JP3163913U - 寝具 - Google Patents

寝具 Download PDF

Info

Publication number
JP3163913U
JP3163913U JP2010005722U JP2010005722U JP3163913U JP 3163913 U JP3163913 U JP 3163913U JP 2010005722 U JP2010005722 U JP 2010005722U JP 2010005722 U JP2010005722 U JP 2010005722U JP 3163913 U JP3163913 U JP 3163913U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner bag
pillow
neck
air
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010005722U
Other languages
English (en)
Inventor
康 橋本
康 橋本
Original Assignee
有限会社トータルリビングはしもと
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社トータルリビングはしもと filed Critical 有限会社トータルリビングはしもと
Priority to JP2010005722U priority Critical patent/JP3163913U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3163913U publication Critical patent/JP3163913U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】枕の頭載置部位および首載置部位の高さを空気により調節できるようにした枕等の寝具を提供する。【解決手段】頭載置部位収納部および首載置部位収納部が前後に仕切られて形成された枕外袋2と、枕外袋2の頭載置部位収納部内に収納される頭載置部位内袋と、枕外袋2の首載置部位収納部内に収納される首載置部位内袋と、頭載置部位内袋および首載置部位内袋に詰められる中材と、枕外袋2の下面側に前後に複数連設された左右方向の空気チューブ挿入部23と、空気チューブ挿入部23に選択的に挿入される1つ以上の空気チューブ4とを備え、使用者が枕1に頭および首を載せた状態で空気チューブ4に空気を注入して各空気チューブ4の空気の注入量をそれぞれ調節することにより、枕1の頭載置部位および首載置部位の高さを個別に調節できる。【選択図】図1

Description

本考案は、枕、敷布団等の寝具に関し、詳しくは空気によって高さが調節可能な枕、敷布団等の寝具に関する。
人は、仰向けに横たわった際の頸椎のカーブの深さが異なっており、このため、枕の高さを頸椎のカーブの深さに合わせて調節することが一般的に行われている。特に、空気によって枕の高さを調節することが広く行われている。例えば、従来の枕は、内部に空気を保持する空気袋と、空気袋の一面側に配置され、かつ、内部に中材が収納された中材収納部とを備え、空気袋への空気の注入量を調節して枕の高さを調節していた(例えば、特許文献1参照)。
また、人は、仰向けに横たわった際の頸椎のカーブの深さと横向きに寝返った際の側頭部と肩との段差とが異なっており、このため、枕を中央仰向けエリアと左右横向きエリアとに分けて、両エリアの高さを異ならせて寝返りをスムーズに行えるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
一方、人は、仰向けに横たわった際の背中、腰等のカーブの深さが異なっており、このため、敷布団(マットレス)の高さを背中、腰等のカーブの深さに合わせて調節することが一般的に行われている。特に、空気によって敷布団の高さを調節することが広く行われている。例えば、従来の敷布団は、ボトムカバーおよびトップカバーによって第1ウレタンフォーム板、圧縮袋および第2ウレタンフォーム板を包み込んだ際に、空気吸引バルブの接続部を突出させ、接続部に掃除機を接続して、包み込んだカバー部材内側の空気を吸引し、マットレスの厚さおよび硬さを調節していた(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−238716号公報 特開2008−067811号公報 特開平10−014992号公報
従来の枕は、空気袋に空気を注入し、空気袋への空気の注入量を増減することによって、枕の高さを調節していたので、使用者の頸椎のカーブの深さに合わせて枕の頭載置部位および首載置部位の高さを個別に調節することができないという問題点があった。
また、使用者が仰向けに寝た姿勢(仰向け寝姿勢)で枕の高さを調節した場合には、使用者の横向きに寝た姿勢(横向き寝姿勢)では側頭部と肩との段差に合わせた枕の高さが得られないという問題点があった。
一方、従来の敷布団は、圧縮袋に空気を注入して、敷布団の高さを一律に調節していたので、使用者が仰向けに横たわった際の腰のカーブの深さに合わせて敷布団の高さを調節した場合には、敷布団の高さが背中のカーブの深さに適さず、背中のカーブの深さに合わせて敷布団の高さを調節した場合には、敷布団の高さが腰のカーブの深さに適さないという問題点があった。
本考案の目的は、上述の点に鑑み、空気により枕の頭載置部位および首載置部位の高さを、使用者の頸椎のカーブの深さに合わせて個別に調節できるようにした枕を提供することにある。
また、本考案の他の目的は、空気により枕の頭載置部位および首載置部位の高さを、使用者の頸椎のカーブの深さに合わせて個別に調節できるとともに、枕の横向きエリアの高さを、使用者の頭側部と肩との段差に合わせて個別に調節できるようにした枕を提供することにある。
さらに、本考案の別の目的は、空気により敷布団の長手方向部位の高さを使用者の身体部位のカーブに合わせて個別に調節できるようにした敷布団を提供することにある。
請求項1に記載の枕は、頭載置部位収納部および首載置部位収納部が前後に仕切られて形成された枕外袋と、前記枕外袋の頭載置部位収納部内に収納される頭載置部位内袋と、前記枕外袋の首載置部位収納部内に収納される首載置部位内袋と、前記頭載置部位内袋および前記首載置部位内袋に詰められる中材と、前記枕外袋の下面側に前後に複数連設された左右方向の空気チューブ挿入部と、前記空気チューブ挿入部に選択的に挿入される1つ以上の空気チューブとを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の枕は、請求項1記載の枕において、前記枕外袋の前記頭載置部位収納部は、中央部が前記首載置部位収納部に膨出するように仕切られて形成されていて、前記頭載置部位内袋は、前中央内袋部と、前記前中央内袋部の後側に仕切られて一体的に形成された後中央内袋部と、前記前中央内袋部および前記後中央内袋部の左側に仕切られて一体的に形成された左内袋部と、前記前中央内袋部および前記後中央内袋部の右側に仕切られて一体的に形成された右内袋部とから構成され、前記前中央内袋部,前記後中央内袋部,前記左内袋部および前記右内袋部内に所望の中材が所望の量だけ詰められるようになっており、前記首載置部位内袋は、前側が凹状に湾曲形成された中央内袋部と、前記中央内袋部の左側に仕切られて一体的に形成された左内袋部と、前記中央内袋部の右側に仕切られて一体的に形成された右内袋部とから構成され、前記中央内袋部,前記左内袋部および前記右内袋部内に所望の中材が所望の量だけ詰められるようになっていることを特徴とする。
請求項3に記載の敷布団は、弾性フォーム板体と、前記弾性フォーム板体を収納する敷布団内袋と、前記弾性フォーム板体を収納する前記敷布団内袋をさらに収納する敷布団外袋とを備える敷布団において、前記敷布団内袋の下面側に前後に複数連設された左右方向の空気チューブ挿入部と、前記空気チューブ挿入部に選択的に挿入される1つ以上の空気チューブとを備えることを特徴とする。
本考案によれば、枕外袋の下面側に前後に複数連設された左右方向の空気チューブ挿入部に1つ以上の空気チューブを選択的に挿入した状態で、枕に使用者が頭および首を載せ、空気チューブに空気を注入し、各空気チューブに対する空気の注入量をそれぞれ調節することにより、枕の頭載置部位および首載置部位の高さを、使用者の頸椎のカーブの深さに合わせて個別に調節することができるという効果がある。
