JP3163517U - 防犯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】後部座席或いはレジスター設置部等で、客を装った凶悪犯がいざ犯行に及ぶ非常時に、瞬時に凶悪犯を撃退や拘束する防犯装置を提供する。【解決手段】後部席のある乗用車の運転席又は助手席100或いはコンビニエンスストアー等の店舗や銀行のレジスター設置部等の接客部に設けるもので、運転手又はレジスター係りの店員や行員の近傍に常設した非常操作機構を無線操作、有線操作、手動操作して折畳式防犯ガスバッグのガス導入膨張袋をガス膨出拡張させて犯人側に瞬時に飛び出させる防犯装置を構成する。さらに、前記折畳式防犯ガスバッグ400はガス導入膨張袋を複数に分割して形成し、前記ガス導入膨張袋各々へのガス導入部に逆止弁を設け、ガス導入膨張袋に犯人拘束用の凹部を設け、ガス導入膨張袋の表面に犯人の衣服に引っ掛かるフックを設ける。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば賃走タクシーの運転席、コンビニエンスストア等の各種店舗のレジスター、銀行等の現金扱いカウンター等その他類似場所に設置して、客になりすまして豹変し凶悪する犯人から運転手や店員、行員等を守る防犯装置に関するものである。
例えば賃走タクシーに乗車して賃走料金を略奪し、最悪の場合は運転手を殺害する等の凶悪犯が後を絶たない。
またコンビニエンスストアー等の各種店舗のレジスターや銀行等の現金扱いカウンター等に押し入る現金強盗も同様である。
これを防止するために特許文献1などで紹介のように運転席と後部の乗客席との間を透明板で仕切るなどの防犯装置が種々開発され一部採用されている。
透明仕切板装置は、改装費が高額であるばかりか、平常時の運転手と乗客とのコミュニケーションと料金の授受には不都合が生じるが必要最小の空間が必要であり完全な仕切りは不可能であり完全に遮断することはできない。従ってこの僅かな隙間が犯行の致命的なスキになる。
コンビニエンスストアー等の店舗のレジスターでは商品の確認作業があり前記透明仕切板の装置等は不可能であり、無防備に近い。
この問題を解決するため本考案者は特許文献2の考案を行った。
特許文献2は「非常操作機構により折畳式防犯ガスバッグをガス膨張させてお客様側に向けた非常蓋から瞬時に飛び出させる防犯装置」であるが、折畳式防犯ガスバッグはインフレータからのガスによる急激な膨張でも破れない強度の材質にするものの、犯人が接触してくることによる衝撃に耐え、及び犯人を抑え込みしかも、凶悪犯の反撃により切損・破損しない材質にすることは極めて困難であり限界がある。しかも折畳式防犯ガスバッグは単袋のため凶悪犯の反撃で切損・破損されるとガス放出して防御機能を喪失してしまう。
実用新案登録第3067340号公報 実用新案登録第3159335号公報
本考案は、お客様との間を仕切ることなく、通常は全く目立ない内蔵型の簡単な機構を備えて、平常時の客様との関係を良好に維持しながら、客を装った凶悪犯がいざ犯行に及ぶ非常時に、瞬時に凶悪犯を確実に撃退若しくは拘束する防犯装置を提供する。
特に凶悪犯の反撃で折畳式防犯ガスバッグが切損・破損を受けてもその部分のみからのガス放出でとどめておき健全部分には影響を与えないで凶悪犯からの防御機能及び撃退機能を維持する防犯装置を提供するものである。
本考案は賃走タクシーの運転席、コンビニエンスストア等の各種店舗のレジスター、銀行等の現金扱いカウンター等その他類似場所に設置して、客になりすまして豹変し凶悪する犯人から運転手や店員、行員等を守る防犯装置でありその特徴とするところは、次の(1)〜(4)のとおりである。
(1)、非常操作機構により折畳式防犯ガスバッグをガス膨張させてお犯人側に瞬時に飛び出させる防犯装置において、前記折畳式防犯ガスバッグは複数に分割して形成したことを特徴とする防犯装置。
(2)、前記ガス導入膨張袋へのガス導入部に逆止弁を設けたことを特徴とする前記(1)に記載の防犯装置。
(3)、前記ガス導入膨張袋の表面に犯人の衣服に引っ掛かるフックFを設けたことを特徴とする前記(1)に記載の防犯装置。
(4)、前記ガス導入膨張袋の中央部に犯人の胴部を包む凹部400−1−8を形成したことを特徴とする前記(1)に記載の防犯装置。
本考案の防犯装置は、賃走タクシーの運転席、コンビニエンスストア等の各種店舗のレジスター、銀行等の現金扱いカウンター等その他類似場所に設置して、客になりすまして豹変し凶悪する犯人から運転手や店員、行員等を守る防犯装置である。通常はお客様との間を仕切ることなく、全く目立ない内蔵型の簡単な機構を備えて、平常時の客様との関係を良好に維持しながら、客を装った凶悪犯がいざ犯行に及ぶ非常時に、瞬時に凶悪犯を撃退するものである。
タクシーの場合は、乗客を装った凶悪犯が車中でいざ犯行に及ぶ非常時に、GPSを利用した遠隔監視モニターシステムにより或いは運転手が運転席の近傍に常設してある非常操作機構を無線操作、有線操作、手又は足で手動操作するのみで防犯ガスバッグを瞬時に凶悪犯側に膨発拡大させて凶悪犯に衝撃を与えると共に後部席との間に抑え込み拘束して防御し運転手の安全を確保するものである。
コンビニエンスストアー等の店舗のレジスター設置部の場合は、買い物客を装った凶悪犯がレジスター係り員の前でいざ犯行に及ぶ非常時にGPSを利用した遠隔監視モニターシステムにより或いはレジスター係り員がレジスター近傍に常設してある非常操作機構を当該店員又は他の店員が操作するのみで防犯ガスバッグを瞬時に凶悪犯側に膨発拡大させて凶悪犯に強烈な衝撃とショックを与えて撃退し、またはレジスター前の側壁や什器等との間に抑え込み拘束して防御し店員・行員の安全を確保するものである。
しかも本考案は、凶悪犯の反撃で折畳式防犯ガスバッグのガス導入膨張袋が切損・破損されガス放出しても他のガス導入膨張袋への影響を皆無にして、防犯ガスバッグの凶悪犯抑え込み拘束機能を維持して運転手や店員の安全を確保するものである。
よって本考案の防犯装置は、タクシー業界及びコンビニエンスストアー等の店舗業界、銀行などの現金取り扱い業界での防犯営業に多大な貢献をすることができるものである。
タクシーの車内に本考案の防犯装置を設置した実施例1を示す斜視説明図(1)と要部拡大側断面説明図(2)である。 図1に示す防犯装置がタクシー車内での非常事態時に実施例1を実施した場合の状況を示す斜視説明図である。 本考案における折畳式防犯ガスバッグ400内のス導入膨張袋400−1の配置例1でありA−A図はB−B図の矢視A−Aからの裏面説明図で、B−B図はA−A図の矢視B−Bからの横断面図である。 本考案における折畳式防犯ガスバッグ400内のス導入膨張袋400−1の配置例2で、図3−1のB−B図同様の横断面図である。 本考案における折畳式防犯ガスバッグ400内のス導入膨張袋400−1の配置例3で、図3−1のA−A図同様の裏面説明図である。 本考案における折畳式防犯ガスバッグ400内のス導入膨張袋400−1の配置例4で、図3−1のA−A図同様の裏面説明図である。 本考案における折畳式防犯ガスバッグ400内のス導入膨張袋400−1の配置例5で、図3−1のA−A図同様の裏面説明図である。 本考案における折畳式防犯ガスバッグ400内のス導入膨張袋400−1の配置例6で、図3−1のA−A図同様の裏面説明図である。 本考案における折畳式防犯ガスバッグ400内のス導入膨張袋400−1の配置例7で、図3−1のB−B図同様の横断面図である。 本考案における折畳式防犯ガスバッグ400内のス導入膨張袋400−1の配置例8で、図3−1のB−B図同様の横断面図である。 本考案における折畳式防犯ガスバッグ400内のス導入膨張袋400−1の配置例9で 本考案における逆止弁の他の配置例(1)〜(3)を示す説明図である。 図3−1例の導入膨張袋400−1の表面に引っ掛かりフックFの植設布FSを貼った例で一部拡大して示す説明図である。 本考案の防犯装置をコンビニエンスストア等の店舗や銀行などの現金取り扱い窓ロレジスターRS置き場のカウンターCTの直下にCのように犯人側に向けて膨発拡大可能に常設した側面説明図である。
本考案を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
実施例1を図1に示す。
本実施例1の防犯装置は、普通乗用車の運転席のヘッドレス200及び運転席と助手席100との間で運転席横にAとBを設けたものであるが、図6の例に示すようにコンビニエンスストア等の店舗や銀行などの現金取り扱い窓口レジスターRS置き場のカウンターCTの直下や両サイド又はレジスターの設置部の下方にCのように犯人側に向けて膨発拡大可能に単数若しくは複数個を目立たないように常設する。
本例の普通乗用車防犯装置AとBは、運転席のヘッドレス200内にAと及び運転席と助手席との間の横ボックスBOX内にBを収容したもので、同一仕様のインフレータ300とこれに接続した折畳式防犯ガスバッグ400とを内蔵し、前記防犯ガスバッグ400がガス膨張時に瞬時に飛び出すことを可能にした非常蓋600を後方座席側に設け、前記インフレータ300の電子点火装置:イグナイタ301を非常作動させる非常操作機構500を設けてなる。
また前記非常操作機構500として、イグナイタ301を無線又は有線で点火作動させる遠隔信号操作受信器501と発信器502を設け、遠隔信号操作発信機502を運転席の近傍例えばハンドル、ブレーキ近く、座席再度、前ドアー、コックピットの計器盤などに常設し、或いはGPSや近距離無線機を利用した車内監視モニターシステムに遠隔信号操作発信機502を併設して車外(店外や店内監視室)からの遠隔操作をも可能にしてなる。
またイグナイタ301を手動で点火作動させる牽引機構503を併設し、牽引機503構の操作端503aを運転席や当該カウンターの近傍例えばハンドル、ブレーキ近く、座席再度、前ドアー、コックピットの計器盤などに常設し、或いは当該カウンターの足元や隣接カウンター等に常設する.
前記非常操作機構500は、図示していないが、他に別途設置している非常ベル、非常灯や非常クラクション警報装置に接続してこれらを同時に作動させ外部に放知するシステムとして適用してある。
勿論本防犯装置にこれらを適宜に組み込んでも良い。また撃退ガス噴射装置やスタンガンの併設も同様に好ましい。
ヘッドレス200は交換可能にしてあるため、各車種に互換性のあるオプション品として製作しておくことができる。
防犯ガスバッグ400は、図1(1)示のように平常時、大きく任意の形に膨張展開容易に予め折り畳んだ状態でバッグケース内に収容してある。
防犯ガスバッグ400は、インフレータ300からのガスにより急膨張し、犯人に強烈な衝撃を与えると共に犯人との間を遮断し犯人からの攻撃から運転手や店員、行員を守り防御する。
そしてこの後は犯人を抑え込むだり撃退したりするための部品である。したがって、インフレータ300からのガスによる急激な膨張および犯人が接触してくることによる衝撃に強い強度を持ち、犯人を抑え込むことが可能な材質が好ましい。
材質は66ナイロン、布地材料等のノンコート、或いは熱等からの保護のためクロロプレンゴム、シリコンゴム等の表面コーティングしたものでよい。
防犯ガスバッグ400は、図3−1〜図3−8の配置例1〜8に示すように複数のガス導入膨張袋400−1を並列分割して形成してある。
各ガス導入膨張袋400−1は、ガス放出管306から直接分岐したガス分岐管を介して、或いはガス分配室400−5を介して分岐したガス導入管(ガス導入口)400−2からガスを導入して単独でガス膨張維持機能を有する。
逆止弁の設置場所は、ガス導入膨張袋400−1へのガス導入部である例えば図4(3)に示すようにガス放出管306からガス導入管400−2を分岐しガス導入管400−2の入り口に逆止弁400−3を設けたり、図4(2)の例のようにガス分岐管400−5に逆止弁400−3を設けたり、或いは図4(3)の例のようにガス放出管306に逆止弁400−3を設けるなど適所に設置してガス導入膨張袋400−1からのガス逆流を防止して各ガス導入膨張袋400−1の全部または単独によるガス膨張維持機能を高める。従ってガス導入膨張袋400−1に孔を明けられても他のガス導入膨張袋400−1のガス膨張維持機能に与える影響を僅少に抑制する。
逆止弁のタイプは、圧力差で開閉作動する単純な逆流防止用の弾性板弁式の逆止弁やボール弁式逆止弁、或いは電動式や手動式の逆止弁など公知の機構の逆止弁を任意に採用することができる。
図3−6、と図3−9に示す例のように逆止弁400−3を設置しない場合は、破られたガス導入膨張袋400−1には他のガス導入膨張袋からのガスが流入して補完する。この他のガス導入膨張袋からのガス流入は、防犯ガスバッグ400全体のガス膨張状態を暫減縮小していくが、防壁機能と犯人を撃退し或いは拘束する機能が喪失するまでには数十秒かかり、犯人からの避難動作、通報動作等の余裕時間は確保できる。
このように防犯ガスバッグ400は、凶悪犯に対して膨張突出して防壁を瞬時に形成し、強烈な衝撃を与えて反撃を防止し撃退又は拘束するが、この後になおかつ、凶悪犯が反撃してきて、ガス導入膨張袋400−1の一部が切損・破損されガス放出しても他のガス導入膨張袋への影響を軽減(:逆止弁無の場合)又は皆無(:逆止弁有の場合)にして、防犯ガスバッグ400による防壁機能と凶悪犯の抑え込み拘束機能を維持して運転手や店員、行員の逃避(避難)を可能にし安全を確保すると共に他への通報動作の余裕を確保して、犯行被害を皆無又は僅少に止めて犯人逮捕に貢献するのである。
図3−1に示す防犯ガスバッグ400のガス導入膨張袋400−1の並列分割配置例1は、縦状に直線的に平行配置し、中央部を太くし両サイドにかけて暫細して、犯人との防壁機能を高め且つ拘束力分布を中央部に強調して犯人の胴体等の自由を強力に拘束させるものである。
図3−2に示す防犯ガスバッグ400のガス導入膨張袋400−1の並列分割配置例2は、縦状に直線的に平行配置し、中央部を細くし両サイドにかけて暫太して、犯人との防壁機能を高め且つ拘束力分布を左右に強調変化させ犯人の胴体等を包むと共に両腕等の自由を強力に拘束させるものである。
図3−3に示す防犯ガスバッグ400のガス導入膨張袋400−1の並列分割配置例3は、中央部の円形部を中心に同心円的にドーナツ形状として、犯人との防壁機能を高め且つ拘束力分布を放射状に変化させ犯人への衝撃を強烈なものにしものである。
図3−4に示す防犯ガスバッグ400のガス導入膨張袋400−1の並列分割配置例4は、横状に直線的に平行配置し、中央部を太くし上下にかけて暫細して、犯人との防壁機能を高め且つ拘束力分布を中央部に強調して犯人の胴体と両腕等の自由を強力に拘束させるものである。
この防犯ガスバッグ400は、ガス導入膨張袋400−1の一部を、複数のガス導入膨張袋400−1−1を直列に連通口400−2−1で接続したガス導入膨張袋400−1を混在させ切損時のガス抜け速度を遅延させる多数分割型にしてある。
図3−5に示す防犯ガスバッグ400のガス導入膨張袋400−1の並列分割配置例5は、横状に直線的に平行配置し、中央部を細くし上下にかけて暫太して、犯人との防壁機能を高め且つ拘束力分布を上下に強調変化させ犯人の頭部胴体等を包むと共に両腕等の自由を強力に拘束させるものである。
図3−6に示す防犯ガスバッグ400のガス導入膨張袋400−1の並列分割配置例6は、左右に球状にして配置して犯人との防壁機能を高め且つ特に犯人の左右に強力な衝撃を与え且つ拘束すると共に胴体に強力な衝撃を与えて挟持拘束するものである。図3−6に示すガス導入膨張袋400−1の変形例としては楕円球形、角錐形、円錐形、円柱形、角柱形、三角形、四角形等の多角形、あるいは全体がハート型でその左右に分離して配置すれば、特に犯人の両手とその近傍を強力な衝撃を与えて拘束すると共に胴体に強力な衝撃を与えて強力に挟持拘束するものである。
