JP3161231B2 - 圧電フィルタ - Google Patents

圧電フィルタ

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JP3161231B2
JP3161231B2 JP15335194A JP15335194A JP3161231B2 JP 3161231 B2 JP3161231 B2 JP 3161231B2 JP 15335194 A JP15335194 A JP 15335194A JP 15335194 A JP15335194 A JP 15335194A JP 3161231 B2 JP3161231 B2 JP 3161231B2
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vibration
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piezoelectric filter
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弘明 開田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚みモードを利用した
圧電フィルタに関し、特に、振動部分の振動エネルギー
を効果的に閉じ込め得る構造を備えた圧電フィルタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の圧電共振部を1つの圧電体
を用いて一体化した構造を有する圧電フィルタが種々提
案されている(例えば、特公平1−51089号公
報)。
【0003】上記のような圧電フィルタとしては、細長
い圧電板の長さモードを振動を利用したものや、平面形
状が正方形の圧電板の拡がりモードの振動を利用したも
のなど種々の振動モードを利用したものが知られてい
る。例えば、特公平1−51089号公報には、細長い
圧電板の一方主面に第1,第2の共振電極を分割形成
し、他方主面に第1,第2の共振電極と圧電板を介して
重なり合うように共通共振電極を形成し、該圧電板の長
さモードの振動を利用した3端子型の圧電フィルタが示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記圧電フィルタで
は、第1,第2の共振電極と共通共振電極とが重なり合
っている部分において振動が発生する。従って、製品化
にあたっては、圧電フィルタをばね端子で支持したり、
異方性導電ゴムシートを用いて支持したりしなければな
らなかった。
【0005】また、正方形板の拡がりモードを利用した
圧電フィルタ等などにおいても、同様に、圧電フィルタ
素子自身が振動するため、ばね端子等により圧電フィル
タ素子を挟持し、支持する必要があった。
【0006】そのため、従来の厚みモードを利用した各
種圧電フィルタでは、支持構造が複雑化し、製品が大型
にならざるを得なかった。本発明の目的は、フィルタと
して機能する部分の振動を内部に効果的に閉じ込め得る
構造を有する、厚みモードを利用したシングルモードの
圧電フィルタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
達成すべく提案されたものであり、本願の第1,第2の
発明はフィルタ部に動吸振部を連結し、フィルタ部の振
動を動吸振部までの部分に閉じ込めることにより、支持
構造の簡略化を果たすものであり、他方、本願の第3,
第4の発明は、圧電体の寸法を特定の範囲に選択するこ
とにより、後述の幅拡がりモードを励振し、それによっ
て圧電フィルタ素子内に振動エネルギーを閉じ込めたこ
とに特徴を有する。
【0008】すなわち、本願の第1,第2の発明は、圧
電フィルタ内にフィルタ部分の振動を閉じ込め得るよう
に構成されていることにおいて共通するものである
【0009】
【0010】なお、本明細書において、動吸振部とは、
公知の動吸振現象により伝達されてきた振動を抑制する
ように機能するものであり、この動吸振現象の詳細は、
例えば、谷口修著「振動工学」第113頁〜第116頁
(コロナ社発行)に記載されている。簡単に言えば、動
吸振現象とは、振動が抑制されるべき主振動体に副振動
体を連結し、該副振動体の固有振動数を選択することに
より、主振動体の振動が抑制される現象をいう。上記動
吸振部が、動吸振現象における副振動体に相当し、振動
体すなわちフィルタ部からの励振により振動する連結部
が主振動体に相当することになる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】本願の第の発明では、圧電体の第1,第
2の面の短辺の長さをa、長辺の長さをb、圧電体材料
のポアソン比をσとしたときに、
【0018】
【数3】
【0019】を満たす値を中心として±10%の範囲内
となるように比b/aが選択されている圧電体を用いて
圧電フィルタが構成されている。後述の実施例から明ら
かなように、このような圧電体では、正方形板の拡がり
モードと、長方形板の幅モードとの間の中間のモードと
考えられる、幅拡がりモードの振動が励振される。この
幅拡がりモードの振動では、振動のノード点が第1,第
2の面の中央だけでなく、短辺側の中央にも存在するこ
とが本願発明者により確かめられている。
【0020】従って、第の発明では、圧電体の上記短
辺側の中央で支持することにより、第1の共振電極と共
通共振電極とで構成される第1の共振ユニットと、第2
の共振電極と共通共振電極とで構成される第2の共振ユ
ニットにおいて生じる振動が、圧電フィルタ内に確実に
閉じ込め得る。
【0021】同様に、第の発明においても、上記式
(1)を満たす値を中心として±10%の範囲内となる
ように比b/aが選択されて圧電体を用いて構成されて
いるため、圧電体の上記短辺側の中央で支持することに
より、第1の共振電極と第3の共振電極とが重なり合う
部分で構成されている第1の共振ユニットと、第2の共
振電極と第4の共振電極とが重なり合っている部分で構
成されている第2の共振ユニットの振動が、圧電フィル
タ内に確実に閉じ込められる。
【0022】
【発明の作用及び効果】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】本願の第の発明では、上記式(1)を満
たす値を中心として±10%の範囲内となるように比b
/aが選択された圧電体を用いて圧電フィルタが構成さ
れている。後述の実施例から明らかなように、上記比b
/aを特定の範囲に選択することにより、圧電体に幅拡
がりモードの振動が励振され、この場合、振動のノード
点は、第1,第2の面の中心だけでなく、上記短辺の中
央にも存在する。従って、短辺の中央を支持することに
より、第1,第2の共振電極と共通共振電極とが重なり
合っている領域に構成された第1,第2の共振ユニット
の振動を圧電フィルタ内に確実に閉じ込めることができ
る。
【0027】すなわち、第の発明の圧電フィルタは、
上記圧電体の幅拡がりモードの振動のノード点を利用し
て機械的に支持することができ、それによってフィルタ
の特性を損なわずに支持構造を簡略化することができ
る。よって、小型であり、かつ安定な特性の単一モード
圧電フィルタを提供することが可能となる。
【0028】同様に、第の発明においては、上記式
(1)を満たす値を中心として±10%の範囲内となる
ように比b/aが定められている圧電体を用いて圧電フ
ィルタが構成されているため、幅拡がりモードの振動を
用いて単一モードフィルタが構成されている。よって、
短辺中央の振動のノード点において他の部材により機械
的に容易に支持することができる。従って、圧電フィル
タの支持構造の簡略化を果たすことができ、小型であり
ながら、安定な特性を発揮し得る単一モード圧電フィル
タを提供することが可能となる。
【0029】さらに、第の発明では、第3,第4の共
振電極を共通接続することにより、3端子型の圧電フィ
ルタとして使用でき、あるいは第1〜第4の共振電極を
差動接続することにより、第3,第4の共振電極を共通
接続した場合と減衰極の表れる周波数位置が逆となる波
形を有する圧電フィルタを構成することもできる。
【0030】
【実施例の説明】以下、図面を参照しつつ実施例を説明
することにより、本発明を明らかにする。
【0031】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例に係る圧電フィルタを示
す斜視図である。圧電フィルタ1は、フィルタ部2の両
側に、連結部3,4を介して動吸振部5,6を連結した
構造を有する。動吸振部5,6の外側には、支持部7,
8を介して、それぞれ、保持部9,10が連結されてい
る。
【0032】フィルタ部2は、平面形状が細長い矩形の
圧電板11を用いて構成されている。圧電板11は、例
えばチタン酸ジルコン酸鉛系圧電セラミックスのような
