JP3163737B2 - 洗浄ノズル - Google Patents

洗浄ノズル

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人体局部の洗浄を行う衛
生洗浄便座等に利用される洗浄装置に好適な洗浄ノズル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人体局部を洗浄するこの種洗浄装
置としては単一もしくは複数のノズル孔を設けた洗浄ノ
ズルから温水を噴出させ局部を集中的に洗浄するもの、
あるいは図5および図6に示したようにフィードバック
水路を有する流体発振素子を利用し、散水効果によって
比較的広範囲の洗浄を行うことができるものがある。
【0003】同図において1は便器、2は衛生洗浄便座
であり、便座3、便蓋4、洗浄装置を内蔵する本体5お
よび便器1内に突出し人体6の局部の洗浄を行う洗浄ノ
ズル7が設けられている。図6にこの洗浄ノズル7の構
造を示す。8は洗浄水の供給路、9は噴出口、10、1
1は付着壁、12、13はフィードバック水路である。
【0004】上記構成において洗浄水が例えば付着壁1
0側に付着し、矢印A側に噴出すると洗浄水はフィード
バック水路12側に流入し、矢印A側に噴出している洗
浄水に側面から圧力を加え、流水を付着壁11側に移動
させ矢印B側から噴出する。この状態が繰返されること
により自己発振状態となる。これにより比較的低水量で
も洗浄効果、散水効果が得られるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
洗浄装置では各々集中的に洗浄する、あるいは局部周辺
を分散的に洗浄することはできるが、その両方を好みに
応じて使い分けることができないという課題があった。
【0006】すなわち、この種洗浄装置は複数の利用者
があるため、性別、年齢、個人差あるいは体調等によっ
て快適な洗浄形態が異なる。このため、一般的に水勢を
可変可能に構成されているが各々同一パターンでの水勢
調整であるため、必ずしも所望の快適洗浄形態とならな
い場合があった。特に女性の局部洗浄においては生理期
間中における衛生保持を目的とした場合と通常の洗浄で
必要な洗浄形態に差があり改善が望まれている。
【0007】本発明は上記課題を解決するものであり、
洗浄ノズルへ供給する洗浄水圧を制御することにより人
体局部の集中あるいは分散洗浄を好みに応じて選択切換
え可能な洗浄装置に好適であり構造が簡単な洗浄ノズル
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄ノズルは、
水供給路に連通する供給口を有するシリンダと、前記供
給口に連通する主ノズル口と前記供給口の下流側に設け
られた弁部材および径方向に突出し、前記シリンダの内
周面により摺動可能に保持されるフランジ部、このフラ
ンジ部に設けられた連通孔を有し、前記供給口内の水圧
に応じて軸方向に移動可能な可動ノズル体と、前記可動
ノズル体が移動することにより前記フランジ部に設けた
連通口を経て開口され、主ノズルとは異なる噴出断面を
有する副ノズル口と、前記可動ノズル体を閉弁方向に付
勢する弾性部材と、前記可動ノズル体の軸方向への移動
量を規制するストッパーとから構成されるものである。
【0009】
【作用】本発明の洗浄装置は上記構成により、所定の水
勢範囲P1 〜P3 において弾性部材によって弁部材が閉
弁状態を保持し、主ノズル口のみから洗浄水が噴出さ
れ、前記水勢範囲よりも大きい水勢PS が印加された
時、前記弾性部材の閉弁力に抗して可動ノズル体が移動
し、開弁されて副ノズル口からも洗浄水が噴出する。な
おこの時、主副両方のノズル口から洗浄水が噴出するた
め、設定した供給口内の水圧PS に対してノズル断面積
増加するため圧力損失が低減され、前記供給口内の水圧
は低下し、弾性部材の作用によって可動ノズル体は閉弁
方向に移動する力を受けるが、副ノズル口が開口するこ
とにより流路内に配置されるフランジ部にも給水圧が作
用することとなり、受圧面積が増加するため供給口内の
水圧が低下しても弾性部材の閉弁力に抗して開弁された
状態が保持される。これにより主ノズル口からの噴出速
度は瞬間的に増加するが所定の噴出速度、すなわち人体
局部に当接した時に痛くない程度の噴出速度で安定す
