JP3159525U - 折り畳み式器具 - Google Patents

折り畳み式器具 Download PDF

Info

Publication number
JP3159525U
JP3159525U JP2010000306U JP2010000306U JP3159525U JP 3159525 U JP3159525 U JP 3159525U JP 2010000306 U JP2010000306 U JP 2010000306U JP 2010000306 U JP2010000306 U JP 2010000306U JP 3159525 U JP3159525 U JP 3159525U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
backrest
fitting
movable
bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2010000306U
Other languages
English (en)
Inventor
英義 武田
英義 武田
Original Assignee
株式会社アビーロード
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アビーロード filed Critical 株式会社アビーロード
Priority to JP2010000306U priority Critical patent/JP3159525U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3159525U publication Critical patent/JP3159525U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Abstract

【課題】可動部を繰り返し動かしてもボルトが緩まず、可動部を姿勢保持手段によってしっかり保持することが可能な折り畳み式器具を提供する。【解決手段】安全サークル(可動部)6が背もたれ部(本体部)3に対して枢支手段14により折り畳み可能に枢支されると共に姿勢保持手段15により折り畳み状態及び使用状態で保持され、枢支手段14は、安全サークル6側の枢支孔17を貫通して背もたれ部3に螺合されるボルト18と、このボルト18の軸部18aに套嵌されて枢支孔17に挿通されるカラー19とを備え、姿勢保持手段15として、カラー19に套嵌されて安全サークル6を背もたれ部3側に押圧するコイルバネ32を備えた子供用椅子(折り畳み式器具)において、カラー19の外端部側にコイルバネ32の外端部が当接する鍔部30を設け、カラー19の背もたれ部3に対する軸廻りの回転を阻止する回転阻止手段24を設けたものである。【選択図】図4

Description

本考案は、公共施設の洗面所等の壁面に設置される子供用椅子などの折り畳み式器具に関するものである。
可動部を本体部に対して折り畳み可能とし、不使用時には可動部をコンパクトに折り畳むことで狭いスペースを効率的に使用できるようにした折り畳み式器具としては、例えば特許文献1に記載されているような子供用椅子がある。この子供用椅子は、例えば公共施設の洗面所等に設置され、子供を連れた人が身繕い等をする間だけ一時的に子供を座らせておくためのもので、壁面等に固定される背もたれ部と、この背もたれ部の下側に折り畳み自在に連結される座部と、この座部の前側に折り畳み自在に連結されるストッパー部と、後端側が背もたれ部に、前端側がストッパー部に夫々枢支される左右一対の安全サークルとを備え、座部と安全サークルとが前方に突出する使用状態と起立する折り畳み状態との間で姿勢変更自在に構成されている。
またこの子供用椅子では、安全サークルの後端部に枢支孔が形成され、ボルトの軸部に套嵌されたカラー(筒状体)をその枢支孔に挿通させ、そのボルトを背もたれ部に埋め込まれたナットに螺合することにより、安全サークルが背もたれ部に対して枢支されているが、この安全サークルと背もたれ部との枢支部に姿勢保持手段を設けることにより、折り畳み状態と使用状態とでそれぞれの姿勢が保持されるようになっている。
即ち、その姿勢保持手段は、背もたれ部の安全サークルに対する摺接面上に設けられた保持凹部と、安全サークルの背もたれ部に対する摺接面上に設けられ且つ使用状態及び折り畳み状態のときに夫々背もたれ部側の保持凹部に嵌脱自在に嵌合する保持凸部と、ボルトの頭部と安全サークルにおける枢支孔の外側の面との間でカラーに套嵌されるコイルバネとを備え、このコイルバネによって安全サークルが背もたれ部側に押圧されることによって保持凹部に対する保持凸部の嵌合状態が保持され、安全サークル等の姿勢が折り畳み状態又は使用状態で保持されるようになっている。
特開2003−159162号公報
特許文献1に記載の子供用椅子では、コイルバネの一端側がボルトの頭部に、他端側が安全サークルにおける枢支孔の外側の面に夫々当接しており、またカラーも単にボルトの軸部に套嵌されているだけである。従って、コイルバネやカラーが安全サークルとの間の摩擦力によって安全サークルと共にボルトの軸廻りに回動する可能性があり、それらコイルバネやカラーを介してボルトに軸廻りの回転力が作用することにより、安全サークルを折り畳み状態と使用状態との間で繰り返し回動させるうちに徐々にボルトが緩んでしまう虞があった。ボルトが緩むと、コイルバネによる押圧力が低下するため、保持凹部に対する保持凸部の嵌合が弱くなって例えば折り畳み状態でしっかりと姿勢を保持することができなくなり、安全サークルや座部の自重、外部から伝わる振動等によって自然に使用状態側に開いてしまう場合がある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、可動部を繰り返し動かしてもボルトが緩むことがなく、可動部を姿勢保持手段によって所定の姿勢でしっかり保持することが可能な折り畳み式器具を提供することにある。
本考案は、本体部3と、該本体部3に対して折り畳み可能な可動部6と、該可動部6を前記本体部3に枢支する枢支手段14と、前記可動部6を前記本体部3に対して折り畳み状態を含む所定の姿勢で保持する姿勢保持手段15とを備え、前記枢支手段14は、前記可動部6に形成された枢支孔17を貫通して前記本体部3に螺合されるボルト18と、該ボルト18の軸部18aに套嵌されて前記枢支孔17に挿通される筒状体19とを備え、前記姿勢保持手段15として、前記筒状体19に套嵌されて前記可動部6を前記本体部3側に押圧するコイルバネ32を備えた折り畳み式器具において、前記筒状体19の外端部側に前記コイルバネ32の外端部が当接する鍔部30を設けると共に、前記筒状体19の前記本体部3に対する軸廻りの回転を阻止する回転阻止手段24を備えたものである。
本考案によれば、回転阻止手段24によって筒状体19の本体部3に対する軸周りの回転が阻止されるため、可動部6の回転動作に伴って筒状体19が回転することはなく、従ってこの筒状体19を介して可動部6の回転動作がボルト18側に伝わることはない。また、コイルバネ32はその外端側が筒状体19の鍔部30に当接し、ボルト18には当接しないため、このコイルバネ32が可動部6と共に回転したとしてもその回転動作がボルト18に伝わることはない。
即ち、本考案の折り畳み式器具では、可動部6の回転動作が筒状体19やコイルバネ32を介してボルト18に伝達されることがないため、可動部6の姿勢変化を繰り返しても、それによってボルト18が緩むことがなく、従ってコイルバネ32による押圧力も低下せず、可動部6を姿勢保持手段15によって常に折り畳み状態を含む所定の姿勢でしっかり保持することが可能である。
本考案の一実施形態を示す子供用椅子の正面図である。 同じく子供用椅子の側面図である。 同じく背もたれ部と安全サークルとの連結部の分解斜視図である。 同じく背もたれ部と安全サークルとの連結部の平面断面図である。 同じく背もたれ部と安全サークルとの連結部における背もたれ部側の側面図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図5は本考案を子供用椅子に採用した一実施形態を例示している。本実施形態に係る子供用椅子1は、図1及び図2に示すように、公共施設の洗面所等の壁面に固定される固定フレーム部2と、この固定フレーム部2の上部に固定される背もたれ部(本体部)3と、この背もたれ部3の下部前側に折り畳み自在に連結される座部4と、この座部4の前側に折り畳み自在に連結されるストッパー部5と、後端側が背もたれ部3に、前端側がストッパー部5に夫々枢支される安全サークル(可動部)6とを備え、座部4及び安全サークル6が前方に突出すると共にストッパー部5がそれらの前側で起立する使用状態(図2に実線で示す)と、座部4、ストッパー部5及び安全サークル6が背もたれ部3の前側に沿って起立する折り畳み状態(図2に二点鎖線で示す)との間で姿勢変更自在に構成されている。
固定フレーム部2は、背もたれ部3等を壁面に支持するためのもので、例えば金属製の補強フレーム2a(図1)とその補強フレーム2aを前側から覆う合成樹脂製のフレームカバー2bとで縦長状に形成されており、例えばその上部側が、壁面に固定された取付具(図示省略)に対してボルト7等により着脱自在に固定され、また下端部が、床面に埋め込まれたアンカーナット(図示省略)に対してボルト8等により着脱自在に固定されている。
背もたれ部3、座部4及びストッパー部5は、合成樹脂により夫々中空状に成型されると共に、背もたれ部3の下端側と座部4の後端側とを屈曲自在に連結する第1連結部9と、座部4の前端側とストッパー部5の下端側とを屈曲自在に連結する第2連結部10とを介して一体に成型されている。
背もたれ部3は、固定フレーム部2の上端部を覆うようにその前側に着脱自在に固定されており、例えば正面視で縦長の略楕円状に形成されると共に、その左右方向幅が下部側から上部側にかけてその略中央の段部3aにおいて不連続的に絞られている。そして、それら左右の段部3aの上側に安全サークル6の後端側が夫々横軸廻りに回転可能な状態で連結されており、図2に二点鎖線で示す折り畳み状態のときに安全サークル6が背もたれ部3の上部側の外縁部に前側から嵌合するようになっている。
座部4は、例えば平面視で略円形状に形成されると共に、その上面側には緩やかな凹みが形成されており、第1連結部9を介して背もたれ部3の下部前側に横軸廻りに屈曲自在に連結されている。そして座部4には、図2に示すように、その後端側に第1連結部9の下側近傍を経て後方に突出する突出板11が固定されており、その突出板11の後端側が、第1連結部9から後方に離れた位置に設けられた固定フレーム部2側の受け部12に下側から当接することにより、略水平な使用状態で保持されるようになっている。
ストッパー部5は、子供が股間に挟んで落下を防止するためのもので、正面視で略縦長楕円状に形成されると共に、側面視で若干前側に湾曲しており、下端側が第2連結部10を介して座部4の前端側に横軸廻りに屈曲自在に連結され、上端側の左右に安全サークル6の前端側が横軸廻りに回動自在に連結されている。
安全サークル6は、座部4上の子供の胴を左右両側から取り囲んで脱落を防止するためのもので、前後方向の細長状に形成されると共にその前端側がストッパー部5側へと内側に円弧状に湾曲する左右一対のアーム6aにより構成されており、合成樹脂により中空状に成型されている。この安全サークル6は、左右のアーム部6aの前端側が左右方向のボルト13等を介してストッパー部5の左右両側に夫々回動自在に連結され、また後端側が背もたれ部3の左右の側面に左右方向の枢支手段14及び姿勢保持手段15を介して夫々回動自在に連結されている。
枢支手段14は、安全サークル6の後端側を背もたれ部3に枢支するもので、図3〜図5に示すように、背もたれ部3の左右の側面に埋め込まれたナット16と、安全サークル6の後端側に設けられた枢支孔17を貫通してナット16に螺合されるボルト18と、このボルト18の軸部18aに套嵌されて枢支孔17に挿通されるカラー(筒状体)19とで構成されている。
ナット16は、その軸方向両端側に夫々半径方向に張り出す第1鍔部20と第2鍔部21とを一体に備えている。第1鍔部20と第2鍔部21とは、例えば共に軸方向視正方形に形成されており、ナット16は、第1鍔部20側の端面20aが背もたれ部3の側面の第1摺接面22と略面一となるように、インサート成形により背もたれ部3内に埋め込まれている。第1摺接面22は例えば円形の平坦面で、背もたれ部3における段部3aの上側の側面3b上に設けられ、例えばその周囲の面よりも左右方向外側に若干突出しており、ナット16は、その中心軸が第1摺接面22の中心と一致するように配置されている。なお、第2鍔部21は省略してもよい。
また、ナット16の第1鍔部20側の端面20a上には、ねじ孔16aの外側に軸方向に凹入する嵌合穴(被嵌合部)23が複数形成されている。それら複数の嵌合穴23は、カラー19の背もたれ部3に対する軸廻りの回転を阻止する回転阻止手段24を構成するもので、例えば第1鍔部20を貫通しない所定深さに形成され、周方向に等角度間隔で配置されている。本実施形態では、第1鍔部20の4つの角部に対応して4つの嵌合穴23が設けられているものとする。
安全サークル6の後端側には、左右方向の貫通孔25が形成され、その貫通孔25の内端側、即ち背もたれ部3側端部には、その内周側に突出する一定幅の突出壁26が一体に設けられており、その突出壁26の内側が枢支孔17、突出壁26よりも外側が大径部27となっている。ボルト18は、大径部27側から枢支孔17に挿通され、ナット16のねじ孔16aに螺合されると共にその頭部18bが大径部27内に収容されるようになっている。なお、ボルト18を締め付けて安全サークル6を背もたれ部3に連結した後、ボルト18の頭部18bには化粧キャップ18c(図4)を装着してもよい。
カラー19は、ボルト18の軸部18aが挿通可能な挿通孔28を有する略円筒状の筒状部29と、その筒状部29の後端側に設けられた鍔部30と、筒状部29の先端側の端面に設けられ且つナット16側の嵌合穴23に対応する複数の嵌合突起(嵌合部)31とを一体に備えている。
筒状部29は、少なくともその先端側の外径が枢支孔17の内径よりも若干小さく形成されている。また、後端側の鍔部30は、例えば周方向一定幅で半径方向に張り出しており、その外径は大径部27の内径よりも若干小さくなっている。嵌合突起31は、ナット16側の嵌合穴23と共に回転阻止手段24を構成するもので、ナット16側の嵌合穴23に対応して、挿通孔28の外側に等角度間隔で複数(ここでは4つ)設けられている。
このカラー19は、その先端側が枢支孔17に挿通され、後端側の鍔部30が大径部27内に収容された状態で挿通孔28にボルト18が挿通され、そのボルト18の頭部18bが後端側の端面に当接することにより枢支孔17内に保持される。このとき、カラー19の先端側の嵌合突起31がナット16側の嵌合穴23に嵌合するため、カラー19はナット16に対して軸周りの回転が阻止された状態となる。
姿勢保持手段15は、カラー19の筒状部29に套嵌されるコイルバネ32と、背もたれ部3側の第1摺接面22上に設けられた保持凹部33と、第1摺接面22に摺接する安全サークル6側の第2摺接面34上に設けられた保持凸部35とで構成されている。
コイルバネ32は、安全サークル6側の第2摺接面34を背もたれ部3側の第1摺接面22側に押圧するもので、カラー19の筒状部29に套嵌されており、その一端側がカラー19の鍔部30の軸方向内面側に、他端側が突出壁26の軸方向外面側に夫々当接してそれらの間で圧縮された状態で貫通孔25の大径部27内に収容されている。
保持凸部35は、第2摺接面34から例えば略半球状に突出しており、枢支孔17の外側の同一周上に1又は複数、例えば図3に示すように枢支孔17を挟んで2つ設けられている。保持凹部33は、保持凸部35が嵌合可能な形状に形成されており、図5に示すように、安全サークル6が使用状態(図5に二点鎖線で示す)のときの保持凸部35の位置に対応して設けられた使用状態保持凹部33aと、安全サークル6が折り畳み状態(図5に一点鎖線で示す)のときの保持凸部35の位置に対応して設けられた折り畳み状態保持凹部33bとを備えている。
以上のような本実施形態の子供用椅子1では、使用状態及び折り畳み状態のときには、安全サークル6側の保持凸部35が背もたれ部3側の使用状態保持凹部33a、折り畳み状態保持凹部33bに夫々嵌合すると共に、コイルバネ32が保持凸部35を保持凹部33a,33b側に押圧することによってその嵌合状態が保持されるため、安全サークル6に一定以上の回転力が加わらない限りその姿勢で保持される。
一方、使用状態又は折り畳み状態のときに安全サークル6に一定以上の回転力が加えられると、コイルバネ32の押圧力に抗して保持凸部35が使用状態保持凹部33a又は折り畳み状態保持凹部33bから外れ、その保持凸部35が平坦な第1摺接面22に摺接した状態となる。従って、使用状態又は折り畳み状態のときに、安全サークル6等に対して折り畳み状態側又は使用状態側にある程度強い力を加えて係合を解除してやれば、あとは折り畳み状態又は使用状態となるまで比較的弱い力でスムーズに姿勢を変化させることができる。
ところで、従来の子供用椅子では、安全サークルの回転動作がカラーやコイルバネを介してボルトに伝達される構造となっていたため、使用状態と折り畳み状態との間で姿勢変化を繰り返すと、ボルトが徐々に緩んでコイルバネによる押圧力が低下し、保持凹部に対する保持凸部の嵌合が弱くなって例えば折り畳み状態でしっかりと姿勢を保持することができなくなり、安全サークル、座部、ストッパー部等の自重、外部から伝わる振動等によって自然に使用状態側に開いてしまう場合があった。
これに対し、本実施形態の子供用椅子1では、上述したようにカラー19の嵌合突起31がナット16側の嵌合穴23に嵌合しているため、安全サークル6の回転動作に伴ってカラー19が回転することはなく、従ってこのカラー19を介して安全サークル6の回転動作がボルト18側に伝わることはない。また、コイルバネ32はその一端側が安全サークル6の突出壁26に当接しているが、他端側はカラー19の鍔部30に当接しており、ボルト18の頭部18bには当接していないため、このコイルバネ32が安全サークル6と共に回転したとしてもその回転動作がボルト18に伝わることはない。
即ち、本実施形態の子供用椅子1では、安全サークル6の回転動作がカラー19やコイルバネ32を介してボルト18に伝達されることがないため、使用状態と折り畳み状態との間で姿勢変化を繰り返しても、それによってボルト18が緩むことがなく、従ってコイルバネ32による押圧力も低下せず、使用状態及び折り畳み状態の姿勢を常にしっかり保持することが可能である。
以上、本考案の実施形態について詳述したが、本考案はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施形態では、姿勢保持手段15により、安全サークル(可動部)6を背もたれ部(本体部)3に対して折り畳み状態と使用状態の2つの姿勢で保持するように構成したが、姿勢保持手段15は少なくとも折り畳み状態で保持可能であればよい。即ち、姿勢保持手段15は、安全サークル(可動部)6を背もたれ部(本体部)3に対して折り畳み状態のみで保持可能に構成してもよいし、折り畳み状態と使用状態以外にそれらの中間状態でも保持可能に構成してもよい。
また、姿勢保持手段15は、安全サークル(可動部)6を背もたれ部(本体部)3側に押圧するコイルバネ32を備えた構成であればよく、例えばコイルバネ32の押圧力によって生じる安全サークル(可動部)6と背もたれ部(本体部)3との間の摩擦により、折り畳み状態と使用状態との間の任意の姿勢で保持可能に構成してもよい。
回転阻止手段24は、カラー(筒状体)19の背もたれ部(本体部)3に対する軸廻りの回転を阻止できるものであればよく、例えば背もたれ部(本体部)3側に凸状の嵌合部31を、安全サークル(可動部)6側に凹状の被嵌合部23を設けてもよいし、背もたれ部(本体部)3側に凸状の嵌合部31と凹状の被嵌合部23とを、安全サークル(可動部)6側にそれらに対応する凹状の被嵌合部23と凸状の嵌合部31とを夫々設けてもよい。また、背もたれ部(本体部)3側の嵌合部31又は被嵌合部23は、ナット16上ではなく例えばその周囲の第1摺接面22上等に設けてもよい。
実施形態では、本体部と可動部として夫々背もたれ部3と安全サークル6とを採用した例を示したが、例えばその他の2つの部材、例えばストッパー部5と安全サークル6とを本体部と可動部とすることも可能である。
また、実施形態では本考案の折り畳み式器具を子供用椅子に適用した例を示したが、例えば子供用椅子と同様に公共施設の洗面所等の壁面に設置されるおむつ交換用ベッドなど、各種の折り畳み式器具についても同様に適用可能であることは言うまでもない。
1 子供用椅子
3 背もたれ部(本体部)
4 座部
5 ストッパー部
6 安全サークル(可動部)
14 枢支手段
15 姿勢保持手段
16 ナット
17 枢支孔
18 ボルト
18a 軸部
19 カラー(筒状体)
22 第1摺接面
23 嵌合穴(被嵌合部)
24 回転阻止手段
30 鍔部
31 嵌合突起(嵌合部)
32 コイルバネ
33 保持凹部(凹部)
34 第2摺接面
35 保持凸部(凸部)

Claims (5)

  1. 本体部(3)と、該本体部(3)に対して折り畳み可能な可動部(6)と、該可動部(6)を前記本体部(3)に枢支する枢支手段(14)と、前記可動部(6)を前記本体部(3)に対して折り畳み状態を含む所定の姿勢で保持する姿勢保持手段(15)とを備え、前記枢支手段(14)は、前記可動部(6)に形成された枢支孔(17)を貫通して前記本体部(3)に螺合されるボルト(18)と、該ボルト(18)の軸部(18a)に套嵌されて前記枢支孔(17)に挿通される筒状体(19)とを備え、前記姿勢保持手段(15)として、前記筒状体(19)に套嵌されて前記可動部(6)を前記本体部(3)側に押圧するコイルバネ(32)を備えた折り畳み式器具において、前記筒状体(19)の外端部側に前記コイルバネ(32)の外端部が当接する鍔部(30)を設けると共に、前記筒状体(19)の前記本体部(3)に対する軸廻りの回転を阻止する回転阻止手段(24)を備えたことを特徴とする折り畳み式器具。
  2. 前記回転阻止手段(24)を、前記筒状体(19)又は前記本体部(3)に設けられた凸状の嵌合部(31)と、前記本体部(3)又は前記筒状体(19)に設けられ且つ前記嵌合部(31)が嵌合する凹状の被嵌合部(23)とで構成したことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式器具。
  3. 前記本体部(3)には前記ボルト(18)に対応するナット(16)が固定されており、前記ナット(16)に前記本体部(3)側の前記被嵌合部(23)又は嵌合部(31)を設けたことを特徴とする請求項2に記載の折り畳み式器具。
  4. 前記姿勢保持手段(15)は、前記本体部(3)の前記可動部(6)に対する第1摺接面(22)上に設けられた凹部(33)又は凸部(35)と、前記可動部(6)の前記本体部(3)に対する第2摺接面(34)上に設けられた凸部(35)又は凹部(33)とを備え、少なくとも前記折り畳み状態において前記凸部(35)が前記凹部(33)に嵌合し、前記コイルバネ(32)の押圧力によってその嵌合状態が保持されるように構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の折り畳み式器具。
  5. 前記折り畳み式器具は、前記本体部(3)を構成する背もたれ部(3)が壁面等に固定されると共に、前記背もたれ部(3)の下部前側に連結された座部(4)と、その座部(4)の前側に連結されたストッパー部(5)と、前記可動部(6)を構成し且つ前記ストッパー部(5)と前記背もたれ部(3)とをそれらの左右両側で互いに連結する安全サークル(6)とを前記背もたれ部(3)に対して折り畳み可能に設けた子供用椅子(1)であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の折り畳み式器具。
JP2010000306U 2010-01-20 2010-01-20 折り畳み式器具 Expired - Lifetime JP3159525U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010000306U JP3159525U (ja) 2010-01-20 2010-01-20 折り畳み式器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010000306U JP3159525U (ja) 2010-01-20 2010-01-20 折り畳み式器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3159525U true JP3159525U (ja) 2010-05-27

Family

ID=54862788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010000306U Expired - Lifetime JP3159525U (ja) 2010-01-20 2010-01-20 折り畳み式器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3159525U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR200390006Y1 (ko) 겨드랑이 받침용 의자
JP5709111B2 (ja) 義足における上側義足部と下側義足部との連結構造
GB2469578A (en) Infant carrier apparatus with canopy accessory
JP3159525U (ja) 折り畳み式器具
KR101543553B1 (ko) 회전력 조절이 용이한 절첩식 의자 일체형 테이블
KR101145803B1 (ko) 의자용 팔걸이 및 이를 구비한 의자
KR100829180B1 (ko) 허리운동이 가능한 의자
JP2016164040A (ja) キャスタ、及び移動用自助具
JP2019025318A (ja) 車椅子、及び該車椅子に用いられるフットレスト装置
KR101004755B1 (ko) 접이식 의자
KR101461809B1 (ko) 회동지지부가 형성된 등받이 프레임이 구비된 의자
JP2008540200A (ja) 家具類を移動させる自己操向キャスタ
KR100545799B1 (ko) 배받이 겸용 등받이 의자
JP3120306U (ja) 後頭部支持補助具
KR200342421Y1 (ko) 의자용 헤드레스트의 각도조절장치
KR200410390Y1 (ko) 회전거울 지지구
KR200383047Y1 (ko) 헤드레스트를 가지는 의자
KR200425075Y1 (ko) 자동고정되는 의자용 바퀴
JPH0716462B2 (ja) ア−ムレストの姿勢維持装置
JP2000037567A (ja) 関節可動人形に於ける肩部の構造
JP2015039633A (ja) ヘッドレスト装置
KR200275786Y1 (ko) 의자용 머리받침
JP2015000320A (ja) 車いすの背折れ機構
KR200192040Y1 (ko) 유아용 보행기
KR200263392Y1 (ko) 유아용 보조 좌변기

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3159525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term