JP3163169B2 - 安定化高分子材料組成物 - Google Patents
安定化高分子材料組成物Info
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Description
組成物に関し、詳しくは、特定のフェノール化合物を添
加してなる安定化された高分子材料組成物に関する。
ピレン、ABS、ポリ塩化ビニル等の高分子材料は一般
に光の効果に対して敏感であり、その作用により劣化
し、変色或いは機械的強度の低下等を引き起こし、長期
の使用に耐えないことが知られている。
の添加剤が単独あるいは種々組み合わされて用いられて
きた。これらの添加剤の中でもフェノール系抗酸化剤は
その安定化効果が大きく、広く用いられてきた。しかし
ながらこれらの従来の抗酸化剤は樹脂との低相溶性等に
より、比較的短時間でその効果が失われることが多く、
特に屋外あるいは湿潤雰囲気下ではその効果が急速に失
われることが多い。また、合成樹脂を高温で加工する際
にも、その効果が失われてしまい、実用上満足のいくも
のではなかった。
状に鑑み鋭意検討を重ねた結果、高分子材料に、特定の
フェノール化合物を添加することによって前記問題点が
解決され、高分子材料の耐熱性、耐候性、加工性が著し
く改善されることを見出し本発明を完成した。
量部に対し、次の一般式(I)で表されるフェノール化
合物0.005〜5重量部を添加してなる、安定化され
た成形品製造用高分子材料組成物を提供するものであ
る。
ル基としてはメチル、イソプロピル、第三ブチル、第三
オクチル等の基があげられ、好ましくは第三ブチルであ
り、Xで表される残基を提供するアルコールとしては、
メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノ
ール、ブタノール、イソブタノール、ペンタノール、ヘ
キサノール、ヘプタノール、オクタノール、2−エチル
ヘキサノール、ノナノール、デカノール、ウンデカノー
ル、ドデカノール、トリデカノール、テトラデカノー
ル、ペンタデカノール、ヘキサデカノール、ヘプタデカ
ノール、オクタデカノール、ノナデカノール、イコサノ
ール、ヘンイコサノール、ドコサノール、トリアコンタ
ノールなどの一価アルコール、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレン
グリコール、ヘキシレングリコール、ヘプチレングリコ
ール、オクチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
チオジエチレングリコール、グリセリン、トリメチロー
ルエタン、トリメチロールプロパン、ジグリセリン、ペ
ンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、3,1
1−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)
−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウ
ンデカン、2,2−ビス〔4−(2−ヒドロキシエトキ
シ)フェニル〕プロパン、ソルビトール、マンニトール
などの多価アルコールが例示される。
(I)で表される化合物としては、例えば、次に示すよ
うな化合物があげられる。
分子材料100重量部に対して、0.005〜5重量部
好ましくは0.01〜3重量部である。
3−アルキルビフェニルとアクリル酸アルキルを反応さ
せ、その後必要に応じてXで表される残基を与えるアル
コールとエステル交換反応させることによって容易に合
成することができる。これら化合物の具体的な合成例を
下記に示すが、合成法はこれによって限定されるもので
はない。
チルビフェニル45.26gおよび水酸化カリウム1.
12gを仕込み、窒素を通気しながら100℃で1時間
攪拌しながら反応させた。その後90℃で15mmHg
の減圧下で2時間かけて脱水した後、アクリル酸メチル
20.66gを3時間かけて滴下し、その後110度で
13時間反応させた。その後水洗、中和し、イソプロピ
ルアルコールで再結晶して融点98℃の白色粉末を得
た。
(OH伸縮)、1720cm-1(CO伸縮)に吸収が観
察され、プロトンNMR測定の結果、δ値1.43pp
m(9H,s)、2.73ppm(4H,t,t)、
3.62ppm(3H,s)、5.40ppm(1H,
s)、6.88ppm(1H,d)、7.12ppm
(1H,d)、7.38ppm(5H,s)であり目的
物であることを確認した。
9.37gおよびステアリルアルコール8.52gを仕
込み、100℃で溶解させた後、ナトリウムメトキサイ
ド0.2gを仕込み、140℃まで昇温して、15mm
Hgまで減圧して1時間反応させた。その後水洗、中和
し、ヘキサンで再結晶して融点56℃の白色粉末を得
た。
(OH伸縮)、3500cm-1(OH伸縮)、1720
cm-1(CO伸縮)に吸収が観察され、プロトンNMR
測定の結果、δ値1.10〜1.60ppm(35H,
9H,m)、2.77ppm(4H,t,t)、4.0
7ppm(2H,t)、5.33ppm(1H,s)、
6.88ppm(1H,d)、7.10ppm(1H,
d)、7.40ppm(5H,s)であり目的物である
ことを確認した。
9.37gおよびペンタエリスリトール1.09gを仕
込み、100℃で溶解させた後、ナトリウムアミド0.
