JP3164264B2 - 通信線路雑音測定方法 - Google Patents

通信線路雑音測定方法

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JP3164264B2 JP29067993A JP29067993A JP3164264B2 JP 3164264 B2 JP3164264 B2 JP 3164264B2 JP 29067993 A JP29067993 A JP 29067993A JP 29067993 A JP29067993 A JP 29067993A JP 3164264 B2 JP3164264 B2 JP 3164264B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信線路に発生する雑
音を測定する通信線路雑音測定方法および該通信線路雑
音測定方法に使用され、通信線路の端末に接続される遠
隔終端装置に関し、更に詳しくは、センタの交換室に居
ながら通信線路の雑音を簡単かつ正確に測定し、雑音原
因および故障箇所の迅速な特定および故障修理の迅速化
を図るのに利用し得る通信線路雑音測定方法および遠隔
終端装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信線路に生じる雑音の有無また
は通信線路の特性を試験・測定するときは、通信線路の
発端である交換機側(センタ内)の交換室内に用意され
た自動局用線路試験架(LTF)あるいは改良型試験台
システム(SULTS:Subscriber Line Test System
)を用いて行っていた。これらのシステムではその主
要な試験・測定を通信線路端末を開放状態にして行って
いる。例えば、通信線路端末が開放の状態で測定するも
のに、通信線路の絶縁抵抗試験及び容量試験がある。ま
た、通信線路端末が終端の状態で測定するものに、ルー
プ抵抗試験がある。
【0003】これら通信線路の特性を試験する従来技術
について次に図を参照して説明する。従来技術の例で
は、改良型試験台システム(SULTS)の場合につい
て説明するが、この場合各種試験の測定回路は加入者側
からみて交換機側に設けられている。
【0004】まず、通信線路の絶縁抵抗試験について説
明する。なお、ここでいう通信線路とは平衡2線伝送路
を指しており、絶縁抵抗試験には、それら2線間(A線
−B線間)以外に各々の通信線とアース間(A線−G
間、B線−G間)を測定する3項目がある。
【0005】図3に測定原理を示す。図3で1は直流電
圧Eの電源、2は直流電流I、3は測定回路、4はA線
およびB線の2線からなる通信線路、5は被測定線間抵
抗、6は通信線路端末である。
【0006】通信線路端末6が開放の状態において、各
被試験線間に電源1の直流電圧E(−48V又は−10
V)を印加し、その時流れる電流値Iを測定することに
より被測定線間抵抗5の抵抗値Rを(1)式により算出
する。200kΩ以下の抵抗値が測定された場合、絶縁
不良の故障、すなわち混線や地気が判定される。
【0007】 R=E/I (1) 次に、容量試験の測定原理を図4に示す。図4で7は容
量値Co の基準容量、8は基準容量間の電圧Vo 、9は
容量値Cの被測定線路容量、10は切り替えスイッチ、
1は直流電圧Eの電源、3は測定回路、4は通信線路、
6は通信線路端末である。まず、通信線路端末6が開放
の状態において、スイッチ10を電源1の側に接続し
て、通信線路4(A線−B線間)に電源1の直流電圧E
(−48V又は−10V)を印加し、被測定線路容量9
に電荷を充電する。次に、スイッチ10を基準容量7の
側に切り替えることによって、被測定線路容量9に充電
された電荷を基準容量7に配分し、基準容量7に生じる
基準容量電圧Vo を測定することによって以下の関係式
が成り立ち、これより被測定線路容量9の容量値Cが求
まる。0.3μF以下の容量値が測定された場合、断線
や接触不良などの故障があると判定される。
【0008】 Vo =C・E/(C+Co ) (2) C=Co ・Vo /(E−Vo ) (3) ループ抵抗試験の測定原理を図5に示す。図5で11は
直流電流Ic を供給する電流源、12は印加電圧Vc
13は抵抗値Rs の線路抵抗、14は抵抗値Rt の通信
線路端末の終端抵抗、3は測定回路、4は通信線路、6
は通信線路端末である。通信線路端末6が終端の状態に
おいて通信線路4に一定電流Ic を流し、通信線路4に
