JPH04126482U - データ回線試験器 - Google Patents

データ回線試験器

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JPH04126482U
JPH04126482U JP3972791U JP3972791U JPH04126482U JP H04126482 U JPH04126482 U JP H04126482U JP 3972791 U JP3972791 U JP 3972791U JP 3972791 U JP3972791 U JP 3972791U JP H04126482 U JPH04126482 U JP H04126482U
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resistance
line
resistor
circuit
terminal
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元佑 西村
薫 西田
勝次 真崎
正行 小谷
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日本電信電話株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ通信回線の試験器に関し、線路抵抗を
加味した状態で試験ができる試験器の実現を目的とす
る。 【構成】 端末機の内部抵抗に相当する直流抵抗値の固
定抵抗器と、該固定抵抗器と直列に接続されその抵抗値
を直読し得る構造の可変抵抗器とから成る回路を測定端
子間に接続すると共に、該測定端子間、または、上記抵
抗器と可変抵抗器によって形成される回路内から音声周
波数帯の信号を抽出する回路を設けるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、データ通信システム等における回線開通試験や故障切分け試験に用 いる試験器であって、特に、データ通信回線のセンタ音確認試験用の試験器に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来のデータ通信回線の試験について説明する図であって、51は端末 機、52−1〜52−3はそれぞれ収容局、53は線路、54はデータ通信シス テムのセンタ、55は有極継電器、56は蓄電池、57は変圧器、58はバイア ス抵抗、59は試験用の電話機を表わしている。
【0003】 同図において、センタ54には、線路53の直流抵抗(以下線路抵抗とも言う )に応じて調整すべきバイアス抵抗58が設けられている。このバイアス抵抗5 8は、タップを切り替えることによって抵抗値を設定するもので、有極継電器5 5を正常に動作させるためにはこのバイアス抵抗58の値を正しく設定する必要 がある。 線路抵抗と設定すべきバイアス抵抗の値の関係の例を“表1”に示す。
【0004】
【表1】
【0005】 上述のような系においての従来の開通時試験手順(以下開通試験と言う)は次 のように行なわれていた。すなわち、図5の線路53に電話器を接続して、セン タ54に接続し、受話器を耳に当てると、接続が成されていれば、センタから「 センタは受付可能」あるいは、「センタへ接続されたことを示す」という意味を もつ特有の音(センタ音と呼んでいる)が聞こえるので、これが聞えたことによ って試験は正常に終了したものとする。
【0006】 線路部分は単なる1対の加入者線路の場合もありうるが、多くの場合、図5に 示すように、端末機51とセンタ54との間は中継所等の中継施設(図では収容 局52−1〜52−3として示している)を経由する。そして、センタおよびそ れぞれの収容局において、該当する線路のL1,L2に電話器を接続し、(同図 では接続する箇所を英字符A〜Dで示している)前述のような手順を踏むことに より試験を行なっていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
図5における有極継電器55の主な機能は、端末機側において線路を直流的に 短絡することによって流れる直流電流を検出して、接点(図示していない)を開 閉するものである。バイアス抵抗58は、線路53の長短によって異なる直流抵 抗の違いによってその値を調整し、有極継電器55の動作を安定させるために用 いている。線路抵抗(電話機内部抵抗を含む)とバイアス抵抗の設定値による有 極継電器の動作範囲の例を図6に示す。
【0008】 同図において、各線の内側(ゼロオームに近い領域)および線上が動作範囲で あり、外側が不動作領域である。例えば、線路抵抗と端末装置直流抵抗(公称6 00オーム)の和が3100オームあるときは、この図に点線で示すようにバイ アス抵抗は27kオーム以上が必要であることが分る。そのため、実際には動作 マージンを加味して36kオームとするべきところであるが、これを誤って20 kオームを接続してしまうと、端末側で線路を直流的に600オーム(電話機の 直流抵抗)で端絡しても(合計3100オーム)Aリレーは動作しないが、セン タ内で電話機(直流抵抗600オーム)のみを接続すると、Aリレーは動作して しまい、試験結果は良好となってしまうことが、同図から分かる。
【0009】 なお、センタ音は、図5右端のボスウェイトランク(BWT)から供給され、 トランス57経由で、線路に供給される。 上述のように従来の試験手順(方法)では、線路抵抗を加味していなかったた め、バイアス抵抗の適否を確認できなかった。そのため、開通試験結果が、良好 であっても、実際に端末機を接続したとき、正常に動作しない可能性があった。 バイアス抵抗の値が不適切である理由として、設計値が間違っている場合と、工 事ミスによって、設計と異なる値の抵抗値に設定されている場合等がある。
【0010】 本考案はこのような従来の問題点に鑑み、線路の抵抗値を加味した試験を行 なうことのできるデータ回線試験器を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば上述の問題点は前記実用新案登録請求の範囲に記載した手段に より解決される。 すなわち、本考案は、2線式通信回線のそれぞれの線路に接続する2つの測定 端子を備え、端末機の内部抵抗に相当する直流抵抗値の固定抵抗器と、該固定抵 抗器と直列に接続されその抵抗値を直読し得る構造の可変抵抗器とから成る回路 を前記測定端子間に接続すると共に、該測定端子間、または、上記抵抗器と可変 抵抗器によって形成される回路内から音声周波数帯の信号を抽出する回路を設け たデータ回線試験器である。
【0012】
【作用】
本考案のデータ回線試験器は、上述のように端末機の内部抵抗に相当する抵抗 値の固定抵抗器と外部から、その抵抗値を知ることのできる可変抵抗器とを直列 に接続した抵抗回路を有しているので、これを線路の試験点に接続し、可変抵抗 器の値を、センタから端末機までの線路抵抗値とセンタから試験点までの線路抵 抗値との差の値となるように設定して用いることにより、試験する位置に関係な く、実際の端末装置とセンタ間の線路抵抗を加味して試験を行なうことができる 。
【0013】 試験に際してのセンタ音の確認については、音声周波数帯の信号を抽出する回 路(例えば試験端子に蓄電器を介して、接続した回路)にイヤホン等を接続して 容易に行なうことができる。
【0014】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の回路を示す図であって、1はデータ回線試験器、2 −1,2−2は試験端子、3はイヤホンジャック、4は蓄電器、5は固定抵抗器 、6−1,6−2はそれぞれ可変抵抗器を表わしている。 図2は本考案の一実施例の外観図であって、データ回線試験器の斜視図を示し ており、7は筐体、8は把手、9はイヤホンジャック、10は試験端子、11, 12は可変抵抗器の切替ノブを表わしている。
【0015】 本実施例の、可変抵抗器は図1に示すようにロータリースイッチによって、直 列に接続した抵抗器の接続点を選択するように構成されており、図2の切替ノブ 11,12によって、0〜6kオームの間で100オームごとに任意の抵抗値を 設定することができる。更にオープンノッチも設けているので、回線断の状態も 擬似できる。
【0016】 図3は本考案のデータ回線試験器を用いて、試験を行なう場合について説明す る図であって、13はイヤホン、14は端末機、15−1〜15−3はそれぞれ 収容局、16はセンタ、17は有極継電器、18はバイヤス用の抵抗器、19は 変圧器、20は蓄電池、21はデータ回線試験器、22は線路を表わしてる。 本考案のデータ回線試験器を用いるには、線路設計図に記載されている線路種 類と長さに係る情報から、データ回線試験器を接続する測定点から端末機までの 線路抵抗を求め、その値をデータ回線試験機の切替ノブによって設定した上で、 測定点にデータ回線試験器を接続しイヤホン13によってセンタ音の確認を行な えば良い。
【0017】 図3において、A〜B,B〜C,C〜Dの各区間の線路抵抗(ループ抵抗)が それぞれ500オームであり、Dと端末機との間の線路抵抗が1000オームで ある場合には、A点での測定に際しては、データ回線試験器の切替ノブは、25 00オームに設定し、B点なら、2000オーム、C点なら1500オーム、D 点なら1000オームになるように、それぞれ設定する。
【0018】 図3ではC点にデータ回線試験器を接続した状態を示しているので、切替ノブ は1500オームに設定されている。 センタ16内の有極継電器17の動作と、バイヤス抵抗の調整については前述 した従来の場合と全く同様であるので説明を省略するが、本考案のデータ回線試 験器を使えば、切替ノブにより、擬似的に線路抵抗を任意に変化させることがで きるので、有極継電器の動作のマーヂンテストを行なうことも容易である。
【0019】 図4は本考案の他の実施例を示すもので、23はデータ回線試験器、24は可 変抵抗器、25は電話機、26は試験端子を表わしている。 この実施例では、固定抵抗器は電話機の内部抵抗を用いる回路としており、ま た可変抵抗器として抵抗値が連続的に変化する形式のものを使用している。その ため線路抵抗を段階的ではなく連続的に任意の値に設定できると共に、データ回 線試験器を容易に作成することが可能であるが、可変抵抗器構造上、その値を予 め刻印した目盛などによって正確に設定することが、やや困難であるから、例え ばテスター等で、抵抗値を測定しながら設定するなどの方法を採る必要がある。
【0020】 また、この回路構成で可変抵抗器24を図1に示したような、固定抵抗器を切 り替える方式のものとすることもできる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、データ通信回線の開通試験に際し、線路 抵抗を加味して、実際の動作環境に近い状態で試験ができる。そのため、センタ 装置のバイアス抵抗設定ミスに伴う動作不良等を、端末に出向かずに発見できる 利点がある。また、試験は、センタと線路の接続点だけではなく、線路途中の中 継施設においても、センタと端末機間の線路抵抗を勘案した試験ができる。また 、抵抗値を変化させることによって、限界値を検証することができるから、詳細 に動作条件を確認できる。 従って、センタ装置のバイアス抵抗値の適否を詳細に試験することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の回路を示す図である。
【図2】本考案の一実施例の外観図である。
【図3】本考案のデータ回線試験器を用いた試験方法を
説明する図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す図である。
【図5】従来のデータ通信回線の試験について説明する
図である。
【図6】線路抵抗とバイアス抵抗の設定値による有極継
電器の動作範囲を示す図である。
【符号の説明】
1,21,23 データ回線試験器 2−1,2−2,10 試験端子 3,9 イヤホンジャック 4 蓄電器 5 固定抵抗器 6−1,6−2,24 可変抵抗器 7 イヤホン 8 筐体 8a 把手 11,12 切替ノブ 13 把手 14 端末機 15−1〜15−3 収容局 16 センタ 17 有極継電器 18 バイアス用の抵抗器 19 変圧器 20 蓄電池 22 線路 25 電話機 26 試験端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小谷 正行 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2線式通信回線のそれぞれの線路に接続
    する2つの測定端子を備え、端末機の内部抵抗に相当す
    る直流抵抗値の固定抵抗器と、該固定抵抗器と直列に接
    続されその抵抗値を直読し得る構造の可変抵抗器とから
    成る回路を前記測定端子間に接続すると共に、該測定端
    子間、または、上記抵抗器と可変抵抗器によって形成さ
    れる回路内から音声周波数帯の信号を抽出する回路を設
    けたことを特徴とするデータ回線試験器。
JP3972791U 1991-04-30 1991-04-30 データ回線試験器 Expired - Lifetime JP2545133Y2 (ja)

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