JP2016052493A - 介護用組立式浴槽 - Google Patents

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【課題】洗髪と湯あみを別個にできるようにして頭髪用シャンプーと体を洗う石鹸が混じることなく夫々を衛生的に処理できるようにし、場合によっては洗髪だけ、体の湯あみだけといった作業も容易にし、入浴者本人専用とすることのできる介護用組立式浴槽を提供すること。【解決手段】底板2と左右の長板3及び前後の短板4を構成主材となし、底板、長板、短板の夫々が連結具を介し連繋され且つこれらを折り畳み状態より組み立てて浴槽1を構成する。頭支え凹部6を形成した着脱自在の仕切板5を設けて浴槽1を頭部室7と胴体室8に区分し、両室に夫々内側ケース9を設置する。【選択図】図1

Description

本発明は、頭部とそれ以外の個所を別個に洗うことができる入浴者本人専用の介護用組立式浴槽に関する。
要介護の高齢者や病人を入浴させるためには、本来病人等を家庭若しくは病院内にある浴室に運搬することを要するが、そのためには病人をベッド若しくは布団から一旦車椅子等に移し、更に洗い場まで運ぶという手順を踏んでいる。そして入浴時には病人の身体を浴槽につけるのが一般的であるが、浴槽に入れるにあたっても病人の状況によっては細心の注意・労力を必要とするし、特に体の大きく体重のある病人などは数人がかりで取り組まなければならず、また重篤な疾患を持つ者にとっては体を動かすことすらままならないだけでなく無理に体を動かすと却って症状を重くする危険性もあり、このため介護人、病人の双方にとって病室から浴室までの距離は少しでも短いほどよく、その要望を実現するためにベッド若しくは布団上に設置できる簡易な組立式浴槽もいくつか既に提案されている(例えば特許文献1〜3参照)。
すなわち周縁を折り畳み自在の長短枠板と、この枠板に被せるようにした防水シートからなる組立式風呂が特許文献1に示されている。この技術は寝たきりの病人等がベッド上で入浴できることを目的としたもので、予めベッドの上面部に設置できる大きさとしたものであるから一人の病人に限らず別人に変わっても繰り返し使用ができるという点で理に叶ったものといえる。
上記の組立式風呂と異なり文献2に記載の浴槽は、離間した一組の脚部に一組の棒状部材を横架して枠組構成体を構成し、該構成体に無蓋箱状シートを設けるというものであり、この浴槽も任意の場所で組み立てができるため、わざわざ浴室まで病人を移動する必要がない点ではそれなりの利便性がある。
また浴槽の底面及び四側面をそれぞれに分割した単板として組立解体容易とした技術が文献3に開示されている。この浴槽は全ての部材を分割でき、全ての面が一体型となっている従来の浴槽の諸不利を解消するという目的に沿ったものということができる。
特開平9−182685公報 特開2003−180786号公報 特開2003−670号公報
従来技術に示された浴槽は、組立式としたため運搬しやすくベッド上などに設置できて病人・要介護者と介護人の双方にとってその負担軽減という観点からも好ましいものといえるが、病人等(以下「入浴者」)は自力で体を洗うことが難しいためその作業は畢竟介護人の手に委ねられ、例えば頭部と胴体を洗う場合も入浴者の意思に反するような方法で進められることも少なくない。特に介護人の人材不足が問題となっている現状では、洗髪も入浴も同時進行の所謂やっつけ仕事で処理する風潮もあり、衛生上の点からも入浴者にとって必ずしも好ましい環境にあるとは言えない。然も従来品は複数の入浴者が利用できる規格化されたもので他人が繰り返し使用することを前提としたものであるから、人によっては他者がつかった浴槽に浸ることに嫌悪感を覚えて入りたくないと思うのもやむを得ないことといえる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、洗髪と湯あみを別個にできるようにして夫々が衛生的に処理できるようにし、場合によっては洗髪だけ、体だけといった作業も容易にして適切な入浴環境を実現できるとともに入浴者の体形に見合ったサイズで湯の節約ともなる本人専用に好適する介護用組立式浴槽を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、長方形状の底板と該底板の上部周縁を囲繞する左右の長板及び前後の短板を構成主材となし、底板、長板、短板の夫々が連結具を介し連繋され且つこれらを折り畳み状態より組み立てて浴槽を形成し、該浴槽の前部短板寄りに、頭支え凹部を形成した着脱自在の仕切板を設けて頭部室と胴体室とに区分するとともに両室に、無蓋ビニール製の内側ケースを設置し且つ内側ケースの端部を長板の上面に着脱自在に固定することを主旨としている。
