JP3160479U - 履歴情報の追跡可能な紙袋 - Google Patents
履歴情報の追跡可能な紙袋 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3160479U JP3160479U JP2009007802U JP2009007802U JP3160479U JP 3160479 U JP3160479 U JP 3160479U JP 2009007802 U JP2009007802 U JP 2009007802U JP 2009007802 U JP2009007802 U JP 2009007802U JP 3160479 U JP3160479 U JP 3160479U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- paper bag
- paper
- barcode
- printed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Making Paper Articles (AREA)
Abstract
Description
さらに、本考案の紙袋によれば、従来は不具合品と同じ製造ロットはすべて回収し、検品をする必要があったところを、不具合品の範囲を特定できるので、従来に比べて回収、検品の数量を少なくすることができ、そのため回収又は検品の手間やコストを従来に比べて可及的に削減できる。
図1で示すように、本考案の実施例の紙袋1は、その表面1aにバーコード11a及び番号11bが印字されている。
そして、ロール状の紙60のうち、各袋1ごとの部分60aに、バーコード11a又は番号11bの印字を行う。印字は、ロール状の紙の各部分60aの一定位置に施される。また、バーコード11a又は番号11bは、出来上がった袋一袋毎に異なる番号である。また番号11bとは、数字等であり、バーコード11aは、番号11bをバーコード化したものである。番号11bは、連続して袋1を製造する際に、連続番号で印字してもよい。
なお従来は、各品物の単位毎に固有のバーコード11a又は番号11bを付与することは行われていなかった。
なお、上記した図2は、図1の紙袋の製造途中の様子を示す図であってロール状の原材料60にバーコード11a又は番号11bが印字され、さらに図示せぬ断裁位置が印刷された後に、別のロール21にロール状に巻き取られた様子を示す概念図である。図2のように、印字・印刷後に巻き取られたロール21では、バーコード11aおよび記号11bは、ロール状の紙の裏面側に表れるが、この実施例では考案の内容理解のために図示している。
このように筒状体を形成する製筒工程の後、筒状体の一方の開口部1cを接着剤等により封緘して底部3を形成する底仕上げ工程が行われる。
すると、この紙袋1が製造(製袋)がされる。
なお、符号1bは紙袋1の口部であり、この口部1bから内容物が充填できる。内容物の充填後は、口部1bを封緘すればよい。
たとえば、断裁位置印刷後の工程、又は底仕上げ工程等において、印字したバーコード11a又は番号11bが読み取り装置によって読み取られる。この読み取りの際には、その読み取り時刻も読み取られる。また、読み取ったバーコード11a又は番号11b、その読み取り時刻を、情報処理装置(図示しない)に記憶しておく。
そうすると、紙袋1の製造工程での履歴および紙袋1の製造後の流通過程で不具合品がみつかった場合に、どの紙袋1が、いつ、どの工程を通過したかの追跡が、上記情報処理装置を介して可能となる。
たとえば、不具合品の紙袋1のバーコード11a又は番号11bを読み取ると、上記情報処理装置に記憶したその紙袋1の、印刷工程を通過した時刻、製筒工程を通過した時刻、底仕上げ工程を通過した時刻等が判る。
また、紙袋1の製筒工程での暫定的不良品、又は底仕上げ工程での暫定的不良品として扱ったもののバーコード11a又は番号11bが読み取り装置によって読み取り時刻とともに読み取られ、また、その暫定的不良品としたもののうち修理した紙袋のバーコード11a又は番号11bも読み取り装置によって読み取り時刻とともに読み取られる。
なお、上記した暫定的不良品とは、良品と分別されなかった不具合品のみならず、紙袋が製品になるまでの工程から品質検査などのために製造工程から抜き取った品、及びいわゆる初物とよばれる、運転開始から不安定な製造装置が安定するまでの間に製造された品物をいう。なお修理品とは、暫定的不良品といったん分別されたものの、修理が可能なため修理後に製品として市場に出荷されるものをいう。
このように、製造工程の際に暫定的不良品又は修理品であるバーコード11a又は番号11bを読み取っておけば、紙袋1の製造工程での履歴および紙袋1の製造後の流通過程で不具合品がみつかった場合に、その不具合品の紙袋1のバーコード11a又は番号11bを読み取ると、製筒工程で暫定的不良品と分別された時刻、その後に修理した品と分別された時刻、底仕上げ工程で暫定的不良品と分別された時刻、あるいはその後に修理した品と分別された時刻等が判る。
また製造工程の情報(機械情報)も、上記した情報処理装置に記憶しておく。
たとえば、製造工程の情報(機械情報)とは、たとえば、印刷工程で印刷を施す印刷装置、製筒工程における装置、底仕上げ工程における装置の各機械の起動(運転開始)、停止、減速、非常停止などの機械操作の情報や、シート状の原材料の詰まり(搬送詰まり)、斜めシール異常、表裏異常、2袋異常(搬送時に袋が2枚重なって搬送されること)、糊ムラ等の異常についての情報、モータの異常、シール温度の異常、ヒータ異常などの機械の異常、故障についての情報、運転スピード、シール温度などの運転状態についての情報である。
このように、どの紙袋1が、いつ、どの工程を通過したかの追跡した情報とさらに製造工程の情報と併せることで、同様の不具合が起きている可能性がある不具合品の範囲を絞りこむことができる。
たとえば、不具合品の紙袋1のバーコード11a又は番号11bを読み取ると、バーコード11a又は番号11bを底仕上げ工程を通過した時刻が判るが、この時刻が、底仕上げ工程での装置のシール温度異常の発生時刻後であって、そのシール温度異常の状態から正常な状態に復帰した時刻との間にあれば、不具合品の原因が、底仕上げ工程が不良品の発生原因と特定でき、さらに、シール温度異常の発生時刻から正常な状態に復帰するまでの時刻に、底仕上げ工程を通過した紙袋1は不具合品の可能性があると判り、またその不具合品の可能性のある紙袋のバーコード11aまたは番号11b、すなわち不具合品の範囲が特定できる。
したがって、この紙袋1によれば、従来は不具合品と同じ製造ロット等をすべて回収し、検品をする必要があったところを、不具合品の範囲を特定できるので、従来に比べて回収、検品の数量を少なくすることができ、回収又は検品の手間やコストを従来に比べて可及的に削減できるというさらなる効果も得ることができる。
また、この紙袋1は、製造後の流通過程でも、製造工程のはじめに印字したバーコード11a又は番号11bが読み取られる。たとえば、紙袋1の使用者(袋製造者の客先等)において、内容物を紙袋1に充填した後、内容物の出荷先等に出荷する際、紙袋1に印字されたバーコード11aまたは番号11bが読み取られる。ここで、読み取られたバーコード11a又は記号11b、その読み取り時刻が記憶される情報処理装置は、紙袋1の製造業者が記憶する情報処理装置とは別の情報処理装置である。しかし、紙袋1の使用者は、この別の情報処理装置を介して、紙袋1の製造業者と同じバーコード11aまたは番号11bを利用して、内容物の出荷先等の管理、たとえば、どの内容物をいつ、どこの出荷先に出荷したかを、管理することができる。
しかし、本考案の紙袋1は、この実施例のものに限定されず、たとえば、紙袋1は、そのバーコード11a又は番号11bが製造者によって手作業によって読み取られ、そのバーコード11a又は番号11b及び読み取り時刻が作業日報等に記録されるものであってもよく、その場合には、不具合品の紙袋1が、いつ、どの工程を通過したかの追跡が作業日報等を介して可能となる。
しかし、本考案の紙袋1は、この実施例のものに限定されず、たとえば、紙袋1は、製造工程の情報(機械情報)がその読み取り時刻とともに手作業によって作業日報等に記録されるものであってもよく、その場合には作業日報等を介して、不具合品と同様の不具合が起きている可能性がある不具合品の範囲を絞りこむことができる。
しかし、本考案の紙袋1は、この実施例の紙袋のものに限定されず、たとえば、紙袋1のバーコード11a又は番号11bが紙袋1の使用者の手作業によって読み取られ、そのバーコード11a又は番号11b及び読み取り時刻が、作業日報等に記録されるものであってもよく、その場合にも、紙袋1の使用者は、紙袋1の製造業者と同じバーコード11aまたは番号11bを利用して、内容物の出荷先等の管理が、作業日報等を介して可能である。
11a…バーコード
11b…番号
60…原材料
Claims (1)
- 製造工程のはじめに紙袋の原材料へ一袋毎に異なるバーコード又は番号を印字し、そのバーコード又は番号が製造工程中で読み取られながら製袋されたことを特徴とする紙袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007802U JP3160479U (ja) | 2009-11-02 | 2009-11-02 | 履歴情報の追跡可能な紙袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007802U JP3160479U (ja) | 2009-11-02 | 2009-11-02 | 履歴情報の追跡可能な紙袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3160479U true JP3160479U (ja) | 2010-07-01 |
Family
ID=54863647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009007802U Expired - Fee Related JP3160479U (ja) | 2009-11-02 | 2009-11-02 | 履歴情報の追跡可能な紙袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3160479U (ja) |
-
2009
- 2009-11-02 JP JP2009007802U patent/JP3160479U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5417447B2 (ja) | 煙草パッケージング方法および煙草パッケージングシステム | |
CN101223568B (zh) | 一种标签组件及其制造方法及设备 | |
US20090173046A1 (en) | Roll of packaging material, packaging machine using the roll of packaging material and product handling system comprising the packaging machine | |
JP2018181021A (ja) | 産業用制御装置、制御方法、プログラム、包装機、および包装機用制御装置 | |
WO2008047060A1 (fr) | Machine thermoformeuse assurant un contrôle et un marquage d'emballages | |
CN102682320A (zh) | 一种对每包卷烟进行赋码、识读并数据关联的方法 | |
CN103813962A (zh) | 用于包装机的耗材的综合质量控制 | |
RU2351514C2 (ru) | Способ и система контроля упаковочного или наполнительного процесса | |
JP2023138949A (ja) | 缶管理システム | |
WO2019188183A1 (ja) | 包装資材製造機械の管理システム,トレーサビリティシステム及び包装資材製造機械の管理方法 | |
US20050166549A1 (en) | Method for process control and documentation in a boxing machine | |
JP2013515654A (ja) | 食品包装プロセス | |
JP2003191918A (ja) | シート状感光材料の加工履歴管理方法及びシステム | |
JP3160479U (ja) | 履歴情報の追跡可能な紙袋 | |
TW201323236A (zh) | 自動蓋印系統及蓋印方法 | |
JP4582326B2 (ja) | ロール状シート加工製品品質監視方法 | |
JP5923202B1 (ja) | トレーサビリティ管理装置、プログラム | |
JP7069877B2 (ja) | パウチの製造方法 | |
JP6168395B2 (ja) | ブランク製造システムおよびブランク製造方法 | |
JP2015102376A (ja) | シート処理方法、及びシート処理システム | |
JP2007260815A (ja) | 欠陥検出除去方法、枚葉シート状物の生産方法 | |
JP2004042448A (ja) | 封筒型チラシ生産方法 | |
WO2019065137A1 (ja) | 商品管理システム、商品処理装置、及び製袋包装用フィルム | |
CN109389300A (zh) | 一种烟用包装印刷原辅材料信息管理方法 | |
JP2000029953A (ja) | 軟包装材料の生産方法及び不良情報伝達装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100420 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100420 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3160479 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130609 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |