けることにより、回転ブーム6の回転を制限するブレーキ装置11と、回転ブーム6に配設され、ブレーキ開放ロッド12を介してブレーキ装置11のブレーキ開放を行うと共に、ブレーキ開放時に、回転ブーム6の回転を操作するブレーキ開放兼旋回ハンドル13とを備えている。ブレーキ開放兼旋回ハンドル13は、略中央部を回転ブーム6に回転自在に軸支され、図2に於いて、ブレーキ開放兼旋回ハンドル13の把手側を実線位置から二点鎖線位置に矢印の如く下げると、ブレーキ開放兼旋回ハンドル13の把手側と反対側に上端が回転自在に固着されたブレーキ開放ロッド12を介して、ブレーキ開放ロッド12下方側に配設されたブレーキ装置11を開放させ、ブレーキ開放兼旋回ハンドル13の把手から手を離すとブレーキ開放ロッド12等の重み、及び、後述する圧縮バネ(図4に於いて24)の付勢により二点鎖線位置から実線位置に自動復帰し、ブレーキ装置11を作動させて固定台7を再び締付けるように構成されている。
尚、図1及び図2に於いて、14は、アーム5を所定長さ位置で固定するアーム止めピンである。
尚、図1及び図2に於いて、14は、アーム5を所定長さ位置で固定するアーム止めピンである。
前記吊り籠3は、方形の床板21と、方形の天板22と、床板21と天板22とを所定間隔離間させて4隅部で夫々連結する4つの連結棒23,23…とで形成され、天板22の中央部を前記上下ガイド4が摺動するように構成されている。
前記ブレーキ装置11は、図4に示す如く、付勢手段である圧縮バネ24による付勢によって固定台7を締め付け自在のブレーキシュー25と、ブレーキ開放兼旋回ハンドル(図2に於いて13)の操作により、ブレーキ開放ロッド12を介してブレーキシュー25の締め付けを開放するブレーキ開放カム26とを備えている。
前記ブレーキ装置11は、図4に示す如く、付勢手段である圧縮バネ24による付勢によって固定台7を締め付け自在のブレーキシュー25と、ブレーキ開放兼旋回ハンドル(図2に於いて13)の操作により、ブレーキ開放ロッド12を介してブレーキシュー25の締め付けを開放するブレーキ開放カム26とを備えている。
前記ブレーキシュー25は、2つのブレーキパッド27,27と、半円板部28aと平板部28bとが一体に形成され、ブレーキパッド27を半円板部28aの内側部に保持する2つのパッド保持板28,28と、2つのパッド保持板28,28の半円板部28a,28aの端部を相互に回転自在に連結するブレーキシューピン29と、2つのパッド保持板28,28の平板部28b,28bを近づける方向に付勢する圧縮バネ24と、圧縮バネ24をパッド保持板28,28の平板部28b,28bに取付けるブレーキピン30と、ブレーキピン30に螺着してブレーキピン30のパッド保持板28からの離脱を防ぐナット31とを備えている。
前記固定台7は上端部に段差32を介して細い丸棒状の挿入部33が形成され、挿入部33はその上下端部に平軸受け34,34が夫々装着され、回転ブーム6の下端部に挿入されて回転ブーム6を回転自在に支持し、回転ブーム6は、下端周縁部に前記固定台7の段差32を被うブレーキ取付板35が配設され、ブレーキ取付板35の一端下方にブレーキシューピン29が固着され、ブレーキシューピン29にパッド保持板28,28が回転自在に連結され、パッド保持板28,28の平板部28b,28bに圧縮バネ24が配設され、ブレーキ取付板35の他端下方にブレーキ取付板35から垂設する垂設部35aを介してブレーキ開放カム26が配設され、ブレーキ取付板35は、固定台7の段差32上にスラスト荷重受36を介して載置され、回転ブーム6は、平軸受け34,34及びスラスト荷重受36により、固定台7に対して回転自在に支持され、ブレーキシュー25及びブレーキ開放カム26からなるブレーキ装置11により回転を制限又は開放されるように構成されている。
図5は、前記ブレーキシュー25と、ブレーキ開放カム26と、ブレーキ開放ロッド12の取り付け状態を示す拡大図であり、ブレーキシュー25の2つの平板部28b,28bの間にブレーキ開放カム26が配設され、ブレーキ開放カム26は、ブレーキアーム37を介してブレーキ開放ロッド12に連結され、図8に示す如く、ブレーキ開放兼旋回ハンドル13が操作されてブレーキ開放ロッド12が下降すると、ブレーキアーム37が回転し、図5に示すブレーキアーム37の回転によりブレーキ開放カム26が回転すると、ブレーキ開放カム26がブレーキシュー25の2つの平板部28a,28aを押し広げ、ブレーキシュー25による固定台(図4に於いて7)の締め付けを解放する。
図6及び図7は吊り籠3の天板22と上下ガイド4の拡大図であり、天板22の中央部に貫通筒41が天板22を貫通して配設され、貫通筒41内にスライド軸受け42が装着され、スライド軸受け42内を上下ガイド4が摺動するように構成されている。