圧電セラミックス、あるいはLiTaO3 もしくはLi
NbO3 などの圧電単結晶により構成され得る。圧電板
11は、矢印Pで示すように、厚み方向に分極処理され
ている。
【0033】また、本実施例では、前述した連結部3,
4、動吸振部5,6、支持部7,8及び保持部9,10
が、上記圧電板11と一体に構成されている。すなわ
ち、ある程度の大きさの圧電板を用意し、図1に示した
平面形状を有するように該圧電板を加工することによ
り、各部分が構成されている。もっとも、フィルタ部2
を構成している圧電板11、連結部3,4、動吸振部
5,6、支持部7,8及び保持部9,10は、それぞれ
別の部材で構成されていてもよく、これらの部材を接着
剤等で接合することにより一体化してもよい。
【0034】フィルタ部2においては、圧電板11の上
面に、第1,第2の共振電極12,13が形成されてい
る。第1,第2の共振電極12,13は、圧電板11の
長さ方向に延びるように形成されており、共振電極1
2,13間の領域には、溝14が形成されている。
【0035】圧電板11の下面には、全面に共通共振電
極15が形成されている。従って、第1の共振電極12
と共通共振電極15とにより第1の共振ユニットが、第
2の共振電極13と共通共振電極15により第2の共振
ユニットが構成されている。
【0036】他方、支持部9,10上には、端子電極1
6,17が形成されている。また、保持部9の下面に
は、破線で示すように端子電極18が形成されている。
端子電極16,17は、それぞれ、保持部9,10から
圧電板11に延ばされた導電部16a,17aにより、
第1,第2の共振電極12,13に電気的に接続されて
いる。同様に、下面の端子電極18は、同じく導電部に
より共通共振電極15に電気的に接続されている。
【0037】なお、上記溝15は、入出力間の静電容量
を低減するために、すなわち第1,第2の共振電極1
2,13間の静電容量を低減するために設けられている
が、溝14は必ずしも設けずともよい。
【0038】本実施例の圧電フィルタ1では、フィルタ
部2が上記のように動作するが、第1,第2の共振ユニ
ットの振動が、連結部3,4に漏洩する。しかしなが
ら、漏洩してきた振動は、動吸振部5,6において、動
吸振現象により抑制される。すなわち、動吸振部5,6
は、連結部3,4に漏洩してきた振動により屈曲モード
で振動し、動吸振現象により伝達してきた振動を抑制し
得るように、その寸法及び形状が定められている。
【0039】また、動吸振部5,6の外側には、動吸振
部5,6の変位が最も小さい部分、すなわちノード点ま
たはその近傍に支持部7,8が連結されている。従っ
て、動吸振現象により振動エネルギーが動吸振部5,6
までの部分にほぼ閉じ込められるため、支持部7,8に
は振動はほとんど漏洩してこない。よって、保持部9,
10を用いて外部と接合したり、保持部9,10におい
て機械的に支持することができ、何れの場合であって
も、フィルタ部2の特性の劣化が生じ難い。本実施例の
圧電フィルタ1の減衰量−周波数特性の一例を図3に示
す。
【0040】第2の実施例 図4(a)及び(b)は、本発明の第2の実施例に係る
圧電フィルタを示す平面図及び圧電板を透かして下方の
電極形状を示した模式的平面図である。圧電フィルタ2
1では、電極形状が第1の実施例の圧電フィルタ1と異
ならされているが、その他の点については第1の実施例
と同様に構成されている。従って、同一部分について
は、同一の参照番号を付することにより、その説明を省
略する。
【0041】圧電フィルタ21では、第1,第2の共振
電極12,13が、接続導電部16a,17aにより端
子電極16,17に電気的に接続されている。もっと
も、端子電極16は、図4(a)に示されているよう
に、フィルタ部2を挟んで端子電極17と点対称な位置
に設けられている。
【0042】他方、圧電板11の下面においては、第
3,第4の共振電極15a,15bが形成されている。
すなわち、第1の実施例の共通共振電極15に代えて、
圧電板11の下面に第3,第4の共振電極15a,15
bが設けられている。第3,第4の共振電極15a,1
5bは、それぞれ、第1,第2の共振電極12,13と
圧電板11を介して重なり合うように形成されている。
【0043】第3の共振電極15aは、接続導電部によ
り、保持部9に設けられた端子電極19aに電気的に接
続されている。同様に、第4の共振電極15bは、接続
導電部により保持部10に設けられた端子電極19bに