図3−7に示す防犯ガスバッグ400のガス導入膨張袋400−1の並列分割配置例7は、全体が針山形で、半球面のガス分配室400−5の表面に突起状のガス導入膨張袋400−1を多数連通植設し、個々のガス導入膨張袋400−1は犯人側に向けて突起して分離配置したもので、突起状のガス導入膨張袋400−1はその全てで犯人との防壁機能を高め且つ犯人に強力な衝撃を与えてひるませると共に首の両サイド、両手の上下左右、両足の左右胴体の左右等体のいたるところに入り込み強力に挟持拘束し犯人の反逆を阻止する効果が大きい。
図3−8に示す防犯ガスバッグ400のガス導入膨張袋400−1の並列分割配置例8は、図3−1に示す例の変形例であり、中央部のガス導入膨張袋400−1にはその中央部に犯人の胴体を包む凹部400−1−8を形成したもので、この凹部400−1−8に犯人を包み込んで衝撃を与えて犯人との防壁機能を高め且つ、両サイドのガス導入膨張袋400−1でその状態を強力に保持して犯人を強力に挟持拘束し犯人の反逆を阻止する効果が大きい。
図3−9に示す防犯ガスバッグ400のガス導入膨張袋400−1の並列分割配置例9は、図3−6に示す例の変形例であり、三個の球状ガス導入膨張袋を配置して犯人との防壁機能を高め且つ特に犯人の左右と頭部等に強力な衝撃を与え且つ拘束すると共に胴体に強力な衝撃を与えて挟持拘束するものである。
防犯ガスバッグ400のガス導入膨張袋400−1は、前例の他に例えば楕円形、円形、乱放射状形、星形、クモの巣型、投網形、針山形等の形状と大きさ(容量)を、車内のレイアウト或いは店舗、銀行などのレジスター周りのレイアウト等に応じて形成設定すればよい。ガス導入膨張袋400−1の表面即ち犯人に接触する面は、凸凹にして衝撃を強くしたり、又は、図5に示すようにマジックテープ(商標登録)のように弾性があり衣服に引っ掛かり易い先端かぎ型の引っ掛かりフックFの植設布FSを全面に或いは部分的に貼って、犯人拘束機能をより高めることもできる。
ガス導入膨張袋400−1の並列分割配置例は、前記例に限らず前例を部分的に或いは全部を適宜に組み合わせて配置し、逆止弁も同一の防犯ガスバッグ400内でガス導入膨張袋400−1の容量の大きさに応じて適所に配置したり、或いは犯人から切損、破損を受けやすいか否かの部位に応じて、ガス導入膨張袋400−1を配置することにより防壁機能と拘束・撃退機能に優れたものにすることができる。
また、スタンガンの両電極を防犯ガスバッグ400の表面に突起配置して電撃ショックを同時に与えて犯人を完全に無抵抗状態にするかあるいは撃退するようにしても良い。
インフレータ300は、事件発生時に遠隔信号操作器501又は牽引機構502の迅速操作でイグナイタ301を作動させガスを爆発的に発生させガス放出管306から防犯ガスバッグ400内のガス導入膨張袋400−1に放出し防犯ガスバッグ400を瞬時に急速膨張させて図1の(2)と(3)に示すように非常蓋600を開けここから客席側に飛び出させて図2に示すように凶悪犯Xを抑え込み拘束し運転手の安全を確保するものである。
非常蓋600は、平常時は係合閉止させて目立たないようにしておき、非常時に防犯ガスバッグ400の爆発的な膨張力で係合閉止が外れ、客席側に回動開放可能にヒンジタイプにしてある。
非常蓋600の他の例は、両開きタイプ、多数枚の軟質ラバーの片支持タイプ、開閉自在に形成したカーテンタイプ等を適宜採用する。
