JP3160626U - 釣り用のシモリ - Google Patents
釣り用のシモリ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3160626U JP3160626U JP2010002580U JP2010002580U JP3160626U JP 3160626 U JP3160626 U JP 3160626U JP 2010002580 U JP2010002580 U JP 2010002580U JP 2010002580 U JP2010002580 U JP 2010002580U JP 3160626 U JP3160626 U JP 3160626U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- thread
- groove
- fishing
- road
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Abstract
【課題】道糸への着脱が簡単な釣り用のシモリを提供する。【解決手段】シモリ10は、シモリ本体12、道糸が通される穴14、シモリ本体12の側部22cから穴14に向かう溝16、および穴14を形成する内壁部分18に設けられた逆止部20を備える。道糸へのシモリ10の着脱は、溝16から穴14に道糸を入れるだけであり、簡単である。仕掛けの作成や調節などが非常に簡単である。初心者でも簡単に仕掛けを作ることができる。【選択図】図1
Description
本考案は、釣りの仕掛けに使用される釣り用のシモリに関するものである。
釣りの仕掛けとして、中通しのウキを使用する場合がある(下記特許文献1など)。図12の仕掛け100は、道糸52にシモリ102と中通しのウキ56が通される。また、道糸52にウキ止め糸を結んでウキ止め54を形成する。仕掛け100は、竿側からウキ止め54、シモリ102、ウキ56の順番に並ぶ。さらに、道糸52の先端側には、錘58や釣り針60が取り付けられる。
シモリ102と中通しのウキ56には、それぞれ道糸52が通される穴64、104を有する。シモリ102の穴104は、ウキ止め54が通過できない大きさである。また、ウキ56の穴64は、道糸52との摩擦を小さくするために、道糸52に対して十分な大きさになっている。シモリ102は、ウキ56よりも小さいが、ウキ56の穴64よりも大きくなっている。
仕掛け100を投げ入れると、釣り針60に取り付けられた餌や錘58が水中に沈んでいく。ウキ56は水面に浮き上がろうとして道糸52に沿って竿側に移動し、ウキ止め54に止まったシモリ102によって止められる。ウキ止め54から釣り針60までの長さを調節することで、餌の位置を調節できる。
しかし、仕掛け100を作る際、シモリ102の穴104に道糸52を通す必要がある。シモリ102を変更したり、シモリ102の数を変更したりして、仕掛け100の調節をする場合がある。仕掛け100を調節する際、シモリ102の着脱のために道糸52を切断する必要が生じる。釣り時の条件によって仕掛け100を調節することは多々あり、シモリ102の着脱が面倒になる。
本考案の目的は、道糸への着脱が簡単な釣り用のシモリを提供することにある。
本考案のシモリは、シモリ本体を貫通し、道糸が通される穴と、前記シモリ本体の側部から穴に向けて形成された溝と、前記穴を形成する内壁部分に設けられ、溝から穴に向かう力によって穴の内方に変形し、溝から穴へ道糸が通過する通路を開く逆止部とを備える。
シモリ本体の溝に道糸を入れ、道糸を穴の方向に押し込む。このときに生じる力によって逆止部が穴に向かって変形し、道糸が通過する通路が開く。この通路を道糸が通過し、穴の中に道糸が入れられる。
前記逆止部は、前記力が脱力されると内壁部分に戻り、前記通路を閉じる。道糸が穴の中に入り、逆止部への力が脱力されると、逆止部が元の位置に戻り、通路が閉じられる。
前記シモリ本体が、樹脂製または木製の板または立体である。シモリ本体が水よりも比重が小さく、水に対して浮き上がろうとする。
上記の釣り用のシモリが、中通しのウキおよびウキ止めと共に使用され、前記シモリ本体は、中通しのウキに形成され、道糸が通される穴よりも大きく、前記ウキ止めは、中通しのウキの穴を通過でき、かつシモリ本体の穴を通過できない大きさである。釣り用の仕掛けにシモリを使用すると、ウキ止めとウキとの間にシモリが配置される。シモリは、ウキがウキ止めで停止する役割を果たす。
本考案によると、溝から穴に道糸を入れるだけで、簡単にシモリの着脱ができる。仕掛けを作ったり調節するのが非常に簡単である。釣り用の仕掛けを作るときに、ウキとシモリを取り付ける順番などは関係なくなるため、初心者でも簡単に仕掛けを作ることができる。
本考案のシモリについて図面を使用して説明する。図面は模式的に示しており、実際の寸法とは異なる場合がある。
図1に示す本考案のシモリ10は、シモリ本体12、道糸が通される穴14、シモリ本体12の側部22cから穴14に向かう溝16、および穴14を形成する内壁部分18に設けられた逆止部20を備える。
シモリ本体12は、水よりも比重の小さい樹脂などで構成される。シモリ10は、仕掛けを投入したあと、水面に浮かび上がる。図1に示すシモリ本体12は、帯状の板を折り曲げて一周させ、端部同士を接着したものである。図1にあわせて、上部22a、下部22b、側部22c、22d、22e、22fとして説明する。後述する仕掛けでは、上部22aが竿側であり、下部22bはウキ側となる。また、上部22aと下部22bは逆であっても良い。
