JP3163978B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP3163978B2
JP3163978B2 JP14140896A JP14140896A JP3163978B2 JP 3163978 B2 JP3163978 B2 JP 3163978B2 JP 14140896 A JP14140896 A JP 14140896A JP 14140896 A JP14140896 A JP 14140896A JP 3163978 B2 JP3163978 B2 JP 3163978B2
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一 大藪
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収容液体を加熱・
保温する電気湯沸かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年水道水は塩素消毒がされているため
に、多くの遊離塩素が含まれており、カルキ臭(塩素
臭)の多いものとなってなっている。塩素が多いため浄
水過程において有機物と塩素が反応してトリハロメタン
が生成している。このトリハロメタンはWHOが発ガン
せいであると指摘しているものでたいへん危険のもので
ある。これら汚染物質は人体に悪い影響を及ぼすと考え
られ、水道水中に含まれていることは、社会問題になっ
ている。さらに水源の汚染が原因よるいわゆるかび臭と
いった臭いも水道水からすることがある。そこで従来の
電気湯沸かし器では、数分間沸騰を維持させたり、沸騰
した後ヒーターへ間欠的に通電させたり、また電気湯沸
かし器に活性炭を設けるなどして、水中の遊離塩素、ト
リハロメタン、かび臭を分解、吸着、あるいは大気中に
放出し、水中から除去していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、沸騰を持続さ
せることによる浄水方法で遊離塩素、トリハロメタン、
かび臭を十分減少させるには長時間の沸騰の維持が必要
であり、大量のの蒸気が発生してしまい、さらに沸騰を
維持するために多くのエネルギーが必要である。また、
トリハロメタンはわずかにでも残っている遊離塩素と水
中に含まれる有機物が反応し生成するため、沸騰のみで
は十分に除去する事は困難である。また、沸騰した後の
ヒーターへの間欠的に通電させるものでは、不良な成分
を十分除去するためには間欠的に沸騰させている時間を
長くする必要があり、蒸気の総発生量および電力消費量
は、沸騰を維持させるものに比べてほとんど減少させる
ことはできない。この方法でもトリハロメタンの生成を
抑制することはほとんどできない。
【0004】活性炭を設けたものは残留塩素は活性炭の
触媒効果により沸騰開始前でも十分に除去する事ができ
る。この方式では遊離塩素を十分に除去することができ
るためトリハロメタンの生成を抑制することができる。
しかし、活性炭の吸着作用は高温では効果が少ないた
め、トリハロメタンやかび臭を活性炭のみでは十分除去
することができない。
【0005】そのため、活性炭を用いたものでもトリハ
ロメタンやかび臭を除去させるためには沸騰を継続させ
る必要があり、蒸気を大量に発生させる問題があった。
蒸気を大量に発生すると、湿度が上昇し周りのものを湿
らせてしまう問題がある。
【0006】また、水中の揮発成分を大気中に追い出す
手段として瀑気が知られている。瀑気とは水中に器体を
吹き込む事により、水と気体を接触させ揮発成分を水中
から大気中に拡散させることである。通常、瀑気は瀑気
容器の外部の空気を瀑気容器に吹き込み、吹き込まれた
空気は揮発成分と共に瀑気容器外に排出される。電気湯
沸かし器の貯水用容器に湯沸かし器の外の空気を吸い込
むと、貯水用容器中の揮発成分は吹き込まれた空気にと
け込み、空気と共に電気湯沸かし器外に排出されるため
貯水用容器の水からは揮発成分が除去される。
【0007】しかし、このとき同時に外気中の臭い成分
やごみ等が逆に水にとけ込み、水を汚してしまう問題が
ある。さらに電気湯沸かし器に外気を吹き込むと蒸気が
沸騰前でも蒸気が発生するという問題がある。
【0008】通常電気湯沸かし器内の貯水用容器の水は
利用するため加熱され外気温よりも高温になっている。
ここに外気を吹き込むと吹き込まれた空気は貯水用容器
で高温の水に接触することにより、高温となり空気中の
飽和水蒸気量が増加するため絶対温度も上昇する。この
後空気が電気湯沸かし器外に排出されると、外気の温度
まで冷える。空気の温度が冷えると飽和水蒸気量が減少
するため、高温の空気にとけ込んでいた水分と冷えた飽
和水蒸気量との差の分は必ず蒸気となる。このため貯水
用容器の内部の水が沸騰していなくとも蒸気量が発生し
てしまい、やはり周りの湿度を上昇させてしまう。
【0009】本発明は、このような課題を解決しようと
するものであり、貯水用容器内の空気を貯水用容器の水
の中に瀑気することにより、外気の臭い成分やゴミを混
入させることなく、わずかな蒸気の発生で貯水用容器の
水を浄化することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、器体内に設けた液体を収容する有底筒状
の容器と、容器の底面裏側に固着した発熱体と、液体を
循環させる循環経路と、器体外部に液体を導く出湯経路
と、循環経路に液体を流す循環手段と、循環経路への流
れと出湯経路への流れを切り替える切り替え弁と、前記
容器と前記循環経路とを接続する連通管と、前記循環経
路中に空気を流入させる混入器を設け、さらに流入させ
る空気は前記連通管に設けた吸引口によって前記容器内
より導く構成を設けることにより、外気の臭い成分やゴ
ミを混入させることなく、わずかな蒸気の発生で水中の
トリハロメタンなどを揮発させ浄化することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために請求
項1記載の発明は、器体内に設けた液体を収容する有底
筒状の容器と、容器の底面裏側に固着した発熱体と、液
体を循環させる循環経路と、器体外部に液体を導く出湯
経路と、循環経路に液体を流す循環手段と、循環経路へ
の流れと出湯経路への流れを切り替える切り替え弁と、
前記容器と前記循環経路とを接続する連通管と、前記循
環経路中に空気を流入させる混入器とを備え、前記連通
管に設けた吸引口と前記混入器を吸気管により接続し、
前記混入器は前記循環経路中に前記容器内の空気を導く
構成を設けることで、前記連通管以外に前記容器に吸引
口を設ける構成と比較して部品数が減少しさらに組立工
数も削減できる。
【0012】また、本発明の請求項2記載の発明は、前
記連通管は、容器の満水位置よりも上方に設けることで
確実に混入器に空気を導くことができる。
【0013】本発明の請求項3記載の発明は、器体内に
設けた液体を収容する有底筒状の容器と、容器の底面裏
側に固着した発熱体と、液体を循環させる循環経路と、
器体外部に液体を導く出湯経路と、循環経路に液体を流
す循環手段と、前記容器と前記循環経路とを接続する連
通管と、前記循環経路中に空気を流入させる混入器と、
正転逆転により循環経路もしくは出湯経路に液体を流す
方向を切り替えることのできるポンプとを設け、前記混
入器は前記容器内の空気を導く構成を設けることで、循
環経路への流れと出湯経路への流れを切り替える切り替
え弁を必要としなくなる。
【0014】本発明の請求項4記載の発明は、器体内に
設けた液体を収容する有底筒状の容器と、容器の底面裏
側に固着した発熱体と、液体を循環させる循環経路と、
器体外部に液体を導く出湯経路と、循環経路に液体を流
す循環手段と、循環経路への流れと出湯経路への流れを
切り替える切り替え弁と、前記循環経路中に空気を流入
させる混入器とを備え、器体上部の蒸気口近傍に設けた
吸引口と前記混入器を吸気管により接続し、前記混入器
は前記循環経路中に前記蒸気口近傍の空気を導く構成を
設けることで、沸騰時もしくは沸騰前後に発生する蒸気
を混入器が吸引口より吸引することで気体外にでていく
蒸気を減少することができる。
【0015】本発明の請求項5記載の発明は、器体内に
設けた液体を収容する有底筒状の容器と、容器の底面裏
側に固着した発熱体と、液体を循環させる循環経路と、
器体外部に液体を導く出湯経路と、循環経路に液体を流
す循環手段と、循環経路への流れと出湯経路への流れを
切り替える切り替え弁と、前記循環経路中に空気を流入
させる混入器を設け、前記混入器は前記容器内の空気を
導き、さらに混入器に空気を導く吸気管の一端が接続さ
れておりさらにもう一端が前記容器に接続され、しかも
循環時以外は吸気管は容器内の液量表示を行う構成を
設ることで、少水量時でも確実に水量を表示することが
できている。
【0016】本発明の請求項6記載の発明は、請求項1
の構成において、特に、混入器の混入比を水路の開口面
積を変えることで容易に変化させることができる。
【0017】本発明の請求項7記載の発明は、請求項1
の構成において、特に、混入器の一部をポンプと一体で
構成することで部品数が削減でき安価に構成できる。
【0018】本発明の請求項8記載の発明は、請求項1
の構成において、特に、混入器の一部もしくは全体を循
環路あるいは導出路を構成しているガラス管で一体に構
成にすることで部品数が削減でき安価に構成できる。
【0019】本発明の請求項9記載の発明は、請求項1
の構成において、特に、混入器の一部もしくは全体を循
環路あるいは導出路とポンプとを接続しているパッキン
グで構成することで部品数が削減でき安価に構成でき
る。
【0020】本発明の請求項1記載の発明は、請求項
1の構成において、特に、循環経路中にあって前記切り
替え弁と前記容器を接続する接続パイプで空気を流入さ
せる混入器を全体または一部を構成することで部品数が
削減でき安価に構成できる。
【0021】
【実施例】(実施例1) まず、本発明の第1の実施例について図1〜図2を参照
しながら説明する。器体1内に設けた液体を収容する有
底筒状の容器2と、容器2の底面裏側に固着した発熱体
3がある。液体を循環させる循環経路4と、器体1外部
に液体を導く出湯経路5と、循環経路4に液体を流すポ
ンプ6とがあり、循環経路4への流れと出湯経路5への
流れを切り替える切り替え弁7を配置している。切り替
え弁7は押しボタン8の押し動作に連動している。さら
に切り替え弁7はスプリング9により上方に押し上げる
ように付勢されており、押しボタン8の押し動作をして
いない状態では切り替え弁7に係止された弁パッキング
10で出湯側開口部を閉じ液体が容器2側に戻る。出湯
時は押しボタン8の押し動作によりポンプ6を駆動する
起動スイッチ11を動作させさらに切り替え弁7に係止
された弁パッキング10で循環側開口部12を閉じるこ
とで出湯を行う。
【0022】連通管13は前記容器2と前記循環経路4
とを接続している。前記循環経路4中には空気を流入さ
せる混入器14を設けている。混入器14は液体の流れ
により吸気管15より空気を吸引する構成となってい
る。さらに流入させる空気は前記容器2内から前記連通
管13に設けた吸引口13aに接続した吸気管15を介
して導いている。
【0023】これにより容器2内の空気を確実に利用で
きるだけでなく、転倒時等吸気管15に水が逆流した場
合でも気体外に液体がこぼれ出さない構成にできる、し
かも前記連通管13以外に前記容器2に吸引口を設ける
構成と比較して部品数が減少しさらに組立工数も削減で
きる。さらに容器2ないに活性炭ユニット23を連通管
13の出口に取り付けることで循環する水が確実に通過
し水中の不良成分が除去できる。
【0024】また、連通管13は、容器2の満水位置2
aよりも上方に設けることで確実に混入器14に空気を
導くことができる。
【0025】(実施例2) 次に、本発明の第2の実施例について図3を参照しなが
ら説明する。器体1内に設けた液体を収容する有底筒状
の容器2と、容器2の底面裏側に固着した発熱体3と、
液体を循環させる循環経路4と、器体1外部に液体を導
く出湯経路5とがある。前記循環経路4中に空気を流入
させる混入器14がある。混入器14は液体の流れによ
り吸気管15より空気を吸引する構成となっている。吸
引口より容器2内の空気が引かれ吸気管15を介して混
入器14で液体と空気が混合される。
