JP3164229B2 - 媒体用のディスペンサ - Google Patents

媒体用のディスペンサ

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JP3164229B2
JP3164229B2 JP24427291A JP24427291A JP3164229B2 JP 3164229 B2 JP3164229 B2 JP 3164229B2 JP 24427291 A JP24427291 A JP 24427291A JP 24427291 A JP24427291 A JP 24427291A JP 3164229 B2 JP3164229 B2 JP 3164229B2
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    • B05B11/1043—Sealing or attachment arrangements between pump and container
    • B05B11/1046—Sealing or attachment arrangements between pump and container the pump chamber being arranged substantially coaxially to the neck of the container
    • B05B11/1047—Sealing or attachment arrangements between pump and container the pump chamber being arranged substantially coaxially to the neck of the container the pump being preassembled as an independent unit before being mounted on the container

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は媒体用、特に流動可能な
様々な媒体用のディスペンサに関し、例えば媒体は排出
器を繰り返し手動操作することによって排出ユニットの
形の媒体リザーバから排出される。特に医用でそのよう
な媒体を用いる場合には、決定、記憶又は取得デバイス
をディスペンサに又はその近傍に設けそのようなデータ
の取得又は記憶をできるようにするのが望ましく、場合
によってはこれらを外側から観察できるようにすること
が媒体使用に関連して重要である。そのようなデータと
は、例えばすでに行った使用回数及び／又は少なくとも
次に行う使用時間等である。
【０００２】メモリ部材を回転して強制的にインデック
スする方法でカウントメカニズムがディスペンサの各ポ
ンプストロークを決定する場合には、前記メモリ部材を
保持ボディに設けることができ、これは同時に排出ポン
プを媒体リザーバに固定するために用いられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、従
来の構造にくらべて改善されていて、特にある特定の用
途のための、望ましくは容易に組み立て及び／又は取付
けができるディスペンサを提供することでもある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】媒体用のディスペンサ
（１）において、 媒体ポンプ（６）を操作するための排
出アクチュエータ（５）を設け、媒体ポンプ（６）のポ
ンプケーシングを媒体リザーバ（４）に締結するファス
ナ（１５）を設け、 メモリデバイス（２０）特にカウン
ト機構がメモリアクチュエータ（２３）によってコント
ロールされ、かつ媒体の排出を妨げることなく、分離さ
れた保持ボディ（２１）と共にファスナ（１５）に固定
されており、それにより、メモリデバイス（２０）がメ
モリ部材（２２）を含み、これがメモリアクチュエータ
（２３）の作動時に保持ボディ（２１）に関して段階的
にかつ一定方向に移動し、 保持ボディ（２１）がファス
