JP3163130U - インスタント食品用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】薄い透明シートによりシュリンク包装されるインスタント食品用容器にもバーコードを設けてバーコードリーダにより容易に読み取ることが出来るインスタント食品用容器を提供する。【解決手段】蓋体Aを容器本体に被蓋した状態で熱により収縮する薄い透明シート30によりシュリンク包装されるインスタント食品用容器において、容器本体の外容器B1の底板の底面1g1の一部に平坦部1g2を形成し、該平坦部1g2にはシュリンク包装用の透明シート30が密着され、該平坦部1g2にバーコード6を設ける。【選択図】図3
Description
本考案は、蓋体と、容器本体とを有して構成され、該蓋体を容器本体に被蓋した状態で熱により収縮する薄い透明シートによりシュリンク包装されるインスタント食品用容器に関するものである。
従来、蓋体と、容器本体とを有して構成され、該蓋体を容器本体に被蓋した状態で熱により収縮する薄い透明シートによりシュリンク包装されるインスタント食品用容器は、蓋体表面に容器本体との嵌合のための複雑な凹凸部が設けられ、蓋体の外形が容器本体の側板位置から外に大きくはみ出す構造となることから、蓋体から容器本体底面に亘って一体的にシュリンク包装される薄い透明シートが蓋体表面や容器本体の側板表面に密着できないためバーコードを蓋体や容器本体に設けてもシュリンク包装される薄い透明シートが邪魔になってバーコードリーダによる読み取り精度が下がることがあった。一方、シュリンク包装される薄い透明シートにバーコードを貼りつける場合にはシュリンク包装される薄い透明シートが軽く押されても撓むため貼りつけにくく、剥がれ易いといった問題があった。また、蓋体の表面や容器本体の側板の表面に印刷された食品衛生管理上の記載を覆ってバーコードシールを貼り付けてしまうこともある。
一方、特開2000−153822号公報(特許文献1)には、卵収納容器本体の底面を平らにして平坦なバーコードシール貼付け面を形成したものが提案されており、特開2006−044783号公報(特許文献2)には、鏡餅容器本体の底面をバーコードラベル貼り付け面としたものが提案されている。
しかしながら、前述の特許文献1、2の技術では、熱により収縮する薄い透明シートによりシュリンク包装される容器にバーコードを取り付ける際の課題は解決されず、インスタント食品用容器に特有の上記課題が残されたままであった。
本考案は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、薄い透明シートによりシュリンク包装されるインスタント食品用容器にもバーコードを設けてバーコードリーダにより容易に読み取ることが出来るインスタント食品用容器を提供せんとするものである。
前記目的を達成するための本考案に係るインスタント食品用容器の第1の構成は、蓋体と、容器本体とを有して構成され、該蓋体を容器本体に被蓋した状態で熱により収縮する薄い透明シートによりシュリンク包装されるインスタント食品用容器において、前記容器本体の底板の底面の一部に平坦部を形成し、該平坦部にはシュリンク包装用の透明シートが密着され、該平坦部にバーコードが設けられたことを特徴とする。
また、本考案に係るインスタント食品用容器の第2の構成は、前記第1の構成において、前記バーコードは、前記容器本体の底板の底面の一部に形成される平坦部に印刷されたことを特徴とする。
また、本考案に係るインスタント食品用容器の第3の構成は、前記第1、第2の構成において、前記容器本体の底板の前記平坦部を除く位置に補強用リブが設けられたことを特徴とする。
本考案に係るインスタント食品用容器の第1の構成によれば、容器本体の底板の底面の一部に平坦部を形成し、該平坦部にはシュリンク包装用の透明シートが密着され、該平坦部にバーコードが設けられたことで、蓋体や容器本体の側板にバーコードの貼着或いは印刷スペースが不要となり、食品管理上の記載欄のスペースを確保でき、外観の見栄えも良い。また、バーコードの表面がシュリンク包装用の透明シートに密着しているため該バーコードをバーコードリーダにより容易にかつ精度良く読み取ることが出来る。
また、本考案に係るインスタント食品用容器の第2の構成によれば、バーコードが容器本体の底板の底面の一部に形成される平坦部に印刷されたことで、容器本体の製造工程でバーコードの印刷を行うことで、食品メーカー等においてバーコードシールを貼る作業が省略でき、バーコードが容器本体から剥がれ落ちることもない。
また、本考案に係るインスタント食品用容器の第3の構成によれば、容器本体の底板の平坦部を除く位置に補強用リブが設けられたことで、該補強用リブにより容器本体の底板の剛性を補強して平坦部の平坦度を確保することが出来、該平坦部上のバーコードが歪むことがないためバーコードリーダにより容易に且つ精度良く読み取ることが出来る。
図により本考案に係るインスタント食品用容器の一実施形態を具体的に説明する。図1〜図3において、本実施形態のインスタント食品用容器は、インスタント焼きそば用の容器であって、平面形状が長方形の角型容器からなる容器本体Bと、該容器本体Bの開口部に被蓋される蓋体Aとを有する。図2に示すように、容器本体Bは互いに略同じ形状を有する外容器B1と内容器B2との2重構造で構成される。蓋体Aを容器本体Bに被蓋した状態で熱により収縮する薄い透明シート30によりシュリンク包装される。
容器本体Bを構成する外容器B1及び内容器B2は、それぞれ容器としての機能を発揮するための側板1a,5aと、該側板1a,5aの上端部分である、容器本体Bの開口部の周縁を構成するフランジ1b,5bと、該フランジ1b,5bのさらに外周から下向きに形成された垂下片1c,5cとを有しており、フランジ1b,5b及び垂下片1c,5cにより容器本体Bの剛性を高める構造となっている。
インスタント焼きそば等のインスタント食品を収納する容器は、容器内に100℃近い熱湯を注入するためと、かつ熱湯で調理したインスタント食品を食するに当っては、容器を手で持つので、本実施形態では容器本体Bを2重構造とし、外容器B1の中に、同一形状の内容器B2が嵌入され、容器本体Bは二重壁で構成されている。乾麺などの食品はこの内容器B2内に収納されている。
蓋体Aは図1及び図2に示す如く、所定の凹凸が形成された天板2aと、該天板2aの周りを取り囲むように下方向に垂下された垂下縁2bとより形成されている。蓋体Aを容器本体Bに被蓋した際には、蓋体Aの天板2aの周辺部が容器本体Bのフランジ5b上に載置され、かつ蓋体Aの垂下縁2bが容器本体Bの垂下片1c,5cに被覆されて蓋体Aが容器本体Bに嵌合されるように構成されている。
蓋体Aの天板2aの一方のコーナー部には、図1及び図2に示す3個の湯出口用タブ3が天板2aの下方斜めに容器本体B側に向って突出するように設けられている。湯出口用タブ3は天板2aの一部を切り欠いて3方が打抜かれて矩形状に形成されており、その根本部に該湯出口用タブ3の開閉方向と直行する方向に設けられた溝部3aを支点として先端部が下方に斜めに突出するように構成されている。
内容器B2の側板5aには所定ピッチで複数の凹凸形状の補強用縦リブ5fが設けられている。また、外容器B1の側板1aの下部には所定ピッチで複数の凹凸形状の補強用縦リブ1fが設けられている。また、外容器B1及び内容器B2のそれぞれの底板1g,5gには補強用リブ1h,5hが設けられている。
図3に示すように、容器本体Bの外容器B1の底板1gの底面1g1の一部に平坦部1g2を形成し、該平坦部1g2にはシュリンク包装用の透明シート30が密着され、該平坦部1g2にバーコード6が設けられている。バーコード6は二次元バーコードであっても良いが、本実施形態のバーコード6は予め容器本体Bの製造工程において工場等で外容器B1の底板1gの底面1g1の一部に形成された平坦部1g2に印刷されたものである。尚、バーコード6は外容器B1の底板1gの底面1g1の一部に形成された平坦部1g2にバーコードシールを貼着したものであっても良い。
また、バーコード6が設けられる容器本体Bの外容器B1の底板1gの底面1g1の平坦部1g2を除く位置には図2及び図3に示すように、補強用リブ1hが設けられている。
上記構成によれば、容器本体Bの外容器B1の底板1gの底面1g1の一部に平坦部1g2を形成し、該平坦部1g2にはシュリンク包装用の透明シート30が密着され、該平坦部1g2にバーコード6が設けられたことで、蓋体Aや容器本体Bの外容器B1の側板1aにバーコードの貼着或いは印刷スペースが不要となり、食品管理上の記載欄のスペースを確保でき、外観の見栄えも良い。また、バーコード6の表面がシュリンク包装用の透明シート30に密着しているため該バーコード6を図示しないバーコードリーダにより容易にかつ精度良く読み取ることが出来る。
また、バーコード6が容器本体Bの外容器B1の底板1gの底面1g1の一部に形成される平坦部1g2に印刷されたことで、容器本体Bの製造工程でバーコード6の印刷を行うことで、食品メーカー等においてバーコードシールを貼る作業が省略でき、バーコード6が容器本体Bから剥がれ落ちることもない。
また、容器本体Bの外容器B1の底板1gの平坦部1g2を除く位置に補強用リブ1hが設けられたことで、該補強用リブ1hにより容器本体Bの外容器B1の底板1gの剛性を補強して平坦部1g2の平坦度を確保することが出来、該平坦部1g2上のバーコード6が歪むことがないため図示しないバーコードリーダにより容易にかつ精度良く読み取ることが出来る。
本考案の活用例として、蓋体と、容器本体とを有して構成され、該蓋体を容器本体に被蓋した状態で熱により収縮する薄い透明シートによりシュリンク包装されるインスタント食品用容器に適用できる。
A …蓋体
B …容器本体
B1 …外容器
B2 …内容器
1a …側板
1b …フランジ
1c …垂下片
1f …補強用縦リブ
1g …底板
1g1 …底面
1g2 …平坦部
1h …補強用リブ
2a …天板
2b …垂下縁
3 …湯出口用タブ
3a …溝部
5a …側板
5b …フランジ
5c …垂下片
5f …補強用縦リブ
5g …底板
5h …補強用リブ
6 …バーコード
30 …透明シート
B …容器本体
B1 …外容器
B2 …内容器
1a …側板
1b …フランジ
1c …垂下片
1f …補強用縦リブ
1g …底板
1g1 …底面
1g2 …平坦部
1h …補強用リブ
2a …天板
2b …垂下縁
3 …湯出口用タブ
3a …溝部
5a …側板
5b …フランジ
5c …垂下片
5f …補強用縦リブ
5g …底板
5h …補強用リブ
6 …バーコード
30 …透明シート
Claims (3)
- 蓋体と、容器本体とを有して構成され、該蓋体を容器本体に被蓋した状態で熱により収縮する薄い透明シートによりシュリンク包装されるインスタント食品用容器において、
前記容器本体の底板の底面の一部に平坦部を形成し、該平坦部にはシュリンク包装用の透明シートが密着され、該平坦部にバーコードが設けられたことを特徴とするインスタント食品用容器。 - 前記バーコードは、前記容器本体の底板の底面の一部に形成される平坦部に印刷されたことを特徴とする請求項1に記載のインスタント食品用容器。
- 前記容器本体の底板の前記平坦部を除く位置に補強用リブが設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインスタント食品用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010004839U JP3163130U (ja) | 2010-07-20 | 2010-07-20 | インスタント食品用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010004839U JP3163130U (ja) | 2010-07-20 | 2010-07-20 | インスタント食品用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3163130U true JP3163130U (ja) | 2010-09-30 |
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ID=54865862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010004839U Expired - Fee Related JP3163130U (ja) | 2010-07-20 | 2010-07-20 | インスタント食品用容器 |
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JP (1) | JP3163130U (ja) |
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2010
- 2010-07-20 JP JP2010004839U patent/JP3163130U/ja not_active Expired - Fee Related
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