JP3164319U - 介護用半身入浴装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】患者の上半身をベッド背上げ状態の背もたれに乗せた、楽な姿勢で、安全に安心して、排泄回りを清潔にすることを可能にした、介護用半身入浴装置を提供する。【解決手段】患者がベッド7上の仰向け状態で、一枚の浴槽シート6をシーツ交換要領で身体の下に敷き、患者の上半身を乗せているベッド背もたれ8を背上げ状態にする。次に、側板1形状がU字型の三面からなり一面が開口している、その開口部の両側板1は左右対称になる位置にあり、その両側板先端には勾配2が設けられている構成の浴槽板10を浴槽シート6の下、患者の足裏から、両脇に至る周囲に開口部の両側板先端2がベッド背もたれ8に密着するように配置する。続いて患者の身体下に敷かれている浴槽シート6を浴槽板内面に接触させながら上部まで上げた後、外側に折り曲げ外面に接触させながら垂れ下げることにより周囲が囲まれた形状の浴槽機能となり半身入浴を可能としている。【選択図】図7

Description

本考案は、ベッドの上で寝たままの姿勢で、ベッドの背もたれを適度に背上げした、楽な姿勢で、安全に安心して半身入浴できるようにした、本品の浴槽板と浴槽シートからなり、排泄回りを清潔にすることを可能にした、腰まで湯水に浸かることのできる介護用半身入浴装置である。
寝たまま患者の身体を清潔にする方法として、タオルなどによる清拭介助と、入浴介助がありますが、清拭介助では排泄回りが不十分になり不衛生になりがちである、又福祉団体などによる入浴介助では、介護者数名に来てもらい準備、入浴、片付けと時間が掛り介護者が入浴日のたびに家内に入るので、家人は室内を整理したり精神的負担になる、患者自身も移動に伴う身体の苦痛もあり負担である、さらに経済的にも負担であることより患者の入浴回数が少なくなり、体臭がしたり、特に排泄回りは不衛生になりがちである。
また各種介護用入浴装置が市販され、考案されているが、全身入浴装置が多く、使用するにあたっては患者、介護者ともに負担が多く、患者の安全上の危険などが伴なうことなどから問題が多くあり実用化が進んでいない、このことより介護者(家人)一人の簡単な軽作業で安全に、安心して短時間に患者を入浴させ、排泄回りを清潔にすることを可能にする介護用半身入浴装置が求められている。
特開2003−220109号公報 特開2005−118496号公報
各種の介護用入浴装置が考案されているが、その問題点を列記する、従来から考案されている多くは、患者の身体周り全周を取り囲む構造が考案されていることより浴槽構造が大きくなったり、形状が複雑になることより高価になる、又患者の安全性を確保することが困難な構造となっている、さらに浴槽を組立、分解する作業、また浴槽内に入浴させる行為では、介護者1人で行うには困難なことより時間がかかり、患者に精神的な不安を感じさせたり肉体的な負担を与えることが予想される。
さらに、患者が全身入浴した時に浮力により身体全体が浴槽内底面より浮き上がる状態となり、身体のバランスが不安定になる、さらに患者の顔面が浴槽内に沈み込む危険性が予想される。
文献2、の問題点について述べる、水圧を支える浴槽機能として防水シートを使用しているが、水重量及び身体洗いなどにより発生する波振動などの力が防水シートに加えられることより、強靭な引張り強さのある専用の防水シートが求められる、またテープ付きに加工された専用シートを使用することより高価格になる。
また、顔を湯水面より高くする行為として防水シートで、頭を引き上げることにしているが、頭だけを引き上げると、喉が押さえられることになり患者は苦痛になることが予想される。また、入浴中の胴体を乗せているのは防水シートの上であることより、患者が腕、背中、頭などの身体を動かした時に、防水シートが動いたりして身体のバランスが不安定になることより、患者が不安になることが予想される、さらに、テープの固定部に力が加わりテープが外れて、防水シート上の胴体がベッド上に落ちる危険性があると予想される。また、入浴する患者の顔面の高さ位置を湯水面より高くするとしても、患者が浴槽内で身体を動かしたり、洗ったりすることで湯水波が立ち、顔面が湯水を被って呼吸困難になる危険性があると予想される。
これらの問題点より、介護者は患者の傍を離れることができず、一人の介護者による行為では危険が伴うことより、安心して介護することができないことから、どうしても複数の介護者によって行わざるを得ないと予想される。
そこで本考案は、上半身をベッド背上げ状態の背もたれに乗せた、楽な姿勢で、 安全に安心して半身入浴できる、介護者一人の簡単な軽作業で、排泄回りが清潔になる、腰まで湯に浸かることのできる介護用半身入浴装置の提供することを目的としている。
本考案に係る介護用半身入浴装置は、側板形状がU字型の三面からなり一面が開口している、その開口部の両側板は左右対称になる位置にあり、その前記両側板の先端には勾配が設けられている構成の浴槽板を、前記開口部の両側板先端が、ベッド背上げ勾配の背もたれに密着するように配置する、それにより浴槽板は周囲が囲まれた形状となり、その内面を浴槽シートで覆うことにより浴槽機能となるようにしている。
かかる構成を有する本考案に係わる浴槽板は、プラスチックなどの硬質材で軽量に作られており、側板形状がU字型の三面からなり一面が開口しているだけの簡単な構成で安価に製作でき、接続部を設けて患者の体形に合わせた寸法調整、及びベッド床上面の形状変形の調整ができるので、湯水の使用量も少なくてすみ、分解して持ち運びが楽にできる、取り扱いし易く、保管も場所を取らない。また本考案により、患者はベッドに寝たままで、上半身をベッド背上げ状態の背もたれに乗せた、楽な姿勢で、安全に、安心して、排泄回りを清潔にすることができることより、介護者(家人)も一人の簡単な軽作業で、安心して患者を楽に入浴させることができるので介護行為が非常にやり易くなる。したがって、患者、介護者にとって負担の少ない安全な半身入浴装置であることから、何時でも手軽に短時間で準備、入浴できる、半身入浴より湯水の使用量が少なくてすむことから、給排水は短時間でできるので綺麗な湯水に入れ替えもできる、特に排泄回りの尻洗いなども身体を少し横向き姿勢にして作られる尻空間を手洗いすることができるので、左右行うことにより清潔になることから患者の入浴回数も増え、患者の体臭も無くなり精神的な負担が和らぎ健康を保てる、又介護者も患者が清潔になり体臭など気にしなくて日常介護を快適に施すことができる。
また、本考案に係る介護用半身入浴装置は、浴槽板開口部の前記両側板先端には、ベッド背もたれの背上げ勾配に密着するように側板先端下部から斜めに立ち上がり、前記側板先端下部の位置より長く伸びている側板先端上部に至る適度な角度の勾配を設けているように構成してもよい。
かかる構成により、浴槽板開口部の両側板先端に設けられている勾配と、ベッドの背上げ勾配が蜜着状態になることより浴槽板は周囲が囲まれた形状となり、その内面を前記浴槽シートが覆うことにより浴槽機能となる。
また、本考案に係る介護用半身入浴装置は、浴槽板には、前記側板の長手方向に複数の接続部を設けて、前記開口部の両側板の長さ調整、前記両側板間の間隔幅の調整できる構成にするようにしてもよい。
かかる構成により、前記側板に接続部を設けて長さ調整できることより、患者の体形に合わせることができる、また、湯水の使用量も少なくてすむので入浴時間も短縮できる。
また、本考案に係る介護用半身入浴装置は、浴槽板の前記両側板の長手方向には、接続部を設けて、ベッド床上面の形状変形に合わせることができる構成にするようにしてもよい。
かかる構成より、前記接続部で、ベッド床上面の形状変形に合わせることができることより、ベッドの膝上げ作動などの機能を備えたベッドの各種類のタイプにも使用できる。
また、本考案に係る介護用半身入浴装置は、浴槽板の側板面には、浴槽機能の強度を損なわない適度な大きさの開口穴を適度な数、適所な位置に設けることにより、前記開口穴を利用して各種固定具を取り付けできる固定部位としている構成にするようにしてもよい。
また、本考案に係る介護用半身入浴装置は、浴槽板の側板には、長手方向に屈曲しないように、長手方向の上部に適度な湾曲形状を設けて補強しているように構成してもよい。
かかる構成より、前記側板には、長手方向に屈曲しないように、前記長手方向の上部に適度な湾曲形状を設けていることより、水圧などによる力が加わったとしても長手方向に曲がることのないようにしている。
また、本考案に係る介護用半身入浴装置は、浴槽板側板上部に湯水飛散防止用冶具を取付け、前記浴槽シートの前記側板面上部の外側に折り曲げる位置を高くすることにより、前記浴槽シートの側板上部は高くなり、湯水の飛散を防止することができる構成してもよい。
また、本考案に係る介護用半身入浴装置は、浴槽板の前記側板面には、浴槽機能の強度を損なわない適度な大きさの開口穴を有する、網板状の側板面にしている構成にしてもよい。
かかる構成により、前記側板面には、適度な大きさの開口穴を有する網板状の側板面にしていることより、重量が軽くなることから持ち運びが楽になる、また製作材料も少なくなることから製作費は安価になる。
また、本考案に係る介護用半身入浴装置は、浴槽板で形造られた浴槽内長手方向の前記両側板の前記浴槽シート内面に接する底面より、浴槽カバーの両端を立上げ、湯水面より高くなる位置を上面となるようにして、浴槽カバー内側の湯水面とのあいだに、空間を設けることができるようにした、湯水の飛散防止できるように構成してもよい。
かかる構成により湯水面は浴槽カバーに覆われているので湯水飛散防止できることより、身体洗いも湯水の飛散を気にせずにできる、また、湯水温度の保持することもできる、さらに、患者の下半身の目隠しにもなり羞恥心を和らげることになる。
上記のように構成する本考案は、プラスチックなどの硬質材で軽量に作られており、側板形状がU字型の三面からなり一面が開口しているだけの簡単な構成で安価に製作でき、接続部を設けて患者の体形に合わせた寸法調整、及びベッド床上面の形状変形の調整ができるので、湯水の使用量も少なくてすみ、分解して持ち運びが楽にできる、取り扱いし易く、保管も場所を取らない。また本考案により、患者はベッドに寝たままで、上半身をベッド背上げ状態の背もたれに乗せた、楽な姿勢で、安全に、安心して、排泄回りを清潔にすることができることより、介護者(家人)も一人の簡単な軽作業で、安心して患者を楽に入浴させることができるので介護行為が非常にやり易くなる。したがって、患者、介護者にとって負担の少ない安全な半身入浴装置であることから、何時でも手軽に短時間で準備、入浴できる、半身入浴より湯水の使用量が少なくてすむことから、給排水は短時間でできるので綺麗な湯水に入れ替えもできる、特に排泄回りの尻洗いなども身体を少し横向き姿勢にして作られる尻空間を手洗いすることができるので、左右行うことにより清潔になることから患者の入浴回数も増え、患者の体臭も無くなり精神的な負担が和らぎ健康を保てる、又介護者も患者が清潔になり体臭など気にしなくて日常介護を快適に施すことができる。
また、本品は、従来の全身入浴装置と違い、半身入浴装置であるが、湯水を胸、肩などに流し掛けることにより、上半身を洗うこともできる、あるいは、上半身を清拭することも行い易いことより、結果的に上半身を洗うことに等しくなり、患者、介護者にとって最適な半身入浴装置であると考える。
浴槽板の側板形状がU字型の三面からなり一面が開口している、開口部の両側板先端には勾配を設けている、又接続部が設けていることを示す浴槽板の斜視図。 浴槽板の側板の接続部、開口穴、湾曲補強部、及び側板先端の勾配形状を示す側面図。 半身入浴姿を示す平面図。 浴槽シート敷きを示す側面図。 ベッド背もたれの背上げ状態を示す側面図。 浴槽板とベッド背もたれ部との蜜着状態を示す側面図。 浴槽板内面を浴槽シートが覆い浴槽機能となることを示す側面図。 浴槽板開口部の両側板間の間隔幅の固定状態を示す側面図。 浴槽板とベッドの固定状態を示す側面図。 浴槽板の上部に、湯水飛散防止冶具を設けていることを示す側面図。 浴槽カバーの状態を示す側面図。 排水時の給水ポンプ使用状態を示す側面図。
本考案の実施に係わる介護用半身入浴装置は、上半身をベッド背上げ状態の背もたれに乗せた、楽な姿勢で、 安全に安心して半身入浴できる、介護者一人の簡単な軽作業で、排泄回りを清潔にすることを可能にした、腰まで湯に浸かることのできる介護用半身入浴装置となるように構成したものである。
かかる構成の入浴装置は、患者がベッド上の仰向け状態で、一枚の浴槽シートをシーツ交換要領で身体の下に敷き、患者の上半身を乗せているベッド背もたれを背上げ状態にする。次に、側板形状がU字型の三面からなり一面が開口している、その開口部の両側板は左右対称になる位置にあり、その両側板先端には勾配が設けられている構成の浴槽板を浴槽シートの下、患者の足裏から、両脇に至る周囲に開口部の両側板先端がベッド背もたれに密着するように配置する。続いて患者の身体下に敷かれている浴槽シートを浴槽板内面に接触させながら上部まで上げた後、外側に折り曲げ外面に接触させながら垂れ下げることにより周囲が囲まれた形状の浴槽機能となり半身入浴を可能としている。
本考案は浴槽板10と浴槽シート6からなる半身入浴装置である、はじめに、図4に示すように、ベッド上で寝たままの患者の下に、柔軟性と防水性を有するビニールシート等からなる浴槽シート6をシーツ交換要領で敷き、患者を中心位置にして身体周りの浴槽シート6を身体の上に寄せ集める、続いて、図5に示すように、上半身を乗せているベッドの背もたれ部8を適度な勾配の背上げ状態にする。
次に、図1に示すように、プラスチック等の硬質材で軽量に作られている、側板形状1がU字型の三面からなり一面が開口している、その開口部9の両側板1は左右対称になる位置にあり、その前記両側板1の先端には勾配2が設けられている構成の浴槽板10を、図6に示すように、浴槽シート6の下、すなわちベッド上の患者の足裏から両脇に至る周囲に、浴槽板開口部9の両側板先端2がベッド背もたれ8に密着するように配置する。
続いて、図7に示すように、患者の身体の上に寄せ集められている前記浴槽シート6を、浴槽板内側の板面に接触させながら下部から上部に上げた後、外側に折り曲げ、外側の板面に接触させながら下げて垂れ下げる。これにより浴槽板10とベッドの背上げ部8とが蜜着状態になっていることより周囲が囲まれた形状となり、その内面を浴槽シート6が覆うことにより浴槽機能となる。
次に、図8に示すように、浴槽板開口部9の前記両側板間の間隔幅が、水圧などにより広がらないように 前記両側板面の前記開口穴4を固定部位として、ベルト11等を使用して前記両側板1及び前記浴槽シート6の下を通して取付け、間隔幅を固定する。続いて、図9に示すように、浴槽板10がベッド上で移動しないように、前記両側板面の前記開口穴4を固定部位として、ベルト12等を使用しで前記開口穴3に取付けて、浴槽板10とベッド7を結束して固定できるようにする。
また、図10に示すように、浴槽板側板上部に湯水飛散防止用冶具を取付け、前記浴槽シート6の前記側板面上部の外側に折り曲げる位置を高くすることにより、前記浴槽シート6の側板上部は高くなり、湯水の飛散を防止することができるようにする。
次に、注水は、半身入浴のため湯水量(30〜50リットル)は、少なくてすむことより、ポリエチレンタンクに必要量を予め準備し、ベッド横に置いて使用することにより短時間で注水できるようにする。また、排水は、図12に示すように、大型タイプの給水ポンプ15を二台ほど使用して短時間でポリエチレンタンク16等に排水する、この排水用に使用する給水ポンプ15は、請求項5浴槽板側板の開口穴を固定部位として利用し、固定できるので介護者は、排水時も他の介護行為を楽に行うことができる。
続いて、図11に示すように、浴槽カバー14として、浴槽板10で形造られた浴槽内長手方向の前記両側板1の前記浴槽シート6内面に接する底面より、浴槽カバー14の両端を立上げ、湯水面より高くなる位置を上面となるようにして、浴槽カバー14内側の湯水面とのあいだに、空間を設けることができるようにしたことより、湯水面は浴槽カバー14に覆われているので湯水の飛散を防止できることより、身体洗いも湯水飛散を気にせずに行える、また、湯水温度の保持することもできる。さらに、患者の下半身の目隠しにもなり羞恥心を和らげることになる、あわせて、ベッド背もたれ8に乗せている上半身には、衣類や、バスタオルなどで覆うことができる。
次に、身体洗いは、半身入浴より湯水の使用量が少ないことから給排水は短時間で行えるので、綺麗な湯水に入れ替えできる、特に排泄回りの尻洗いなども身体を少し横向き姿勢にして作られる尻空間を手洗いすることができるので左右行うことにより清潔になる。
また、本品は半身入浴装置であるが、湯水を胸、肩などに流し掛けることにより、上半身を洗うこともできる、あるいは、上半身を清拭することも行い易いことより、結果的に上半身を洗うことに等しくなる。
続いて、入浴後の身体拭き及び残水拭きは、身体の横向きを繰り返しながら大型タオル等で、身体布拭きすることにより短時間で行えるようにする。また、使用後の清掃は 患者の肌に接する、前記浴槽シート6のみの清掃ですむことより、市販品の一枚シートを使用できるので清掃は簡単にできる、又安価である。
以上説明した本考案に係わる実施例において、図2に示すように、浴槽板10には、前記側板1の長手方向に複数の接続部3を設けて、前記開口部9の両側板1の長さ調整、及び前記両側板間の間隔幅の調整できることにより、患者の体形に合わせることができる、また、湯水の使用量も少なくてすむので入浴時間も短縮できる。なお、入浴前の準備として、浴槽板10の使用前に、接続部3で予め患者の体形に合わせた寸法調整することにより、使用する時はベッドの上に置くだけの形状となり、入浴作業を短時間で行える。
また、浴槽板10の前記両側板1の長手方向には、接続部3を設けて、ベッド床上面の形状変形に合わせることができることより、ベッドの膝上げ作動などの機能を備えたベッドの各種類のタイプにも使用できる。また、ベッド床上面の小さい形状変形ある場合は ベッド上にバスタオル等を浴槽板の下に厚めに敷くことにより、実質的に表面の変形を無くすことができるので何ら問題ない。また同様に、ベッドの背もたれの勾配と両側板先端の勾配2が密着せずに、隙間がある場合は、背もたれの隙間の上にバスタオル等を厚めに敷くことにより、実質的に隙間を無くすことができるので何ら問題ない。
また図2に示すように、浴槽板10の側板面1には、浴槽機能の強度を損なわない適度な大きさの開口穴4を適度な数、適所な位置に設けることにより、前記開口穴4を利用して各種固定具を取り付けできる固定部位としている。また、浴槽板10の前記側板面1には、浴槽機能の強度を損なわない適度な大きさの開口穴4を有する、網板状の側板面にすることにより、重量が軽くなることから持ち運びが楽になる、また製作材料も少なくなることから製作費は安価になる。また 浴槽板10の側板1には、長手方向に屈曲しないように、長手方向の上部に適度な湾曲形状5を設けて補強していることより、水圧などによる力が加わったとしても長手方向に曲がることのないようにしている。
また、前記浴槽シート6は、一枚の浴槽シートに限定されるものでなく、前記浴槽シート6の上に 薄く柔らかい肌用シートを重ねて、実質的には一枚のシートとして取込み、使用することにより患者の肌に柔らかく接して心地よくするのも良い。
また、家庭などで通常使用する場合は、一度、接続部3で患者の体形に合わせ分解せずに、その状態で毎回使用できることより便利である。また、施設などで使用する場合、浴槽板10は、接続部3で 患者の体形に合わせて使用することができることから 複数のサイズを揃えることを必要としないことから経済的である、なを、布団の利用者でも頭、背中部の布団の下に物を詰めて布団の背中部を少し高くし、背もたれ状態にすれば前記浴槽板10を使用して半身入浴することができる。
