JP3162073U - ボトル装飾体 - Google Patents

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秀樹 笹谷
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Abstract

【課題】外観からはキャップ機能が装備されていることが認識されにくく、ボトル非装着時には、小型の玩具人形として違和感なく使用することができる一方、ボトル装着時には、キャップ部分にすっぽりと被せることができ、装着後の取扱性にも優れ、飲料ボトルを持ち運ぶ際の楽しみを増すことのできるボトル装飾体を提供すること。【解決手段】キャップ付きボトルに着脱可能なボトル装飾体10であって、外形が物の姿や形を象った象形物の一部分、又は全体を表すとともに、ボトルのキャップ部分をすっぽりと覆う形状に形成された被覆装飾部11と、被覆装飾部11の内部に配設され、ボトルのキャップに嵌合可能なキャップ形状をした嵌合部12とを備えている。【選択図】図3

Description

本考案はボトル装飾体に関し、より詳細にはボトルのキャップに着脱可能なボトル装飾体に関する。
従来から、キャップ体の上部に人形などの飾りものが固着された飾りキャップが提案されており(例えば、下記の特許文献1〜3を参照)、これらの飾りキャップをペットボトルのキャップに被せることにより、自己のペットボトルと、他人のペットボトルとの見分けが容易に行えるようになることが開示されている。
また、キャップ体の上部に種々のキャラクターのミニチュア人形等が取り付けられた飾りキャップ(玩具としてのボトルキャップ)なども知られている。
しかしながら、このような従来の飾りキャップは、キャップ体の上部に人形等が取り付けられているので、外観上、キャップ体の部分が目立ち、キャップ体上部に取り付けられた人形等はおまけ的な飾りとして捉えられる傾向が強く、商品価値を高めることが難しいという課題があった。
実用新案登録第3066709号公報 実用新案登録第3057082号公報 特開2001−253461号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本考案は上記課題に鑑みなされたものであって、外観からはキャップ機能が装備されていることが認識されにくく、ボトル非装着時には、小型の玩具人形等として違和感なく使用することができる一方、ボトル装着時には、キャップ部分にすっぽりと被せることができ、装着後の取扱性にも優れ、飲料ボトルを持ち運ぶ際の楽しみを増すことのできるボトル装飾体を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本考案に係るボトル装飾体(1)は、キャップ付きボトルに着脱可能なボトル装飾体であって、外形が物の姿や形を象った象形物の一部分、又は全体を表すとともに、前記ボトルのキャップ部分をすっぽりと覆う形状に形成された被覆装飾部と、該被覆装飾部の内部に配設され、前記ボトルのキャップに圧着状態で嵌合可能なキャップ形状をした嵌合部とを備えていることを特徴としている。
上記ボトル装飾体(1)によれば、外形を形成する前記被覆装飾部が、前記象形物の一部分、又は全体を表すとともに、前記ボトルのキャップ部分をすっぽりと覆う形状に形成され、前記被覆装飾部の内部に、前記ボトルのキャップに圧着状態で嵌合可能なキャップ形状をした嵌合部が配設されている。
したがって、外観からは、前記キャップ形状をした嵌合部が、前記被覆装飾部の内部に配設されていることが認識されにくく、ボトル非装着時には、小型の玩具人形等として違和感なく使用することができる。
一方、ボトル装着時には、前記嵌合部を前記キャップに嵌合させることにより、前記被覆装飾部を前記ボトルのキャップ部分にすっぽりと圧着状態で被せることができ、装着状態のままで前記キャップの開け閉めも可能となり、取扱性にも優れ、また、前記被覆装飾部により独特な外観を呈するものとなり、飲料ボトルを持ち運ぶ際の楽しみを増すことができ、ボトル装飾体としての商品価値を高めることができる。
また本考案に係るボトル装飾体(2)は、上記ボトル装飾体(1)において、前記被覆装飾部と前記嵌合部とが別々の部材で構成され、前記嵌合部が、前記被覆装飾部の内部で固着されていることを特徴としている。
上記ボトル装飾体(2)によれば、前記被覆装飾部と前記嵌合部とが別々の部材で構成され、前記嵌合部が、前記被覆装飾部の内部で固着されているので、前記被覆装飾部を形成する材質を、前記象形物の形状等に応じて種々選択することができ、ボトル装飾体のバリエーションを増やすことができる。
また本考案に係るボトル装飾体(3)は、上記ボトル装飾体(1)において、前記被覆装飾部と前記嵌合部とが同一材料で一体形成されているものであることを特徴としている。
上記ボトル装飾体(3)によれば、前記被覆装飾部と前記嵌合部とが同一材料、例えば、ポリ塩化ビニール、ソフトビニール等の柔軟性を持たせることができる樹脂材料で一体形成されているので、上記ボトル装飾体(2)と比較して、前記被覆装飾部の外形の大きさを少し小さくすることができ、また製作コストを抑えることができる。
また本考案に係るボトル装飾体(4)は、上記ボトル装飾体(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記嵌合部が、前記ボトルのキャップに嵌合された場合に、前記キャップの外周側面に形成された溝部にくい込むように変形する樹脂材料で形成されていることを特徴としている。
上記ボトル装飾体(4)によれば、前記嵌合部が、前記ボトルのキャップに嵌合された場合に、前記キャップの外周側面に形成された溝部にくい込むように変形する樹脂材料で形成されているので、前記ボトルのキャップにしっかりと圧着させた状態で嵌合させることができ、装着状態での取扱性を高めることができる。
本考案の実施の形態に係るボトル装飾体の全体斜視図である。 実施の形態に係るボトル装飾体が装着されたボトルの全体斜視図である。 実施の形態に係るボトル装飾体が装着されたボトルのボトル装飾体部分の側面断面図である。
以下、本考案に係るボトル装飾体の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態に係るボトル装飾体の全体斜視図である。図2は、実施の形態に係るボトル装飾体が装着されたボトルの全体斜視図であり、図3は、実施の形態に係るボトル装飾体が装着されたボトルのボトル装飾体部分の側面断面図である。
図中10は、ボトル装飾体を、図中20は、キャップ付きペットボトル(以下、ボトルと記す)を示している。
ボトル20に着脱可能なボトル装飾体10は、外形が動物の形を象った象形物の全体形状を表しているとともに、ボトル20のキャップ21部分をすっぽりと覆う形状に形成された被覆装飾部11と、被覆装飾部11の内部に配設され、ボトル20のキャップ21に圧着状態で嵌合可能な(すなわち、キャップ21の外径と略同径か若干小さな内径を有する)キャップ形状をした嵌合部12(図3参照)とで構成されている。
被覆装飾部11と嵌合部12とは別々の部材、例えば、被覆装飾部11は、硬質のプラスチック、嵌合部12は、柔軟性を有するポリ塩化ビニール(PVC)等で構成されており、キャップ形状をした嵌合部12の上面が、被覆装飾部11の内部に形成された取付部11aに固着されている。なお、取付部11aは、図3に記載した形態(設置位置、形状等)に限定されるものではなく、嵌合部12の側壁面、及び/又は上面を支持して固定できる種々の形態、形状のものが適用可能であり、被覆装飾部11の外形等も考慮して形成されるようになっている。また、被覆装飾部11の取付部11aと嵌合部12との固着方法は、確実に固定できる方法であればよく、接着、鋲着等、特に限定されない。
また、嵌合部12は、ボトル20のキャップ21に嵌合された場合に、キャップ21の外周側面に形成された溝部21aにくい込むように変形する樹脂材料(ポリ塩化ビニール、ソフトビニール等)で形成されている。なお、嵌合部12の内壁面に、滑り止め加工が施されたものを使用したり、滑り止め特性を有する材質を用いて嵌合部12を形成することにより、嵌合時の圧着状態をより高めることも可能となっている。また、嵌合部12の内壁面に、キャップ21の外周側面に形成された溝部21aと係合させるための溝部を形成しておいてもよい。
上記実施の形態に係るボトル装飾体10によれば、外形を形成する被覆装飾部11が、象形物(動物)の全体形状を表すとともに、ボトル20のキャップ21部分をすっぽりと覆う形状に形成され、被覆装飾部11の内部に、ボトル20のキャップ21に圧着状態で嵌合可能なキャップ形状をした嵌合部12が配設されている。
したがって、外観からは、キャップ形状をした嵌合部12が、被覆装飾部11の内部に配設されていることが認識されにくく、ボトル非装着時には、小型の玩具人形等として違和感なく使用することができる。
一方、ボトル装着時には、嵌合部12をキャップ21に嵌合させることにより、被覆装飾部11をボトル20のキャップ21部分にすっぽりと圧着状態で被せることができ、装着状態のままでのキャップ21の開け閉めも可能となり、指先等でしっかりと掴みやすく、取扱性にも優れ、また、被覆装飾部11により独特な外観を呈するものとなり、飲料ボトルを持ち運ぶ際の楽しみを増すことができ、ボトル装飾体としての商品価値を高めることができる。
また、嵌合部12が、ボトル20のキャップ21に嵌合された場合に、キャップ21の外周側面に形成された溝部21aにくい込むように変形する樹脂材料で形成されているので、ボトル20のキャップ21にしっかりと圧着させた状態で嵌合させることができ、装着状態での取扱性を高めることができる。
また、被覆装飾部11と嵌合部12とが別々の部材で構成され、嵌合部12が、被覆装飾部11の内部で固着されているので、被覆装飾部11を形成する材質を、象形物の形状等に応じて種々選択することができ、ボトル装飾体のバリエーションを増やすことができる。
なお、上記実施の形態では、被覆装飾部11と嵌合部12とが別々の部材で構成され、嵌合部12が、被覆装飾部11の内部で取付部11aに固着されている場合について説明したが、別の実施の形態では、被覆装飾部11と嵌合部12とが同一材料で一体形成されているものとすることもできる。
例えば、ポリ塩化ビニール、ソフトビニール等の柔軟性を持たせることができる樹脂材料で、被覆装飾部11と嵌合部12とを一体形成すれば、上記ボトル装飾体10と比較して、被覆装飾部11の外形の大きさを少し小さくすることができ、また製作コストを抑えることができる。なお、前記樹脂材料としては、ボトル20のキャップ21に圧着状態で嵌合可能な嵌合部12が形成され得る樹脂材料が適用できる。また、嵌合部12の内壁面に滑り止め加工等を施したり、嵌合部12の内壁面に、キャップ21の外周側面に形成された溝部21aと係合させるための溝部を形成しておいてもよい。
また、上記実施の形態では、ボトル装飾体10の外形を、動物の頭部、胴体部を含む全体形状とした場合について説明したが、ボトル装飾体10の外形は、動物、昆虫などの生き物の全体形状に限らず、例えば、各種の人形やキャラクターなどの姿や形を象った象形物の頭部形状、又は全体形状とすることができる。さらには、ボトル装飾体10の外形を、例えば、野菜などの食べ物や乗り物などの姿や形を象った象形物の一部分、又は全体形状とすることもできる。
また、ボトル装飾体10の外形をキャラクター人形などの各種象形物の頭部形状とした場合には、例えば、ペットボトル20に、例えば、前記象形物の頭部形状に対応する胴体部分に模した形状のものを使用し、ボトル外周面に、ボトル装飾体10の頭部形状に対応する胴体を含む部分の絵柄を描いた包装ラベル(外装フィルム)を巻着することにより、ボトル飲料の商品価値も高めることができる。
さらには、ボトル装飾体の外形をキャラクターなどの全体形状とした場合には、ボトル外周面に、前記キャラクターが登場するアニメーションなどの絵柄を描く、例えば、前記絵柄が描かれた包装ラベル(外装フィルム)を巻着する構成としてもよく、係る構成によっても、ボトル装飾体との一体感、及び装飾性を高めることができ、ボトル飲料の商品価値を高めることができる。
なお、本発明に係るボトル装飾体は、ボトル装飾体、単体で販売等、市場に流通させるだけでなく、ボトルとセットの形、すなわち飲料ボトルとして流通させてもよい。
10 ボトル装飾体
11 被覆装飾部
12 嵌合部
20 ペットボトル
21 キャップ

Claims (4)

  1. キャップ付きボトルに着脱可能なボトル装飾体であって、
    外形が物の姿や形を象った象形物の一部分、又は全体を表すとともに、前記ボトルのキャップ部分をすっぽりと覆う形状に形成された被覆装飾部と、
    該被覆装飾部の内部に配設され、前記ボトルのキャップに圧着状態で嵌合可能なキャップ形状をした嵌合部とを備えていることを特徴とするボトル装飾体。
  2. 前記被覆装飾部と前記嵌合部とが別々の部材で構成され、
    前記嵌合部が、前記被覆装飾部の内部で固着されていることを特徴とする請求項1記載のボトル装飾体。
  3. 前記被覆装飾部と前記嵌合部とが同一材料で一体形成されているものであることを特徴とする請求項1記載のボトル装飾体。
  4. 前記嵌合部が、
    前記ボトルのキャップに嵌合された場合に、前記キャップの外周側面に形成された溝部にくい込むように変形する樹脂材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載のボトル装飾体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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