JP3162642B2 - 理美容椅子 - Google Patents

理美容椅子

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JP3162642B2
JP3162642B2 JP03454897A JP3454897A JP3162642B2 JP 3162642 B2 JP3162642 B2 JP 3162642B2 JP 03454897 A JP03454897 A JP 03454897A JP 3454897 A JP3454897 A JP 3454897A JP 3162642 B2 JP3162642 B2 JP 3162642B2
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seat
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hairdressing
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利明 川上
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Oohiro Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、理美容椅子に関す
るものであり、特に幼児等の体格の小さい人を施術する
場合においても円滑に施術作業を行うためのシートアッ
プ機能を有する理美容椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、理美容椅子においては、被施
術者の体格の大小を問わずに施術者が作業し易くするた
めにシートアップ装置が装備されている(特開平3−2
6701号公報参照)。図8ないし図10は、従来のシ
ートアップ装置が装備された理美容椅子の構造を示す概
略図である。
【0003】同図を参照して説明すると、この理美容椅
子1は、腰掛部2と、背凭部3と、シートアップ装置4
とを有している。腰掛部2は、前部シート5と後部シー
ト6とに二分割されている。シートアップ装置4は、油
圧シリンダ7を有しており、これによって腰掛部2を変
位させるようになっている。具体的に説明すると、ま
ず、図8の状態から油圧シリンダ7を伸長させると、回
動アーム8が起立し、これにより、前部シート5および
後部シート6が前方へ傾斜される(図9参照)。さらに
油圧シリンダ7を伸長させると、押上アーム9の回動に
よって後部シート6の前方側が押し上げられ、後部シー
ト6が水平状態に矯正される(図10参照)。つまり、
このシートアップ装置4では、油圧シリンダ7の伸長に
伴って腰掛部2に取り付けられたプルロッド10により
押上アーム9が引っ張られる構造、すなわち一種の平行
機構が構成されており、これにより、後部シート6が水
平に持ち上げられた状態とすることができる。その結
果、被施術者の体格が小さい場合(幼児等)であって
も、施術を容易に行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シートアップ装置4では、図8に示す状態と図10に示
す状態との間で、後部シート6を水平にしたまま高さ調
整をすることができない。このため、被施術者の体格に
合致した的確なシートアップ調整をすることができない
という問題があった。
【0005】また、洗髪をするときには、被施術者は仰
向け姿勢をとる場合が多いが、後部シート6が一旦前傾
姿勢となった後に水平状態となることから、洗髪の際の
姿勢変化が不自然であり、被施術者に不快感を与えると
いう問題もあった。
【0006】本発明は、かかる問題を解決するためにな
されたものであって、被施術者の体格に合致した的確な
シートアップ調整をすることができ、施術者に不快感を
与えない理美容椅子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
る理美容椅子は、座面の周辺部を形成するシート本体、
及び座面の中央部を形成する可動シート部と、可動シー
ト部を座面に対して垂直な方向に昇降可能に支持する支
持機構と、可動シート部を昇降させる昇降手段とを備え
た理美容椅子であって、上記支持機構が、一端がシート
本体側に回動自在に連結されると共に他端が可動シート
部側に回動自在に連結され、該一端を中心にして回動起
伏可能に設けられた第1の回動ロッドと、一端がシート
本体側に回動自在に連結されると共に他端が可動シート
部側に回動自在に連結され、第1の回動ロッドの起伏に
伴う可動シート部の傾きを矯正して可動シート部の姿勢
を平行に保つ第2の回動ロッドとを有し、上記昇降手段
が、上記第1の回動ロッド側に連結され、該回動ロッド
に起伏回動力を与えるシリンダ装置を有し、上記シリン
ダ装置のシリンダロッドのストロークをてこの原理によ
り増幅する増幅機構をさらに含むものにおいて、上記増
幅機構が、所定の回転中心軸を中心にして回転可能に配
置された回動軸と、該回動軸に、上記回転中心軸に垂直
な方向に延びるよう取り付けられ、その先端部に上記シ
リンダロッドが連結される第1のアーム部材と、該回動
軸に、上記回転中心軸に垂直な方向に延びるよう取り付
けられ、その先端部が上記第1の回動ロッドへシリンダ
の駆動力を伝達する部分となっている、その長さが上記
第1のアーム部材より長い第2のアーム部材とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0008】本発明(請求項2)に係る理美容椅子は、
請求項1記載の理美容椅子において、上記支持機構は、
可動シート部を保持し得る保持フレームおよびシート本
体に対して固定し得るベース部材を有しており、第1の
回動ロッドの一端が上記ベース部材の一端縁部に連結さ
れ、他端が上記保持フレームにスライド可能に連結され
ており、第2の回動ロッドの一端が上記保持フレームの
一端縁部に連結され、他端が上記ベース部材にスライド
可能に連結されており、上記第1及び第2の回動ロッド
により上記ベース部材上にて保持フレームを昇降可能に
支持するよう構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0009】本発明(請求項3)に係る理美容椅子は、
請求項2記載の理美容椅子において、上記シリンダ装置
は、上記ベース部材上にて保持フレームが昇降移動する
スペースの側方位置に配置されており、該シリンダ装置
は、そのシリンダロッドが連結機構を介して第1の回動
ロッドと連結されていることを特徴とするものである。
【0010】本発明(請求項4)に係る理美容椅子は、
請求項1ないし3のいずれかに記載の理美容椅子におい
て、一端が上記第2のアーム部材の先端部に回転可能に
連結され、他端が上記第1の回転ロッドに回転可能に連
結された補助リンクをさらに有することを特徴とするも
のである。
【0011】本発明(請求項5)に係る理美容椅子は、
請求項ないし4のいずれかに記載の理美容椅子におい
て、上記シリンダ装置は、そのシリンダロッドの伸長に
よって上記可動シート部を押し上げるよう構成されてお
り、上記シリンダロッドを縮短させる方向に弾性付勢す
る弾性部材をさらに有することを特徴とするものであ
る。
【0012】本発明(請求項6)に係る理美容椅子は、
座面の周辺部を形成するシート本体、及び座面の中央部
を形成する可動シート部と、可動シート部を座面に対し
て垂直な方向に昇降可能に支持する支持機構と、可動シ
ート部を昇降させる昇降手段とを備えた理美容椅子であ
って、上記支持機構が、一端がシート本体側に回動自在
に連結されると共に他端が可動シート部側に回動自在に
連結され、該一端を中心にして回動起伏可能に設けられ
た第1の回動ロッドと、一端がシート本体側に回動自在
に連結されると共に他端が可動シート部側に回動自在に
連結され、第1の回動ロッドの起伏に伴う可動シート部
の傾きを矯正して可動シート部の姿勢を平行に保つ第2
の回動ロッドとを有し、上記昇降手段が、上記第1の回
動ロッド側に連結され、該回動ロッドに起伏回動力を与
えるシリンダ装置を有するものにおいて、上記シリンダ
装置は、そのシリンダロッドの伸長によって上記可動シ
ート部を押し上げるよう構成されており、上記シリンダ
ロッドを縮短させる方向に弾性付勢する弾性部材をさら
に有することを特徴とするものである。
【0013】本発明(請求項7)に係る理美容椅子は、
請求項6記載の理美容椅子において、上記支持機構は、
可動シート部を保持し得る保持フレームおよびシート本
体に対して固定し得るベース部材を有しており、第1の
回動ロッドの一端が上記ベース部材の一端縁部に連結さ
れ、他端が上記保持フレームにスライド可能に連結され
ており、第2の回動ロッドの一端が上記保持フレームの
一端縁部に連結され、他端が上記ベース部材にスライド
可能に連結されており、上記第1及び第2の回動ロッド
により上記ベース部材上にて保持フレームを昇降可能に
支持するよう構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0014】本発明(請求項8)に係る理美容椅子は、
請求項記載の理美容椅子において、上記シリンダ装置
は、上記ベース部材上にて保持フレームが昇降移動する
スペースの側方位置に配置されており、該シリンダ装置
は、そのシリンダロッドが連結機構を介して第1の回動
ロッドと連結されていることを特徴とするものである。
本発明(請求項9)に係る理美容椅子は、請求項6ない
し8のいずれかに記載の理美容椅子において、上記シリ
ンダ装置のシリンダロッドのストロークをてこの原理に
より増幅する増幅機構をさらに含むものであることを特
徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。図1および図
2は、本実施の形態に係る理美容椅子の斜視図である。
図1を参照して説明すると、この理美容椅子20は、支
持台21と、支持台21に支持された腰掛部22と、腰
掛部22(シート本体)に設けられた昇降部23(可動
シート部)と、背凭部24とを有している。ここで、腰
掛部22は、座面28の周辺部を形成し、昇降部23
は、座面28の中央部を形成しており、腰掛部22と昇
降部23とにより、被施術者が座るための座部が構成さ
れている。
【0016】なお、腰掛部22の両側には、一対の肘掛
部25が設けられ、その下側には、足掛部26が設けら
れている。この足掛部26と背凭部24とは、図示して
いないが油圧シリンダ等によって駆動されるようになっ
ており、たとえば、洗髪の際には、被施術者が仰向けに
寝た姿勢になれるようになっている。また、背凭部24
には、首掛部27が設けられており、被施術者が仰向け
に寝た姿勢となったときに、楽な姿勢をとることができ