以上、実施例の説明より、この考案は、従来の全身入浴装置と違い、半身入浴装置であるが、湯水を胸、肩などに流し掛けることにより、上半身を洗うこともできる、あるいは、上半身を清拭することも行い易いことより、結果的に上半身を洗うことに等しくなり、患者、介護者にとって最適な半身入浴装置であると考えられる。しかるに、本考案は、今日求められていることの、介護者(家人)一人の簡単な軽作業で安全に、安心して、短時間で患者を入浴させ、排泄回りを清潔にすることを可能にする介護用半身入浴装置を提供できるものと考えられることより、一人では入浴が困難な患者の居る、一般家庭、施設で広く利用されると考えられる。
この考案により、本品の浴槽板は簡単な構成により安価にできる、患者はベッドに寝たままで、上半身をベッド背上げ状態の背もたれに乗せた、楽な姿勢で、安全に、安心して、排泄回りを清潔にすることができる。介護者(家人)一人の簡単な軽作業で半身入浴を行えることから、一人では入浴が困難な患者の居る、一般家庭、施設で広く利用されると考えられる。
1 浴槽板の側板
2 浴槽板の側板先端の勾配
3 浴槽板の側板の接続部
4 浴槽板の側板の開口穴
5 浴槽板の側板上部の湾曲補強部
6 浴槽シート
7 ベッド
8 ベッド背もたれ部の背上げ状態
9 浴槽板の両側板間の開口部
10 浴槽板
11 浴槽板の両側板間の間隔幅固定用ベルト
12 浴槽板とベッドの固定用ベルト
13 浴槽板の側板上部の湯水飛散防止冶具
14 浴槽カバー
15 給水ポンプ
16 ポリエチレンタンク



Claims (9)

  1. 側板形状がU字型の三面からなり一面が開口している、その開口部の両側板は左右対称になる位置にあり、その前記両側板の先端には勾配が設けられている構成の浴槽板を、前記開口部の両側板先端が、ベッド背上げ勾配の背もたれに密着するように配置する、それにより浴槽板は周囲が囲まれた形状となり、その内面を浴槽シートで覆うことにより浴槽機能となることを特徴とする介護用半身入浴装置。
  2. 浴槽板開口部の前記両側板先端には、ベッド背もたれ部の背上げ勾配に密着するように側板先端下部から斜めに立ち上がり、前記側板先端下部の位置より長く伸びている側板先端上部に至る適度な角度の勾配を設けていることを特徴とする請求項1に記載の介護用半身入浴装置。
  3. 浴槽板には、前記側板の長手方向に複数の接続部を設けて、前記開口部の両側板の長さ調整、前記両側板間の間隔幅の調整できることを特徴とする請求項1に記載の介護用半身入浴装置。
  4. 浴槽板の前記両側板の長手方向には、接続部を設けて、ベッド床上面の形状変形に合わせることができることを特徴とする請求項1又は3に記載の介護用半身入浴装置。
  5. 浴槽板の側板面には、浴槽機能の強度を損なわない適度な大きさの開口穴を適度な数、適所な位置に設けることにより、前記開口穴を利用して各種固定具を取り付けできる固定部位としていることを特徴とする請求項1又は3に記載の介護用半身入浴装置。
  6. 浴槽板の側板には、長手方向に屈曲しないように、長手方向の上部に適度な湾曲形状を設けて補強していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の介護用半身入浴装置。
  7. 浴槽板側板上部に湯水飛散防止用冶具を取付け、前記浴槽シートの前記側板面上部の外側に折り曲げる位置を高くすることにより、前記浴槽シートの側板上部は高くなり、湯水の飛散を防止することができることを特徴とする請求項1又は5に記載の介護用半身入浴装置。
  8. 浴槽板の前記側板面には、浴槽機能の強度を損なわない適度な大きさの開口穴を有する、網板状の側板面にしていることを特徴とする請求項1又は5に記載の介護用半身入浴装置。
  9. 浴槽板で形造られた浴槽内長手方向の前記両側板の前記浴槽シート内面に接する底面より、浴槽カバーの両端を立上げ、湯水面より高くなる位置を上面となるようにして、浴槽カバー内側の湯水面とのあいだに、空間を設けることができるようにした、湯水の飛散防止できることを特徴とする介護用半身入浴装置。



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