JP3159126U - 分別廃棄用ヒンジキャップ - Google Patents

分別廃棄用ヒンジキャップ Download PDF

Info

Publication number
JP3159126U
JP3159126U JP2009008707U JP2009008707U JP3159126U JP 3159126 U JP3159126 U JP 3159126U JP 2009008707 U JP2009008707 U JP 2009008707U JP 2009008707 U JP2009008707 U JP 2009008707U JP 3159126 U JP3159126 U JP 3159126U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weakening line
fitting cylinder
line
lateral
longitudinal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2009008707U
Other languages
English (en)
Inventor
小平 孝一郎
孝一郎 小平
Original Assignee
株式会社トーヨー工芸工業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社トーヨー工芸工業 filed Critical 株式会社トーヨー工芸工業
Priority to JP2009008707U priority Critical patent/JP3159126U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3159126U publication Critical patent/JP3159126U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】特に内容物を高温で充填する特殊な場合であっても打栓後の密封性能を保持することが可能になり、廃棄時には簡単な操作でキャップを容易に取り外すことができる分別廃棄用ヒンジキャップを提供する。【解決手段】縦弱化ライン11のヒンジを介した反対位置に、嵌合筒本体10の上端部分を縦方向に切り離す補助縦弱化ライン11Aを設ける。縦弱化ライン11の上端部から補助縦弱化ライン11Aの上端部にかけて、ヒンジ20の横方向に沿った横弱化ライン13を設ける。縦弱化ライン11を介して横弱化ライン13の反対方向に延長される補助横弱化ライン14を設ける。横弱化ライン13の先端部は、嵌合筒本体10の中心位置から仮想線Sに対し41度の位置まで形成する。補助横弱化ライン14の先端部は、嵌合筒本体10の中心位置から仮想線Sに対し46度の位置まで形成する。【選択図】図1

Description

本考案は、使用後のヒンジキャップを容器から容易に取外すことができる分別廃棄用ヒンジキャップに係り、特に高温の充填物を充填した後に密封力を維持することができ、廃棄時に簡単に取外すことができる分別廃棄用ヒンジキャップに関する。
分別回収の為に、使用後の容器から取外し可能に設けられた合成樹脂製のヒンジキャップが特許文献1乃至3に記載されている。
特許文献1に記載されたヒンジキャップの容器嵌合部分は、スカート切り裂き用スコアを有する外側壁と、容器首部との係合部を有する内側壁とから成る二重壁構造を成したものである。このヒンジキャップを容器から取外すには、上蓋を把持し、これを外方或いは更に下方に引っ張ることにより、スコアと称する弱化ラインを剪断する。続いて、上蓋を把持して外方に引っ張ることにより、キャップの円周方向に沿ったブリッジを破断してキャップを取り外すものである。
特許文献2のヒンジキャップも前記特許文献1と同様に、上蓋を把持して外方に引っ張ることにより、薄肉状のスカート切り裂き用スコアを剪断するものである。特に、このスカート切り裂き用スコアは、嵌合外筒の外周面に下端部を残して形成されている。このように、下端部を残してスカート切り裂き用スコアを形成することで、キャップ打込みの際に、スカート切り裂き用スコアが切れてしまうことを防止したものである。
特許文献3に記載のヒンジキャップは、当出願人が先に提案したもので、容器の嵌合部分を二重構造にすることなく、打栓時における不測の破断を防止すると共に、非力な者でも簡単な操作でキャップを容易に取り外すことができるようにした分別廃棄用ヒンジキャップである。すなわち、嵌合筒本体の上端から縦方向に切り離す縦弱化ラインと、該縦弱化ラインの上端部からヒンジの横方向に沿った横弱化ラインを設けると共に、縦弱化ラインを介して横弱化ラインの反対方向に延長する補助横弱化ラインを設けたヒンジキャップである。
特開2001−270542号公報 特開2002− 19811号公報 特開2006− 21792号公報
特許文献1及び特許文献2に記載されたヒンジキャップは、いずれも打栓時に弱化部が破断しないようにする為、キャップの容器嵌合部分を二重壁にする構造を採用している。ところが、キャップの容器嵌合部分を二重壁構造にすると、金型設計が複雑になるばかりでなく、この金型における二重壁の間隙を形成する部分の破損が生じ易いので、金型のメンテナンスにも多くの手間を生じる不都合があった。更に、二重壁構造にしたことによるキャップ打栓後の不都合も生じる虞がある。
例えば、特許文献1の容器嵌合部分はスカートと称しており、外外壁と内外壁との二重壁構造になっている。このような二重壁構造では、仮に、充填物を高温で充填するような所謂、HOT充填がおこなわれた場合に、二重壁の隙間から蓋体内部に冷却水が浸入する虞があった。すなわち、このHOT充填では、高温の充填物を冷却する為に、容器の外側に冷却水をかける工程がある。ところが、キャップの容器嵌合部分を二重壁構造にすると二重壁構造の各隙間から蓋体内部に冷却水が浸入する虞や、冷却水と共に不純物が残留した場合は、二重壁の隙間内部でカビが発生する虞もあった。
特許文献2の容器嵌合部分は嵌合内外筒と称するもので、嵌合内筒と嵌合外筒との二重壁構造になっている。このような二重壁構造は、特に、金型設計が複雑になるばかりでなく、二重壁の隙間を形成する金型の破損が生じ易いので、金型のメンテナンスにも多くの手間を生じる不都合があった。しかも、特許文献2では、液ダレを防止するために、敢えて二重壁の隙間に抽出物を溜める構造になっているため、二重壁の隙間内部でカビ等が発生する虞があるなど衛生上の課題は極めて重大である。
一方、特許文献3の容器嵌合部分は、縦弱化ラインと、横弱化ラインと、補助横弱化ラインとの3種類からなる弱化ラインの種類に加え、各弱化ラインを形成する位置を調整することで、前述の如き二重壁構造に形成しなくても打栓時における弱化ラインの破断を防止すると共に、廃棄時に非力な者でも簡単な操作でキャップを容易に取り外すことが可能になったものである。
すなわち、特許文献3では、縦弱化ラインの位置を、嵌合筒本体の中心位置からヒンジの長手中央部を通る仮想線に対し、嵌合筒本体の中心位置から40度の位置に形成したことで、二重壁構造に形成しなくても打栓時における弱化ラインの破断を防止することに成功した。しかも廃棄時には、非力な者であっても簡単な操作でキャップを取り外すことができる。
ところが、特許文献3における各弱化ラインの位置では、例えば95℃以上の高温で内容物を充填した後に、若干ではあるが密封力が低下する虞があることが判明した。すなわち、高温の内容物を充填する場合、嵌合筒本体の肉厚部分は、肉薄部分と比べて高温下で伸び難い箇所になる。そのため、高温の嵌合筒本体が冷却されると横弱化ラインや補助横弱化ラインが無い方向にずれてしまうので、インナーリングの密封力が低下する可能性があることが分かった。この結果、例えば内容物を95℃以上で充填するような特殊な場合に対応すべく、各弱化ラインの位置を更に工夫する必要が生じたものである。
そこで本考案は上述の課題を解消すべく案出されたもので、特に内容物を高温で充填する特殊な場合であっても打栓後の密封性能を保持することが可能になり、廃棄時には簡単な操作でキャップを容易に取り外すことができる分別廃棄用ヒンジキャップの提供を目的とするものである。
本考案の第1の手段は、容器Pの口部内に挿入せしめるインナーリング16が形成され、該インナーリング16の内側にスコア17が形成されると共に、スコア17破断用のタブ18が設けられ、容器P首部P1の外側面に嵌合して容器Pを密封する嵌合筒本体10と、該嵌合筒本体10にヒンジ20を介して揺動自在に連結された上蓋30とが形成され、嵌合筒本体10に切離し用の弱化ラインを設けたヒンジキャップにおいて、
ヒンジ20の左右両端いずれか一方に近接し、嵌合筒本体10の上端から下端部近傍にかけて縦方向に切り離す縦弱化ライン11を設けると共に、該縦弱化ライン11の下端部に嵌合筒本体10と同じ厚みの切離し防止部12を設け、
縦弱化ライン11の上端部からヒンジ20の横方向に沿った横弱化ライン13を設けると共に、縦弱化ライン11を介して横弱化ライン13の反対方向に延長される補助横弱化ライン14を設け、
前記縦弱化ライン11の位置は、嵌合筒本体10の中心位置から前記ヒンジ20の長手中央部を通る仮想線Sに対し40度の位置に形成され、
前記横弱化ライン13の先端部は、嵌合筒本体10の中心位置から該仮想線Sに対し約41度の位置まで形成され、
前記補助横弱化ライン14の先端部は、嵌合筒本体10の中心位置から該仮想線Sに対し約46度の位置まで形成され、
前記縦弱化ライン11のヒンジを介した反対位置で嵌合筒本体10の中心位置から該仮想線Sに対し40度の位置に、前記嵌合筒本体10の上端部分を縦方向に切り離す補助縦弱化ライン11Aを設けたことにある。
第2の手段において、前記横弱化ライン13の先端部は、嵌合筒本体10の中心位置から前記仮想線Sに対し41度プラスマイナス1度の位置まで形成され、前記補助横弱化ライン14の先端部は、嵌合筒本体10の中心位置から前記仮想線Sに対し46度プラスマイナス1度の位置まで形成されたことを課題解決するための手段とする。
本考案の請求項1により、前記縦弱化ライン11の位置は、前記ヒンジ20の長手中央部を通る仮想線Sに対し嵌合筒本体10の中心位置から40度までに形成され、前記横弱化ライン13の先端部は、嵌合筒本体10の中心位置から仮想線Sに対し約41度まで形成され、前記補助横弱化ライン14の先端部は、嵌合筒本体10の中心位置から仮想線Sに対し約46度まで形成されたことで、特に高温の内容物を充填する特殊な場合であっても、密封性能を保持することが可能になった。しかも、嵌合筒本体10打栓時に、容器の嵌合部分を二重構造にせずとも縦弱化ライン11や横弱化ライン13の破断を防止することができる。
また、横弱化ライン13の先端部は、嵌合筒本体10の中心位置から仮想線Sに対し約41度まで形成され、前記補助横弱化ライン14の先端部は、嵌合筒本体10の中心位置から仮想線Sに対し約46度まで形成されたことで、上蓋30を持って持ち上げると、まず横弱化ライン13が切れて、次に、縦弱化ライン11、補助縦弱化ライン11Aが切れる。更に、縦弱化ライン11が切り離された帯に指を掛けてキャップを外す際に、補助横弱化ライン14が連続して切り離されることになり、廃棄時には簡単な操作でキャップを取り外すことができる(図6参照)。
更に、ヒンジ20の左右両端いずれか一方に近接し、嵌合筒本体10の上端から下端部近傍にかけて縦方向に切り離す縦弱化ライン11を設けると共に、該縦弱化ライン11の下端部に嵌合筒本体10と同じ厚みの切離し防止部12を設けているので、キャップ打栓時において、特に縦弱化ライン11の破断を防止している。
しかも、縦弱化ライン11のヒンジを介した反対位置に、嵌合筒本体10の上端部分を縦方向に切り離す補助縦弱化ライン11Aを設けたことで、上蓋30を把持して縦弱化ライン11の上端から切り離す作業が極めて容易になる。
請求項2によると、切離し防止部12及び横弱化ライン13の位置をプラスマイナス1度の範囲で調整することで、より広範囲の内容物や充填温度に適応させることが可能になる。
本考案における蓋体の一実施例を示す要部平面図である。 本考案における蓋体の一実施例を示す縦断面図である。 本考案の上蓋を開いた状態を示す斜視図である。 本考案の縦弱化ラインと横弱化ラインとを切り離した状態を示す要部平面図である。 本考案において、縦弱化ラインと横弱化ラインとを切り離した状態を示す斜視図である。 本考案キャップを容器の首部から取り外した状態を示す斜視図である。
このように、本考案によると、特に内容物を高温で充填する特殊な場合であっても打栓後の密封性能を保持することが可能になり、廃棄時には簡単な操作でキャップを容易に取り外すことができるといった当初の目的を実現した。
本考案キャップは、容器Pの首部P1に打栓するヒンジキャップである。このキャップは、嵌合筒本体10、ヒンジ20、上蓋30を基本構成とし、該嵌合筒本体10にヒンジ20を介して上蓋30を揺動自在に連結している(図3参照)。
図示例の嵌合筒本体10には、インナーリング16が形成され、このインナーリング16を容器Pの口部内に挿入する(図2参照)。インナーリング16の内側にスコア17が形成されると共に、スコア17破断用のタブ18が設けられ、このタブ18を引っ張ることによりスコア17が破断される。またインナーリング16の上面側には、スコア17を取り囲むように内容液注出用の注出筒19が形成されている。また、図示の上蓋30は、天板31と天板31の周縁から垂下する側壁32とから成る。そして、天板31の内面から下方にシール用のリング状突起33が形成されている。上蓋30を閉じると、このリング状突起33が注出筒19の内面に密着する。
嵌合筒本体10は、首部P1の外側面に嵌合する部分で、首部P1の外側面に周設された凹状のアンダーカットP2に、嵌合筒本体10の内側面に周設した凸状の嵌合突起15を嵌合するものである(図2、図5参照)。この嵌合筒本体10に、切離し用の弱化ラインを設けている。弱化ラインは、縦弱化ライン11、横弱化ライン13、補助横弱化ライン14の三種類が設けられる(図3参照)。
縦弱化ライン11は、ヒンジ20の左右両端いずれか一方に近接し、嵌合筒本体10の上端から下端部近傍にかけて縦方向に切り離すように設けている(図1参照)。また、この縦弱化ライン11のヒンジを介した反対位置に、前記嵌合筒本体10の上端部分を縦方向に切り離す補助縦弱化ライン11Aを設けている。図示の縦弱化ライン11は、溝状を成し、嵌合筒本体10を向いたヒンジ20の左側に配置しており、右手で上蓋30を把持したときに、切り易い位置に設定している。一方、補助縦弱化ライン11Aは、縦弱化ライン11と同様に溝状を成し、嵌合筒本体10を向いたヒンジ20の左側に配置しているが、嵌合筒本体10の上部の一部のみを切り離すように設けている(図3参照)。これら縦弱ライン11及び補助縦弱化ライン11Aの設定位置は、前記仮想線Sに対し、嵌合筒本体10の中心位置から夫々40度の位置に形成することで、上蓋30を把持して切り離すのに最適な位置に設定されている。
すなわち、縦弱化ライン11と補助縦弱化ライン11Aとの位置を嵌合筒本体10の中心位置から夫々40度の位置より外側の位置に形成した場合、縦弱化ライン11を切るために多くの力が必要になり、縦弱化ライン11よりも先にヒンジ20が切れてしまう虞がある。一方、縦弱化ライン11と補助縦弱化ライン11Aとの位置が40度の位置より内側の位置に形成して両者の弱化ラインが接近すると、軽い力でも縦弱化ライン11を切ることができるので、この縦弱化ライン11に接近した補助縦弱化ライン11Aが縦弱化ライン11を切断する際の影響を受けて、共に下まで切れてしまい、その後の取り外し操作に支障が生じる虞がある。しかも、縦弱化ライン11と補助縦弱化ライン11Aとの位置が40度の位置より内側の位置に形成した場合、その分、横弱化ライン13や補助横弱化ライン14を長くする必要が生じる。そうすると、嵌合筒本体10の切れ目に指を掛けて持ち上げた際に、特に、補助横弱化ライン14が完全に切り離されなくなる虞がある。したがって、縦弱化ライン11と補助縦弱化ライン11Aとの形成位置は、前記仮想線Sに対し、嵌合筒本体10の中心位置から夫々40度の位置に形成することが重要である。
この縦弱化ライン11の下端部には、嵌合筒本体10と同じ厚みの切離し防止部12を設けている(図3参照)。この切離し防止部12は、本考案キャップを打栓する際に、不用意に縦弱化ライン11が破断しないようにするもので、縦弱化ライン11を嵌合筒本体10の下端部まで設けずに、下端部の一部を残すことで嵌合筒本体10と同じ厚みの切離し防止部12を設ける。このように、嵌合筒本体10と同じ厚みの切離し防止部12を設けるのみで、打栓時における縦弱化ライン11の破断を防止することができる。
横弱化ライン13及び補助横弱化ライン14は、縦弱化ライン11の上端部から嵌合筒本体10の上部周囲縁に沿って設けられる(図1参照)。横弱化ライン13は、前記縦弱化ライン11の上端からヒンジ20に沿って設けられる。上蓋30を把持して引き上げると、この横弱化ライン13が切り離される。一方、補助横弱化ライン14は、縦弱化ライン11を介して横弱化ライン13の反対方向へ延長して設けている。
この補助横弱化ライン14は、上蓋30を引き上げて横弱化ライン13が切り離された後に自然に切り離される位置になっている。すなわち、この補助横弱化ライン14が切断されると、前記横弱化ライン13とこの補助横弱化ライン14との切断部分合計が、ヒンジ20を中心としてより広い範囲で切断されることになる。この結果、容器PのアンダーカットP2に嵌合している嵌合筒本体10の嵌合突起15を大きく開放することができるので、より簡単に嵌合筒本体10を取り外すことが可能になる。図示例の横弱化ライン13及び補助横弱化ライン14は溝状に設けているが薄肉状や破線状に形成することも可能である。
これらの横弱化ライン13、補助横弱化ライン14は、更に、内容物を高温で充填する特殊な場合であっても、打栓後における密封性能を保持することが可能になるように設定されている。
特に高温の内容物を充填する場合、嵌合筒本体の肉厚部分は、肉薄部分と比べて高温下で伸び難い箇所になる。そのため、高温の嵌合筒本体が冷却されると横弱化ラインや補助横弱化ラインが無い方向にずれてしまうので、インナーリングの密封力が低下する可能性があることが分かった。そこで、数々の実験を繰り返した結果、横弱化ライン13の先端部を、嵌合筒本体10の中心位置から前記仮想線Sに対し41度の位置まで形成し、補助横弱化ライン14の先端部を、嵌合筒本体10の中心位置から前記仮想線Sに対し46度の位置まで形成することで、内容物を高温で充填する特殊な場合であっても、打栓後の密封性能を保持できることが究明されたものである。また、切離し防止部12及び横弱化ライン13の位置は、プラスマイナス1度の範囲で調整することが可能である。
本考案キャップを取り外す手順は、まず、上蓋30を把持して横弱化ライン13と縦弱化ライン11の上端部を切り離す(図5参照)。このとき、横弱化ライン13から縦弱化ライン11にかけて切り離されるに連れて、切離し防止部12も切り離される。そのまま上蓋30を外側、若しくはやや下方向に引くと、横弱化ライン13全体が切り離される。更に、縦弱化ライン11が切り離された嵌合筒本体10に指を掛けて上蓋30を持ち上げると、嵌合筒本体10が持ち上がるに連れて、補助横弱化ライン14が自然に切り離される(図6参照)。すると、嵌合筒本体10を取り外すのに十分な長さが切り離され、そのまま切り離された嵌合筒本体10に指を掛けて持ち上げるのみで、容器Pの首部P1からキャップが簡単に取り外されるものである。その後は極めて簡単に、容器Pの首部P1から嵌合筒本体10が外れるものである。したがって利用者の操作は、上蓋30を把持し、横弱化ライン13と縦弱化ライン11を切り離した後に、切り離された嵌合筒本体10を持ち上げるだけで良いものとなる。
本考案は、図示例に限定されるものではなく、縦弱化ライン11、横弱化ライン13、補助横弱化ライン14は、溝状、破線状、切込み線状など、切り取り易い形状から選択できるものとし、嵌合筒本体10、ヒンジ20、上蓋30の形状、寸法等の設計変更、材質の転換及び形態の変更など、現在知られている技術範囲で自由に変更することができるものである。
P 容器
P1 首部
P2 アンダーカット
S 仮想線
10 嵌合筒本体
11 縦弱化ライン
11A 補助縦弱化ライン
12 切離し防止部
13 横弱化ライン
14 補助横弱化ライン
15 嵌合突起
16 インナーリング
17 スコア
18 タブ
19 注出筒
20 ヒンジ
30 上蓋
31 天板
32 側壁
33 リング状突起

Claims (2)

  1. 容器の口部内に挿入せしめるインナーリングが形成され、該インナーリングの内側にスコアが形成されると共に、スコア破断用のタブが設けられ、容器首部の外側面に嵌合して容器を密封する嵌合筒本体と、該嵌合筒本体にヒンジを介して揺動自在に連結された上蓋とが形成され、嵌合筒本体に切離し用の弱化ラインを設けたヒンジキャップにおいて、
    ヒンジの左右両端いずれか一方に近接し、嵌合筒本体の上端から下端部近傍にかけて縦方向に切り離す縦弱化ラインを設けると共に、該縦弱化ラインの下端部に嵌合筒本体と同じ厚みの切離し防止部を設け、
    縦弱化ラインの上端部からヒンジの横方向に沿った横弱化ラインを設けると共に、縦弱化ラインを介して横弱化ラインの反対方向に延長される補助横弱化ラインを設け、
    前記縦弱化ラインの位置は、嵌合筒本体の中心位置から前記ヒンジの長手中央部を通る仮想線に対し40度の位置に形成され、
    前記横弱化ラインの先端部は、嵌合筒本体の中心位置から該仮想線に対し約41度の位置まで形成され、
    前記補助横弱化ラインの先端部は、嵌合筒本体の中心位置から該仮想線に対し約度の位置まで形成され、
    前記縦弱化ラインのヒンジを介した反対位置で嵌合筒本体の中心位置から該仮想線に対し度の位置に、前記嵌合筒本体の上端部分を縦方向に切り離す補助縦弱化ラインを設けたことを特徴とする分別廃棄用ヒンジキャップ。
  2. 前記横弱化ラインの先端部は、嵌合筒本体の中心位置から前記仮想線に対し度プラスマイナス1度の位置まで形成され、
    前記補助横弱化ラインの先端部は、嵌合筒本体の中心位置から前記仮想線に対し46度プラスマイナス1度の位置まで形成された請求項1記載の分別廃棄用ヒンジキャップ。
JP2009008707U 2009-12-08 2009-12-08 分別廃棄用ヒンジキャップ Expired - Lifetime JP3159126U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009008707U JP3159126U (ja) 2009-12-08 2009-12-08 分別廃棄用ヒンジキャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009008707U JP3159126U (ja) 2009-12-08 2009-12-08 分別廃棄用ヒンジキャップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3159126U true JP3159126U (ja) 2010-05-13

Family

ID=54862429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009008707U Expired - Lifetime JP3159126U (ja) 2009-12-08 2009-12-08 分別廃棄用ヒンジキャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3159126U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022013973A (ja) * 2020-07-06 2022-01-19 株式会社トーヨー工芸工業 分別可能な打栓式ヒンジキャップ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022013973A (ja) * 2020-07-06 2022-01-19 株式会社トーヨー工芸工業 分別可能な打栓式ヒンジキャップ
JP7357926B2 (ja) 2020-07-06 2023-10-10 株式会社トーヨー工芸工業 分別可能な打栓式ヒンジキャップ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5215798B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP3159126U (ja) 分別廃棄用ヒンジキャップ
JP5250612B2 (ja) ヒンジキャップ
JP4470623B2 (ja) 分別廃棄用ヒンジキャップ
JP7357926B2 (ja) 分別可能な打栓式ヒンジキャップ
JP4616505B2 (ja) ヒンジキャップ
JP5137705B2 (ja) 分別機能付ヒンジキャップ
JP3106502U (ja) ヒンジキャップの取外し構造
JP5771939B2 (ja) キャップ
JP2011001119A (ja) 分別廃棄性に優れたヒンジキャップ
JP2003165556A (ja) 空洞部付分別回収用キャップ
JP2015089821A (ja) 易解体打栓口栓付き容器
JP5164581B2 (ja) 分別機能付ヒンジキャップ
JP3812386B2 (ja) 分別回収用キャップ
JP3706419B2 (ja) 分別廃棄性を有するキャップ
JP3188139U (ja) ボトルキャップ
JP5101259B2 (ja) キャップ
JP3886896B2 (ja) 液注出容器のヒンジキャップ
JP3068825B1 (ja) 分別廃棄キャップ
JP5367351B2 (ja) ヒンジキャップ
JP5595836B2 (ja) 注出栓
JP5042900B2 (ja) キャップ
JP5208718B2 (ja) ヒンジキャップ
JP5819761B2 (ja) 注出キャップ
JP5090234B2 (ja) ヒンジキャップ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3159126

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130414

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140414

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term