JP3163754U - 電車線路用の絶縁タワー - Google Patents

電車線路用の絶縁タワー Download PDF

Info

Publication number
JP3163754U
JP3163754U JP2010005553U JP2010005553U JP3163754U JP 3163754 U JP3163754 U JP 3163754U JP 2010005553 U JP2010005553 U JP 2010005553U JP 2010005553 U JP2010005553 U JP 2010005553U JP 3163754 U JP3163754 U JP 3163754U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ladder
struts
pivotally supported
column
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2010005553U
Other languages
English (en)
Inventor
木村 勝
勝 木村
Original Assignee
宣真工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 宣真工業株式会社 filed Critical 宣真工業株式会社
Priority to JP2010005553U priority Critical patent/JP3163754U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3163754U publication Critical patent/JP3163754U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ladders (AREA)

Abstract

【課題】 折り畳んだ状態でのコンパクト化を図ることができる絶縁タワーの提供。【解決手段】 第二梯子3が第一梯子2に枢支されて、第一梯子2と第二梯子3とが折畳み可能とされる。各梯子2,3の支柱4の下端には、車輪26が設けられる。各梯子2,3の支柱4の下端部には、開閉腕39が枢支される。この際、開閉腕39の回動軸方向は、末広がり部14の支柱4の軸方向と垂直方向に沿う。前後一対の開閉腕39,39は、連結具45を介して連結される。前後一対の開閉腕39,39は、連結具45に枢支されており、第一梯子2と第二梯子3の折畳みと共に、互いに合わさるよう折り畳むことができる。左右の連結具45,45間には、伸縮可能なリンク部材40が架け渡される。前後に対向する支柱4,4間には、横安全ロープ51が架け渡される。横安全ロープ51の中央と連結具45とは、縦安全ロープ53によって繋がれる。【選択図】 図1

Description

本考案は、電車線路内における検査や工事などに使用される電車線路用の絶縁タワーに関するものである。
電車線路用の絶縁タワーとしては、実開平4−60723号公報に開示されるものがある。この絶縁タワーは、一方の梯子に他方の梯子が上端部において枢支され、両梯子の間に支え材が架け渡され、支え材は、中央で上方に折り曲げ可能とされている。
しかしながら、従来の絶縁タワーでは、折り畳まれた状態において、上方へ屈曲する支え材の屈曲部が各梯子の横幅よりはみ出して、運搬途中において作業者がけがをしたり、損壊したりする原因となっていた。さらに、従来の絶縁タワーは、組み立て容易性や、支柱の重量、強度、量産性などの点において、改良が求められていた。
本考案が解決しようとする課題は、折り畳んだ状態でのコンパクト化を図り、安全に運搬や保管ができ、組み立てを容易、確実に行うことができ、さらに、重量を増すことなく十分な強度が得られ、合わせて量産化をも可能とする電車線路用の絶縁タワーを提供することにある。
本考案は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の考案は、上半部は平行で下半部は末広がりとなるように左右に配置された一対の支柱と、この支柱間に水平に架け渡された複数本の踏桟とからそれぞれ構成される第一梯子および第二梯子を備え、前記第一梯子は前記第二梯子よりやや長く形成され、前記第二梯子の先端を前記第一梯子の先端より少し下部に枢支して、前後に配置した前記第一梯子と前記第二梯子とが折畳み可能とされ、前記第一梯子および前記第二梯子の各支柱の下端に、レールに沿って回転する車輪が取り付けられ、前記第一梯子と前記第二梯子の前後に対向する支柱には、各支柱の下端部にそれぞれ開閉腕が支柱に沿って折り畳まれるように枢支され、この開閉腕は、前後に対向する支柱の中間において、左右それぞれ連結具によって枢支され、左右の連結具間には、伸縮可能なリンク部材が架け渡され、前記第一梯子と前記第二梯子の前記開閉腕の上方において、前記第一梯子と前記第二梯子の前後に対向する支柱間にそれぞれ横安全ロープが取り付けられ、前記横安全ロープの中央と前記連結具とが縦安全ロープによって繋がれ、前記踏桟は、取付部材を介して前記支柱に取り付けられていて、この取付部材は、板状の固定部と、この固定部の板面から突出した筒状のはめ込み部とを備え、前記支柱の外面に前記固定部が重ね合わされた状態で、前記支柱および前記固定部を貫通したネジの先端部にナットがねじ込まれて固定されると共にリベットで固定された後、前記はめ込み部に前記踏桟の端部が差し込まれてリベットにより固定されてなり、前記第一梯子および前記第二梯子はそれぞれ、下方に位置する末広がり部と、上方に位置する平行部とが抜き差し可能に構成され、前記平行部は、前記末広がり部の上部にボールロックピンによって抜脱防止に固定可能とされ、前記末広がり部および前記平行部を構成する各支柱はそれぞれ、二本のパイプ材の連結部に、前記パイプ材の内径に適合するジョイントパイプ材を嵌合接着して接合されてなることを特徴とする電車線路用の絶縁タワーである。
本考案の電車線路用の絶縁タワーによれば、第一梯子と第二梯子の前後に対向する支柱の下端部にそれぞれ開閉腕が枢支され、この開閉腕が前後に対向する支柱の中間において連結具によって枢支され、この連結具間に伸縮可能なリンク部材が架け渡されている。この際、各開閉腕は、支柱に沿って折り畳まれるように、支柱に枢支されている。従って、絶縁タワーを折り畳んだ際、各開閉腕は、各梯子からのはみ出しが抑制される。折り畳んだ状態では、開閉腕が支柱に沿って折り畳まれるため、畳む前と比較して連結具間の距離が縮まる。しかしながら、リンク部材は、伸縮可能に構成されているため、連結具間の距離の変化に対応できる。また、第一梯子および第二梯子はそれぞれ、下方に位置する末広がり部と、この末広がり部の上部に設けられる平行部とを備え、末広がり部と平行部とが抜き差し可能に構成されている。そして、平行部は、ボールロックピンによって、末広がり部からの抜脱が防止されている。従って、第一梯子および第二梯子は、容易に組み立てることができる。さらに、末広がり部および平行部を構成する各支柱はそれぞれ、二本のパイプ材がジョイントパイプ材を介して接続されているため、全体の軽量化を図りながら強度の向上も図り、量産化も可能としている。
本考案の電車線路用の絶縁タワーの一実施例の使用状態を示す斜視図である。 図1の絶縁タワーの正面図である。 図1の絶縁タワーの左側面図である。 図1の絶縁タワーの一部を示す縦断面図である。 図1の絶縁タワーの中央部を示す斜視図である。 図1の絶縁タワーの下端部を示す斜視図である。 図1の絶縁タワーの開き防止機構の取付状態を示す平面図である。 図7の開き防止機構の取付状態を示す斜視図である。 図1の絶縁タワーを折り畳んだ状態を示す左側面図であり、分解した状態を示している。 図9におけるX−X矢視図である。
以下、本考案の電車線路用の絶縁タワーについて、実施例に基づき詳細に説明する。
図1から図3は、本考案の電車線路用の絶縁タワーの一実施例を示す図であり、図1は使用状態を示す斜視図、図2は正面図、図3は左側面図である。また、図4は、図1の絶縁タワーの一部を示す縦断面図であり、図5は、図1の絶縁タワーの中央部を示す斜視図である。さらに、図6は、図1の絶縁タワーの下端部を示す斜視図である。
本実施例の電車線路用の絶縁タワー1は、前方に配置される第一梯子2と、この第一梯子2の後方に枢支される第二梯子3とを備える。本実施例では、第一梯子2は、第二梯子3よりもやや長く形成されている。各梯子2,3は、左右に離隔して配置される一対の支柱4,4と、この一対の支柱4,4間に設けられる複数本の踏桟5とを有して構成されている。
各支柱4は、FRP製とされ、横断面楕円形の筒状に形成されている。各梯子2,3の左右一対の支柱4,4は、上半部が左右に離隔して互いに平行に配置されている一方、下半部が下方へ行くに従って互いに離隔して末広がりとなるように配置されている。各支柱4の上端部開口は、キャップ6で閉塞される。
各踏桟5は、四角形の筒状に形成されている。踏桟5は、上下方向等間隔に、左右一対の支柱4,4間に水平に架け渡されている。本実施例では、第一梯子2は、十二本の踏桟5を有している。この十二本の踏桟5の内、上から四本はアルミ製とされ、残りの八本はFRP製とされる。一方、第二梯子3は、十一本の踏桟5を有している。この十一本の踏桟5の内、上から三本はアルミ製とされ、残りの八本はFRP製とされる。各踏桟5は、取付部材7を介して支柱4に設けられる。
取付部材7は、板状の固定部8と、この固定部8に設けられる筒状のはめ込み部9とを備える。固定部8は、上下方向が長手方向とされる長方形の板状に形成されている。はめ込み部9は、四角形の筒状とされ、固定部8の一方の板面の上下方向略中央部に突出して形成されている。
取付部材7は、固定部8が支柱4の外周面に重ね合わされた状態で、支柱4と固定部8とを貫通するようにネジ10が通され、そのネジ10の先端部にナット11がねじ込まれることで固定される。さらに、固定部8の四隅において、ブラインドリベット12により固定される。そして、支柱4に固定された取付部材7のはめ込み部9に、踏桟5の端部が差し込まれる。踏桟5と取付部材7とは、はめ込み部9の前面および後面において、ブラインドリベット13により固定される。このようにして、各踏桟5は、取付部材7を介して支柱4に確実、容易に固定される。
このような第一梯子2および第二梯子3はそれぞれ、下方に位置する末広がり部14と、上方に位置する平行部15とを有して構成されている。本実施例では、各梯子2,3は、上半部が平行部15とされる一方、下半部が末広がり部14とされる。具体的には、第一梯子2では、末広がり部14および平行部15がそれぞれ、六本の踏桟5を有している。一方、第二梯子3では、末広がり部14が六本の踏桟5を有し、平行部15が五本の踏桟5を有している。
末広がり部14の各支柱4の上端部には、平行部15への差込材16が設けられる。差込材16は、略円柱状とされ、下部が上部に対して若干屈曲して形成されている。差込材16の上端部には、左右方向に貫通してピン挿通穴17(図9)が形成されている。差込材16は、下部が支柱4の内穴に差し込まれてピンで固定されている。この際、差込材16の上部は、末広がり部14の上端部から上方へ突出しており、末広がり部14の支柱4の軸方向に対して外側へ傾斜している。そして、平行部15の支柱4の内穴に、末広がり部14に固定された差込材16の上部を差し込むことで、平行部15と末広がり部14とが連結される。この際、平行部15の下端面と、末広がり部14の上端面とは、互いに当接している。このようにして、各梯子2,3は、平行部15と末広がり部14とが抜き差し可能に構成されている。
末広がり部14の各支柱4には、ストラップ18を介して、ボールロックピン19が取り付けられている。本実施例のボールロックピン19は、略T字状に形成されており、基端部の操作ボタン20を押すことで、先端部のボール21,21をピン19内に収容できる。このボールロックピン19は、平行部15と末広がり部14とが連結された状態において、平行部15の支柱4の下端部に左右方向に貫通して通される。具体的には、平行部15の支柱4に形成された貫通穴、および差込材16に形成されたピン挿通穴17を貫通して通される。このようにして、平行部15は、ボールロックピン19によって、末広がり部14からの抜脱が防止される。
末広がり部14および平行部15の各支柱4はそれぞれ、上下二本のパイプ材22,22から構成される。上下二本のパイプ材22,22は、全長が略同一とされ、筒状のジョイントパイプ材23を介して接合される。具体的には、ジョイントパイプ材23の外形は、各パイプ材22の内穴に適合しており、上方のパイプ材22の下端部内周面にジョイントパイプ材23の上部が接着されると共に、下方のパイプ材22の上端部内周面にジョイントパイプ材23の下部が接着されて、上下二本のパイプ材22,22が接合される。この際、上方側のパイプ材22の下端面と、下方側のパイプ材22の上端面とは、互いに当接されている。