【0026】容器2底部には、ポンプケース16に2方
向の吐出部を設け正転逆転により循環経路4もしくは出
湯経路5に液体を流す方向を切り替えることのできるポ
ンプ6とを設けることで、循環経路4への流れと出湯経
路5への流れを切り替える切り替え弁7を必要としなく
なる。
【0027】(実施例3) 次に、本発明の第3の実施例について図2、図4、図5
を参照しながら説明する。器体1内に設けた液体を収容
する有底筒状の容器2と、容器2の底面裏側に固着した
発熱体3がある。液体を循環させる循環経路4と、器体
1外部に液体を導く出湯経路5と、循環経路4に液体を
流すポンプ6とがあり、循環経路4への流れと出湯経路
5への流れを切り替える切り替え弁7を配置している。
切り替え弁7は押しボタン8の押し動作に連動してい
る。さらに、切り替え弁7はスプリング9により上方に
押し上げるように付勢されており、押しボタン8の押し
動作をしていない状態では切り替え弁7に係止された弁
パッキング10で出湯側開口部を閉じ液体が容器2側に
戻る。
【0028】出湯時は押しボタン8の押し動作によりポ
ンプ6を駆動する起動スイッチ11を動作させさらに切
り替え弁7に係止された弁パッキング10で循環側開口
部12を閉じることで出湯を行う。連通管13は前記容
器2と前記循環経路4とを接続している。前記循環経路
4中には空気を流入させる混入器14を設けている。混
入器14は液体の流れにより吸気管15より空気を吸引
する構成となっている。
【0029】さらに流入させる空気は器体1上部の蒸気
出口17近傍に設けた吸引口によって導く構成を設ける
ことで、沸騰時もしくは沸騰前後に発生する蒸気を混入
器14が吸引口13aより吸引することで気体外にでて
いく蒸気を減少することができる。さらに器体1の転倒
時を考慮して、吸引口近傍を蓋パッキング18により密
閉しさらに蒸気口からの液体の流出を防止するために蒸
気口近傍に流出防止ボール19を設けている。
【0030】(実施例4) 次に、本発明の第4の実施例について図1、図2、図6
を参照しながら説明する。器体1内に設けた液体を収容
する有底筒状の容器2と、容器2の底面裏側に固着した
発熱体3がある。液体を循環させる循環経路4と、器体
1外部に液体を導く出湯経路5と、循環経路4に液体を
流すポンプ6とがあり、循環経路4への流れと出湯経路
5への流れを切り替える切り替え弁7を配置している。
切り替え弁7は押しボタン8の押し動作に連動してい
る。さらに切り替え弁7はスプリング9により上方に押
し上げるように付勢されており、押しボタン8の押し動
作をしていない状態では切り替え弁7に係止された弁パ
ッキング10で出湯側開口部を閉じ液体が容器2側に戻
る。出湯時は押しボタン8の押し動作によりポンプ6を
駆動する起動スイッチ11を動作させさらに切り替え弁
7に係止された弁パッキング10で循環側開口部12を
閉じることで出湯を行う。
【0031】連通管13は前記容器2と前記循環経路4
とを接続している。前記循環経路4中には空気を流入さ
せる混入器14を設けている。混入器14は液体の流れ
により吸気管15より空気を吸引する構成となってい
る。吸気管15は循環時以外は容器2内の液量を表示を
行う構成を設ることで、少水量時でも確実に水量を表示
することができている。
【0032】(実施例5) 次に、本発明の第5の実施例について図1、図2、図7
を参照しながら説明する。器体1内に設けた液体を収容
する有底筒状の容器2と、容器2の底面裏側に固着した
発熱体3がある。液体を循環させる循環経路4と、器体
1外部に液体を導く出湯経路5と、循環経路4に液体を
流すポンプ6とがあり、循環経路4への流れと出湯経路
5への流れを切り替える切り替え弁7を配置している。
切り替え弁7は押しボタン8の押し動作に連動してい
る。さらに切り替え弁7はスプリング9により上方に押
し上げるように付勢されており、押しボタン8の押し動
作をしていない状態では切り替え弁7に係止された弁パ
ッキング10で出湯側開口部を閉じ液体が容器2側に戻
る。
【0033】出湯時は押しボタン8の押し動作によりポ
ンプ6を駆動する起動スイッチ11を動作させさらに切
り替え弁7に係止された弁パッキング10で循環側開口
部12を閉じることで出湯を行う。連通管13は前記容
器2と前記循環経路4とを接続している。前記循環経路
4中には空気を流入させる混入器14を設けている。混
入器14は液体の流れにより吸気管15より空気を吸引
する構成となっている。さらに混入器14はケース14
aと水路14bなどふたつ以上の部品で構成すること
で、混入器14の混入比を水路の開口面積を変えること
で容易に変化させることができる。
【0034】(実施例6) 次に、本発明の第6の実施例について図1、図2、図8
を参照しながら説明する。器体1内に設けた液体を収容
する有底筒状の容器2と、容器2の底面裏側に固着した
発熱体3がある。液体を循環させる循環経路4と、器体
1外部に液体を導く出湯経路5と、循環経路4に液体を
流すポンプ6とがあり、循環経路4への流れと出湯経路
5への流れを切り替える切り替え弁7を配置している。
切り替え弁7は押しボタン8の押し動作に連動してい
る。さらに切り替え弁7はスプリング9により上方に押
し上げるように付勢されており、押しボタン8の押し動
作をしていない状態では切り替え弁7に係止された弁パ
ッキング10で出湯側開口部を閉じ液体が容器2側に戻
る。出湯時は押しボタン8の押し動作によりポンプ6を
駆動する起動スイッチ11を動作させさらに切り替え弁
7に係止された弁パッキング10で循環側開口部12を
閉じることで出湯を行う。
【0035】連通管13は前記容器2と前記循環経路4
とを接続している。前記循環経路4中には空気を流入さ
せる混入器14を設けている。混入器14は液体の流れ
により吸気管15より空気を吸引する構成となってい
る。さらに混入器14の一部をポンプケース16と一体
で構成することで部品数が削減でき安価に構成できる。
【0036】(実施例7) 次に、本発明の第7の実施例について図1、図3、図9
を参照しながら説明する。器体1内に設けた液体を収容
する有底筒状の容器2と、容器2の底面裏側に固着した
発熱体3がある。液体を循環させる循環経路4と、器体
1外部に液体を導く出湯経路5と、循環経路4に液体を
流すポンプ6とがあり、循環経路4への流れと出湯経路
5への流れを切り替える切り替え弁7を配置している。
切り替え弁7は押しボタン8の押し動作に連動してい
る。さらに切り替え弁7はスプリング9により上方に押
し上げるように付勢されており、押しボタン8の押し動
作をしていない状態では切り替え弁7に係止された弁パ
ッキング10で出湯側開口部を閉じ液体が容器2側に戻
る。出湯時は押しボタン8の押し動作によりポンプ6を
駆動する起動スイッチ11を動作させさらに切り替え弁
7に係止された弁パッキング10で循環側開口部12を
閉じることで出湯を行う。
【0037】連通管13は前記容器2と前記循環経路4
とを接続している。前記循環経路4中には空気を流入さ
せる混入器14を設けている。混入器14は液体の流れ
により吸気管15より空気を吸引する構成となってい
る。さらに混入器14の一部もしくは全体を循環路ある
いは導出路を構成しているガラス管20で一体に構成し
たものである。
【0038】(実施例8) 次に、本発明の第8の実施例について図1、図2、図1
0を参照しながら説明する。器体1内に設けた液体を収
容する有底筒状の容器2と、容器2の底面裏側に固着し
た発熱体3がある。液体を循環させる循環経路4と、器
体1外部に液体を導く出湯経路5と、循環経路4に液体
を流すポンプ6とがあり、循環経路4への流れと出湯経
路5への流れを切り替える切り替え弁7を配置してい
る。切り替え弁7は押しボタン8の押し動作に連動して
いる。さらに切り替え弁7はスプリング9により上方に
押し上げるように付勢されており、押しボタン8の押し
動作をしていない状態では切り替え弁7に係止された弁
パッキング10で出湯側開口部を閉じ液体が容器2側に
戻る。
【0039】出湯時は押しボタン8の押し動作によりポ
ンプ6を駆動する起動スイッチ11を動作させさらに切
り替え弁7に係止された弁パッキング10で循環側開口
部12を閉じることで出湯を行う。連通管13は前記容
器2と前記循環経路4とを接続している。前記循環経路
4中には空気を流入させる混入器14を設けている。混
入器14は液体の流れにより吸気管15より空気を吸引
する構成となっている。さらに混入器14の一部もしく
は全体を循環路あるいは導出路とポンプ6とを接続して
いるポンプパッキング21で構成されているものであ
る。
【0040】(実施例9) 次に、本発明の第9の実施例について図1、図2、図7
を参照しながら説明する。器体1内に設けた液体を収容
する有底筒状の容器2と、容器2の底面裏側に固着した
発熱体3がある。液体を循環させる循環経路4と、器体
1外部に液体を導く出湯経路5と、循環経路4に液体を
流すポンプ6とがあり、循環経路4への流れと出湯経路
5への流れを切り替える切り替え弁7を配置している。
切り替え弁7は押しボタン8の押し動作に連動してい
る。さらに切り替え弁7はスプリング9により上方に押
し上げるように付勢されており、押しボタン8の押し動
作をしていない状態では切り替え弁7に係止された弁パ
ッキング10で出湯側開口部を閉じ液体が容器2側に戻
る。
【0041】出湯時は押しボタン8の押し動作によりポ
ンプ6を駆動する起動スイッチ11を動作させさらに切
り替え弁7に係止された弁パッキング10で循環側開口
部12を閉じることで出湯を行う。連通管13は前記容
器2と前記循環経路4とを接続している。前記循環経路
4中には空気を流入させる混入器14を設けている。混
入器14は液体の流れにより吸気管15より空気を吸引
する構成となっている。さらに混入器14は循環路ある
いは導出路の内部に取り付けた構成を設けたものであ
る。
【0042】(実施例10) 次に、本発明の第10の実施例について図11、図12
を参照しながら説明する。器体1内に設けた液体を収容
する有底筒状の容器2と、容器2の底面裏側に固着した
発熱体3がある。液体を循環させる循環経路4と、器体
1外部に液体を導く出湯経路5と、循環経路4に液体を
流すポンプ6とがあり、循環経路4への流れと出湯経路
5への流れを切り替える切り替え弁7を配置している。
切り替え弁7は押しボタン8の押し動作に連動してい
る。さらに切り替え弁7はスプリング9により上方に押
し上げるように付勢されており、押しボタン8の押し動
作をしていない状態では切り替え弁7に係止された弁パ
ッキング10で出湯側開口部を閉じ液体が容器2側に戻
る。
【0043】出湯時は押しボタン8の押し動作によりポ
ンプ6を駆動する起動スイッチ11を動作させさらに切
り替え弁7に係止された弁パッキング10で循環側開口
部12を閉じることで出湯を行う。連通管13は前記容
器2と前記循環経路4とを接続している。前記循環経路
4中には空気を流入させる混入器14を設けている。混
入器14は液体の流れにより吸気管15より空気を吸引
する構成となっている。さらに混入器14は前記循環経
路4中にあって前記切り替え弁7と前記容器2を接続す
る接続パイプ22で全体または一部を構成したものを設
けたものである。
【0044】
【発明の効果】本実施例から明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、容器と循環経路とを接続する連通
管と、循環経路中に空気を流入させる混入器を設け、さ
らに流入させる空気は前記連通管に設けた吸引口から前
記容器内より導く構成を設けることで、これにより容器
内の空気を確実に利用できるだけでなく、転倒時等吸気
管に水が逆流した場合でも器体外に液体がこぼれ出さな
い構成にできる。しかも前記連通管以外に前記容器に吸
引口を設ける構成と比較して部品数が減少しさらに組立
工数も削減できる。さらに外気の臭い成分やゴミを混入
させることなく、わずかな蒸気の発生で水中のトリハロ
メタンなどを揮発させ浄化することができる。
【0045】また、請求項2記載の発明のように連通管
を、容器の満水位置よりも上方に設けることで確実に混
入器に空気を導くことができる。
【0046】また、請求項3記載の発明のように、正転
逆転により循環経路もしくは出湯経路に液体を流す方向
を切り替えることのできるポンプを設け、混入器は容器
内の空気を導く構成を設けることで、循環経路への流れ
と出湯経路への流れを切り替える切り替え弁を必要とし
なくなる。
【0047】また、請求項4記載の発明のように、流入
させる空気は器体上部の蒸気出口近傍に設けた吸引口に
よって導く構成を設けることで、沸騰時もしくは沸騰前
後に発生する蒸気を混入器が吸引口より吸引することで
気体外にでていく蒸気を減少することができる。
【0048】また、請求項5記載の発明のように、混入
器は容器内の空気を導き、さらに混入器に空気を導く吸
気管の一端が接続されており、さらにもう一端が前記容
器に接続され、しかも循環時以外は吸気管は容器内の液
量を表示を行う構成を設ることで、少水量時でも確実に
水量を表示することができている。
【0049】また、請求項6記載の発明のように、混入
器はケースと水路などふたつ以上の部品で構成すること
で、混入器の混入比を水路の開口面積を変えることで容
易に変化させることができる。
【0050】また、請求項7記載の発明のように、混入
器の一部をポンプと一体で構成することで部品数が削減
でき安価に構成できる。
【0051】また、請求項8記載の発明のように、混入
器の一部もしくは全体を循環路あるいは導出路を構成し
ているガラス管で一体に構成することで部品数が削減で
き安価に構成できる。
【0052】また、請求項9記載の発明のように、混入
器の一部もしくは全体を循環路あるいは導出路とポンプ
とを接続しているパッキングで構成することで部品数が
削減でき安価に構成できる。
【0053】また、請求項1記載の発明のように、循
環経路中にあって切り替え弁と容器を接続する接続パイ
プで空気を流入させる混入器を全体または一部を構成す
ることで部品数が削減でき安価に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電気湯沸かし器の断
面図
【図2】同電気湯沸かし器の連通管部の断面図
【図3】本発明の実施例3における電気湯沸かし器の断
面図
【図4】本発明の実施例4における電気湯沸かし器の断
面図
【図5】同電気湯沸かし器の蒸気口の断面図
【図6】本発明の実施例5における電気湯沸かし器の断
面図
【図7】本発明の実施例6における混入器の断面図
【図8】本発明の実施例7における混入器の断面図
【図9】本発明の実施例8における混入器の断面図
【図10】本発明の実施例9における混入器の断面図
【図11】本発明の実施例11における電気湯沸かし器
の断面図
【図12】本発明の実施例11における接続パイプ部の
断面図
【符号の説明】
1 器体 2 容器 2a 満水位置 3 発熱体 4 循環経路 5 出湯経路 6 ポンプ 7 切り替え弁 8 押しボタン 9 スプリング 10 弁パッキング 11 起動スイッチ 12 循環側開口部 13 連通管 13a 吸引口 14 混入器 14a ケース 14b 水路 15 吸気管 16 ポンプケース 17 蒸気出口 18 蓋パッキング 19 流出防止ボール 20 ガラス管 21 ポンプパッキング 22 接続パッキング 23 活性炭ユニット
フロントページの続き (72)発明者 松田 昇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 宇治野 芳行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 大藪 一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 浦田 隆行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 縄間 潤一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 清水 聡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−163466(JP,A) 特開 平3−236815(JP,A) 特開 平9−299238(JP,A) 特開 平9−308575(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/21 101