また、本考案によれば、頭載置部位内袋が前中央内袋部、後中央内袋部、左内袋部および右内袋部から構成され、首載置部位内袋が、中央内袋部、左内袋部および右内袋部から構成されているので、空気により枕の頭載置部位および首載置部位の高さを、使用者の頸椎のカーブの深さに合わせて個別に調節できるとともに、枕の横向きエリアの高さを、使用者の頭側部と肩との段差に合わせて個別に調節できるという効果がある。
一方、本考案によれば、弾性フォーム板体、敷布団内袋および敷布団外袋を備える敷布団において、敷布団内袋の下面側に前後に複数連設された左右方向の空気チューブ挿入部に選択的に挿入される1つ以上の空気チューブを備えるので、空気チューブを敷布団内袋の下面側の空気チューブ挿入部に挿入し、敷布団に使用者が仰向けまたは横向きに寝た状態で、各空気チューブに空気を注入することにより、敷布団の長手方向部位の高さを使用者の身体部位のカーブに合わせて部分的に調節できるという効果がある。
(a)および(b)は本考案の実施例1に係る寝具としての枕の上面斜視図および下面斜視図である。 (a)および(b)は本考案の実施例1に係る寝具としての枕における頭載置部位内袋および首載置部位内袋の平面図である。 本考案の実施例1に係る寝具としての枕における空気チューブの平面図である。 本考案の実施例1に係る寝具としての枕の使用状態説明図である。 本考案の実施例1に係る寝具としての枕の使用状態説明図である。 本考案の実施例2に係る寝具としての敷布団の上面斜視図である。 (a)および(b)は本考案の実施例2に係る寝具としての敷布団の敷布団内袋の上面斜視図および下面図である。 本考案の実施例2に係る寝具としての敷布団の空気チューブの平面図である。
以下、本考案の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1(a)および(b)は、本考案の実施例1に係る寝具としての枕1の上面斜視図および下面斜視図、図2(a)および(b)は本考案の実施例1に係る寝具としての枕1における頭載置部位内袋31および首載置部位内袋32の平面図、図3は実施例1に係る寝具としての枕1における空気チューブ4の平面図、図4および図5は実施例1に係る寝具としての枕1の使用状態説明図である。以下、枕1を上側から見て、頭載置部位側を前、首載置部位側を後、前後方向に対する左右側を左右という。
図1(a)および(b)ならびに図2(a)および(b)に示すように、実施例1に係る寝具としての枕1は、頭載置部位収納部21および首載置部位収納部22が前後に仕切られて一体的に形成された枕外袋2と、枕外袋2の頭載置部位収納部21内に収納される頭載置部位内袋31と、枕外袋2の首載置部位収納部22内に収納される首載置部位内袋32と、頭載置部位内袋31および首載置部位内袋32に詰められる中材(図示せず)と、枕外袋2の下面側に前後に3つ連設された左右方向の空気チューブ挿入部23と、空気チューブ挿入部23に選択的に挿入される1つ以上の空気チューブ4とから、その主要部が構成されている。
枕外袋2は、図1(a)および(b)に示すように、頭および首を支持可能な大きさを持つ長方形状の布製中空袋体で形成されている。枕外袋2は、上面側が通気性を持つハニカムメッシュで形成され、下面側に左右方向の空気チューブ挿入部23が前後に3つ連設されている。頭載置部位収納部21は、左右中央部が首載置部位収納部22に膨出するように仕切られて形成されている。逆に言えば、首載置部位収納部22は、左右中央部が頭載置部位収納部21に進入されるように仕切られて形成されている。頭載置部位収納部21の側面部にはファスナー21aが、首載置部位収納部221の側面部にはファスナー22aが設けられている。
頭載置部位内袋31は、図2(a)に示すように、左右に長い布製中空袋体で形成され、前中央内袋部311と、前中央内袋部311の後側に仕切られて一体的に形成された後中央内袋部312と、前中央内袋部311および後中央内袋部312の左側に仕切られて一体的に形成された左内袋部313と、前中央内袋部311および後中央内袋部312の右側に仕切られて一体的に形成された右内袋部314とから構成されている。前中央内袋部311の前側縁に沿ってファスナー311aが取り付けられ、ファスナー311aを開閉することによって前中央内袋部311内に所望の中材が所望の量だけ詰められるようになっている。また、後中央内袋部312の後側縁に沿ってファスナー312aが取り付けられ、ファスナー312aを開閉することによって後中央内袋部312内に所望の中材が所望の量だけ詰められるようになっている。さらに、左内袋部313の左側縁に沿ってファスナー313aが取り付けられ、ファスナー313aを開閉することによって左内袋部313内に所望の中材が所望の量だけ詰められるようになっている。さらにまた、右内袋部314の右側縁に沿ってファスナー314aが取り付けられ、ファスナー314aを開閉することによって右内袋部314内に所望の中材が所望の量だけ詰められるようになっている。
首載置部位内袋32は、図2(b)に示すように、左右に長い布製中空袋体で形成され、前側縁が凹状に湾曲形成された中央内袋部321と、中央内袋部321の左側に仕切られて一体的に形成された左内袋部322と、中央内袋部321の右側に仕切られて一体的に形成された右内袋部323とから構成されている。中央内袋部321の前側縁に沿ってファスナー321aが取り付けられ、ファスナー321aを開閉することによって中央内袋部321内に所望の中材が所望の量だけ詰められるようになっている。また、左内袋部322の左側縁に沿ってファスナー322aが取り付けられ、ファスナー322aを開閉することによって左内袋部322内に所望の中材が所望の量だけ詰められるようになっている。さらに、右内袋部323の右側縁に沿ってファスナー323aが取り付けられ、ファスナー323aを開閉することによって右内袋部323内に所望の中材が所望の量だけ詰められるようになっている。
なお、中材(詰物)としては、使用者の枕1の硬さや感触等の好みに応じて、ポリエステル綿、エラストマーパイプ、ポリエチレンパイプ、そばがら等が詰められる。
空気チューブ4は、図3に示すように、ポリ塩化ビニル等の気密性のある柔軟性シートで熱圧着等により袋状に形成された長尺袋状部41と、長尺袋状部41の一端部に空気を注入するために取り付けられた空気注入逆止弁42と、長尺袋状部41の他端部の一側面に貼設され空気注入逆止弁42側に開口する挿入補助用ポケット43とから構成されている。空気チューブ4は、通常、枕1に対して2つ付属されていて、空気チューブ挿入部23の1つまたは2つに挿入して使用される。なお、空気チューブ4に対し空気注入逆止弁42を通じて空気を注入する空気注入手段として、空気注入ポンプ(図示せず)等を使用することができる。
次に、このように構成された本実施例1に係る寝具として枕1の使用方法について説明する。
まず、使用者は、頭載置部位内袋31を手にとり、ファスナー311a、312a、313aおよび314aを開閉することにより、前中央内袋部311、後中央内袋部312、左内袋部313および右内袋部314内にそれぞれ所望の中材を所望の量だけ詰める。
同様に、使用者は、首載置部位内袋32を手にとり、ファスナー321a、322aおよび323aを開閉することにより、中央内袋部321、左内袋部322および右内袋部323内にそれぞれ所望の中材を所望の量だけ詰める。
次に、使用者は、枕外袋2を手にとり、ファスナー21aおよび22aを開閉することにより、頭載置部位収納部21および首載置部位収納部22内にそれぞれ頭載置部位内袋31および首載置部位内袋32を収納する。
続いて、使用者は、図4中に示すように、枕1の中央仰向けエリアに頭および首を載せて仰向け寝姿勢をとり、枕1の頭載置部位および首載置部位の高さがおおよそ自身の頸椎のカーブの深さに合っているかどうかを確かめる。この仰向け寝姿勢では、使用者の頭は頭載置部位内袋31の前中央内袋部311および後中央内袋部312の反発支持力AおよびBでそれぞれ支持され、使用者の首は首載置部位内袋32の中央内袋部321の反発支持力Cで支持される。
