JP3160119B2 - 媒体の厚み検出装置 - Google Patents

媒体の厚み検出装置

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JP3160119B2
JP3160119B2 JP15219193A JP15219193A JP3160119B2 JP 3160119 B2 JP3160119 B2 JP 3160119B2 JP 15219193 A JP15219193 A JP 15219193A JP 15219193 A JP15219193 A JP 15219193A JP 3160119 B2 JP3160119 B2 JP 3160119B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、媒体の厚みを検出する
媒体の厚み検出装置に係り、詳細には、封筒・はがき等
の郵便物に代表される紙葉類等を封筒に封入・封緘する
封入封緘機において、移動する媒体の厚みを検出可能に
した媒体の厚み検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】郵便物等の発送業務の省力化・合理化を
図るため発送すべき書類を所定枚数づつまとめて封書に
封入して封緘する封入封緘機が開発されている。
【0003】図8は自動封筒封入装置の全体構成を示す
図であり、図9はこの自動封筒封入装置で使用されるシ
ートの形状等を示す図である。図8において、符号Sは
封筒に封入する文書のシートであり、このシートSは長
尺なファンホールド紙から構成されていて、その所定の
カット長さLごとに別々の宛名が印字されている。そし
て、このシートSは作業者によりシートカッティング装
置101にセットされる。
【0004】シートカッティング装置101は、カッテ
ィング手段であるカッターユニット110の作動により
シートSをそのカット長さLのシート片S1に切断し、
このシート片S1を搬送ローラ111を介して、つぎの
プール装置102に搬送するものである。プール装置1
02は、シート片S1を搬送ローラ130を介してベル
トコンベア131上に積載してプールし、所定量のシー
ト片S1がプールされれば、ベルトコンベア131を駆
動して、このシート片S1をつぎの折り装置103に搬
送するものである。折り装置103は、シート片S1を
搬送ローラ132を介して折り機133に送り込み、こ
の折り機133によりシート片S1を3つ折り又は4つ
折り等に折り畳んだ後、このシート片S1を搬送ローラ
134を介してつぎのシート挿入装置104に搬送する
ものである。
【0005】シート挿入装置104は、折り畳まれたシ
ート片S1を搬送ローラ135、136、137を介し
てシート挿入機138に送り込み、このシート挿入機1
38でシート片S1を、カセット139内から供給ロー
ラ140を介してシート挿入機138に送り込まれた封
筒E内に挿入し、この封筒Eをつぎの封緘装置105に
搬送する。封緘装置105は折り畳まれたシート片S1
が挿入された封筒Eを封緘機141に送り、この封緘機
141により封筒Eの折り返し用糊付け部を湿した後、
この糊付け部を折り返してこの封筒Eを封緘するもので
ある。なお、上記各装置は不図示の制御装置によりコン
トロールされ、自動的に作動される。
【0006】ところで、発送すべき書類等の媒体は上述
したように通常複数枚の文書になることが多く、封入に
際して媒体の遺漏やだぶりがないよう封入すべき媒体の
枚数を正確に検出する必要がある。媒体の枚数を正確に
検出するために媒体の厚みを検出し、媒体の厚みの検出
値から媒体の誤封入を防止するものがある。
【0007】従来この種の媒体の厚み検出装置として
は、例えば図10に示すようなものがある。図10にお
いて、200は媒体の厚み検出装置であり、厚み検出装
置200は、媒体210を挟み込むグリッパ201、グ
リッパ201の一方のアーム201aを支持する支持部
材202、支持部材202に取り付けられ、グリッパ2
01の他方のアーム201bの変位を検出するセンサ2
03から構成されている。
【0008】上記グリッパ201のアーム201bは、
支持部材202のアーム201aに回動自在に軸着され
ており、厚み検出時には挿入された媒体210をアーム
201aとの間で挟み込むように構成されている。
【0009】上記センサ203は、リニアポテンション
メータや磁気式近接スイッチ等により構成され、これら
リニアポテンションメータ等はアーム201bに当接し
たロッド203aの前後動を受けてアーム201bの回
動変位を検出する。
【0010】このような従来の媒体の厚み検出装置にお
いて、媒体210の厚みを検出する場合は、図10に示
すように媒体210をグリッパ201で挟み込み、媒体
210を挟み込んだときのグリッパ201のアーム20
1bの回動変位をセンサ203で検出すようにする。媒
体210の厚みを検出した結果、媒体210の厚みが規
定値と異なるときは、図示しない制御部において媒体2
10を構成する書類を所定以上取り出したか、あるいは
足りないと判断して所定のメッセージ(例えば、表示ラ
ンプ、報知音)で警告する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の媒体の厚み検出装置にあっては、媒体210
をグリッパ201で挟み込んで厚みを検出する構成とな
っていたため、厚みを検出する際には、一旦、媒体21
0をグリッパ201に挟み込む必要があり、1つの媒体
の厚みを検出するのに挟み込み動作とその開放動作が必
要となる。従って、厚み検出の速度が遅く、多数の媒体
の厚みを検出しようとする場合には、多大な時間と手間
がかかってしまうという問題点があった。
【0012】また、グリッパ201で挟み込んで厚みを
検出する構造上、グリッパ201で挟んだ部分の厚みし
か検出できず、図10に示すように検出範囲が固定とな
るばかりか検出範囲の最大厚みのみを検出してしまうこ
とになる。従って、厚み検出の精度向上が図れないとい
う欠点があった。特に、厚みを検出しようとする媒体が
後述する図5に示すような複数枚のシートを折り曲げた
媒体の場合には、媒体の端部のみが厚い状態となること
がある(しかもこの端部の厚みは一定しない)が、これ
を固定検出範囲の最大厚みで検出するため媒体の厚みを
間違って検出してしまうことがあった。また、図10に
示すように媒体210が湾曲している場合にも同様の検
出誤差が生じる。
【0013】媒体の厚みを誤って検出すると、媒体を誤
って取り出して封書に封入しても警告できないことにな
り、媒体の誤封入を防止することができなくなる。媒体
がダイレクトメール等であれば誤封入してもそれほどの
影響を生じないが、媒体が高価なもの貴重なものであれ
ば誤封入により極めて重大な結果を招くことになる。そ
こで本発明は、移動媒体の厚みを極めて短時間で、かつ
高精度で検出できる媒体の厚み検出装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明による媒体の厚み検出装置は、
対向する回転体間に媒体を通過させ、該媒体が通過する
ときの他方に対する一方の回転体の変位に対応して媒体
の厚みを検出する媒体の厚み検出装置であって、変位を
検出する検出回転体に、前記媒体厚みの変化に追随させ
る付勢力を与えるバネを設けるとともに、該検出回転体
に対向する受動回転体に、前記媒体が通過する際に衝撃
を許容する弾性部材を設けるようにした厚み検出手段
と、前記厚み検出手段により検出された厚み検出信号か
ら所定の検出位置の厚み信号のみを抽出する抽出手段と
を具備している
【0015】また、請求項2記載の発明は、対向する回
転体間に媒体を通過させ、該媒体が通過するときの他方
に対する一方の回転体の変位に対応して媒体の厚みを検
出する媒体の厚み検出装置であって、変位を検出する検
出回転体に、前記媒体厚みの変化に追随させる付勢力を
与えるバネを設けるとともに、該検出回転体に対向する
受動回転体に、前記検出回転体の跳ね上がりを防止可能
なバネを設けるようにした厚み検出手段と、前記厚み検
出手段により検出された厚み検出信号から媒体の厚みに
無関係な衝撃信号をマスキングするマスキング手段とを
具備している
【0016】また、前記受動回転体のバネは、例えば請
求項3に記載されているように、前記検出回転体に設け
たバネのバネ圧よりも強いバネ圧のバネにより構成され
たものであってもよい。
【0017】また、請求項1から3の何れか記載の厚み
検出装置は、例えば請求項4に記載されているように、
前記厚み検出手段により検出された厚み検出信号からD
C成分を除去するACカップリング手段と、前記媒体が
前記厚み検出手段を通過する直前の厚み検出信号を基準
値として保持する基準値保持手段と、前記厚み検出手段
により検出された厚み信号の最大値を保持する最大値保
持手段と、前記基準値保持手段の出力と前記最大値保持
手段の出力との差分を求め、該差分を媒体の厚み検出信
号として出力する出力手段とを具備している
【0018】
【作用】請求項1記載の発明では、変位を検出する検出
回転体に、媒体の厚みの変化に追随させる付勢力を与え
るバネが設けられるとともに、検出回転体に対向する受
動回転体には、媒体が通過する際の衝撃を許容する弾性
部材が設けられる。この場合、弾性部材は、移動媒体が
回転体間に入った瞬間に発生する検出回転体の跳ね上が
りを防止可能なバネを用いるようにしてもよい。
【0019】また、厚み検出手段により検出された厚み
検出信号から所定の検出位置の厚み検出信号のみが抽出
され、抽出された厚み検出信号から最終的な厚み信号が
算出される。
【0020】従って、前記弾性部材により移動媒体が通
過する際の衝撃を受動回転体側において十分に許容(吸
収)することができる。つまり、移動媒体が、検出回転
体と受動回転体との間に入った瞬間に検出回転体が跳ね
上がりを吸収することができ、この検出回転体の跳ね上
がりにより発生する前記移動媒体の前端ピークを大幅に
除去することができる。また、厚み検出手段で吸収しき
れなかった前端ピークや移動媒体が排出される際に発生
する後端ピークの影響を受けない例えば媒体中央部の厚
みを検出することができ、媒体の厚みを安定して検出す
ることができる。さらに、前記弾性部材により媒体が通
過する際の衝撃が許容されるので、移動媒体が検出回転
体と受動回転体との間に入った瞬間に跳ね上がる検出回
転体の変位が小さくなる。つまり、検出回転体が余分に
跳ね上がることがなくなり、検出回転体の振動が早く収
束され、前記媒体の厚みとなる安定した部分が長くな
る。よって、前記厚み検出手段による厚み検出信号か
ら、前記抽出手段により所定の検出位置、つまり前記安
定した部分の厚み信号が抽出しやすくなる。つまり、結
果的に測定に使用する範囲を広く(測定に使用する時間
が長く)取ることができる。
【0021】請求項2記載の発明では、変位を検出する
検出回転体のバネが、前記検出回転体に媒体の厚みの変
化に追随させる付勢力を与え、検出回転体に対向する受
動回転体のバネが前記検出回転体の跳ね上がりを防止可
能とし、また、マスキング手段が前記厚み検出手段によ
り検出された厚み検出信号から媒体の厚みに無関係な衝
撃信号をマスキングするので、前記受動回転体のバネに
より、移動媒体が検出回転体と受動回転体との間に入っ
た瞬間の検出回転体の跳ね上がりを防止して、該検出回
転体の跳ね上がりにより発生する前端ピークを大幅に除
去できるとともに、前記厚み検出手段により検出された
厚み検出信号から媒体の厚みに無関係な衝撃信号がマス
キングされ、マスキングされた厚み信号以外の厚み検出
信号から最終的な厚み信号が算出される。
【0022】従って、厚み検出手段で吸収しきれなかっ
た前端ピークや移動媒体が排出される際に発生する後端
ピークを完全に除去することができ、厚み検出精度を向
上させることができる。
【0023】さらに、前記受動回転体のバネにより、移
動媒体が検出回転体と受動回転体との間に入った瞬間に
跳ね上がる検出回転体の変位が防止され、前記検出回転
体は直ぐに、前記移動媒体が通過し終わる後側ピークま
での安定した状態、つまり媒体中央部に変位する。その
分、マスキングされた厚み信号以外の厚み検出信号の検
出部分が広くなる。
【0024】つまり、受動回転体に媒体通過時の衝撃を
吸収するためのバネが設けられていることにより、検出
回転体が余分に跳ね上がることがなくなり、検出回転体
の振動が早く収束し、測定に使用する範囲が広く(測定
に使用する時間が長く)取れる。
【0025】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明と同様の効果を得ることができるとともに、前記受
動回転体のバネは、前記検出回転体に設けたバネのバネ
圧よりも強いバネ圧のバネにより構成されているので、
移動媒体が通過する際の衝撃を受動回転体側において十
分に許容することができるとともに、前記検出回転体の
変位を逃がさず、前記移動媒体の検出精度の低下を防ぐ
ことができる。
【0026】請求項記載の発明では、まず、ACカッ
プリング手段により検出された厚み検出信号からDC成
分が除去され、ACカップリングされた厚み検出信号が
基準値保持手段及び最大値保持手段に供給される。
【0027】そして、基準値保持手段により媒体が、厚
み検出手段を通過する直前の厚み検出信号が保持され、
最大値保持手段により検出された厚み信号の最大値が保
持される。
【0028】その後、出力手段によって基準値保持手段
の出力と前記最大値保持手段の出力との差分が媒体の厚
み検出信号として所定期間出力される。
【0029】従って、請求項1〜3のいずれかに記載と
