JP3160052B2 - トリミングカメラ - Google Patents

トリミングカメラ

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JP3160052B2
JP3160052B2 JP05628692A JP5628692A JP3160052B2 JP 3160052 B2 JP3160052 B2 JP 3160052B2 JP 05628692 A JP05628692 A JP 05628692A JP 5628692 A JP5628692 A JP 5628692A JP 3160052 B2 JP3160052 B2 JP 3160052B2
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体像を作画意図に
応じてトリミングするのに好適なトリミングカメラに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、被写体像を作画意図に応じてトリ
ミングする方法として次のような方法がある。 (1) ズームカメラでファインダ像を目視確認しなが
らズーム倍率を変える方法(以下、ズーム方法とい
う)。 (2) 予め画枠の上下部を遮光して横長画面とすると
ともに、ファインダにも横長画面と対応して遮光を行っ
たり、横長画面を示すマークを表示したりする機能を備
え、プリント時に横長画面を引き伸ばす方法(以下、パ
ノラマ写真方法という)。 (3) ファインダを見ながら画面の主要範囲(トリミ
ング領域)を釦などの操作で設定し、設定された主要範
囲をフィルム画面上に情報として光学的、または磁気的
に記録し、この記録情報をプリント時に焼付け装置によ
り読出してその記録情報に応じたプリントを行う方法
(以下、情報記録方法という)。 (4) プリントされた写真にペンなどで主要範囲を囲
い、人手で引き伸ばしてプリントを行う方法(以下、人
手方法という)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記各方法のうち、ズ
ーム方法と人手方法とは、時として併用される一般的な
方法であり、カメラとして特に新たに付加しなければな
らない機能がないので、カメラ開発上の問題はない。
【0004】しかし、パノラマ写真方法では、画面やフ
ァインダを常に遮光する機能を固定的に設けた場合、パ
ノラマ写真に適さない被写体までもパノラマ写真として
撮影されてしまっていた。一方、ユーザーの作画意図に
あわせてフルサイズの写真とパノラマ写真とを区別して
撮影できるようにするためには、機械的に遮光/非遮光
を行うための開閉機構が必要となり、カメラをコンパク
ト化する上で大きな障壁となるとともに、耐久性を含む
信頼性の点でも問題があり、コストアップにもつながっ
ていた。
【0005】また、情報記録方法では、焼付け装置がフ
ィルムに記録された情報を読取ってプリント制御を行う
ため、自動化を図れる点では優れているが、焼付け装置
が複雑な構成となって高価になる。このため、上記の焼
付け装置を、大規模な現像所では設備できるが、大部分
を占める中・小規模の現像所では設備できないことにな
る。従って、中・小規模の現像所では大規模な現像所に
依頼せざるをえなくなり、プリント写真を迅速に顧客に
引き渡すことができなくなり、サービス低下を招いてい
た。
【0006】本発明は、このような事情の下になされた
もので、その目的は、被写体の主要範囲を複雑な機械的
遮光手段を用いることなくフィルム画像に記録できるト
リミングカメラを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によるトリミングカメラは、電動式フィルム
給送装置を備えたカメラにおいて、撮影画枠の近傍で、
かつフィルム給送方向と直交する方向に設けられた複数
の発光素子からなる発光手段と、前記撮影画枠内の一部
の領域をトリミング領域として設定するトリミング領域
設定手段とを備え、前記発光素子の各々を前記フィルム
の給送に応じて選択的に発光制御して、前記トリミング
領域設定手段で設定されたトリミング領域以外のフィル
ム画像上の領域を露光することとした。またトリミング
領域設定手段は、複数のトリミング形状パターンの中か
らトリミング形状パターンを設定することとした。また
発光素子を、日付および/又はコメントである情報等の
写し込みにも用いることとした。更にトリミングカメラ
は、液晶ファインダを備え、トリミング領域設定手段に
より設定されたトリミング領域以外の撮影画枠の領域に
対応する前記液晶ファインダの領域を遮光するファイン
ダ表示制御手段を備えることとした。
【0008】
【作用】今、発光手段としては、複数の発光ダイオード
が1列に並べられたドットタイプのものが採用され、こ
のドットタイプの発光手段が撮影画枠のフィルム巻上げ