枕1の中央仰向けエリア(頭載置部位および首載置部位)の高さがおおよそ自身の頸椎のカーブの深さに合っていれば、使用者は、図4中に示すように、左側に寝返って頭および首を左横向きエリアに移動させ、枕1の左横向きエリアの高さがおおよそ自身の右側頭部と右肩との段差に合っているかどうかを確かめる。この横向き寝姿勢では、使用者の頭は頭載置部位内袋31の左内袋部313の反発支持力Dで支持され、使用者の首は首載置部位内袋32の左内袋部322の反発支持力Eで支持される。
同様に、使用者は、図4中に示すように、右側に寝返って頭および首を右横向きエリアに移動させ、枕1の右横向きエリアの高さがおおよそ自身の左側頭部と左肩との段差に合っているかどうかを確かめる。この横向き寝姿勢では、使用者の頭は頭載置部位内袋31の右内袋部314の反発支持力Dで支持され、使用者の首は首載置部位内袋32の右内袋部323の反発支持力Eで支持される。
このようにして、枕1の中央仰向けエリア(頭載置部位および首載置部位)、左横向きエリアおよび右横向きエリアの高さを確認し、上記で枕1の中央仰向けエリア(頭載置部位および首載置部位)、左横向きエリアおよび/または右横向きエリアの高さに不具合があれば、使用者は、枕1を手にとり、ファスナー21aおよび/または22aを開閉することにより、枕外袋2の頭載置部位収納部21および/または首載置部位収納部22内から頭載置部位内袋31および/または首載置部位内袋32を取り出し、前中央内袋部311、後中央内袋部312、左内袋部313および/または右内袋部314あるいは中央内袋部321、左内袋部322および右内袋部323内に詰めた所望の中材を所望の量だけ増減させて調節を行う。
上記のような枕1の中央仰向けエリア(頭載置部位および首載置部位)、左横向きエリアおよび右横向きエリアの高さの確認により、枕1の中央仰向けエリア(頭載置部位および首載置部位)、左横向きエリアおよび/または右横向きエリアの高さが自身にほぼ適していれば、使用者は、必要に応じて、枕外袋2の空気チューブ挿入部23に空気チューブ4を挿入する。この際には、使用者は、長尺定規等の補助具(図示せず)の先端部を挿入補助用ポケット43に挿し込み、補助具を空気チューブ4ともども空気チューブ挿入部23に深く挿入し、しかる後に補助具だけを空気チューブ挿入部23から引き出すようにする。
ここでは、例えば、図1(a)および(b)に示すように、前側および後側の2つの空気チューブ挿入部23、23に2つの空気チューブ4を挿入したとする。
次に、使用者は、前側および後側の2つの空気チューブ挿入部23、23に2つの空気チューブ4を挿入した状態から、図5に示すように、空気注入ポンプ(図示せず)を操作して空気チューブ4に空気を注入する。空気チューブ4に空気を注入して各空気チューブ4の空気の注入量をそれぞれ調節することにより、枕1の頭載置部位および首載置部位の高さを個別に調節する。高さ調節後、空気注入逆止弁42を閉じることによって、空気チューブ4内の空気の注入量はそのまま維持される。
以上により、枕1の頭載置部位および首載置部位の高さが個別に調節され、使用者の頭および首が空気チューブ4の空気圧によっても支持され、使用者は仰向け寝姿勢および横向き寝姿勢のいずれであっても自身に適した枕1の頭載置部位および首載置部位の高さを得ることができる。
実施例1に係る寝具としての枕1は、一旦適切な高さに調節した後でも、さらに空気チューブ4を追加挿入したり、取り外したりして枕1の頭載置部位および首載置部位の高さを個別に調節することができる。また、挿入されている各空気チューブ4に対して空気を抜いたり、注入したりすることによっても、枕1の頭載置部位および首載置部位の高さを個別に調節することができる。
このように、実施例1に係る寝具としての枕1においては、空気チューブ4を枕外袋2の下面側に形成された空気チューブ挿入部23に挿入して、使用者が頭および首を枕1に載せた状態で、空気チューブ4に空気を注入して各空気チューブ4の空気の注入量をそれぞれ調節するようにしたので、中央仰向けエリア(頭載置部位および首載置部位)を中材ばかりでなく、空気チューブ4でも支持することができ、使用者に最も適した姿勢で頭および首を確実に支持することができる。また、各空気チューブ4の空気の注入量を空気チューブ4毎に調節できるので、複数の空気チューブ4でそれぞれ空気の注入量を適切に設定して、支持する頭および首の荷重を適切に分担することができる。
また、実施例1に係る寝具としての枕1においては、頭載置部位内袋31が前中央内袋部311、後中央内袋部312、左内袋部314および右内袋部315から構成され、首載置部位内袋32が、中央内袋部321、左内袋部322および右内袋部323から構成されているので、空気により枕1の頭載置部位および首載置部位の高さを、使用者の頸椎のカーブの深さに合わせて個別に調節できるとともに、枕1の横向きエリアの高さを、使用者の頭側部と肩との段差に合わせて個別に調節できるという効果がある。
なお、実施例1に係る寝具としての枕1において、頭載置部位内袋31の前中央内袋部311、後中央内袋部312、左内袋部313および右内袋部314は一体的に形成されている構成であるが、これに限らず、これらはそれぞれ別体でファスナー、ボタン、スナップの嵌合等により連結・分離自在に形成することもできる。同様に、首載置部位内袋32の中央内袋部321、左内袋部322および右内袋部323は一体的に形成されている構成であるが、これらはそれぞれ別体でファスナー、ボタン、スナップの嵌合等により連結・分離自在に形成することもできる。
本考案の実施例2に係る寝具としての敷布団5を図6ないし図8に基づいて説明する。図6は、本考案の実施例2に係る寝具としての敷布団5の上面斜視図、図7(a)および(b)は実施例2に係る寝具としての敷布団5の上面斜視図および下面図、図8は実施例2に係る寝具としての敷布団5における空気チューブ9の平面図である。
本実施例2に係る寝具としての敷布団5は、図6ないし図8に示すように、敷布団外袋6と、敷布団内袋7と、弾性フォーム板体8と、空気チューブ9とから、その主要部が構成されている。
敷布団外袋6は、図6に示すように、上面側が通気性等のためにハニカムメッシュ部61で形成されており、側周面がキルト部62で形成され、キルト部62の一側面の下側縁に沿ってファスナー62aが取り付けられている。
敷布団内袋7は、図7(a)に示すように、上面側および側面側がメッシュ部で形成され、側面側に取り付けられたファスナー7aを開閉することにより、弾性フォーム板体8を着脱自在に収納できるようになっている。また、敷布団内袋7の下面側には、図7(b)に示すように、敷布団5の左右方向(短手方向)の空気チューブ挿入部71が、敷布団5の前後(長手方向)に沿って複数(図示は15個)連設されている。
弾性フォーム板体8は、図7(a)に示すように、低反発性ポリウレタンフォーム等で使用者の身体を載せることができる大きさの長方形板状に形成されており、表面には体圧分散のためのプロファイル(波状突起)が形成されている。
空気チューブ9は、図8に示すように、ポリ塩化ビニル等のシート部材で熱圧着等により気密性の袋状に形成された長尺袋状部91と、長尺袋状部91の一端部に空気を注入するために取り付けられた空気注入逆止弁92と、長尺袋状部91の他端部の一側面に貼設され空気注入逆止弁92側に開口する挿入補助用ポケット93とから構成されている。空気チューブ9は、通常、敷布団5に対して複数付属されていて、空気チューブ挿入部71の1つ以上に挿入して使用される。例えば、敷布団5を部分的に高くしたい使用者の身体部位のカーブに対応する長手方向部位の空気チューブ挿入部71に空気チューブ9をそれぞれ挿入し、各空気チューブ9に空気を注入して高さを部分的に調節する。なお、空気チューブ9に対し空気注入逆止弁92を通じて空気を注入する空気注入手段として、空気注入ポンプ(図示せず)等を使用することができる。
次に、このように構成された実施例2に係る寝具としての敷布団5の使用方法について説明する。
まず、使用者が敷布団5上に仰向けに寝ころんだ状態で、使用者の身体部位のカーブに合わせて敷布団5の長手方向部位の高さを部分的に調節するために、敷布団5の高さを調整する長手方向部位にある1つ以上の空気チューブ挿入部71に1つ以上の空気チューブ9をそれぞれ挿入する。この際、長尺定規等の補助具の先端部を挿入補助用ポケット93に挿し込み、補助具を空気チューブ9ともども空気チューブ挿入部71に挿入し、しかる後に補助具だけを空気チューブ挿入部71から引き出すようにする。
次に、空気注入ポンプ(図示せず)を使用して、空気注入逆止弁92を通じて各空気チューブ9に空気を注入する。すると、各空気チューブ9内の空気の注入量に応じて敷布団5の長手方向部位の高さが部分的に調節される。高さ調節後、空気注入逆止弁92を閉じることによって、空気チューブ9内の空気の注入量はそのまま維持される。
実施例2に係る寝具としての敷布団5は、実施例1に係る寝具としての枕1と同様に、一旦適切な高さに部分的に調節した後でも、さらに空気チューブ9を追加挿入したり、取り外したりして敷布団5の長手方向部位の高さを部分的に調節することができる。また、挿入されている各空気チューブ9に対して空気を抜いたり、注入したりすることによっても、敷布団5の長手方向部位の高さを部分的に調節することができる。
以上のように、実施例2に係る寝具としての敷布団5においては、敷布団内袋7の下面側の空気チューブ挿入部71内に空気チューブ9を挿入し、各空気チューブ9の空気の注入量を調節することにより、敷布団5の長手方向部位の高さを部分的に調節することができることから、使用者が仰向けまたは横向きに寝た状態で敷布団5の長手方向部位の高さを部分的に調節でき、使用者は、自身の身体部位のカーブに合わせた最も適した姿勢で敷布団5に寝ることができる。
以上、本考案の各実施例を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本考案はこれらに限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
本考案の寝具は、1つ以上の空気チューブを複数配設できるようしたことにより、各空気チューブの空気の注入量によって高さを部分的に調節することができ、枕,敷布団等の寝具に幅広く適用することができる。
1 枕
2 枕外袋
4 空気チューブ
5 敷布団
6 敷布団外袋
7 敷布団内袋
8 弾性フォーム板体
9 空気チューブ
21 頭載置部位収納部
21a ファスナー
22 首載置部位収納部
22a ファスナー
23 空気チューブ挿入部
31 頭載置部位内袋
32 首載置部位内袋
41 長尺袋状部
42 空気注入逆止弁
43 挿入補助用ポケット
61 ハニカムメッシュ部
62 キルト部
62a ファスナー
91 長尺袋状部
92 空気注入逆止弁
93 挿入補助用ポケット
311 前中央内袋部
311a ファスナー
312 後中央内袋部
312a ファスナー
313 左内袋部
313a ファスナー
314 右内袋部
314a ファスナー
321 中央内袋部
321a ファスナー
322 左内袋部
322a ファスナー
323 右内袋部
323a ファスナー

Claims (3)

  1. 頭載置部位収納部および首載置部位収納部が前後に仕切られて形成された枕外袋と、
    前記頭載置部位収納部内に収納される頭載置部位内袋と、
    前記首載置部位収納部内に収納される首載置部位内袋と、
    前記頭載置部位内袋および前記首載置部位内袋に詰められる中材と、
    前記枕外袋の下面側に前後に複数連設された左右方向の空気チューブ挿入部と、
    前記空気チューブ挿入部に選択的に挿入される1つ以上の空気チューブと
    を備えることを特徴とする枕。
  2. 前記枕外袋の前記頭載置部位収納部は、中央部が前記首載置部位収納部に膨出するように仕切られて形成されていて、
    前記頭載置部位内袋は、前中央内袋部と、前記前中央内袋部の後側に仕切られて一体的に形成された後中央内袋部と、前記前中央内袋部および前記後中央内袋部の左側に仕切られて一体的に形成された左内袋部と、前記前中央内袋部および前記後中央内袋部の右側に仕切られて一体的に形成された右内袋部とから構成され、前記前中央内袋部,前記後中央内袋部,前記左内袋部および前記右内袋部内に所望の中材が所望の量だけ詰められるようになっており、
    前記首載置部位内袋は、前側が凹状に湾曲形成された中央内袋部と、前記中央内袋部の左側に仕切られて一体的に形成された左内袋部と、前記中央内袋部の右側に仕切られて一体的に形成された右内袋部とから構成され、前記中央内袋部,前記左内袋部および前記右内袋部内に所望の中材が所望の量だけ詰められるようになっていることを特徴とする請求項1記載の枕。
  3. 弾性フォーム板体と、前記弾性フォーム板体を収納する敷布団内袋と、前記弾性フォーム板体を収納する前記敷布団内袋をさらに収納する敷布団外袋とを備える敷布団において、
    前記敷布団内袋の下面側に前後に複数連設された左右方向の空気チューブ挿入部と、
    前記空気チューブ挿入部に選択的に挿入される1つ以上の空気チューブと
    を備えることを特徴とする敷布団。
JP2010005722U 2010-08-26 2010-08-26 寝具 Expired - Fee Related JP3163913U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010005722U JP3163913U (ja) 2010-08-26 2010-08-26 寝具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010005722U JP3163913U (ja) 2010-08-26 2010-08-26 寝具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3163913U true JP3163913U (ja) 2010-11-04

Family

ID=54875368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010005722U Expired - Fee Related JP3163913U (ja) 2010-08-26 2010-08-26 寝具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3163913U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200468166Y1 (ko) * 2012-09-05 2013-07-26 박용서 자세교정용 매트

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200468166Y1 (ko) * 2012-09-05 2013-07-26 박용서 자세교정용 매트

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4858809B2 (ja) 機能性枕
KR20070043320A (ko) 경추 및 어깨 결림 방지 높낮이 베개
US20100319132A1 (en) Portable cushion device for improving posture
TWM498549U (zh) 充氣調整型枕頭
JP3111334U (ja) 快眠枕
JP3163913U (ja) 寝具
JP3132068U (ja) 枕装置
JP2010246718A (ja) 寝返りしやすい枕及びその使用方法
JP3128886U (ja) 枕装置
KR100714850B1 (ko) 기능성 베개
JP3140457U (ja)
KR200469838Y1 (ko) 기능성 베개
JP3041719U (ja) エアセルユニット及びエアマット
CN209769898U (zh) 一种可调节舒眠软管枕及床上用品
JP3137305U (ja) 頚椎支持・高さ調節枕
US20110131729A1 (en) Configurable Support Locations Pillow
KR200237755Y1 (ko) 경추보호용 목베개
KR200226847Y1 (ko) 경추 보호용 목베개
CN207236571U (zh) 一种枕芯及包含其的枕头
JP3047525U (ja) 寝具用補助装置
KR200476071Y1 (ko) 접이식 매트리스
JP2007319519A (ja) 姿勢安定補助具
KR20160149121A (ko) 수면 쿠션
CN219699551U (zh) 一种枕头
KR101299401B1 (ko) 경추 지지용 멀티 기능 베개

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees