JP3160576U - ネジ部材の緩み防止構造 - Google Patents

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満男 深江
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靖憲 岩井
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靖憲 岩井
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Abstract

【課題】螺合させて締結した雄ねじ部材と雌ねじ部材が緩まないようにするためのネジ部材の緩み防止構造を提供する。【解決手段】雄ねじ部材はピッチ及び径が異なる2種のねじ山を刻設し、それぞれに螺合した雌ねじ部材同士を締結する構造であって、一方の雌ねじ部材の締結面に弾性体を設ける。雌ねじ部材は、雌ねじ部材の大径ねじ山に、小径のねじ山を通過させて螺合する。【選択図】図1

Description

本考案は、雄ねじに螺合したナットの緩みを防止するための構造の改良に関する。
雄ねじ部材と雌ねじ部材の組み合わせによる締結構造は、回転や振動などによって徐々に緩んでしまう問題がある。このため、ボルトやスリーブなどの雄ねじ部材に、ナットなどの雌ねじ部材を螺合して締結したとき、雄ねじ部材や雌ねじ部材が相互に緩まないようにする手段として種々の方法が採られている。例えば一般的に雄ねじ部材に2つの雌ねじ部材を螺合し、雌ねじ部材同士を締め付けて緩みを防止するいわゆるダブルナットが広く利用されている。
また、特許文献1に示すようにダブルナットの改良として、小ピッチネジと大ピッチネジの二重ピッチネジを形成し、小ピッチネジと大ピッチネジのそれぞれにナットを螺合させ、これらのナット同士を締め付けて緩み止めとした構造がある。
特開平7−103221
特許文献1に示した二重ピッチネジは、ピッチが異なる2つのナットを螺合して締め付けることができるため、従来の単一ピッチネジの雄ねじ部材に締め付けるダブルナットに比して、緩みにくくなると共に、ピッチの異なる2つのナットを任意の位置で締め付けることができるという効果がある。
しかしながら、本来の目的である緩み止めという点に関しては、あまり大きな効果が得られないのが実情である。
ピッチが異なる2つのナットを雄ねじ部材を介して締め付けた場合、締め付けることによってほぼ一体化させた2つのナットは、ピッチが異なるためにナット間に滑りが生じなければ、雄ねじ部材に対して移動しにくくし緩み防止として大きな効果が生じる。このことは逆に、2つのナット同士の締め付けに緩みが生じてしまえばほとんど効果がなく、従来の一般的なダブルナットによる緩み防止手段とほとんど変わらなくなる。
そこで本考案者は上記問題に鑑み鋭意研究の結果、本考案を成し得たものであり、その特徴とするところは、螺合させて締結した雄ねじ部材と雌ねじ部材が緩まないようにするためのネジ部材の緩み防止構造において、該雄ねじ部材はピッチ及び径が異なる2種のねじ山を刻設し、それぞれに螺合した雌ねじ部材同士を締結する構造であって、一方の雌ねじ部材の締結面に弾性体を設けたことにある。
本明細書中でいう「雄ねじ部材」とは、棒材やパイプなどの周面にピッチ及び径が異なる2種のねじ山を刻設した部材をいう。それぞれのねじ山にナットなどの雌ねじ部材を螺合し、雌ねじ部材同士を締め付ける。大径側のねじ山に対する小径側のねじ山のピッチは、同じピッチでなければ大きくても小さくてもよく、特に限定するものではない。
「弾性体」とは、ウレタン、ポリアミドなどのプラスチック、ゴムなどをいう。本考案においては、雌ねじ部材の一方の締結面に弾性体を設ける。これにより、雌ねじ部材同士を締め付けたときに、間に介在した弾性体が圧縮された状態となる。
