JP3162253U - 麺切り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 個人の店舗用に適した実用性を備えつつ、手作り感のある麺線を切り出す麺切り装置を提供する。【解決手段】 板状の麺帯から麺線を切り出す麺切り装置1であって、麺帯が載置される載置部10と、両端支持されるとともに、シート103を跨いで架設され、所定の動力により長手方向Aに移動する梁部20と、所定の動力によりシート103を基準に昇降する麺切包丁30と、選択操作により麺線の麺幅を指定可能な操作部40と、各動力を制御して、麺切包丁30を昇降させるとともに、操作部40で指定された麺幅に対応した送り量の移動と停止を繰り返して梁部20を間欠移動させる制御部と、を備え、麺切包丁30は、シート103側に膨出する円弧形状を有するガイド孔に案内されて昇降し、制御部は、送り量を、指定された麺幅の送り量を基準にして所定量前後する送り量の範囲内で変動させる構成としてある。【選択図】 図1

Description

本考案は、そば、うどんなどの麺生地から麺線を切り出す麺切り装置に関し、特に、そば屋、うどん屋などに設置可能な店舗用の麺切り装置に関する。
うどん粉、そば粉などを捏ねた麺生地から麺線を切り出す麺切り装置が知られている。
このような麺切り装置では、切り出された麺線が手作り感のある形状、すなわち、あたかも手包丁で切断したような形状となるように、種々の工夫が施されている。
例えば、特許文献1には、切り出される麺線の麺幅を不揃いにする麺切り装置が開示されている。この麺切り装置では、麺帯を搬送する動力として電気抵抗が増減すると速度が変わる可変速モータを用いるとともに、この可変速モータに電力を供給する経路に複数の抵抗器を並列に配置して、モータと導通する抵抗器を所定時間毎に切り替えることで、モータの回転速度を経時変化させるように構成されている。
これにより、麺帯の送り量が時間の経過に伴い変動することから、切り出される麺幅が不揃いとなり、手作り感のある麺線が切り出されるようになっている。
また、特許文献2には、麺帯を押しつぶすことなく麺線を切り出す麺切り装置が開示されている。
この麺切り装置では、梁に吊下げられた平行リンクの下端側に包丁を取り付けるとともに、この平行リンクに振り子運動させることで、包丁が昇降しつつ横方向に移動するように構成されている。
これにより、手包丁で切断するときのように、包丁が円弧状の軌跡を描いて昇降することから、麺帯を押しつぶすことなく麺線を切り出すことができる。
実開平5−70282号公報 特開平3−43194号公報
しかしながら、従来の麺切り装置では、以下のような問題を解決することができなかった。
例えば、特許文献1及び2に係る麺切り装置では、手作り感のある麺線が切り出されるものの、いずれも麺帯がベルトコンベアなどの搬送手段で搬送されつつ切断されるように構成されていることから、麺製造を流れ作業で行う製麺工場には適しているものの、流れ作業を導入しない店舗等に不向きであり、特に、スペースの限られているそば屋等の個人用店舗への設置は困難であった。
また、特許文献2に係る麺切り装置は、平行リンクに振り子運動させることで、包丁が円弧状の軌跡を描くように構成されているが、このような構成を採用すると装置全体が大型化かつ複雑化することから店舗向きではないうえ、振り子運動する平行リンクの慣性も大きくなり、その運動が装置全体に伝わり振動や騒音が発生するおそれがあった。さらに、慣性の大きな平行リンクを動作させるモータも高トルクのものを採用しなければならず製品コストの上昇が懸念されていた。
また、従来の麺切り装置では、切り出される麺幅を手軽に変更できる手段がなく、麺幅を顧客の好みに合わせることは容易ではなかった。
以上のような問題を解決すべく、本願考案者らは、鋭意研究の結果、コンパクトな外形を有し、手作り感のある麺線を切り出す麺切り装置を考案するに至ったものである。
すなわち、本考案は、上述したような現状の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、麺帯を搬送することなく、麺幅を不揃いにしつつ、しかも、麺帯を押しつぶすことなく麺線を切り出す麺切り装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本考案の麺切り装置は、板状の麺帯から麺線を切り出す麺切り装置であって、麺帯が載置される略矩形状の載置部と、前記載置部の対向する長辺側で両端支持されるとともに、麺帯が載置される載置面を跨いで架設され、所定の動力により前記載置部の長手方向に移動する梁部と、前記梁部に設けられ、所定の動力により前記載置面を基準に昇降する麺切包丁と、選択操作により切り出される麺線の麺幅を指定可能な操作部と、前記各動力を制御して、前記麺切包丁を昇降させるとともに、前記操作部で指定された麺幅に対応した送り量の移動と停止を繰り返して前記梁部を間欠移動させる制御部と、を備え、前記麺切包丁は、前記載置面側に膨出する円弧形状を有するガイド孔に案内されて昇降し、前記制御部は、前記送り量を、前記指定された麺幅の送り量を基準にして所定量前後する送り量の範囲内で変動させる構成としてある。
本考案の麺切り装置によれば、個人の店舗用に適した実用性を備えつつ、手作り感のある麺線を切り出すことができる。
本考案の一実施形態に係る麺切り装置の外観を示す右斜視図である。 本考案の一実施形態に係る麺切り装置の外観を示す左斜視図である。 本考案の一実施形態に係る麺切り装置の要部を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る麺切り装置の麺幅選択スイッチの正面図である。 本考案の一実施形態に係る麺切り装置の内部構成を示すブロック図である。
以下、本考案に係る麺切り装置の好ましい実施形態について、図1〜図5を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る麺切り装置を正面右斜めから見た斜視図、図2は、正面左斜めから見た斜視図、図3は、右側面から見た斜視図、図4は麺幅選択スイッチの正面図、図5は、麺切り装置の内部構成を示すブロック図である。
各図に示すように、本実施形態に係る麺切り装置1は、略矩形状の載置部10と、載置部10の対向する長辺側で両端支持されるとともに、麺帯が載置される載置面103を跨いで架設され、所定の動力により長手方向Aに移動する梁部20と、梁部20に設けられ、昇降用モータ301で駆動され載置面103を基準に昇降する麺切包丁30と、種々の操作スイッチが配設された操作部40とを外観に有し、梁部20の長手方向Aへの移動に伴い、麺切包丁30が昇降することにより、載置面103に載置された板状の麺帯から麺線を切り出す卓上式の麺切り装置として構成されている。
また、麺切り装置1は、CPU(中央演算処理装置)を備えるコンピュータからなる制御部50と、梁部20を長手方向Aに移動させる移動用モータ105を載置部10の内部に備えている。
そして、この制御部50が、昇降用モータ301を制御して、麺切包丁30を昇降させるとともに、移動用モータ105を制御して、操作部40で指定された麺幅に対応した送り量の移動と停止を繰り返して梁部20を間欠移動させるようになっている。さらに、制御部50は、送り量を、指定された麺幅の送り量を基準にして所定量前後する送り量の範囲内で変動させるようになっている。以下、本実施形態に係る麺切り装置1を構成する各部の詳細について説明する。
載置部10は、本体101と、本体101上面に載置されたまな板102と、まな板102上面に敷設されたシート103と、梁部20を長手方向Aにスライド可能に支持するガイドレール104とを備え、所定の作業台等に設置可能な略矩形状の外形を有している。
本体101は、ステンレス製の筐体構造を有し、内部には、制御部50と、移動用モータ105と、プーリーと、無端ベルトとが配置されている(不図示)。
プーリーは、対向する短辺側の二箇所に配置されるとともに、移動用モータ105に軸着されて回転するようになっている。無端ベルトは、プーリーに巻架されるとともに、その一部が梁部20(支柱201)に止着され、移動用モータ105の駆動に伴い梁部20を長手方向Aに移動させるようになっている。
また、本体101の長辺側の側面には、図示しない梁部位置センサ106が取り付けられている。この梁部位置センサ106は、所定のフォトインタラプタからなり、支柱201に形成された遮光板を検出し、梁部20の長手方向Aに対する原点位置(例えば、操作部40側)を識別可能な検出信号を制御部50に入力する。
まな板102は、本体101に対して着脱自在でありながら、本体101上面に形成されたコの字状の囲い枠101aにスライド挿入されることで、揺動不能に挟持される。
シート103は、まな板102に着脱自在に敷設され、麺帯が載置されるとともに降下(切断)位置にある麺切包丁30の当接する載置面として構成されている。
このシート103は、麺切包丁30当接時の衝撃を緩和させるとともに麺帯が滑らないようにゴムなどのクッション性に優れ、摩擦抵抗の大きい材質で形成されている。
なお、本実施形態では、まな板102にシート103を敷設してこのシート103を載置面としたが、シート103を設けずに、まな板102(上面)を載置面とすることもできる。
ガイドレール104は、ステンレス製の丸棒材からなり、梁部20(支柱201)に設けられた貫通孔(不図示)に貫通され梁部20を長手方向Aにスライド可能に支持する。
このガイドレール104は本体101の長辺両側に固設され、これにより梁部20は長辺側で両端支持される。片持で支持とすると麺切包丁30の降下(切断)時に自由端側に撓みが生じることになるが、このように両端支持することで、麺切包丁30の切断力を刃渡り方向すべてに渡って均等にすることができる。
なお、本実施形態では、ガイドレール104を丸棒としたが角棒としてもよい。また、ガイドレール104を梁部20(支柱201)の貫通孔に貫通されるように構成したが、スライド可能に凹凸嵌合するように構成することもできる。さらに、この凹凸嵌合部(例えば、支柱201側)にローラーを設け、スライド摺動時の摩擦抵抗を低減させることもできる。
梁部20は、載置部10の対向する長辺側(ガイドレール104)で両端支持される支柱201と、麺帯が載置される載置面(シート103)を跨いで架設される梁202とで形成され、麺切包丁30と、この麺切包丁30を昇降させる昇降機構と、シート103に載置された麺帯を上方から押圧する押さえ板204とを備えている。
支柱201は、ガイドレール104に長手方向Aにスライド可能に支持されるとともに無端ベルトに止着され、移動用モータ105の駆動に伴い梁部20を長手方向Aに移動させる。
梁202には、シート103側に膨出する円弧形状の三つのガイド孔203が形成され、麺切包丁30は、これらのガイド孔203にガイドピン30aを介して昇降可能に取り付けられている。
ガイド孔203は、該孔下端側に位置する麺切包丁30(刃)をシート103に当接させ、該孔上端側に位置する麺切包丁30をシート103から離間させるとともに麺帯との間に所定の間隔が空くように形成されている。
このような構成により、麺切包丁30は、シート103を基準面としてガイド孔203に沿って昇降することで、円弧状の軌道を描きつつ麺帯を切断することになる。これにより、麺帯を押しつぶすことなく、麺線を切り出すことができる。
また、ガイド孔203を形成して、これに沿って麺切包丁30を昇降させるように構成とすることで、昇降機構をコンパクト化しつつ、円弧軌道を実現することができる。
また、梁部20は、麺切包丁30を昇降させる昇降機構として、昇降用モータ301と、回転板302と、クランク棒303、包丁位置センサ304とを備えている。
回転板302は、昇降用モータ301に軸着され、昇降用モータ301の駆動に伴い回転する。
クランク棒303は、回転板302と麺切包丁30とに枢着され、昇降用モータ301の回転運動を、麺切包丁30の昇降運動に変換する。
包丁位置センサ304は、所定のフォトインタラプタからなり、回転板302に形成された遮光板を検出し、麺切包丁30の位置(例えば、上昇位置)を識別可能な検出信号を制御部50に入力する。
このように本考案に係る麺切り装置1は、麺切包丁30が長手方向Aに移動しつつ、昇降するように構成されている。
従来の麺切り装置は、麺切包丁30の昇降位置を固定するとともに載置部を麺帯の搬送手段とすることで、流れ作業に適した構成を有しているものの、流れ作業を導入しない個人用の店舗に不向きであったが、本考案に係る麺切り装置1は、麺帯の移動に代わって麺切包丁30が移動することから、設置スペースの限られている店舗用に適した実用性を備えたものといえる。
また、載置部10が搬送手段として機能しないことから、麺切り動作を行わないときはこの載置部10を作業台として用いることができ、スペースの有効利用が図られる。
また、梁部20は、シート103に載置された麺帯を上方から押さえる押さえ板204を備えている。
押さえ板204は、シート103に対してほぼ平行に配置されるとともに、麺帯を上方から押圧するように構成されている。
具体的には、押さえ板204は、支柱201に上下方向にスライド可能に支持されるスライド板205に固定され、このスライド板205は、支柱201に取り付けられたバネ206に接続され、シート103側に付勢されている。
このような構成により、押さえ板204は、バネ206によって下方に付勢され、その底面でシート103に載置された麺帯を上方から押圧するようになっている。
また、スライド板205をガイドピン20aに連結させることで、麺切包丁30の昇降動作に連動して、押さえ板204を上下動させることもできる。
麺帯は粘性を有するので、麺切包丁30の昇降動作及び間欠移動動作に伴い、麺帯が麺切包丁30に付着して、載置位置がずれてしまうことがあるが、押さえ板204を備えることで、このずれを防止できる。
なお、バネ206を取り外して、押さえ板204とスライド板205との自重により、麺帯を上方から押圧するように構成することもできる。
また、梁部20に、押さえ板204又はスライド板205の上下方向へのスライド移動を利用して、シート103に載置される麺帯の有無を検知する麺帯検知センサを設けることもできる。例えば、押さえ板204がほぼシート103面まで降下すると、麺帯なしを検出し、それ以外は麺帯ありを検出するように、麺帯検知センサを構成することができる。
このような麺帯検知センサを設けることで、麺帯ありからなしへの変化を検出することにより、麺帯の終端部を識別でき、この識別により、制御部50は、麺切り動作を自動的に停止させることができる。
操作部40は、作業者の操作に係る種々のスイッチが設けられた操作パネルである。
操作部40には、図3に示すように、電源のオン/オフを選択する電源スイッチ401と、切り出される麺幅を選択する麺幅選択スイッチ402と、麺幅を固定する固定モードと変動させる変動モードのいずれかを選択するモード切換スイッチ403(モード選択部)と、麺切包丁30と梁部20の位置を原点に復帰させる原点復帰スイッチ404と、麺切り動作を開始させる始動スイッチ405と、動作を停止させる停止スイッチ406と、非常時に麺切り動作を停止させる非常停止スイッチ407とが配置されている。
麺幅選択スイッチ402は、図4に示すように、多段階式のロータリースイッチで構成され、1.5mm〜3mmは、0.5mm単位で、3mm〜11mmは、1mm単位で切り出される麺幅を変更でき、顧客の好みの麺幅を選択できるようになっている。
そして、これらの各種スイッチ401〜407は、作業者の操作を検知可能に制御部50に接続されている(図5参照)。
制御部50は、CPU(中央演算処理装置)、ROM、RAM等のメモリ、I/Oポートなどを備えるコンピュータであり、ROMに記憶される制御プログラムとデータに基づいて各部を制御して麺切り動作を実行させる。
具体的には、制御部50は、電源スイッチ401がオン操作され、始動スイッチ405が押下操作されると、昇降用モータ301を連続回転させ、麺切包丁30に昇降動作を行わせる。
これと同時に、制御部50は、移動用モータ105を間欠回転させ、麺幅選択スイッチ402で指定された麺幅に対応する回転角の回転と停止(例えば、0.5秒)を繰り返すことで、指定された麺幅に対応する送り量の移動と停止を繰り返して梁部20に間欠移動動作を行わせる。
麺切り動作は、このような昇降動作と間欠移動動作との繰り返しからなり、麺切包丁30が上昇しているときに、梁部20を移動させ、梁部20が停止しているときに、麺切包丁30を降下させるとともに上昇させることで、麺切包丁30が長手方向Aに移動しながら昇降して、シート103に載置された麺帯から麺線が切り出されるようになっている。
また、麺幅選択スイッチ402を選択操作して、切り出される麺幅の指定を変更すると、制御部50は、これに伴い移動用モータ105の回転角を変更し、梁部20を新たに指定された麺幅に対応する送り量移動させて停止させる間欠移動動作を繰り返す。
制御部50は、麺切り動作中に、停止スイッチ406又は非常停止スイッチ407が押下操作されると、昇降用モータ301と移動用モータ105を停止させる。
この場合、停止スイッチ406が押下操作されたときは、制御部50は、移動用モータ105を停止するとともに、包丁位置センサ304からの検出信号に基づいて昇降用モータ301を制御して麺切包丁30を上昇させて停止させる。
また、非常停止スイッチ407が押下操作された後に、原点復帰スイッチ404が押下操作されたときは、包丁位置センサ304からの検出信号に基づいて昇降用モータ301を制御して麺切包丁30を上昇させて停止させるとともに、梁部位置センサ106からの検出信号に基づいて移動用モータ105を制御して梁部20を原点位置(操作部40側)に移動させて停止する。
また、制御部50は、モード切換スイッチ403の押下操作を検出すると、梁部20の送り量を固定する固定モードと変動させる変動モードのいずれかに切り換える。
具体的には、電源オン時は、梁部20の送り量を固定させる固定モードとなっており、モード切換スイッチ403を押下操作すると、梁部20の送り量を変動させる変動モードとなる。さらに、押下操作すると、固定モードに戻るようになっている。
固定モードでは、前述した麺幅選択スイッチ402で指定された麺幅(送り量)の移動と停止を繰り返す間欠移動動作を繰り返し、送り量は常に一定となっている。
一方、変動モードは、送り量を、麺幅選択スイッチ402で指定された麺幅(送り量)を基準にして所定量前後する送り量の範囲内で変動させる。
例えば、本実施形態に係る固定モードでは、麺幅選択スイッチ402で指定された麺幅を1.5mmとした場合、送り量は常に一定値の1.5mmであるものの、変動モードでは、指定された麺幅の送り量である1.5mmと、この送り量を基準にして所定量(例えば、±0.5mm)前後する送り量(例えば、1.0mmと2.0mm)とを一送り毎に順次選択して、送り量を変動させる。すなわち、この場合、1.0mm、1.5mm、2.0mmの順番で一送り毎にいずれかを選択して、送り量を変動させるようになっている。
これにより、切り出される麺幅が不揃いとなり、手作り感のある麺線が製作される。
次に、以上のように構成された本実施形態に係る麺切り装置1の麺切り動作について説明する。
まず、電源スイッチ401をオン操作するとともに、シート103に麺帯を載置し、麺幅選択スイッチ402を選択操作して、切り出される麺幅を指定する。
次いで、不揃いな麺幅ではなく、均一な麺幅を所望する場合には、そのまま、始動スイッチ405を押下操作する。これにより、固定モードとしての麺切り動作が開始される。具体的には、麺切包丁30の昇降動作が開始されるとともに、麺幅選択スイッチ402で指定された麺幅に対応する固定送り量の移動と停止を繰り返す梁部20の間欠移動動作が開始される。これにより、指定された麺幅の麺線が切り出されることになる。
一方、均一な麺幅ではなく、不揃いな麺幅を所望する場合には、モード切換スイッチ403を押下操作するとともに、始動スイッチ405を押下操作する。これにより、変動モードとしての麺切り動作が開始される。具体的には、麺切包丁30の昇降動作が開始されるとともに、麺幅選択スイッチ402で指定された麺幅の送り量(例えば、1.5mm)と、この送り量を基準にして所定量前後する送り量(例えば、1.0mmと2.0mm)とを一送り毎に順次選択して、送り量を変動させる。これにより、切り出される麺幅が不揃いとなり、手作り感のある麺線が製作される。
以上説明したように、本実施形態に係る麺切り装置1によれば、個人店舗用に適した実用性を備えつつ、手作り感のある麺線を切り出すことができる。
以上、本考案の麺切り装置の好ましい実施形態について説明したが、本考案に係る麺切り装置は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本考案の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態に係る変動モードでは、指定された麺幅の送り量と、これを基準にして所定量前後する送り量とを一送り毎に順次選択することで、送り量を変動させたが、麺幅選択スイッチ402で指定された麺幅を基準にして所定量前後する送り量の範囲内で変動させることもできる。
送り量を所定量前後する送り量の範囲内で変動させる具体的な例として、例えば、所定量前後する送り量の範囲内(例えば、±0.5mmの範囲内)で、0.1mm単位で異なる送り量からなる乱数を発生させるとともに、一送り毎に乱数を抽出し、この抽出された乱数を送り量とすることもできる。
また、指定された麺幅を基準にして±0.5mmの範囲内で、送り量を0.1mm単位で区分し、区分した送り量を予め定めた順番で一送り毎に選択して、送り量を変動させることもできる。
また、本考案に係る麺切り装置で切り出される麺は、そば、うどんのみならず中華麺、洋風麺など、麺帯から包丁を用いて麺線を切り出すものであればすべて適用可能であり、その素材や種類に適用制限はない。
本考案は、麺帯から麺線を切り出す麺切り装置に適用可能であり、特に、個人店舗用の麺切り装置として広く利用することができる。
1 麺切り装置
10 載置部
20 梁部
203 ガイド孔
30 麺切包丁
40 操作部
403 モード切換スイッチ(モード選択部)
50 制御部

Claims (4)

  1. 板状の麺帯から麺線を切り出す麺切り装置であって、
    麺帯が載置される略矩形状の載置部と、
    前記載置部の対向する長辺側で両端支持されるとともに、麺帯が載置される載置面を跨いで架設され、所定の動力により前記載置部の長手方向に移動する梁部と、
    前記梁部に設けられ、所定の動力により前記載置面を基準に昇降する麺切包丁と、
    選択操作により切り出される麺線の麺幅を指定可能な操作部と、
    前記各動力を制御して、前記麺切包丁を昇降させるとともに、前記操作部で指定された麺幅に対応した送り量の移動と停止を繰り返して前記梁部を間欠移動させる制御部と、を備え、
    前記麺切包丁は、前記載置面側に膨出する円弧形状を有するガイド孔に案内されて昇降し、
    前記制御部は、前記送り量を、前記指定された麺幅の送り量を基準にして所定量前後する送り量の範囲内で変動させることを特徴とする麺切り装置。
  2. 前記操作部は、前記送り量を前記指定された麺幅に固定する固定モードと前記送り量を変動させる変動モードのいずれかのモードを選択可能なモード選択部を備え、
    前記制御部は、前記モード選択部で選択されたモードに従って前記梁部を間欠移動させる請求項1記載の麺切り装置。
  3. 前記制御部は、前記指定された麺幅の送り量と、この送り量を基準にして所定量前後する送り量とを一送り毎に順次選択して、前記送り量を変動させる請求項1又は2記載の麺切り装置。
  4. 前記載置面に対してほぼ平行に配置されるとともに、前記麺帯を上方から押圧する押さえ板を前記梁部に設けた請求項1〜3のいずれか一項に記載の麺切り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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