道糸が通される穴14は、シモリ本体12の上部22aの中央部分を貫通させて形成される。穴14の形状は任意であるが、道糸が傷つきにくいように、穴14は円形であるのが好ましい。この穴14は、道糸を通過させられるが、ウキ止めは通過できない大きさである。
溝16は、シモリ本体12の上部22aにおいて、側部22cから穴14に向かって形成される。溝16によって、側部22cは2つに分かれている。溝16は、切り込みであっても良い。穴14に道糸を通す際に、道糸を溝16から穴14に入れる。なお、溝16は、他の側部22d、22e、22fから形成しても良い。
図2に示すように、下部22bには、道糸が配置される空間24を設けている。道糸が通過する位置に空間24を設けて、下部22bが道糸の邪魔にならないようにする。
逆止部20は、穴14に通された道糸が溝16に戻らないようにするものである。穴14が円形の場合、例えば、溝16の先端を円形の接線方向aと一致させて、穴14を形成する内壁部分18に爪状の逆止部20を形成する(図3)。逆止部20は、弾性力を有し、溝16から穴14に向かう力によって穴14の内方に変形する。
図4(a)から図4(b)のように、道糸52を穴14に入れる際、道糸によって溝16から穴16の方向に逆止部20を押す力が発生する。この道糸52による力によって逆止部20が変形し、道糸が通る通路26ができる。なお、逆止部20が変形するまでに、溝16が多少広がる場合がある。道糸52が穴14の中に入り、脱力されると元の内壁部分18に戻る(図4(c))。
逆止部20は、穴14の逆側がシモリ本体12になっているため、逆止部20が穴14の逆側に変形することはない。穴14に入った道糸52によって、再び通路26を形成する力が逆止部20に作用しない。穴14に入った道糸52が溝16に戻ることはない。
なお、溝16の先端が、図3の法線方向bと一致すると、逆止部20が形成されず、道糸が穴14から溝16に戻るおそれがある。
穴14から道糸52を抜く場合、(A)道糸52を任意の位置で折り返し(図5(a))、(B)折り返した側の道糸52を溝16から穴14に入れ(図5(b))、(C)道糸52を引っ張ると、道糸52が穴14から抜ける。
道糸52へのシモリ10の着脱は、溝16から穴14に道糸52を入れるだけであり、簡単である。道糸52の切断をおこなう必要はない。仕掛けの作成や調節などが非常に簡単である。初心者でも簡単に仕掛けを作ることができる。
シモリ10を使用した仕掛けについて説明する。図6に示すように、仕掛け50は、道糸52と、道糸52に形成したウキ止め54と、道糸52が中通しされるウキ56と、ウキ止め54とウキ56との間に取り付けたシモリ10とを備える。ウキ56よりも先には、錘58や釣り針60が取り付けられる。また、適宜サルカン62が使用される。
ウキ止め54は道糸52にウキ止め糸を結んで形成する。ウキ止め54は、シモリ10の穴14を通過できない大きさである。
ウキ56は、中央を貫く穴64を備え、穴64の中を道糸52が通過する。シモリ本体12は、ウキ56よりも小さいが、ウキ56の穴64を通過することはできない大きさである。仕掛けを投入後、錘58が沈むため、ウキ56は道糸52に沿って竿側に移動する。そして、ウキ止め54で停止されたシモリ10によってウキ56が停止する。
シモリ10と同様に、ウキ56にも溝16や逆止部20を設けても良い。シモリ10と同様に道糸52に着脱できる。仕掛け50を作ったり調節したりする際に、シモリ10やウキ56を簡単に着脱できる。また、従来であればシモリ10とウキ56を順番に取り付ける必要があったが、シモリ10とウキ56を取り付ける順番は関係なくなり、初心者でも簡単に仕掛け50を作ることができる。仕掛け50を作ったり調節したりするときに、道糸52の切断を最小限にすることができる。
溝16の幅が狭すぎると道糸52を傷つけやすくなる。傷によって、魚を釣り上げ中に道糸52が切れるおそれがある。また、溝16の幅が狭すぎると道糸52を入れにくくなる。そこで図7に示すように、溝16bの入口付近の幅を広くして、穴14に向かうにしたがって溝16bの幅を狭くする。溝16bの幅が広くなり、道糸52を溝16bに入れやすく、また道糸52を傷つけにくくなる。
下部22bにも上部22aと同じ穴14、溝16、および逆止部20を設けても良い。上部22aと下部22bの穴14、溝16、および逆止部20が対向するようにする。シモリ10が道糸52に取り付けられた時に、シモリ10の動きが制限され、道糸52がシモリ10に絡まりにくくなる。
シモリ本体12の折り曲げ方は任意であり、図1に限定されない。図8のシモリ10bのように、シモリ本体12bをリング状にしても良い。また、射出成形によって、折り曲げられたりしたシモリ本体12を形成しても良い。
図9のシモリ10cのように、円形の板で構成されるシモリ本体12cであってもよい。シモリ本体12cに上記の穴14、溝16、および逆止部20を形成する。非常に簡単にシモリ10cを製造することができる。シモリ本体12cは、板を折り曲げないため、樹脂以外に木材であっても良い。シモリ本体12は、円形に限定されず、任意形状であっても良い。
図10や図11のシモリ10d、10eのように、シモリ本体12d、12eは、球、半球、または多面体などの立体的形状であってもよい。球や半球のシモリ本体12d、12eであれば、従来のシモリ102と同じ形状である。シモリ本体12d、12eの内部は空洞であっても良い。また、シモリ本体12d、12eが立体的形状であれば、穴14の両開口部付近にのみ逆止部20を設けても良い。道糸52が常に穴14の中に入り、道糸52がシモリ10d、10eに絡まりにくい。
