JP2545133Y2 - データ回線試験器 - Google Patents

データ回線試験器

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JP2545133Y2
JP2545133Y2 JP3972791U JP3972791U JP2545133Y2 JP 2545133 Y2 JP2545133 Y2 JP 2545133Y2 JP 3972791 U JP3972791 U JP 3972791U JP 3972791 U JP3972791 U JP 3972791U JP 2545133 Y2 JP2545133 Y2 JP 2545133Y2
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Japan
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line
resistance
test
resistor
tester
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JP3972791U
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元佑 西村
薫 西田
勝次 真崎
正行 小谷
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、データ通信システム等
における回線開通試験や故障切分け試験に用いる試験器
であって、特に、データ通信回線のセンタ音確認試験用
の試験器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のデータ通信回線の試験につ
いて説明する図であって、51は端末機、52−1〜5
2−3はそれぞれ収容局、53は線路、54はデータ通
信システムのセンタ、55は有極継電器、56は蓄電
池、57は変圧器、58はバイアス抵抗、59は試験用
の電話機を表わしている。
【0003】同図において、センタ54には、線路53
の直流抵抗(以下線路抵抗とも言う)に応じて調整すべ
きバイアス抵抗58が設けられている。このバイアス抵
抗58は、タップを切り替えることによって抵抗値を設
定するもので、有極継電器55を正常に動作させるため
にはこのバイアス抵抗58の値を正しく設定する必要が
ある。線路抵抗と設定すべきバイアス抵抗の値の関係の
例を“表1”に示す。
【0004】
【表1】
【0005】上述のような系においての従来の開通時試
験手順(以下開通試験と言う)は次のように行なわれて
いた。すなわち、図5の線路53に電話器を接続して、
センタ54に接続し、受話器を耳に当てると、接続が成
されていれば、センタから「センタは受付可能」あるい
は、「センタへ接続されたことを示す」という意味をも
つ特有の音(センタ音と呼んでいる)が聞こえるので、
これが聞えたことによって試験は正常に終了したものと
する。
【0006】線路部分は単なる1対の加入者線路の場合
もありうるが、多くの場合、図5に示すように、端末機
51とセンタ54との間は中継所等の中継施設(図では
収容局52−1〜52−3として示している)を経由す
る。そして、センタおよびそれぞれの収容局において、
該当する線路のL1,L2に電話器を接続し、(同図で
は接続する箇所を英字符A〜Dで示している)前述のよ
うな手順を踏むことにより試験を行なっていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】図5における有極継電
器55の主な機能は、端末機側において線路を直流的に
短絡することによって流れる直流電流を検出して、接点
(図示していない)を開閉するものである。バイアス抵
抗58は、線路53の長短によって異なる直流抵抗の違
いによってその値を調整し、有極継電器55の動作を安
定させるために用いている。線路抵抗(電話機内部抵抗
を含む)とバイアス抵抗の設定値による有極継電器の動
作範囲の例を図6に示す。
【0008】同図において、各線の内側(ゼロオームに
近い領域)および線上が動作範囲であり、外側が不動作
領域である。例えば、線路抵抗と端末装置直流抵抗(公
称600オーム)の和が3100オームあるときは、こ
の図に点線で示すようにバイアス抵抗は27kオーム以
上が必要であることが分る。そのため、実際には動作マ
ージンを加味して36kオームとするべきところである
が、これを誤って20kオームを接続してしまうと、端
末側で線路を直流的に600オーム(電話機の直流抵
抗)で端絡しても(合計3100オーム)Aリレーは動
作しないが、センタ内で電話機(直流抵抗600オー
ム)のみを接続すると、Aリレーは動作してしまい、試
験結果は良好となってしまうことが、同図から分かる。
【0009】なお、センタ音は、図5右端のボスウェイ
トランク(BWT)から供給され、トランス57経由
で、線路に供給される。上述のように従来の試験手順
(方法)では、線路抵抗を加味していなかったため、バ
イアス抵抗の適否を確認できなかった。そのため、開通
試験結果が、良好であっても、実際に端末機を接続した
とき、正常に動作しない可能性があった。バイアス抵抗
の値が不適切である理由として、設計値が間違っている
場合と、工事ミスによって、設計と異なる値の抵抗値に
設定されている場合等がある。
【0010】本考案はこのような従来の問題点に鑑み、
線路の抵抗値を加味した試験を行なうことのできるデー
タ回線試験器を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案によれば上述の問
題点は前記実用新案登録請求の範囲に記載した手段によ
り解決される。すなわち、本考案は、2線式通信回線の
それぞれの線路に接続する2つの測定端子を備え、端末
機の内部抵抗に相当する直流抵抗値の固定抵抗器と、該
固定抵抗器と直列に接続されその抵抗値を直読し得る構
造の可変抵抗器とから成る回路を前記測定端子間に接続
すると共に、該測定端子間、または、上記抵抗器と可変
抵抗器によって形成される回路内から音声周波数帯の信
号を抽出する回路を設けたデータ回線試験器である。
【0012】
【作用】本考案のデータ回線試験器は、上述のように端
末機の内部抵抗に相当する抵抗値の固定抵抗器と外部か
ら、その抵抗値を知ることのできる可変抵抗器とを直列
に接続した抵抗回路を有しているので、これを線路の試
験点に接続し、可変抵抗器の値を、センタから端末機ま
での線路抵抗値とセンタから試験点までの線路抵抗値と
の差の値となるように設定して用いることにより、試験
する位置に関係なく、実際の端末装置とセンタ間の線路
抵抗を加味して試験を行なうことができる。
【0013】試験に際してのセンタ音の確認について
は、音声周波数帯の信号を抽出する回路(例えば試験端
子に蓄電器を介して、接続した回路)にイヤホン等を接
続して容易に行なうことができる。
【0014】
【実施例】図1は本考案の一実施例の回路を示す図であ
って、1はデータ回線試験器、2−1,2−2は試験端
子、3はイヤホンジャック、4は蓄電器、5は固定抵抗
器、6−1,6−2はそれぞれ可変抵抗器を表わしてい
る。図2は本考案の一実施例の外観図であって、データ
回線試験器の斜視図を示しており、7は筐体、8は把
手、9はイヤホンジャック、10は試験端子、11,1
2は可変抵抗器の切替ノブを表わしている。
【0015】本実施例の、可変抵抗器は図1に示すよう
にロータリースイッチによって、直列に接続した抵抗器
の接続点を選択するように構成されており、図2の切替
ノブ11,12によって、0〜6kオームの間で100
オームごとに任意の抵抗値を設定することができる。更
にオープンノッチも設けているので、回線断の状態も擬
似できる。
【0016】図3は本考案のデータ回線試験器を用い
て、試験を行なう場合について説明する図であって、1
3はイヤホン、14は端末機、15−1〜15−3はそ
れぞれ収容局、16はセンタ、17は有極継電器、18
はバイヤス用の抵抗器、19は変圧器、20は蓄電池、
21はデータ回線試験器、22は線路を表わしてる。本
考案のデータ回線試験器を用いるには、線路設計図に記
載されている線路種類と長さに係る情報から、データ回
線試験器を接続する測定点から端末機までの線路抵抗を
求め、その値をデータ回線試験機の切替ノブによって設
定した上で、測定点にデータ回線試験器を接続しイヤホ
ン13によってセンタ音の確認を行なえば良い。
【0017】図3において、A〜B,B〜C,C〜Dの
各区間の線路抵抗(ループ抵抗)がそれぞれ500オー
ムであり、Dと端末機との間の線路抵抗が1000オー
ムである場合には、A点での測定に際しては、データ回
線試験器の切替ノブは、2500オームに設定し、B点
なら、2000オーム、C点なら1500オーム、D点
なら1000オームになるように、それぞれ設定する。
【0018】図3ではC点にデータ回線試験器を接続し
た状態を示しているので、切替ノブは1500オームに
設定されている。センタ16内の有極継電器17の動作
と、バイヤス抵抗の調整については前述した従来の場合
と全く同様であるので説明を省略するが、本考案のデー
タ回線試験器を使えば、切替ノブにより、擬似的に線路
抵抗を任意に変化させることができるので、有極継電器
の動作のマーヂンテストを行なうことも容易である。
【0019】図4は本考案の他の実施例を示すもので、
23はデータ回線試験器、24は可変抵抗器、25は電
話機、26は試験端子を表わしている。この実施例で
は、固定抵抗器は電話機の内部抵抗を用いる回路として
おり、また可変抵抗器として抵抗値が連続的に変化する
形式のものを使用している。そのため線路抵抗を段階的
ではなく連続的に任意の値に設定できると共に、データ
回線試験器を容易に作成することが可能であるが、可変
抵抗器構造上、その値を予め刻印した目盛などによって
正確に設定することが、やや困難であるから、例えばテ
スター等で、抵抗値を測定しながら設定するなどの方法
を採る必要がある。
【0020】また、この回路構成で可変抵抗器24を図
1に示したような、固定抵抗器を切り替える方式のもの
とすることもできる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、デ
ータ通信回線の開通試験に際し、線路抵抗を加味して、
実際の動作環境に近い状態で試験ができる。そのため、
センタ装置のバイアス抵抗設定ミスに伴う動作不良等
を、端末に出向かずに発見できる利点がある。また、試
験は、センタと線路の接続点だけではなく、線路途中の
中継施設においても、センタと端末機間の線路抵抗を勘
案した試験ができる。また、抵抗値を変化させることに
よって、限界値を検証することができるから、詳細に動
作条件を確認できる。従って、センタ装置のバイアス抵
抗値の適否を詳細に試験することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の回路を示す図である。
【図2】本考案の一実施例の外観図である。
【図3】本考案のデータ回線試験器を用いた試験方法を
説明する図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す図である。
【図5】従来のデータ通信回線の試験について説明する
図である。
【図6】線路抵抗とバイアス抵抗の設定値による有極継
電器の動作範囲を示す図である。
【符号の説明】
1,21,23 データ回線試験器 2−1,2−2,10 試験端子 3,9 イヤホンジャック 4 蓄電器 5 固定抵抗器 6−1,6−2,24 可変抵抗器 7 イヤホン 8 筐体 8a 把手 11,12 切替ノブ 13 把手 14 端末機 15−1〜15−3 収容局 16 センタ 17 有極継電器 18 バイアス用の抵抗器 19 変圧器 20 蓄電池 22 線路 25 電話機 26 試験端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小谷 正行 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−98302(JP,A) 特開 平2−242499(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2線式通信回線のそれぞれの線路に接続
    する2つの測定端子を備え、端末機の内部抵抗に相当す
    る直流抵抗値の固定抵抗器と、該固定抵抗器と直列に接
    続されその抵抗値を直読し得る構造の可変抵抗器とから
    成る回路を前記測定端子間に接続すると共に、該測定端
    子間、または、上記抵抗器と可変抵抗器によって形成さ
    れる回路内から音声周波数帯の信号を抽出する回路を設
    けたことを特徴とするデータ回線試験器。
JP3972791U 1991-04-30 1991-04-30 データ回線試験器 Expired - Lifetime JP2545133Y2 (ja)

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JPH04126482U JPH04126482U (ja) 1992-11-18
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