JPH0312249A - シャワーヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、給水給湯圧が変動しても常に一定の吐水圧で
使えると共に散水形態も自在に変えられるようにしたン
ヤワーヘッドに関する。

〔従来の技術〕

浴室や近来になって普及してきた洗髪もできる洗面化粧
台等に備えられるシャワーヘッドには、各種のものが利
用されている。たとえば、脈動吐水させることによって
マツサージ機能を持たせたものや、吐水を広げた散水状
としたり流線が細い集中吐水とする等である。いずれも
、吐水の形顎を変えることが基本であり、洗髪用、洗顔
用やボディ用等のように用途に応じて最適な吐水が得み
れるように工夫されている。

第４図は散水形態を変えられるようにしたンヤワーヘッ
ドの要部断面図である。

図において、シャワーヘッドの本体５０の先端に散水板
５１が設けられ、その全面に開けた多数の孔５２から細
い流線のンヤワー散水が得られるようになっている。な
お、この散水板５１を本体５０に固定したものが従来一
般に使われているものである。

散水板５１は、散水形態を変えるために、本体５０の内
部に設けた支持座５３にネジ５４接合によって回転自在
に取り付けられている。散水板５工を指先で回すと、ネ
ジ５４によって散水板５１は第４図の矢印方向へ移動す
る。この移動によって、散水板５１の周面に設けたパツ
キン５５と本体５０の先端の開口５６との間の隙間の大
きさが変わる。すなわち、第５図（第４図の一点鎖線の
円で囲んだ部分の拡大図）に示すように、パツキン５５
と開口５６との間の隙間の幅βは、散水板５１が離れる
程大きくなり、本体５０側へ入り込む程小さくなる。し
たがって、幅！が小さいと細い流線の吐水となり、幅！
が大きくなるに連れて太い散水形態となる。このように
、散水板５１を本体５０に対して動かすことにより、様
々な散水形態とすることができる。

このような散水板５１の移動を利用するほか、散水板５
１を二重として何れかを回転させて孔５２を合わせたり
ずらせたりすることによって、散水形態を変える構成と
したものも従来から広く利用されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、軟水板５１を本体５０に固定したものも含め
て、シャワーの吐水圧は本体５０に供給される給水、給
湯の圧力によって決定される。つまり、給水、給湯圧が
高いと軟水板５１からの軟水の水勢は強く、逆に給水、
給湯圧が低ければ軟水の水勢は弱くなる。このため、給
水、給湯の供給圧が変動すれば、シャワーを浴びている
人に伝わる散水の勢いも変わり、強すぎる場合には供給
源側の湯水混合栓等のハンドルで調整する必要がある。

また、第４図及び第５図に示したような散水板５１の動
きによって散水形態を変える場合でも、同様な問題があ
る。特に、細い流線の吐水とするときには散水の流速も
上がっているので、供給源側の圧力が高くなる側に変動
すると、散水の勢いが益々強くなるので、肌にｇｌｉ９
を感じてしまうこともある。

このように、従来のシャワーヘッドでは、給水給湯源側
の圧力変動の影響を受けやすく、快適に使うためには供
給側の湯水混合栓等のハンドルを操作する必要があり、
使い勝手の面で好ましくない問題があった。

そこで、本発明は、給水、給湯圧が変動しても常に一定
の散水圧が維持できしかも簡単に散水形態も変えられる
ようにして使い勝手を更に向上させることを目的とする
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、以上の目的を達成するために、水又は湯等の
供給源に接続される吐水ヘッドの内部に調圧チャンバを
形成し、該調圧チャンバの一面を散水面として散水孔を
開け、咳散水面とは別の散水板を前記吐水ヘッドに設け
、前記調圧チャンバから該散水板に開けた散水孔に連通
ずる流路を前記吐水ヘッドの内部に形成し、流入する水
又は湯の圧力によって移動可能なピストンを前記調圧チ
ャンバに収納し、前記散水板の散水孔に連通する流路を
前記ピストンの移動によって開閉可能としたことを特徴
とする。

また、ピストンを吐水ヘッドの外部から操作可能な調整
摘みに連接し、ピストンをその移動方向の任意の位置に
設定可能とすれば、散水板の散水孔へ向かう流路を予め
閉じたり開いたりでき、散水形態の設定も行える。なお
、ピストンを調整摘みに連接したスプリングによって付
勢すれば、スプリングによるピストンへの負荷を変更で
き、散水の強弱の設定も可能となり、使用者の好みに応
じた水勢に簡単に調整できる。

〔作用〕

吐水ヘッドに流入した水や湯は、調圧チャンバの散水面
に開けた散水孔から吐水され、一方流入した水の圧力に
よってピストンは散水面側の調圧チャンバの内容積が増
える方向へ移動する。そして、調圧チャンバから散水板
の散水孔に連通させた流路は、ピストンの移動によって
開いたり閉じたままの状態となる。水圧が高いとピスト
ンの移動量も大きくなり、この移動量に合わせて流路が
開くようにしておけば、散水面からだけの吐水に加えて
別に配置した散水板の散水孔からも吐水される。

また、操作摘みによってピストンの位置を予め設定して
おけば、散水板の散水孔への流路を低い圧力の場合でも
開いたりする等の設定ができ、散水形態の設定が行われ
る。

〔実施例〕

以下、図面に示す実施例により本発明の特徴を具体的に
説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すシャワーヘッドの要部
断面図、第２図は要部正面図である。

図において、シャワーヘッドの本体ｌの先端には吐水ヘ
ッド２がほぼ半球体状に形成され、その−面に散水孔３
ｂを開けた平板状の散水板３をネジ３ａ接合によって固
定している。吐水ヘッド２のほぼ中央には散水板３と軸
線が直交する調圧チャンバ４が形成され、湯水混合栓等
から本体１に供給される水や腸は一旦この調圧チャンバ
４の中に流れ込む。

調圧チャンバ４は、散水板３側から吐水ヘッド２の裏面
まで貫通して形成され、散水板３に含まれる部分に円形
の散水面４ａを設け、これに複数の散水孔４ｂを開けて
いる。また、吐水ヘッド２の裏面側に偏ったほぼ半分の
領域を占める調圧チャンバ４の内周壁には、散水板３側
へ水を導く導水孔５．６．７が開けられている。これら
の導水孔５〜７は、それぞれ散水板３側へ向かう３個の
流路８．９．１０に連通している。すなわち、吐水ヘッ
ド２の内部には、調圧チャンバ４内に流入したものの一
部を散水板３側へ流すために、２枚の隔壁１１、１２に
よってこれらの流路８〜１０が形成されている。流路８
〜１０は、調圧チャンバ４の軸線と直交する方向に見た
とき環状の断面を持ち、散水板３に開けた半径方向の３
列の環状の散水孔３ｂを含んで通水可能に形成されてい
る。なお、第３図に第１図のＩ−Ｉ線矢視位置での導水
孔６の配置を示す。

更に、調圧チャンバ４の内部において、導水孔５〜７を
開けた内周壁４　Ｃの中にピストン１３が摺動自在に内
蔵されている。そして、吐水ヘッド２の裏面側にはピス
トン１３による調圧設定のための調整摘み１４が回転自
在にねじ込まれ、この調整摘み１４とピストン１３との
間にはスプリング１５が組み込まれている。ピストン１
３の周面にはパツキン１３ａが取り付けられ、これを調
圧チャンバ４の内周壁４Ｃに密看させることによって、
流路８〜９側への流出を防いでいる。スプリング１５は
圧縮型であってピストン１３を散水面４ａ側に付勢し、
調圧チャンバ４に流入した水や湯の圧力によって、図中
の矢印方向へピストン１３が移動できるように支持して
いる。また、調整摘み１４は吐水ヘッド２にネジ１４ａ
によって回転自在に接合され、ピストン１３への距離を
変えることができる。すなわち、吐水ヘッド２へのねじ
込みを大きくすれば、ピストン１３を散水面４ａ側へ押
し下げると共に、スプリング１５の付勢力を強く設定で
きる。また、１１整摘み１４を抜き出す方向へ動かすと
、ピストン１３も調整摘み１４側へ移動すると同時にス
プリング１５の付勢力が小さく設定される。

なお、スプリング１５及びピストン１３０位置設定にお
いては、水や湯が供給されない状態のとき、第１図に示
すようにピストン１３が最も下の導水孔５に整合してこ
れを閉じるか、又はもっと散水面４ａ側に位置させるよ
うにする。この設定では、スプリング１５はその自然長
さとなり、また各導水孔５〜７への流路はピストン１３
によって遮断されたものとなる。

以上の構成において、本体１に水又は湯が供給されると
これらは調圧チャンバ４へ流入し、散水孔４ｂから吐水
される。このとき、ピストン１３にはスプリング１５を
押す方向へ水圧が作用する。このため、供給水圧を上げ
てゆくと次第にピストン１３は調整摘み１４側へ移動す
る。したがって、スプリング１５のバネ定数やピストン
１３の受圧面積を適切に設定すれば、成る一定以上の給
水圧となると、最も下の導水孔５を開く位置までピスト
ン１３が移動する。その結果、給水や給湯は流路８にも
流れ込み、中央の散水孔４ｂからの散水に加えてその周
囲の散水板３の散水孔３ｂからも吐水されるようになる
。そして、更に給水圧が高くなると、ピストン１３は操
作摘み１４に突き当たる位置まで移動し、これによって
、上側の導水孔６，７が開いて流路８，９へも水が流れ
込み、中央の散水面４ａ及びその周りの散水板３の全体
から吐水される。

このように、給水圧が次第に高くなるにつれて流路８，
９．１０が順に開かれてゆく。一方、たとえば散水面４
ａの散水孔４ｂだけから吐水させる場合では、給水圧又
は流量が大きくなると散水の水勢が強くなってしまう。

これに対し、給水圧又は流量の増加に応じて流路８〜９
を利用して広い流路面積によって散水させれば、水勢が
強まることはなくほぼ一定の値に維持することができる
。このため、給水圧や供給流量が変動しても、流路の増
減を調圧チャンバ４内のピストン１３が自動的にこれを
補償する。したがって、散水圧が変動することはなく、
万一変動したとしても、操作摘み１４や供給源側の水栓
等のハンドルを取り扱う必要が全くないため、快適にシ
ャワーを浴び続けることかできる。

また、調整摘み１４を第１図の状態よりも吐水ヘッド２
から抜き出した側に設定すると、ピストン１３はたとえ
ば導水孔５の位置を越えて上の導水孔６を閉じる位置と
することができる。このため、シャワーを浴び始めると
きには、既に導水孔５及び流路８が開いているので、散
水板３の最も中心に近い散水孔３ｂの列からも散水させ
ることができる。したがって、操作摘み１４の設定によ
って、散水面積を大きくしたり絞ったりして散水形態を
簡単に変えることができる。無論、給水圧や流量が変動
した場合には、ピストン１３により調圧され、散水圧の
変動が抑えられる。

〔発明の効果〕

以上に説明したように、本発明のシャワーヘッドにおい
ては、供給される水や湯等の圧力又は流量の変動に応動
するピストンを設け、このピストンによって給水圧が高
くなったときには、最終的な散水面積を増やすようにし
ている。このため、供給源側の圧力変動に対して、散水
圧を一定に維持することができ、供給源側の湯水混合栓
等のハンドル操作等が全く不要となる。したがって、水
勢が激しく変わって痛み等を感じることなくシャワーを
浴び続けることができ、使い勝手が格段に向上する。

また、ピストンの位置を操作摘みによって予め設定して
おくことにより、散水面積の大きさも設定できる。この
ため、散水圧の変動を抑えるだけでなく、ピストンの移
動を利用して散水形態も選ぶことができる。したがって
、散水圧の一定化と散水形態の選択とが、コンパクトな
構成によって行え、シャワーヘッドが大型になることな
く手軽に使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシャワーヘッドの要部を示す縦断面図
、第２図は要部の底面図、第３図は第１図のＩ−Ｉ線矢
視であって導水孔の配置を示す断面図、第４図は従来例
を示す断面図、第５図は東４図の要部拡大図である。 １：本体　　　　　　２：吐水ヘッド ３：散水板　　　　　３ａ：ネジ ３ｂ：散水孔 ４：ｊｌｌｌ予圧ンバ ４ａ：散水面 ４Ｃ：内周壁 ５．６．７：導水孔 ８．９，１０：流路 １１．１２：隔壁 １３：ピストン １４：調整摘み １５ニスプリング ４ｂ二散水孔 １３ａ：パノキン １４ａ：ネジ 特許出顆人 代　　理　　人 東陶機器株式会社 小　　堀　　　益

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、水又は湯等の供給源に接続される吐水ヘッドの内部
   に調圧チャンバを形成し、該調圧チャンバの一面を散水
   面として散水孔を開け、該散水面とは別の散水板を前記
   吐水ヘッドに設け、前記調圧チャンバから該散水板に開
   けた散水孔に連通する流路を前記吐水ヘッドの内部に形
   成し、流入する水又は湯の圧力によって移動可能なピス
   トンを前記調圧チャンバに収納し、前記散水板の散水孔
   に連通する流路を前記ピストンの移動によって開閉可能
   としたことを特徴とするシャワーヘッド。 ２、前記ピストンを前記吐水ヘッドの外部から操作可能
   な調整摘みに連接し、該ピストンをその移動方向の任意
   の位置に設定可能としたことを特徴とする請求項１記載
   のシャワーヘッド。