JP2000076635A - 回転ヘッドドラム装置のヘッド調整方法 - Google Patents
回転ヘッドドラム装置のヘッド調整方法Info
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- JP2000076635A JP2000076635A JP10248820A JP24882098A JP2000076635A JP 2000076635 A JP2000076635 A JP 2000076635A JP 10248820 A JP10248820 A JP 10248820A JP 24882098 A JP24882098 A JP 24882098A JP 2000076635 A JP2000076635 A JP 2000076635A
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- shaft
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は上ドラムと下ドラムが共に固定された
構成の回転ヘッドドラム装置において磁気ヘッドの高さ
調整を行なう回転ヘッドドラム装置のヘッド調整方法に
関し、容易かつ高精度にヘッド調整処理を行なうことを
課題とする。 【解決手段】下ドラム21及び上ドラム22が固定された構
造の回転ヘッドドラム装置20に対し、中ドラム23に配設
された磁気ヘッド24のヘッド調整を行なうヘッド調整方
法において、先ず中ドラム23を上及び下ドラム22,21 に
組み込む前に、中ドラム23を軸承したシャフト25を治具
50,51 に装着し、シャフト25を回転させつつヘッド取付
高さ及び角度割りの調整処理を行なう(第1の調整工
程)。次に、ヘッド位置基準面25a から磁気ヘッド24ま
での実高さT1を測定し、この実高さT1と予め定められて
いる絶対ヘッド高さT0との間に寸法差が存在する場合に
は、シャフト25を下ドラム21に配設する際に高さ補正治
具53を用いて寸法差を補正する(第2の調整工程)。
構成の回転ヘッドドラム装置において磁気ヘッドの高さ
調整を行なう回転ヘッドドラム装置のヘッド調整方法に
関し、容易かつ高精度にヘッド調整処理を行なうことを
課題とする。 【解決手段】下ドラム21及び上ドラム22が固定された構
造の回転ヘッドドラム装置20に対し、中ドラム23に配設
された磁気ヘッド24のヘッド調整を行なうヘッド調整方
法において、先ず中ドラム23を上及び下ドラム22,21 に
組み込む前に、中ドラム23を軸承したシャフト25を治具
50,51 に装着し、シャフト25を回転させつつヘッド取付
高さ及び角度割りの調整処理を行なう(第1の調整工
程)。次に、ヘッド位置基準面25a から磁気ヘッド24ま
での実高さT1を測定し、この実高さT1と予め定められて
いる絶対ヘッド高さT0との間に寸法差が存在する場合に
は、シャフト25を下ドラム21に配設する際に高さ補正治
具53を用いて寸法差を補正する(第2の調整工程)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転ヘッドドラム装
置のヘッド調整方法に係り、特に上ドラムと下ドラムが
共に固定された構成の回転ヘッドドラム装置において磁
気ヘッドの高さ調整を行なう回転ヘッドドラム装置のヘ
ッド調整方法に関する。
置のヘッド調整方法に係り、特に上ドラムと下ドラムが
共に固定された構成の回転ヘッドドラム装置において磁
気ヘッドの高さ調整を行なう回転ヘッドドラム装置のヘ
ッド調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオテープレコーダー(VT
R)やデジタルオーディオテープレコーダー(DAT)
は、走行する磁気テープに対してヘリカルスキャン方式
の磁気記録が行なわれる。このため、VTR及びDAT
には、磁気テープの走行方向に対し磁気ヘッドが斜めに
トラックを形成するよう磁気ヘッドを回転させる回転ヘ
ッドドラム装置が設けられている。
R)やデジタルオーディオテープレコーダー(DAT)
は、走行する磁気テープに対してヘリカルスキャン方式
の磁気記録が行なわれる。このため、VTR及びDAT
には、磁気テープの走行方向に対し磁気ヘッドが斜めに
トラックを形成するよう磁気ヘッドを回転させる回転ヘ
ッドドラム装置が設けられている。
【0003】従来の回転ヘッドドラム装置は、固定ドラ
ムと回転ドラムとにより構成されており、磁気ヘッドは
回転ドラムに配設されている。また、回転ドラムには磁
気テープをヘリカル状に添接させる必要があり、よって
回転ヘッドドラム装置はメインシャーシに対して傾いた
状態で取り付けられる。このため、回転ヘッドドラム装
置は、ドラムベースを用いることによりメインシャーシ
に対し傾いた状態で取り付けられる。
ムと回転ドラムとにより構成されており、磁気ヘッドは
回転ドラムに配設されている。また、回転ドラムには磁
気テープをヘリカル状に添接させる必要があり、よって
回転ヘッドドラム装置はメインシャーシに対して傾いた
状態で取り付けられる。このため、回転ヘッドドラム装
置は、ドラムベースを用いることによりメインシャーシ
に対し傾いた状態で取り付けられる。
【0004】図10は、従来の回転ヘッドドラム装置の
一例を示している。同図に示すように、回転ヘッドドラ
ム装置1は、大略すると固定ドラム2,回転ドラム3,
磁気ヘッド4,シャフト5,モータ部6,及びロータリ
ートランス7等により構成されている。固定ドラム2は
ドラムベース8に固定されており、またその中央部分に
は2個のベアリング9を介してシャフト5を軸承した構
成とされている。また、回転ドラム3は金属製の部品で
あり、シャフト5の上端部に固着されている。
一例を示している。同図に示すように、回転ヘッドドラ
ム装置1は、大略すると固定ドラム2,回転ドラム3,
磁気ヘッド4,シャフト5,モータ部6,及びロータリ
ートランス7等により構成されている。固定ドラム2は
ドラムベース8に固定されており、またその中央部分に
は2個のベアリング9を介してシャフト5を軸承した構
成とされている。また、回転ドラム3は金属製の部品で
あり、シャフト5の上端部に固着されている。
【0005】このシャフト5の下端部にはモータ部6が
設けられており、このモータ部6が駆動することにより
シャフト5は回転駆動される構成となっている。従っ
て、回転ドラム3は、モータ6が駆動しシャフト5が回
転することにより回転する構成とされている。磁気ヘッ
ド4は、回転ドラム3の下面に配設されている。この磁
気ヘッド4はヘッドベース10に配設された上で、ヘッ
ド固定ネジ11により回転ドラム3に取り付けられる構
成とされている。
設けられており、このモータ部6が駆動することにより
シャフト5は回転駆動される構成となっている。従っ
て、回転ドラム3は、モータ6が駆動しシャフト5が回
転することにより回転する構成とされている。磁気ヘッ
ド4は、回転ドラム3の下面に配設されている。この磁
気ヘッド4はヘッドベース10に配設された上で、ヘッ
ド固定ネジ11により回転ドラム3に取り付けられる構
成とされている。
【0006】また、ロータリートランス7は、回転する