る。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面を参照して説
明する。
【0011】図1は本発明の一実施例に用いた洗浄装置
の構成図、図2(a)、(b)は洗浄ノズルの一実施例
を示す断面図、図3はその上面図、図4は水勢設定目盛
と洗浄ノズル内の水圧の関係を示す特性図である。
【0012】同図において14は局部洗浄用の水を送水
する水供給路、15は電動式のポンプあるいは水量制御
弁等から構成される水量可変手段、16は洗浄水を加熱
する加熱手段、17は後に詳述する構造の洗浄ノズルで
あり、主ノズル口18と主ノズル口18とは異なる噴出
断面を有する副ノズル口19を有し、供給される水圧に
応じて副ノズル口19が開閉制御される構造を有してい
る。20は水量可変手段15を制御する制御回路であ
り、洗浄ノズル17の主ノズル口18から噴出する洗浄
水の水勢を複数段階に設定する第一の水勢設定手段21
と、第一の水勢設定手段21での最強水勢よりも強い水
勢を設定し、副ノズル口19を開口させる第二の水勢設
定手段22および各々に設けた第一、第二の駆動スイッ
チ23、24と、第二の駆動スイッチ24の投入により
動作し、第二の水勢設定手段22の信号を水量可変手段
15に供給する切換え手段25から構成されている。
【0013】図2(a)、(b)および図3は洗浄ノズ
ル17の構造図および上面図を示し、26は水供給路1
4に連通する供給口27を有するシリンダ、28は可動
ノズル体であり供給口27に連通する主ノズル口18と
供給口14の下流側に設けられた弁部材29および径方
向に突出し、シリンダ26の内周面30により摺動可能
に保持されるフランジ部31と、このフランジ部31に
設けられた連通孔32を有し、供給口27内の水圧に応
じて軸方向に移動可能に構成されている。19は可動ノ
ズル体28が移動することによりフランジ部31に設け
た連通口32を経て開口され、主ノズル18とは異なる
噴出断面を有する副ノズル口である。33は可動ノズル
体28の軸方向への移動量を規制し、副ノズル口19が
閉塞するのを防止するストッパーであり、34はフラン
ジ部31とシリンダ26の軸方向の一端面間に介在させ
た弾性部材であり、可動ノズル体28を閉弁方向に付勢
している。なお弾性部材34の付勢力は、図2(a)の
状態、つまり弁部材29が閉弁された状態において供給
口27内の水圧が第二の水勢設定手段22で設定される
水圧となった時点で開弁を開始するように設定されてい
る。すなわち図4において供給口27の水圧を第一の水
勢設定手段21で設定される水勢範囲でノズル内圧P1
〜P3 、また第二の水勢設定手段22で設定される水勢
をPS とし、主ノズル口18から流体が噴出する時のノ
ズルの内壁に作用する流体圧の等価受圧面積をA1 とす
ると、弾性部材34の付勢力FS はFS ≒PS ・A1 と
なる。
【0014】以上の構成において次に本実施例の作用、
動作について説明する。洗浄時において、切換え手段2
5により第一の水勢設定手段21をえらび、そして第一
の駆動スイッチ23のいずれかを選択すると第一の水勢
設定手段21が動作し、強/中/弱いずれかの水勢によ
り主ノズル口18のみから洗浄水が噴出され、図2
(a)の洗浄パターンCによって人体局部を集中的に洗
浄する。また好みに応じて図4に示したノズル内圧P1
〜P3 の範囲で複数段階に水勢を調節できる。
【0015】一方、切換え手段25で第二の水勢設定手
段22をえらび、第二の駆動スイッチ24により、第二
の水勢設定手段22が選択されると第一の水勢設定手段
21での最強水勢、ノズル内圧P3 よりも強い水勢PS
となるように水量可変手段15が制御され、洗浄ノズル
17に給水される。この時の給水圧は第一の水勢設定手
段21での調節範囲よりも高いため、弾性部材34の付
勢力に抗して可動ノズル体28は軸方向に移動し、図2
(b)に示したようにストッパー33に当接して所定位
置で固定される。可動ノズル体28が移動することによ
り弁部材29が開弁されて流体が連通口32を通過して
副ノズル口19からも噴出し、洗浄パターンCとDが複
合されて人体局部が広範囲に分散的に洗浄される。
【0016】なお主ノズル口18からの噴流の噴出速度
は第二の水勢設定手段22が選択された時点で瞬間的に
増加するが、副ノズル口19が開口されると供給口27
から供給された所定流量の水流は主ノズル口18側Q1
と副ノズル口19側Q2 に分流されるため低減され、人
体局部に当接した時に痛くない程度の流速で噴出する。
【0017】また図2(a)の状態において供給口27
の水圧PS で開弁して副ノズル口19が開口されると、
図2(b)の状態では所定流量に対してノズル開口断面
積が増加するため圧力損失が低減され、供給口27の水
圧はPS よりも低下する。この結果弾性部材34の作用
によって可動ノズル体28は閉弁方向に戻されるが、副
ノズル口19の流路中に存在するフランジ部31にも流
体圧が作用するため、前記閉弁方向に戻される力は打ち
消されて開弁状態が維持される。
【0018】すなわち副ノズル口19が開口されること
による供給口27の水圧低下をΔPとし、主ノズル口1
8のノズルの内壁に作用する流体圧の等価受圧面積をA
1 、フランジ部31の流体受圧面積をA2 、またこの時
の弾性部材34の付勢力をFS とするとFS =(PS −
ΔP)(A1 +A2 )による力の平衡により可動ノズル
28の位置が決まる。
【0019】第二の水勢設定手段22を停止すれば第一
の水勢設定手段21での洗浄パターンに自動的に復帰
し、第二の駆動スイッチ24をON/OFFすることに
より洗浄形態を容易に可変できる。また切換え手段25
を所定間隔で自動的に切換えることにより自動化を実現
することもできる。
【0020】
【発明の効果】(1)集中と分散などの異なる洗浄パタ
ーンで噴出可能なノズルを一体的に構成たためノズル構
造の簡素化とコンパクト化が実現できる。また集中と分
散洗浄の組合わせにより洗浄効果の向上が図れる。 (2)洗浄ノズルは、主ノズル口のみから噴出と主副両
方のノズル口から噴出に流路切換えが行われるため、ノ
ズル内の水圧を高めて集中から分散洗浄に切換えを行う
場合においてもノズルの開口面積が増加することにより
ノズルからの噴出速度の著しい増加を防止でき、この結
果、洗浄体感の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いた洗浄装置の構成図
【図2】(a)本発明の一実施例を示す洗浄ノズルにお
ける主ノズル口のみからの噴出時の断面図 (b)同洗浄ノズルにおける主、副の両ノズル口からの
噴出時の断面図
【図3】同洗浄ノズルの上面図
【図4】水勢設定目盛りとノズル圧の関係を示す特性図
【図5】従来の洗浄装置の構成図
【図6】同洗浄ノズルの断面図
【符号の説明】
14 水供給路 15 水量可変手段 17 洗浄ノズル 18 主ノズル口 19 副ノズル口 20 制御回路 21 第一の水勢設定手段 22 第二の水勢設定手段 25 切換え手段 26 シリンダ 27 供給口 28 可動ノズル体 29 弁部材 31 フランジ部 32 連通孔 33 ストッパー 34 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 9/08 B05B 1/12 B05B 1/16 B05B 1/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水供給路に連通する供給口を有するシリン
    ダと、前記供給口に連通する主ノズル口と前記供給口の
    下流側に設けられた弁部材および径方向に突出し、前記
    シリンダの内周面により摺動可能に保持されるフランジ
    部、このフランジ部に設けられた連通孔を有し、前記供
    給口内の水圧に応じて軸方向に移動可能な可動ノズル体
    と、前記可動ノズル体が移動することにより前記フラン
    ジ部に設けた連通口を経て開口され、主ノズルとは異な
    る噴出断面を有する副ノズル口と、前記可動ノズル体を
    閉弁方向に付勢する弾性部材と、前記可動ノズル体の軸
    方向への移動量を規制するストッパーとから構成した洗
    浄ノズル。
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JP2016176195A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 アイシン精機株式会社 人体局部洗浄装置

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