JP3163534B2 - 回転ヘッド装置 - Google Patents

回転ヘッド装置

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JP3163534B2 JP35518596A JP35518596A JP3163534B2 JP 3163534 B2 JP3163534 B2 JP 3163534B2 JP 35518596 A JP35518596 A JP 35518596A JP 35518596 A JP35518596 A JP 35518596A JP 3163534 B2 JP3163534 B2 JP 3163534B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダ(以下、VTRという)等に用いられる回転ヘッド
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、回転ヘッド装置は高性能,小型化
に伴い加工,組立時の高精度化が要求されている。ま
た、VTRに用いる磁気ヘッドの位置決め精度は、媒体
に記録される情報のフォーマットを決定する重要な精度
である。例えば、ディジタル記録方式のVTRでは、回
転ヘッド装置に1対の磁気ヘッドが相互に180°で対
向して取り付けられ、順次、磁気テープに対して斜め方
向に走査しながら画像や音声の情報を記録再生してい
る。実際に磁気テープ上に記録されるトラックピッチ
は、標準モードで10μm、長時間モードで約7μmと
非常に狭くなっている。仮に前述した一対の磁気ヘッド
が、これらのトラック上を正確に走査できない場合、記
録された情報を正確に再生することができず、再生画像
の画質は著しく低下してしまう。これを防ぐには、磁気
ヘッドの走査ピッチを前述したトラックピッチに正確に
合わせる必要があるが、この走査ピッチを決める重要な
要因の一つに磁気ヘッドの高さがある。
【0003】以下に、従来の回転ヘッド装置における磁
気ヘッドの高さの調整手段について図面を参照しながら
説明する。磁気ヘッドの高さを調整する手段として、虫
ネジを用いた調整手段が従来からあるが、振動や温度変
化に影響されない高精度な調整手段としてレーザ光を用
いた調整手段が特開平4−252414号公報に示され
ている。
【0004】図6は、従来の磁気ヘッドの高さ調整を説
明するためのヘッドベースの斜視図である。図7は、従
来の磁気ヘッドの高さ調整を説明するための回転ヘッド
装置の部分断面図である。図6において、ヘッドベース
1には回転ヘッド2が貼り付けられている。また、回転
ヘッド2の近傍にはレーザ光3を照射するための凹溝4
が設けられている。図7において、上ドラム5にはヘッ
ドベース1が締結されており、回転自在に下ドラム6に
支承されている。また上ドラム5には、レーザ光3を通
すための貫通穴7が設けてある。
【0005】以上のように構成された従来の回転ヘッド
装置におけるヘッドの高さ調整について、以下説明す
る。まず、上ドラム5の回転に同期してレーザ光3を発
振させると、貫通穴7を介してヘッドベース1の凹溝4
にレーザ光3が照射される。従って、レーザ光3のエネ
ルギーによってヘッドベース1が局部的に膨脹,溶融,
凝固,塑性変形,収縮過程を経て、回転ヘッド2の高さ
が変化することになる。また、レーザ光3の照射回数,
照射エネルギー,フォーカス等を変えて繰り返し調整す
ることによって所定のヘッドの高さを得ることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、薄型化を要求される回転ヘッド装置におい
てはロータリトランス、またはモータ部等の周辺部品が
ヘッドの高さ調整をするためのレーザ光路をふさぎ、ヘ
ッドの高さ調整ができないという問題が生じる。この点
について図8を参照して以下説明する。まず、回転ヘッ
ド装置の薄型化を図るためには、テープの巻き付けに対
する回転ヘッド装置の有効厚み内にすべての構成部品を
配置することが必要となる。また、ロータリトランス8
の構成は、一般的に面対向型の方がコスト的に有利であ
る。仮に、レーザ光路と干渉しない位置にロータリトラ
ンス8やモータ部9を配設することも可能であるが、回
転ヘッド装置の厚みが厚くなり薄型化に対して不利であ
る。つまり、モータ部9を下ドラム6の下端側に、ロー
タリトランス8を上下ドラム5,6に挟まれた領域に各
々配設することは可能であるが、回転体が最下端に構成
されるために回転体との干渉を避けるための空隙が必要
となり、VTR全体としての薄型化にはならない。
【0007】また、図9に示すようにモータ部9を上ド
ラム5の上端側に、ロータリトランス8を上下ドラム
5,6に挟まれた領域に各々配設することも可能である
が、モータ部9がレーザ光路をふさぎ、ヘッドの高さ調
整ができない。この場合レーザ光路を確保するためにヘ
ッドの高さ調整後にモータ部9の組立を行えばレーザ光
3による調整は可能であるが、モータ部9の組立時に発
生する外力によって組立完了時点でのヘッドの高さが保
証できないという問題が生じる。従って、一般的に回転
ヘッド装置の薄型化を図るためには、必要構成部品であ
るモータ部9およびロータリトランス8を上下ドラム
5,6に挟まれた領域に配設する必要が生じる。
【0008】また、図9に示す構成では、モータ部9を
小径化すればレーザ光路は確保できるが、回転性能を確
保することができない。なお図9において、モータ部9
とロータリトランス8との上下を逆転させて、ロータリ
トランス8を小径化してもよいが、伝送特性を確保する
ことができない。
【0009】本発明は、前記従来の問題点を解決するも
ので、周辺部品の干渉によりレーザ光路が確保できない
構成であっても伝送特性や回転性能を確保しつつ、レー
ザ光によるヘッドの高さ調整をユニット状態で可能とす
る薄型の回転ヘッド装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の回転ヘッド装置は、テープ状記録媒体を案内
する外周円筒面を有する下固定ドラムと、テープ状記録
媒体を案内する外周円筒面を有し、かつ下固定ドラムと
同軸的に対向配置された上固定ドラムと、上固定ドラム
の外周円筒面上であって、テープ状記録媒体が摺動しな
い領域の一部に設けた照射エネルギー透過部と、テープ
状記録媒体と信号の授受を行う回転ヘッドと、下固定ド
ラムと上固定ドラムとで挟まれた領域内に配設され、か
つ回転ヘッドと一体的に回転自在に支承された回転体と
を備える構成としたものである。
【0011】そして、切欠部もしくは貫通穴部等の照射
エネルギー透過部をエネルギー照射路として、回転体に
回転ヘッドを固着する部分の近傍にエネルギーを照射し
て回転体を塑性変形させることにより、回転ヘッドの高
さ調整を可能としている。従って、回転ヘッド装置とし
てのユニット状態での調整が可能となり、ヘッドの高さ
の調整精度が向上する。
【0012】また、照射エネルギー透過部を通して回転
部材の質量を変化させて回転不平衡を修正することがで
きる。従って、回転ヘッド装置としてのユニット状態で
の回転不平衡修正が可能となり、振動による回転音の低
減,回転変動の低減等の回転性能が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載に係る発明
は、上固定ドラムの外周円筒面上であって、テープ状記
録媒体が摺動しない領域に切欠部とか貫通穴等の照射エ
ネルギー透過部を設け、前記照射エネルギー透過部を通
してレーザ光等の照射エネルギーを照射して、回転ヘッ
ドを固着した部分の塑性を変形させることによって回転
ヘッドの高さを調整することができる。
【0014】従って、本発明は回転ヘッド装置としての
ユニット状態での高さ調整が可能となり、ヘッドの高さ
の調整精度が向上するもので、上固定ドラムの外周円筒
面上に照射エネルギー透過部を設ける簡易な構成によっ
て従来の課題を解決することができる。
【0015】また、本発明の請求項3記載に係る発明
は、上固定ドラムの外周円筒面であって、テープ状記録
媒体が摺動しない領域に設けた照射エネルギー透過部を
通して、回転ヘッドと共に回転する回転部材の質量を変
化させて、回転部材の回転不平衝を修正する構成とする
ことによって容易に実施し得るものである。
【0016】(実施の形態1)以下本発明の実施の形態
1について、図面を参照しながら説明する。図1は本発
明の実施の形態1における回転ヘッド装置の側断面図で
ある。図1において、下固定ドラム10は、テープ(図
示せず)を案内するリード溝10aを外周面に有し、シ
ャフト11を支承している。上固定ドラム12は、下固
定ドラム10と同軸的に対向配置して、シャフト11を
介して下固定ドラム10と一体的に固定されている。ま
た、上固定ドラム12の外周円筒面12a上であって、
テープ(図示せず)が摺動しない領域の一部には、図2
に示すように照射エネルギー透過部となる切欠部12b
を設けている。下固定ドラム10と上固定ドラム12と
が同軸上で対向する領域内には、回転ヘッド13を貼り
付けたヘッドベース14を担持した回転体であるディス
ク15が軸受16を介して回転自在に支承されている。
ディスク15の上固定ドラム12側には、回転側ロータ
リトランス17が固着されている。上固定ドラム12の
ディスク15側には、回転側ロータリトランス17と所
定の空隙を設けて同軸的に対向配置された固定側ロータ
リトランス18が固着されている。また、マグネット1
9を固着したロータプレート20、および回転ヨーク2
1は、所定の空隙を介して対向配置され、ディスク15
の下固定ドラム10側に固定されている。電機子コイル
を有する非磁性材からなるステータ部22は、マグネッ
ト19と回転ヨーク21とが対向する領域に各々に対し
て所定の空隙を設けて配設され、下固定ドラム10に固
定されている。なお、切欠部12bは、後述する照射エ
ネルギーであるレーザ光23の光路として回転側ロータ
リトランス17と固定側ロータリトランス18によって
干渉されることなく回転ヘッド13の近傍のヘッドベー
ス14の部分に直接レーザ光23を照射可能とするもの
である。
【0017】以上のように構成された実施の形態1の回
転ヘッド装置における回転ヘッドの高さ調整について、
以下に説明する。
【0018】まず、ディスク15の回転に同期してレー
ザ光23を発振させると、照射エネルギー透過部となる
切欠部12bを光路として回転ヘッド13の近傍のヘッ
ドベース14の部分にレーザ光23が照射される。さら
にレーザ光23のエネルギーによってヘッドベース14
が局部的に膨脹,溶融,凝固,塑性変形,収縮をする。
以上の過程を経てヘッドベース14が変形し、回転ヘッ
ド13の高さが変化することになる。従って、レーザ光
23の照射回数,照射エネルギー,フォーカス等を変え
て繰り返しレーザ光23を照射することによって所定の
ヘッドの高さを得ることができる。
【0019】以上のように本実施の形態1によれば、上
固定ドラム12の外周円筒面12a上であって、テープ
状記録媒体が摺動しない領域の一部に切欠部12bを設
けたことにより、切欠部12bをレーザ光路の一部とし
てヘッドベース14上の回転ヘッド13の固着部分近傍
にレーザ光23を照射してヘッドベース14を塑性変形
させることができ、回転ヘッド13の高さ調整が可能と
なる。従って、回転ヘッド装置としてのユニット状態で
の調整が可能となり、ヘッドの高さの調整精度が向上す
る。つまり、周辺部品の干渉によりレーザ光路が確保で
きない構成でも、伝送特性や回転性能を確保しつつ、レ
ーザ光によるヘッドの高さ調整をユニット状態で可能と
する薄型の回転ヘッド装置が実現できる。
【0020】また、ヘッドの高さは機械的振動や温度変
化に影響されないので、狭トラック化による高画質VT
Rに対して非常に有効である。
【0021】なお、本実施の形態1では切欠部12bを
設けたが、図3に示すように貫通穴部12cであっても
よい。また、本実施の形態1では回転体であるディスク
15、従って、ヘッドベース14を回転させながらヘッ
ドの高さの調整を行ったが、回転体を静止状態でヘッド
の高さが変化しない回転ヘッド装置であれば静止状態で
高さ調整をしても構わない。
【0022】また、本実施の形態1では、光エネルギー
を用いたレーザ光の照射による溶接変形を利用したが、
レーザ光に限る必要はなく、局所加熱が行える手段であ
ればよい。例えば、電気エネルギーを用いたアーク溶接
や電子ビーム溶接,超音波エネルギーを用いた超音波溶
接,化学エネルギーを用いたガス溶接等、照射エネルギ
ーによる溶接であればよい。
【0023】(実施の形態2)以下本発明の実施の形態
2について、図面を参照しながら説明する。図4は、本
発明の実施の形態2における回転ヘッド装置の側断面図
である。
【0024】同図において、下固定ドラム10,シャフ
ト11,回転ヘッド13,ヘッドベース14,ディスク
15,軸受16,マグネット19,ロータプレート2
0,回転ヨーク21,ステータ部22,固定側ロータリ
トランス18は図1の実施の形態1と同様なものであ
る。また回転ヘッド13,ヘッドベース14,ディスク
15,回転側ロータリトランス17a,マグネット1
9,ロータプレート20,回転ヨーク21とで回転子を
構成している。さらに、上固定ドラム12の外周円筒面
12a上であって、テープ(図示せず)が摺動しない領
域の一部には図2と同様、切欠部12bを設けている。
【0025】図1に示す実施の形態1と異なるのは、切
欠部12bの近傍に位置する回転子の一部の外径形状を
大きくした点である。図4では、回転側ロータリトラン
ス17aの外径形状を大きくして、それに伴い上固定ド
ラム12の回転側ロータリトランス17aの外周面に対
向する内径形状を大きくしている。
【0026】以上のように構成された本実施の形態2の
回転ヘッド装置における回転不平衡の修正について、以
下に説明する。
【0027】一般に、不釣り合い試験機(図示せず)等
を用いて、回転時に回転体の不釣り合いから発生する振
動を検出して、その不釣り合い量,不釣り合い角度等を
演算し、その量を回転子に付加、または回転子から除去
することにより回転不平衡を修正することができる。
【0028】従って、上記構成により、まず不釣り合い
試験機に回転ヘッド装置を設置する。ドライブ回路(図
示せず)を介してステータ部22に通電を開始すると回
転ヘッド装置の回転部材であるディスク15,回転ヘッ
ド13,ヘッドベース14,マグネット19,ロータプ
レート20,回転ヨーク21,回転側ロータリトランス
17aが回転する。不釣り合い試験機は、回転部分の回
転中の不釣り合いから発生する振動を検出して不釣り合
い量,不釣り合い角度を算出する。算出された不釣り合
い量にほぼ等しい質量のバランスチップ24を切欠部1
2bを通して回転側ロータリトランス17aの外周面の
不釣り合い角度位置に固着させることにより、回転不平
衡の修正が可能となる。また、この修正を繰り返すこと
によりさらに回転不平衡が低減できる。
【0029】以上のように本実施の形態2によれば、上
固定ドラム12の外周円筒面12a上であって、テープ
状記録媒体が摺動しない領域の一部に設けた切欠部12
bもしくは貫通穴部12c等の照射エネルギー透過部
と、下固定ドラム10と上固定ドラム12とで挟まれた
領域内に配設され、かつ回転ヘッド13と一体的に回転
自在に支承された回転部材とを設けたことにより、切欠
部12bもしくは貫通穴部12c等の照射エネルギー透
過部を通して回転部材の回転不平衡を修正するために必
要な質量分をこの回転部材に付加可能、または回転部材
から除去可能となる。従って、回転ヘッド装置としての
ユニット状態での回転不平衡修正が可能となり、振動に
よる回転音の低減,回転変動の低減等の回転性能が向上
する。
【0030】さらに、下固定ドラムに切欠を設け、この
切欠部を介してダイナミックバランスを修正することが
周知であるが、このような構成の場合、下側のドラムの
剛性が劣化する。この結果、回転ヘッド装置をビス等を
介してメカシャーシに固定した時に、下側ドラムが変形
しリードの直線性やドラムの円筒度が劣化するので、ド
ラムの円筒度の精度が狂い易い。この結果記録されたト
ラックの直線性が著しく劣化してしまう。
【0031】一方、上固定ドラムは剛性が劣化しても、
シャーシ取付け時に直接上固定ドラムに新たな外力が加
わらないので、精度劣化は下固定ドラムに切欠を設けた
場合に比較して小さいというメリットがある。
【0032】なお、本実施の形態2では回転不平衡を修
正するために必要な質量分のバランスチップを付加した
構成にしているが、修正に必要な質量分を回転部材から
直接除去する(従来より周知の加工機等による除去)構
成であってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は、テープ状記録媒
体を案内する外周円筒面を有する下固定ドラムと、テー
プ状記録媒体を案内する外周円筒面を有し、かつ下固定
ドラムと同軸的に対向配置された上固定ドラムと、上固
定ドラムの外周円筒面上であって、テープ状記録媒体が
摺動しない領域の一部に設けた照射エネルギー透過部
と、テープ状記録媒体と信号の授受を行う回転ヘッド
と、下固定ドラムと上固定ドラムとで挟まれた領域内に
配設され、かつ回転ヘッドと一体的に回転自在に支承さ
れた回転体とを設けて、前記照射エネルギー透過部をエ
ネルギー照射として、回転ヘッドの固着部分近傍に照射
エネルギーを照射可能としたことにより、回転ヘッド装
置としてのユニット状態でのヘッドの高さ調整が可能と
なり、ヘッドの高さの調整精度が向上する。つまり、周
辺部品の干渉によりエネルギー照射が確保できない構成
でも、伝送特性や回転性能を確保しつつ、照射エネルギ
ーによるヘッドの高さ調整をユニット状態で可能とする
薄型の回転ヘッド装置が実現できる。
【0034】また、照射エネルギー透過部を通して回転
部材の回転不平衡を修正するために必要な質量分をこの
回転部材に付加または除去可能としたことにより、回転
部材の回転不平衡を修正することができる。従って、回
転ヘッド装置としてのユニット状態での回転不平衡修正
が可能となり、振動による回転音の低減,回転変動の低
減等の回転性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における回転ヘッド装置
の側断面図
【図2】同実施の形態1における切欠部を示す上固定ド
ラムの拡大側面図
【図3】同実施の形態1における貫通穴部を示す上固定
ドラムの拡大側面図
【図4】本発明の実施の形態2における回転ヘッド装置
の側断面図
【図5】同実施の形態2における回転ヘッド装置の拡大
側面図
【図6】従来例における磁気ヘッドの高さ調整を説明す
るためのヘッドベースの斜視図
【図7】同磁気ヘッドの高さ調整を説明するための回転
ヘッド装置の要部断面図
【図8】同回転ヘッド装置の要部側断面図
【図9】他の従来例における回転ヘッド装置の要部側断
面図
【符号の説明】
10 下固定ドラム 11 シャフト 12 上固定ドラム 12a 外周円筒面 12b 切欠部(照射エネルギー透過部) 12c 貫通穴部(照射エネルギー透過部) 13 回転ヘッド 14 ヘッドベース 15 ディスク(回転体) 17,17a 回転側ロータリトランス 18 固定側ロータリトランス 23 レーザ光(照射エネルギー) 24 バランスチップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−171420(JP,A) 特開 平6−28645(JP,A) 特開 平6−28644(JP,A) 特開 平6−84152(JP,A) 特開 平7−80557(JP,A) 特開 平5−334637(JP,A) 特開 平5−334636(JP,A) 特開 平5−62140(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/52 - 5/53

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状記録媒体を案内する外周円筒面
    を有する下固定ドラムと、前記テープ状記録媒体を案内
    する外周円筒面を有し、かつ前記下固定ドラムと同軸的
    に対向配置された上固定ドラムと、前記上固定ドラムの
    前記外周円筒面上であって、前記テープ状記録媒体が摺
    動しない領域の一部に設けた照射エネルギー透過部と、
    前記テープ状記録媒体と信号の授受を行う回転ヘッド
    と、前記下固定ドラムと前記上固定ドラムとで挟まれた
    領域内に配設され、かつ前記回転ヘッドと一体的に回転
    自在に支承された回転体とを具備し、前記照射エネルギ
    ー透過部をエネルギー照射路として、前記回転体と共に
    回転する前記回転ヘッドの固着部分近傍に前記照射エネ
    ルギーを照射して、前記回転ヘッドを固着する部分の塑
    性を変形させることによって、前記回転ヘッドの高さを
    調整するようにしたことを特徴とする回転ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 固定ドラムの外周円筒面上であって、テ
    ープ状記録媒体が摺動しない領域の一部に設けた照射エ
    ネルギー透過部は、固定ドラムの外周円筒面上であっ
    て、テープ状記録媒体が摺動しない領域の一部に設けた
    切欠部または貫通穴部とした請求項1記載の回転ヘッド
    装置。
  3. 【請求項3】 回転ヘッドと共に回転する回転部材の質
    量を照射エネルギー透過部を通して変化させて、回転部
    材の回転不平衡を修正するようにした請求項1または2
    記載の回転ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 回転ヘッドと共に回転する回転部材の質
    量を回転部材に付加するバランスチップの質量により変
    化させた請求項3記載の回転ヘッド装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8462412B2 (en) 2009-09-18 2013-06-11 Ricoh Company, Ltd. Optical scanner

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US8462412B2 (en) 2009-09-18 2013-06-11 Ricoh Company, Ltd. Optical scanner

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