JP3164403U - モーターボートレース用ズボン - Google Patents

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幸治 田邉
幸治 田邉
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田辺ボーグ株式会社
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Abstract

【課題】 モーターボートレース用のズボンを、改良スクリューに対して必要かつ十分な耐切創性能を発揮できるように形成したズボンとして提供すること。【解決手段】 厚手のアラミド繊維等の高強度繊維から成る織物の生地を用いてズボン本体を形成すると共に、該ズボン本体における後側の股上をこのズボン本体と別布又は共布により長く形成し、かつ、臀部と膝部を膨出形成したモーターボートレース用ズボンにおいて、前記ズボン本体前面の膝から脛にかけて前記織物生地と共布又は別布を補強布として設けたこと。【選択図】図1

Description

本考案は、主として競艇(以下、モーターボートレース、又は、ボートレースという)等のモーターボートレースの選手がレース時に着用すれば、事故に遭遇したり、事故を起したりした場合に、負傷するのを防止できるか、万一、負傷したとしても、それを軽度に止めることのできるモーターボートレース用ズボンに関する。
モーターボートのようにハイスピードで複数のボートが走行するモーターボートレースにおいては、選手がレースに出場する際に、負傷から身体を護るため、ヘルメットと肩当て付き救命胴衣を着用することが義務付けられているが、上記のほかにも危険に曝される部分が多い。手,腕,背部、足を含む脚がその最たるものである。
而して、手は防護強度の高い手袋を着用することにより、また、腕は防護強度が高く緩衝材を内装した伸縮性,屈伸性のあるアームカバーなどにより保護し、背部は救命胴衣により保護している。
然し乍ら、ボートレースにおいては、レース時に、選手は正座状態で前屈姿勢をとって操舵するのが通常とされており、レース中は身体を前屈して空気抵抗を小さくするようにしている。しかし、前屈姿勢をとると、救命胴衣の裾側近傍がずり上がり、背の下半側が露出されがちになるので、通常のズボンでは、背中側の腰部が危険に曝されることになる。この点は、その他のモーターボートレースにおいても同様である。
本考案の出願人は先に、上述のような事情に鑑み、ボートレースの選手のみならず、モーターボートを楽しむ者がこれを着用していれば、高い耐切創性を発揮し、万一、事故に遭っても脚部や背部の切創を未然に防止でき、万一、負傷してもそれを軽度に止めることができるばかりでなく、運転時に前屈姿勢をとっても、着用者が臀部や膝部に窮屈感を覚えない履き心地の良好なズボンを提案している。
先に提案したモーターボートレース用のズボンは、アラミド繊維等の高強度繊維から成る織物生地を2層に用いてズボン本体を形成し、該ズボン本体の後側の股上を長く形成すると共に、未着用時の臀部及び膝部を膨出形成して、着用者が前屈姿勢をとった際に、ズボン本体の股上上部が着用者の背の下半部を広く覆い、且つそのズボン本体の臀部及び膝部が着用者の臀及び膝を、余裕を以て悠に受け入れられるようにした構成のものである。
特に、上記ズボンは、強度,耐熱性,耐摩耗性及び弾力性に優れたアラミド繊維等の高強度繊維を二重にしてズボン本体を縫製したことにより耐切創性を高めることを第一の目的とするものであった。
なお、本出願人はアラミド繊維等の高強度繊維から成る織物に、金属細線を織り込んだ生地を2層に用いて縫製したボートレース用のズボンも特許文献1により提案している。
しかし、スクリューによる切創事故は、上記ズボンのように耐切創性を高める工夫だけでは十分な解決をすることができず、しかも、耐切創性を高めるとズボンは、そのはき心地が悪化してしまい、モーターボートの操縦に支障をきたしかねない状態にもなった。
このような状況に対し、モーターボートレースの主催者側では、スクリューの仕様を変更し、スクリューの切創能力を低下させたスクリュー(以下、改良スクリューという)を使用することを義務付けた。使用するスクリューが改良スクリューになれば、上記ズボンの耐切創性のための構造により発現される旧スクリューに対する耐切創性能は過剰品質となり、結果的にズボンの製造に無駄な材料を使い、また無駄な縫製手間をかけるなど、余計な手間をかけることになってしまう。
登録実用新案3074295号
そこで本考案は上記のような点に鑑み、モーターボートレース用のズボンを、改良スクリューに対して必要かつ十分な耐切創性能を発揮できるように形成したズボンとして提供することを、課題として完成されたものである。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案ズボンの構成は、厚手のアラミド繊維等の高強度繊維から成る織物の生地を用いてズボン本体を形成すると共に、該ズボン本体における後側の股上をこのズボン本体と別布又は共布により長く形成し、かつ、臀部と膝部を膨出形成したモーターボートレース用ズボンにおいて、前記ズボン本体前面の膝から脛にかけて前記織物生地と共布又は別布を補強布として設けたことを第一の特徴とし、前記膝の上部から裾にかけて、汚染防止用の当て布を袋状にして取付けたことを第二の特徴とするものである。
上記ズボンにおいて、袋状の当て布の内部には、板状のクッション材を収納することができる。クッション材の収納は、ズボン着用者の選択になるから必須ではない。また、前記袋状の当て布の開口部は、当て布の上部又は側部若しくは上部から側部にかけた位置に形成し、該開口部にファスナを設けた構成とすることができる。レース時に激しく動いても、内部のクッション材が開口部からはみ出したり、飛び出すのを防ぐことができる。
本考案モーターボートレース用ズボンは、厚手のアラミド繊維等の高強度繊維から成る織物の生地を用いてズボン本体を形成すると共に、該ズボン本体における後側の股上をこのズボン本体と別布又は共布により長く形成し、かつ、臀部と膝部を膨出形成したモーターボートレース用ズボンにおいて、前記ズボン本体前面の膝から脛にかけてに前記生地と共布などによる補強布を設ける構成とし、必要があれば前記膝の上部から裾にかけて汚染防止用の当て布を袋状にして取付けた構成としたから、使用生地は一枚の生地であって通常の一般的なズボンと殆んど変らないので、使用するアラミド繊維等の高強度繊維の使用量が従来品の約1/2になり、しかも、縫製が容易である。また、ズボンが軽量に出来るので、履き心地がよく、体形によくなじむ良好なフィット感が得られる一方、補強布により膝から脛にかけての強度を確保できると共に、改良スクリューに対しても十分な耐切創性を発揮するという独自の効果がある。
次に、本考案の実施の形態例を図により説明する。
本考案のズボンの側面図である。 本考案ズボンの一例の正面図である。 本考案ズボンの着用者が前屈姿勢をとった状態の側面図である。
本考案ズボンは、厚手であるが単一枚のアラミド繊維織物生地によって図に例示したズボン本体Pを縫製している。このズボン本体Pは、その後側の股上1を上方に長く形成し、着用者Mが図1のような前屈姿勢をとっても股上1が着用者Mの背の下半部を覆うことができるように形成している。アラミド繊維の厚さは一例として0.7〜1.2ミリ程度、好ましくは0.9ミリである。図1において、Hはヘルメット、LJは救命胴衣、Sは靴である。
図2、図3において、2はズボン本体Pの腰部よりやや上に設けた紐通し3に挿通した紐で、着用時ベルトの代わりになるものである。5はズボン本体Pの臀部、6は同じく左,右の脚筒部、7は該脚筒部6の下部に取付けた伸縮性のある足掛け、8はズボン本体Pにおける脚筒部6の全面側のヒザ上部から裾にかけての部位に袋状をなして取付けた汚染防止用の当て布であり、以上により本考案のモーターボートレースの選手が着用するズボンを構成する。
なお、前記ズボンの臀部5及び脚筒部6の膝6aの部位は着用者が図1に示すような前屈姿勢をとったときに窮屈感を覚えないように従来品に比べ大きく膨出させて形成している(図1参照)。また、袋状当て布8の内部には、スポンジ板のような緩衝材及び/又は防護材9を挿入して前屈姿勢の着用者の膝を防護できるようにしている。8fは袋状当て布の開口部に設けたファスナーである。
本考案ズボンでは、上記のアラミド繊維に代え、他の高強度繊維、例えば、ポリアリレー繊維(エコノール・住友化学製、ベクトラン・クラレ製)、ポリエチレン繊維(ダイニーマ・東洋紡績製)、ポリアセタール繊維(テナック・旭化成製)、炭素繊維(トレカT−800H・東レ製)を用いることができる。
本考案ズボンは上述のような構造としたから、モーターボートを楽しむ者や選手などがこれを着用していれば、安全性が極めて高い。また、運転中に前屈姿勢をとっても着用者の尻や膝はズボン本体の臀部や膝部に楽に受け入れられるので、運転時に窮屈感を覚えない。
特に、本考案では、ズボン本体Pにおいて、前屈姿勢をとったときに汚れやすい膝から裾にかけてナイロン性布等の汚染防止用の当て布8を袋状にして取付け、内部に膝パッドを選択的に入れることができるようにしておけば、選手の運転時の膝を保護することができる。また、必要に応じて当て布8を取り外し可能に設けておけば、汚れた当て布だけを取外して洗濯できるから、ズボン本体Pの洗濯回数を減らすことができ、ズボンの寿命や体裁を長期間に亘って良好に保つことができる。なお、当て布8の着脱自在性は、面ファスナ,線ファスナ,ホックなどの止着手段により具現することができる。
本考案ズボンは上述のとおりであって、厚手のアラミド繊維等の高強度繊維から成る織物の生地を用いてズボン本体を形成すると共に、該ズボン本体における後側の股上をこのズボン本体と別布又は共布により長く形成し、かつ、臀部と膝部を膨出形成したモーターボートレース用ズボンにおいて、前記ズボン本体前面の膝から脛にかけて共布などによる補強布を設ける一方、必要があれば前記膝の上部から裾にかけて汚染防止用の当て布を袋状にして取付けたから、膝から脛にかけての強度を高めることができると共に、改良スクリューに対しても耐切創性が良好なズボンを容易に縫製して軽量なズボンに製造することができる。その上、前屈姿勢による運転時でも、窮屈感を覚えず楽に運転できるので、モーターボートレースの選手がレース時に着用するズボンとしてきわめて好適である。

Claims (5)

  1. 厚手のアラミド繊維等の高強度繊維から成る1枚の織物生地を用いてズボン本体を形成すると共に、該ズボン本体における後側の股上をこのズボン本体と別布又は共布により長く形成し、かつ、臀部と膝部を膨出形成したモーターボートレース用ズボンにおいて、前記ズボン本体前面の膝から脛にかけて前記織物生地と共布又は別布による補強布を設けたことを特徴とするモーターボートレース用ズボン。
  2. 膝の上部から裾にかけて、汚染防止用の当て布を袋状にして取付けた請求項1のズボン。
  3. 袋状の当て布の内部には、クッション材を出入自在に収納できるようにした請求項2のズボン。
  4. 袋状の当て布に設ける開口部は、当て布の上部又は側部若しくは上部から側部にかけた位置に形成し、該開口部にファスナを設けた請求項3のズボン。
  5. 当て布は、面ファスナや線ファスナ、或いは、ホックなどの止着手段により脱着可能に設けた請求項2〜4のいずれかのズボン。
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