JPS6217724Y2 - - Google Patents

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JPS6217724Y2
JPS6217724Y2 JP1980030640U JP3064080U JPS6217724Y2 JP S6217724 Y2 JPS6217724 Y2 JP S6217724Y2 JP 1980030640 U JP1980030640 U JP 1980030640U JP 3064080 U JP3064080 U JP 3064080U JP S6217724 Y2 JPS6217724 Y2 JP S6217724Y2
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JP
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data transmission
transmission line
circuit
line
resistance value
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JP1980030640U
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JPS56133565U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
この考案は、データ伝送回線を収容する市内ケ
ーブル心線の接続箇所における接触不良の程度を
測定する試験器に関するものである。 従来、加入者ケーブルの殆んどは、接続箇所に
半田あげを行わない手ひねり接続であるが、これ
が経年変化により心線表皮に酸化被膜(亜酸化
銅)を生じ、等価的には小さな逆耐圧の整流器が
直列接続された回路となり、微弱な通信電流を使
用するデータ伝送回線、例えば搬送波1.8KHzで
送信電力−15dBn(約0.03mW)程度に対して、
回線全長が数1000オーム程度の抵抗値を示し、
時々断等の悪影響を与えることが多い。ところ
が、この現象は接続箇所の振動等により偶発的に
起る事が多く、また数ボルトの電圧印加により低
抵抗状態に回復することから、利用者からの障害
申告により電話局試験部門に設置されている試験
台を使用して端末方面の心線ループ抵抗値を測定
すると、測定用電源の直流48Vが印加され、接続
点の酸化皮膜が一時的に破壊消滅するので見かけ
上は接続点の接触不良無しと誤判定される。しか
し、これは一時的な回復であり、再度接触不良が
発生することが多い(同様に加入電話回線の場合
には、電話機に対し局電池48Vが心線を通じて供
給されるため、接続点に生じている酸化皮膜は破
壊され、良好な導通状態を形成するので接触不良
を発生することは稀である)。 以上の理由から、データ伝送回線を収容してい
る加入者ケーブルの試験にはテスター(1号回路
計等)を使用し、心線にできるだけ電流を流さな
い方法を用いることとなつている。しかし、テス
ター等で測定した結果、その心線に接触不良があ
るかどうかは著しくループ抵抗値が変動するとき
を除いて判定困難である。なぜならば、抵抗値か
ら接触不良を判定するには、良好な状態の抵抗値
との比較が必要であり、良好な状態の抵抗値は他
の空心線の測定、又は机上計算により求める必要
があり、手数を要する。また、テスターの読み誤
り等の誤差が発生しやすいという欠点もある。こ
の他の方法としては、端末モデムから送出される
搬送波のレベル変動の有無を測定する方法も用い
られ、そのために搬送波の送信電圧を計測するデ
ータ回線試験器や搬送波の瞬断回数を計測する
時々断試験器が使用されているが、偶発的な時々
断障害をキヤツチするためには長時間の監視が必
要であり、利用者からの障害の早期回復要請が強
いときは、その原因箇所を確認できないまま回復
処理している。 この考案は、上述のような、従来の技術的事情
にかんがみなされたものであり、従つてこの考案
の目的は、ケーブル心線の接続点の接触不良の程
度を簡易かつ短時間に誤判定なく測定することの
できるデータ伝送回線用心線導通試験器を提供す
ることにある。 この考案の構成の要点は、データ伝送回線のケ
ーブル心線に接続されたとき、該回線の通信状
態、雑音等をモニターすることのできるモニター
用増幅回路と、同じく接続されたとき、前記回線
のループ抵抗値または絶縁抵抗値を測定すること
のできる抵抗絶縁測定回路と、同じく接続された
とき、前記回線に直流電流を断続的に送出するこ
とのできる直流定電流送出回路と、前記各手段な
らびに回路の間で前記心線を切り換えて接続する
ための切換回路とを有して成り、前記直流定電流
送出回路による前記回線への直流断続電流印加の
前後において前記抵抗絶縁測定回路により測定し
た抵抗値の比較結果からケーブル心線の導通状態
の不良を検出し得るようにした点にある。 次に図を参照してこの考案の一実施例を説明す
る。 第1図は、この考案の一実施例を示すブロツク
図であり、第2図は、同実施例の外観斜視図であ
る。 これらの図において、1は電源プラグ、2は測
定端子、3はアース端子、4は電源スイツチ、5
は電源パイロツトランプ、6は機能選択スイツチ
(連動スイツチ)、7はスピーカ、8は音量調節
器、9は心線選択表示ランプ、10はデジタルパ
ネル、11はループ、対アース切換スイツチ(連
動スイツチ)、12は測定レンジ切替スイツチ、
13は通電スイツチ、14は通電表示ランプ、1
5はケース、16は携帯用ハンドル、17は電源
回路、18はモニター用増幅回路、19は抵抗絶
縁測定回路、20は直流定電流送出回路、であ
る。なお、本試験器の構成部品を収容するケース
15は、金属又はプラスチツク製とし、前面に操
作部及び表示部を集中し、上面にスピーカー7、
後面には電源コード及びヒユーズを設けている。
なお携帯用ハンドル16はスタンド兼用とし、自
由な角度で固定できる。以下、第1図、第2図を
参照して、この考案による試験器の操作法及び作
用を説明する。 先ず被測定回線のケーブル心線を、局内端子盤
等から本試験器の測定端子2のL1,L2に、アー
スをGND端子3に、また電源プラグ1を商用
100V電源に接続する。本器の電源スイツチ4を
オンにし、パイロツトランプ5の点燈を確認の
後、機能選択スイツチ6をa,a′端子「モニタ
ー」に廻せば、被測定回線の通信状態、雑音の有
無をモニター用増幅回路18を介し内蔵スピーカ
ー7で聴取することができる。また端末側作業者
等からの打合せ呼出し用としてもかかる聴取手段
は利用可能である。 次にスイツチ6をb,b′端子「測定」に廻せ
ば、心線のループ抵抗値又は絶縁抵抗値を抵抗絶
縁測定回路19により測定し、その結果をデジタ
ルパネル10に表示するので、この値を記録して
おく。なお、ループ抵抗と絶縁抵抗は、スイツチ
11の切り替えにより「L1−L2」「L1−E」「L2
−E」の選択により行うことができ、さらにスイ
ツチ12により測定の最大レンジの切り替えがで
きる。測定用電圧は最高DC5Vを使用し、心線に
電気的なシヨツクを与えないよう配慮している。
またデジタルパネル10は4.5桁表示(最大
19999)であり、測定値を精度よく読みとること
ができる。ループは端末側端子盤でL1,L2を短
絡するか、又はモデムのコイルのループを利用す
る。続いてスイツチ6をd,d′端子「通電」に廻
し、通電スイツチ13をオンにすると、L1,L2
のループ回路に直流定電流送出回路20が直流
50mAを1秒間隔で断続送出する。この直流断続
通電によつてケーブル心線接続点の酸化皮膜を破
壊し、正常時の抵抗値を得ようとするもので、送
出電流は大きいほど効果が期待されるが、モデム
に与える影響や人体に対する安全度を考慮し、ル
ープ抵抗値に関係なく50mA定電流、最大200Vに
設定してあり、ループ抵抗4000Ωまで動作可能で
ある。さらに断続送出することによつて効果を高
めている。このとき、デジタルパネル10に通電
電流値を表示するとともに、通電ランプ14が点
滅するので5回程度点滅回数をカウントした後、
通電を停止させる。 次にスイツチ6をc,c′端子「放電」の位置に
し、心線間の残留電荷を短絡放電させた後、スイ
ツチ6をb,b′端子「測定」の位置に廻し、前回
同様ループ抵抗値を測定し記録する。この通電前
後のループ抵抗値を比較し、偏差の無い心線は接
触不良が無く安定していると判定するが、偏差の
あるものは、過去の経験から、その程度により将
来接触不良の再発生が予想され、データ伝送回線
の収容には適さないと判定する。 第3図は、この考案による試験器を用いて測定
を行う回線の系統図である。 同図において、この考案による試験器21を、
収容局における切替端子盤のところからケーブル
心線に接続し、接触不良試験を行うものであるこ
とが理解されるであろう。なお22はモデムであ
り、23は宅内装置へ至るインタフエースケーブ
ルである。 第4図は、測定結果の一例を示すグラフであ
る。横軸にループ抵抗値(Ω)をとり、縦軸に心
線数(対)をとつている。×印は、通電前の測定
値の分布を示し、〇印は、50mA1秒の直流通電
を5回繰り返した後の測定値の分布を示してい
る。心線径は0.65m/m、距離は15.551Km、1Km
当り100mHの装荷線輪を挿入した場合の試験結
果である。 不安定心線グループの測定データ例を次の表に
示す。
【表】
【表】 以上説明したように、この考案の試験器を使用
することにより、従来原因箇所不明で処理されて
いたケーブル心線の接触不良の程度が簡易かつ正
確に測定でき、不安定心線を事前に選択排除する
ことができるので時々断障害の多発を防止する上
でこの考案は効果がある。なお将来、非電話系専
用線の増加が予想されるが、これに対処するため
に、この考案による試験器の機能を電話局市内試
験部門の試験台に組み込むことにより、現状では
困難な接触不良障害の発見が可能となり、データ
伝送回線の障害原因の5割を占める原因不明障害
の減少に効果大であると想定される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示すブロツク
図、第2図は同実施例の外観斜視図、第3図は、
この考案による試験器を用いて測定を行う回線の
系統図、第4図は測定結果の一例を示すグラフ、
である。 符号説明、1……電源プラグ、2……測定用端
子、3……アース端子、4……電源スイツチ、5
……電源パイロツトランプ、6……機能選択スイ
ツチ、7……スピーカー、8……音量調節器、9
……心線選択表示ランプ、10……デジタルパネ
ル、11……ループ、対アース切替スイツチ、1
2……測定レンジ切替スイツチ、13……通電ス
イツチ、14……通電表示ランプ、15……ケー
ス、16……携帯用ハンドル、17……電源回
路、18……モニター用増幅回路、19……抵抗
絶縁測定回路、20……直流定電流送出回路、2
1……この考案による試験器、22……モデム、
23……インタフエースケーブル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 試験されるべきデータ伝送回線の心線に接続さ
    れる一対の入力端子と、データ伝送回線の通信状
    態、雑音等をモニターするため回線出力を取り込
    み増幅し可聴音として出力するモニター用増幅回
    路と、データ伝送回線のループ抵抗値又は絶縁抵
    抗値を測定し得る抵抗絶縁測定回路と、データ伝
    送回線に直流電流を断続的に送出することのでき
    る直流定電流送出回路と、前記入力端子と前記各
    回路との間を切換え接続する切換回路とから成
    り、前記直流定電流送出回路によるデータ伝送回
    線への直流断続電流印加の前後において前記抵抗
    絶縁測定回路により測定した回線の抵抗値の比較
    結果からデータ伝送回線の心線導通状態の良否を
    検出し得るようにしたことを特徴とするデータ伝
    送回線用心線導通試験器。
JP1980030640U 1980-03-11 1980-03-11 Expired JPS6217724Y2 (ja)

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JPS56133565U JPS56133565U (ja) 1981-10-09
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JPH0758306B2 (ja) * 1986-08-20 1995-06-21 関西電力株式会社 電力配電線の事故点探査装置
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