その他、本考案は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。各実施例は、他の実施例に対して排他的なものではなく、適宜組み合わせて実施しても良い。
10:シモリ
12:シモリ本体
14:穴
16:溝
18:内壁部分
20:逆止部
24:空間
26:通路
50:仕掛け
52:道糸
54:ウキ止め
56:ウキ
12:シモリ本体
14:穴
16:溝
18:内壁部分
20:逆止部
24:空間
26:通路
50:仕掛け
52:道糸
54:ウキ止め
56:ウキ
Claims (4)
- シモリ本体を貫通し、道糸が通される穴と、
前記シモリ本体の側部から穴に向けて形成された溝と、
前記穴を形成する内壁部分に設けられ、溝から穴に向かう道糸の力によって穴の内方に変形し、溝から穴へ道糸が通過する通路を開く逆止部と、
を備えた釣り用のシモリ。 - 前記逆止部は、前記力が脱力されると内壁部分に戻り、前記通路を閉じる請求項1の釣り用のシモリ。
- 前記シモリ本体が、樹脂製または木製の板または立体である請求項1または2の釣り用のシモリ。
- 請求項1から3のいずれかの釣り用のシモリが、中通しのウキおよびウキ止めと共に使用され、
前記シモリ本体は、中通しのウキに形成され、道糸が通される穴よりも大きく、
前記ウキ止めは、中通しのウキの穴を通過でき、かつシモリ本体の穴を通過できない大きさである、
請求項1から3のいずれかの釣り用のシモリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002580U JP3160626U (ja) | 2010-04-19 | 2010-04-19 | 釣り用のシモリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002580U JP3160626U (ja) | 2010-04-19 | 2010-04-19 | 釣り用のシモリ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3160626U true JP3160626U (ja) | 2010-07-01 |
Family
ID=54863786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010002580U Expired - Fee Related JP3160626U (ja) | 2010-04-19 | 2010-04-19 | 釣り用のシモリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3160626U (ja) |
-
2010
- 2010-04-19 JP JP2010002580U patent/JP3160626U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7185457B2 (en) | Fishing lure | |
US5784829A (en) | Fishing bobber | |
US3205609A (en) | Lure having a detachable action weight | |
TWI840660B (zh) | 擬餌 | |
US9241479B2 (en) | Barbless weighted releasable fish descending hook | |
US20070249436A1 (en) | Lacrosse Heads | |
JP3160626U (ja) | 釣り用のシモリ | |
US8448375B1 (en) | Fishing apparatus | |
JP3220824U (ja) | 魚釣り具 | |
JP2017073976A (ja) | ルアー | |
JP4320759B2 (ja) | つり用浮き | |
US20070163166A1 (en) | Fishing weight with swivel, "rock skipper" | |
JP5898416B2 (ja) | ルアー | |
JP3212533U (ja) | 疑似餌ヘッド | |
JP6320835B2 (ja) | ルアー | |
KR100720169B1 (ko) | 루어용 다기능 싱커 | |
JP4137171B1 (ja) | 釣用連結具 | |
JP2006204216A (ja) | 釣り用シモリ玉 | |
JP5509229B2 (ja) | 魚釣り用重り | |
JP3165734U (ja) | 釣り用補助具 | |
KR200292927Y1 (ko) | 통발목부의 부상장치 | |
JP4340252B2 (ja) | 海釣り用穴浮き | |
JP2004187508A (ja) | 釣り用浮き籠装置及びその製造方法 | |
JP3155217U (ja) | 魚信拡大装置付き浮子 | |
KR200282202Y1 (ko) | 중통찌 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130609 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |