JP3161229U - 二輪車用スタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】走行途中停車時に車体を自動的に正立させる二輪車のスタンドを提供する。【解決手段】車体に回動可能に連結されるスタンドと、スタンドの正立と格納動作を択一的に駆動する電動モータ20と、下げ自動スイッチ回路15と、速度が減少する方向を検出するとともに速度が停車前速度になったことを検出して、遮断状態にある下げ自動スイッチ回路15を通電状態に切り替える低速度検出手段21を備える。【選択図】図4

Description

本考案は、二輪車用スタンドに関し、特に走行中の停車時に自動的に車体を正起立させる二輪車のスタンドに関する。
近年、スクータやオートバイ等の二輪車にあっては、車体の大型化に伴って、信号待ち等の停車時に運転者が足を路面につけることが難しくなっている。足を路面につけて支えても重い車体が傾いた状態で停車するので、ドライバースポーツとしてはスマートさに欠けるという欠点があった。
また、発進・発車時に運転者が傾いた状態から重い車体を直立させる必要があるが、この動作は小柄な運転者には難しいという問題もがあった。
実公平5−31027号にはモータを一体にしたオートスタンドユニットを車体フレームへ取付け、モータの駆動力によりメインスタンドを回動させる装置が示されている。
特開2001−260964号公報では、車両がほぼ停止するに伴ってスタンドが起立すると開示するが、どのような構成でどのような動作で起立するか明確な記載がない。
特開平11−321737号公報には、電動モータによってスタンドを駆動するものが開示されている。ここでもどのような構成でどのような動作で起立するか明確な記載がない。
その他関連する文献には下記のものがある。
特開2009−067182号 公報 特開2009−067179号 公報 特開2008−239050号 公報 特開2008−195286号 公報 特開2008−155737号 公報 特開2008−137466号 公報 特開2007−290522号 公報 特開2007−153137号 公報 特開2006−290084号 公報 特開2006−062517号 公報 特開0203−285784 公報 特開2002−096780号 公報 特開平08−239069号 公報 特開平08−0403274号 公報 特開平07−047984号 公報 特開平07−047983号 公報 特表2009−517281号 公報
信号待ちや交差点での停車時や激しい交通渋滞時の停車時等、ライダが足を地面に 着けて車体を保持する場合の負荷が大きいため、この負荷を軽減させたいという必要 がある。
近年、スクータやオートバイ等の二輪車にあっては、車体の大型化に伴って、信号 待ち等の停車時に運転者が足を路面につけることが難しくなっている。足を路面につ けて支えても重い車体が傾いた状態で停車するので、ドライバースポーツとしてはス マートさに欠けるという欠点があった。
また、発進・発車時に運転者が傾いた状態から重い車体を直立させる必要があるが 、この動作は中高年齢者や小柄な運転者には難しいという問題もがあった。
第1の考案は、車体に回動可能に連結されるスタンドと、スタンドを正立方向と格納方向のそれぞれに駆動するモータと、このモータの動力をスタンドに伝達する動力伝達機構と、車体に備えられた電池からの電力を前記モータに対して正電流極性で通電しまたは遮断する下げ自動スイッチ回路と、前記下げスイッチ回路が通電状態となり前記前記モータの回転が前記動力伝達機構を介して前記スタンドを格納位置から前記正立方向に回動し正立位置になると前記通電状態を遮断状態にする下げリミットスイッチと、
前記電力を前記モータに対して負電流極性で通電しまたは遮断する上げ自動スイッチ回路と、前記上げ自動スイッチ回路が通電状態となり前記前記モータの回転が前記動力伝達機構を介して前記スタンドを前記正立位置から格納方向に回動し格納位置になると前記通電状態を遮断状態とする上げリミットスイッチとからなり、速度が減少する方向を検出するとともに速度が停車前速度になったことを検出して、前記遮断状態にある前記下げ自動スイッチ回路を前記通電状態に切り替える低速度検出手段を備たことを特徴とするものとした。
第2の考案は、第1の考案において、前記上げ自動スイッチ回路と並列に上げ操作スイッチを並列に設けて、車体が停止または駐車中に前記スタンドが前記正立位置にあり前記上げ自動スイッチ回の遮断常態とは独立に前記モータに前記負電流極性で通電してスタンドを前記正立位置から格納方向に回動することを特徴とするものとした。
第3の考案は、第1の考案において、前記下げ自動スイッチ回路と並列に下げ操作スイッチを並列に設けて、車体が移動中に前記スタンドが前記か格納位置にあり前記下げ自動スイッチ回の遮断常態とは独立に前記モータに前記負電流極性で通電してスタンドを前記格納位置から正立方向に回動することを特徴とするものとした。
第4の考案は、第1の考案において、前記上げ自動スイッチ回路と並列に上げ操作スイッチを並列に設けて、車体が停止または駐車中に前記スタンドが前記正立位置にあり前記上げ自動スイッチ回の遮断常態とは独立に前記モータに前記負電流極性で通電してスタンドを前記正立位置から格納方向に回動するとともに、
前記下げ自動スイッチ回路と並列に下げ操作スイッチを並列に設けて、車体が移動中に前記スタンドが前記か格納位置にあり前記下げ自動スイッチ回の遮断常態とは独立に前記モータに前記負電流極性で通電してスタンドを前記格納位置から正立方向に回動することを特徴とするものとした。
第5の考案は、第4の考案において、前記上げ操作スイッチと前記下げ操作スイッチを並べて接近して配置し、これらは互いに択一的に操作されるように構成したことを特徴とすることを特徴とするものとした。
第1の考案によれば、低速度検出手段は、速度が減少する方向を検出するとともに速度が停車前速度になったことを検出して、遮断状態にある下げ自動スイッチ回路を通電状態に切り替えるので、正電流極性で通電し、モータの回転が動力伝達機構を介してスタンドを格納位置から正立方向に回動し、停車時には、車体を正立位置に保持することができる。ドライバーは足を路面に着ける必要がなく、身長の長短に関わらず車体が成立し、スマートなドライブ風情は実現できる。
第2の考案によれば、車体が停止または駐車中にスタンドが正立位置にあり、上げ自動スイッチ回の遮断常態とは独立に、上げ操作スイッチによりモータに負電流極性で通電し、スタンドを正立位置から格納方向に回動する。これにより停車状態から発信する際には確実にスタンドを正立位置から格納方向に回動できる。また駐車場から車体を引き出すときに、重い車体を単に前に押すだけで自動的にスタンドを格納位置に回動できる。
第3の考案によれば、走行中に一時停車する際には、スタンドが格納位置にあり、下げ自動スイッチ回の遮断常態とは独立に、下げ操作スイッチによりモータに負電流極性で通電すれば、スタンドを格納位置から正立方向に回動できる。ドライバーのタイミングでスタンドを格納位置から正立方向に回動できる。また駐車場に車体を駐車する際には、単に下げ操作スイッチを操作するだけで、スタンドを正立位置に自動的に回動できる。
第4の考案によれば、停車状態から発信する際には確実にスタンドを正立位置から格納方向に回動できる。また駐車場から車体を引き出すときに、重い車体を単に前に押しながら上げ操作スイッチを操作するだけで自動的にスタンドを格納位置に回動できる。
更に、走行中に一時停車する際には、ドライバーのタイミングでスタンドを格納位置から正立方向に回動できる。また駐車場に車体を駐車する際には、単に下げ操作スイッチを操作するだけで、スタンドを正立位置に自動的に回動できる。
第5の考案によれば、上げ操作スイッチと下げ操作スイッチを並べて接近して配置し、これらは互いに択一的に操作されるので、操作上ドライバーが混乱することが完全に回避できる。
以下、本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、二輪車1の車体中央下部にスタンド2が回動可能に設けられる。スタンド2は走行時等に路面Lと平行な点線で示す格納位置にあり、停車時や駐車時は実線に図示した正立位置にあり車体を支持するようになっている。
二輪車1の車体6の中央部下部にはスタンド2を自動的に正(起)立、格納するスタンド駆動ユニット19を備える。スタンド駆動ユニット19にはスタンド2を駆動するモータと動力伝達機構とを備える。
図2、図3は電動モータの動力をスタンド2に伝達する動力伝達機構3を示している。動力伝達機構3は、電動モータに駆動されるウォームギア4と、ウォームギア4に噛み合うウォームホイール5と、ウォームホイール5と同軸上に設けられるシャフト7とを備えている。
動力伝達機構3を収装するハウジング9は車体6に固定され、また車体6の強度のある中央部の左右の下部にシャフト7がベアリング10,11を介して回転可能に支持され、シャフト7の左右端部にスタンド2の左右支持部がそれぞれ固定される。スタンド2の左右支持部は、シャフト7の左右端部から図中下方にかけて伸びて延在し、外方に互いに広がっており、その長さは二輪車1の駐車状態時や停車状態時に安定して自立できるような適正値に実験・経験則で定める。
シャフト7と左右端部の固定方法は、シャフト7の両端部に軸方向に軸方向の穴11をそれぞれ形成し、スタンド2の左右支持部の折れ曲がった基部12をこの穴11にそれぞれ挿入する。
また両穴11には図示しないキー溝をそれぞれ形成し、基部12にはこれらキー溝にそれぞれ嵌る凸部を形成し、更にシャフト7の両端部と折れ曲がった基部12とは図示しないネジで固定する。シャフト7の回動が各両端部に伝わるようにする。
電動モータ20の回転はウォームギア4、ウォームホイール5、シャフト7を介してスタンド2の左右支持体の回動に伝達される。
スタンド2が電動モータ20によって動力伝達機構3を介して自動的に起立(下げ位置)、格納(上げ位置)される。
図4に示すように、ハウジング9内には電動モータ12の作動を制御するコントロールユニット13を備える。コントロールユニット13は、低速度検出手段14と自動下げ回路15と下げ操作スイッチ16と、自動上げ回路17と上げ操作スイッチ18と過電流Aを検出する過電流センサ21と電圧抑制抵抗器Rとを備えている。コントロールユニット13は電池Eから電力が供給される。
この電池Eとしては、二輪車1の基本(始動用)蓄電池を使用する。電池Eとコントロールユニット13との間には主スイッチ8即ち車体の前上部に配置された基本装備のキースイッチ回路が介在している。更に過電流センサ21と下げ回路との間には下げリミットスイッチ41が、また電圧抑制抵抗器Rと下げ回路との間には上げリミットスイッチ40がそれぞれ介在している。
低速度検出手段14は二輪車1に既に設けられている図示しないスピードメーターからの速度信号を入力して、停車前速度時速4Km以下になると、正パルスSを発生する。
ピードメーターからの低速度信号は、トランスミッション出力軸とともに回転する磁石の回転数をコイルで電圧検出し、デジタル信号に変換されたものである。
低速度検出手段14は速度が減少する方向を検出し、更に速度が4Km以下になったことを検出して、正パルスを発生する。減少する方向の検出は、例えば速度が10Km以下になると、スピードメーターからの速度信号を入力し、続いて例えば2秒後の速度信号を入力し、これら前の速度から後の速度を引いて、その差がマイナス値であれば、減速と判定する。このような理論回路は公知であり、本願では利用するだけであるので、詳細は省略する。
自動下げ回路15は通常オフ(開)スイッチであるが、セット入力側から正パルスを受けると、回路がオン(閉)となり、電池Eからの電流をモータ20に通電する。
またリセット入力側から正パルスを受けると、回路がオフ(閉)となり、電池Eからの電流が遮断される。
下げ操作スイッチ16は中立位置で通常オフ(開)であるが、手動操作により回路がオン(閉)と回路がオフ(閉)とが切り替え可能である。
自動上げ回路17は設けなくてもいいが、設けた場合を説明する。
自動上げ回路17は自動下げ回路15と同機能であり、通常オフ(開)スイッチであるが、セット入力側から正パルスを受けると、回路がオン(閉)となり、電池Eから自動下げ回路15とは正又は負逆の電流をモータ20に通電する。
またリセット入力側から正パルスを受けると、回路がオフ(閉)となり、電池Eからの逆の電流が遮断される。
上げ操作スイッチ18はスタンド2の格納のために必須回路である。下げ操作スイッチ16と同機能であり、中立位置で通常オフ(開)であるが、手動操作により回路がオン(閉)と回路がオフ(閉)の切り替え可能である。
過電流センサ21はコントロールユニット13に向う過電流Aを検出すると正パルスを発生し、コントロールユニット13の上・下リセット側に同時に正パルスを送る。
電圧抑制抵抗器Rはモータ20への供給電圧を低下させるもので、スタンド2の下げ動作の正回転時には、供給電圧を低下させて遅くし、スタンド2の上げ格納動作の逆回転時は元の電圧とし、動作を早くする。これらの上・下速度は同じでもいいし(抵抗器Rを付けない)、また逆でもよい(抵抗器Rの位置を変更する)。
上げ操作スイッチ18と下げ操作スイッチ16とは機械構造を連動型にし、図5に示すように、二輪車1のハンドル50に配置し、円弧状に上下にスライドするスイッチとする。
中間位置が両スイッチともオフとし、上方位置では上げ操作スイッチ18がオンで、下方位置では下げ操作スイッチ16がオンとなるようにする。
操作部即ちスライド部51は図示外のバネで常に中間位置のオフ位置に戻るようし、指を離すと下げ操作スイッチ16も上げ操作スイッチ18も即時にオフ状態に戻る構造にする。
図4、6において、低速度検出手段14は速度が減少方向に変化し且つ停車直前速度になる状態を検出し、自動下げ回路15のセット端子側に正パルスSを出力する。通常状態オフの自動下げ回路15はオンとなり、入力側の負極25と出力側の負極24及び入力側の正極23と出力側の正極26とが同時に動通する。
これによりモータ20の図中上方端子30に正極が、モータ20の図中下方端子31に負極が同時に接続される。モータ20は時計方向に、スタンド2は下げ方向に回転する。
また、何らかの過負荷で過電流センサ21が所定の電流値を超えた状態を検出すると自動下げ回路15のリセット端子側に正パルスAを出力する。オン状態の自動下げ回路15は即時にオフとなりモータ20の回転が停止する。
下げ操作スイッチ16は図5で下方へスライドしてオンにすると自動下げ回路15が非動作中でもモータ20を回転させることができる。二輪車が走行中には操作しないもので、低速度検出手段14や自動下げ回路15が万が一故障した場合、停車時や駐車時にスタンド2を下げる予備・安全装置となる。
図7において、図4,6の下げリミットスイッチ41はスタンド2が下げ(正立)状態の最大位置に、また上げリミットスイッチ40は上げ(格納)位置の最大位置にそれぞれ配置される。下げリミットスイッチ41と上げリミットスイッチ40はスタンド2に押されると、機械的に通電回路が遮断されるスイッチである。
図6において、図示外の速度増加検出手段は速度が増加方向に変化する発進状態を検出し、自動上げ回路17のセット端子側に正パルスを出力する。通常状態オフの自動上げ回路17はオンとなり、入力側の負極32と出力側の負極33及び入力側の正極34と出力側の正極35とが同時に動通する。
これによりモータ20の上方の端子30に負極が、モータ20の下方の端子31に正極が同時に接続される。モータ20は反時計方向に、スタンド2は上げ方向に回転する。
また、何らかの過負荷で過電流センサ21が所定の電流値を超えた状態を検出すると自動上げ回路17のリセット端子側に正パルスAを出力する。オン状態の自動上げ回路17は即時にオフとなりモータ20の回転が停止する。
上げ操作スイッチ18は上方へスライドしてオンにすると自動上げ回路17が非動作中あるいは自動上げ回路17が設けられない場合モータ20を回転させることができる。二輪車1の停車時や駐車時には操作しないもので、自動上げ回路17が万が一故障した場合停車時や駐車時にスタンド2を上げる予備・安全装置となる。
次にスタンド2の形状とサイズを図3で更に説明する。
両側支持部の長さは、駐車時では二輪車1の図示しないサスペンションは自重のみであり、伸びているので、路面(床面)Lから僅か上方にあり、そのまま自立させると左右いずれかに傾くが、通常のサイドスタンドとして片方に少し傾いた状態で駐車することになる。
スタンド2の両支持部は、この二輪車1の運転者の体重に合せて適当な長さのものをシャフト7に取り付けることができる。例えば体重50Kgのドライバーではサスペンションは圧縮量が小さくスタンド2の両支持部の長さは長く、体重100Kgのドライバーでは大きいので短くすることができる。
スタンド2の両支持部はドライバーにあわせたものを準備して交換可能に設計できる。
但し駐車時には体重100Kgのドライバーの二輪車は、両支持部の長さは短くなっており比較的に大きく傾いた状態となる。
さて、駐車場にある時には、二輪車1はスタンド2が正立(下げ)位置にあり、やや手前にあるいは反対側に傾いた状態にある。
車体の前上部に配置された主スイッチ8に、ドライバーがキーを差し込んで主スイッチ8を初段に回わすと、電池Eからコントロールユニット13に通電可能となる。
ドライバーが車体に乗る前に、車体を傾いた状態から起こして正立させると、スタンド2の両支持部の下端が床面Lから離れて自由になる。
あるいはドライバーが車体に乗り込んでつま先で車体を正立させると、その状態でもスタンド2の先端が僅かに床面Lから離れる長さに両支持部の長さを設定している。
そこで図4,6の上げ操作スイッチ18のスライド部を手の指で上方に動かし、モータ4を例えば正回転させる。
図2、3でその正回転がウォームギア4に、そこからウォームホイール5、シャフト7へと伝わり、シャフト7とともにスタンド2は図1で反時計方向に回転して、点線で示す格納(上げ)位置に移動する。上げ操作スイッチ18から指を離すとモータ4は停止し適正な格納位置に止めることができる。
あるいは押しっぱなしをするとスタンド2が上リミットスイッチ40に当たり電源を切れ、格納(上げ)位置で停止する。上げ操作スイッチ18は、スライド部51が図示外のバネより中間位置に戻るとオフになる。
エンジンをスタートさせて、二輪車1が走り出す、所定のルートを走り、前方の交通信号が黄色から赤色になり、二輪車1は減速し、停車する。
巡航速度から次第に減速されると、スピードメーターからの低速度信号がコントロールユニット13の低速度検出手段14に送られる、低速度検出手段14では減速ベクトルと停車前の時速2Kmから0Kmを検出し、正パルスPをオフ状態の自動下げ回路15のセット端子に出力する。
電池Eからの正電極が過電流センサ21、下げリミットスイッチ41を介して自動下げ回路15の入力側の正極23には接続されており、正パルスPを受けた自動下げ回路15はオン状態に変わり、出力側の正極26からモータ20の下方端子31に正電極が、同時に車体(アース)からの負電極が自動下げ回路15の入力側の負極25に接続されており、出力側の負極24から上方端子30に負電極がそれぞれ接続される。
これにより、上げ操作スイッチ18の操作時とは逆の電流がモータ20に供給される。するとモータ4は逆回転され、その逆回転がウォームギア4に、そこからウォームホイール5、シャフト7へと伝わり、シャフト7とともにスタンド2は図1で時計方向に回転し、点線で示す格納(上げ)位置から、実線で示す下げ位置に移動する。このときスタンド2は上リミットスイッチ40から離れるので、通常状態でオンとなる。
スタンド2が下がり限界位置に回りきると下リミットスイッチ41にスタンド2の支持部が当たり、電池Eから自動下げ回路15への電力は遮断され、また自動下げ回路15はオフ状態に戻る。スタンド2は正立(下げ)位置で停止する。
これにより、車両がほぼ停止するのに伴ってスタンド2が正立するので、運転者が足を路面につかないでも済む。
スタンド2の先端が僅かに床面Lからはなれる長さに両支持部の長さを設定しているので、僅かに車体が左か右に傾くが、またスタンド2の両支持部は図3に示すように、末広がりであり、ドライバーがそのまま僅かに傾いた状態で、足で傾きを支える必要がなく、外見上はほぼ正立の状態を保持できる。
次に信号が青色に変わり、二輪車1を発進する際には、ドライバーは体を僅かに左右に振るだけで一時的に車体が正確に成立し、スタンド2の両支持部先端が僅かに床面Lから離れる。
上リミットスイッチ40はオン状態であるので、同時に図4,6の上げ操作スイッチ18のスライド部を手で操作し、モータ4を正回転させる。
その正回転がウォームギア4に、そこからウォームホイール5、シャフト7へと伝わり、シャフト7とともにスタンド2は図1で反時計方向に回転して、点線で示す格納(上げ)位置に移動する。このときスタンド2は下リミットスイッチ41から離れるので、通常状態でオンとなる。
上げ操作スイッチ18から操作指を離すとモータ20は停止し適正な格納位置に止めることができる、あるいは押しっぱなしをするとスタンド2が上リミットスイッチ40に当たり電源が切れ、格納(上げ)位置で停止する。
なお発進の場合上げ操作スイッチ18,自動上げ回路17回路には抵抗器Rがあり、比較的に緩やかに格納(上げ)を行う、但し特に下げ動作より遅くする必要がなければ、抵抗器Rは省略できる。
また上げ操作スイッチ18で操作しなければ、速度増加検出手段により速度が増加方向に変化する発進状態を検出し、自動上げ回路17により格納(上げ)を行うことができる。しかし上げ操作スイッチ18で上げ動作は十分であり、速度増加検出手段と自動上げ回路17は設けなくてもよい。
スタンド2の下げ動作時に例えば道路上の落下物に触れて、自動下げ回路15や下げ操作スイッチ16から電流をモータ20に供給しても回動しないと、過剰電流が流れ、過電流センサ21は自動的にオフとなり電池Eからコントロールユニット13への給電が遮断されモータ20の回転が停止する。
同様に、スタンド2の上げ動作時に例えば異物が挟まり自動上げ回路17、上げ操作スイッチ18から電流をモータ20に供給しても回動しないと、過剰電流が流れ、過電流センサ21は自動的にオフとなり電池Eからコントロールユニット13への給電が遮断されモータ20の回転が停止する。落下物や異物を除くと過電流センサ21はオンに戻るので、スタンド2は上記同様に正常に動作できる。
社会が豊かになり、勤労者の大量退職時代を向かえ、二輪車に趣味と健康志向で向かうドライバーが増加している。このようなドライバーは中高年齢層が多く、足が車体を保持するために踏ん張る力は、若い時代のように強くはない。本考案のスタンドを使用すれば、大型の二輪車であっても駐車、停車が労働上容易にできるので、引き続きを愛用、利用しようとするドライバーには極めて有用である。二輪車産業界の活性化に貢献できる。
本考案の実施の形態を示す二輪車の側面図。 同じく二輪車用スタンドの動力伝達機構の構成側面図。 同じく動力伝達機構の図2のX−X矢示正面図とスタンドの取り付け図。 同じく二輪車用スタンドの制御ブロック図。 同じく二輪車用スタンドの図4の制御ブロックの部分外観図。 同じく二輪車用スタンドの図4の制御ブロックの詳細図。 同じく二輪車用スタンドの図1の主要部の拡大図。
1 二輪車
2 スタンド
3 動力伝達機構
4 ウォームギア
5 ウォームホイール
6 車体
7 シャフト
8 主スイッチ
9 ハウジング
10 ベアリング
11 穴
12 基部
13 コントロールユニット
14 低速度検出手段
15 自動下げ回路
16 下げ操作スイッチ
17 自動上げ回路
18 上げ操作スイッチ
19 スタンド駆動ユニット
20 電動モータ
21 過電流センサ
25、32 入力側の負極
24、33 出力側の負極
23、34 入力側の正極
26、35 出力側の正極
30 上方の端子
31 下方の端子
40 上げリミットスイッチ
41 下げリミットスイッチ
50 ハンドル
51 中間部
A 過電流
E 電池
L 路面(床面)
R 電圧抑制抵抗器

Claims (5)

  1. 車体に回動可能に連結されるスタンドと、スタンドを正立方向と格納方向のそれぞれに駆動するモータと、このモータの動力をスタンドに伝達する動力伝達機構と、車体に備えられた電池からの電力を前記モータに対して正電流極性で通電しまたは遮断する下げ自動スイッチ回路と、前記下げスイッチ回路が通電状態となり前記前記モータの回転が前記動力伝達機構を介して前記スタンドを格納位置から前記正立方向に回動し正立位置になると前記通電状態を遮断状態にする下げリミットスイッチと、
    前記電力を前記モータに対して負電流極性で通電しまたは遮断する上げ自動スイッチ回路と、前記上げ自動スイッチ回路が通電状態となり前記前記モータの回転が前記動力伝達機構を介して前記スタンドを前記正立位置から格納方向に回動し格納位置になると前記通電状態を遮断状態とする上げリミットスイッチとからなり、
    速度が減少する方向を検出するとともに速度が停車前速度になったことを検出して、前記遮断状態にある前記下げ自動スイッチ回路を前記通電状態に切り替える低速度検出手段を備たことを特徴とする二輪車のスタンド。
  2. 前記上げ自動スイッチ回路と並列に上げ操作スイッチを並列に設けて、車体が停止または駐車中に前記スタンドが前記正立位置にあり前記上げ自動スイッチ回の遮断常態とは独立に前記モータに前記負電流極性で通電してスタンドを前記正立位置から格納方向に回動することを特徴とする請求項1に記載の二輪車のスタンド
  3. 前記下げ自動スイッチ回路と並列に下げ操作スイッチを並列に設けて、車体が移動中に前記スタンドが前記か格納位置にあり前記下げ自動スイッチ回の遮断常態とは独立に前記モータに前記負電流極性で通電してスタンドを前記格納位置から正立方向に回動することを特徴とする請求項1に記載の二輪車のスタンド
  4. 前記上げ自動スイッチ回路と並列に上げ操作スイッチを並列に設けて、車体が停止または駐車中に前記スタンドが前記正立位置にあり前記上げ自動スイッチ回の遮断常態とは独立に前記モータに前記負電流極性で通電してスタンドを前記正立位置から格納方向に回動するとともに、
    前記下げ自動スイッチ回路と並列に下げ操作スイッチを並列に設けて、車体が移動中に前記スタンドが前記か格納位置にあり前記下げ自動スイッチ回の遮断常態とは独立に前記モータに前記負電流極性で通電してスタンドを前記格納位置から正立方向に回動することを特徴とする請求項1に記載の二輪車のスタンド
  5. 前記上げ操作スイッチと前記下げ操作スイッチを並べて接近して配置し、これらは互いに択一的に操作されるように構成したことを特徴とする請求項4に記載の二輪車のスタンド。
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