2gを仕込み、140℃まで昇温して、15mmHgま
で減圧して1時間反応させた。その後水洗、中和し、ヘ
キサンで再結晶して融点62〜65℃の白色粉末を得
た。
(OH伸縮)、1730cm-1(CO伸縮)に吸収が観
察され、プロトンNMR測定の結果、δ値1.37pp
m(36H,s)、2.71ppm(16H,t,
t)、3.97ppm(8H,s)、5.33ppm
(4H,s)、6.85ppm(4H,d)、7.07
ppm(4H,d)、7.38ppm(20H,s)で
あり目的物であることを確認した。
分子材料としては、例えば、高密度、低密度または直鎖
状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−
1、ポリ−3−メチルペンテン、エチレン−プロピレン
共重合体等のα−オレフィンの単重合体または共重合
体、これらのα−オレフィンと共役ジエンまたは非共役
ジエン等の多不飽和化合物、アクリル酸、メタクリル
酸、酢酸ビニル等との共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロ
ピレン、ポリフッ化ビニリデン、塩化ゴム、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共重合
体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル
−塩化ビニリデン−酢酸ビニル三元共重合体、塩化ビニ
ル−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−マレイ
ン酸エステル共重合体、塩化ビニル−シクロヘキシルマ
レイミド共重合体、塩化ビニル−シクロヘキシルマレイ
ミド共重合体等の含ハロゲン樹脂、石油樹脂、クマロン
樹脂、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、
スチレン及び/又はα−メチルスチレンと他の単量体
(例えば、無水マレイン酸、フェニルマレイミド、メタ
クリル酸メチル、ブタジエン、アクリロニトリル等)と
の共重合体(例えば、AS樹脂、ABS樹脂、耐熱AB
S樹脂等)、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラー
ル、ポリエチレンテレフタレート及びポリテトラメチレ
ンテレフタレート等の直鎖ポリエステル、ポリフェニレ
ンオキサイド、ポリカプロラクタム及びポリヘキサメチ
レンアジパミド等のポリアミド、ポリカーボネート、ポ
リアセタール、ポリフェニレンサルファイド、ポリウレ
タン、繊維素系樹脂等の熱可塑性合成樹脂、フェノール
樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂、更に、イソプレ
ンゴム、ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合ゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、エチ
レンとプロピレン、ブテン−1等のα−オレフィンとの
共重合体ゴム、更にエチレン−α−オレフィンおよびエ
チリデンノルボルネン、シクロペンタジエン等の非共役
ジエン類との三元共重合体ゴム等のエラストマーであっ
ても良く、これら樹脂および/またはエラストマーをブ
レンドしたものであっても良い。
他の汎用の抗酸化剤、紫外線吸収剤、安定剤等の添加剤
を併用することができる。
しては、フェノール系、硫黄系、ホスファイト系等の抗
酸化剤および紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定
剤などがあげられる。
ば、2,6−ジ第三ブチル−p−クレゾール、2,6−
ジフェニル−4−オクタデシロキシフェノール、ステア
リル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロピオネート、ジステアリル(3,5−ジ第三
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホネート、チオ
ジエチレングリコールビス〔(3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,6−
ヘキサメチレンビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサ
メチレンビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオン酸アミド〕、4,4’−チオビ
ス(6−第三ブチル−m−クレゾール)、2,2’−メ
チレンビス(4−メチル−6−第三ブチルフェノー
ル)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−第三
ブチルフェノール)、ビス〔3,3−ビス(4−ヒドロ
キシ−3−第三ブチルフェニル)ブチリックアシッド〕
グリコールエステル、4,4’−ブチリデンビス(6−
第三ブチル−m−クレゾール)、2,2’−エチリデン
ビス(4,6−ジ第三ブチルフェノール)、2,2’−
エチリデンビス(4−第二ブチル−6−第三ブチルフェ
ノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒド
ロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、ビス〔2−
第三ブチル−4−メチル−6−(2−ヒドロキシ−3−
第三ブチル−5−メチルベンジル)フェニル〕テレフタ
レート、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−
ヒドロキシ−4−第三ブチルベンジル)イソシアヌレー
ト、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−
ヒドルキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−
トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、1,3,5−
トリス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオニルオキシエチル〕イソシアヌレート、
テトラキス〔メチレン−3−(3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン、2
−第三ブチル−4−メチル−6−(2−アクリロイルオ
キシ−3−第三ブチル−5−メチルベンジル)フェノー
ル、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{(3−第
三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロ
ピオニルオキシ}エチル〕−2,4,8,10−テトラ
オキサスピロ〔5.5〕ウンデカン、トリエチレングリ
コールビス〔(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェニル)プロピオネート〕等があげられる。
ば、チオジプロピオン酸ジラウリル、ジミリスチル、ジ
ステアリル等のジアルキルチオジプロピオネート類及び
ペンタエリスリトールテトラ(β−ドデシルメルカプト
プロピオネート)等のポリオールのβ−アルキルメルカ
プトプロピオン酸エステル類があげられる。
は、例えば、トリスノニルフェニルホスファイト、トリ
ス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ホスファイト、ト
リス〔2−第三ブチル−4−(3−第三ブチル−4−ヒ
ドロキシ−5−メチルフェニルチオ)−5−メチルフェ
ニル〕ホスファイト、トリデシルホスファイト、オクチ
ルジフェニルホスファイト、ジ(デシル)モノフェニル
ホスファイト、ジ(トリデシル)ペンタエリスリトール
ジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジ
ホスファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリト
ールジホスファイト、ビス(2,4−ジ第三ブチルフェ
ニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフェニル)ペンタ
エリスリトールジホスファイト、テトラ(トリデシル)
イソプロピリデンジフェノールジホスファイト、テトラ
(トリデシル)−4,4’−n−ブチリデンビス(2−
第三ブチル−5−メチルフェノール)ジホスファイト、
ヘキサ(トリデシル)−1,1,3−トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタン
トリホスファイト、テトラキス(2,4−ジ第三ブチル
フェニル)ビフェニレンジホスホナイト、2,2’−メ
チレンビス(4,6−ジ第三ブチルフェニル)(オクチ
ル)ホスファイト等があげられる。
−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクト
キシベンゾフェノン、5,5’−メチレンビス(2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)等の2−ヒド
ロキシベンゾフェノン類;2−(2’−ヒドロキシ−
5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ第三ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
3’,5’−ジ第三ブチルフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−第三
ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−第三オク
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒド
ロキシ−3’.5’−ジクミルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2,2’−メチレンビス(4−第三オクチル−
6−ベンゾトリアゾリル)フェノール等の2−(2’−
ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類;フェニル
サリシレート、レゾルシノールモノベンゾエート、2,
4−ジ第三ブチルフェニル−3’,5’−ジ第三ブチル
−4’−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−3,
5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等のベ
ンゾエート類;2−エチル−2’−エトキシオキザニリ
ド、2−エトキシ−4’−ドデシルオキザニリド等の置
換オキザニリド類;エチル−α−シアノ−β,β−ジフ
ェニルアクリレート、メチル−2−シアノ−3−メチル
−3−(p−メトキシフェニル)アクリレート等のシア
ノアクリレート類があげられる。
しては、例えば、2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジルステアレート、1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジルステアレート、2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾエート、N−
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ド
デシルコハク酸イミド、1−〔(3,5−ジ第三ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチ
ル〕−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル
−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル)−2−ブチル−2−(3,5−ジ第三ブチル−4
−ヒドロキシベンジル)マロネート、N,N’−ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘ
キサメチレンジアミン、テトラ(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)ブタンテトラカルボキシレ
ート、テトラ(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4
−ピペリジル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)・
ジ(トリデシル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)・ジ(トリデシル)ブタンテトラカルボキシレー
ト、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{トリス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルオキ
シカルボニルオキシ)ブチルカルボニルオキシ}エチ
ル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.
5〕ウンデカン、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2
−{トリス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−
ピペリジルオキシカルボニルオキシ)ブチルカルボニル
オキシ}エチル〕−2,4,8,10−テトラオキサス
ピロ〔5.5〕ウンデカン、1,5,8,12−テトラ
キス〔4,6−ビス{N−(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)ブチルアミノ}−1,3,5−
トリアジン−2−イル〕−1,5,8,12−テトラア
ザドデカン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジノール/コハク酸
ジメチル縮合物、2−第三オクチルアミノ−4,6−ジ
クロロ−s−トリアジン/N,N’−ビス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレ
ンジアミン縮合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミ
ン/ジブロモエタン縮合物等があげられる。
重金属不活性化剤、造核剤、金属石けん、有機錫化合
物、可塑剤、エポキシ化合物、発泡剤、帯電防止剤、難
燃剤、滑剤、加工助剤等を包含させることができる。
材料組成物は、農業用資材、自動車用塗料及び内外装材
等の長期間に渡って高度の耐候性が要求される用途、あ
るいは食品包装用途、医療用途などの放射線を照射され
る用途にも好適に用いることができ、例えば、フィル
ム、繊維、テープ、シート等の各種成形材料等に用いる
ことができる。
る。しかしながら、本発明はこれらの実施例によって制
限を受けるものではない。
間配合した後、押し出し機でコンパウンドを作成した
(シリンダー温度230℃及び240℃、ヘッドダイス
温度250℃、回転数20rpm)。
mの試験片を射出成形した(シリンダー温度240℃、
ノズル温度250℃、射出圧475kg/cm2 )。得
られた試験片を用いて160℃のギヤーオーブン中で熱
安定性を測定した。
に、表ー1に示す配合物を混合した後、300℃で押し
出し回数1,3,5回のコンパウンドを用いてそのメル
トインデックス(g/10min)の変化を測定した。
その結果を表−2に示した。
℃で5分間ミキシングロールで混練し、次いで150
℃、180kg/cm2 の条件で5分間圧縮成形を行な
い、厚さ1.0mmのシートを作成した。このシートを
10×20mmの試験片として、アルミ箔上、150℃
の温度でギヤーオーブン中での熱安定性試験を行なっ
た。その結果を表−4に示した。
℃で押し出し加工してペレットを作成し、このペレット
を用いて230℃でインジェクション加工して試験片を
作成した。この試験片を135℃ギヤーオーブン中で4
8時間加熱後の試験片について20℃でのアイゾット衝
撃値を測定し、オリジナルと比較して残率を求めた。そ
の結果を表−6に示した。
ールで加工し、厚さ1mmのシートを作成した。このシ
ートを用いて190℃のギヤーオーブン中で熱安定性試
験を行なった。またウエザロメーターによる耐候性の試
験を行なった。その結果を表−8に示した。
明の特定のフェノール化合物を高分子材料に添加するこ
とによって、熱安定性、耐候性、加工安定性に優れた成
形品製造用高分子材料組成物となる。
Claims (1)
- 【請求項1】 高分子材料100重量部に対し、次の一
般式(I)で表されるフェノール化合物0.005〜5
重量部を添加してなる、成形品製造用高分子材料組成
物。 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜8のアルキル基を表し、Xは1
〜6個の水酸基を有するアルコールのn個の水酸基を除
いた残基を表し、nは1〜6の整数を表す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17614192A JP3163169B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 安定化高分子材料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17614192A JP3163169B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 安定化高分子材料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05339419A JPH05339419A (ja) | 1993-12-21 |
JP3163169B2 true JP3163169B2 (ja) | 2001-05-08 |
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ID=16008380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17614192A Expired - Fee Related JP3163169B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 安定化高分子材料組成物 |
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---|---|
JP (1) | JP3163169B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7789958B2 (en) | 2003-01-13 | 2010-09-07 | University Of Dayton | Non-toxic corrosion-protection pigments based on manganese |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP17614192A patent/JP3163169B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7789958B2 (en) | 2003-01-13 | 2010-09-07 | University Of Dayton | Non-toxic corrosion-protection pigments based on manganese |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05339419A (ja) | 1993-12-21 |
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