以上のような構成の第一梯子2および第二梯子3にはそれぞれ、蝶番金具24が設けられる。具体的には、第一梯子2では、各支柱4において、上から一本目と二本目の踏桟5,5間に蝶番金具24が固定される。一方、第二梯子3では、各支柱4の上端に蝶番金具24が固定される。そして、前後方向に対向する蝶番金具24,24同士が、ピン結合25により接続される。このようにして、第二梯子3の先端が第一梯子2の先端より少し下部に枢支され、第一梯子2と第二梯子3とが折畳み可能とされる。
第一梯子2および第二梯子3の各支柱4の下端部には、車輪26が回転可能に保持される。本実施例では、車輪26は、車輪取付材27を介して、支柱4に設けられる。車輪取付材27は、支柱4への差込片28と、差込片28の下端部に外方へ延出して形成される車軸29とを備え、この車軸29に、車輪26が回転自在に保持される。車輪取付材27は、差込片28の上部が支柱4の下端部に差し込まれてピンで固定される。この際、車輪取付材27の車軸29は、左右方向に沿って配置される。
本実施例では、第一梯子2の左側の支柱4と、第二梯子3の右側の支柱4とに、車輪26のブレーキが設けられる。ブレーキは、略矩形のブロック状のパッド材30を備える。パッド材30は、紐31を介して、パッド材30の収納ケース32と接続される。本実施例の収納ケース32は、袋状に形成されており、支柱4の下端部に取り付けられている。このようにして、パッド材30は、支柱4に取り付けられている。
第一梯子2の左側の支柱4に設けられる車輪取付材27と、第二梯子3の右側の支柱4に設けられる車輪取付材27とには、パッド材30の保持腕33が設けられる。各保持腕33は、左右一対のアーム34,34と、左右のアーム34,34同士を連結する連結棒35,35とを備える。
アーム34は、側面視略V字状の板材とされる。このアーム34は、車輪取付材27の車軸29の両端部にそれぞれ固定される。具体的には、アーム34は、屈曲部が車軸29に固定されており、前部36が車輪26よりも前方へ延出していると共に、後部37が車輪26よりも後方へ延出している。
連結棒35は、丸棒状とされ、軸方向両端部にはボルト状にねじが形成されている。一方の連結棒35は、左右のアーム34,34の前部36の先端部同士を架け渡すように設けられる。具体的には、連結棒35は、左右のアーム34,34同士を架け渡すように配置された際、軸方向両端部がアーム34を貫通しており、この貫通部にそれぞれナット38をねじ込むことで固定される。同様にして、他方の連結棒35は、左右のアーム34,34の後部37の先端部間に架け渡される。従って、保持腕33の連結棒35と車輪26の外周面との間に、パッド材30を上方から押し込むことで、車輪26の回転を規制することができる。このようにして、簡易な構成にて、確実に車輪26の回転を規制することができる。
第一梯子2と第二梯子3との間には、第一梯子2および第二梯子3が所定以上開くのを防止する開き防止機構が設けられる。開き防止機構は、第一梯子2および第二梯子3の各支柱4に枢支される開閉腕39と、前後一対の開閉腕39,39の連結部同士を架け渡す伸縮可能なリンク部材40とを備える。図7および図8は、開き防止機構の取付状態を示す図であり、図7は平面図、図8は斜視図である。
開閉腕39は、四角形の筒状に形成されており、支柱4の下端部に枢支される。本実施例では、開閉腕39は、下から一本目と二本目の踏桟5,5間において、腕取付具41を介して支柱4に枢支される。具体的には、腕取付具41は、上下方向に開口する横断面楕円形の筒材の外周壁の一部が軸方向に切り欠かれた平面視略C字形状の短筒部42と、この短筒部42の開放両端部に形成される略矩形板状の一対の支持部43,43とを備える。そして、腕取付具41の短筒部42に支柱4が通された状態で、腕取付具41が支柱4にねじ止めされ、腕取付具41の一対の支持部43,43間に、開閉腕39の基端部がピン結合44により接続される。この際、第一梯子2では、支柱4の後方に開閉腕39が枢支される。一方、第二梯子3では、支柱4の前方に開閉腕39が枢支される。
前述したように、腕取付具41は、短筒部42に末広がり部14の支柱4が通された状態で、支柱4にねじ止めされる。すなわち、腕取付具41は、短筒部42の軸方向が末広がり部14の支柱4の軸方向に沿うようにして、傾斜した状態で支柱4に固定される。これにより、腕取付具41にピン結合された開閉腕39の回動軸方向は、末広がり部14の支柱4の軸方向と垂直方向に沿うことになる。
前後一対の開閉腕39,39は、前後に対向する支柱4,4の中間において、連結具45を介して連結される。すなわち、各梯子2,3の左側の支柱4に枢支される開閉腕39の先端部同士、および各梯子2,3の右側の支柱4に枢支される開閉腕39の先端部同士がそれぞれ、連結具45を介して連結される。具体的には、連結具45は、下方へ開口した略コ字形状の板材とされる。そして、連結具45の開放両端部間の前端部に、第一梯子2の支柱4に枢支される開閉腕39の先端部がピン結合46により接続されると共に、連結具45の開放両端部間の後端部に、第二梯子3の支柱4に枢支される開閉腕39の先端部がピン結合47により接続される。
リンク部材40は、四角形の筒状に形成された外側筒材48と、円筒状に形成された内側筒材49とを備え、外側筒材48内に内側筒材49が進退可能に差し込まれて、伸縮可能とされている。リンク部材40は、外側筒材48が左側の連結具45にアイボルト50で固定されると共に、内側筒材49が右側の連結具45にアイボルト50で固定されることで、左右の連結具45,45間に架け渡される。
第一梯子2と第二梯子3の前後に対向する支柱4,4間にはそれぞれ、前記開閉腕39の上方において、横安全ロープ51が取り付けられる。本実施例では、横安全ロープ51は、前端部がロープ取付具52を介して第一梯子2の支柱4に固定されると共に、後端部がロープ取付具52を介して第二梯子3の支柱4に固定される。これらロープ取付具52は、下から四本目と五本目の踏桟5,5間において、支柱4にねじ止めされる。このようにして、横安全ロープ51は、各梯子2,3の左側の支柱4,4間、および各梯子2,3の右側の支柱4,4間それぞれに架け渡される。
左側の横安全ロープ51の中央と左側の連結具45、および右側の横安全ロープ51の中央と右側の連結具45はそれぞれ、縦安全ロープ53によって繋がれる。本実施例では、縦安全ロープ53は、上端部が横安全ロープ51に結ばれると共に、下端部がアイボルト50に結ばれる。
以上のような構成の絶縁タワー1は、図1に示すように、架線54の保守点検などを行う際の作業台であり、レール55上に載せ置かれて使用される。絶縁タワー1には、支柱4の下端部に車輪26が取り付けられており、レール55上を移動可能とされる。そして、前述したようにパッド材30で車輪26の回転が規制されることで、絶縁タワー1をレール55上で位置決めすることができる。このようにして、容易に絶縁タワー1の位置決めを図ることができる。なお、パッド材30は、使用しない場合には、収納ケース32内に収納でき、絶縁タワー1を持ち運ぶ際や、絶縁タワー1をレール55上で移動させる際に邪魔にならない。
図9は、図1の絶縁タワーを折り畳んだ状態を示す左側面図であり、分解した状態を示している。また、図10は、図9におけるX−X矢視図である。絶縁タワー1を折り畳む際には、第一梯子2と第二梯子3とを互いに合わさるように折り畳むと共に、リンク部材40を持ち上げて、前後一対の開閉腕39,39を互いに合わさるように折り畳めばよい。この際、各開閉腕39は、回動軸方向が末広がり部14の支柱4の軸方向と垂直方向に沿っているため、図10に示すように、支柱4に沿って折り畳まれる。開閉腕39が支柱4に沿って折り畳まれることで、畳む前と比較して左右の連結具45,45間の距離が縮まるが、それに応じてリンク部材40も縮まる。なお、絶縁タワー1は、図9に示すように、ボールロックピン19を抜いて、末広がり部と平行部とに分割して収納することができる。
本実施例の絶縁タワー1によれば、各開閉腕39は、支柱4に沿って折り畳まれる。すなわち、折り畳んだ状態では、図10に示すように、開閉腕39は、正面視において、下方へ行くに従って互いに離隔して末広がりとなるように配置される。従って、絶縁タワー1を折り畳んだ際、開閉腕39の各梯子2,3からのはみ出しが抑制され、コンパクト化を図ることができる。これにより、絶縁タワー1を安全に運搬したり保管したりすることができる。折り畳んだ状態では、開閉腕39が支柱4に沿って折り畳まれるため、畳む前と比較して左右の連結具45,45間の距離が縮まる。しかしながら、リンク部材40は、前述したように、伸縮可能に構成されているため、連結具45,45間の距離の応じて縮まり、連結具45,45間の距離の変化にスムーズに対応することができる。
本実施例の絶縁タワー1によれば、末広がり部14に固定された差込材16を平行部15の支柱4に差し込み、平行部15の支柱4や差込材16を貫通するようにボールロックピン19を通すことで、各梯子2,3が組み立てられる。従って、各梯子2,3を容易にかつ確実に組み立てることができ、また、その分解も容易に行うことができる。また、本実施例の場合、末広がり部14および平行部15を構成する各支柱4はそれぞれ、略同一長さの二本のパイプ材22,22がジョイントパイプ材23を介して接続されているため、全体の軽量化を図りながら強度の向上も図り、量産化も可能とされている。
本考案の電車線路用の絶縁タワーは、前記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。たとえば、前記実施例では、支柱4は、横断面楕円形の筒状としたが、これに限定されるものではなく、角筒状としてもよい。また、踏桟5を四角形の筒状としたが、これは角筒状に限らず、場合によっては円筒状としてもよい。さらに、各梯子2,3の左右一対の支柱4,4間に設けられる踏桟5の数は、適宜に設定される。
1 絶縁タワー
2 第一梯子
3 第二梯子
4 支柱
5 踏桟
7 取付部材
8 固定部
9 はめ込み部
10 ネジ
11 ナット
12 ブラインドリベット
13 ブラインドリベット
14 末広がり部
15 平行部
19 ボールロックピン
22 パイプ材
23 ジョイントパイプ材
26 車輪
39 開閉腕
40 リンク部材
45 連結具
51 横安全ロープ
53 縦安全ロープ

Claims (1)

  1. 上半部は平行で下半部は末広がりとなるように左右に配置された一対の支柱と、この支柱間に水平に架け渡された複数本の踏桟とからそれぞれ構成される第一梯子および第二梯子を備え、
    前記第一梯子は前記第二梯子よりやや長く形成され、前記第二梯子の先端を前記第一梯子の先端より少し下部に枢支して、前後に配置した前記第一梯子と前記第二梯子とが折畳み可能とされ、
    前記第一梯子および前記第二梯子の各支柱の下端に、レールに沿って回転する車輪が取り付けられ、
    前記第一梯子と前記第二梯子の前後に対向する支柱には、各支柱の下端部にそれぞれ開閉腕が支柱に沿って折り畳まれるように枢支され、この開閉腕は、前後に対向する支柱の中間において、左右それぞれ連結具によって枢支され、
    左右の連結具間には、伸縮可能なリンク部材が架け渡され、
    前記第一梯子と前記第二梯子の前記開閉腕の上方において、前記第一梯子と前記第二梯子の前後に対向する支柱間にそれぞれ横安全ロープが取り付けられ、
    前記横安全ロープの中央と前記連結具とが縦安全ロープによって繋がれ、
    前記踏桟は、取付部材を介して前記支柱に取り付けられていて、
    この取付部材は、板状の固定部と、この固定部の板面から突出した筒状のはめ込み部とを備え、前記支柱の外面に前記固定部が重ね合わされた状態で、前記支柱および前記固定部を貫通したネジの先端部にナットがねじ込まれて固定されると共にリベットで固定された後、前記はめ込み部に前記踏桟の端部が差し込まれてリベットにより固定されてなり、
    前記第一梯子および前記第二梯子はそれぞれ、下方に位置する末広がり部と、上方に位置する平行部とが抜き差し可能に構成され、前記平行部は、前記末広がり部の上部にボールロックピンによって抜脱防止に固定可能とされ、
    前記末広がり部および前記平行部を構成する各支柱はそれぞれ、二本のパイプ材の連結部に、前記パイプ材の内径に適合するジョイントパイプ材を嵌合接着して接合されてなる
    ことを特徴とする電車線路用の絶縁タワー。
JP2010005553U 2010-08-19 2010-08-19 電車線路用の絶縁タワー Expired - Lifetime JP3163754U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010005553U JP3163754U (ja) 2010-08-19 2010-08-19 電車線路用の絶縁タワー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010005553U JP3163754U (ja) 2010-08-19 2010-08-19 電車線路用の絶縁タワー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3163754U true JP3163754U (ja) 2010-10-28

Family

ID=54875224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010005553U Expired - Lifetime JP3163754U (ja) 2010-08-19 2010-08-19 電車線路用の絶縁タワー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3163754U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117039731A (zh) * 2023-10-08 2023-11-10 国网山东省电力公司鄄城县供电公司 一种架设电缆用辅助装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117039731A (zh) * 2023-10-08 2023-11-10 国网山东省电力公司鄄城县供电公司 一种架设电缆用辅助装置
CN117039731B (zh) * 2023-10-08 2024-01-05 国网山东省电力公司鄄城县供电公司 一种架设电缆用辅助装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6505100B2 (ja) 突合せ溶接されたレール突合せ部のばり取り装置
JP3163754U (ja) 電車線路用の絶縁タワー
JP6467155B2 (ja) 台車兼用安全柵
WO2016082738A1 (zh) 小型折叠车
FR2972378A1 (fr) Abri de soudage.
US20110198824A1 (en) Utility trailer
CN104638580B (zh) 一种电缆头制作支架
GB2555898B (en) A ladder system
ITUB20159180A1 (it) Elemento modulare a traliccio a montaggio semplificato per torri di gru a torre e torre comprendente tale elemento modulare.
CN202671164U (zh) 机务工作梯提升吊篮
CN208682884U (zh) 带有雨蓬的童车
CN106347430B (zh) 基于手动的越障平板小车
CN205170234U (zh) 一种悬臂起重机
WO2017031911A1 (zh) 一种折叠自行车车架
CN212353967U (zh) 可折叠式轨道制动手推车
CN209505798U (zh) 一种用于建筑钢筋运输的装置
CN205872317U (zh) 一种可折叠电动三轮车
CN202768562U (zh) 一种支架连接装置
JP5693934B2 (ja) 吊上金具および碍子装置
CN213950523U (zh) 高安全性接触网作业车的护栏组件
CN106585693B (zh) 桌面式多功能搬运工具车
CN116885629B (zh) 输电线路单线越障飞车工具
KR20110015088A (ko) 다변형 접이식 자전거
JP6747720B2 (ja) スポーツ用ケージ
CN218912780U (zh) 一种绝缘梯车

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3163754

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term