回転ドラム3に設けられた磁気ヘッド4と、固定ドラム
3に設けられたフレキシブル基板14との間で信号の授
受を行なうため設けられている。即ち、記録時において
は、記録信号はフレキシブル基板14からロータリート
ランス7を介して磁気ヘッド4に供給され、また再生時
においては、磁気ヘッド4が磁気テープから読み取った
生成信号は、ロータリートランス7を介してフレキシブ
ル基板14に供給される構成とされている。
回転ドラム3に設けられた磁気ヘッド4と、固定ドラム
3に設けられたフレキシブル基板14との間で信号の授
受を行なうため設けられている。即ち、記録時において
は、記録信号はフレキシブル基板14からロータリート
ランス7を介して磁気ヘッド4に供給され、また再生時
においては、磁気ヘッド4が磁気テープから読み取った
生成信号は、ロータリートランス7を介してフレキシブ
ル基板14に供給される構成とされている。
【0007】ところで、磁気ヘッド4にはアジマス角が
設けられており、良好な再生処理を行なうためにはこの
アジマス角を所定角度に精度よく調整する必要がある。
また、良好な磁気記録再生処理を行なうためには、磁気
ヘッド4の高さを所定値に高精度に決めてやる必要があ
る。このため、回転ドラム3には、磁気ヘッド4の位置
調整を行なうための調整機構が設けられている。この磁
気ヘッド4の調整機構は、回転ドラム3に設けられたタ
ップ部12と、このタップ12に螺合する調整ネジ13
(六角孔付き止めネジ)とにより構成されている。
設けられており、良好な再生処理を行なうためにはこの
アジマス角を所定角度に精度よく調整する必要がある。
また、良好な磁気記録再生処理を行なうためには、磁気
ヘッド4の高さを所定値に高精度に決めてやる必要があ
る。このため、回転ドラム3には、磁気ヘッド4の位置
調整を行なうための調整機構が設けられている。この磁
気ヘッド4の調整機構は、回転ドラム3に設けられたタ
ップ部12と、このタップ12に螺合する調整ネジ13
(六角孔付き止めネジ)とにより構成されている。
【0008】図示されるように、調整ネジ13の下端部
は、ヘッドベース10の上面に当接するよう構成されて
いる。よって、タップ12の上部より治具を用いて調整
ネジ13の螺進度を調整することにより、ヘッドベース
10は付勢され磁気ヘッド4の位置調整を行なうことが
できる。しかるに、上記のように回転ドラム4が固定ド
ラム2上で回転する構成であると、回転ドラム2を高精
度に加工する必要がある。即ち、回転ドラム2がガタツ
キなく円滑に回転するためには、高い真円度を有するよ
う回転ドラム2を形成する必要がある。
は、ヘッドベース10の上面に当接するよう構成されて
いる。よって、タップ12の上部より治具を用いて調整
ネジ13の螺進度を調整することにより、ヘッドベース
10は付勢され磁気ヘッド4の位置調整を行なうことが
できる。しかるに、上記のように回転ドラム4が固定ド
ラム2上で回転する構成であると、回転ドラム2を高精
度に加工する必要がある。即ち、回転ドラム2がガタツ
キなく円滑に回転するためには、高い真円度を有するよ
う回転ドラム2を形成する必要がある。
【0009】また、磁気テープの走行性を良好に保つ点
からも、回転ドラム2の全周を良好な平滑面とする必要
がある。ここで、回転ドラム2の全周を良好な平滑面と
するのは、回転ドラム2は回転するものであるため、そ
の回転に伴いその全周において磁気テープと摺接するか
らである。ところが、金属製の回転ドラム4を上記のよ
うに高精度に加工形成するのは困難であり、よって回転
ドラム4の加工工程が複雑化し、回転ヘッドドラム装置
1の製品コストが上昇してしまうという問題点があっ
た。
からも、回転ドラム2の全周を良好な平滑面とする必要
がある。ここで、回転ドラム2の全周を良好な平滑面と
するのは、回転ドラム2は回転するものであるため、そ
の回転に伴いその全周において磁気テープと摺接するか
らである。ところが、金属製の回転ドラム4を上記のよ
うに高精度に加工形成するのは困難であり、よって回転
ドラム4の加工工程が複雑化し、回転ヘッドドラム装置
1の製品コストが上昇してしまうという問題点があっ
た。
【0010】そこで、この問題点を解決しうるものとし
て、図11及び図12に示す構成の回転ヘッドドラム装
置15が提案されている。この回転ヘッドドラム装置1
5は、下部に位置する下ドラム16と、上部に位置する
上ドラム17と、この下ドラム16と上ドラム17の間
に配設された中ドラム18とにより構成されている。ま
た、下ドラム16及び上ドラム17は共に固定された構
成とされており、中ドラム18のみが回転する構成とさ
れている。
て、図11及び図12に示す構成の回転ヘッドドラム装
置15が提案されている。この回転ヘッドドラム装置1
5は、下部に位置する下ドラム16と、上部に位置する
上ドラム17と、この下ドラム16と上ドラム17の間
に配設された中ドラム18とにより構成されている。ま
た、下ドラム16及び上ドラム17は共に固定された構
成とされており、中ドラム18のみが回転する構成とさ
れている。
【0011】この中ドラム18には磁気ヘッド4が配設
されており、よって下ドラム16及び上ドラム17に添
接され走行する磁気テープ(図示せず)に対し、磁気ヘ
ッド4はヘリカルスキャンし磁気記録再生処理を行なう
構成とされている。また、下ドラム16の上部に上ドラ
ム17を固定する構造としては、下ドラム16及び上ド
ラム17の外周一側部に固定ブロック19を設け、この
固定ブロック19に各ドラム16,17を固定ネジ19
aで固定する構造が採られていた。また、中ドラム18
は固定ブロック19から離間するよう構成されており、
よって中ドラム18を回転可能な構成となっている。
されており、よって下ドラム16及び上ドラム17に添
接され走行する磁気テープ(図示せず)に対し、磁気ヘ
ッド4はヘリカルスキャンし磁気記録再生処理を行なう
構成とされている。また、下ドラム16の上部に上ドラ
ム17を固定する構造としては、下ドラム16及び上ド
ラム17の外周一側部に固定ブロック19を設け、この
固定ブロック19に各ドラム16,17を固定ネジ19
aで固定する構造が採られていた。また、中ドラム18
は固定ブロック19から離間するよう構成されており、
よって中ドラム18を回転可能な構成となっている。
【0012】このように、下ドラム16と共に上ドラム
17も回転しないよう構成すると、高い加工精度を必要
とするテープ添接面の形成領域を狭くすることができ
る。即ち、図10を用いて説明した回転ドラム3を有し
た回転ヘッドドラム装置1では、回転ドラム3の外周全
てが磁気ヘッドと接するため、全周全てを高精度に加工
する必要がある。
17も回転しないよう構成すると、高い加工精度を必要
とするテープ添接面の形成領域を狭くすることができ
る。即ち、図10を用いて説明した回転ドラム3を有し
た回転ヘッドドラム装置1では、回転ドラム3の外周全
てが磁気ヘッドと接するため、全周全てを高精度に加工
する必要がある。
【0013】しかるに、上ドラム17を固定した場合、
磁気テープが上ドラム17と添接する位置は一定の所定
範囲のみとなる。よって、この磁気テープが添接する領
域のみを高精度に加工しておけば、磁気テープの円滑な
磁気記録再生処理を実現することができる。このよう
に、図11及び図12に示す回転ヘッドドラム装置15
によれば、上ドラム17の加工成形を容易に行なうこと
ができ、よって回転ヘッドドラム装置15のコスト低減
を図ることができる。
磁気テープが上ドラム17と添接する位置は一定の所定
範囲のみとなる。よって、この磁気テープが添接する領
域のみを高精度に加工しておけば、磁気テープの円滑な
磁気記録再生処理を実現することができる。このよう
に、図11及び図12に示す回転ヘッドドラム装置15
によれば、上ドラム17の加工成形を容易に行なうこと
ができ、よって回転ヘッドドラム装置15のコスト低減
を図ることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記したように磁気ヘ
ッド4にはアジマス角が設けられており、良好な磁気記
録再生処理を行なうためにはこのアジマス角を所定角度
に精度よく調整し、かつ磁気ヘッド4の高さを所定値に
高精度に決めてやる必要がある。しかるに、図11及び
図12に示す回転ヘッドドラム装置15は、磁気ヘッド
4が中ドラム18に配設されており、この中ドラム18
は固定された上ドラム17と下ドラム16の間に配設さ
れている。よって、この構成では図10に示した回転ヘ
ッドドラム1のように、容易に磁気ヘッド4の調整を行
なうことができないという問題点があった。
ッド4にはアジマス角が設けられており、良好な磁気記
録再生処理を行なうためにはこのアジマス角を所定角度
に精度よく調整し、かつ磁気ヘッド4の高さを所定値に
高精度に決めてやる必要がある。しかるに、図11及び
図12に示す回転ヘッドドラム装置15は、磁気ヘッド
4が中ドラム18に配設されており、この中ドラム18
は固定された上ドラム17と下ドラム16の間に配設さ
れている。よって、この構成では図10に示した回転ヘ
ッドドラム1のように、容易に磁気ヘッド4の調整を行
なうことができないという問題点があった。
【0015】また、磁気ヘッド4の調整を行なうには、
上ドラム17の上面に調整治具を挿入する孔(調整用
孔)を形成する必要があるが、上ドラム17の内部には
ロータリートランス等の構成要素が内設されているた
め、調整用孔を形成するとこれらの構成要素の配設位置
に制限が生じ、回転ヘッドドラム装置15の設計が難し
くなるという問題点も生じる。
上ドラム17の上面に調整治具を挿入する孔(調整用
孔)を形成する必要があるが、上ドラム17の内部には
ロータリートランス等の構成要素が内設されているた
め、調整用孔を形成するとこれらの構成要素の配設位置
に制限が生じ、回転ヘッドドラム装置15の設計が難し
くなるという問題点も生じる。
【0016】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、容易かつ高精度に磁気ヘッドの調整処理を行いう
る回転ヘッドドラム装置のヘッド調整方法を提供するこ
とを目的とする。
あり、容易かつ高精度に磁気ヘッドの調整処理を行いう
る回転ヘッドドラム装置のヘッド調整方法を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、シャーシに固定される下ドラムと、
該下ドラムに配設されたシャフトと、該シャフトの上端
部に固定された上ドラムと、前記シャフトに回転自在に
軸承されると共に磁気記録再生処理を行なう複数の磁気
ヘッドが設けられた中ドラムとを具備する回転ヘッドド
ラム装置に対し、前記磁気ヘッドのヘッド調整を行なう
回転ヘッドドラム装置のヘッド調整方法において、前記
中ドラムを前記上ドラム及び下ドラムに組み込む前に、
前記中ドラムを軸支した前記シャフトを支持する治具に
装着し、前記中ドラムを回転させつつ前記複数の磁気ヘ
ッド間の取付角度調整と磁気ヘッド間の高さ調整を行な
う第1の調整工程と、該第1の調整工程の終了後、前記
シャフトの基準位置から前記磁気ヘッドまでの実高さT
1を測定すると共に、該実高さT1と予め定められてい
る絶対ヘッド高さT0とを比較し、両者の間に寸法差が
存在する場合には、前記シャフトを前記下ドラムに配設
する際に補正治具を用いて前記寸法差を補正する第2の
調整工程とを有することを特徴とするものである。
めに、本発明では、シャーシに固定される下ドラムと、
該下ドラムに配設されたシャフトと、該シャフトの上端
部に固定された上ドラムと、前記シャフトに回転自在に
軸承されると共に磁気記録再生処理を行なう複数の磁気
ヘッドが設けられた中ドラムとを具備する回転ヘッドド
ラム装置に対し、前記磁気ヘッドのヘッド調整を行なう
回転ヘッドドラム装置のヘッド調整方法において、前記
中ドラムを前記上ドラム及び下ドラムに組み込む前に、
前記中ドラムを軸支した前記シャフトを支持する治具に
装着し、前記中ドラムを回転させつつ前記複数の磁気ヘ
ッド間の取付角度調整と磁気ヘッド間の高さ調整を行な
う第1の調整工程と、該第1の調整工程の終了後、前記
シャフトの基準位置から前記磁気ヘッドまでの実高さT
1を測定すると共に、該実高さT1と予め定められてい
る絶対ヘッド高さT0とを比較し、両者の間に寸法差が
存在する場合には、前記シャフトを前記下ドラムに配設
する際に補正治具を用いて前記寸法差を補正する第2の
調整工程とを有することを特徴とするものである。
【0018】上記した手段は、次のように作用する。即
ち、第1の調整工程では、中ドラムを上ドラム及び下ド
ラムに組み込む前に、複数の磁気ヘッド間の取付角度調
整と磁気ヘッド間の高さの調整を行なうため、磁気ヘッ
ド間の取付角度及び高さが調整された状態で中ドラムを
上ドラム及び下ドラムに組み込むことができる。
ち、第1の調整工程では、中ドラムを上ドラム及び下ド
ラムに組み込む前に、複数の磁気ヘッド間の取付角度調
整と磁気ヘッド間の高さの調整を行なうため、磁気ヘッ
ド間の取付角度及び高さが調整された状態で中ドラムを
上ドラム及び下ドラムに組み込むことができる。
【0019】また、中ドラムを軸支したシャフトを治具
に装着して調整を行なうことにより、中ドラムを上ドラ
ム及び下ドラムに組み込む前であっても、複数の磁気ヘ
ッド間の取付角度調整及び高さの調整を実施することが
できる。また、第1の調整工程の終了後実施される第2
の調整工程では、予めシャフトの基準位置から前記磁気
ヘッドまでの実高さT1を測定しておき、この実高さT
1と予め定められている絶対ヘッド高さT0との間に寸
法差が存在する場合には、シャフトを下ドラムに配設す
る際に補正治具を用いて寸法差を補正する。よって、下
ドラムをシャフトに固定する作業と共に、磁気ヘッドの
絶対ヘッド高さの調整を行なうことができる。
に装着して調整を行なうことにより、中ドラムを上ドラ
ム及び下ドラムに組み込む前であっても、複数の磁気ヘ
ッド間の取付角度調整及び高さの調整を実施することが
できる。また、第1の調整工程の終了後実施される第2
の調整工程では、予めシャフトの基準位置から前記磁気
ヘッドまでの実高さT1を測定しておき、この実高さT
1と予め定められている絶対ヘッド高さT0との間に寸
法差が存在する場合には、シャフトを下ドラムに配設す
る際に補正治具を用いて寸法差を補正する。よって、下
ドラムをシャフトに固定する作業と共に、磁気ヘッドの
絶対ヘッド高さの調整を行なうことができる。
【0020】このように、第1の調整工程及び第2の調
整工程は、回転ヘッドドラム装置の組み立て作業中に行
なわれるため、回転ヘッドドラム装置が完成した後に調
整処理を行なう必要はない。よって、上ドラムが固定さ
れた構成であっても、ヘッド調整を確実に行なうことが
可能となる。
整工程は、回転ヘッドドラム装置の組み立て作業中に行
なわれるため、回転ヘッドドラム装置が完成した後に調
整処理を行なう必要はない。よって、上ドラムが固定さ
れた構成であっても、ヘッド調整を確実に行なうことが
可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1及び図2は、本発明の一実
施例であるヘッド調整方法を適用しうる回転ヘッドドラ
ム装置20を示している。図1は回転ヘッドドラム装置
20の部分断面図であり、また図2は回転ヘッドドラム
装置20の斜視図である。先ず、図1及び図2を用い
て、本発明の一実施例であるヘッド調整方法を適用しう
る回転ヘッドドラム装置20の構成について説明する。
て図面と共に説明する。図1及び図2は、本発明の一実
施例であるヘッド調整方法を適用しうる回転ヘッドドラ
ム装置20を示している。図1は回転ヘッドドラム装置
20の部分断面図であり、また図2は回転ヘッドドラム
装置20の斜視図である。先ず、図1及び図2を用い
て、本発明の一実施例であるヘッド調整方法を適用しう
る回転ヘッドドラム装置20の構成について説明する。
【0022】回転ヘッドドラム装置20は、大略すると
下ドラム21,上ドラム22,中ドラム23,磁気ヘッ
ド24,シャフト25,モータ部26,及びロータリー
トランス27等により構成されている。下ドラム21
は、図示しない磁気記録再生処理装置(例えばDAT
等)のシャーシに固定されている。この下ドラム21の
中央部分には、シャフト25が例えば圧入されることに
より立設されている。このように、シャフト25は下ド
ラム21に固定されるため、回転しない(回転不能な)
構成となっている。
下ドラム21,上ドラム22,中ドラム23,磁気ヘッ
ド24,シャフト25,モータ部26,及びロータリー
トランス27等により構成されている。下ドラム21
は、図示しない磁気記録再生処理装置(例えばDAT
等)のシャーシに固定されている。この下ドラム21の
中央部分には、シャフト25が例えば圧入されることに
より立設されている。このように、シャフト25は下ド
ラム21に固定されるため、回転しない(回転不能な)
構成となっている。
【0023】また、下ドラム21の磁気テープ(図示せ
ず)が添接される所定範囲にはテープ添接面39が形成
されている。このテープ添接面39は、磁気記録再生時
に磁気テープが添接し走行する面であるため、高い平滑
性を有するよう高精度に形成されている。更に、下ドラ
ム21の内側底面部には、モータ部26を構成するモー
タ基板35が配設されている。
ず)が添接される所定範囲にはテープ添接面39が形成
されている。このテープ添接面39は、磁気記録再生時
に磁気テープが添接し走行する面であるため、高い平滑
性を有するよう高精度に形成されている。更に、下ドラ
ム21の内側底面部には、モータ部26を構成するモー
タ基板35が配設されている。
【0024】上ドラム22は、下ドラム21に立設され
たシャフト25の上端部に例えば圧入等により固定され
ている。これにより、上ドラム22はシャフト25を介
して下ドラム21の上部に固定された構成となり、従っ
て上ドラム22も下ドラム21と同様に回転しない(固
定された)構成となっている。また、上ドラム22の内
側面にはロータリートランス27を構成する固定側トラ
ンス半体27bが配設されている。この固定側トランス
半体27bにはコイルが巻回されており、このコイルは
上ドラム22に配設された信号用フレキシブル基板34
に接続されている。
たシャフト25の上端部に例えば圧入等により固定され
ている。これにより、上ドラム22はシャフト25を介
して下ドラム21の上部に固定された構成となり、従っ
て上ドラム22も下ドラム21と同様に回転しない(固
定された)構成となっている。また、上ドラム22の内
側面にはロータリートランス27を構成する固定側トラ
ンス半体27bが配設されている。この固定側トランス
半体27bにはコイルが巻回されており、このコイルは
上ドラム22に配設された信号用フレキシブル基板34
に接続されている。
【0025】信号用フレキシブル基板34は、図2に示
されるように、上ドラム22の上面に配設されている。
また、本実実施例では、この信号用フレキシブル基板3
4に信号増幅用のIC41及び信号処理用のチップ部品
42(ICとチップ部品を総称する場合には、電子部品
41,42という)を配設した構成としている。このよ
うに、上ドラム22に配設された信号用フレキシブル基
板34に電子部品41,42を配設することにより、磁
気ヘッド24と電子部品41,42との距離を近接させ
ることができる。
されるように、上ドラム22の上面に配設されている。
また、本実実施例では、この信号用フレキシブル基板3
4に信号増幅用のIC41及び信号処理用のチップ部品
42(ICとチップ部品を総称する場合には、電子部品
41,42という)を配設した構成としている。このよ
うに、上ドラム22に配設された信号用フレキシブル基
板34に電子部品41,42を配設することにより、磁
気ヘッド24と電子部品41,42との距離を近接させ
ることができる。
【0026】これにより、磁気記録が高密度化及び高容
量化しても、磁気ヘッド24から電子部品41,42ま
での配線長を短くすることができる。よって、配線部分
における信号の劣化を防止することができ、良好な磁気
記録再生処理を行なうことが可能となる。尚、上ドラム
22の磁気テープ(図示せず)が添接される所定範囲に
はテープ添接面38が形成されており、このテープ添接
面38は高い平滑性を有するよう高精度に形成されてい
る。
量化しても、磁気ヘッド24から電子部品41,42ま
での配線長を短くすることができる。よって、配線部分
における信号の劣化を防止することができ、良好な磁気
記録再生処理を行なうことが可能となる。尚、上ドラム
22の磁気テープ(図示せず)が添接される所定範囲に
はテープ添接面38が形成されており、このテープ添接
面38は高い平滑性を有するよう高精度に形成されてい
る。
【0027】続いて、中ドラム23について説明する。
中ドラム23には複数(例えば4個)の磁気ヘッド24
が配設されており、前記したシャフト25に回転自在に
取り付けられている。具体的には、図3に拡大して示す
ように、シャフト25には回転軸受けとなる一対のベア
リング29A,29B(ボールベアリング)が設けられ
ており、中ドラム23はこのベアリング29に軸承され
た構成とされている。
中ドラム23には複数(例えば4個)の磁気ヘッド24
が配設されており、前記したシャフト25に回転自在に
取り付けられている。具体的には、図3に拡大して示す
ように、シャフト25には回転軸受けとなる一対のベア
リング29A,29B(ボールベアリング)が設けられ
ており、中ドラム23はこのベアリング29に軸承され
た構成とされている。
【0028】この中ドラム23には、略円筒形状を有し
た回転カラー37が配設されている。この回転カラー3
7の内側はベアリング29に軸承されており、これによ
り上記のように中ドラム23はシャフト25に回転自在
の構成となっている。また、回転カラー37の上部には
鍔部37aが形成されており、この上部鍔部37aには
ロータリートランス27を構成する回転側トランス半体
27aが配設されている。
た回転カラー37が配設されている。この回転カラー3
7の内側はベアリング29に軸承されており、これによ
り上記のように中ドラム23はシャフト25に回転自在
の構成となっている。また、回転カラー37の上部には
鍔部37aが形成されており、この上部鍔部37aには
ロータリートランス27を構成する回転側トランス半体
27aが配設されている。
【0029】回転側トランス半体27aにはコイルが巻
回されており、このコイルの端線は磁気ヘッド24に接
続されている。この回転側トランス半体27aは、中ド
ラム23が取り付けられた状態において、下ドラム21
に配設された固定側トランス半体27bと対向するよう
構成されている。これによりロータリートランス27が
形成され、各トランス半体27a,27b間での信号が
授受が可能となる。
回されており、このコイルの端線は磁気ヘッド24に接
続されている。この回転側トランス半体27aは、中ド
ラム23が取り付けられた状態において、下ドラム21
に配設された固定側トランス半体27bと対向するよう
構成されている。これによりロータリートランス27が
形成され、各トランス半体27a,27b間での信号が
授受が可能となる。
【0030】従って、記録時においては、磁気テープに
記録を行なう記録信号は信号用フレキシブル基板34か
らロータリートランス27を介して磁気ヘッド24に供
給され、また再生時において磁気ヘッド24が磁気テー
プから読み取った生成信号は、ロータリートランス27
を介してフレキシブル基板34に供給される。また、ロ
ータリートランス27が一対のトランス半体27a,2
7b間で適正に信号の授受を行なうためには、各トラン
ス半体27a,27bの離間寸法を適正値に管理する必
要がある。このため、回転カラー37の上部鍔部37a
と上ドラム22との間にはスペーサ28が配設されてお
り、このスペーサ28によりトランス半体27a,27
bの離間寸法を適正値に保たれている。
記録を行なう記録信号は信号用フレキシブル基板34か
らロータリートランス27を介して磁気ヘッド24に供
給され、また再生時において磁気ヘッド24が磁気テー
プから読み取った生成信号は、ロータリートランス27
を介してフレキシブル基板34に供給される。また、ロ
ータリートランス27が一対のトランス半体27a,2
7b間で適正に信号の授受を行なうためには、各トラン
ス半体27a,27bの離間寸法を適正値に管理する必
要がある。このため、回転カラー37の上部鍔部37a
と上ドラム22との間にはスペーサ28が配設されてお
り、このスペーサ28によりトランス半体27a,27
bの離間寸法を適正値に保たれている。
【0031】一方、中ドラム23の下部にはモータ部2
6が設けられている。このモータ部26は、前記した下
ドラム21に設けられたモータ基板35と、中ドラム2
3に配設されたマグネット36及びヨーク40とにより
構成されている。モータ基板35には、図示しない駆動
コイルが形成されており、この駆動コイルに駆動電流が
供給されることにより、モータ部26は回転力を発生す
る構成とされている。
6が設けられている。このモータ部26は、前記した下
ドラム21に設けられたモータ基板35と、中ドラム2
3に配設されたマグネット36及びヨーク40とにより
構成されている。モータ基板35には、図示しない駆動
コイルが形成されており、この駆動コイルに駆動電流が
供給されることにより、モータ部26は回転力を発生す
る構成とされている。
【0032】この際、上記のように駆動コイルが配設さ
れたモータ基板35は固定された下ドラム21に配設さ
れており、またマグネット36及びヨーク40はシャフ
ト25に回転自在に軸承された中ドラム23に配設され
ている。このため、モータ部26が駆動することにより
中ドラム23のみが回転し、これに伴い磁気ヘッド24
も回転する。
れたモータ基板35は固定された下ドラム21に配設さ
れており、またマグネット36及びヨーク40はシャフ
ト25に回転自在に軸承された中ドラム23に配設され
ている。このため、モータ部26が駆動することにより
中ドラム23のみが回転し、これに伴い磁気ヘッド24
も回転する。
【0033】磁気ヘッド24は、中ドラム23の上面に
配設されている。この磁気ヘッド24はヘッドベース3
0に配設された上で、ヘッド固定ネジ31により中ドラ
ム23に取り付けられた構成とされている。また、本実
施例の回転ドラム装置20では、4個の磁気ヘッド24
(具体的には、図7に示すように、磁気ヘッド24A-
1, 24A-2, 24B-1, 24B-2)が90°間隔で配
設された構成とされている。この4個の磁気ヘッド24
の内、磁気ヘッド24A-1, 24A-2は記録ヘッドであ
り、同一のアジマス角を有している。また、磁気ヘッド
24B-1, 24B-2は再生ヘッドであり、同一のアジマ
ス角を有している。この各磁気ヘッド24A-1, 24A
-2, 24B-1, 24B-2は、次に述べるヘッド調整処理
を行うことにより高さ調整等が行われてる。
配設されている。この磁気ヘッド24はヘッドベース3
0に配設された上で、ヘッド固定ネジ31により中ドラ
ム23に取り付けられた構成とされている。また、本実
施例の回転ドラム装置20では、4個の磁気ヘッド24
(具体的には、図7に示すように、磁気ヘッド24A-
1, 24A-2, 24B-1, 24B-2)が90°間隔で配
設された構成とされている。この4個の磁気ヘッド24
の内、磁気ヘッド24A-1, 24A-2は記録ヘッドであ
り、同一のアジマス角を有している。また、磁気ヘッド
24B-1, 24B-2は再生ヘッドであり、同一のアジマ
ス角を有している。この各磁気ヘッド24A-1, 24A
-2, 24B-1, 24B-2は、次に述べるヘッド調整処理
を行うことにより高さ調整等が行われてる。
【0034】ここで、上記構成とされた回転ヘッドドラ
ム装置20において、磁気ヘッド24(24A-1, 24
A-2, 24B-1, 24B-2)のヘッド調整を行う方法に
ついて説明する。回転ヘッドドラム装置20において必
要とされる磁気ヘッド24(磁気ヘッド24A-1, 24
A-2, 24B-1, 24B-2を総称する場合は、磁気ヘッ
ド24という)の調整項目は、ヘッド取付高さ,角
度割り,及び絶対高さの3項目である。
ム装置20において、磁気ヘッド24(24A-1, 24
A-2, 24B-1, 24B-2)のヘッド調整を行う方法に
ついて説明する。回転ヘッドドラム装置20において必
要とされる磁気ヘッド24(磁気ヘッド24A-1, 24
A-2, 24B-1, 24B-2を総称する場合は、磁気ヘッ
ド24という)の調整項目は、ヘッド取付高さ,角
度割り,及び絶対高さの3項目である。
【0035】ヘッド取付高さの調整は、磁気ヘッド24
を中ドラム23に取り付ける際に必然的に発生する取付
誤差に起因して発生する取付位置のバラツキを補正する
ために実施される。また、上記のように記録ヘッドとな
る磁気ヘッド24A-1, 24A-2は同一のアジマス角と
し、また再生ヘッドとなる磁気ヘッド24B-1, 24B
-2も同一のアジマス角とする必要がある。角度割りは、
このアジマス角の調整を行なう補正である。
を中ドラム23に取り付ける際に必然的に発生する取付
誤差に起因して発生する取付位置のバラツキを補正する
ために実施される。また、上記のように記録ヘッドとな
る磁気ヘッド24A-1, 24A-2は同一のアジマス角と
し、また再生ヘッドとなる磁気ヘッド24B-1, 24B
-2も同一のアジマス角とする必要がある。角度割りは、
このアジマス角の調整を行なう補正である。
【0036】一方、絶対高さとは、本来ドラムセンター
(磁気テープの巻き付け中心)のリード面(磁気テープ
下端を保持する面)から磁気ヘッド24の下端までの寸
法として定義される。しかるに、ドラムセンターを基準
とした調整処理では、調整効率が悪いため、実際にはド
ラム取付基準面56から磁気ヘッド24の下面まで寸法
を代用している(図1に矢印T0で示すのが絶対高さと
なる)。この絶対高さT0を所定値に設定することによ
り、磁気テープと磁気ヘッド24との相対位置を一定化
することができ、良好な磁気記録再生処理を行なうこと
ができる。
(磁気テープの巻き付け中心)のリード面(磁気テープ
下端を保持する面)から磁気ヘッド24の下端までの寸
法として定義される。しかるに、ドラムセンターを基準
とした調整処理では、調整効率が悪いため、実際にはド
ラム取付基準面56から磁気ヘッド24の下面まで寸法
を代用している(図1に矢印T0で示すのが絶対高さと
なる)。この絶対高さT0を所定値に設定することによ
り、磁気テープと磁気ヘッド24との相対位置を一定化
することができ、良好な磁気記録再生処理を行なうこと
ができる。
【0037】ところで、図1及び図2に示した回転ヘッ
ドドラム装置20は、先に図11及び図12を用いて説
明した従来の回転ヘッドドラム装置15と同様に、磁気
ヘッド24が中ドラム24に配設されており、また中ド
ラム24は固定された上ドラム22と下ドラム21との
間に配設されている。よって、この構成では、回転ヘッ
ドドラム装置20を組み立てた後では、容易に磁気ヘッ
ド24の調整を行なうことができない。
ドドラム装置20は、先に図11及び図12を用いて説
明した従来の回転ヘッドドラム装置15と同様に、磁気
ヘッド24が中ドラム24に配設されており、また中ド
ラム24は固定された上ドラム22と下ドラム21との
間に配設されている。よって、この構成では、回転ヘッ
ドドラム装置20を組み立てた後では、容易に磁気ヘッ
ド24の調整を行なうことができない。
【0038】そこで、本実施例に係るヘッド調整方法で
は、回転ヘッドドラム装置20を組み立てる作業中に、
合わせてヘッド調整処理を行なうことを特徴とするもの
である。以下、具体的なヘッド調整方法について、図4
乃至図9を用いて説明する。本実施例では、ヘッド取
付高さ及び角度割りの調整処理を、シャフト25に中
ドラム23を装着した後で、かつ、中ドラム23を上ド
ラム22及び下ドラム21に組み込む前に実施する(第
1の調整工程)。
は、回転ヘッドドラム装置20を組み立てる作業中に、
合わせてヘッド調整処理を行なうことを特徴とするもの
である。以下、具体的なヘッド調整方法について、図4
乃至図9を用いて説明する。本実施例では、ヘッド取
付高さ及び角度割りの調整処理を、シャフト25に中
ドラム23を装着した後で、かつ、中ドラム23を上ド
ラム22及び下ドラム21に組み込む前に実施する(第
1の調整工程)。
【0039】この第1の調整工程では、図4に示すよう
に、先ず中ドラム23を軸支したシャフト25をVブロ
ック50及びストッパー付きVブロック51の各V溝内
に装着する。このように、シャフト25は各ブロック5
0,51のV溝に支持されるため、その支持位置は常に
一定となる。また、ストッパー付きVブロック51にシ
ャフト25の上ドラム側端部が当接するよう構成されて
いるため、軸方向に対していも高精度に位置決めされ
る。
に、先ず中ドラム23を軸支したシャフト25をVブロ
ック50及びストッパー付きVブロック51の各V溝内
に装着する。このように、シャフト25は各ブロック5
0,51のV溝に支持されるため、その支持位置は常に
一定となる。また、ストッパー付きVブロック51にシ
ャフト25の上ドラム側端部が当接するよう構成されて
いるため、軸方向に対していも高精度に位置決めされ
る。
【0040】次に、中ドラム23を回転させつつ、ヘッ
ド取付高さ調整及び角度割りの調整を行なう。図示され
るように、各気ブロック50,51にシャフト25が支
持された状態において、中ドラム23の上部には磁気ヘ
ッド24と対向するよう高さ調整用顕微鏡52が配設さ
れている。調整処理を行なう作業者は、この調整用顕微
鏡52により各磁気ヘッド24A-1, 24A-2, 24B
-1, 24B-2の下面位置を測定する。そして、高さ補正
及び角度補正が必要な場合には、図5に示すように、中
ドラム23に設けられている調整孔33aから調整治具
を挿入して調整ネジ33を回転させ、これにより高さ補
正及び角度補正を行なう。
ド取付高さ調整及び角度割りの調整を行なう。図示され
るように、各気ブロック50,51にシャフト25が支
持された状態において、中ドラム23の上部には磁気ヘ
ッド24と対向するよう高さ調整用顕微鏡52が配設さ
れている。調整処理を行なう作業者は、この調整用顕微
鏡52により各磁気ヘッド24A-1, 24A-2, 24B
-1, 24B-2の下面位置を測定する。そして、高さ補正
及び角度補正が必要な場合には、図5に示すように、中
ドラム23に設けられている調整孔33aから調整治具
を挿入して調整ネジ33を回転させ、これにより高さ補
正及び角度補正を行なう。
【0041】このように、本実施例では第1の調整工程
において、中ドラム23を上ドラム22及び下ドラム2
1に組み込む前に、各磁気ヘッド24A-1, 24A-2,
24B-1, 24B-2のヘッド取付高さ調整及び角度割り
の調整を行なう。このため、中ドラム23を上ドラム2
2及び下ドラム21に組み込む際には、既にヘッド取付
高さ及びアジマス角は既定値に補正さた状態で組み込み
処理を行なうことができる。
において、中ドラム23を上ドラム22及び下ドラム2
1に組み込む前に、各磁気ヘッド24A-1, 24A-2,
24B-1, 24B-2のヘッド取付高さ調整及び角度割り
の調整を行なう。このため、中ドラム23を上ドラム2
2及び下ドラム21に組み込む際には、既にヘッド取付
高さ及びアジマス角は既定値に補正さた状態で組み込み
処理を行なうことができる。
【0042】また、中ドラム23を軸支したシャフト2
5を前記し各付ロック50,51に装着して調整処理を
行なうため、中ドラム23を上ドラム22及び下ドラム
21に組み込む前であっても、各磁気ヘッド24A-1,
24A-2, 24B-1, 24B-2の調整処理を高精度に実
施することができる。上記した第1の調整工程が終了す
ると、続いて第2の調整工程が実施される。この第2の
調整工程では、先ず図6に示されるように、シャフト2
5の基準位置から磁気ヘッド24の底面までの実高さT
1を測定する。本実施例では基準位置として、シャフト
25の下ドラム側端面25aを用いている(以下、ヘッ
ド位置基準面25aという)。
5を前記し各付ロック50,51に装着して調整処理を
行なうため、中ドラム23を上ドラム22及び下ドラム
21に組み込む前であっても、各磁気ヘッド24A-1,
24A-2, 24B-1, 24B-2の調整処理を高精度に実
施することができる。上記した第1の調整工程が終了す
ると、続いて第2の調整工程が実施される。この第2の
調整工程では、先ず図6に示されるように、シャフト2
5の基準位置から磁気ヘッド24の底面までの実高さT
1を測定する。本実施例では基準位置として、シャフト
25の下ドラム側端面25aを用いている(以下、ヘッ
ド位置基準面25aという)。
【0043】上記のように、ヘッド位置基準面25aか
ら磁気ヘッド24の底面までの距離である実高さT1が
測定されると、続いてシャフト25を下ドラム21に装
着する。本実施例では、このシャフト25を下ドラム2
1に装着する際、絶対高さの調整処理を行なう。前記し
たように、絶対高さT0はドラム取付基準面56から磁
気ヘッド24の下面まで寸法をいう。よって、上記のよ
うにして測定された実高さT1と、予め定められている
絶対ヘッド高さT0とを比較し、両者の間に寸法差が存
在する場合には補正処理を行なう。
ら磁気ヘッド24の底面までの距離である実高さT1が
測定されると、続いてシャフト25を下ドラム21に装
着する。本実施例では、このシャフト25を下ドラム2
1に装着する際、絶対高さの調整処理を行なう。前記し
たように、絶対高さT0はドラム取付基準面56から磁
気ヘッド24の下面まで寸法をいう。よって、上記のよ
うにして測定された実高さT1と、予め定められている
絶対ヘッド高さT0とを比較し、両者の間に寸法差が存
在する場合には補正処理を行なう。
【0044】尚、前記のように実高さT1はシャフト2
5の基準位置から磁気ヘッド24の底面までの高さであ
り、また図1に示されように下ドラム21の下端部には
凸部43(この凸部43の高さをΔTとする)が形成さ
れているため、実際の寸法の比較は絶対高さT0に凸部
の高さを加えた寸法(T0+ΔT)と、実高さT1との
比較となる。尚、以下の説明では、説明の便宜上、上記
の(T0+ΔT)を絶対高さというものとする。
5の基準位置から磁気ヘッド24の底面までの高さであ
り、また図1に示されように下ドラム21の下端部には
凸部43(この凸部43の高さをΔTとする)が形成さ
れているため、実際の寸法の比較は絶対高さT0に凸部
の高さを加えた寸法(T0+ΔT)と、実高さT1との
比較となる。尚、以下の説明では、説明の便宜上、上記
の(T0+ΔT)を絶対高さというものとする。
【0045】この実高さT1と絶対高さ(T0+ΔT)
との比較処理において差異が発生した場合には、図8に
示す高さ補正治具53を用いて絶対高さ(T0+ΔT)
の補正処理が実施される。高さ補正治具53は、本実施
例では円盤状の基台53a上に複数の補正用ボス54及
び補正用凹部55が形成された構成とされている。この
補正用ボス54はシャフト25の直径より若干小さい径
寸法を有した円柱状のボスであり、複数の各補正用ボス
54毎に高さが異なるよう構成されている。また、補正
用凹部55はシャフト25の直径より若干大きい径寸法
を有した凹部であり、複数の各補正用凹部55毎に深さ
が異なるよう構成されている。
との比較処理において差異が発生した場合には、図8に
示す高さ補正治具53を用いて絶対高さ(T0+ΔT)
の補正処理が実施される。高さ補正治具53は、本実施
例では円盤状の基台53a上に複数の補正用ボス54及
び補正用凹部55が形成された構成とされている。この
補正用ボス54はシャフト25の直径より若干小さい径
寸法を有した円柱状のボスであり、複数の各補正用ボス
54毎に高さが異なるよう構成されている。また、補正
用凹部55はシャフト25の直径より若干大きい径寸法
を有した凹部であり、複数の各補正用凹部55毎に深さ
が異なるよう構成されている。
【0046】図9では、絶対高さ(T0+ΔT)に対し
実高さT1が小さい場合の補正方法を例に挙げている。
また、絶対高さ(T0+ΔT)と実高さT1との差がt
であったとする(t=(T0+ΔT)−T1)。このよ
うに、絶対高さ(T0+ΔT)に対し実高さT1が小さ
い時には、シャフト25を上ドラム側(図中、矢印Z方
向)に移動させる必要がある。よって、高さ補正治具5
3に設けられた高さtの補正用ボス54を選択し、これ
を下ドラム21に形成されているシャフト固定孔21a
内に挿入した状態で、シャフト25をこのシャフト固定
孔21a内に圧入する。これにより、磁気ヘッド24を
絶対高さに高さ決めすることができる。
実高さT1が小さい場合の補正方法を例に挙げている。
また、絶対高さ(T0+ΔT)と実高さT1との差がt
であったとする(t=(T0+ΔT)−T1)。このよ
うに、絶対高さ(T0+ΔT)に対し実高さT1が小さ
い時には、シャフト25を上ドラム側(図中、矢印Z方
向)に移動させる必要がある。よって、高さ補正治具5
3に設けられた高さtの補正用ボス54を選択し、これ
を下ドラム21に形成されているシャフト固定孔21a
内に挿入した状態で、シャフト25をこのシャフト固定
孔21a内に圧入する。これにより、磁気ヘッド24を
絶対高さに高さ決めすることができる。
【0047】このように、第2の調整工程によれば、下
ドラム21をシャフト25に固定する作業と共に、磁気
ヘッド24の絶対ヘッド高さの調整を行なうことができ
る。尚、絶対高さ(T0+ΔT)に対し実高さT1が大
きい時は、高さ補正治具53に設けられた補正用凹部5
5を用いて同様の補正処理を行なう。上記したように、
本実施例に係る調整方法によれば、第1の調整工程及び
第2の調整工程は、回転ヘッドドラム装置20の組み立
て作業中に行なわれるため、回転ヘッドドラム装置20
が完成した後に調整処理を行なう必要はない。よって、
上ドラム22が下ドラム21上に固定された構成の回転
ヘッドドラム装置20であっても、ヘッド調整を確実に
行なうことが可能となる。
ドラム21をシャフト25に固定する作業と共に、磁気
ヘッド24の絶対ヘッド高さの調整を行なうことができ
る。尚、絶対高さ(T0+ΔT)に対し実高さT1が大
きい時は、高さ補正治具53に設けられた補正用凹部5
5を用いて同様の補正処理を行なう。上記したように、
本実施例に係る調整方法によれば、第1の調整工程及び
第2の調整工程は、回転ヘッドドラム装置20の組み立
て作業中に行なわれるため、回転ヘッドドラム装置20
が完成した後に調整処理を行なう必要はない。よって、
上ドラム22が下ドラム21上に固定された構成の回転
ヘッドドラム装置20であっても、ヘッド調整を確実に
行なうことが可能となる。
【0048】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、下ドラムの上部に上ドラムを固定した状態
において、上ドラムと下ドラムとの間に位置ずれが発生
することを防止でき、よって各ドラムは高精度に位置決
めされるため、精度の高い回転ヘッドドラム装置を実現
することができる。
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、下ドラムの上部に上ドラムを固定した状態
において、上ドラムと下ドラムとの間に位置ずれが発生
することを防止でき、よって各ドラムは高精度に位置決
めされるため、精度の高い回転ヘッドドラム装置を実現
することができる。
【0049】また、請求項2記載の発明によれば、磁気
ヘッドと電子部品との距離を近接させることができ、よ
って磁気記録が高密度化及び高容量化しても磁気ヘッド
から電子部品までの配線長が短いため、配線部分におけ
る信号の劣化を防止することができ、良好な磁気記録再
生処理を行なうことが可能となる。
ヘッドと電子部品との距離を近接させることができ、よ
って磁気記録が高密度化及び高容量化しても磁気ヘッド
から電子部品までの配線長が短いため、配線部分におけ
る信号の劣化を防止することができ、良好な磁気記録再
生処理を行なうことが可能となる。
【図1】本発明の一実施例であるヘッド調整方法を適用
しうる回転ヘッドドラム装置の部分断面図である。
しうる回転ヘッドドラム装置の部分断面図である。
【図2】本発明の一実施例であるヘッド調整方法を適用
しうる回転ヘッドドラム装置の斜視図である。
しうる回転ヘッドドラム装置の斜視図である。
【図3】図1及び図2に示す回転ヘッドドラム装置に設
けられるシャフトを拡大して示す図である。
けられるシャフトを拡大して示す図である。
【図4】本発明の一実施例であるヘッド調整方法の第1
の調整工程を説明するための図である(その1)。
の調整工程を説明するための図である(その1)。
【図5】本発明の一実施例であるヘッド調整方法の第1
の調整工程を説明するための図である(その2)。
の調整工程を説明するための図である(その2)。
【図6】本発明の一実施例であるヘッド調整方法の第2
の調整工程を説明するための図である(その1)。
の調整工程を説明するための図である(その1)。
【図7】中ドラムに対する磁気ヘッドの取付構造を説明
するための図である。
するための図である。
【図8】本発明の一実施例であるヘッド調整方法の第2
の調整工程を説明するための図である(その2)。
の調整工程を説明するための図である(その2)。
【図9】本発明の一実施例であるヘッド調整方法の第2
の調整工程を説明するための図である(その3)。
の調整工程を説明するための図である(その3)。
【図10】従来の回転ヘッドドラム装置及びヘッド調整
方法を説明するための図である(その1)。
方法を説明するための図である(その1)。
【図11】従来の回転ヘッドドラム装置及びヘッド調整
方法を説明するための図である(その2)。
方法を説明するための図である(その2)。
【図12】図11に示す回転ヘッドドラム装置を異なる
位置から見た斜視図である。
位置から見た斜視図である。
20 回転ヘッドドラム装置 21 下ドラム 22 上ドラム 23 中ドラム 24,24A-1, 24A-2, 24B-1, 24B-2 磁気
ヘッド 25 シャフト 25a ヘッド位置基準面 26 モータ部 27 ロータリートランス 28 スペーサ 29A,29B ベアリング 30 ヘッドベース 32 予圧スプリング 33 調整ネジ 33a ネジ孔 34 信号用フレキシブル基板 36 マグネット 37 回転カラー 40 ヨーク 41 IC 42 チップ部品 50 Vブロック 51 ストッパー付きVブロック 52 高さ調整用顕微鏡 53 高さ補正治具
ヘッド 25 シャフト 25a ヘッド位置基準面 26 モータ部 27 ロータリートランス 28 スペーサ 29A,29B ベアリング 30 ヘッドベース 32 予圧スプリング 33 調整ネジ 33a ネジ孔 34 信号用フレキシブル基板 36 マグネット 37 回転カラー 40 ヨーク 41 IC 42 チップ部品 50 Vブロック 51 ストッパー付きVブロック 52 高さ調整用顕微鏡 53 高さ補正治具
Claims (1)
- 【請求項1】 シャーシに固定される下ドラムと、該下
ドラムに配設されたシャフトと、該シャフトの上端部に
固定された上ドラムと、前記シャフトに回転自在に軸承
されると共に磁気記録再生処理を行なう複数の磁気ヘッ
ドが設けられた中ドラムとを具備する回転ヘッドドラム
装置に対し、前記磁気ヘッドのヘッド調整を行なう回転
ヘッドドラム装置のヘッド調整方法において、 前記中ドラムを前記上ドラム及び下ドラムに組み込む前
に、前記中ドラムを軸支した前記シャフトを支持する治
具に装着し、前記中ドラム回転させつつ前記複数の磁気
ヘッド間の取付角度調整と磁気ヘッド間の高さ調整を行
なう第1の調整工程と、 該第1の調整工程の終了後、前記シャフトの基準位置か
ら前記磁気ヘッドまでの実高さT1を測定すると共に、
該実高さT1と予め定められている絶対ヘッド高さT0
とを比較し、両者の間に寸法差が存在する場合には、前
記シャフトを前記下ドラムに配設する際に補正治具を用
いて前記寸法差を補正する第2の調整工程とを有するこ
とを特徴とする回転ヘッドドラム装置のヘッド調整方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10248820A JP2000076635A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 回転ヘッドドラム装置のヘッド調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10248820A JP2000076635A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 回転ヘッドドラム装置のヘッド調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000076635A true JP2000076635A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17183908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10248820A Pending JP2000076635A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 回転ヘッドドラム装置のヘッド調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000076635A (ja) |
-
1998
- 1998-09-02 JP JP10248820A patent/JP2000076635A/ja active Pending
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