同様の効果を得ることができるとともに、ACカップリ
ングにより発生する誤差が適切に除去されるとともに、
厚み処理出力波形を出力し続けることによりいつでも厚
み検出信号を取り出せるようになり検出タイミングの条
件の緩和を図ることができる。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。
【0031】図1〜図7は本発明に係る媒体の厚み検出
装置の一実施例を示す図であり、本実施例は封入封緘機
における移動媒体の厚み検出装置に適用した例である。
【0032】先ず、構成を説明する。図1は移動媒体の
厚み検出装置の全体構成を示す図である。図1におい
て、符号1は移動媒体の厚み検出装置の厚み検出部(P
TS:Paper Thickness Sensor)であり、移動媒体の厚
み検出部1は、支軸Aによって回動自在に支持されるP
TSアーム2と、PTSアーム2の一端に取り付けら
れ、移動媒体を図示の進行方向に案内する検出回転体
(以下、検出ローラという)3と、PTSアーム2の他
端の後述するホール素子6に対向する位置に設置された
マグネット4と、マグネット4から発した磁束密度を検
出するセンサ基板5上に設置されたホール素子6と、P
TSアーム2の下側に設置され、受動回転体(以下、受
動ローラという)8を支持する支持部材7と、支持部材
7の上端部7aに取り付けられ、検出ローラ3に当接し
ながら回転して移動媒体を検出ローラ3との間で挟んで
図示の進行方向に案内する受動ローラ8と、PTSアー
ム2に取り付けられた検出ローラ3が、受動ローラ8と
所定のテンションで当接するようにPTSアーム2を引
っ張るスプリング9と、受動ローラ8を支持する支持部
材7の上端部7aを上方に持ち上げるスプリング10
と、移動媒体を案内する媒体搬送ガイド11とにより構
成されている。
【0033】上記PTSアーム2は、検出ローラ3を支
持するとともに、検出ローラ3の上下動を受けて支軸A
を支点にして回動する。PTSアーム2が支軸Aを支点
にして回動することによりPTSアーム2の他端に設け
られたマグネット4とセンサ基板5上のホール素子6と
の距離が変化し、ホール素子6は距離の変化による磁界
の強さの変化により検出ローラ3の移動量を検出する。
なお、上記PTSアーム2近傍には、PTSアーム2が
所定以上揺動しないように規制部材12が設けられてい
る。
【0034】上記スプリング9は、PTSアーム2のマ
グネット4側を時計回りに引っ張るようにすることによ
り検出ローラ3にバネ圧をかけ、受動ローラ8に所定の
テンションで当接させるもので、受動ローラ8に設けら
れたスプリング10よりも弱い張力のスプリングとなっ
ている。
【0035】上記検出ローラ3は、対向する受動ローラ
8との間で移動媒体を挟んで厚み検出のための移動させ
るものである。移動媒体が検出ローラ3と受動ローラ8
との間を通過すると、移動媒体の厚みに応じて図1の矢
印方向に移動する。
【0036】上記支持部材7は、受動ローラ8を上下動
可能に支持する上端部7aと、この上端部7aを上記ス
プリング9よりも強いバネ圧(約2倍の強さ)で上方向
に押し上げるスプリング10と備えている。このスプリ
ング10は、移動媒体が通過する際の衝撃を支持部材7
の上端部7aの上下動で吸収させるための付勢力を与え
るものであり、この観点からバネ圧が決定される。すな
わち、スプリング10のバネ圧が極端に強いと、移動媒
体が通過する際の衝撃を支持部材7側において十分に許
容(以下、吸収という)することができず、また、スプ
リング10のバネ圧がPTSアーム2に設けられたスプ
リング9のバネ圧よりも極端に弱いと、移動媒体の衝撃
は吸収できるものの、PTSアーム2の変位を逃してし
まうことになり、検出精度の低下を招く。
【0037】上記受動ローラ8は、対向する検出ローラ
3との間で移動媒体を挟んで移動させるとともに、受動
ローラ8を支える支持部材7に取り付けられたスプリン
グ10によって厚み検出時のダンピングの衝撃を吸収す
る。
【0038】すなわち、移動媒体が検出ローラ3と受動
ローラ8との間を通過すると、移動媒体の厚みによって
後述する図4に示すような厚み検出波形のピークが発生
する。このうち、高速で移動する媒体が、検出ローラ3
と受動ローラ8との間に入った瞬間に検出ローラ3が跳
ね上がることにより発生する前端ピークは、図4に示す
ように非常に大きいピークであるばかりか媒体厚みに関
係ないピークであり、この前端ピークの発生によってピ
ーク後の平坦部が安定せず検出精度が低下することにな
る。そこで本実施例では、上部の検出ローラ3側だけで
はなく、受動ローラ8側にもスプリング10を設けるこ
とによって媒体の衝撃を吸収し、検出ローラ3にかかる
衝撃を減らしてダンピングを抑え厚み検出波形の安定化
を図るようにしている。また、かかる機構により前端ピ
ークを大幅に吸収することができるが、本実施例ではこ
のPTS機構に加えて後述する図4に示す検出回路によ
り電気的な処理を行なってより安定した媒体厚み検出情
報を得るようにしている。電気的な処理については図2
及び図3により後述する。
【0039】上記ホール素子6は、PTSアーム2に取
り付けられたマグネット4からの磁束密度の変化を検知
して電気信号として出力するもので、PTSアーム2の
変位を磁束密度の変化として検知する。
【0040】なお、ホール素子6が設置されたセンサ基
板5上には、図示しないアンプ及びLOWパスフィルタ
等が設けられており、ホール素子6により検出された電
気信号を後述する移動媒体の厚み検出回路20で信号処
理するのに適した信号にして出力する。また、本実施例
ではホール素子6を用いているが、PTSアーム2の変
位を検出できるものであれば何でもよく、リニアポテン
ションメータを用いてもよい。
【0041】上記媒体搬送ガイド11は、受動ローラ8
が、検出ローラ3に臨む部分に開口部が設けられたガイ
ド板であり、媒体はこの媒体搬送ガイド11上を高速に
移動される。
【0042】図2は移動媒体の厚み検出部1により検出
された厚み検出信号から安定した媒体厚み信号を検出す
る厚み検出回路のブロック構成図であり、図3は図2の
ブロック構成を具体的な回路で構成した回路構成図であ
る。
【0043】図2において、符号1は前記厚み検出部
(PTS)、20はPTS1により検出された媒体厚み
信号から安定した媒体厚み信号を検出する厚み検出回路
であり、厚み検出回路20は、PTS1により検出され
た厚み信号からDC成分をカットするACカップリング
21と、図示しないCPU(制御手段)からのゲインコ
ントロール信号に従ってACカップリングされた媒体厚
み信号の信号処理のためのゲインを切り替えるゲイン切
替回路22と、ゲイン切り替えによりゲイン調整された
媒体厚み信号の立ち上がりエッジを検出するエッジ検出
回路23と、厚み検出情報として不要な厚み検出波形の
前端ピーク及び後端ピークをマスキングするためのマス
キングパルスを発生するマスキングパルス発生回路24
と、CPUからリセットに従って入力された信号をサン
プルホールドするためのスイッチングを行うスイッチ2
5と、ACカップリングの信号誤差を除去し、検出タイ
ミングをとり易くするサンプルホールドを行うピークホ
ールド回路26、基準値ホールド27、差動増幅器28
とから構成されている。
【0044】上記ACカップリング21は、例えば後述
する図3に示すようにACカップリングコンデンサから
構成され、PTS1により検出された厚み検出波形から
DC成分であるオフセット電圧V0(図4参照)をカッ
トすることによってオフセット調整をなくすものであ
る。すなわち、上記厚み検出の変位量を、5V電圧の電
圧供給範囲において電圧換算にした場合、10mV程度
の信号を増幅するためにオフセット電圧を2.5Vにし
ようとすると10mV程度の精度でオフセットをかけな
ければならず、非常に面倒である。本実施例では、AC
カップリング21によってこのオフセットを取り除くよ
うにする。また、オフセット調整をなくしたことによる
不具合(信号誤差)は、スイッチ25及びピークホール
ド回路26からの信号と基準値ホールド27からのホー
ルド電圧を差動増幅器28で電圧差を比較することで解
消する。
【0045】上記ゲイン切替回路22は、CPUからの
ゲインコントロール信号によってゲインがコントロール
されるゲイン切替えアンプにより構成され、CPUから
のゲインコントロール信号によってACカップリング
れた媒体厚み信号のゲインを切り替える。本実施例で
は、媒体の厚みが、0.025〜5.00mmまでの媒
体の厚みを検出することにしているので、200倍のダ
イナミックレンジを扱う必要がある。上記ゲイン切替回
路22は、ゲインを切り替えることによって厚み検出の
ダイナミックレンジを変えずに検出分解能を改善する
とができる。
【0046】上記エッジ検出回路23は、ゲイン調整さ
れた厚み検出信号を、所定値と比較して立ち上がりパル
スを発生するコンパレータ等である。このエッジ検出回
路23により検出されたエッジは、マスキングパルス発
生用のトリガとなり、マスキングパルス終了後は検出可
能パルスが発生される。
【0047】上記マスキングパルス発生回路24は、エ
ッジ検出回路23により検出されたエッジを所定期間保
持するフリップフロップ等により構成され、厚み検出波
形の前端ピーク及び後端ピークをマスキングするための
マスキングパルスを所定期間発生する。ここで、移動媒
体が、検出ローラ3と受動ローラ8との間に入った瞬間
に検出ローラ3が跳ね上がり、図4に示すように媒体厚
みに関係ない前端ピークが発生する。
【0048】また、移動媒体の終端部でも図4に示すよ
うに後端ピークが発生する。この後端ピークは、図5
(A)(B)に示すように3つ折り又は4つ折り等に折
り畳んだ媒体の厚みを検出する場合、折り畳んだところ
に脹らみが生じることによって発生するものであり、前
端ピークのように媒体厚みに関係ないピークではないも
のの、このピークの発生によって厚み検出に誤差が生じ
る。また、この後端ピークは個々の媒体の折り畳み状態
によって一定していないことに加え、図5(A)(B)
に示すようにわずかな折り畳みのずれによってもピーク
波形が異なるので、本実施例では検出精度を向上のため
マスキングパルス発生回路24によって前端ピークとと
もに、後端ピークをマスキングするためのマスキングパ
ルスを所定期間発生する。
【0049】上記スイッチ25は、CPUからのリセッ
トに従って入力された信号をサンプルホールドするため
のスイッチングを行なうものである。
【0050】上記ピークホールド回路26は、ACカッ
プリングの信号誤差を除去するとともに、検出タイミン
グをとり易くするサンプルホールドを行なうものであ
る。すなわち、本願の移動媒体の厚み検出装置は、移動
媒体の厚みの検出を可能にするものであり、媒体とセン
サは検出期間中は相対的に停止した状態にする必要があ
る。したがって、検出時間は最小は35m sec程度
であるため、上述したように前端ピーク及び後端ピーク
のマスキング期間を考慮すると、実際に移動媒体の厚み
を検出すべき検出期間は10m sec程度と狭いため
検出のタイミングが難しいという問題点があった。そこ
で本実施例ではピークホールド回路26によって検出す
べき信号の最大値を保つことによって制御部(例えば、
CPU)が検出信号を読み取りにいくタイミングを緩和
するようにする。これによって、制御部では処理時間を
長くとることができるようになる。
【0051】また、このピークホールド回路26及びス
イッチ25では、ACカップリングにより発生する誤差
を、スイッチ25及び基準値ホールド回路27により基
準をホールドし、かつその基準とピークホールド回路2
6の信号を差動増幅器28で差を求めることで解消する
機能を有するがこれについては図3の回路により具体的
に詳述する。
【0052】図3は図2の移動媒体の厚み検出回路の具
体的な回路構成図であり、図6は図3の回路の各部のタ
イミング波形を示す波形図である。
【0053】図3において、移動媒体の厚み検出回路3
0は、ACカップリング用コンデンサ31、ゲイン切替
回路40、エッジ検出回路50、マスキングパルス発生
回路60、検出範囲パルス発生回路70、フィルタリン
グ回路80、ピークホールド/基準値サンプルホールド
回路/差動増幅器90により構成される。
【0054】ACカップリング用コンデンサ31は、D
C成分をカットするコンデンサC1から構成され、PT
S1により検出された厚み検出波形(図6(a)参照)
からDC成分をカットしてゲイン切替回路40に出力す
る。ACカップリング後の波形は図6(b)に示され
る。
【0055】ゲイン切替回路40は、ACカップリング
後の波形信号を所定のゲインで増幅するオペアンプOP
1と、複数段の切り替えレンジを有しCPUからのゲイ
ン切替え信号によってオン/オフしてゲインを切り替え
るアナログスイッチ41と、抵抗R1,R2,R3と、
コンデンサC2とから構成され、CPUからのゲイン切
替え信号に従ってアナログスイッチ41が切り替えられ
てオペアンプOP1のゲインが切り替えられる。
【0056】エッジ検出回路50は、ゲイン調整された
厚み検出信号を、所定値と比較するオペアンプOP2
と、抵抗R4,R5から構成され、エッジ検出回路50
は、ゲイン調整された厚み検出信号を、抵抗R4,R5
で分圧された所定電圧値と比較して立ち下がりパルスを
発生する。このエッジ検出回路50により検出されたエ
ッジは、マスキングパルス発生用のトリガとなり、マス
キングパルス終了後は検出可能パルスが発生される。
【0057】マスキングパルス発生回路60は、エッジ
検出回路50により検出されたエッジを所定期間保持す
るフリップフロップ(FF)61と、抵抗R6と、コン
デンサC3から構成され、フリップフロップ(FF)6
1に接続された抵抗R6及びコンデンサC3により検出
されたエッジの立ち下がりを所定期間保持して、図6
(c)に示すような厚み検出波形の前端ピークをマスキ
ングするためのマスキングパルスを発生する。
【0058】検出範囲パルス発生回路70は、マスキン
グパルス発生回路60により発生したマスキングパルス
の終端の立ち上がりを所定期間保持するフリップフロッ
プ(FF)71と、抵抗R7と、コンデンサC4から構
成され、フリップフロップ(FF)71に接続された抵
抗R7及びコンデンサC4によりマスキングパルスの立
ち上がりを所定期間保持して、図6(d)に示すような
媒体の厚みを検出する期間となる検出範囲パルスを発生
する。
【0059】フィルタリング回路80は、ゲイン調整さ
れた厚み検出信号を、フィルタリングによりマスキング
して出力するオペアンプOP3と、マスキングパルス発
生回路60により発生したマスキングパルスによってオ
ン/オフしてオペアンプOP3のマスキング状態を切り
替えるアナログスイッチ81と、抵抗R8,R9と、コ
ンデンサC5とから構成される。オペアンプOP3、抵
抗R8,R9及びコンデンサC5は、全体として入力波
形を積分する積分回路を構成し、そのフィルタリング出
力波形は図6(e)に示される。フィルタリング回路8
0は、マスキングパルス発生回路60からのマスキング
パルスに従ってアナログスイッチ81を切り替え、オペ
アンプOP3のゲインを例えば1/2000(マスキン
グパルスがないときは、ゲインは1)にして出力をカッ
トし、実際にフィルタリング出力のマスキングを行な
う。
【0060】ピークホールド/基準値サンプルホールド
回路/差動増幅器90は、媒体がセンサ(PTS1)を
通過する直前の検出信号の基準値をサンプルホールドす
る基準値サンプルホールド回路91と、検出信号のピー
ク値をサンプルホールドするためにサンプルホールド回
路92の出力と検出信号との差を比較する比較器93
と、基準値サンプルホールド回路91の出力とサンプル
ホールド回路92の出力との差を出力する差動増幅器9
4と、CPUからのオフセット(基準値ホールド)信号
(図6(f)参照)と比較器93の出力のNOR論理を
とりこの論理出力をサンプルホールド回路92の制御端
子に出力するNORゲート95と、検出範囲パルス発生
回路70のフリップフロップ(FF)71の出力と比較
93の出力のNAND論理をとるNANDゲート96
と、抵抗R10,R11,R12と、コンデンサC6,
C7から構成されている。
【0061】上記サンプルホールド回路92の出力は、
比較器93、NANDゲート96及びNORゲート95
を介してサンプルホールド回路92の制御端子に帰還さ
れるピークホールドループを形成しており、サンプルホ
ールド回路92は制御端子に入力される制御信号によっ
て入力信号のピークホールドを行う。ここで、サンプル
ホールド回路92の出力波形は図6(g)に、基準値サ
ンプルホールド回路91の出力波形は図6(h)に、ピ
ークホールド/基準値サンプルホールド回路/差動増幅
器90の厚み処理出力波形は図6(i)にそれぞれ示さ
れる。
【0062】上記ピークホールド/基準値サンプルホー
ルド回路/差動増幅器90は、媒体がセンサを通過する
直前の基準値と基準値サンプルホールド回路91の出力
との差を、媒体の厚み信号として処理することによっ
て、ACカップリングにより発生する誤差を除去すると
ともに、図6(i)に示すように差動増幅器94から厚
み処理出力波形を出力し続けることにより検出タイミン
グをとり易くする。
【0063】次に、本実施例の動作を説明する。
【0064】移動媒体の厚み検出装置の厚み検出部(P
TS)1における動作 3つ折り又は4つ折り等に折り畳まれたシート片が移動
媒体として厚み検出部(PTS)1まで搬送されると、
この移動媒体が図1の媒体搬送ガイド11上を媒体進行
方向に沿って厚み検出部(PTS)1まで案内される。
移動媒体が厚み検出部(PTS)1に入ると、移動媒体
と接触した検出ローラ3が、移動媒体の厚みを受けてス
プリング9の付勢力に抗しながら図1の矢印方向に移動
し、検出ローラ3が取り付けられたPTSアーム2を支
軸Aを支点として回動させる。
【0065】この動きによってPTSアーム2の他端設
置されたマグネット4が反時計方向に移動して、マグネ
ット4とホール素子6間距離が変化し、ホール素子6は
距離の変化による磁束密度の変化により検出ローラ3の
移動量を検出する。ホール素子6により検知された距離
の変化による磁束密度の変化は、図6(a)に示す厚み
検出の原波形信号として移動媒体の厚み検出回路30に
出力される。この場合、ホール素子6により検出された
電気信号は、図示しないアンプやLOWパスフィルタに
よって信号処理するのに適した信号に増幅されるととも
にノイズが除去されて移動媒体の厚み検出回路30(図
3)に出力される。
【0066】また、移動媒体が厚み検出部(PTS)1
に入った瞬間に、検出ローラ3に対向して支持部材7の
上端部7aに取り付けられた受動ローラ8も、スプリン
グ10の付勢力に抗しながら図1中下方に移動し、この
スプリング10によって、移動媒体が通過する際の衝撃
が支持部材7の上端部7aの上下動で吸収され、厚み検
出時のPTSアーム2のダンピングの衝撃が吸収され
る。ここで、スプリング10のバネ圧は、スプリング9
のバネ圧より強く設定されているので、PTSアーム2
の変位を過度に逃がして検出精度低下させることなく移
動媒体が通過する際の衝撃を支持部材7側において十分
に吸収することができる。これにより、移動媒体が、検
出ローラ3と受動ローラ8との間に入った瞬間に検出ロ
ーラ3が跳ね上がることにより発生する不要な前端ピー
クが大幅に除去される。
【0067】その後、移動媒体は、検出ローラ3と対向
する受動ローラ8に挟まれて媒体進行方向後方に移動さ
れ、移動中の移動媒体の厚みは検出ローラ3を移動させ
てPTSアーム2を支軸Aを支点として回動させ、移動
媒体全体の厚みが検出される。
【0068】このように、本実施例の厚み検出部(PT
S)1では、受動ローラ8側にもスプリング10により
バネ圧をかけ、移動媒体の衝撃を吸収しPTSアーム2
のダンピングを抑えるようにしているので、図4に示す
前端ピークを図6(a)に示すように極力小さくするこ
とができる。
【0069】また、図6(a)に示すように上記PTS
機構でも完全に前端ピークを吸収することはできず、ま
た、移動媒体が排出される際に発生する後端ピークも実
際に存在する(但し、一定しない)厚みに基づくピーク
であるため除去することはできない。そこで移動媒体の
厚み検出回路30により電気的に不要なピークをマスキ
ングするようにする。
【0070】移動媒体の厚み検出回路30の動作説明 媒体が厚み検出部(PTS)1を通過すると、厚み検出
部(PTS)1により移動媒体の検出源波形(図6
(a)参照)が検出される。本実施例では、媒体の厚み
検出の信号は負の信号として入力される。厚み検出部
(PTS)1により検出された移動媒体の検出源波形
は、移動媒体の厚み検出回路30に入力され、この厚み
検出回路30で信号処理されて厚み処理出力波形として
出力される。厚み処理出力波形(図6(i)参照)は図
示しない制御部(例えば、CPU)によって取り込ま
れ、媒体の厚みを正確に検出することによって例えば媒
体が所定枚数揃っていることが判別され、媒体の誤封入
等が防止できるようになる。また、移動媒体の厚み検出
回路30には、制御部からゲイン切替え信号、オフセッ
ト等が入力される。
【0071】まず、PTS1からの移動媒体の検出源波
形は、入力端子INを介してACカップリング用コンデ
ンサ31に入力され、ACカップリング用コンデンサ3
1によって、PTS1により検出された厚み検出波形
(図6(a)参照)からDC成分がカットされて図6
(b)に示すようなACカップリング後の波形としてゲ
イン切替回路40のオペアンプOP1に供給される。厚
み検出波形からDC成分であるオフセット電圧V0をカ
ットすることによってオフセット調整が不要になる。
【0072】ゲイン切替回路40では、入力されたAC
カップリング後の波形信号が、オペアンプOP1によっ
て所定のゲインで増幅され、エッジ検出回路50及びフ
ィルタリング回路80に出力される。この場合、オペア
ンプOP1に設けられたアナログスイッチ41は、CP
Uからのゲイン切替え信号に従って複数段の切替えレン
ジを切り替え、オペアンプOP1のゲインを切り替え
る。例えば、検出信号レベルが小さいときはゲインを大
きくするように設定する。移動媒体の検出波形のゲイン
を切り替えることで検出のダイナミックレンジを変えず
に検出分解能を改善することができる。具体的には、約
200倍のダイナミックレンジを扱うことが可能になり
媒体の厚みが、0.025〜5.00mmまでの媒体の
厚みを検出することができる。ゲイン調整された厚み検
出信号は、エッジ検出回路50に入力され、オペアンプ
OP2は、ゲイン調整された厚み検出信号を、抵抗R
4,R5で分圧された所定電圧値と比較して立ち下がり
パルスを発生して厚み信号が入力されたことを検出し、
エッジをマスキングパルス発生用のトリガとしてマスキ
ングパルス発生回路60のフリップフロップ(FF)6
1に出力する。
【0073】マスキングパルス発生回路60のフリップ
フロップ(FF)61に、エッジ検出回路50により検
出された立ち下がりエッジが入力されると、フリップフ
ロップ(FF)61は、図6(c)に示すようにこのエ
ッジを前端ピークをマスキングするのに十分な時間保持
して、前端ピークをマスキングするためのマスキングパ
ルスを発生し、発生したマスキングパルスを検出範囲パ
ルス発生回路70のフリップフロップ(FF)71とフ
ィルタリング回路80のアナログスイッチ81に出力す
る。
【0074】マスキングパルス発生回路60で発生した
マスキングパルスは、厚み検出開始信号(すなわち、ピ
ークホールド開始信号)として検出範囲パルス発生回路
70のフリップフロップ(FF)71に出力され、フリ
ップフロップ(FF)71は、図6(c)(d)に示す
ようにマスキングパルス発生回路60により発生したマ
スキングパルスの終端の立ち上がりを受けてラッチを開
始し、媒体の厚みを検出する期間保持して、図6(d)
に示すような媒体の厚みを検出する期間となる検出範囲
パルスを発生する。
【0075】一方、マスキングパルス発生回路60で発
生したマスキングパルスは、フィルタリング回路80の
アナログスイッチ81の制御端子に入力されており、フ
ィルタリング回路80のオペアンプOP3は、アナログ
スイッチ81に供給されたマスキングパルスにより、そ
の厚み検出期間だけオペアンプOP3のゲインを約0倍
にしてオペアンプOP3に入力された厚み検出信号波形
の出力をカットして図6(e)に示すようなフィルタリ
ング出力波形としてピークホールド/基準値サンプルホ
ールド回路/差動増幅器90に出力する。
【0076】ピークホールド/基準値サンプルホールド
回路/差動増幅器90では、基準値サンプルホールド回
路91によって媒体がセンサ(PTS1)を通過する直
前の検出信号の基準値がサンプルホールドされるととも
に、ピークホールド回路92によってピーク値がサンプ
ルホールドされる。
【0077】すなわち、基準値サンプルホールド回路9
1には、図6(f)に示すようにCPUから媒体がセン
サを通過する直前の基準値をホールドするためのオフセ
ット(基準値ホールド信号)が入力され、基準値サンプ
ルホールド回路91はこの基準値ホールド信号を受ける
と、図6ア、イに示すようにその時点の厚み検出信号
を、媒体がセンサを通過する直前の基準値としてサンプ
ルホールドする。
【0078】一方、上記CPUからのオフセットは、N
ORゲート95を介してサンプルホールド回路92にも
入力されており、サンプルホールド回路92の入力及び
出力は、比較器93により比較され、入力が出力より
きくなるとその出力を、NANDゲート96及びNOR
ゲート95を介してサンプルホールド回路92の制御端
子に帰還するピークホールドループによって厚み検出信
号のピークホールドを行う。
【0079】例えば、CPUからオフセット(基準値ホ
ールド信号)が入力されると、サンプルホールド回路9
2はこのオフセットにより図6ウに示すようにピークホ
ールドを開始し、以後、媒体がセンサを通過する前の信
号をフィルタリング処理したフィルタリング出力波形
(図6(e)参照)のピークホールドを続ける。媒体が
センサに入ったときもフィルタリング回路80によって
前端ピークは完全にマスキングされているから図6エに
示すようにフィルタリング出力波形をピークホールドし
たピークホールド出力波形は影響を受けることはない。
マスキング期間が終わると、フィルタリング回路80は
図6オに示すようにフィルタリングを開始し、サンプル
ホールド回路92は図6カに示すようにフィルタリング
回路80からのフィルタリング出力のうち一番大きいピ
ークをホールドする。その後、図6(d)に示すように
検出範囲パルス発生回路70による検出範囲パルス発生
期間が過ぎると、フィルタリング回路80から図6キに
示すような後端ピークの影響を受けたフィルタリング出
力波形が出力されても、NANDゲート96がオフする
のでピークホールド回路92は検出期間中の厚み検出の
ピークのみをホールドして後端ピークの影響を受けるこ
とはない。
【0080】以上によりピークホールド回路92から
は、図6(g)に示すようなピークホールド出力波形が
出力される。
【0081】ここで、本実施例の特徴部分として、単純
にフィルタリング出力波形のピークをホールドするので
はなく、媒体がセンサを通過する直前の基準値をサンプ
リングする基準値サンプルホールド回路91と、上記動
作を行なうサンプルホールド回路92及び比較器93
と、基準値サンプルホールド回路91の出力とピークホ
ールド回路92の出力の差を出力する差動増幅器94を
設け、差動増幅器94の差分出力を厚み処理出力波形と
して出力するようにしている。これにより、以下に述べ
る理由でACカップリングにより発生する誤差が除去さ
れることになる。まず、ACカップリングにより誤差が
発生する理由を図7を用いて説明する。図7aに示すよ
うに、厚み検出波形が単発的であれば検出波形のACカ
ップリングを行なっても0V基準に戻るようにオフセッ
トされるが、図7bに示すように厚み検出波形が連続し
てくると(換言すれば、データの検出周期が短くなる
と)、ACカップリングを行なった場合電圧検出レベル
が平均化されるので、0V基準でみると誤差が発生して
しまう。
【0082】ところで、本願発明者は、図7アの電圧レ
ベルから図7イのレベルまでの差を、媒体の厚み信号と
して取り出すようにすればACカップリングにより発生
する誤差の影響が除去されることに着目し、上述したピ
ークホールド/基準値サンプルホールド回路/差動増幅
器90を構成した。すなわち、ピークホールド/基準値
サンプルホールド回路/差動増幅器90において、ま
ず、基準値サンプルホールド回路91によって媒体がセ
ンサを通過する直前の基準値がサンプルホールドされ
る。この基準値サンプルホールド回路91による基準値
のサンプルホールドは図6イに示され、図6イでラッチ
された基準値は少なくとも図6クに示す次回の基準値ホ
ールド信号が入力されるまではホールドされる。一方、
サンプルホールド回路92では、上述したようにフィル
タリング出力波形のうち一番大きい値のピークがピーク
ホールドされる(図6カ参照)。
【0083】そして、差動増幅器94には、基準値サン
プルホールド回路91からの基準値ホールド電圧と、サ
ンプルホールド回路92の検出ピークが入力され、差動
増幅器94は基準値ホールド電圧とピークホールドのピ
ーク点との差を、媒体の厚み処理出力波形(図6(i)
参照)として出力する。このように、媒体がセンサを通
過する直前の基準値と検出範囲の最大値の差を、媒体の
厚み信号として処理することによって、ACカップリン
グにより発生する誤差を除去するとともに、図6(i)
に示すように差動増幅器94から厚み処理出力波形を出
力し続けることによりCPUがいつでも厚み検出信号を
取り出せるようにして検出タイミングの条件の緩和を図
ることができる。検出タイミングの条件が緩和される
と、CPU等の負担が減るため制御部のコスト低減が可
能になる。
【0084】以上説明したように、本実施例の移動媒体
の厚み検出装置の厚み検出部(PTS)1は、変位を検
出する検出ローラ3に、媒体の厚みの変化に追随させる
付勢力を与えるスプリング9を設けるとともに、検出ロ
ーラ3に対向する受動ローラ8側にもスプリング10に
よりバネ圧をかけ、移動媒体の衝撃を吸収しPTSアー
ム2のダンピングを抑えるようにしているので、移動媒
体が、検出ローラ3と受動ローラ8との間に入った瞬間
に検出ローラ3が跳ね上がることにより発生する前端ピ
ークを大幅に除去することができる。
【0085】また、PTS1により検出された媒体厚み
信号を処理する移動媒体の厚み検出回路30は、ACカ
ップリング用コンデンサ31、ゲイン切替回路40、エ
ッジ検出回路50、マスキングパルス発生回路60、検
出範囲パルス発生回路70、フィルタリング回路80、
ピークホールド/基準値サンプルホールド回路/差動増
幅器90により構成され、ピークホールド/基準値サン
プルホールド回路/差動増幅器90は、媒体がPTS1
を通過する直前の検出信号の基準値をサンプルホールド
する基準値サンプルホールド回路91、ピーク値をサン
プルホールドするサンプルホールド回路92の出力と検
出信号との差を比較する比較器93で構成され、基準値
サンプルホールド回路91の出力とサンプルホールド回
路92の出力との差を出力する差動増幅器94を備え、
検出された厚み検出信号から媒体の厚みに無関係な前端
ピークをマスキングするとともに、マスキング後の所定
検出範囲の厚み検出信号のみを抽出し、さらに媒体がP
TS1を通過する直前の基準値とピークホールド回路9
2の出力との差を、媒体の厚み信号として所定期間出力
しているので、前端ピークを完全に除去することができ
るとともに媒体の厚みを安定して検出することができ、
ACカップリングにより発生する誤差をなくすことがで
きる。
【0086】しかも、移動する媒体の厚みを検出できる
ので、従来のグリッパ等を用いて媒体を挟み込んで媒体
の厚みを検出する装置に比較して極めて短時間で、かつ
高精度で検出でき、媒体を一連の流れで封入・封緘処理
する封入封緘機に適用した場合に処理の流れを中断する
ことがない。また、極めて高精度で媒体の厚みを検出で
きるので、媒体を誤って取り出して封書に封入するとい
った事態を未然に防ぐことができ、貴重な媒体の誤封入
を確実に防止することができる。
【0087】なお、上記各実施例では、媒体の厚み検出
装置を封入封緘機に適用した例であるが、これには限定
されず、媒体の厚みを検出するものであればどのような
装置にも適用できることは言うまでもない。
【0088】また、上記厚み検出部(PTS)1及び移
動媒体の厚み検出回路30を構成する部材の種類や形
状、数量、処理方法等は本実施例のものに限定されず、
本発明の要旨を変更しない範囲で他のものを使用しても
よいことは勿論である。
【0089】
【発明の効果】請求項記載の発明によれば、検出回転
体に対向する受動回転体に、媒体が通過する際の衝撃を
吸収する弾性部材を設けるようにしているので、移動媒
体が通過する際の衝撃を受動回転体側において十分に吸
収することができ、移動媒体が、検出回転体と受動回転
体との間に入った瞬間に検出回転体が跳ね上がることに
より発生する前端ピークを大幅に除去することができ
る。また、検出された厚み検出信号から所定の検出位置
の厚み検出信号のみを抽出するようにしているので、厚
み検出手段で吸収しきれなかった前端ピークや移動媒体
が排出される際に発生する後端ピークの影響を受けない
例えば媒体中央部の厚みを検出することがができ、媒体
の厚みを安定して検出することができる。また、厚み検
出手段による厚み検出信号から、前記抽出手段により所
定の検出位置、つまり前記安定した部分の厚み信号が抽
出しやすくなり、結果的に測定に使用する範囲を広く
(測定に使用する時間が長く)取ることができる。
【0090】請求項2記載の発明によれば、前記受動回
転体のバネにより、移動媒体が検出回転体と受動回転体
との間に入った瞬間の検出回転体の跳ね上がりを防止し
て、該検出回転体の跳ね上がりにより発生する前端ピー
クを大幅に除去できるとともに、検出された厚み検出信
号から媒体の厚みに無関係な衝撃信号をマスキングする
ようにしているので、前記厚み検出手段により検出され
た厚み検出信号から媒体の厚みに無関係な衝撃信号がマ
スキングされ、厚み検出手段で吸収しきれなかった前端
ピークや移動媒体が排出される際に発生する後端ピーク
を完全に除去することができ、厚み検出精度を向上させ
ることができる。また、マスキングされた厚み信号以外
の厚み検出信号の検出部分が広くなり、測定に使用する
範囲が広く(測定に使用する時間が長く)取れる。
【0091】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前
記受動回転体のバネは、前記検出回転体に設けたバネの
バネ圧よりも強いバネ圧のバネにより構成されているの
で、移動媒体が通過する際の衝撃を受動回転体側におい
て十分に許容することができるとともに、前記検出回転
体の変位を逃がさず、前記移動媒体の検出精度の低下を
防ぐことができる。
【0092】請求項記載の発明によれば、媒体が前記
厚み検出手段を通過する直前の厚み検出信号を基準値と
して保持する基準値保持手段と、厚み検出手段により検
出された厚み信号の最大値を保持する最大値保持手段
と、基準値保持手段の出力と最大値保持手段の出力との
差分を求め、該差分を媒体の厚み検出信号として出力す
る出力手段とを備えているので、ACカップリングを用
いたことによりオフセット調整を不要にすることができ
るとともに、ACカップリングにより発生する誤差をも
適切に除去することができ、さらに、厚み処理出力波形
を出力し続けることによりいつでも厚み検出信号を取り
出せるようになり検出タイミングの条件の緩和を図るこ
とができる。
【0093】その結果、移動媒体の厚みを極めて短時間
で、かつ高精度で検出でき、媒体の封入封緘機等に用い
て好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の媒体の厚み検出装置の一実施例の厚み
検出部の構成図である。
【図2】同実施例の移動媒体の厚み検出回路のブロック
図である。
【図3】同実施例の移動媒体の厚み検出回路の回路図で
ある。
【図4】同実施例の厚み検出波形を示す図である。
【図5】同実施例の移動媒体の終端部形状を示す図であ
る。
【図6】同実施例の移動媒体の厚み検出回路の各部のタ
イミング波形を示す波形図である。
【図7】同実施例のACカップリングにより誤差が発生
する理由を説明する図である。
【図8】封入封緘機の動作を説明するための図である。
【図9】封入封緘機のシートを説明するための図であ
る。
【図10】従来の媒体の厚み検出装置の構成図である。
【符号の説明】
1 厚み検出部 2 PTSアーム 3 検出ローラ 4 マグネット 5 センサ基板 6 ホール素子 7 支持部材 8 受動ローラ 9,10 スプリング 11 媒体搬送ガイド 12 規制部材(ストッパ) 20,30 厚み検出回路 21 ACカップリング 22,40 ゲイン切替回路 23,50 エッジ検出回路 24,60 マスキングパルス発生回路 25 スイッチ 26 ピークホールド回路 27 基準値ホールド回路 28 差動増幅器 31 ACカップリング用コンデンサ(C1) 70 検出範囲パルス発生回路 61,71 フリップフロップ(FF) 80 フィルタリング回路 90 ピークホールド/基準値サンプルホールド回路/
差動増幅器 41,81 アナログスイッチ 91 基準値サンプルホールド回路 92 サンプルホールド回路 93 比較器 94 差動増幅器 95 NORゲート回路 96 NANDゲート回路 OP1,OP2,OP3 オペアンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−15554(JP,A) 特開 平5−141957(JP,A) 特開 昭58−97603(JP,A) 特開 平5−294511(JP,A) 実開 平3−97610(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 5/06 101 G01B 21/08 101

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する回転体間に媒体を通過させ、該
    媒体が通過するときの他方に対する一方の回転体の変位
    に対応して媒体の厚みを検出する媒体の厚み検出装置で
    あって、 変位を検出する検出回転体に、前記媒体厚みの変化に追
    随させる付勢力を与えるバネを設けるとともに、該検出
    回転体に対向する受動回転体に、前記媒体が通過する際
    に衝撃を許容する弾性部材を設けるようにした厚み検出
    手段と、 前記厚み検出手段により検出された厚み検出信号から所
    定の検出位置の厚み信号のみを抽出する抽出手段と、 を具備したこと を特徴とする媒体の厚み検出装置。
  2. 【請求項2】 対向する回転体間に媒体を通過させ、該
    媒体が通過するときの他方に対する一方の回転体の変位
    に対応して媒体の厚みを検出する媒体の厚み検出装置で
    あって、 変位を検出する検出回転体に、前記媒体厚みの変化に追
    随させる付勢力を与えるバネを設けるとともに、該検出
    回転体に対向する受動回転体に、前記検出回転体の跳ね
    上がりを防止可能なバネを設けるようにした厚み検出手
    段と、 前記厚み検出手段により検出された厚み検出信号から媒
    体の厚みに無関係な衝撃信号をマスキングするマスキン
    グ手段と、 を具備したことを特徴とする 媒体の厚み検出装置。
  3. 【請求項3】 前記受動回転体のバネは、前記検出回転
    体に設けたバネのバネ圧よりも強いバネ圧のバネにより
    構成されたことを特徴とする請求項2記載の媒体の厚み
    検出装置。
  4. 【請求項4】 前記厚み検出手段により検出された厚み
    検出信号からDC成分を除去するACカップリング手段
    と、 前記媒体が前記厚み検出手段を通過する直前の厚み検出
    信号を基準値として保持する基準値保持手段と、 前記厚み検出手段により検出された厚み信号の最大値を
    保持する最大値保持手段と、 前記基準値保持手段の出力と前記最大値保持手段の出力
    との差分を求め、該差 分を媒体の厚み検出信号として出
    力する出力手段と、 を具備したこと を特徴とする請求項1から3の何れか記
    載の媒体の厚み検出装置。
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