JP3159539U - 簡易型クレーンの安全装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トラックの荷台に設置される簡易型クレーンにおいて、走行時に不用意に旋回することにより発生しうる事故を防止する安全装置を提供する。【解決手段】簡易型クレーン軸体に設けられ、鉛直軸回りに旋回可能なアウトリガー装置9と、アウトリガー装置9先端に上下位置調整可能に取り付けられた可動ポール10とからなる。アウトリガー装置9の収納時に、可動ポール10の上端部が簡易型クレーンのブーム7あるいはサポート17の高さ以上に到達し、軸体4の旋回可能な範囲を制限する。【選択図】図2

Description

本考案は、トラックの荷台内に設置する簡易型クレーンの安全装置に関し、より詳細には、走行時にブームが車外に旋回することを防止する安全装置に関する。
従来、軽トラック、小型、中型トラック等において、運搬する荷物の積み下ろし作業を省力化すると共に、能率向上を図るために、取付が容易で小型の簡易型クレーンを据え付けることが行われている。
このような簡易型クレーンにおいては、扱う重量が軽量であるため、旋回に際しては油圧等の駆動装置を必要とせず、ブーム又は吊荷を手で引くことにより旋回する方法がとられている。
しかしながら、このような簡易型クレーンにおいては、自在に旋回することが出来るため、旋回を防止するピンを差す等の固定を忘れたまま走行すると、走行中に外力が加わることによりブームが旋回し、対向車や歩行者に衝突し、重大な事故となる恐れがあった。
旋回操作の安全性を向上させるため、旋回の駆動機構として歯車やウォーム・ホィール歯車を利用した簡易型クレーンが開示されている(特許文献1)。このような簡易型クレーンにおいては、歯車やウォーム・ホィール歯車の減速比が大きいため、走行中に外力が加わっても歯車やウォーム・ホィール歯車が抗力を発揮しクレーンが自在に旋回しなくなるため、このような事故を防止する効果があった。
特開2003−341983号公報
しかしながら、特許文献1に記載の簡易型クレーンにおいては、クレーンを旋回させるために歯車を回転させなければならず、吊り荷自体は人力で旋回できる程度に軽量であるにもかかわらず、歯車を回転させることは煩雑であった。また、油圧、電動モーターによって歯車を回転させることも可能であるが、機構的に複雑となるため、簡易型クレーンのコストアップ、重量アップにつながっていた。
本考案では、走行中にブームが車外に不用意に旋回することを防止できる、簡単な構造で確実に操作できる安全装置及び安全装置を備えた簡易型クレーンを提供することを目的とする。
アオリを有する市販のほとんどのトラックにおいて、簡易型クレーンを使用する際は、通常、吊荷の上下移動を最小限にするためアオリを開いて使用される。また、走行時は荷物の落下を防止するため、アオリは閉められる。また、アオリのないトラックや、アオリの開閉出来ないトラックにおいても、簡易型クレーンにアウトリガー装置を備えている場合、走行時にはアウトリガー装置は収納される。
このような簡易型クレーンの使用方法をもとに、上記課題を鑑み鋭意検討した結果、走行中に簡易型クレーンのブームが車外に旋回することを防止するための本考案の簡易型クレーンの安全装置は、
(1)簡易型クレーンの軸体に、隣接あるいは外嵌して設けられ、鉛直軸回りに旋回可能なアウトリガー装置と、前記アウトリガー装置先端に上下位置調整可能に取り付けられた可動ポールとからなることを特徴とする簡易型クレーンの安全装置。
(2)前記に記載の可動ポールは、前記アウトリガー装置の収納時にその上端部が前記簡易型クレーンのブームあるいはサポートの高さ以上に到達し、簡易型クレーンの軸体の旋回を制限する機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の簡易型クレーンの安全装置。
(3)前記に記載の簡易型クレーンの安全装置は、トラックの荷台内に設置される簡易型クレーン用であることを特徴とする請求項1乃至2に記載の簡易型クレーンの安全装置。
これらの手段により、確実に簡易型クレーンのブームが走行中に旋回し発生する事故を防止することができる。
本考案によれば、トラックの荷台に設置された簡易型クレーンにおいて、ブームの固定ピンを差し忘れる等、固定操作を忘れた場合であっても走行時にブームが不用意に旋回し、歩行者や対向車と衝突することを防止することができる。
請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーンの安全装置をトラックの荷台に設置した状態にて、トラック後方より見た斜視図。 請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーンの安全装置をトラックの荷台に設置した状態にて、ブームを後方に収納したときの側面図。 請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーンの安全装置をトラックの荷台に設置した状態にて、簡易型クレーンの使用状態における斜視図。 請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーンの安全装置のみを示す斜視図。
