JP3161226B2 - 防振ゴムを備えた変圧器 - Google Patents

防振ゴムを備えた変圧器

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JP3161226B2
JP3161226B2 JP13477094A JP13477094A JP3161226B2 JP 3161226 B2 JP3161226 B2 JP 3161226B2 JP 13477094 A JP13477094 A JP 13477094A JP 13477094 A JP13477094 A JP 13477094A JP 3161226 B2 JP3161226 B2 JP 3161226B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧器設置時に、該変
圧器を防振ゴム上に載置する変圧器に関し、特に防振ゴ
ムを変圧器のベースに取り付けた変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】変圧器を設置する際には、図2に示すよ
うに防振ゴムを介して設置し、床面への振動,騒音の伝
播を絶縁している。
【0003】図2はラジェータを備えた変圧器の正面図
を示し、1は変圧器、2はラジェータ、3はケーブルダ
クト、4はベース、5は防振ゴム、6は防振ゴム用ベー
ス、7は床面である。
【0004】図3は防振ゴム5部分を拡大して示す図
で、図2におけるイ−イ断面矢視図である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】小形変圧器などにおい
ては、変圧器の製作過程での組立や、完成した変圧器を
据え付け現地に輸送して現地で設置する場合は、振動を
抑制するため変圧器は防振ゴムを介して床面上に設置さ
れる。この防振ゴムの配置は、防振ゴムベースを所定の
位置に配置して、その上に防振ゴムを載置し、この防振
ゴムの上に変圧器を設置する。
【0006】この場合、防振ゴムベースや防振ゴムは分
離された別個の部品であるため、設置位置を変更した
り、また、完成した変圧器を据え付け現地で設置する場
合は、上記の製作時の組立作業と同じ内容の作業を繰り
返すことになる。
【0007】さらに、製作場所から据え付け現地への輸
送時には、輸送する部品点数が増加するとともに、送り
忘れを生ずる可能性もある。
【0008】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、防振ゴムを変圧器と一体として取り扱うことができ
る防振ゴムを備えた変圧器の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記の
課題を解決するための手段は、防振ゴム用ベース上に防
振ゴムを載せて床面に配置し、この防振ゴム上に変圧器
のベースを載置して変圧器を設置するようにした変圧器
において、前記変圧器のベースに吊金具を取り付け、且
つ前記防振ゴム用ベースを水平に取り付ける吊上金具を
設けるとともに、前記吊金具に上下動自在で落下防止手
段を備えた吊ボルトを垂下し、該吊ボルトに前記吊上金
具を取り付け、この吊上金具と変圧器のベース間に防振
ゴムを配設して変圧器の組立作業又は据付作業時の重複
作業を無くする。
【0010】
【作用】変圧器が揚重機等で吊り上げられたとき、吊上
金具に取り付けられた防振ゴム用ベースと、このベース
に載置されている防振ゴムは吊ボルトで吊金具に吊り下
げられて、図1(B)のように脱落することがなく、変
圧器と一体として取り扱うことができる。このとき変圧
器のベースと防振ゴム間に隙間が設けられるようにする
と、防振ゴムの反力が防振ゴムベースに加わることはな
い。
【0011】揚重機等により吊り上げられていた変圧器
を設置位置の床面上に降ろすと、防振ゴムは変圧器ベー
スの所定位置において変圧器を載置する。このとき、吊
金具、吊上金具および吊ボルトは防振ゴムの防振作用に
何等の影響も与えない。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例に基づい
て説明する。
【0013】本発明の一実施例を示す図1において、
(A)は防振ゴム上に変圧器を載置したときの、(B)
は変圧器を揚重機等により吊り上げたときの防振ゴム部
分を示す拡大図で、図2,図3と同一部分には同一符号
を付して説明を省略する。
【0014】図1において、8はI形鋼や溝形鋼等から
なる吊金具で、ベース4における防振ゴム5との当該位
置に対向して設けたボルト貫通孔を有する。9は防振ゴ
ム用ベース6に対向して設けられ、前記吊金具8のボル
ト貫通孔と同心のボルト貫通孔を有する吊上金具、10
は吊ボルトで、吊金具8と吊上金具9のボルト貫通孔を
貫通し、一端を吊上金具9に1組2個のナット11によ
り挟着し、他端をダブルナット12として(B)に示す
ように防振ゴム5を吊り下げたときに、ベース4の下面
と防振ゴム5の上面との間に僅かの隙間δを生ずるよう
にダブルナット12を締め付けたものである。
【0015】なお、吊上金具8のボルト貫通孔はダブル
ナット12が貫通しない範囲でできるだけ大きくしてお
く。又はボルト貫通孔を大きくしてダブルナット12が
貫通しないように吊金具8とダブルナット12との間に
外径の大きな座金を挿入しても良い。このダブルナット
12は隙間調整手段と、吊ボルトの落下防止手段の機能
を有している。
【0016】変圧器が揚重機等により吊り上げられたと
き、(B)に示すように防振ゴム5はベース4の所定位
置に設けられた吊金具8に吊ボルト10と吊上金具9を
介して吊り下げられており、脱落することがなく変圧器
と一体として取り扱うことができる。
【0017】揚重機等により吊り上げられていた変圧器
を設置位置の床面7上に降ろすと、防振ゴム5はベース
4の所定位置において変圧器を載置し、ベース4に設け
た吊金具8の上面と吊ボルト10に締め付けたダブルナ
ット12の下面、および吊金具8の下面と吊ボルト10
を吊上金具9に挟着したナット11の上面との距離の範
囲で変圧器の上下方向振動を吸収することができ、また
吊金具8のボルト貫通孔と吊ボルト10との間の隙間の
範囲で変圧器の水平方向振動を吸収することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る防振ゴム脱落防止金具付変
圧器は、防振ゴムがベースの所定位置に防振性を損なう
ことなく、変圧器と一体に取り付けられているものであ
るから、変圧器の位置を変更する度毎に防振ゴムの位置
決めや変圧器の載置等の面倒な作業は不要となり、また
防振ゴムを貼着するものと異なり防振ゴム劣化時の交換
作業も容易に行うことができる。
【0019】さらに、変圧器の移動や輸送時には、防振
ゴム脱落防止金具とともに防振ゴムを変圧器に取り付け
たまま移動し輸送することができるから、移動や輸送時
の部品点数が増加することはなく、また輸送洩れを生ず
る恐れもない等の種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図。(A)は防振ゴム
上に変圧器を載置した場合。(B)は防振ゴムが変圧器
により吊り下げられた場合を示す。
【図2】従来例の説明図。
【図3】従来例における防振ゴム部分の拡大図。
【符号の説明】 1…変圧器 4…ベース 5…防振ゴム 6…防振ゴム用ベース 7…床面 8…吊金具 9…吊上金具 10…吊ボルト 11…1組2個のナット 12…ダブルナット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防振ゴム用ベース上に防振ゴムを載せて
    床面に配置し、この防振ゴム上に変圧器のベースを載置
    して変圧器を設置するようにしたもにおいて、 前記変圧器のベースに吊金具を取り付け、且つ前記防振
    ゴム用ベースを水平に取り付ける吊上金具を設けるとと
    もに、前記吊金具に上下動自在で落下防止手段を備えた
    吊ボルトを垂下し、該吊ボルトに前記吊上金具を取り付
    け、この吊上金具と変圧器のベース間に防振ゴムを配設
    したことを特徴とする防振ゴムを備えた変圧器。
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