本考案に係るネジ部材の緩み防止構造は、ピッチ及び径が異なる2種のねじ山を刻設した雄ねじ部材に、一方の締結面に弾性体を設けた2つの雌ねじ部材を螺合して締結させる構造としている。このため、2つの雌ねじ部材が弾性体によって突っ張った状態で異なるピッチに螺合して締結され、雄ねじ部材上で移動をより確実に防止することができる。さらに、雌ねじ部材同士が締結面に弾性体を介在させて締結しているため、雌ねじ部材間の摩擦抵抗が大きく、緩みを防止する上で極めて大きな効果が得られる。
本考案に係るネジ部材の緩み防止構造の一実施例を示す一部を断面した分解図である。(実施例1) 図1に示したネジ部材の緩み防止構造の一部を断面した組立図である。 図1に示したネジ部材の緩み防止構造をブレーカーに応用した例を示す正面図である。 本考案に係るネジ部材の緩み防止構造の他の実施例を示す部分断面図である。(実施例2)
本考案は、雄ねじ部材にピッチ及び径が異なる2種のねじ山を刻設し、それぞれに螺合した雌ねじ部材の一方の締結面に弾性体を設けて締結する構造としたことにより、上述課題を解決した。
図1は、本考案に係るネジ部材の緩み防止構造1の一実施例であり、圧縮空気を送るホースの接続部に応用したもので、空圧機器に取り付けるスリーブ2にピッチ及び径が異なる2種のねじ山を刻設している。本例では、大径のねじ山を小径のねじ山に対してピッチを小さくしている。大径のねじ山には小径のねじ山を通過させて締付ナット3を螺合する。小径のねじ山には袋ナット5を螺合して、ホースを接続するためのニップル4をスリーブ2に連結する。
締付ナット3にはウレタンのリング6を嵌め込むための取付部31を設けており、図2に示すようにリング6を介在させた状態で締付ナット3と袋ナット5を締結して、緩み防止が図られる。一般的に、ホースを接続するためのニップル4をスリーブ2に固定するには、袋ナット5をスリーブ2に締め付けることによって行なわれる。本考案ではスリーブ2に締め付けた袋ナット5に対して、さらにウレタンのリング6を設けた締付ナット3を締め付けることで、袋ナット5の緩み止めをより確実にしている。
これにより、図3に示すブレーカーBに本考案に係るネジ部材の緩み防止構造1を設けることで、ブレーカーBの激しい振動に対しても空気漏れやホースが外れたりすることを防止でき、作業効率を高めることが可能となる。スリーブ2には、基本的に2種のピッチを刻設して2種の雌ねじ部材が共回りすることを防止すればよい。ただ、本例のようにスリーブ2に締め付けた袋ナット5に対して締め付ける締付ナット3側のピッチを小さくすることで、小さな力でも大きな締付力を得ることができる。
本考案に係るネジ部材の緩み防止構造1は、2種の雌ねじ部材の一方を雄ねじ部材に対して動かないように保持することで緩みを防止する構造である。例えば、図4に示すように基材9に取り付けるボルト7の緩みを防止する場合、ピッチ及び径が異なるねじ山を刻設したボルト7に、大径のねじ山にナット8を締め付けた後、小径のねじ山にナット8を螺合させて締結して緩み止めとする。本例では、大径のナット8側にリング6を設けているが、小径のナット8側にリング6を設けるようにしてもよい。
B ブレーカー
1 ネジ部材の緩み防止構造
2 スリーブ
3 締付ナット
31 取付部
4 ニップル
5 袋ナット
6 リング
7 ボルト
8 ナット
9 機材

Claims (3)

  1. 螺合させて締結した雄ねじ部材と雌ねじ部材が緩まないようにするためのネジ部材の緩み防止構造において、該雄ねじ部材はピッチ及び径が異なる2種のねじ山を刻設し、それぞれに螺合した雌ねじ部材同士を締結する構造であって、一方の雌ねじ部材の締結面に弾性体を設けたことを特徴とするネジ部材の緩み防止構造。
  2. 締結面に弾性体を設けた雌ねじ部材は、雄ねじ部材の大径のねじ山に、小径のねじ山を通過させて螺合する請求項1記載のネジ部材の緩み防止構造。
  3. 雄ねじ部材に刻設した大径のねじ山は、小径のねじ山のピッチより小さい請求項1又は2記載のネジ部材の緩み防止構造。
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