JP3162295U - 屋根瓦 - Google Patents

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哲也 井野
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Abstract

【課題】屋根瓦設置現場での作業負担と端材の発生を低減する屋根瓦を提供する。【解決手段】桟木は、屋根面51の軒部側の端縁を基点として、軒部から棟部52に向かう方向に沿って、屋根瓦101の働き寸法に一致する配置間隔S1毎に屋根面51上に固定される(桟木53a,53b参照)。屋根瓦101は、その係止部121を、配置間隔S1毎に配置された桟木に引っ掛けて設置される。なお、軒部から棟部52までの長さが屋根瓦101の働き寸法の整数倍でないため、棟部52に最も近い位置に設置された桟木53cと、桟木53cに隣接する桟木53bとの間の距離S2(以下、棟部桟木距離S2という)が、屋根瓦101の働き寸法より短くなる。利足調整瓦1は、その働き寸法が棟部桟木距離S2に一致するように形成されているため、その係止部21を桟木53cに引っ掛けることにより、棟際に設置することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、建築物の屋根に設置される屋根瓦に関する。
建築物の屋根に屋根瓦を設置する方法としては、断面が矩形状で長尺状の部材である桟木を複数、軒部から棟部に向かう方向に沿って、屋根瓦の働き寸法に一致する所定間隔毎に、長尺方向が軒部に平行になるようにして屋根表面上に固定し、その後、屋根瓦の裏面に設けられた突起部を桟木に引っ掛けて屋根瓦を桟木に固定する方法が一般的である(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−138474号公報
しかしながら、軒部から棟部までの長さが屋根瓦の働き寸法の整数倍でない場合には、棟部に最も近い位置に設置された桟木(以下、棟部桟木という)と棟部桟木に隣接する桟木との間の距離(以下、棟部桟木距離という)が、屋根瓦の働き寸法より短くなる。
このため、棟部桟木に引っ掛けて固定される屋根瓦(以下、棟部屋根瓦という)の働き寸法を棟部桟木距離に一致させるために、棟部屋根瓦の一部をダイヤモンドカッター等で切断する作業を行う必要がある。
この切断作業は屋根瓦1枚につき数分の時間を要するため、何十枚もの屋根瓦について切断作業を行うと、作業負担が大きくなるという問題があった。また、棟部屋根瓦を切断することにより、屋根瓦の端材が作業現場で発生してしまうという問題があった。
本考案は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、屋根瓦設置現場での作業負担と屋根瓦の端材の発生を低減する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の考案は、屋根面に固定された桟木に係止することにより、屋根面上における棟際または壁際に設置される屋根瓦であって、屋根面に固定された複数の桟木のうち、棟際または壁際からの距離が最も短い桟木を第1近接桟木とし、第1近接桟木の次に棟際または壁際からの距離が短い桟木を第2近接桟木として、第1近接桟木と第2近接桟木との間の配置間隔は、その他の桟木間の配置間隔よりも短く、当該屋根瓦の働き寸法が、第1近接桟木と第2近接桟木との間の配置間隔に一致するように予め成型されていることを特徴とする。
このように構成された屋根瓦は、その働き寸法が、棟際または壁際に固定されている桟木の配置間隔(すなわち、第1近接桟木と第2近接桟木との間の配置間隔)に一致しているため、当該屋根瓦の一部を切断することなく、そのまま、棟際または壁際に最も近い桟木に係止して棟際または壁際に固定することができる。
すなわち、第1近接桟木と第2近接桟木との間の配置間隔(以下、際桟木間隔という)が、その他の桟木間の配置間隔より短い場合であっても、際桟木間隔が予め判っているときには、働き寸法が際桟木間隔に一致する屋根瓦(すなわち、請求項1に記載の屋根瓦)を予め用意しておくことで、棟際または壁際に屋根瓦を設置するために屋根瓦の一部を切断する作業が不要となり、屋根瓦設置現場での作業負担と屋根瓦の端材の発生を低減することができる。さらに、屋根瓦切断作業が不要となることで現場管理を簡略化することができる。また、端材の発生を低減することができるため、環境に良い屋根瓦を提供することができる。
利足調整瓦1の斜視図である。 利足調整瓦1の平面図、正面図、および左側面図である。 棟際での屋根瓦の施工状態を示す側面図である。 壁際での屋根瓦の施工状態を示す側面図である。 上型80の平面図、およびA−A断面部を示す図である。 下型90の平面図、およびA−A断面部を示す図である。