ナ（１５）に関して回転阻止され、保持ボディ（２１）
がファスナ（１５）に半径方向の圧力を有して係合して
おり、メモリアクチュエータ（２３）がメモリ部材（２
２）を含んでいることを特徴とする媒体用のディスペン
サ。
【０００５】
【実施例】本発明によればこの課題は次のように解決さ
れる。すなわち、メモリデバイスの保持ボディを別個の
コンポーネントとして構成するのである。そして、排出
器がキャップやスクリューキャップによってでなく例え
ばクリンプリングのようなシンプルなファスナ（ファス
ニング）によって媒体リザーバに固定される場合には、
容易にこれを排出ユニットに固定することもできる。こ
れは例えば変形させて固定し、こわして開放することが
できる。
【０００６】プリアセンブルされた排出ユニットに保持
ボディを回転させて設定するかわりに、軸方向及び／又
は回転方向に強固なマウントサポートを適宜設けること
ができ、排出器を媒体リザーバに接続するために、保持
ボディはホルダ方式で比較的薄肉の締結部材を補強する
ように形成される。保持ボディは前記ファスナの完全保
護のためのカバージャケットと、場合によっては締め付
けられた容器首部も形成し、実質上連続的に伸縮弾性方
式で媒体リザーバの容器バルジ肩部に接続することがで
きる。従って、実質上ごみが入るギャップは形成されな
い。カバージャケットの外径は最大でも容器バルジの外
径に等しく、あるいはこれと大体同じ程度に設定でき、
外側面は比較的均一に構成できる。
【０００７】保持ボディは少なくとも１つのスケールに
対する直接のスケールキャリアとして構成することもで
き、そのスケールシンボルは望ましくは全周にわたって
実質上均等に配置される。保持ボディを比較的回転し難
いように排出ユニットに設けることもでき、従って、そ
れを別のスタート位置に調整できる。
【０００８】さらに、決定及び／又は指示部材をフリー
ホイール方式で保持ボディに接続するのが好ましく、そ
れはロック係合によって、一方で意図しない回転に対し
ては固定され、他方強い操作力を加えることによって一
方向にのみ調整されるが反対方向には積極的に固定され
る。前記部材が保持ボディに設けられた調整構造によっ
て形成されず、かわりに別個のマウントサポート内で実
質上保持ボディに独立して軸方向に及び／又は回転移動
するように設けられるならば、排出器を操作するための
操作キャップによってそれを形成できる。
【０００９】メモリデバイスの可動部材をサーボドライ
ブでコントロールしてもよく、この場合には排出時毎に
又は所定回数の排出後にそれがインデックスされる。し
かし、それに加えて又はそのかわりに、前記排出操作に
完全に独立した直接的手動アクセスによって調整するこ
ともでき、この場合にはメモリ部材はランダム調整によ
ってのみ影響を受ける。
【００１０】保持ボディは、実質上リニアな設定又は伸
縮弾性的スナップオンによって容易に取付け可能であ
る。相対的に移動可動なメモリデバイスの２部材のうち
１つが排出アクチュエータのメモリアクチュエータで形
成されるならば、カウントメカニズムをアレンジするた
めに唯一の付加的コンポーネント、すなわち保持ボディ
又はスケールキャリアを必要とするだけであり、これは
選択的にメモリアクチュエータの外周を囲み、望ましく
は、メモリアクチュエータ周辺にあるスケールを見るた
めの指示窓又はそれに類似の物を備えている。リザーバ
は適宜ガラスで形成される。
【００１１】この発明のこれらの特徴及び好ましい利点
の別の特徴は特許請求の範囲、図面及び詳細な説明から
明らかになる。各特徴はこの発明の実施例及び他の分野
において単独でもサブコンビネーションの形でも実現で
き、保護のための有効な独立した保護可能な構成は特許
請求の範囲に記載されている。
【００１２】図示例 ディスペンサ１は、閉成サブアセンブリとして構成され
排出器３と貯蔵容器４を有する排出ユニットを備えてい
て、これらは排出アクチュエータ５によって手動で操作
される。貯蔵容器４に大幅に係合している媒体用のポン
プ６のピストンユニット７が操作されるが、そのポンプ
