JP3161916B2 - フューエルインレットリッド構造 - Google Patents

フューエルインレットリッド構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の燃料供給口に設
けられるフューエルインレットリッド構造に関し、詳し
くはフューエルインレットリッドのヒンジ構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用の燃料供給口に設けられるフュ
ーエルインレットリッド100は、図9に示すように構
成されている。フューエルインレットリッド構造は、フ
ューエルインレットリッド本体101の裏面にリーンフ
ォースメント102を溶接(W1)し、このリーンフォ
ースメント102に設けられた上下一対の枢支片10
3,104にヒンジブラケット105の一端に設けられ
た枢支片106,107をヒンジ軸108を介して回動
可能に支持し、このヒンジブラケット105の他端を車
体のフューエルインレットボックス内にねじ止めしてい
る。
【0003】ヒンジ軸108は棒状の鋼材をクランク状
に折り曲げたもので、その両端部108aをヒンジブラ
ケット105の枢支片106,107の挿通孔を通して
リーンフォースメント102の上下枢支片103,10
4に貫通させてヒンジブラケット105を支持したもの
である。このヒンジ軸108の中間部108bは、リー
ンフォースメント102に溶接(W2)されて固定され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ューエルインレットリッド構造は、フューエルインレッ
トリッド100の開閉時の節度を、ヒンジ軸108のク
ランク部分108cと各枢支片103,104,10
6,107との弾性的な押しつけにより発生させている
が、充分な節度が得られないことがあった。充分な節度
を備えてないフューエルインレットリッド100では、
フューエルインレットリッド100を開いた状態で塗装
ライン上を搬送して車体の塗装を行なう場合、搬送中の
振動等でフューエルインレットリッド100が閉じてし
まうことがあり、塗装面に塗装斑や傷が発生していた。
また、クランク状のヒンジ軸108は、クランク部分1
08cだけ長い材料を用意する必要があり経済的でな
く、ヒンジ軸108の折り曲げ工程,溶接工程等を必要
とするため加工工程の増加要因となっていた。
【0005】したがって、本発明の目的は、フューエル
インレットリッドに充分な開閉節度を与え、車体を塗装
する際の塗装不良の発生を防止すると共に、材料コスト
および加工コストを低減したフューエルインレットリッ
ド構造を提供することにある。
【0006】上記課題を解決するために、請求項1記載
の発明は、フューエルインレットリッド本体の裏面にリ
ーンフォースメントを配設し、該リーンフォースメント
に設けられた上下一対の枢支片にヒンジブラケットの一
端に設けられた枢支片を支持し、該ヒンジブラケットの
他端を車体に装着してフューエルインレットリッド本体
を開閉可能に枢着したフューエルインレットリッド構造
において、上記リーンフォースメントおよび上記ヒンジ
ブラケットの各枢支片に直線状のヒンジ軸を通してフュ
ーエルインレットリッド本体とヒンジブラケットを回動
可能に接続すると共に、リーンフォースメントもしくは
ヒンジブラケットの枢支片に円形の挿通孔または異形の
挿通孔を穿設し、上記ヒンジ軸の上記異形の挿通孔を穿
設した側に、枢支片と係合するフランジ部を形成する一
方、ヒンジ軸の端面にかしめ穴を穿設し、さらにヒンジ
軸の他端側にはテーパ部を形成し、リーンフォースメン
トおよびヒンジブラケットの各枢支片に前記ヒンジ軸を
通した後、該ヒンジ軸を上記異形の挿通孔によってかし
め固定したことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1のフュ
ーエルインレットリッド構造において、上記異形の挿通
孔を上記リーンフォースメントもしくはヒンジブラケッ
トの下側枢支片のうち下側に穿設したことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】請求項1記載のフューエルインレットリッド構
造においては、異形の挿通孔を穿設した枢支片にヒンジ
軸をかしめ固定したので、異形の挿通孔とヒンジ軸が強
固に固着されてヒンジ軸のがたつきがなくなると共に、
各枢支片同士もかしめにより圧接されて充分な開閉節度
が発生し、台車での移送中にフューエルインレットリッ
ドの不要な開閉が防止される。クランク状のヒンジ軸お
よび溶接工程を不要とするので、材料コストおよび加工
コストが低減可能となる。
【0009】請求項2記載のフューエルインレットリッ
ド構造においては、下側の枢支片にヒンジ軸の下端をか
しめているので、かしめのためのヒンジ軸端面のかしめ
穴に雨水が溜まることがなく錆の発生が抑制できる。ま
た、仮に錆が発生しても枢支片の下側で人目につきにく
い。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説
明する。図1〜図8において、1は自動車の車体2の燃
料供給口に設けられたフューエルインレットリッドであ
る。このフューエルインレットリッド1は、フューエル
インレットリッド本体3と、フューエルインレットリッ
ド本体3の裏面のフランジ部3aにスポット溶接(W
1)されたリーンフォースメント4で構成されている。
フューエルインレットリッド1は、リーンフォースメン
ト4に装着されたヒンジブラケット5を介して車体2の
フューエルインレットボックス21に開閉自在に支持さ
れている。
【0011】リーンフォースメント4には、上下一対の
枢支片40,41が板面を切り起こして設けられてお
り、上側の枢支片40には円形の挿通孔40a,下側の
枢支片41には六角孔の挿通孔41aが穿設されてい
る。この枢支片40,41相互間には、ヒンジブラケッ
ト5の端部に設けられた上下一対の枢支片50,51が
ヒンジ軸6を介して枢着されている。ヒンジ軸6の下端
近傍には、ヒンジブラケット5の下側枢支片51に係合
するフランジ部6aが、潰し加工により形成されてい
る。また、ヒンジ軸6の下端面にはかしめ穴6bが穿設
され、上端にはテーパ部6cが形成されている。ヒンジ
ブラケット5の各枢支片50,51には各々ヒンジ軸6
を挿通する円形の挿通孔50a,51aが穿設されると
共に、ヒンジブラケット5の車体側の端部には、フュー
エルインレットボックス21への取付部52が設けられ
ており、装着用のねじ孔52aが穿設されている。ま
た、上記リーンフォースメント4のヒンジブラケット5
取付部と反対側の端部には、フューエルインレットボッ
クス21のフューエルリッドオープナ22に係止される
係合片42が設けられている。
【0012】次に、本実施例の装着方法を説明すると、
先ず、リーンフォースメント4をフューエルインレット
リッド本体3裏面のフランジ部3aにスポット溶接(W
1)により固着する。ヒンジブラケット5の各枢支片5
0,51をリーンフォースメント4の各枢支片40,4
1の内側に配設し、ヒンジ軸6を各枢支片40,50,
41,51の挿通孔40a,50a,41a,51aに
挿通させて、ヒンジ軸6のフランジ部6aをヒンジブラ
ケット5の下側枢支片51に係合させる。ヒンジ軸6の
かしめ穴6bを、リーンフォースメント4の下側枢支片
41に穿設された六角孔の挿通孔41aにかしめて、ヒ
ンジ軸6のフランジ部6aとリーンフォースメント4の
下側枢支片41でヒンジブラケット5の下側枢支片51
を所定の節度で挟持するように固着する。
【0013】上記構成によると、ヒンジ軸6はかしめ固
定によりリーンフォースメント4に固着されるので、ク
ランク状に折り曲げ加工することなく直線状のヒンジ軸
6を使用できると共に、ヒンジ軸6の溶接作業が不要に
なる。かしめ固定により、ヒンジ軸6は六角孔の挿通孔
41aに強固に固着されると共に、ヒンジ軸6と枢支片
51の間に充分な節度が得られるので、台車での移送中
にフューエルインレットリッド1の不要な開閉が防止さ
れる。また、ヒンジ軸6は、下端に穿設されたかしめ穴
6bによりかしめ固定されるので、かしめ穴6bに雨水
等が溜まることなく錆の発生が抑制されると共に、人目
につきに難く外観上良好である。
【0014】以上、図示実施例について説明したが、本
発明は上記形態にのみ限定されるものではなく、各構成
要素の形状等に種々の変更を加えることが可能である。
例えば、ヒンジブラケット5の枢支片50,51をリー
ンフォースメント4の枢支片40,41の内側に配設し
た構造について説明したが、逆にリーンフォースメント
4の枢支片40,41の外側に配設し、ヒンジブラケッ
ト5の下側枢支片51の挿通孔51aを六角孔としても
同様に実施可能で、同様の作用効果が期待できる。ま
た、異形孔として六角孔のほかに、長孔,四角孔,八角
孔等も実施可能で、同様の作用効果が期待できる。尚、
ヒンジ軸6を防錆能力の高いステンレス鋼等にすること
により、上端にかしめ穴6bを穿設すると共に異形孔を
上側の枢支片に設け、上方からかしめても良い。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のフューエルインレットリッド構造は、異形の挿通孔を
穿設した枢支片にヒンジ軸をかしめ固定したので、異形
の挿通孔とヒンジ軸が強固に固着されてヒンジ軸のがた
つきがなくなると共に、各枢支片同士もかしめにより圧
接されて充分な開閉節度が発生し、台車での移送中にフ
ューエルインレットリッドの不要な開閉が防止される。
クランク状のヒンジ軸および溶接工程を不要とするの
で、材料コストおよび加工コストが低減可能となる。さ
らに、本発明は、下側の枢支片にヒンジ軸の下端をかし
めているので、かしめのためのヒンジ軸端面のかしめ穴
に雨水が溜まることがなく錆の発生が抑制できる。ま
た、仮に錆が発生しても枢支片の下側で人目につきにく
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるフューエルインレット
リッド構造を備えた自動車の斜視説明図である。
【図2】図1におけるX−X線断面図である。
【図3】本発明の実施例にかかるフューエルインレット
リッド構造の裏面斜視説明図である。
【図4】図3におけるY−Y線断面図である。
【図5】本発明の実施例にかかるフューエルインレット
リッド構造の分解説明図である。
【図6】図5におけるZ−Z線断面図である。
【図7】本発明の実施例にかかるヒンジ軸のかしめ固定
の説明断面図である。
【図8】本発明の実施例にかかるヒンジ軸のかしめ固定
の説明断面図である。
【図9】従来のフューエルインレットリッド構造の裏面
斜視説明図である。
【符号の説明】
1 フューエルインレットリッド 2 車体 3 フューエルインレットリッド本体 4 リーンフォースメント 5 ヒンジブラケット 6 ヒンジ軸 40 上側枢支片 41 下側枢支片 41a 異形の挿通孔 50 上側枢支片 51 下側枢支片
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−37029(JP,A) 特開 昭61−211473(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/12 B60K 15/05 E05D 7/081 E05D 11/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フューエルインレットリッド本体の裏面
    にリーンフォースメントを配設し、該リーンフォースメ
    ントに設けられた上下一対の枢支片にヒンジブラケット
    の一端に設けられた枢支片を支持し、該ヒンジブラケッ
    トの他端を車体に装着してフューエルインレットリッド
    本体を開閉可能に枢着したフューエルインレットリッド
    構造において、上記リーンフォースメントおよび上記ヒ
    ンジブラケットの各枢支片に直線状のヒンジ軸を通して
    フューエルインレットリッド本体とヒンジブラケットを
    回動可能に接続すると共に、リーンフォースメントもし
    くはヒンジブラケットの枢支片に円形の挿通孔または異
    形の挿通孔を穿設し、上記ヒンジ軸の上記異形の挿通孔
    を穿設した側に、枢支片と係合するフランジ部を形成す
    る一方、ヒンジ軸の端面にかしめ穴を穿設し、さらにヒ
    ンジ軸の他端側にはテーパ部を形成し、リーンフォース
    メントおよびヒンジブラケットの各枢支片に前記ヒンジ
    軸を通した後、該ヒンジ軸を上記異形の挿通孔によって
    かしめ固定したことを特徴とするフューエルインレット
    リッド構造。
  2. 【請求項2】 上記異形の挿通孔を上記リーンフォース
    メントもしくはヒンジブラケットの下側枢支片のうち下
    側に穿設したことを特徴とする請求項1記載のフューエ
    ルインレットリッド構造。
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