次に、前記入浴補助装置1の使用方法について説明する。
図2に示す如く、入浴補助装置1のブレーキ開放兼旋回ハンドル13を矢印の如く下げると、ブレーキ開放ロッド12を介してブレーキ装置11が開放し、固定台7の締め付けが開放され、この状態でブレーキ開放兼旋回ハンドル13を操作して、回転ブーム6を回転させ、吊り籠3を洗い場51側に移動させ、洗い場51の床面53に形成された吊り籠待機部52に吊り籠3を待機させる。
尚、吊り籠待機部52は、吊り籠3の床板21を待機させられるように、洗い場51の床面53が床板21よりもやや大きく凹設されており、吊り籠待機部52に吊り籠3の床板21を待機させた時、洗い場51の床面53と床板21の上面とが同一高さとなるように形成されている。
そして、入浴者54が着座した状態で入浴用車椅子2を洗い場51から床板21上に移動させた後、入浴用車椅子2の車輪のストッパーをかけ、ウインチ8によって吊り籠3の下端が浴槽(図1に於いて55)よりも高くなるように吊り上げ、ブレーキ開放兼旋回ハンドル13の操作により、図9に示す如く実線位置から二点鎖線位置まで矢印の如く回転ブーム6を回転させ、図3の如く、吊り籠3を浴槽55上方に移動させる。
尚、前記ウインチ8は、ハンドル8aを手動で操作することにより、入浴者54の様子を見ながら安全に作動させることができる。
図2に示す如く、入浴補助装置1のブレーキ開放兼旋回ハンドル13を矢印の如く下げると、ブレーキ開放ロッド12を介してブレーキ装置11が開放し、固定台7の締め付けが開放され、この状態でブレーキ開放兼旋回ハンドル13を操作して、回転ブーム6を回転させ、吊り籠3を洗い場51側に移動させ、洗い場51の床面53に形成された吊り籠待機部52に吊り籠3を待機させる。
尚、吊り籠待機部52は、吊り籠3の床板21を待機させられるように、洗い場51の床面53が床板21よりもやや大きく凹設されており、吊り籠待機部52に吊り籠3の床板21を待機させた時、洗い場51の床面53と床板21の上面とが同一高さとなるように形成されている。
そして、入浴者54が着座した状態で入浴用車椅子2を洗い場51から床板21上に移動させた後、入浴用車椅子2の車輪のストッパーをかけ、ウインチ8によって吊り籠3の下端が浴槽(図1に於いて55)よりも高くなるように吊り上げ、ブレーキ開放兼旋回ハンドル13の操作により、図9に示す如く実線位置から二点鎖線位置まで矢印の如く回転ブーム6を回転させ、図3の如く、吊り籠3を浴槽55上方に移動させる。
尚、前記ウインチ8は、ハンドル8aを手動で操作することにより、入浴者54の様子を見ながら安全に作動させることができる。
次に、ブレーキ開放兼旋回ハンドル13を離して、ブレーキ開放兼旋回ハンドル13を上方に自動復帰させ、ウインチ8のハンドル8aを回して吊り籠3を予めお湯を入れた浴槽55内に下降させて、吊り籠3の床板21を浴槽55内の内底面に載置させる。この時、浴槽55の湯面が入浴者54の肩の辺りになることが望ましく、この状態で、入浴者54を所定時間入浴させる。
入浴が終わったら、ウインチ8によって吊り籠3の下端が浴槽55よりも高くなるように吊り上げ、ブレーキ開放兼旋回ハンドル13を図2に示す矢印の如く下げ、ブレーキ開放ロッド12を介してブレーキ装置11を開放し、ブレーキ装置11を開放した状態でブレーキ開放兼旋回ハンドル13を操作して、回転ブーム6を回転させ、吊り籠3を洗い場51側に移動させ、吊り籠3を吊り籠待機部52上に位置させ、ブレーキ開放兼旋回ハンドル13を離して、ブレーキ開放兼旋回ハンドル13を上方に自動復帰させ、ブレーキ装置11を作動状態にして、ウインチ8によって吊り籠3を吊り籠待機部52に載置させる。
次に、入浴用車椅子2の車輪のストッパーを開放し、入浴用車椅子2を押して、入浴用車椅子2を床板21から洗い場51に移動させる。
次に、入浴用車椅子2の車輪のストッパーを開放し、入浴用車椅子2を押して、入浴用車椅子2を床板21から洗い場51に移動させる。
図10は、前記入浴用車椅子(図3に於いて2)に代えて、入浴用ストレッチャー56を用いた場合を示している。
入浴用ストレッチャー56を用いた場合にも、入浴用車椅子(図3に於いて2)を用いた場合と同様に前記入浴補助装置1を用いることができる。入浴用ストレッチャー56を用いた場合は、上半身を起こすことが困難な入浴者を入浴させることができる。
又、上体を起こすことが困難ではない入浴者54の場合も、入浴用ストレッチャー56を所定角度まで倒すことにより、よりリラックスした姿勢で入浴が可能である。
又、本考案の入浴補助装置1は、前記入浴用車椅子(図3に於いて2)又は入浴用ストレッチャー56に代えて、車輪や、ブレーキ等がついていない入浴用座椅子(図示せず)を用いることも可能である。入浴用座椅子を用いる場合、入浴者54を座らせた入浴用座椅子を人力で吊り籠3に搭載したり、或いは、吊り籠3に搭載した空の入浴用座椅子に入浴者54を座らせるという介助が必要となる。
入浴用ストレッチャー56を用いた場合にも、入浴用車椅子(図3に於いて2)を用いた場合と同様に前記入浴補助装置1を用いることができる。入浴用ストレッチャー56を用いた場合は、上半身を起こすことが困難な入浴者を入浴させることができる。
又、上体を起こすことが困難ではない入浴者54の場合も、入浴用ストレッチャー56を所定角度まで倒すことにより、よりリラックスした姿勢で入浴が可能である。
又、本考案の入浴補助装置1は、前記入浴用車椅子(図3に於いて2)又は入浴用ストレッチャー56に代えて、車輪や、ブレーキ等がついていない入浴用座椅子(図示せず)を用いることも可能である。入浴用座椅子を用いる場合、入浴者54を座らせた入浴用座椅子を人力で吊り籠3に搭載したり、或いは、吊り籠3に搭載した空の入浴用座椅子に入浴者54を座らせるという介助が必要となる。
1 入浴補助装置
2 入浴用車椅子
3 吊り籠
4 上下ガイド
5 アーム
6 回転ブーム
7 固定台
8 ウインチ
9 滑車
10 ワイヤー
11 ブレーキ装置
12 ブレーキ開放ロッド
13 ブレーキ開放兼旋回ハンドル
25 ブレーキシュー
26 ブレーキ開放カム
32 段差
34 平軸受け
35 ブレーキ取付板
36 スラスト荷重受
56 入浴用ストレッチャー
2 入浴用車椅子
3 吊り籠
4 上下ガイド
5 アーム
6 回転ブーム
7 固定台
8 ウインチ
9 滑車
10 ワイヤー
11 ブレーキ装置
12 ブレーキ開放ロッド
13 ブレーキ開放兼旋回ハンドル
25 ブレーキシュー
26 ブレーキ開放カム
32 段差
34 平軸受け
35 ブレーキ取付板
36 スラスト荷重受
56 入浴用ストレッチャー
Claims (3)
- 入浴用座椅子、入浴用車椅子又は入浴用ストレッチャーを搭載自在の吊り籠と、
前記吊り籠を上下動自在に案内する上下ガイドと、
前記上下ガイドの上端部を先端部で吊下する水平方向のアームと、
前記アームの基端部が上端部に固着される起立する回転ブームと、
前記回転ブームの下端部を回転自在に支持する固定台と、
前記回転ブームに固着されるウインチと、
前記ウインチに巻き戻し自在に巻回され、前記回転ブームの上端部及び前記アームの先端部に取付けられた滑車に巻回され、前記吊り籠を上下動自在に吊下するワイヤーと、
前記回転ブームに固着され、前記固定台を締付けることにより、前記回転ブームの回転を制限するブレーキ装置と、
前記回転ブームに配設され、ブレーキ開放ロッドを介して前記ブレーキ装置のブレーキ開放を行うと共に、ブレーキ開放時に、前記回転ブームの回転を操作するブレーキ開放兼旋回ハンドルとを備えたことを特徴とする入浴補助装置。 - 前記ブレーキ装置は、前記固定台を付勢手段による付勢により締め付け自在のブレーキシューと、
前記ブレーキ開放兼旋回ハンドルの操作により、前記ブレーキ開放ロッドを介して前記ブレーキシューの締め付けを開放するブレーキ開放カムとを備えたことを特徴とする請求項1記載の入浴補助装置。 - 前記固定台は上端部が段差を介して細い丸棒状に形成され、細い丸棒状の前記上端部がその上下端部に平軸受けを夫々装着されて前記回転ブームの下端部に挿入され、前記回転ブームが前記固定台に対し回転自在に支持され、
前記回転ブームは、下端にブレーキ取付板が配設され、
前記ブレーキ取付板に前記ブレーキシュー及びブレーキ開放カムが配設され、
前記ブレーキ取付板は、前記固定台の段差上にスラスト荷重受を介して載置され、
前記回転ブームは、前記平軸受け及び前記スラスト荷重受により、前記固定台に対して回転自在に支持され、前記ブレーキシュー及びブレーキ開放カムからなるブレーキ装置により回転を制限又は開放されるように構成されたことを特徴とする請求項2記載の入浴補助装置。
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CN110192961A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-09-03 | 三门前庭机械科技有限公司 | 一种使用轮椅的下肢伤残者用的医用上床辅助装置 |
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2010
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110192961A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-09-03 | 三门前庭机械科技有限公司 | 一种使用轮椅的下肢伤残者用的医用上床辅助装置 |
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