以下に本考案の実施形態について図面とともに説明する。
図1は本実施形態の利足調整瓦1の斜視図である。図2(a)は利足調整瓦1の平面図、図2(b)は利足調整瓦1の正面図、図2(c)は利足調整瓦1の左側面図である。
利足調整瓦1は、図1及び図2に示すように、平面略矩形の板状に形成されている(図2(a)を参照)。
そして利足調整瓦1は、左短辺12側で隣接する利足調整瓦1の一部を収納するための空間Sが形成されるように、長手方向D1に沿って湾曲している(図2(b)を参照)。
また、利足調整瓦1の裏面16には、上長辺13の近傍に、長手方向D1に沿って、桟木に引っ掛けるために突出した係止部21が設けられている(図2(c)を参照)。さらに、利足調整瓦1の上長辺13の近傍には、桟木に引っ掛けられた利足調整瓦1を桟木に固定するための釘が挿入される貫通孔である釘穴22が設けられる(図2(a)を参照)。
図3は、棟際での屋根瓦の施工状態を示す側面図である。図4は、壁際での屋根瓦の施工状態を示す側面図である。
図3に示すように、桟木53は、屋根面51の軒部(不図示)側の端縁を基点として、軒部から棟部52に向かう方向に沿って、屋根瓦101の働き寸法に一致する配置間隔S1毎に、桟木53の長尺方向が軒部の端縁に平行になるようにして屋根面51上に固定される(図3の桟木53a,53bを参照)。そして屋根瓦101は、その係止部121を、配置間隔S1毎に配置された桟木53(図3では、桟木53a,53b)に引っ掛けて桟木53に固定することにより設置される。
なお、軒部から棟部52までの長さが屋根瓦101の働き寸法の整数倍でないため、棟部52に最も近い位置に設置された桟木53cと、桟木53cに隣接する桟木53bとの間の距離S2(以下、棟部桟木距離S2という)が、屋根瓦101の働き寸法より短くなる。
そして、利足調整瓦1は、その働き寸法が棟部桟木距離S2に一致するように形成されている。このため、利足調整瓦1の係止部21を桟木53cに引っ掛けて桟木53cに固定することにより、棟際に利足調整瓦1を設置することができる。
図4に示すように、桟木63は、屋根面61の軒部(不図示)側の端縁を基点として、軒部から壁部62に向かう方向に沿って、屋根瓦101の働き寸法に一致する配置間隔S11毎に、桟木63の長尺方向が軒部の端縁に平行になるようにして屋根面61上に固定される(図4の桟木63a,63bを参照)。そして屋根瓦101は、その係止部121を、配置間隔S11毎に配置された桟木63(図4では、桟木63a,63b)に引っ掛けて桟木63に固定することにより設置される。
なお、軒部から壁部62までの長さが屋根瓦101の働き寸法の整数倍でないため、壁部62に最も近い位置に設置された桟木63cと、桟木63cに隣接する桟木63bとの間の距離S12(以下、壁部桟木距離S12という)が、屋根瓦101の働き寸法より短くなる。
そして、利足調整瓦1は、その働き寸法が壁部桟木距離S12に一致するように形成されている。このため、利足調整瓦1の係止部21を桟木63cに引っ掛けて桟木63cに固定することにより、壁際に利足調整瓦1を設置することができる。
図5(a)は上型80の平面図である。図5(b)は上型80のA−A断面部を示す図である。図6(a)は下型90の平面図である。図6(b)は下型90のA−A断面部を示す図である。
上型80と下型90は、働き寸法が異なる3種類の利足調整瓦1を成型可能に構成されている。
まず、上型80は、図5(a),(b)に示すように、その成型面81上において、利足調整瓦1の下長辺14(図2を参照)を形成するために成型面81から突出する下長辺壁82が設けられている。
さらに、成型面81には、利足調整瓦1の上長辺13を形成するための溝(以下、上長辺溝という)83a,83b,83cが形成されている。上長辺溝83a,83b,83cは、溝の長手方向が下長辺壁82に平行になるように形成され、上長辺溝83a,83b,83cはそれぞれ、予め設定された3種類の働き寸法に対応するように、下長辺壁82との距離が設定されている(図5の距離L1,2,3を参照)。
また、成型面81には、利足調整瓦1に釘穴22を形成するための有底穴84a,84b,84cが設けられている。有底穴84a,84b,84cはそれぞれ、上長辺溝83a,83b,83cに対応して上長辺溝83a,83b,83cの近傍に設けられている。
次に、下型90は、図6(a),(b)に示すように、その成型面91上において、利足調整瓦1の上長辺13を形成するために突出する壁(以下、上長辺壁という)92a,92b,92cが設置されている。上長辺壁92a,92b,92cは、その長手方向が成型面91の下端縁93に平行になるように形成され、上長辺壁92a,92b,92cはそれぞれ、予め設定された3種類の働き寸法に対応するように、下端縁93との距離が設定されている(図6の距離L11,12,13を参照)。
さらに、成型面91には、利足調整瓦1の係止部21を形成するための溝(以下、係止部溝という)94a,94b,94cが、それぞれ上長辺壁92a,92b,92cに隣接して形成されている。また、係止部21の長さを設定するために成型面91上に設けられる板状の台座部95a,95b,95cが、それぞれ94a,94b,94cに隣接して設置される。
なお、上長辺壁92a,92b,92cおよび台座部95a,95b,95cはそれぞれ、ネジ96およびネジ97により成型面91に対して着脱可能に取り付けられる。
このように構成された上型80と下型90を用いて、働き寸法が異なる3種類の利足調整瓦1を成型する方法を以下に説明する。
まず、働き寸法が異なる3種類のうち所望の働き寸法の利足調整瓦1に対応しない上長辺溝83と有底穴84と係止部溝94を金属パテにより埋めるとともに、対応しない上長辺壁92および台座部95を取り外す。例えば、働き寸法が異なる3種類の利足調整瓦1の中で働き寸法が最も長い利足調整瓦1を成型する場合には、まず、上型80について、上長辺溝83a,83bと有底穴84a,84bを形成する凹部を金属パテにより埋めるとともに、下型90について、係止部溝94a,94bを形成する凹部を金属パテにより埋める。さらに、下型90について、上長辺壁92a,92bおよび台座部95a,95bを成型面91から取り外す。
その後、下型90の成型面91上に屋根瓦用原料を投入し、下型90の成型面91と上型80の成型面81とが対向するようにして屋根瓦用原料を上型80と下型90とで挟持し、加圧することにより利足調整瓦1を成型する。
このように構成された利足調整瓦1は、屋根面51(61)に固定された桟木53(63)に係止することにより、屋根面51(61)上における棟際(壁際)に設置される屋根瓦であって、利足調整瓦1の働き寸法が、棟際(壁際)からの距離が最も短い桟木53c(63c)と、桟木53c(63c)の次に棟際(壁際)からの距離が短い桟木53b(63b)との間の配置間隔に一致するように予め成型されている。
このように構成された利足調整瓦1は、その働き寸法が、棟際(壁際)に固定されている桟木の配置間隔(すなわち、桟木53c(63c)と桟木53b(63b)との間の配置間隔)に一致しているため、利足調整瓦1の一部を切断することなく、そのまま、棟際(壁際)に最も近い桟木53c(63c)に係止して棟際(壁際)に固定することができる。
すなわち、桟木53c(63c)と桟木53b(63b)との間の配置間隔(以下、際桟木間隔という)が、その他の桟木間の配置間隔より短い場合であっても、際桟木間隔が予め判っているときには、働き寸法が際桟木間隔に一致する利足調整瓦1を予め用意しておくことで、棟際(壁際)に屋根瓦を設置するために屋根瓦の一部を切断する作業が不要となり、屋根瓦設置現場での作業負担と屋根瓦の端材の発生を低減することができる。さらに、屋根瓦切断作業が不要となることで現場管理を簡略化することができる。また、端材の発生を低減することができるため、環境に良い屋根瓦を提供することができる。
以上説明した実施形態において、利足調整瓦1は本発明における屋根瓦、桟木53c,63cは本発明における第1近接桟木、桟木53b,63bは本発明における第2近接桟木である。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態においては、働き寸法が異なる3種類の利足調整瓦1を成型可能に構成された上型80および下型90を示したが、利足調整瓦1の種類数はこれに限定されるものではなく、1種類または2種類でもよいし4種類以上であってもよい。
また上記実施形態においては、長手方向D1に沿って湾曲している形状の利足調整瓦1を示したが、利足調整瓦1の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、平板瓦であってもよい。
1…利足調整瓦、21…係止部、22…釘穴、51…屋根面、52…棟部、53…桟木、61…屋根面、62…壁部、63…桟木、80…上型、90…下型

Claims (1)

  1. 屋根面に固定された桟木に係止することにより、屋根面上における棟際または壁際に設置される屋根瓦であって、
    前記屋根面に固定された複数の前記桟木のうち、前記棟際または前記壁際からの距離が最も短い桟木を第1近接桟木とし、前記第1近接桟木の次に前記棟際または前記壁際からの距離が短い前記桟木を第2近接桟木として、前記第1近接桟木と前記第2近接桟木との間の配置間隔は、その他の前記桟木間の配置間隔よりも短く、
    当該屋根瓦の働き寸法が、前記第1近接桟木と前記第2近接桟木との間の配置間隔に一致するように予め成型されている
    ことを特徴とする屋根瓦。
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