前記浴槽内における後部短板に、隙間防止のためのクッション材を着脱可能に設けることを特徴とする。
浴槽の内部に仕切板を設けることによって入浴者は頭部と体部を別個に洗うことができる。従来のこの種浴槽は、たとえ枕を設けていても頭部を含む体全体をそのまま浴槽内に仰臥させるのが普通であり、頭部だけを洗う場合にも当然ながら洗髪時のシャンプーは胴体側にも温湯に混じって移動する。元来洗髪専用のシャンプーと体を洗う石鹸とは成分を異にしており、シャンプーが必ずしも不具合というわけではないが、入浴者の体調や皮膚加減によっては却って症状を悪化させることにもなりかねないが、本発明の浴槽では仕切板を設けているので洗髪時の湯が胴体室に移動することはなく、洗髪シャンプーによって体に悪影響を及ぼすことはない。
前記のように洗髪と所謂湯あみとは別個にできるため洗髪だけの時は頭部室にのみ温湯を使い、胴体室を水濡れしないようにすることもでき、したがって例えば衣服を着たままでも洗髪は可能であり、冬場や体調によって入浴を必要としない場合は衣服を着たままあたかも理髪店や美容院で洗髪するような方法によって汚れた頭髪を洗うことができ風邪引きなどの余病併発を未然に防止できる。
また洗髪を終えた後に体を洗う際には、洗髪後の湯を排出し、なおかつその場で頭部をドライにすることができるので頭部の水濡れによる体の冷え防止にも役立つ。そして乾燥させた頭部には別に枕をあてがってもよく、こうすることによって入用者は一旦休息できるため楽な気持で胴体室における湯あみをすることもできる。
前記の事柄は当然ながら介護人の立場にも当てはまるもので、洗髪だけのときは病人に着替えをさせる必要はなく患者服のままで作業でき、また胴体を洗う場合に湯水のない頭部室に首から上を安定させておけば入浴者は頭を濡らすことなく安心して入浴し、体洗いを介護人に任せることができる。
本発明によれば構成主材を組立式としたことで布団・床上・ベッド上など病人の寝ている場所にそのまま設置でき、病人を遠くまで移動する必要がないため多人数を要さず、それゆえ入浴までの作業に手間取ることがない。そして組み立てた浴槽に無蓋の内側ケースを取り付けるだけでよく、入浴終了後は排水して内側ケースを取り外せばコンパクトに折り畳みできるためその収納場所に腐心する煩わしさもない。
更に本発明は、構成主材を入浴者の体のサイズに合わせて作製するため本人専用となる、いわばマイ浴槽として使用でき、このため他者が入浴することはないので他人の入浴を嫌う病人にとってはこの上なく衛生的で満足感を享受でき、また例えば浴槽を自分好みの色合いとすることで他人の浴槽との区別ができひいてはストレス解消にも役立つ効果がある。
浴槽の概略斜視図である。 浴槽に内側ケースを敷置し、病人を仰臥させた側断面図である。 ベッド上に組み立てた浴槽で洗髪する例を示す正断面図である。 服を着た状態で洗髪をする例を示す俯瞰図である。
図面を参照して本発明の形態につき説明すると、図1は全体の外観を示すもので、浴槽1は底板2と、左右の長板3、前後の短板4を構成主材としており、これらの材質は問わないがマグネシウム材などはふさわしい素材として選択できる。浴槽の縦横高さは使用する入浴者本人の体のサイズに合わせるがゆったりとして入ることができるように余裕をもたせるのが好ましい。各構成主材は連結具を介して接合されるが、連結具にはヒンジ、若しくは相互の突合せ端部を凹凸の嵌め合わせ方式とする、又はこれらを組み合わせるなど、従来のこの種連結手法を用いることができるため説明および詳細図は省略する。夫々の構成主材は重ね合わせることができてコンパクトに折り畳むことができ、搬送収蔵がしやすく取り扱いが容易となる。
浴槽1内には、前部の短板寄りに仕切板5を設けてあり、この仕切板5により浴槽は頭部室7と胴体室8とに区分される。仕切板5は中央に頭支え凹部6を形成してあり、入浴者はこの部分に頭骨と首の中間あたりを乗せることができる(図2参照)。ところで入浴する前には頭部室7と胴体室8にはあらかじめ浴槽1内にマッチする無蓋ビニール製の内側ケース9・9を夫々設置し且つ内側ケース9・9の端部10を長板3の上面に着脱自在に固定する。この固定手段は例えば端部10を折り曲げて洗濯ばさみ様の挟着具で長板3に固定したり、端部10に針金状の心棒を取り付けておき、この部分を長板3に設けた複数の小フックに引っ掛けるなどその形態に限定をする必要はなく、入浴後は固定個所から端部10を簡単に取り外しができ、内側ケース9は浴槽1から容易に引き上げることができる構成をとる。
美容院等では仰向かせた客の頭を洗うときに洗い台の支え部に頭部を軽く乗せながら美容師等が要領よく洗髪作業を進めるものであり、本発明にあっても同様の方法が用いられる。そして洗髪時には当然ながらシャンプーを使い、シャワー水で汚れを洗い流すが(図3参照)、仕切板5が存在するので胴体側には洗髪時の汚水が流入する恐れはない。仕切板5は上方からの差し込み式で着脱自在としてあり、不要時には外しておくことができる。なお図中11は入浴者の足裏と短板との間に大きな開きがあったときに用いる隙間防止のための着脱自在のクッション材であり、足を伸ばしたときに弾力性のあるクッション材11に足裏を当接させると心地よい刺激となり、更には足の屈伸運動にもなって入浴者はリラックスできる。
従来の介護浴槽には仕切りがないためシャンプーの混ざった湯水はそのまま胴体側にも移動し、胴体洗いに用いる石鹸洗剤とシャンプーとが混合するため病人にとって健康上マイナスにはなってもプラスになることはないが、本発明ではこのような懸念は払拭される。
そして体を洗うときは別体の枕(不図示)を頭部室7に置いて頭を安定させればよく、洗髪後は仕切板5をそのままにしても或いは取り外すこともでき、こうすることで既存の浴槽と同様の使用もできる。
図4は服を着たまま洗髪のできる例を示している。上記のように浴槽1は仕切板5を境に頭部室7と胴体室8に分けることができるため洗髪のみの場合は必ずしも裸にならず、患者服などを着た状態でも構わない。病人によっては裸になると体調に変化をきたしたり冬場では寒気によって風邪をひいたりするといった問題が想定されるものであり、そのような不測の事態を未然に防止するといった観点からも好ましいといえる。
仕切板5はあくまでも洗髪することを前提に取り付けるものであるから、入浴だけのときは取り外しておくことができることは勿論である。したがってその場合は入浴者である病人にふさわしい枕をあらかじめ用意しておき浴槽の頭部側に置いておく。介護人も、仕切板5を外しているときは洗髪不要ということで体を洗うことに専念でき、余分な手間をかけないで済む。
洗髪・入浴時の湯は風呂場若しくは水道からのものをホースを介して導入する。最近では水道も湯・水の切り替え可能なものが普及しているので病人にふさわしい温湯を浴槽に供給でき、また離れている風呂場からの湯はポンプを介在させれば浴槽まで導入するのにさほど面倒とはならず、したがって多少の距離があっても湯の供給に腐心する煩わしさはない。
頭部室7と胴体室8には特に排水口を設けるまでもなく、ホースを用いて吸引することで容易に排水される。なお浴槽の内外においてジャグジー具・ポンプ等を適宜に用いることは送・排水時、入浴中における利便性を高めることができるので任意に設ければよい。しかして同じシャワーから温湯を病人の体にあてて上がり湯となし、体を拭いて病人を一旦浴槽1より運び出し、内側ケース9を除去して浴槽1をベッド12から取り外せば病人をベッド上に戻すことができる。
上記のように本発明によれば洗髪と湯あみを仕切板5を介し独立別個に行うことを可能にすることで洗髪時と湯あみに用いるシャンプー・石鹸水の混合を防止し、病人にやさしい衛生的な介護作業を実現できる。とりわけ洗髪のみのときには胴体室8に湯水を必要としないので、余分な水の流出を抑えることができるとともに防水服に着替えるまでもなく患者服のままで浴槽1に体を横たえることができ、入浴者・介護人の双方にとって手間が省ける利便性の高い発明といえる。なお本発明において上記の説明中内側ケース9をビニール材としてあるが、他の同効材も任意に選択できること勿論であり、クッション材11の構造等同じ目的効果を奏する範囲における他の変更事項も本発明の実施の範疇に属する。
1 浴槽
2 底板
3 長板
4 短板
5 仕切板
6 頭支え凹部
7 頭部室
8 胴体室
9 内側ケース
10 端部
11 クッション材
12 ベッド

Claims (2)

  1. 長方形状の底板と該底板の上部周縁を囲繞する左右の長板及び前後の短板を構成主材となし、底板、長板、短板の夫々が連結具を介し連繋され且つこれらを折り畳み状態より組み立てて浴槽を形成し、該浴槽の前部短板寄りに、頭支え凹部を形成した着脱自在の仕切板を設けて頭部室と胴体室とに区分するとともに両室に、夫々マッチする無蓋ビニール製の内側ケースを設置し且つ内側ケースの端部を長板の上面に着脱自在に固定することを特徴とする介護用組立式浴槽。
  2. 前記浴槽内における後部短板に、隙間防止のためのクッション材を着脱可能に設けることを特徴とする請求項1記載の介護用組立式浴槽。
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