電気的に接続されている。本実施例では、端子電極19
a,19bは、フィルタ部2の中心に対して点対称な位
置に配置されている。また、端子電極19a,19b
は、上面側の端子電極16,17と重なり合わない位置
に形成されている。これは、端子電極同士の重なり合い
による浮遊容量の発生を防止するためである。同様に、
各端子電極に接続される接続導電部についても、上面側
の接続導電部16a,17aと、下面側の接続導電部と
の重なり合いが生じないように配置されている。
【0044】第2の実施例の圧電フィルタ21では、端
子電極19a,19bを共通接続し、接地電位に接続
し、端子電極16,17を入出力電極として用いれば、
第1の実施例の圧電フィルタ1と同様に動作する。すな
わち、フィルタ部2の長さモードを利用した単一モード
圧電フィルタが構成される。
【0045】また、本発明の圧電フィルタ21では、図
5に示すように、第1の共振電極12と、第4の共振電
極15bとを接地電位に接続し、第3の共振電極15a
及び第2の共振電極13を入出力電極として用いれば、
差動接続型の単一モード圧電フィルタ21として動作さ
せることができる。このような差動接続型の圧電フィル
タでは、減衰量が最大の位置に対して、減衰極が、第1
の実施例の圧電フィルタとは逆の位置に表れる減衰量−
周波数特性を実現することができる。従って、第1の実
施例の圧電フィルタ1と、第2の実施例の圧電フィルタ
21を上記のように差動接続した構成とを直列に接続
し、2段のフィルタを構成すれば、対称性に優れた特性
を得ることができる。
【0046】なお、第1の実施例の圧電フィルタ1にお
いても、フィルタ部2の圧電板11において、図6に示
すように、第1,第2の共振ユニットが設けられている
部分の分極方向P1 ,P2 を互いに逆方向とすることに
より、図5に示した差動接続型の圧電フィルタと同様の
周波数特性を実現することができる。
【0047】第3の実施例 図7及び図8は、本発明の第3の実施例として、第1の
実施例の圧電フィルタ1を用いたチップ型部品を説明す
るための分解斜視図及び斜視図である。
【0048】本実施例では、圧電フィルタ1の側方に、
スペーサ31,32が絶縁性接着剤を用いて貼り合わさ
れている。すなわち、スペーサ31,32は、例えばア
ルミナなどの絶縁性セラミックスまたは合成樹脂よりな
り、圧電フィルタ1と同等の厚みを有するように構成さ
れている。スペーサ31は、一端側において保持部9
に、他端側において保持部10に接着されている。同様
に、スペーサ32についても、一端側において保持部9
に、他端側において保持部10に接着されている。
【0049】上記スペーサ31,32を圧電フィルタ1
に接着することにより、フィルタプレート33が構成さ
れている。フィルタプレート33の上下には、蓋材3
4,35が絶縁性接着剤を介して貼り合わされる。この
場合、蓋材35には、凹部35aが形成されており、図
示はされていないが、蓋材34の下面にも同様の凹部が
構成されている。凹部35aは、フィルタプレート33
の振動部分の振動を妨げないための空間を確保するため
に設けられている。
【0050】本実施例においては、フィルタプレート3
3は、圧電フィルタ1にスペーサ31,32を接着する
ことにより構成されていたが、矩形の圧電板を用意し、
レーザ等によりくり抜き加工し、所定の電極を形成する
ことにより、一体型のフィルタプレート33を得てもよ
い。この場合には、圧電フィルタとスペーサ31,32
との間の接着部分が存在しないため、振動部分の封止性
を高めることができ、従って圧電フィルタの耐環境特性
を高めることが可能となる。
【0051】上記フィルタプレート33の上下に蓋材3
4,35を貼り合わせることにより、図8に示す積層体
36が得られる。この積層体36に、外部電極36a〜
36dを形成することにより、チップ型圧電フィルタ3
7が得られる。
【0052】なお、外部電極36a,36cは、それぞ
れ前述した端子電極16,17に電気的に接続されるよ
うに形成されており、外部電極36bが端子電極18
(図1参照)に電気的に接続されるように形成されてい
る。また、外部電極36dは、本実施例ではダミーの電
極として形成されているが、図1に示した保持部10の
下面にも、共通共振電極15に電気的に接続される端子
電極を形成しておけば、該端子電極を外部電極36dに
電気的に接続することにより、外部電極36dを接地電
位に接続するための電極として用いることができる。
【0053】本実施例のチップ型圧電フィルタ37で
は、上記積層体36内に、圧電フィルタ1の振動部分が
封止されている。しかも、圧電フィルタ1は、保持部
9,10により支持されており、かつ動吸振部5,6ま
での部分に振動エネルギーが閉じ込められるため、フィ
ルタ部2の特性を損なわずに、チップ型部品として構成
することが可能とされている。
【0054】第4の実施例 図9及び図10は、第1,第2の実施例の圧電フィルタ
を用いて構成された2素子接続型のチップ型圧電フィル
タを説明するための分解斜視図及び斜視図であり、図1
1は本実施例の圧電フィルタの回路構成を示す図であ
る。
【0055】本実施例のチップ型圧電フィルタでは、フ
ィルタプレート41,51が用いられている。フィルタ
プレート41は、第1の実施例の圧電フィルタ1とほぼ
同様に構成された圧電フィルタ44の側方にスペーサ4
2,43を接着することにより構成されている。従っ
て、圧電フィルタ1と同一の部分については同一の参照
番号を付することにする。フィルタプレート41に用い
られている圧電フィルタ44が、圧電フィルタ1と異な
るところは、下面の端子電極18が、保持部9の中央領
域に形成されていることにある。
【0056】また、フィルタプレート51は、圧電フィ
ルタ54の側方にスペーサ52,53を接着した構造を
有する。圧電フィルタ54は、第2の実施例の圧電フィ
ルタ21とほぼ同様に構成されており、異なる点は、端
子電極の形成位置にある。すなわち、圧電フィルタ54
では、端子電極17が保持部10の上面の中央領域に形
成されており、下面側の端子電極19aが保持部9の中
央領域に形成されており、下面側の端子電極19bが、
保持部10において、スペーサ52の近傍に形成されて
いる。
【0057】なお、上記スペーサ42,43,52,5
3は、第3の実施例で用いられたスペーサ31,32と
同様に構成される。また、第3の実施例の場合と同様
に、各フィルタプレート41,51として、スペーサ4
2,43やスペーサ52,53が、圧電フィルタ44や
圧電フィルタ54と一体化されたものを用いてもよい。
すなわち、矩形の圧電板をレーザ等により加工し、所定
の電極を形成することにより、上記フィルタプレート4
1,51を一体の部材として用意してもよい。
【0058】本実施例では、上記フィルタプレート4
1,51の間に矩形枠状の空洞形成用の枠材55を介在
させ、フィルタプレート41,51を積層する。さら
に、上下に蓋材56,57を貼り合わせる。なお、57
aは凹部を示し、フィルタプレート51の振動部分の振
動を妨げないための空間を形成するために設けられてい
る。
【0059】図10に示すように、得られた積層体58
の外表面に、外部電極58a〜58fを形成することに
より、2素子接続型のチップ型圧電フィルタ59を得る
ことができる。なお、外部電極58fはダミーの電極で
ある。このチップ型圧電フィルタ59の回路構成は図1
1に示す通りである。すなわち、第1の実施例の圧電フ
ィルタと、第2の実施例の圧電フィルタを差動接続した
構造とを従属接続した2素子接続型の圧電フィルタが得
られる。
【0060】本実施例のチップ型圧電フィルタ59は、
上記のような構造を有するため、減衰量が最大の周波数
領域に対し、その両側にすなわち対称に減衰極が表れる
周波数特性を実現することができる。
【0061】第5の実施例 図12(a)及び(b)は、本発明の第5の実施例に係
る圧電フィルタを説明するための平面図及び圧電板を透
かして下方の電極形状を示した模式的平面図である。
【0062】本実施例の圧電フィルタ61では、中央に
正方形板の拡がりモードを利用したフィルタ部62が構
成されている。すなわち、平面形状が正方形の圧電板6
3が用いられており、該圧電板63の上面に、第1,第
2の共振電極64,65が形成されている。また、圧電
板63の下面に共通共振電極66が形成されている。従
って、第1,第2の共振電極64,65を入出力電極と
し、共通共振電極66を接地電位に接続することによ
り、正方形板の拡がりモードを利用した単一モード圧電
フィルタがフィルタ部62により構成される。その他の
点については、第1の実施例と同様である。従って、第
1の実施例の圧電フィルタ1と同一部分については、同
一の参照番号を付することにより、その説明は省略す
る。
【0063】本実施例の圧電フィルタ61においても、
フィルタ部62から漏洩してきた振動が、動吸振部5,
6により抑制されるため、第1の実施例の圧電フィルタ
1と同様に、保持部9,10により機械的に支持したと
しても、フィルタ部62の特性に影響がほとんど表れな
い。従って、支持構造の簡略化、ひいては圧電フィルタ
の小型化を促進することが可能となる。
【0064】第5の実施例から明らかなように、本発明
においては、フィルタ部は種々のモードで振動されるよ
うに、適宜変形される得る。従って、例えば後述する第
6の実施例に示す幅拡がりモードを利用してフィルタ部
62を構成しても、第5の実施例と同様に、動吸振現象
を利用することにより、支持構造の簡略化及び圧電フィ
ルタの小型化を図り得る。
【0065】第6の実施例 図13(a)及び(b)は、本発明の第6の実施例に係
る圧電フィルタを示す平面図及び圧電板を透かして下方
の電極形状を示す模式的平面図である。
【0066】第6の実施例の圧電フィルタ71は、幅拡
がりモードを利用した圧電フィルタであり、第1〜第
の実施例の圧電フィルタと異なり、動吸振部を有するも
のではない。
【0067】圧電フィルタ71のフィルタ部72は、平
面形状が矩形の圧電板73を用いて構成されている。圧
電板73は、チタン酸ジルコン酸鉛系圧電セラミックス
のようなセラミックスあるいはLiTaO3 もしくはL
iNbO3 などの圧電単結晶などにより構成することが
できる。また、圧電板73は、その長辺の長さbと短辺
の長さaとの比が、前述した式(1)満たす値を中心と
して±10%の範囲内となるようにその形状が定められ
ている。
【0068】圧電板73の上面(第1の面)には、分割
形成された第1,第2の共振電極74,75が形成され
ている。他方、圧電板73の下面(第2の面)には、全
面に共通共振電極76が形成されている。また、圧電板
73は、厚み方向に一様に分極処理されている。
【0069】圧電板73の短辺側中央領域に、支持部7
6,77が連結されており、該支持部76,77の外側
端に、保持部78,79が連結されている。保持部7
8,79の上面には、端子電極80,81が形成されて
いる。端子電極80,81は、接続導電部80a,81
aにより、第1,第2の共振電極74,75に電気的に
接続されている。
【0070】他方、保持部78の下面には、端子電極8
2が形成されており、接続導電部82aを介して、端子
電極82は共通共振電極76に電気的に接続されてい
る。従って、端子電極80,81を入出力電極とし、端
子電極82を接地電位に接続することにより、フィルタ
部72は幅拡がりモードで励振されることになる。この
幅拡がりモードの振動とは、本願発明者が初めて見出し
たものであり、矩形の対向し合う第1,第2の面を有す
る圧電体において、矩形の形状を上記特性の範囲に選択
することにより、振動のノード点が矩形の第1,第2の
面の中央だけでなく短辺側の中央領域にも存在するとい
う振動モードである。
【0071】上記幅拡がりモードにつき、図14〜図1
9を参照して説明する。いま、図14に示すように、長
辺の長さがb、短辺の長さがaである平面形状が矩形の
圧電板101を想定することにする。矩形の圧電板10
1を矢印Pで示すように厚み方向に一様に分極処理し、
上面及び下面に共振電極102,103を形成し、共振
電極102,103から交流電圧を印加する。この場
合、比b/aが1の場合には、すなわち圧電板101の
平面形状が正方形の場合には、公知の拡がり振動モード
の振動が強く励振される。また、比b/aを1よりもか
なり大きくした場合には、公知の長方形板の幅モード振
動が強く励振される。
【0072】これに対し、比b/aが1より大きく、上
記幅モードの振動が強く励振される場合よりも小さい場
合には、幅拡がりモードと称される振動モードが強く表
れることがわかった。この幅拡がりモードの振動が励振
された場合の圧電共振子100における変位分布を有限
要素法により解析したところ、図15(a)に示す結果
が得られた。
【0073】上記有限要素法により解析された変位分布
において、図15(b)に示すように、圧電板100の
主面中央をOとし、x軸及びy軸を図示のように定義
し、各部分の変位状態を測定したところ、図16に示す
結果が得られた。すなわち、上記幅拡がりモードが励振
されている圧電共振子100においては、x軸方向に沿
う位置では、変位量は中心Oと、図15(b)のX1
なわち短辺中央において最も小さく、その中間において
変位量が最も大きくなることがわかる。このことは、幅
拡がりモードを利用した圧電共振子100では、ノード
点が主面の中心と、短辺の中央とに位置することを意味
する。従って、主面の中心あるいは短辺の中央を他の支
持部材により支持することにより、上記幅拡がりモード
を阻害することなく、圧電共振子100を支持し得るこ
とがわかる。
【0074】また、上記比b/aは、圧電板を構成して
いる材料のポアソン比と関係することが確かめられた。
すなわち、圧電板102のポアソン比を変化させ、上記
幅拡がり振動モードが励振される場合の比b/aを測定
し、上記b/aの値のプロットしたところ、図17に示
す結果が得られた。従って、図17の直線で示されるよ
うに、
【0075】
【数4】
【0076】を満たすように、上記比b/aを選択する
ことにより、幅拡がり振動モードを確実に励振し得るこ
とがわかった。さらに、、上記比b/aが、前述の式
(2)を満たす場合だけでなく、その整数倍の場合に
も、短辺の中央がノード点となる同様の幅拡がりモード
が励振されることが確かめられた。
【0077】また、上記比b/aが式(1)を満たす場
合にのみ幅拡がりモードが強く励振されるのではなく、
式(1)から若干ずれた場合でも幅拡がりモードが強く
励振されることがわかった。そこで、ポアソン比σ=
0.324の圧電セラミック板を用い、幅拡がりモード
の励振の有無を比b/aを変化させ確かめた。
【0078】すなわち、図15(b)における、X1
おける変位量をD(X1 )、幅拡がりモードにおいて変
位量が最も大きくなる点C(図15参照)の変位量をD
(C)とし、点X1 の点Cに対する相対変位量D
(X1 )/D(C)を測定した。結果を図18に示す。
【0079】図18から明らかなように、ポアソン比σ
=0.324の場合、比b/a=1.26〜1.54の
範囲内であれば、相対変位が±10%以内であることが
わかる。そこで、上記のように、比b/aが最適な値か
ら±10%以内となるように、図14に示した圧電共振
子100を複数種作製し、短辺中央部に支持部材を連結
して共振特性を測定した。その結果、上記のように相対
変位が10%以内の場合には、幅拡がりモードが良好に
閉じ込められ得ることがわかった。
【0080】従って、図19に示すように、上記比b/
aは、式(1)を満たす点を中心として±10%の範囲
内に設定されれば、上記幅拡がり振動モードが良好に励
振され得ることがわかる。
【0081】図13に戻り、第6の実施例の圧電フィル
タ71では、フィルタ部72が上記幅拡がりモードで励
振される。この場合、振動のノード点は圧電板73の主
面中央だけでなく、前述のように圧電板73の短辺側中
央にも位置する。従って、本実施例の圧電フィルタ71
では、支持部76,77が短辺中央に連結されているた
め、フィルタ部72を動作させた際、その振動が支持部
76,77にほとんど伝達されない。従って、保持部7
8,89を利用して機械的に支持することができる。す
なわち、フィルタ部72の特性に影響を与えることなく
保持部78,79を利用して支持することができるた
め、支持構造の簡略化及び圧電フィルタの小型化を促進
することができる。
【0082】なお、第6の実施例では、圧電板73の下
面には共通共振電極76が形成されていたが、第2の実
施例と同様に、下面に第3,第4の共振電極を分割形成
し、それによって第2の実施例と同様の電極構造を有す
る圧電フィルタを構成してもよい。
【0083】また第1〜第6の実施例では、フィルタ部
を構成する圧電板として、圧電セラミックスや圧電単結
晶からなるものを示したが、金属板、絶縁性材料板もし
くは半導体板などの少なくとも一方の面に圧電薄膜を形
成することにより、圧電板を構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の圧電フィルタを示す斜視図。
【図2】第1の実施例の圧電フィルタの回路構成を示す
図。
【図3】第1の実施例の圧電フィルタの減衰量−周波数
特性を示す図。
【図4】(a)及び(b)は、第2の実施例の圧電フィ
ルタの平面図及び圧電板を透かして下方の電極形状を示
した模式的平面図。
【図5】第2の実施例の圧電フィルタを作動接続した場
合の回路構成を示す図。
【図6】第1の実施例の圧電フィルタの変形例を説明す
るためのフィルタ部の模式的断面図。
【図7】第3の実施例のチップ型圧電フィルタの分解斜
視図。
【図8】第3の実施例のチップ型圧電フィルタを示す斜
視図。
【図9】第4の実施例のチップ型圧電フィルタの分解斜
視図。
【図10】第4の実施例のチップ型圧電フィルタを示す
斜視図。
【図11】第4の実施例のチップ型圧電フィルタの回路
構成を示す図。
【図12】(a)及び(b)は、第5の実施例に係る圧
電フィルタの平面図及び圧電板を透かして下方の電極形
状を示した模式的平面図。
【図13】(a)及び(b)は、第6の実施例の圧電フ
ィルタの平面図及び圧電板を透かして下方の電極形状を
示した模式的平面図。
【図14】幅拡がりモードを説明するための圧電共振子
の斜視図。
【図15】(a)及び(b)は、それぞれ、幅拡がりモ
ードを励振した際の有限要素法により解析した変位分布
を示す模式的平面図及び(a)に示した圧電共振子にお
ける座標系を説明するための図。
【図16】幅拡がりモードを励振した際の変位量と図1
5のX軸方向の位置との関係を示す図。
【図17】幅拡がりモードを励振し得る比b/aとポア
ソン比σとの関係を示す図。
【図18】相対変位量と比b/aとの関係を示す図。
【図19】幅拡がりモードを励振し得る条件を説明する
ための図。
【符号の説明】
1…圧電フィルタ 2…フィルタ部 11…圧電板 12,13…第1,第2の共振電極 15…共通共振電極 5,6…動吸振部 3,4…連結部 21…圧電フィルタ 15a,15b…第3,第4の共振電極 44,54…圧電フィルタ 61…圧電フィルタ 62…フィルタ部 63…圧電板 64,65…第1,第2の共振電極 66…共通共振電極 71…圧電フィルタ 72…フィルタ部 73…圧電板 74,75…第1,第2の共振電極 76…共通共振電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−112759(JP,A) 特開 昭59−119911(JP,A) 特開 昭55−68718(JP,A) 特開 平2−14608(JP,A) 特開 昭55−85120(JP,A) 特開 平3−108809(JP,A) 特開 平5−145369(JP,A) 実開 平5−25828(JP,U) 実開 平4−2116(JP,U) 特公 昭53−14436(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 9/54 - 9/60

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 向かい合う矩形の第1,第2の面を有す
    る圧電体と、 前記圧電体の第1の面に分割形成された第1,第2の共
    振電極と、 第1,第2の共振電極に重なり合うように圧電体の第2
    の面に形成された共通共振電極とを備え、 前記第1,第2の面の短辺の長さをa、長辺の長さを
    b、前記圧電体を構成している材料のポアソン比をσと
    したときに、比b/aが、 【数1】 を満たす値を中心して±10%の範囲内となるように前
    記圧電体の寸法が定められており、前記短辺方向を幅方
    向とする幅拡がりモードを利用した、圧電フィルタ。
  2. 【請求項2】 向かい合う矩形の第1,第2の面を有す
    る圧電体と、 前記圧電体の第1の面に分割形成された第1,第2の共
    振電極と、 前記第1,第2の共振電極にそれぞれ圧電体を介して重
    なり合うように圧電体の第2の面に形成された第3,第
    4の共振電極とを備え、 前記第1,第2の面の短辺の長さをa、長辺の長さを
    b、圧電体を構成している材料のポアソン比をσとした
    ときに、比b/aが、 【数2】 を満たす値を中心として±10%の範囲内とされてお
    り、前記短辺方向を幅方向とする幅拡がりモードを利用
    したことを特徴とする、圧電フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記圧電体に連結された連結部と、該連
    結部に圧電体側から 漏洩してきた振動により屈曲モード
    で振動し、動吸振現象により該振動を抑制するように寸
    法及び形状が定められた動吸振部とをさらに備える、請
    求項1または2に記載の圧電フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記連結部及び動吸振部が圧電体の両側
    に連結されている、請求項3に記載の圧電フィルタ。
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