本例におけるインフレータ300は、図1の(1)に代表して示すように、ケース302、イグナイタ301(点火装置)、着火剤303、ガス発生剤304、ガス放出管306とそれに設けたフィルタ305からなる公知のディスクタイプインフレータであり、遠隔信号操作器501又はペダル式牽引機構502−2又は紐式牽引機構502によりイグナイタ301が作動し、着火剤303を介してガス発生剤304を燃焼させる。この燃焼により発生したガス(窒素ガス)はフィルタ305により冷却および燃焼残査除去をされて、ガス放出管306からケース302外のガス導入管400−2を介してバッグ400内のガス導入膨張袋400−1に噴出され膨張させる。
図6に示す店舗や銀行窓口カウンターTCのレジスターRSの下に設置の防犯装置Cにおいても前記同様のディスクタイプインフレータを用いてあるが店員や行員の足により踏み込み作動させるペダル式牽引機構502−2によりイグナイタ301を点火作動させるものでその他は主な構成部のみを表示し同様の符号を付してある。
その他のインフレータとして、構成は前記ディスクタイプとほぼ同様であるが発生ガス量のコントロール(すなわちガス発生剤の量の増減)がシリンダの長さを変えて可能な公知のシリンダタイプインフレータ、高圧容器内にガスを充填してある高圧ガスと推進薬を組み合わせたハイブリッドタイプインフレータ等を適宜選択採用してもよい。
本考案の防犯装置は、賃走タクシーの運転席、コンビニエンスストア等の各種店舗のレジスター、銀行等の現金扱いカウンター等その他類似場所に設置して、客になりすまして豹変し凶悪する犯人から運転手や店員、行員等を守る防犯装置である。通常はお客様との間を仕切ることなく、全く目立ない内蔵型の簡単な機構を備えて、平常時の客様との関係を良好に維持しながら、客を装った凶悪犯がいざ犯行に及ぶ非常時に、瞬時に凶悪犯を撃退するものである。
タクシーの場合は、乗客を装った凶悪犯が車中でいざ犯行に及ぶ非常時に、GPSを利用した遠隔監視モニターシステムにより或いは運転手が運転席の近傍に常設してある非常操作機構を無線操作、有線操作、手動操作するのみで防犯ガスバッグを瞬時に凶悪犯側に膨発拡大させて凶悪犯を抑え込み拘束する。
コンビニエンスストアー等の店舗のレジスター設置部の場合は、買い物客を装った凶悪犯がレジスター係り員の前でいざ犯行に及ぶ非常時にGPSを利用した遠隔監視モニターシステムにより或いはレジスター係り員がレジスター近傍に常設してある非常操作機構を当該店員又は他の店員が操作するのみで防犯ガスバッグを瞬時に凶悪犯側に膨発拡大させて凶悪犯を抑え込み拘束する。
しかも本考案は、凶悪犯の反撃で折畳式防犯ガスバッグのガス導入膨張袋が切損・破損されガス放出しても他のガス導入膨張袋への影響を皆無にして、防犯ガスバッグの凶悪犯抑え込み拘束機能を維持して運転手や店員の安全を確保するものである。
よって本考案の防犯装置は、タクシー業界及びコンビニエンスストアー等の店舗業界、銀行などの現金取り扱い業界での防犯営業に多大な貢献をすることができるものである。
100 運転席又は助手席
200 ヘッドレス
300 インフレータ
306 ガス放出管
400 防犯ガスバッグ
500 非常操作機構
600 非常蓋
400−1 ガス導入膨張袋
400−2 ガス導入管
400−3 逆止弁

Claims (4)

  1. 非常操作機構により折畳式防犯ガスバッグのガス導入膨張袋をガス膨張させて犯人側に瞬時に飛び出させつ防犯装置において、前記折畳式防犯ガスバッグは複数のガス導入膨張袋を分割して形成したことを特徴とする防犯装置。
  2. 前記ガス導入膨張袋へのガス導入部に逆止弁を設けたことを特徴とする請求項1に記載の防犯装置。
  3. 前記ガス導入膨張袋の表面に犯人の衣服に引っ掛かるフックFを設けたことを特徴とする請求項1に記載の防犯装置。
  4. 前記ガス導入膨張袋の中央部に犯人の胴部を包む凹部400−1−8を形成したことを特徴とする請求項1に記載の防犯装置。
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