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器体内に設けた液体を収容する有底筒状
    の容器と、容器の底面裏側に固着した発熱体と、液体を
    循環させる循環経路と、器体外部に液体を導く出湯経路
    と、循環経路に液体を流す循環手段と、循環経路への流
    れと出湯経路への流れを切り替える切り替え弁と、前記
    容器と前記循環経路とを接続する連通管と、前記循環経
    路中に空気を流入させる混入器とを備え、前記連通管に
    設けた吸引口と前記混入器を吸気管により接続し、前記
    混入器は前記循環経路中に前記容器内の空気を導くこと
    を特徴とする電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 容器の満水位置よりも上方に連通管を設
    けた請求項1記載の電気湯沸かし器。
  3. 【請求項3】 器体内に設けた液体を収容する有底筒状
    の容器と、容器の底面裏側に固着した発熱体と、液体を
    循環させる循環経路と、器体外部に液体を導く出湯経路
    と、循環経路に液体を流す循環手段と、前記容器と前記
    循環経路とを接続する連通管と、前記循環経路中に空気
    を流入させる混入器と、正転逆転により循環経路もしく
    は出湯経路に液体を流す方向を切り替えることのできる
    ポンプとを備え、前記連通管に設けた吸引口と前記混入
    器を吸気管により接続し、前記混入器は前記循環経路中
    前記容器内の空気を導くことを特徴とする電気湯沸か
    し器。
  4. 【請求項4】 器体内に設けた液体を収容する有底筒状
    の容器と、容器の底面裏側に固着した発熱体と、液体を
    循環させる循環経路と、器体外部に液体を導く出湯経路
    と、循環経路に液体を流す循環手段と、循環経路への流
    れと出湯経路への流れを切り替える切り替え弁と、前記
    循環経路中に空気を流入させる混入器とを備え、器体上
    部の蒸気口近傍に設けた吸引口と前記混入器を吸気管に
    より接続し、前記混入器は前記循環経路中に前記蒸気口
    近傍の空気を導くことを特徴とする電気湯沸かし器。
  5. 【請求項5】 器体内に設けた液体を収容する有底筒状
    の容器と、容器の底面裏側に固着した発熱体と、液体を
    循環させる循環経路と、器体外部に液体を導く出湯経路
    と、循環経路に液体を流す循環手段と、循環経路への流
    れと出湯経路への流れを切り替える切り替え弁と、前記
    循環経路中に空気を流入させる混入器を設け、前記混入
    器は前記容器内の空気を導き、さらに混入器に空気を導
    く吸気管の一端が接続されておりさらにもう一端が前記
    容器に接続され、しかも循環時以外は吸気管は容器内の
    液量表示を行うことを特徴とした電気湯沸かし器。
  6. 【請求項6】 入器はケースと水路などふたつ以上の
    部品で構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    電気湯沸かし器。
  7. 【請求項7】 入器の一部を液体を流すポンプと一体
    で構成したことを特徴とした請求項1記載の電気湯沸か
    し器。
  8. 【請求項8】 入器の一部もしくは全体を循環路ある
    いは導出路を構成しているガラス管で一体に構成した請
    求項1記載の電気湯沸かし器。
  9. 【請求項9】 入器の一部もしくは全体を循環路ある
    いは導出路とポンプとを接続しているパッキングで構成
    されている請求項1記載の電気湯沸かし器。
  10. 【請求項10】 環経路中にあって切り替え弁と容
    を接続する接続パイプで空気を流入させる混入器全体
    または一部を構成したことを特徴とした請求項1記載の
    電気湯沸かし器。
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