印加された電圧Vc を測定することにより(4)式から
ループ抵抗Ru (=Rs +Rt )が求まる。ループ抵抗
が1500Ωを超える場合に、断線や接続不良などがあ
ると判断される。この場合、通信線路端末6まで試験者
の一人が赴き終端する必要がある。
【0009】 Ru (=Rs +Rt )=Vc /Ic (4)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の測定法
においては、通信線路に雑音が生じている場合に、次の
ような問題が発生する。
【0011】通信線路端末6は、実際には通信端末機の
内部抵抗で終端されており、従来例のように開放状態で
は雑音や誤動作がある場合の通信線路4の電気的状態を
再現していないという問題がある。
【0012】また、従来のループ抵抗試験は通信線路端
末6が終端された状態での直流による試験・測定である
が、雑音や妨害波は交流であり、交流に対する通信線路
4の電気的特性を把握できないという欠点がある。しか
も、直流抵抗試験の最中に雑音が再現しても、試験者が
確認するだけで、定量的な測定や記録が不可能である。
【0013】更に、上述したように、通信線路端末6を
終端する場合、試験者のひとりが、通信線路端末まで行
き、通信端末機で受話器を持ち上げるなどして終端状態
にするか、通信線路端末6に抵抗器をつけるなどの何ら
かの方法で終端を行わなければならないという問題があ
る。
【0014】上述したように、通信端末機で受話器を持
ち上げるなどして通信線路端末6を終端する場合、周囲
の音が受話器から混入し、正確な雑音の測定ができない
といった問題もある。
【0015】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、センタの交換室に居ながら通
信線路の雑音を遠隔的に適確に測定し得る通信線路雑音
測定方法および該通信線路雑音測定方法に使用される遠
隔終端装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の通信線路雑音測定方法は、通信線路の端末
に接続されている通信端末装置の直前の通信線路側に遠
隔終端装置を接続し、該遠隔終端装置をセンタの交換室
から通信線路を介して遠隔制御して、通信端末装置を切
り離すとともに、通信線路を前記遠隔終端装置内で所定
のインピーダンスで終端し、この終端された通信線路を
交換機から切り離し、この切り離された通信線路に対し
て交換室から直流電圧を印加することにより通信端末装
置の使用時の通信線路の電気的状態を再現し、交換室に
おいて通信線路における時間波形、周波数波形および音
声波形から雑音を測定することを要旨とする。
【0017】
【0018】
【作用】本発明の通信線路雑音測定方法では、通信端末
装置の直前の通信線路側に遠隔終端装置を接続し、該遠
隔終端装置をセンタの交換室から遠隔制御して、通信端
末装置を切り離すとともに、通信線路を所定のインピー
ダンスで終端し、この終端された通信線路を交換機から
切り離し、この切り離された通信線路に対して交換室か
ら直流電圧を印加して通信端末装置の使用時の通信線路
の電気的状態を再現し、交換室において通信線路におけ
る時間波形、周波数波形および音声波形から雑音を測定
する。
【0019】
【0020】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0021】図1は、本発明の一実施例に係わる通信線
路雑音測定方法を実施する接続システムの構成図であ
る。図1において、センタの交換室内に設けられた第1
の測定器15は、直流電圧Eの電源1を有し、該電源1
の直流電圧Eは切り替えスイッチ24を介して通信線路
4に接続され、該通信線路4から通信線路端末6に接続
されている。通信線路4は負極側通信線路16aおよび
正極側通信線路16bからなり、また通信線路端末6に
は遠隔終端装置22および通信端末機23が設けられて
いる。遠隔終端装置22は、通信端末機23と通信線路
4との間に接続され、後述するように切り替えスイッチ
ング手段を有し、通常の状態においては通信端末機23
を通信線路4に接続している第1のスイッチ状態にある
が、通信線路4から制御電圧を供給されると、この制御
電圧に応答して通信端末機23を通信線路4から切り離
して、通信線路4を所定のインピーダンスで終端する第
2のスイッチ状態を有している。
【0022】また、切り替えスイッチ24は、通常の状
態では、実線で示すように、第1の測定器15が通信線
路4に接続されるようにスイッチされているが、センタ
の交換室から制御されると、点線で示すように第2の測
定器55を通信線路4に接続するようにスイッチ制御さ
れる。
【0023】第2の測定器55は、前記電源1の直流電
圧Eと逆極性の電圧を有する疑似交換機17を内蔵し、
該疑似交換機17の電圧は点線で示す切り替えスイッチ
24を介して通信線路4に供給され、該通信線路4から
更に通信線路端末6に供給されるようになっている。ま
た、第2の測定器55の疑似交換機17の両端は、それ
ぞれコンデンサ21a,21bを介してオシロスコープ
18およびスペクトラムアナライザ19に接続され、該
スペクトラムアナライザ19には音声録音機20が接続
されている。
【0024】以上のように構成されたものにおいて、ま
ず通信線路4に雑音があるかどうかを確認するための試
験を行う場合について説明する。なお、試験前の通常の
状態において、通信線路端末6内の通信端末機23は遠
隔終端装置22を直接そのまま通過して通信線路4に接
続されている。
【0025】このように通信端末機23が遠隔終端装置
22を介して通信線路4に直接接続されている状態にお
いて、上述した試験を行うに当たって、遠隔終端装置2
2を制御して、該遠隔終端装置22によって通信端末機
23を通信線路4から切り離し、通信線路4を遠隔終端
装置22内の所定のインピーダンスで終端するために、
まず交換室に設けられた第1の測定器15の電源1から
第1の極性の例えば96V以上の所定の直流電圧Eを切
り替えスイッチ24を介して通信線路4に供給し、更に
該通信線路4を介して遠隔終端装置22に供給する。な
お、この第1の極性において、通信線路4の負極側通信
線路16aに直流電圧Eの正極側が印加され、正極側通
信線路16bに負極側が印加される。
【0026】このように第1の測定器15から96V以
上の所定の直流電圧Eを切り替えスイッチ24および通
信線路4を介して遠隔終端装置22に供給すると、遠隔
終端装置22内の切り離し制御回路が動作し、これによ
り通信端末機23は通信線路4から切り離され、通信線
路4は遠隔終端装置22内において所定のインピーダン
ス、例えば110Ωの内部抵抗によって終端される。
【0027】このように遠隔終端装置22によって通信
端末機23が切り離され、通信線路4が所定のインピー
ダンスで終端された後、切り替えスイッチ24を点線で
示すように切り替えると、センタ内において通信線路4
は交換機から切り離されるとともに、通信線路4は点線
で示すように切り替えスイッチ24を介して第2の測定
器55の疑似交換機17に接続され、疑似交換機17か
ら、第1の極性と反対の逆極性の48Vの直流電圧を供
給される。すなわち、通信線路4の負極側通信線路16
aが負極となり、正極側通信線路16bが正極となるよ
うに疑似交換機17からの直流電圧48Vは通信線路4
に印加され、これにより通信線路4は通信端末機23の
使用時と同じ電気的状態を再現されるとともに、通信線
路4は遠隔終端装置22内の切り離し制御回路によって
所定のインピーダンス、例えば110Ωによって終端さ
れる。
【0028】このように接続された状態で雑音が発生す
ると、この雑音は第2の測定器55において通信線路4
に接続されたコンデンサ21a,21bを介してオシロ
スコープ18およびスペクトラムアナライザ19に供給
され、オシロスコープ18によって雑音の時間波形を測
定し得るとともに、スペクトラムアナライザ19によっ
て雑音の周波数スペクトルを解析することができるとと
もに、更にスペクトラムアナライザ19を介して接続さ
れている音声録音機20によって音を記録することがで
きる。
【0029】上述したように、雑音の測定を終了した
後、切り替えスイッチ24を点線から実線で示すように
切り替えることにより、通信線路4は疑似交換機17か
ら交換室内の第1の測定器15に接続され、これにより
48Vの直流電圧から元の極性の電圧が通信線路4を介
して遠隔終端装置22に供給されるので、これにより遠
隔終端装置22内の制御回路が動作し、通信線路4は遠
隔終端装置22内の所定のインピーダンスから切り離さ
れ、通信端末機23に直接接続される。
【0030】次に、図2を参照して、前記遠隔終端装置
22の詳細について説明する。
【0031】図2に示す遠隔終端装置22は、入力端子
36a,36bが通信線路4に接続され、該通信線路4
を介して前記電源1の直流電圧Eが印加されるようにな
っている。前記入力端子36a,36bは、それぞれ第
1および第2のライン51a,51bを介して後述する
リレーの第1および第2の切り替え接点27a,27b
のブレーク接点側に接続され、これらの切り替え接点2
7a,27bのブレーク接点側を介して通信端末機23
の第1および第2の接続端子37a,37bに接続され
ている。通信端末機23は、図示されていないが、該第
1および第2の接続端子37a,37bを介して図1に
示したように接続されている。なお、第1および第2の
切り替え接点27a,27bは、リレー27の切り替え
接点であって、通常の状態において実線で示すようにそ
のブレーク接点側によって第1および第2のライン51
a,51bをそれぞれ第1および第2の接続端子37
a,37bに接続し、これにより通信端末機23は第1
および第2のライン51a,51bを介して通信線路4
に接続されている。
【0032】また、リレー27は、ラッチリレーであ
り、一度励磁されて、例えばその第1および第2の切り
替え接点27a,27bが切り替わると、リレー27に
対する励磁が解除されても、その切り替え接点27a,
27bの状態は維持され、また次に励磁されると、その
切り替え接点27a,27bは元の状態に戻るものであ
る。
【0033】遠隔終端装置22の第1および第2のライ
ン51a,51bとの間には、リレー27、該リレー2
7の内部抵抗27r、シリコン制御整流素子25および
ダイオード26の第1の直列回路、遠隔終端装置開放時
の入力抵抗30およびコンデンサ34の第2の直列回
路、および前記第1および第2の切り替え接点27a,
27bの点線で示すメーク接点側を介して接続された所
定のインピーダンスである例えば110Ωを有する終端
抵抗31およびダイオード33の第3の直列回路が互い
に並列に接続されている。また、第1のライン51aと
シリコン制御整流素子25のゲート(G)との間には遠
隔終端装置を再度開放するときの印加電圧を決定する抵
抗32とツェナーダイオード35が直列に接続されてい
る。
【0034】以上のように構成される遠隔終端装置22
において、まず通信端末機23を通信線路4から切り離
し、通信線路4を遠隔終端装置22内の終端抵抗31で
終端するには、交換機から印加される直流電圧と同極性
で高めの直流電圧E、例えば96V以上の直流電圧を電
源1から通信線路4を介して遠隔終端装置22の入力端
子36a,36b間に供給する。遠隔終端装置22は、
入力端子36a,36b間に96Vの直流電圧を供給さ
れると、該直流電圧は第1のライン51aから抵抗3
2、ツェナーダイオード35、シリコン制御整流素子2
5のゲート(G)とカソード(K)、ダイオード26、
および第2のライン51bの経路に印加され、これによ
りシリコン制御整流素子25のゲートとカソード間に順
方向の電圧が印加され、シリコン制御整流素子25がオ
ンする。
【0035】そして、シリコン制御整流素子25がオン
すると、直流電圧によって第1のライン51aからリレ
ー27の内部抵抗27r、リレー27、シリコン制御整
流素子25、ダイオード26を介して第2のライン51
bの経路に電流が流れ、これによりリレー27は駆動さ
れ、その第1および第2の切り替え接点27a,27b
は図示の点線で示すようにメーク接点側に切り替わる。
第1および第2の切り替え接点27a,27bがメーク
接点側に切り替わると、通信端末機23は回転センサ4
および遠隔終端装置22から切り離され、遠隔終端装置
22の第1および第2のライン51a,51b、ひいて
は通信線路4は第1および第2の切り替え接点27a,
27bのメーク接点側を介して110Ωの終端抵抗31
とダイオード33で終端される。この状態、すなわち第
1および第2の切り替え接点27a,27bのメーク接
点側への切り替え状態は、リレー27がラッチリレーで
あるので、リレー27への電流が遮断された後、すなわ
ち96Vの直流電圧が除去された後においても維持され
る。
【0036】以上のように切り替わった状態において、
次に図1で示したように切り替えスイッチ24を点線側
に切り替えて、第2の測定器55の疑似交換機17から
逆極性の直流電圧(48V)を通信線路4を介して供給
することにより、遠隔終端装置22において110Ωの
終端抵抗31で終端されたループ回路が形成される。こ
の結果、通信端末機23を使用している時と同じ電気的
状態が再現されるので、この状態で上述したように通信
線路4の各種試験および測定を行うことができる。
【0037】試験および測定が終了した後、遠隔終端装
置22における通信線路4の終端を解除し、通信端末機
23を通信線路4に接続した状態に戻すには、図1に示
す切り替えスイッチ24を再度実線側に切り替え、第1
の測定器15の電源1から48Vの直流電圧を通信線路
4を介して遠隔終端装置22に供給する。この結果、遠
隔終端装置22では、該直流電圧がツェナーダイオード
35を介してシリコン制御整流素子25のゲートに印加
され、これによりシリコン制御整流素子25は導通し、
リレー27の内部抵抗27r、リレー27、シリコン制
御整流素子25、ダイオード26の経路を介してリレー
27に励磁電流が流れ、リレー27が動作し、該リレー
27の第1および第2の切り替え接点27a,27bは
点線で示すメーク接点側から実線で示すブレーク接点側
の元の状態に戻るので、通信端末機23が該第1および
第2の切り替え接点27a,27bのブレーク接点側を
介して通信線路4に接続され、通常の通信可能状態に戻
ることになる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信端末装置の直前の通信線路側に遠隔終端装置を接続
し、該遠隔終端装置をセンタの交換室から遠隔制御し
て、通信端末装置を切り離すとともに、通信線路を所定
のインピーダンスで終端し、この終端された通信線路を
交換機から切り離し、この切り離された通信線路に対し
て交換室から直流電圧を印加して通信端末装置の使用時
の通信線路の電気的状態を再現し、交換室から通信線路
の雑音を測定するので、センタの交換室に居ながら、通
信端末装置の使用時の通信線路状態を再現して、通信線
路の雑音の試験及び測定を適確に行うことができる。ま
た、通信端末装置を切り離すとともに通信線路を所定の
インピーダンスで終端するので、周囲の音が受話器から
混入することがなく、正確な雑音測定を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる通信線路雑音測定方
法を実施する接続システムの構成図である。
【図2】図1の実施例に使用されている遠隔終端装置の
詳細な構成を示す回路図である。
【図3】従来の絶縁抵抗試験の測定原理を説明するため
の回路図である。
【図4】従来の容量試験の測定原理を示す回路図であ
る。
【図5】従来のループ抵抗試験の測定原理を示す回路図
である。
【符号の説明】
1 電源 4 通信線路 6 通信線路端末 15 第1の測定器 17 疑似交換機 18 オシロスコープ 19 スペクトラムアナライザ 20 音声録音機 22 遠隔終端装置 23 通信端末機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 跡部 文章 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−229558(JP,A) 特開 昭62−18860(JP,A) 特開 昭61−77460(JP,A) 特開 昭61−90561(JP,A) 特開 昭61−163765(JP,A) 実開 昭63−140744(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信線路の端末に接続されている通信端
    末装置の直前の通信線路側に遠隔終端装置を接続し、該
    遠隔終端装置をセンタの交換室から通信線路を介して遠
    隔制御して、通信端末装置を切り離すとともに、通信線
    路を前記遠隔終端装置内で所定のインピーダンスで終端
    し、この終端された通信線路を交換機から切り離し、こ
    の切り離された通信線路に対して交換室から直流電圧を
    印加することにより通信端末装置の使用時の通信線路の
    電気的状態を再現し、交換室において通信線路における
    時間波形、周波数波形および音声波形から雑音を測定す
    ることを特徴とする通信線路雑音測定方法。
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KR100616566B1 (ko) 2004-05-20 2006-08-29 엘지노텔 주식회사 광단국 장치의 음성 통화로 잡음 제어 장치 및 방법

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