室はバルブコントロールされる入口８とバルブコントロ
ールされる出口９を備えている。作動のためピストンあ
るいは操作ロッド１０が設けてあり、これはメモリアク
チュエータ１１の形でそれを囲む圧力面としてデリベリ
ハンドルに接続され、ピストンユニット７のピストンロ
ッドにプラグイン接続によって配置されている。出口９
につづく出口通路が操作ロッド１０を横切っていて、こ
れは排出コネクトピース１２に囲まれている。排出コネ
クトピースはそれと一体で構成され、ほぼポンプ軸上に
位置している。又、端面付近には排出ユニット２の排出
ノズルあるいは開口１３を備え、開口している。ポンプ
ケーシングのポンプカバーがボディ１４を形成し、排出
器３がこれと共に、締結部材あるいは締め具１５（ファ
スニング，ファスナともいう）、例えばキャップ状容器
フランジ１６の周りに係合するクリンプリング、によっ
て容器首部１７に固定される。容器首部１７は、容器フ
ランジ１６と容器バルジ１８の間で外周に還状溝を形成
していて、その片側は締め具１５によって境界づけ可能
である。貯蔵容器４から突出した保持ボディの一部とフ
ァスナ１５を覆ってキャップ１９が係合していて、その
端面がメモリアクチュエータ１１を形成している。
【００１３】次に行う使用時間を決定、セッティング、
指示するためメモリデバイス２０が設けてあり、これは
基本的には単一の付加的コンポーネント、すなわち環状
又はスリーブ状の保持ボディ２１によって、プラスチッ
クキャップ１９に対応する形状で形成される。キャップ
１９は各上位位置で保持ボディ２１、ポンプ及び容器に
対して回転可能な指示あるいはメモリ部材２２を形成し
ていて、キャップ１９のジャケットがメモリアクチュエ
ータとしてこれに関係づけられている。このように、１
つのコンポーネントの一端面が供給操作のためのメモリ
アクチュエータ１１を形成し、周辺がメモリデバイス２
０のためのメモリアクチュエータ２３を形成し、必要な
回転力は次のように設定されている。すなわち、回転方
向へのメモリアクチュエータ１１のローディングによる
回転は不可能であるか、かなり難しく、従ってメモリデ
バイス２０の不慮の動作を防ぐことができるのである。
【００１４】排出器３と貯蔵容器４がファスナ１５によ
って互いにすでにシール、固定されると、保持ボディ２
１はスナップ接続２４による係合によってのみ排出ユニ
ット２に固定される。それは薄いメタルリングで形成さ
れ、その端部は半径方向内側にビード状になりかつボデ
ィ１４と容器フランジ１６の遠方面に対して予圧される
ので、後者の外周はファスナ１５のジャケット内周に実
質上全面で係合する。スナップ接続２４は保持ボディ２
１の内周上にリング状に突出したカム２５を有し、これ
は容器首部７の近傍で軸方向予圧方式によってファスナ
１５の背部又は下方ビード状端部の後ろに係合してい
る。
【００１５】カム２５は保持ボディ２１部分の近くに配
置され、弾性戻し伸張下で次のように半径方向に広がる
ことができる。すなわち、容器フランジ１６あるいはボ
ディ１４の当該面にマウントする際にカム２５が大きく
なりこれが自動的に広がり、締結位置内で半径方向内側
に戻るのである。ファスナ１５の他方の前面で保持ボデ
ィ２１は、その内周に一体的に突出したカラ２６に前述
した軸方向予圧下で係合している。ファスナ１５の外周
面は保持ボディ２１内周に前述した半径方向予圧下で実
質上全面的に係合しているので、回転を防止する比較的
高い摩擦接続２７を得ることができる。
【００１６】保持ボディ２１のジャケット２８はその下
端から大体カラ２６にかけてほぼ一様な外側及び内側断
面を有し、外側断面は実質上他端まで一様に通っている
が、カラ２６の上にはわずかに大きなジャケット厚が設
けてあるので、背部ジャケット部は前部よりも弾性的で
ある。少なくとも前方ジャケット部付近において、軸方
向に移動可能な係合で内側保留ガイドあるいは回転防止
手段２９によって保持ボディ２１がキャップ１９に接続
されている。
【００１７】保持ボディ２１外周のこの端部には幾つか
の、例えば３つの、周辺に均等に配置されたのこぎり歯
状ロックカム３１が設けてあり、より多数のほぼ軸方向
のロック溝３２がこれに関係づけられている。ロック溝
はキャップ１９のジャケット３５内周に均等に配分され
ている。しかしながら、ジャケット３５は次の程度に半
径方向に弾性的に伸長可能である。すなわち、回転方向
の一方向に関しては浅い傾斜した後方エッジをもつロッ
クカム３１が、２つの隣接するロック溝の間の個々のウ
エブを飛び越えることができ、また回転の他方向に対し
ては、ほぼ半径方向に向いたロックカムの前方側部がロ
ック溝３２の当該側部に係合することによって、積極的
にブロックされるのである。これがキャッチスペースと
共にキャッチシステム３９を形成する。
【００１８】メモリデバイス２０によって設定された情
報を見ることができるように指示デバイス３７が設けて
あり、これはインジケータとして、ジャケット３５の開
放端につづくジャケット開口の形の指示窓３８を有して
いる。少なくとも指示窓３８のスタート位置では、その
後ろにはスケール４０のシンボルが配置されていて、こ
れは保持ボディ２１の外周でその両端のほぼ中央に、あ
るいはファスナ１５の近くに設けてある。スケール４０
のシンボルは前記キャッチスペースに従って周辺に均等
に配置されている。
【００１９】キャップ１９はポンプ６のピストンシャフ
ト上で操作ロッド１０に係合している。ポンプはディス
ペンサの中心軸あるいは保持ボディ２１の挿入方向に大
体平行である。保持ボディ２１をスナップした後で、キ
ャップ１９を次のように係合させることもできる。すな
わち、そのジャケット３５がスタート位置において保持
ボディ２１をその外周のほぼ半分の長さにわたってぴっ
たりと囲むようにするのである。
【００２０】キャップ１９を取外した後で、保持ボディ
２１及びスケールを別のものと交換することも可能であ
る。保持ボディ２１後方端部３６の端面又は内側リング
端部は、容器首部１７と容器バルジ１８の間の遷移面に
軸方向圧力をもって係合している。従って、保持ボディ
の後方端部は円すい状遷移面によって半径方向にわずか
に弾性伸長するので、保持ボディ２１が１ｍｍあるいは
それ以下の厚さの非常に薄壁の構造であっても高い剛性
を得ることができる。ジャケット２８の肉厚はジャケッ
ト３５の肉厚と同じオーダーに設定できる。
【００２１】サブクレームによる個々のコンポーネント
又はアレンジはそれぞれ別個に設けることができる。す
なわち、多数あるいは単一で１つのコンポーネントに設
けることができる。このように幾つかのマウントサポー
ト、スケールキャリア／スケール、メモリアクチュエー
タ、回転防止手段、キャッチシステム等を設けることも
可能である。例えば、図３の構成には少なくとも図１と
類似の態様を組み合せることができ、共通の又は別個の
保持ボディを有し独立して機能する少なくとも２つの決
定手段又はメモリ部材を設けることもできる。
【００２２】図３では、図１の部材に対応する部材には
同じ符号を用い符号の後に文字ａを付している。従っ
て、前記事項の全ては両方の実施例にあてはまる。メモ
リデバイス２０ａはキャップ１９ａとは別のメモリ部材
２２ａのために、メモリアクチュエータ１１ａ及び／又
はジャケット３５ａ、キャップ１９ａ内に完全に収容さ
れたステップ機構２３ａを有し、またジャケット３５ａ
内に半径方向スペースを有する。従って、排出アクチュ
エータ５ａの各ストローク動作の間、それは動作ステッ
プ又はスケール分割で進められ又はインデックスされ
る。この目的のため操作アーム３３又は３３ａが設けら
れ、これは操作方向に関して傾斜し及び／又は実質上ポ
ンプ軸に一致するステップ機構２３ａの中心軸回りにカ
ーブしている。また、幾つかの、特に２つの操作アーム
３３又は３３ａは中心軸の周りの１つ又は複数の異なっ
た幅のリングの形でアレンジすることができる。特別の
操作アーム３３又は３３ａは、実質上メモリ部材２２ａ
に固定され及び／又は実質上保持ボディ２１ａに関し固
定された部材によって当該端部に関節でつながれている
ため、それが中心軸に直角な軸の周りをピボット運動す
るか、又は全長で弾性的に曲っている操作アーム３３又
は３３ａが中心軸に関してその傾斜した位置を変える。
一端が、２つの部材の一方に関して、特にメモリ部材２
２ａ又は保持ボディ２１ａに関して直接的に固定されて
いる。これは前記部材との一体構造によって簡単に実現
できる。他端はリングの近傍、例えばのこぎり歯状の歯
付の歯システム３４又は３４ａのリングの近くに位置
し、前記リングとフリーホイール状のロック機構を形成
するので、前記端部は歯システム３４又は３４ａによる
ロック位置から中心軸回りで一方向にのみ回転できる。
【００２３】メモリデバイス２２ａは、外径に比較して
平らな操作リングとしてキャップ１９ａ内で両方向に軸
方向固定され、例えばジャケット３５ａの内周に設けら
れる。又、メモリアクチュエータ１１ａを形成している
端壁の内面で軸方向に支持することもできる。メモリ部
材２２ａは軸方向の反対方向にジャケット３５ａ内周の
突起で、例えばリング状スナップカムで固定することが
でき、従って、操作リング２２ａはジャケット３５ａの
弾性的伸長を伴って前記スナップカムを通り越して導か
れ、キャップ開口からはねてフィットすることが可能で
ある。ディスペンサ１ａの非作動時又はスタート位置に
おいては、メモリ部材２２ａに面する保持ボディ２１ａ
の面からの軸方向スペースは、ポンプストローク端部位
置におけるよりも大きい。歯システム３４又は３４ａを
保持ボディ２１ａの面内で又はリングショルダ近くのメ
モリ部材２２ａの面内でさら穴状にすることができ、従
って、メモリ部材２２ａがポンプストローク端部位置で
保持ボディ２１ａに当る時に、操作アーム３３又は３３
ａが前記さら穴内にほぼ伸ばされかつジャミングフリー
方式で配位される。操作アーム３３又は３３ａの両端
が、メモリ部材２２ａと保持ボディ２１ａのように、ポ
ンプストローク時に互いに軸方向で近づくならば、操作
アーム３３又は３３ａのスロープが減少し、その両端部
の周辺距離が、歯３４又は３４ａの区分の１倍又は整数
倍の大きさの少なくとも２倍の大きさだけ増加し、従っ
てメモリ部材２２ａはこの大きさに相当するステップだ
けさらに回転する。ポンプ２ａ内に配置された戻しばね
によってポンプピストンに生じる戻しストロークの間
に、操作アーム３３又は３３ａの両端部が再び軸方向に
離れてそのスロープが増加する。メモリ部材２２ａはフ
リーホイール状のロック部材２９ａによってインデック
ス又は回転操作方向の反対方向の回転に対して固定され
ており、従って、操作アーム３３又は３３ａの自由端は
歯３４又は３４ａの傾斜した後方の面上をすべってロッ
ク歯面の前方に再びジャンプし、そして次の動作あるい
はインデックスステップのためのスタート位置にくる。
【００２４】ロック機構２９ａはメモリ部材２２ａとキ
ャップ１９ａの間で作動し、メモリ部材２２ａの少なく
とも一方の端面及び／又はその周辺表面の近くに設ける
ことができる。ロック機構２９ａをキャップ１９ａの端
壁内側近く又操作ロッド１０ａの外周と排出接続１２ａ
の外側ジャケット内周の間あたりに設けるかわりに、メ
モリ部材２２ａの他端上にそれを配置し、これが部材２
２ａの外周上まで適宜伸びるようにすることもできる。
摩擦をもってのみ作動するか又はそれに対応する大きな
摩擦によって作動するロック機構２９ａのかわりに、ロ
ック機構３４又は３４ａに関して述べたようにリング状
の歯システム３２ａをもつキャッチ機構３９ａを設けて
もよい。周辺に配置された２つ又はそれ以上のロックカ
ム３１ａがそれにかみ合い、一方の回転方向では飛び込
し可能であり、メモリ部材２２ａの当該面に適宜突出
し、その外周まで伸ばすことができ及び／又はメモリ部
材２２ａ用のスナップカム内に設け又は同者によって形
成するようにしてもよい。
【００２５】この実施例では、キャップ１９ａによって
形成されるメモリ部材２２ａのためのマウントサポート
は、各リフト位置において保持ボディ２１ａに対する回
転が適宜防止され、図１で示したように少なくとも１つ
の終端位置で回転可能になる。回転防止手段３０は長手
方向溝あるいはスプラインに係合したカムを備え、これ
は一体的にジャケット３５ａの内周に適宜突出して保持
ボディ２１ａ一端部の外周にある軸方向溝に係合し、そ
の外径はわずかに低減されている。これらのカムはメモ
リ部材２２ａ用又は歯システム用又はキャッチメカニズ
ム３９ａのロックカム用のステップカムを同時に形成す
ることができ、キャップ１９ａの開放端からはスペース
をおいて設けられている。
【００２６】ポンプ２ａと独立させて又はこれを取付け
た後でのみ保持ボディ２１ａを貯蔵容器４ａに設定する
ことができるので、保持ボディを次の態様で操作手段１
５ａに設けることができる。すなわち、ジャケット２８
ａ及びキャップ１９ａといっしょにポンプ２ａ又は貯蔵
容器４ａに対して比較的容易に手動によってしかも排出
デバイスを変化させずに回転可能となるように操作手段
１５ａに設けることができるのである。従って、読みと
り又は表示は常に最も好ましい観察位置に来ることにな
る。保持ボディ２１ａは歯システム３４又は３４ａから
離れた内側リング肩部２６ａで支持され、メモリデバイ
スのコンパクトな軸方向伸長を得るために、それはスタ
ート位置にあるジャケット３５ａ内でファスナ１５ａを
形成しているクリンプリングの環状面上に配置され、そ
れはメモリアクチュエータ１１ａの方に方向づけされ
る。クリンプリングの外周までのびている面がその一部
分で形成され、これが内側に非接触でわずかに伸縮弾性
的であり、このサポート及びスナップ接続２４ａ又はカ
ム２５ａのそれの作用により、保持ボディ２１ａを実質
上軸方向に非接触で設置できる。このような構成になっ
ているため、軸方向戻りばねによって操作アーム３３又
は３３ａの動作が可能となり、これは戻りストローク時
にポンプの戻りばねを支持するばかりでなくメモリ部材
２２と保持ボディ２１ａを軸方向に離すように押圧す
る。従って、リング２２ａは内側リング肩部２６ａでキ
ャップ１９ａの面と保持ボディ２１ａに対して弾性的に
押圧される。スナップカム２５ａを循環の障害となるよ
うにジャケット２８ａの内周に通過させることもでき
る。リング肩部２６ａと歯システム３４ａの間及び／又
はその近くで、保持ボディ２１ａの内周はポンプ２ａの
ケーシング外周又は操作ロッド１０ａに関してこれに対
応する狭い構造によって中心づけ可能であり、従って横
断力に対する安定性が増加する。
【００２７】この場合にはスケール４０はメモリデバイ
ス２２ａの外周に配置される。これは、キャップ１９ａ
の端壁内側の隣りでジャケット３５ａを横断している表
示手段３７ａの表示窓３８ａの近傍にある。表示手段３
７ａから離れた周辺に別の表示手段３７ｂが適宜設けら
れ、これは例えば所定のストローク総数の初め及び／又
は最後の動作ストロークを表示し、これはディスペンサ
１ａと共に実行可能である。最後の操作ストロークの終
端でメモリアクチュエータ１１ａ及び／又はメモリ部材
２２ａのさらなる操作運動が、例えばメモリ部材２２ａ
のカムによって阻止され、これはキャップ１９ａのカウ
ンタストップに対してかけのぼり操作アーム３３，３３
ａを経て操作ストロークを間接的にロックする。
【００２８】適当に平らなストリップ状の操作アーム３
３，３３ａを内周及び／又は外周から距離をおいてメモ
リ部材２２ａの当該端面に接続するかわりに、これらを
前記周辺の１つの近くで部材２２ａに接続することがで
き、従って、これらは歯システム３４又は３４ａの一端
に関係づけられ、その他端はキャッチメカニズムのため
のロックカムを形成する。しかし、操作アーム３３，３
３ａがジャケット３５ａの内周に比較的接近するなら
ば、さらに望ましいてこ作用が得られる。メモリ部材２
２ａの所定の動作ステップ総数が３６０又は１８０°あ
るいは９０°以下の回転角を適宜与えるので、アーム３
３，３３ａがメモリ部材２２ａと保持ボディ２１ａに関
節でつながれているなら、互いを越えてあるいは横切る
ように前記アームを確実に動かすためのメジャーが不要
になる。なぜなら、初めの操作ストロークスタート時
に、それらが角度的に隔っていて前記角が最大回転角よ
り大きいからである。
【００２９】メモリ部材を含めて、メモリデバイス２０
ａ又は保持ボディ及び／又はキャップ１９ａを、残りの
ディスペンサから単に引き抜くことによってこれを分解
せずに取外し又は取換えできるので、これらの要素をデ
ィスペンサ１ａの使用端に配置することが容易であり、
すべてのパーツはプラスチックや実質的にこれと同種の
材料で適宜形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるディスペンサを示す一部断面をと
った図。
【図２】図１のディスペンサの横断面図。
【図３】本発明の他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
１ 媒体用のディスペンサ ２ 排出ユニット ３ 排出器 ４ 媒体リザーバ ５ 排出アクチュエータ６ 媒体用のポンプ １５ ファスナ ２０ メモリデバイス ２１ 保持ボディ２２ メモリ部材 ２３ メモリアクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール ハインツ フックス ドイツ連邦共和国 デー7760 ラドルフ ツェル アン グラーベン 67 (56)参考文献 特開 昭59−199468（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−235082（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−21250（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−92278（ＪＰ，Ａ) 英国特許1317315（ＧＢ，Ｂ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65D 83/00 B65D 47/20

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 媒体用のディスペンサ（１）において、 媒体用のポンプ（６）を操作するための排出アクチュエ
    ータ（５）を設け、 媒体用のポンプ（６）のポンプケーシングを媒体リザー
    バ（４）に固定するファスナ（１５）を設け、 メモリデバイス（２０）、特にカウント機構が、メモリ
    アクチュエータ（２３）によってコントロールされ、か
    つ媒体の排出を妨げることなく、分離された保持ボディ
    （２１）と共にファスナ（１５）に固定されており、そ
    れにより、メモリデバイス（２０）がメモリ部材（２
    ２）を含み、これがメモリアクチュエータ（２３）の作
    動時に保持ボディ（２１）に関して段階的にかつ一定方
    向に移動し、 保持ボディ（２１）がファスナ（１５）に関して回転阻
    止され、保持ボディ（２１）がファスナ（１５）と半径
    方向の圧力で係合しており、メモリアクチュエータ（２
    ３）がメモリ部材（２２）を含んでいることを特徴とす
    る媒体用のディスペンサ 。
  2. 【請求項２】 請求項１に記載のディスペンサにおい
    て、メモリデバイス（２０）の保持ボディ（２１）が、
    排出ユニット（２）特に実質的にファスナ（１５）の外
    周へ設置するためのプラグイン方式の部材を備えてお
    り、特にメモリデバイス（２０）の保持ボディ（２１）
    が、排出ユニット（２）特に実質的にファスナ（１５）
    の少なくとも一面へ位置的に固定するためのスナップ接
    続（２４）を備えており、望ましくはメモリデバイス
    （２０）の保持ボディ（２１）が媒体リザーバ（４）の
    容器首部（１７）のための少なくとも部分的なカバーを
    形成し、排出器（３）のファスナ（１５）及び／又はフ
    ァスナを越えて突出している排出器のボディ（１４）の
    一部分が望ましくは実質上その長さ方向にわたる閉成カ
    バーとして構成されている媒体用のディスペンサ。
  3. 【請求項３】 請求項１〜２のいずれか１項に記載のデ
    ィスペンサにおいて、メモリデバイス（２０）の保持ボ