るようになっている。
【0017】本実施形態の特徴とするところは、上記昇
降部23が腰掛部22の座面28に対して垂直方向に昇
降することができるようになっている点(図2参照)、
および昇降部23の昇降を、後述するリンク機構30
(支持機構)およびその駆動装置を含む昇降装置Uによ
り行う点にある。そして、かかる昇降装置Uにより、被
施術者がたとえば幼児等の体格の小さい人であっても、
被施術者に不快感を与えることなく快適にシートアップ
調整を行い、容易に施術を行うことができるようになっ
ている。
【0018】図3は、上記昇降装置Uの構造を示す斜視
図である。本実施形態では、この昇降装置Uは、ユニッ
トとして構成されており、このユニットが腰掛部22
(図1参照)の内部に備えられている。なお、理美容椅
子20の支持台21,背凭部24,肘掛部25,足掛部
26および首掛部27並びにこれらを駆動する装置は、
従来のものと同様であるので、その構成についての説明
は省略する。
【0019】以下、図3を参照して、昇降装置Uについ
て詳しく説明する。昇降装置Uは、昇降部23を上記座
面28に対して平行に昇降させるためのリンク機構30
と、このリンク機構30を駆動するための油圧シリンダ
31(シリンダ装置)とを有している。図3において
は、油圧シリンダ31のみを図示し、これに油圧を供給
する油圧供給部は簡略化のため省略した。なお、この油
圧供給部は、たとえば公知の油圧供給ユニット等を使用
することができる。
【0020】次に、リンク機構30について説明する。
リンク機構30は、腰掛部22(図1参照)に取り付け
られた基板32(ベース部材)と、昇降部23(図1参
照)が取り付けられる昇降台37(保持フレーム)と、
これら基板32と昇降台37との間に配置された一対の
起伏ロッド33,34(第1の回動ロッド)および一対
の平行ロッド35,36(第2の回動ロッド)とを有し
ており、上記油圧シリンダ31により起伏ロッド33,
34が駆動され、その結果、起伏ロッド33,34およ
び平行ロッド35,36を介して昇降台37が昇降する
ようになっている。また、本実施形態では、油圧シリン
ダ31と、起伏ロッド33,34との間には、油圧シリ
ンダ31のストロークを増幅するための増幅機構38が
介在されている。
【0021】(基板32の説明)基板32は、たとえば
鋼板により構成することができる。なお、図示していな
いが、この基板32は、たとえばボルトにより腰掛部2
2に締結することができる。図に示すように基板32
は、腰掛部22に取り付けるための一対のフランジ部3
9と、これらフランジ部39の間に形成された略凹状の
リンク収納部40とを有している。
【0022】また、基板32には、油圧シリンダ31を
取り付けるためのシリンダ取付部41および増幅機構3
8を装着するためのブラケット42が形成されている。
さらに、基板32のフランジ部39上には、後述するば
ね43(弾性部材)を取り付けるためのばね取付部44
が突設されている。加えて、リンク収納部40の両側上
部(フランジ部39との境界部分)には、一対のスライ
ドレール45,46が取り付けられている。
【0023】スライドレール45,46は、断面が略C
状に形成されたチャンネル部材により構成されており、
その内側部分によってスライド溝47が形成されてい
る。これらスライドレール45,46は、後に詳述する
が、平行ロッド35,36の他端部48をスライド溝4
7に沿ってスライドさせることができるようになってい
る。
【0024】(昇降台37の説明)昇降台37は、たと
えば鋼板等により構成することができる。本実施形態で
は、昇降台37は、全体として矩形に形成されており、
一対のフレーム部材49,50と、これらを連結するク
ロスメンバー51,52とを有している。なお、昇降部
23(図1参照)は、この昇降台37の上面にたとえば
ねじ等を用いて固定することができる。
【0025】フレーム部材49,50は、上記スライド
レール45,46と同様のチャンネル部材により構成さ
れており、その内側部分によってスライド溝53が形成
されている。これらスライド溝53は、後に詳述する
が、起伏ロッド33,34の他端部54のスライドを案
内するようになっている。
【0026】(起伏ロッド33,34および平行ロッド
35,36の説明)起伏ロッド33は、たとえば鋼によ
り構成することができる。起伏ロッド33の一端部55
および他端部54には、ローラ56が取り付けられてい
る。これらローラ56は、ピン57によって回転自在に
支持されている。起伏ロッド33の一端部55側に設け
られたローラ56は、ピン57によってスライドレール
45の端部に連結されており、これにより、スライド溝
47に沿うスライドが規制されている。また、起伏ロッ
ド33の他端部54側に取り付けられたローラ56は、
スライド溝53内に嵌め込まれており、スライド溝53
内をスライドするようになっている。なお、この他端部
54側のローラ56に代えて、スライドパッド等を用い
ることもできる。
【0027】起伏ロッド33の一端部55の近傍には、
起伏ロッド33を上記増幅機構38に連結するための連
結片58が突出形成されている。この連結片58は、起
伏ロッド33の長手方向と直交する方向に延びるよう、
起伏ロッド33の一部に形成されている。
【0028】なお、起伏ロッド34は、起伏ロッド33
と同様の構成であるため、その説明は省略する。
【0029】次に、平行ロッド35,36は、起伏ロッ
ド33,34と同様にたとえば鋼により構成することが
できる。平行ロッド35の一端部59および他端部48
には、起伏ロッド33,34に設けられているローラと
同様のローラ56が取り付けられている。これらローラ
56は、ピン57によって回転自在に支持されている。
【0030】また、平行ロッド35の一端部59側に設
けられたローラ56は、ピン57によってフレーム部材
49の端部に連結されており、これにより、スライド溝
53に沿うスライドが規制されている。一方、平行ロッ
ド35の他端部48側に設けられたローラ56は、スラ
イド溝47内に嵌め込まれており、スライド溝47内を
スライドするようになっている。なお、起伏ロッド3
3,34の場合と同様に、この他端部48側のローラ5
6に代えて、スライドパッド等を用いることもできる。
【0031】平行ロッド36については、平行ロッド3
5と同様の構成であるため、その説明は省略する。
【0032】本実施形態では、起伏ロッド33と平行ロ
ッド35とは、その中間部分においてピン60によって
互いにクロスした状態で回動自在に連結されている。従
って、起伏ロッド33,34が一端部55を中心に起立
した場合、起伏ロッド33,34の他端部54がスライ
ド溝53に沿って平行ロッド35,36の一端部59側
へスライドすると共に、平行ロッド35,36の他端部
48がスライド溝47に沿って起伏ロッド33,34の
一端部55側へスライドする。その結果、起伏ロッド3
3,34と平行ロッド35,36とがピン60を中心に
して互いに回動し、昇降台37を押し上げるようになっ
ている。
【0033】(増幅機構38の説明)増幅機構38は、
基板32に形成されたブラケット42に支持された回動
軸61と、回動軸61に突設された入力リンク62(第
1のアーム部位)および一対の出力リンク63(第2の
アーム部材)とを有している。また、本実施形態では、
入力リンク62と起伏ロッド33,34の連結片58と
の間に補助リンク64が介在されている。
【0034】回動軸61は、たとえば丸棒部材により構
成することができる。この回動軸61は、その一端側部
分および他端側部分がたとえば図示していない軸受等を
介して上記ブラケット42に回動自在に支持されてい
る。本実施の形態では、回動軸61を基板32によって
支持する構造としたが、腰掛部22に特別のブラケット
を設けて、それに支持させる構造とすることもできる。
【0035】入力リンク62は、回動軸61に一体的に
形成されている。入力リンク62には、図に示すよう
に、油圧シリンダ31のシリンダロッド65の先端部が
ピン66を介して連結されている。また、入力リンク6
2の先端部には、上記ばね43を取り付けるためのステ
ー70が突設されている。
【0036】出力リンク63は、入力リンク62と同様
に、回動軸61に一体的に形成されている。この出力リ
ンク63は、補助リンク64を介して起伏ロッド33,
34の連結片58と連結されている。この連結は、連結
ピン67を用いている。
【0037】また、本実施形態では、出力リンク63の
アーム半径、すなわち回動軸の中心から出力リンク63
の連結部(連結ピン67の中心)までの距離は、入力リ
ンク62のアーム半径、すなわち回動軸の中心からシリ
ンダロッド65の連結部(ピン66の中心)までの距離
よりも大きくなるように設定されている。これにより、
油圧シリンダ31が伸長したときのシリンダロッド65
の先端の変位が増幅されて出力リンク63の連結部の変
位として出力される。
【0038】補助リンク64は、たとえば鋼板により構
成することができる。この補助リンク64によって出力
リンク63と起伏ロッド33,34とが連結されてい
る。これにより、出力リンク63の回動に対して起伏ロ
ッド33,34の起伏動作を滑らかに行うことが可能と
なる。もっとも、この補助リンク64を無くして出力リ
ンク63と連結片58とを連結ピン67によって直接連
結することもできる。但し、この場合は、出力リンク6
3側または連結片58側に、連結ピン67が移動しうる
溝部を形成する必要がある。
【0039】次に油圧シリンダ31について説明する。
油圧シリンダ31は、その基端部が連結軸68を介して
基板32のシリンダ取付部41に回動自在に取り付けら
れている。また、シリンダロッド65は、上述したよう
に、その先端がピン66を介して上記入力リンク62に
連結されている。なお、駆動装置として、かかる油圧シ
リンダ31の他に、たとえばロータリアクチュエータを
採用して、直接回動軸61を回動させることもできる。
【0040】また、本実施形態では、油圧シリンダ31
は、昇降台37の下方に配置されているのではなく、昇
降台37の下方から基板32のフランジ部39側へオフ
セットさせて配置されている。具体的には、油圧シリン
ダ31は、基板32のフランジ部39に取り付けられて
おり、昇降台37の昇降する空間から外れた側方位置に
配置されている。もっとも、油圧シリンダ31を昇降台
37の昇降する空間の下方に配置することも可能であ
る。
【0041】さらに、本実施形態では、ばね43が設け
られている。図に示すように、このばね43は、いわゆ
る引きスプリングであって、その両端が入力リンク62
のステー67と基板32のばね取付部44に取り付けら
れている。このばね43の弾性力によって、入力リンク
62は、常時引き戻される方向に付勢されている。すな
わち、油圧シリンダ31は、シリンダロッド65が常時
縮短する方向に弾性力を受けている。
【0042】なお、このばね43は、本実施形態では、
入力リンク62のステー67と基板32のばね取付部4
4に取り付けたが、たとえばシリンダロッド65にブラ
ケットを設け、そのブラケットと上記ばね取付部44に
取り付けることもできる。要するに、ばね43は、シリ
ンダロッド65を縮短させる方向に弾性付勢するように
取り付ければ良い。
【0043】次に、図4ないし図7を参照しながら、本
実施形態の作用効果について説明する。図4は、起伏ロ
ッド33,34および平行ロッド35,36が折り畳ん
で収納された状態のリンク機構30を示す模式図であ
り、図6は、この状態で被施術者が理美容椅子20に腰
掛けた状態を示す模式図である。また、図5は、起伏ロ
ッド33,34および平行ロッド35,36が展開され
た状態のリンク機構30を示す模式図であり、図7は、
この状態で被施術者が理美容椅子20に腰掛けた状態を
示す模式図である。
【0044】まず、図4および図6に示すように、昇降
部23は、腰掛部22の座面28といわゆる面一状態と
なっている。従って、被施術者の体格が大きい場合は、
この状態で理美容椅子20を使用することができる。
【0045】次に、被施術者が幼児等の体格の小さい人
の場合は、図6に示すように、被施術者の頭部が背凭部
24から突出せず、施術作業が非常にやりにくい。
【0046】このとき、油圧シリンダ31を伸長させて
リンク機構30を駆動させることにより、リンク機構3
0が図5に示すように展開し、これにより、昇降部23
を腰掛部22の座面28に対して平行に持ち上げること
ができる(図7参照)。
【0047】図3および図5を参照して具体的に説明す
ると、油圧シリンダ31のシリンダロッド65を伸長さ
せると、入力リンク62が回動され、これにより、回動
軸61が回転し、出力リンク63が回動する。その結
果、補助リンク64を介して起伏ロッド33,34が引
っ張られて起立し、これに伴って平行リンク35,36
が起立する。つまり、起伏ロッド33,34が起立する
ことによって昇降台37が上方に持ち上げられるが、こ
のとき、昇降台37は、起伏ロッド33,34の他端部
54側が上方となるように傾斜する。しかし、起伏ロッ
ド33,34の起立動作に伴って平行ロッド35,36
が起立するので、昇降台37は、水平姿勢を保ったまま
上方に持ち上げられる。
【0048】これにより、昇降部23の高さ調整を座面
28に対して平行に保持したままで行うことができ、被
施術者の体格に合致した的確なシートアップ調整をする
ことができる。その結果、被施術者が幼児等であって
も、施術を容易に行うことができるという効果がある。
しかも、洗髪時に被施術者を仰向け姿勢にする場合に、
その姿勢変化を自然に行うことができ、施術者に不快感
を与えることがないという効果もある。なお、図7に示
すように、洗髪時には、首掛部27を倒して、被施術者
が最も楽な姿勢となるように調整することができる。
【0049】特に本実施形態では、さらに次のような作
用効果を奏する。昇降部23の昇降を起伏ロッド33,
34と共に平行ロッド35,36を用いて行うので、リ
ンク機構30の構造がきわめて簡単である。その結果、
理美容椅子20をそのコストの上昇を抑えて安価に提供
することができるという効果がある。しかも、リンク機
構30が油圧シリンダ31と共に一つのユニットとして
構成されているから、既存の理美容椅子に対して組み付
けが容易であるという利点もある。もっとも、リンク機
構30に含まれる基板32および昇降台37を別部品と
して製作し、これらを別々に組み付けることもできる。
【0050】また、油圧シリンダ31を昇降台37が昇
降動作をする空間の外側に配置しているので、昇降部2
3の十分な昇降ストロークを容易に確保することができ
る。その結果、昇降部23の高さ調整幅を大きくとるこ
とができ、一層的確なシートアップ調整をすることがで
きるという効果がある。
【0051】さらに、増幅機構38により、油圧シリン
ダ31のストロークを増幅することができる。これによ
り、シリンダストロークが小さいシリンダを採用して
も、昇降部23の高さ調整幅を十分大きくとることがで
きる。その結果、駆動装置をコンパクトに設計すること
ができるという効果がある。
【0052】特に、本実施形態に係る増幅機構38は、
入力リンク62のアーム半径よりも出力リンク63のア
ーム半径を大きくすることによりシリンダストロークの
増幅を行っているので、その構造をきわめて簡単にする
ことができる。従って、理美容椅子20のコストの上昇
をさらに抑えることができ、これを一層安価に提供する
ことができるという効果がある。
【0053】また、補助リンク64により、起伏ロッド
33,34をスムーズに変位させて昇降部23の昇降動
作を滑らかにすることができる。その結果、シートアッ
プ調整時に被施術者に不快感を与えることがないという
効果を奏する。
【0054】加えて、油圧シリンダ31には、ばね43
により常時弾性力が付加されているから、昇降部23
は、常時降下する方向に付勢されている。従って、昇降
部23を下降させる際には、確実に降ろすことができ、
昇降部23を下降させた状態で腰掛部22の座面28と
の間に段差等が形成されるのを防止することができる。
その結果、昇降部23を何度も昇降させた場合であって
も、座面28に段差が生じることがなく、被施術者は常
に快適な環境で施術を受けることができるという効果が
ある。
【0055】
【発明の効果】本発明(請求項1)に係る理美容椅子に
よれば、座面の周辺部を形成するシート本体、及び座面
の中央部を形成する可動シート部と、可動シート部を座
面に対して垂直な方向に昇降可能に支持する支持機構
と、可動シート部を昇降させる昇降手段とを備えた理美
容椅子であって、上記支持機構が、一端がシート本体側
に回動自在に連結されると共に他端が可動シート部側に
回動自在に連結され、該一端を中心にして回動起伏可能
に設けられた第1の回動ロッドと、一端がシート本体側
に回動自在に連結されると共に他端が可動シート部側に
回動自在に連結され、第1の回動ロッドの起伏に伴う可
動シート部の傾きを矯正して可動シート部の姿勢を平行
に保つ第2の回動ロッドとを有し、上記昇降手段が、上
記第1の回動ロッド側に連結され、該回動ロッドに起伏
回動力を与えるシリンダ装置を有し、上記シリンダ装置
のシリンダロッドのストロークをてこの原理により増幅
する増幅機構をさらに含むものにおいて、上記増幅機構
が、所定の回転中心軸を中心にして回転可能に配置され
た回動軸と、該回動軸に、上記回転中心軸に垂直な方向
に延びるよう取り付けられ、その先端部に上記シリンダ
ロッドが連結される第1のアーム部材と、該回動軸に、
上記回転中心軸に垂直な方向に延びるよう取り付けら
れ、その先端部が上記第1の回動ロッドへシリンダの駆
動力を伝達する部分となっている、その長さが上記第1
のアーム部材より長い第2のアーム部材とを備えた構成
とし、シリンダロッドを第1のアーム部材に連結し、第
2のアーム部材を第1の回動ロッドに連結するようにし
たので、シリンダロッドを伸長させると、これに押され
た第1のアーム部材が回動して回動軸が回転し、これに
伴って第2のアーム部材が回動する結果、第1の回動ロ
ッドが起伏する。このとき、第2のアーム部材のほうが
第1のアーム部材よりも長いので、第2のアーム部材の
回動変移量は、第1のアーム部材の回動変移量よりも大
きくなる。つまり、シリンダのストロークよりも第2の
アーム部材の変位の方が大きくなり、これにより、第1
の回動ロッドの変位を大きくすることができる。 このよ
うに、本請求項に係る発明では、シリンダストロークの
増幅を第1および第2のアーム部材の長さを異ならせる
ことにより実現しているため、増幅機構 の構造がきわめ
て簡単であり、理美容椅子のコストの上昇を抑えること
ができるという効果を奏する。
【0056】本発明(請求項2)に係る理美容椅子によ
れば、請求項1に係る発明と同様の効果を奏する。加え
て、可動シート部を保持し得る保持フレームおよびシー
ト本体に対して固定し得るベース部材を設け、これに第
1の回動ロッドおよび第2の回動ロッドを連結している
ので、支持機構および昇降手段をユニットとして構成す
ることができる。従って、既存の理美容椅子に対して組
み付けが容易であるという効果がある。
【0057】本発明(請求項3)に係る理美容椅子によ
れば、請求項2に係る発明と同様の効果を奏する。加え
て、シリンダ装置を保持フレームが昇降移動するスペー
スの側方位置に配置したので、シリンダ装置が可動シー
ト部の昇降の妨げにならないようにすることができる。
これにより、可動シート部の十分な昇降ストロークを容
易に確保することができる。その結果、可動シート部の
高さ調整幅を大きくとることができ、一層的確なシート
アップ調整をすることができるという効果がある。
【0058】本発明(請求項4)に係る理美容椅子によ
れば、請求項1ないし3のいずれかに係る発明と同様の
効果を奏する。加えて、第1の回動ロッドと第2のアー
ム部材との間に補助リンクを設けたので、第2のアーム
部材により第1の回動ロッドをスムーズに変位させるこ
とができる。その結果、可動シート部の昇降動作を滑ら
かにすることができ、シートアップ調整時に被施術者に
不快感を与えることがないという効果がある。
【0059】本発明(請求項5)に係る理美容椅子によ
れば、請求項ないし4のいずれかに係る発明と同様の
効果を奏する。加えて、弾性部材を設けたので、その弾
性力によりシリンダ装置のシリンダロッドを常時縮短さ
せる方向に付勢することができる。従って、可動シート
部を下降させる際には、確実に降ろすことができ、下降
時に座面に段差等が形成されるのを防止することができ
る。その結果、可動シート部を何度も昇降させた場合で
あっても、座面に段差が生じることがなく、被施術者は
常に快適な環境で施術を受けることができるという効果
がある。
【0060】本発明(請求項6)に係る理美容椅子によ
れば、座面の周辺部を形成するシート本体、及び座面の
中央部を形成する可動シート部と、可動シート部を座面
に対して垂直な方向に昇降可能に支持する支持機構と、
可動シート部を昇降させる昇降手段とを備えた理美容椅
子であって、上記支持機構が、一端がシート本体側に回
動自在に連結されると共に他端が可動シート部側に回動
自在に連結され、該一端を中心にして回動起伏可能に設
けられた第1の回動ロッドと、一端がシート本体側に回
動自在に連結されると共に他端が可動シート部側に回動
自在に連結され、第1の回動ロッドの起伏に伴う可動シ
ート部の傾きを矯正して可動シート部の姿勢を平行に保
つ第2の回動ロッドとを有し、上記昇降手段が、上記第
1の回動ロッド側に連結され、該回動ロッドに起伏回動
力を与えるシリンダ装置を有するものにおいて、上記シ
リンダ装置は、そのシリンダロッドの伸長によって上記
可動シート部を押し上げるよう構成されており、上記シ
リンダロッドを縮短させる方向に弾性付勢する弾性部材
をさらに有する構成としたから、弾性部材の弾性力によ
りシリンダ装置のシリンダロッドを常時縮短させる方向
に付勢することができる。従って、可動シート部を下降
させる際には、確実に降ろすことができ、下降時に座面
に段差等が形成されるのを防止することができる。その
結果、可動シート部を何度も昇降させた場合であって
も、座面に段差が生じることがなく、被施術者は常に快
適な環境で施術を受けることができるという効果があ
る。
【0061】本発明(請求項7)に係る理美容椅子によ
れば、請求項6に係る発明と同様の効果を奏する。加え
て、可動シート部を保持し得る保持フレームおよびシー
ト本体に対して固定し得るベース部材を設け、これに第
1の回動ロッドおよび第2の回動ロッドを連結している
ので、支持機構および昇降手段をユニットとして構成す
ることができる。従って、既存の理美容椅子に対して組
み付けが容易であるという効果がある。
【0062】本発明(請求項)に係る理美容椅子によ
れば、請求項に係る発明と同様の効果を奏する。加え
て、シリンダ装置を保持フレームが昇降移動するスペー
スの側方位置に配置したので、シリンダ装置が可動シー
ト部の昇降の妨げにならないようにすることができる。
これにより、可動シート部の十分な昇降ストロークを容
易に確保することができる。その結果、可動シート部の
高さ調整幅を大きくとることができ、一層的確なシート
アップ調整をすることができるという効果がある。
【0063】本発明(請求項)に係る理美容椅子によ
れば、請求項6ないし8に係る発明と同様の効果を奏す
る。加えて、てこの原理を利用した増幅機構を設けたの
で、シリンダのストロークを増幅することができる。こ
れにより、シリンダストロークが小さいシリンダを採用
しても、可動シート部の十分な昇降ストロークを確保す
ることができる。その結果、シリンダ装置をコンパクト
に設計することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る理美容椅子の全体
斜視図であり、昇降部が下降している状態を示してい
る。
【図2】 本発明の実施の形態に係る理美容椅子の全体
斜視図であり、昇降部が上昇している状態を示してい
る。
【図3】 上記実施の形態における昇降装置の構造を示
す斜視図である。
【図4】 上記実施の形態における起伏ロッドおよび第
2の回動ロッドが折り畳んで収納された状態のリンク機
構を示す模式図である。
【図5】 上記実施の形態における起伏ロッドおよび平
行ロッドが展開された状態のリンク機構を示す模式図で
ある。
【図6】 被施術者が可動シート部を下降させた状態で
本実施の形態に係る理美容椅子に腰掛けた状態を示す模
式図である。
【図7】 被施術者が可動シート部を上昇させた状態で
本実施の形態に係る理美容椅子に腰掛けた状態を示す模
式図である。
【図8】 従来の理美容椅子のシートアップ装置を示す
模式図であり、後部シートが下降位置にある状態を示し
ている。
【図9】 従来の理美容椅子のシートアップ装置を示す
模式図であり、後部シートが傾斜姿勢となっている状態
を示している。
【図10】 従来の理美容椅子のシートアップ装置を示
す模式図であり、後部シートが上昇位置にある状態を示
している。
【符号の説明】 U 昇降装置 20 理美容椅子 22 腰掛部(シート本体) 23 昇降部 (可動シート部) 28 座面 30 リンク機構(支持機構) 31 油圧シリンダ(シリンダ装置) 33,34 起伏ロッド(第1の回動ロッド) 35,36 平行ロッド(第2の回動ロッド) 37 昇降台(保持フレーム) 38 増幅機構 43 ばね(弾性部材) 48,54 他端部 55,59 一端部 61 回動軸 62 入力リンク(第1のアーム部材) 63 出力リンク(第2のアーム部材) 64 補助リンク 65 シリンダロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 1/06 A47C 3/20

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座面の周辺部を形成するシート本体、及
    び座面の中央部を形成する可動シート部と、可動シート
    部を座面に対して垂直な方向に昇降可能に支持する支持
    機構と、可動シート部を昇降させる昇降手段とを備えた
    理美容椅子であって、 上記支持機構が、一端がシート本体側に回動自在に連結
    されると共に他端が可動シート部側に回動自在に連結さ
    れ、該一端を中心にして回動起伏可能に設けられた第1
    の回動ロッドと、一端がシート本体側に回動自在に連結
    されると共に他端が可動シート部側に回動自在に連結さ
    れ、第1の回動ロッドの起伏に伴う可動シート部の傾き
    を矯正して可動シート部の姿勢を平行に保つ第2の回動
    ロッドとを有し、 上記昇降手段が、上記第1の回動ロッド側に連結され、
    該回動ロッドに起伏回動力を与えるシリンダ装置を有
    し、 上記シリンダ装置のシリンダロッドのストロークをてこ
    の原理により増幅する増幅機構をさらに含むものにおい
    て、 上記増幅機構が、 所定の回転中心軸を中心にして回転可能に配置された回
    動軸と、 該回動軸に、上記回転中心軸に垂直な方向に延びるよう
    取り付けられ、その先端部に上記シリンダロッドが連結
    される第1のアーム部材と、 該回動軸に、上記回転中心軸に垂直な方向に延びるよう
    取り付けられ、その先端部が上記第1の回動ロッドへシ
    リンダの駆動力を伝達する部分となっている、その長さ
    が上記第1のアーム部材より長い第2のアーム部材とを
    備えたことを特徴とする理美容椅子
  2. 【請求項2】 請求項1記載の理美容椅子において、 上記支持機構は、可動シート部を保持し得る保持フレー
    ムおよびシート本体に対して固定し得るベース部材を有
    しており、 第1の回動ロッドの一端が上記ベース部材の一端縁部に
    連結され、他端が上記保持フレームにスライド可能に連
    結されており、 第2の回動ロッドの一端が上記保持フレームの一端縁部
    に連結され、他端が上 記ベース部材にスライド可能に連
    結されており、 上記第1及び第2の回動ロッドにより上記ベース部材上
    にて保持フレームを昇降可能に支持するよう構成されて
    いる ことを特徴とする理美容椅子。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の理美容椅子において、上記シリンダ装置は、上記ベース部材上にて保持フレー
    ムが昇降移動するスペースの側方位置に配置されてお
    り、 該シリンダ装置は、そのシリンダロッドが連結機構を介
    して第1の回動ロッドと連結 されていることを特徴とす
    る理美容椅子。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の理
    美容椅子において、一端が上記第2のアーム部材の先端部に回転可能に連結
    され、他端が上記第1の回転ロッドに回転可能に連結さ
    れた補助リンクをさらに有する ことを特徴とする理美容
    椅子。
  5. 【請求項5】 請求項ないし4のいずれかに記載の理
    美容椅子において、 上記シリンダ装置は、そのシリンダロッドの伸長によっ
    て上記可動シート部を押し上げるよう構成されており、 上記シリンダロッドを縮短させる方向に弾性付勢する弾
    性部材をさらに有する ことを特徴とする理美容椅子。
  6. 【請求項6】 座面の周辺部を形成するシート本体、及
    び座面の中央部を形成する可動シート部と、可動シート
    部を座面に対して垂直な方向に昇降可能に支持する支持
    機構と、可動シート部を昇降させる昇降手段とを備えた
    理美容椅子であって、 上記支持機構が、一端がシート本体側に回動自在に連結
    されると共に他端が可動シート部側に回動自在に連結さ
    れ、該一端を中心にして回動起伏可能に設けられた第1
    の回動ロッドと、一端がシート本体側に回動自在に連結
    されると共に他端が可動シート部側に回動自在に連結さ
    れ、第1の回動ロッドの起伏に伴う可動シート部の傾き
    を矯正して可動シート部の姿勢を平行に保つ第2の回動
    ロッドとを有し、 上記昇降手段が、上記第1の回動ロッド側に連結され、
    該回動ロッドに起伏回動力を与えるシリンダ装置を有す
    るものにおいて、 上記シリンダ装置は、そのシリンダロッドの伸長によっ
    て上記可動シート部を押し上げるよう構成されており、 上記シリンダロッドを縮短させる方向に弾性付勢する弾
    性部材をさらに有する ことを特徴とする理美容椅子。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の理美容椅子において、上記支持機構は、可動シート部を保持し得る保持フレー
    ムおよびシート本体に対して固定し得るベース部材を有
    しており、 第1の回動ロッドの一端が上記ベース部材の一端縁部に
    連結され、他端が上記保持フレームにスライド可能に連
    結されており、 第2の回動ロッドの一端が上記保持フレームの一端縁部
    に連結され、他端が上記ベース部材にスライド可能に連
    結されており、 上記第1及び第2の回動ロッドにより上記ベース部材上
    にて保持フレームを昇降可能に支持するよう構成されて
    いる ことを特徴とする理美容椅子。
  8. 【請求項8】 請求項記載の理美容椅子において、 上記シリンダ装置は、上記ベース部材上にて保持フレー
    ムが昇降移動するスペースの側方位置に配置されてお
    り、 該シリンダ装置は、そのシリンダロッドが連結機構を介
    して第1の回動ロッドと連結されている ことを特徴とす
    る理美容椅子。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし8のいずれかに記載の理
    美容椅子において、 上記シリンダ装置のシリンダロッドのストロークをてこ
    の原理により増幅する増幅機構をさらに含むものである
    ことを特徴とする理美容椅子。
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