方向側の近傍に設けられており、トリミング領域設定手
段にて、撮影画面の上部と下部をカットしたパノラマ写
真状のトリミング領域が設定されたものとする。この場
合、露光消去制御手段は、例えば通常の1駒分の撮影が
終了してフィルム巻上げが行われる際、発光手段を構成
する複数の発光ダイオードのうち、撮影画面(フィルム
の駒)の上部と下部に対応する発光ダイオードを点灯
し、中央部の発光ダイオードは消灯したままとする。こ
の結果、撮影されたフィルム画像のうち、上部と下部の
部分は露光消去されることとなる。
【0009】従って、被写体の主要範囲を複雑な機械的
遮光手段を用いることなくフィルム画像に記録できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例によるトリミン
グカメラの外観図であり、カメラ前面には撮影レンズ
1、撮影レンズ1を光軸方向に進退可能に支持する鏡胴
2、測光・測距用窓3、液晶ファインダ4、フラッシュ
用窓5が設けられている。また、カメラ上面には、各種
の撮影関連情報を表示するための液晶表示パネル6、シ
ャッターを開放して露出を実行させるレリーズ釦7、撮
影レンズ1のズーミング動作を行わせるためのズーム釦
8の他、モード切替設定釦9が設けられている。モード
設定釦9は、モード切替設定釦9を押下するごとに、フ
ラッシュ自動発光モード、フラッシュONモード、フラ
ッシュOFFモード、セルフタイマーモード、無限遠撮
影モード、トリミングモードをサイクリックに切替えて
設定する。ただし、トリミングモードにおいては、モー
ド切替設定釦9を押下するごとに、図2(a)〜(d)
に示したような各種の主要撮影範囲の形状パターンがサ
イクリックに液晶表示パネル6に表示され、その表示状
態のままでモード切替設定釦9の押下操作が所定時間以
上なされないときは、液晶表示パネル6に表示されてい
る主要撮影範囲の形状パターンがモードとして設定され
る。また、同一釦で、或は必要に応じて別の釦にして、
設定された形状パターンの縮小や拡大、或は任意の形状
パターンを設定できるようにしておくと、ユーザーの作
画意図を十分に反映した写真を提供できることは言うま
でもない。
【0012】図3は、図1に示したトリミングカメラの
裏蓋(図示省略)を開けた状態を示す図であり、パトロ
ーネ室10、巻戻し爪11、フィルム巻上げリール1
2、スプロケット13が設けられている。また、カメラ
本体14に形成された画枠14aの近傍、すなわち画枠
14aの右側(フィルム巻上げリール12側)には発光
窓15が形成されている。なお、発光窓15は、破線で
示したように、後述する発光制御方式に応じて画枠14
aの左側(パトローネ室10側)に形成しても良い。
【0013】発光窓15には、図4(a)に示したよう
な縦1列に複数の発光素子16aが配列されたドットタ
イプの発光ユニット16が挿入され(図4(b)参
照)、接着剤で接着されている。この発光ユニット16
は、モード切替設定釦9の操作により設定された主要撮
影範囲以外の範囲、すなわち図2(a)〜(d)のハッ
チング部分のフィルム画像を露光消去するために活用さ
れる。
【0014】図4(c)に示したように、発光ユニット
16は、カメラ本体14に形成された凸部14bの溝の
中に引っ込んだかたちで挿着され、遮光性が向上するよ
う工夫されている。また、図4の場合、発光ユニット1
6は、フィルムFの像面方向から光を照射するので、発
光ユニット16の発光が撮影画面に入らぬよう、できる
だけ凸部14bをフィルム面に近づけた方が良いが、像
面を傷つけないよう、凸部14bとフィルムFとの間に
はわずかに隙間を形成している。なお、凸部14bは、
元々存在していた空間に突き出しただけなので、この凸
部14b、換言すれば発光ユニット16を取り付けるた
めに、スペースを大きくする必要はなく、コンパクト化
の要請に逆らうものではない。
【0015】発光ユニット16における発光素子16a
は、例えば、発光ダイオード(LED)、エレクトロ・
ルミネセンス(EL)により構成することができる。ま
た、例えば液晶とELやランプ等の発光素子とを組み合
わせた光シャッタにより構成することも可能である。ま
た、発光ユニット16や発光素子16aの形状等は、ト
リミングモードに応じて適宜選択可能であるが、ドット
タイプの発光素子16aを用いた場合、これによりデー
トやコメントを写し込むことが可能となるし、ドット単
位での任意のトリミングモードを設定することも可能と
なる利点がある。
【0016】図5は、発光ユニット16の別の構成例を
示す図であり、発光ユニット16は、発光素子とレンズ
やプリズム、或は光ファイバーなどを組み合わせて構成
することができる。図5の例では、プリズムPの中央部
に、フィルムF側にデート写込み用のモジュール17を
埋設し、その裏側にランプ、発光ダイオード等の発光部
Lを設け、発光部Lからの光がフィルムFの上部、下部
にのみ入射するよう構成されている。このような構成に
すると、プリズムPの作用によりフィルム画像の上部と
下部にのみ光を入射して露光消去できる。すなわち、複
雑な発光制御を行う必要がなく、簡単、かつ安価な構成
で図2(a)に示した横幅の広いパノラマ写真を撮影で
きるようになる。なお、発光ユニット16の中央部の位
置でデート写込みができるようにすれば、トリミングモ
ードに応じてデート写込みモジュールを複数個配置した
り、切換え使用するための手段を設けることもなく、フ
ルサイズ用とトリミングモード用との兼用が可能で安価
に構成できる。
【0017】発光窓15は、図6(a)に示したよう
に、裏蓋18に取り付けられた圧板19に形成してもよ
い。この場合、図6(b)に示したように、発光ユニッ
ト16は、裏蓋18の方向から、すなわちフィルムFの
像面の裏側からフィルムFに光を照射するので、圧板1
9と同様の面精度であればフィルムFと接触してもよく
引っ込める必要がないので、薄い圧板19にも比較的容
易に発光ユニット16を取り付けることができる。
【0018】なお、発光ユニット16を図5のタイプに
した場合など、圧板19に直接取り付けることが困難な
場合には、図7に示したように、発光ユニット16と反
射ミラー20を裏蓋18に取り付け、フィルム画像の中
央部、上部、下部に対応するスリット21を形成し、発
光ユニット16からの光を反射ミラー20、スリット2
1を介してフィルムFに導くようにしてもよい。発光ユ
ニット16を圧板19や裏蓋18に取り付けた場合に
も、従来のデート写込みモジュールを備えた裏蓋と同様
で、スペースを大きくする必要はなく、コンパクト化の
要請に逆らうものではないことは明らかである。図6、
図7におけるWは、フィルム在否確認窓である。
【0019】図8は、本トリミングカメラの電気的構成
を示す一実施例としてのブロック線図である。本トリミ
ングカメラは、CPU50を中核として各種の撮影動作
を制御するものであり、CPU50は、主要撮影範囲の
各種の形状パターンを予め記憶しておいたり、ユーザー
が設定した形状パターンを記憶したり、或は縮小、拡大
機能等を含むデータ入出力のできる露光消去制御手段を
備え、更に、測光・測距回路51、液晶表示パネル制御
回路52、フラッシュ回路53、ファインダ表示制御回
路54、露出制御回路55、焦点調節回路56、フィル
ム給送制御回路57、フィルムカウンタ58、情報導入
回路59、発光素子ドライバ回路60、および発光ユニ
ット16が接続されている。なお、CPU50に接続さ
れているMSは電源スイッチ、Bは電池である。
【0020】測光・測距回路51は、CPU50の指示
に基づいて被写体輝度、被写体距離を測定してCPU5
0に入力する。液晶表示制御回路52は、各種の撮影関
連情報を液晶表示パネル6に表示する表示制御を行う回
路であり、トリミングモード時には、モード切替設定釦
9の操作に応答して主要撮影範囲の各種の形状パターン
を切替表示する。フラッシュ回路53は、閃光発光動作
を制御する。ファインダ表示制御回路54は、液晶ファ
インダ4に被写体像を表示させると共に、トリミングモ
ード時には、主要撮影範囲の形状パターンが液晶表示パ
ネル6に表示されるのに連動して、液晶ファインダ4上
の主要撮影範囲以外の領域を遮光することにより、液晶
表示パネル6と同一の形状パターンを表示する。露出制
御回路55は、測光・測距回路51からの被写体輝度、
被写体距離などに基づいて絞り、シャッター速度を制御
する。焦点調節回路56は、前記被写体距離、ズーム釦
8の操作などに基づいて撮影レンズ1の焦点位置や、焦
点距離を調節する。フィルム給送制御回路57は、フィ
ルムの巻上げ、巻戻し動作を制御する。フィルムカウン
タ58は、フィルム給送制御回路57によりフィルムF
が巻上げられたり、巻戻されたりする際、スプロケット
13からのパーフォレーション信号に基づいて、画枠1
4の位置を通過中の駒の駒N0.をカウントする。この
カウント値(駒N0.)は、液晶表示パネル6に表示さ
れる。
【0021】情報導入回路59は、レリーズ釦7により
操作されるレリーズ第1段スイッチS1,およびレリー
ズ第2段スイッチS2、ズーム釦8により操作されるズ
ームスイッチZS、モード切替設定釦9により操作され
るモード切替設定スイッチMOS、フィルム感度設定ス
イッチDXSの各スイッチの操作状況を監視してCPU
50に入力する。
【0022】発光素子ドライバ回路60は、一旦、画枠
14aで示されるフルサイズで撮影が行われた後、フィ
ルム給送時に、設定に係る主要撮影範囲の形状パター
ン、フィルムの給送量、給送速度などに基づいて発光ユ
ニット16を発光制御することにより、主要撮影範囲以
外の領域のフィルム画像を露光消去する。なお、現像済
みフィルムの画像濃度を検出してプリント焼付けを行う
装置の場合、主要撮影範囲と露光消去部分との濃度差が
小さ過ぎて前記装置がトリミングモード判別できなかっ
たり、前記濃度差が大き過ぎて主要撮影範囲に適正焼付
け露光できなくなったりすることもあり、更に発光ユニ
ット16が過度の露光を与えると滲みが発生するので、
この滲みを防止すべく、ISO感度や測光結果に基づい
て発光ユニット16の発光量を変化させるようにしても
よい。
【0023】次に、CPU50による撮影制御動作を説
明する。
【0024】最初に、フィルム巻上時に主要撮影範囲以
外のフィルム画像を露光消去する場合の動作を図9に基
づいて説明する。なお、図9の制御は、発光ユニット1
6がフィルム巻上げリール側にある場合に実行される。
これは、露光消去は一旦フルサイズで撮影した後に行わ
れる処理であるためである。この方式は、撮影済の駒を
巻上げる毎に露光消去でき、全駒撮影終了後に一括して
露光消去する方式に比べ、各駒毎のトリミング有無情報
やトリミングモード情報等をCPU50に記憶しておく
必要がなく、記憶容量の減少等に効果を奏する。
【0025】CPU50は、電源スイッチMSがオンさ
れると(ステップF−1)、トリミングモードの設定操
作が行われたか否かを判断する(ステップF−2)。そ
の結果、トリミングモード、すなわち主要撮影範囲の形
状パターンの設定操作が行われたときは、その設定に係
る形状パターンを液晶表示パネル6、および液晶ファイ
ンダ4に表示して(ステップF−3)、ステップ(F−
4)に進む。なお、形状パターンそのものでなく、形状
パターン名、記号などを表示してもよい。
【0026】一方、トリミングパターン(モード)の設
定操作が行われなかったときは、すぐにステップ(F−
4)に進んで、レリーズ第1段スイッチS1がオンされ
たか否かを判断する。その結果、レリーズ第1段スイッ
チS1がオンされていなければ、ステップ(F−2)に
戻って、再度トリミングモードの設定操作が行われたか
否かを判断する。すなわち、レリーズ釦7を軽く押して
レリーズ第1段スイッチS1をオンし、さらに強く押し
てレリーズ第2段スイッチS2をオンすることなく、手
を離してレリーズ第1段スイッチS1をオフすることに
より、主要撮影範囲の形状パターンの設定を変更するこ
とができる。
【0027】一方、レリーズ第1段スイッチS1がオン
されたときは、測光・測距を行い(ステップF−5)、
レリーズ第2段スイッチS2がオンされ次第、露出・焦
点調節を行って撮影を実行する(ステップF−6、
7)。そして、フィルム巻上げを開始する(ステップF
−8)。フィルム巻上げ開始に連動して発光制御(ステ
ップF−10)が開始される。次に、1駒分のフィルム
巻上げが完了したか否かを判断し(ステップF−9)、
完了していなければ、発光ユニット16の発光制御を行
いつつフィルム巻上げを継続する(ステップF−1
0)。この場合、トリミングモード(形状パターン)が
設定されていなければ、発光素子16aを一切発光しな
いが、形状パターンが設定されている場合には、パーフ
ォレーション信号に基づいて駒のどの部分が発光ユニッ
ト16(発光素子16a)の対向位置を通過中であるか
を認識し、その位置に対応する主要撮影範囲外の発光素
子16aを発光制御する。なお、撮影画像に対して露光
消去部を一致させるために、発光窓15と画枠14aと
の間隔に応じて、フィルム巻上げ開始後、所定時間遅延
させて発光制御を開始するようにしても良い。すなわ
ち、発光開始、または終了を行うための情報は、フィル
ム給送に関連した情報であれば良いと言える。
【0028】ステップ(F−9)にて、1駒分のフィル
ム巻上げが完了したと判断されたときは、前記発光制御
を停止した後、電源スイッチMSがオフされたか否かを
判断する(ステップF−11)。その結果、電源スイッ
チMSがオフされていなかったときは、ステップ(F−
2)に戻って同様の処理を繰り返し、電源スイッチMS
がオフされたときは、終了する。
【0029】以上の説明から明らかなように、形状パタ
ーンは駒ごとに設定することができる。なお、一旦、設
定された形状パターンは、設定変更されない限り、電源
スイッチMSがオフされるまで保持される。これによ
り、同一の形状パターンで連続して撮影したい場合、駒
ごとに同一の形状パターンを設定する必要はなく、最初
の駒についてのみ設定すれば良い。また、再度、電源ス
イッチMSをオンしたときは、前回の形状パターンを自
動設定しても、或いは所定のモードを自動設定しても良
い。更に、発光ユニットを含む制御回路を裏蓋側に設け
た場合は、カメラ本体側よりフィルム巻上げ開始信号を
得ることができれば、市販のカメラの裏蓋を交換するだ
けで容易にトリミングカメラを提供できる。
【0030】次に、フィルム巻戻し時に主要撮影範囲以
外のフィルム画像を露光消去する場合の動作を図10、
図11に基づいて説明する。なお、この制御は、発光ユ
ニット16がパトローネ室10側に在る場合に実行され
る。これは、巻取りリール12側に発光ユニット16が
在ると、フィルムF上の最後の駒を露光消去できなくな
るからである。この欠点を除去するために発光ユニット
16を画枠14aの両側に設けることも考えられるが、
他の方式として2つの方式が考えられる。1つは、カメ
ラにフィルムを装填した後、未露光フィルムを全て巻上
げ、撮影時に1駒毎にフィルムを巻戻していくようにし
たカメラのフィルム給送を行う方式である。この方式に
関しては、撮影済の駒を給送することがフィルム巻上げ
を意味するとすれば、発光制御は図9と同様であり、説
明を割愛する。もう1つの方式として、フィルム巻戻し
時に一括して露光消去する方式(一括方式)がある。こ
こでは、一括方式について説明する。
【0031】この動作における図10のステップ(F−
21)〜ステップ(F−28)は、図9のステップ(F
−1)〜ステップ(F−8)と全く同一であるのでその
説明を省略し、図11のステップ(F−29)以降のみ
を説明する。
【0032】ステップ(F−28)にて、フィルム巻上
げを開始した後は、1駒分のフィルム巻上げが完了した
か否かを判断する。その結果、1駒分のフィルム巻上げ
が完了しているときは、フィルム巻上げに係る駒の駒N
o.をフィルムカウンタ58から読み出してCPU50
内に記憶して液晶表示パネル6に表示する(ステップF
−30)。そして、トリミングモードが設定されている
か否かを判断し(ステップF−31)、トリミングモー
ドが設定されておれば、前記駒No.と対応してその形
状パターンをCPU50内に記憶し(ステップF−3
2)、ステップF−37に進む。トリミングモードが設
定されていなければ、そのままステップF−37に進
む。なお、駒No.、形状パターンの記憶は、1駒巻上
げ完了時に行うことなく、その駒の撮影前に行っても良
い。
【0033】ステップ(F−29)にて、1駒分のフィ
ルム巻上げが完了していないと判断されたときは、フィ
ルムのつっ張りの有無を判断する(ステップF−3
3)。この判断は、パーフォレーション信号が変化しな
くなり、かつ、1駒分のパーフォレーション信号が出力
されない場合に、図示省略したフィルム給送モータがオ
ンしているにも拘らずフィルムFがパトローネから引き
出されず、つっ張りであるとする。
【0034】ステップ(F−33)にて、フィルムがつ
っ張っていないと判断されたときは、ステップ(F−2
9)に戻って、再度1駒分のフィルム巻上げが完了した
か否かを判断する。一方、フィルムがつっ張ったと判断
されたときは、パトローネ1本分の全ての駒を撮影し終
ったことを意味するので、ステップ(F−34)に進ん
で、フィルムの巻戻しを開始する。フィルム巻戻し開始
に連動して発光制御(ステップF−36)が開始する。
そして、巻戻しが完了したか否かを判断し(ステップF
−35)、完了していなければ、記憶した駒No.と形
状パターンに応じた発光制御により露光消去を行いつつ
巻き戻し動作を継続して(ステップF−36)、ステッ
プ(F−35)に戻り、巻き戻しの完了を判断する。一
方、巻き戻しが完了したときは、前記発光制御を停止し
た後、電源スイッチMSがオフされたか否かを判断する
(ステップF−37)。その結果、電源スイッチMSが
オフされていなかったときは、ステップ(F−22)に
戻って同様の処理を繰り返し、電源スイッチMSがオフ
されたときは、終了する。すなわち、このフローでは、
形状パターン(トリミングモード)が設定された駒につ
いて、巻戻し時に一括して露光消去を行う。なお、トリ
ミング撮影を行った駒が存在するときは、フィルムリー
ダ部を露光することによりその旨のマークとすれば、現
像所でプリント焼付けを行う際、フィルムリーダ部を見
るだけでトリミング撮影を行った駒が存在するか否かを
判別でき、プリント焼付け作業が楽になる。
【0035】図12〜図15は、トリミング撮影を行っ
た駒が存在するときに、その旨のマークをフィルムリー
ダ部に露光させる方法(以下、トリミング撮影情報マー
ク方法と呼ぶ)についてのフローチャートである。
【0036】まず、フィルム巻上げ時に主要撮影範囲以
外のフィルム画像を露光消去する場合のトリミング撮影
情報マーク方法について、図12、図13に基づいて説
明する。
【0037】この動作における図12のステップ(F−
41)〜ステップ(F−48)は、図9のステップ(F
−1)〜ステップ(F−8)と全く同一であるので、そ
の説明を省略し、図13のステップ(F−49)以降の
みを説明する。ステップ(F−48)にてフィルム巻上
げを開始した後は、1駒分のフィルム巻上げが完了した
か否かを判断する(ステップF−49)。その結果、1
駒分のフィルム巻上げが完了しているときは、フィルム
巻上げに係る駒の駒No.をフィルムカウンタ58から
読出してCPU50に記憶し、液晶表示パネル6に表示
する(ステップF−50)。そして、トリミングモード
が設定されているか否かを判断し(ステップF−5
1)、トリミングモードが設定されておれば、その形状
パターン、または形状パターンに応じたマーキングの種
類をCPU50内に記憶し(ステップF−52)、ステ
ップ(F−53)に進む。ここで言うマーキングの種類
とは、フィルム巻戻し時にフィルムリーダ部に露光させ
るためのマーキングの種類を指す。トリミングモードが
設定されていなければ、そのままステップ(F−53)
に進み、電源スイッチMSがオフされたか否かを判断す
る。その結果、電源スイッチMSがオフされていなかっ
たときは、ステップ(F−42)に戻って同様の処理を
繰り返し、電源スイッチMSがオフされたときは、終了
する。ステップ(F−49)にて、1駒分のフィルム巻
上げが完了していないと判断されたときは、フィルムの
つっ張りの有無を判断する(ステップF−55)。この
判断は、図11のステップ(F−33)と同一であるの
で説明を省略する。ステップ(F−55)にて、フィル
ムがつっ張っていないと判断されたときは、発光ユニッ
ト16の発光制御を行いつつ、フィルム巻上げを継続す
る(ステップF−54)。発光ユニット16(発光手段
1a)の発光制御の方法としては、図9のステップ(F
−10)と同様であるので説明を省略する。
【0038】一方、フィルムがつっ張ったと判断された
ときは、パトローネ1本分の全ての駒を撮影し終わった
ことを意味するので、ステップ(F−56)に進んで、
フィルムの巻戻しを開始する。そして、パーフォレーシ
ョン信号をカウントする等の方法により、フィルムの撮
影駒数を逆算し(ステップF−57)、撮影された全駒
数分のフィルム巻戻しが終わったか否かを判断する(ス
テップF−58)。その結果、撮影全駒数分の巻戻しが
終了していないと判断されたときは、ステップ(F−5
7)に戻って、撮影駒数の逆算を継続する。
【0039】一方、撮影全駒数分の巻戻しが終了したと
判断されたときは、ステップ(F−59)に進んで、C
PU50内に記憶された形状パターンの種類に応じたマ
ーキングを行うための発光制御を開始する。この後、巻
戻しが完了したか否かを判断し(ステップF−60)、
巻戻しが完了していなければ、ステップ(F−59)に
戻って、マーキングの発光制御を継続する。一方、巻戻
しが完了したと判断されたときは、ステップ(F−5
9)のマーキングの発光制御を停止してステップ(F−
61)に進み、電源スイッチMSがオフされたか否かを
判断する。その結果、電源スイッチMSがオフされてい
なかったときは、再度ステップ(F−61)に戻って電
源スイッチMSがオフされるまでこの処理を繰り返し、
電源スイッチMSがオフされたときは、終了する。
【0040】次に、フィルム巻戻し時に主要撮影範囲以
外のフィルム画像を露光消去する場合のトリミング撮影
情報マーク方法について図14、図15に基づいて説明
する。
【0041】この動作における図14、及び図15のス
テップ(F−71)〜ステップ(F−83)は、図1
0、及び図11のステップ(F−21)〜ステップ(F
−33)と全く同一であるので、その説明を省略し、図
15のステップ(F−84)以降のみを説明する。
【0042】ステップ(F−83)においてフィルムが
つっ張ったと判断されたときは、ステップ(F−84)
に進んで、フィルムの巻戻しを開始する。フィルム巻戻
し開始に連動して発光制御が開始される。そして、パー
フォレーション信号をカウントする等の方法により、フ
ィルムの撮影駒数を逆算し(ステップF−85)、撮影
された全駒数分のフィルム巻戻しが終わったか否かを判
断する(ステップF−86)。
【0043】その結果、撮影全駒数分の巻戻しが終了し
ていないと判断されたときは、ステップ(F−87)に
進んで、CPU50に記憶した駒No.と形状パターン
に応じた発光制御により露光消去を行いつつ、フィルム
巻戻し動作を継続し、ステップ(F−85)に戻る。
【0044】一方、撮影全駒数分の巻戻しが終了したと
判断されたときは、ステップ(F−88)に進んで、C
PU50内に記憶された形状パターンの種類に応じたマ
ーキングを行うための発光制御を開始する。この後、巻
戻しが完了したか否かを判断し(ステップF−89)、
巻戻しが完了していなければ、ステップ(F−88)に
戻って、マーキングの発光制御を継続する。一方、巻戻
しが完了したと判断されたときは、ステップ(F−8
8)のマーキングの発光制御を停止してステップ(F−
90)に進み、電源スイッチMSがオフされたか否かを
判断する。その結果、電源スイッチMSがオフされてい
なかったときは、再度ステップ(F−90)に戻って電
源スイッチMSがオフされるまでこの処理を繰り返し、
電源スイッチMSがオフされたときは、終了する。
【0045】また、ステップ(F−81)において、ト
リミングモードが設定されていなければ、そのままステ
ップ(F−91)に進み、電源スイッチMSがオフされ
たか否かを判断する。その結果、電源スイッチMSがオ
フされていなかったときは、再度ステップ(F−72)
に戻って同様の処理を繰り返し、電源スイッチMSがオ
フされたときは、終了する。
【0046】図16、図17、及び図18にトリミング
撮影情報マーク方法の実施例を示す。
【0047】図16は、トリミングカメラによって撮影
されたフィルムのリーダ部付近を表す図である。フィル
ム70のうち、フィルム先端に最も近い撮影駒71の右
端よりフィルム端までの範囲72をフィルムリーダ部と
呼ぶ。
【0048】フィルムリーダ部72には、フィルムをカ
メラに装填するときに外光により露光されている部分7
4と、フィルムを装填するときにはフィルムのパトロー
ネ内にあって露光されていない部分73とがある。トリ
ミング情報撮影マーク方法は、図12〜図15のフロー
チャートに示した制御方法により、フィルムリーダ部7
2に、フィルム巻戻し時に発光手段16aを発光制御し
て、CPU50内に記憶されたトリミングモードの形状
パターンに応じたマーク75を露光させるものである。
【0049】図17は、フィルムリーダ部72に露光さ
れるマークの実施例を示したものである。図17(a)
は、フィルム1本に撮影された各駒のトリミングモード
が全て同じパノラマモードである場合の実施例、図17
(b)は、フィルム1本に撮影された各駒のトリミング
モードがパノラマモード、およびトリミングモードを設
定していない駒(フルサイズ)の2種類のみの場合の実
施例、図17(c)は、図2(a)〜(d)に示したよ
うな様々なトリミングモードのパターンを略半分に表
し、フィルム1本に撮影された各駒において混在してい
るトリミングモードの種別を視認容易にした場合の実施
例をそれぞれ示している。また、マーク75は、例えば
図18のように、トリミングモード(A〜F)に対応し
て各駒No.を付加した形式のマークにしておけば、駒
No.に対応したトリミングをプリント焼付け時に正確
かつ迅速に行うことができる。なお、トリミング撮影情
報マークは、前記実施例に限定されるものでないことは
言うまでもない。
【0050】以上のようなトリミング撮影情報マーク方
法によれば、現像所でプリント焼付けを行う際、プリン
ト焼付けを行うフィルム1本中にトリミング撮影を行っ
た駒が存在するか否か、またトリミング撮影の種類は何
かなどをフィルムリーダ部72を見るだけで容易に判断
できるので、プリント焼付け作業が楽になるとともに、
人間の目でフィルム中のトリミングモード判断を行う場
合には、判断ミスを防ぐことができ、より正確かつ迅速
なプリント焼付け作業を行うことができる。
【0051】以上説明した動作により、図2(a)〜
(d)に示したハッチング部分を露光消去されたトリミ
ング写真を任意に撮影することができる。なお、図2
(b)のトリミング写真では、例えカメラが2倍ズーム
機能しか備えていなくても、引き伸ばすことにより、例
えば4倍ズームで撮影したのと全く同様の写真を得るこ
とができる。
【0052】本発明は、上記の実施例に限定されること
なく、例えば、パーフォレーション(SSP)信号に基
づいて駒位置や発光タイミングなどを検知することも可
能である。またパーフォレーション信号を使用する場合
でも、きめ細かな単位で露光消去したい場合は、パーフ
ォレーション信号を分割して活用すればよい。さらに、
予めカメラに設定した形状パターンを選択するのみでな
く、ボタン操作等により、設定された形状パターンを縮
小、拡大したり、或はユーザーが、ドット単位で撮影画
面に対する主要撮影範囲の形状パターンや位置等を前記
液晶表示を見ながら任意に設定できるようにしてもよ
い。この場合は、ユーザーが任意に設定した形状等をR
AM等に記憶しておき、前述の発光制御と同様に、フィ
ルム給送時に、記憶した形状に基づいてドットタイプの
発光素子を発光制御すればよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトリミン
グカメラによれば、複雑な機械的遮光手段を用いること
なく、撮影者が容易に任意の駒に対してトリミングモー
ドを任意に設定でき、電気−光学的に被写体の主要撮影
範囲の像のみをフィルム画像として鮮明に記録できる。
【0054】従って、カメラが大型にならずコンパクト
化の妨げとならない。また、耐久性、信頼性も向上し、
コストダウンを図ることも可能となる。また、主要撮影
範囲の情報を読取る読取り機能を焼付け装置に装備して
いる場合は言うに及ばず、装備していない場合にも通常
の焼付け装置で対処できるので、中・小規模の現像所で
も焼付けが可能となり、顧客のサービス向上が図れる。
さらに、各種の主要撮影範囲の形状パターンに容易に対
応することができる。また、露光消去手段の情報を用い
て主要撮影範囲の形状パターンを、容易に液晶表示パネ
ルと連動して液晶ファインダに表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるトリミングカメラの斜
視図である。
【図2】主要撮影範囲の形状パターン例を示す図であ
る。
【図3】トリミングカメラを裏蓋を開けて裏側から見た
図である。
【図4】(a)はドットタイプの発光ユニットの斜視
図、(b)はドットタイプの発光ユニットをカメラ本体
に取付けた例を示す図である、(c)は(b)のX−X
線断面図である。
【図5】プリズムを利用した発光ユニットの構成図であ
る。
【図6】(a)は裏蓋の圧板に発光ユニットを取付けた
例を示す図、(b)は(a)の側面図である。
【図7】(a)は裏蓋に発光ユニットを取付けた例を示
す図、(b)は(a)の側面図である。
【図8】トリミングカメラの電気的構成を示すブロック
線図である。
【図9】フィルム巻上げ時に露光消去を行う場合の撮影
動作を示すフローチャートである。
【図10】フィルム巻戻し時に露光消去を行う場合の撮
影動作を示すフローチャートである。
【図11】図10の続きのフローチャートである。
【図12】フィルム巻上げ時に露光消去を行う場合のト
リミング撮影情報マーク方法の動作を示すフローチャー
トである。
【図13】図12の続きのフローチャートである。
【図14】フィルム巻戻し時に露光消去を行う場合のト
リミング撮影情報マーク方法の動作を示すフローチャー
トである。
【図15】図14の続きのフローチャートである。
【図16】トリミングカメラにより撮影されたフィルム
のリーダ部を示す図である。
【図17】トリミング撮影情報マーク方法により露光さ
れるマークの例を示す図である。
【図18】トリミング撮影情報マーク方法により露光さ
れるマークの図17とは別の例を示す図である。
【符号の説明】
4 液晶ファインダ 9 モード切替設定釦 14a 画枠 16 発光ユニット 16a 発光素子 17 デート写込みモジュール 50 CPU 54 液晶ファインダ表示制御回路 57 フィルム給送制御回路 58 フィルムカウンタ 59 情報導入回路 60 発光素子ドライバ回路 P プリズム L 発光部 70 フィルム 71 フィルム端に最も近い撮影駒 72 フィルムリーダ部 73 フィルム装填時に露光されていない部分 74 フィルム装填時に露光されている部分 75 トリミング撮影情報マーク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−349438(JP,A) 特開 平4−331948(JP,A) 特開 平4−409935(JP,A) 特開 平4−250442(JP,A) 特開 平5−265109(JP,A) 特開 昭63−95421(JP,A) 実開 平4−112251(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動式フィルム給送装置を備えたカメラ
    において、 撮影画枠の近傍で、かつフィルム給送方向と直交する方
    に設けられた複数の発光素子からなる発光手段と、前記 撮影画枠内の一部の領域をトリミング領域として設
    定するトリミング領域設定手段とを備え、 前記発光素子の各々を前記フィルムの給送に応じて選択
    的に発光制御して、前記トリミング領域設定手段で設定
    されたトリミング領域以外のフィルム画像上の領域を露
    光する ことを特徴としたトリミングカメラ。
  2. 【請求項2】 前記トリミング領域設定手段は、複数の
    トリミング形状パターンの中からトリミング形状パター
    ンを設定するものであることを特徴とする請求項1記載
    トリミングカメラ。
  3. 【請求項3】 前記発光素子を、前記トリミング領域以
    外のフィルム画像上の領域の露光に用いるとともに、情
    報の写し込みにも用いるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載のトリミングカメラ。
  4. 【請求項4】 前記情報は、日付および/又はコメント
    であることを特徴とする請求項3記載のトリミングカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 液晶ファインダを備え、前記トリミング
    領域設定手段により設定されたトリミング領域以外の撮
    影画枠の領域に対応する前記液晶ファインダの領域を遮
    光するファインダ表示制御手段を備えることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載のトリミングカメ
    ラ。
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