    ディ（２１）が排出器（３）のファスナ（１５）の後方
    及び／又は前方の面を越えて実質上フリーに突出し、望
    ましくは容器首部（１７）と媒体リザーバの容器バルジ
    （１８）の間の大体円すい状の遷移面までのびており、
    特に、メモリデバイス（２０）の保持ボディ（２１）が
    ファスナ（１５）特にクリンプリングのためのホルダを
    形成し、これが少なくとも部分的に予圧されて排出器
    （３）のファスナ（１５）の外周及び／又は少なくとも
    一面に係合している媒体用のディスペンサ。
  4. 【請求項４】 請求項１〜３のいずれか１項に記載のデ
    ィスペンサにおいて、メモリデバイス（２０）の保持ボ
    ディ（２１）が全長にわたり実質的に一様な内外径を持
    つスリーブで形成され、望ましくは排出ユニット（２）
    の前方突出面に係合するための内周に突出したカラー２
    ６及び／又は排出ユニット（２）の後ろ向き面に係合す
    るための少なくとも１つのスナップカム（２５）を有
    し、特に、設定支持されるメモリデバイス（２０）の保
    持ボディ（２１）が実質的に摩擦係合によって回転しな
    い構成になっていて、望ましくは、これが少なくとも設
    定指示部の近傍で弾性的に伸縮可能である媒体用のディ
    スペンサ。
  5. 【請求項５】 請求項１〜４のいずれか１項に記載のデ
    ィスペンサにおいて、メモリデバイス（２０）の保持ボ
    ディ（２１）が、特に少なくともスケール（４０）の近
    傍において、ジャケット（３５）内でこれに対して移動
    可能に係合するように構成されており、望ましくは回転
    する方式で及び／又は排出ストロークにわたり軸方向に
    動く方式で設けられた排出アクチュエータ（５）のキャ
    ップ状メモリアクチュエータ（１１）によって形成さ
    れ、保持ボディ（２１）に独立した設定支持部で少なく
    とも部分的にガイドされている媒体用のディスペンサ。
  6. 【請求項６】 請求項１〜５のいずれか１項に記載のデ
    ィスペンサにおいて、メモリデバイス（２０）の保持ボ
    ディ（２１）に対して移動可能なメモリ部材（２２）が
    ステップ状のロック方式で及び／又は単一の移動方向に
    移動可能であり、特にフリーホイール状のラチェットに
    よって保持ボディ（２１）に係合されていて、望ましく
    はメモリデバイス（２０ａ）が排出操作の関数としてス
    テップ機構又は類似のものと共に動作可能であり、望ま
    しくは歯システム（３４，３４ａ）に飛び越え方式でピ
    ボット可能に係合する操作アーム（３３，３３ａ）によ
    って駆動され、特に、メモリ部材（２２ａ）が操作リン
    グとして保持ボディ（２１ａ）と排出アクチュエータ
    （５ａ）のメモリアクチュエータ（１１ａ）の向い合う
    内面の間に配置され、望ましくはメモリ部材（２２ａ）
    が排出アクチュエータ（５ａ）のメモリアクチュエータ
    （１１ａ）内で軸方向に固定する方式で設けられ、及び
    ／又はロック機構（２９ａ，３９ａ）によってそれに関
    して直接的に固定される媒体用のディスペンサ。
  7. 【請求項７】 請求項１〜６のいずれか１項に記載のデ
    ィスペンサにおいて、排出アクチュエータ（５）のメモ
    リアクチュエータ（１１，２３）及び／又は分解された
    メモリデバイス（２０）と共に、また完全に組立てられ
    た排出器（３）と共に、メモリデバイス（２０）の保持
    ボディ（２１）を排出ユニット（２）に取付けることが
    でき、望ましくはメモリアクチュエータ（１１，２３）
    がプラグ接続によって排出器（３）及び／又は保持ボデ
    ィ（２１）に接続可能であることを特徴とする媒体用の
    ディスペンサ。
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