本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーンの安全装置をトラックの荷台に設置した状態にて、トラック後方より見た斜視図、図2は請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーンの安全装置をトラックの荷台に設置した状態にて、ブームを後方に収納したときの側面図、図3は請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーンの安全装置をトラックの荷台に設置した状態にて、簡易型クレーンの使用状態における斜視図、図4は請求項1に係る第一実施形態の簡易型クレーンの安全装置のみを示す斜視図である。
請求項1に係る第1実施形態としては、図1〜4に示すように、トラックの荷台に設置されるベース部16と、前記ベース部16に鉛直軸回りに旋回可能に設けられた軸体4と、前記ベース部16に収納可能に設けられたアウトリガー装置9とを備える簡易型クレーンにおいて、前記アウトリガー装置9には旋回制限具2を備え、前記旋回制限具2は、前記アウトリガー装置9を収納した状態において軸体4の旋回可能な範囲を制限する機構を備えたことを特徴とする。
アウトリガー装置9の収納方法は、どのような方法であってもかまわない。アウトリガー装置9がトラックの幅方向に延出し、アウトリガー装置9の先端に上下位置調整可能に可動ポール10が取り付けられたものであってもかまわないし、アウトリガー装置9が鉛直軸回りに旋回し、アウトリガー装置9の先端に上下位置調整可能に可動ポール10が取り付けられたものであってもかまわない。尚、本実施形態では、旋回しトラックの荷台内に収納可能なアウトリガー装置9に設けられた可動ポール10が旋回制限具2としての機能を果たしている。簡易型クレーン及びアウトリガー装置の収納時に可動ポール10の上端部がブーム7あるいはサポート17の高さ以上に到達し軸体4の旋回できる範囲を制限する安全装置としての機能する。簡易型クレーン及びアウトリガー装置の使用時に、可動ポール10の下端部はトラックの転倒を防止する機能を有している。旋回制限具としての機能は可動ポールが併せ持っている必要はなく、可動ポールとは別にアウトリガー先端に固定して設けられていても良い。荷物の積み卸し作業終了時、アオリ1を閉めることにより、アウトリガー装置9の収納を確実に行うことが出来、さらにはブーム7が車外に旋回することを防止できるからである。
以下に実施例を挙げ本考案をさらに詳しく説明するが、本考案はこれら実施例のみの限定されない。
(実施例1)
図1、図2のようにトラックの鳥居に支柱13と枠体14と脚15とからなる簡易型クレーンのベース部16が設置されている。支柱13に隣接して軸体4が設けられ、軸体4の上端にはブーム7が上下方向に回動可能に取り付けられている。ブーム7の略中間部と軸体の略中間部にはサポート17が架設されブーム7を任意の位置で支持できる構造となっている。支柱13には鉛直軸回り旋回可能にアウトリガー装置9が設けられている。アウトリガー装置9の先端には上下方向の位置を調整可能に可動ポール10が設けられている。
簡易型クレーンの使用時は、トラックの側面のアオリ1を開き、アウトリガー装置9をその先端が最もトラックとの距離が大きくとれる位置に旋回して広げ、アウトリガー装置9の先端に取り付けられた可動ポール10をその下端が接地するまで下げ固定した。
簡易型クレーンの収納時は、サポート17の長さ又は取付位置を変えることによりブーム7を下げ、ブーム7がトラックの荷台上となる任意の位置にて軸体固定ピン8を差し固定した。次に可動ポール10の下端が荷台の高さ以上になる位置で固定し、次にアウトリガー装置9をトラックの後方に向け収納する。その後アオリ1を閉める。このとき、可動ポール10の上端は、サポート17の位置よりも高くなり、軸体固定ピン8を差し忘れたとしてもブーム7はアウトリガー装置9よりも外側に旋回することは出来ない。また、アオリ1が閉められているため、アウトリガー装置9はトラックの荷台から外に出ることはない。すなわち、これらの作用によりアオリ1が閉められている限りブームがトラック荷台上から外に出ることはなく、ブーム7がトラックの外側に出ることを防止する安全装置を提供することが出来る。
1 アオリ
2 旋回制限具
4 軸体
7 ブーム
8 軸体固定ピン
9 アウトリガー装置
10 可動ポール
13 支柱
14 枠体
15 脚
16 ベース部
17 サポート

Claims (3)

  1. 簡易型クレーンの軸体に、隣接あるいは外嵌して設けられ、鉛直軸回りに旋回可能なアウトリガー装置と、前記アウトリガー装置先端に上下位置調整可能に取り付けられた可動ポールとからなることを特徴とする簡易型クレーンの安全装置。
  2. 前記に記載の可動ポールは、前記アウトリガー装置の収納時に前記可動ポールの上端部が前記簡易型クレーンのブームあるいはサポートの高さ以上に到達し、前記軸体の旋回可能な範囲を制限する機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の簡易型クレーンの安全装置。
  3. 前記に記載の簡易型クレーンの安全装置は、トラックの荷台内に設置される簡易型クレーン用であることを特徴とする請求項1〜2に記載の簡易型クレーンの安全装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113060658A (zh) * 2021-04-01 2021-07-02 杨晓凡 建筑塔吊用的附墙连接系统

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