JP3158916U - キャリーバッグ - Google Patents
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Abstract
【課題】階段に沿って引いたまま持ち上げずに容易に運搬可能なキャリーバッグを提供する。
【解決手段】下端部にキャスター11を備えた支柱3の背面側に上向きに付勢されたスライダ21を昇降可能に設け、その表面の下方延長線上よりもキャスターの外周部が後方に位置するようにしてある。バッグに重量物を収納し、階段Sを昇る際にキャリー本体を引いたまま階段の角部にスライダの接触部材29を当接させ、本体をそのままの状態で引っ張ると、スライダ21は付勢部材27の付勢力に抗してその場に停止し、本体だけが引き上げられる。さらに本体を引き上げると、キャスター11が階段の角部に当たり、本体が角部から離れた状態になる。これにより、スライダ21は角部から離反するため、付勢力により原位置に復帰する。
【選択図】図4
【解決手段】下端部にキャスター11を備えた支柱3の背面側に上向きに付勢されたスライダ21を昇降可能に設け、その表面の下方延長線上よりもキャスターの外周部が後方に位置するようにしてある。バッグに重量物を収納し、階段Sを昇る際にキャリー本体を引いたまま階段の角部にスライダの接触部材29を当接させ、本体をそのままの状態で引っ張ると、スライダ21は付勢部材27の付勢力に抗してその場に停止し、本体だけが引き上げられる。さらに本体を引き上げると、キャスター11が階段の角部に当たり、本体が角部から離れた状態になる。これにより、スライダ21は角部から離反するため、付勢力により原位置に復帰する。
【選択図】図4
Description
本考案は旅行や買い物等に携行するためのキャリーバッグに関するものである。
旅行等における荷物を携行する際に、本体に把手とキャスターを備えたキャリーと一体に取り付けたバッグからなるいわゆるキャリーバッグを携行することが普及している。これらのキャリーバッグは、左右に2輪又は前後左右にそれぞれキャスターを備えた4輪のものが一般的である。把手の収納も本体に対して出し入れするものや折り畳みにしたものなどがある。キャリーバッグに重い荷物を入れて平地を移動する際には、地面との間の摩擦抵抗だけとなることから荷物の携行が容易となって便利なものである。しかし、交通機関の駅その他に存在する階段を昇る際には、段差ごとにキャリー本体の腹部を階段の角に沿って滑らせながら引き上げるか、又はキャリーバッグ全体を持ち上げて階段を昇る必要がある。キャリーバッグ全体を持ち上げることは負担が大きく、両手を使わなければならないこともあることから不便である。これを引きずって登って行くとすれば、摩擦抵抗による負担の他、本体の腹部が摩耗による寿命短縮や労力の消耗などの困難が伴う問題がある。
これについての対策としては、キャリーバッグを携行して階段の昇降を容易にするために、左右のキャスターを正三角形の頂点にそれぞれ配置し、階段の角部に当たる際にその正三角形が120度回転して次のキャスターに荷重負担を任せるようにしたものがウエブサイトを介して市販されている。また、比較的大型のものとしては、平地搬送と階段昇降の両方を安定して軽い負担で行うことができるようにしたキャリーバッグ装置等の運搬装置がある(特許文献1)。これは、クローラと呼ばれるキャタビラー状の走行手段を備え、平地走行時と階段昇降時とにより位置を変え、前者の場合にはバッグ本体にほぼ平行状態とし、下端部を接地させてクローラを回転させるようになっている。また、階段昇降時には、上記のクローラを傾斜状態に位置を変え、クローラの長い部分で階段の段差を乗り越え可能としてある。
上述した3輪タイプのキャリーバッグは、キャスターが6個になるため、構成要素が増加し、重量、容積あるいは価格の面でいずれも問題がある。また、特許文献1記載の発明は、クローラが大きくなってしまうため、重量、価格の面で、手軽に利用するには向かない。これらのように容積や重量の大きいものは、手荷物として車内や航空機の機内持ち込みに適さないので、それだけ利用範囲の狭いものとなる短所がある。本考案は、広く普及している通常のキャリーバッグと構造及び容積をほぼ同じものとして製造の容易かを図ることによりコストの切り下げを図るとともに、片手で引き上げるだけで階段を楽々と昇ることができるキャリーバッグを提供することを課題とするものである。
上記の課題を解決するために本考案に係るキャリーバッグは、以下の手段を採用することにより以下の作用効果を生じるようにしたものである。請求項1に記載した考案の構成は、本体支柱(以下「支柱」という。)の下端部近傍に設けてある1対のキャスターと、これらの支柱の各上端部に伸縮自在又は折り畳み可能に設けてある把手と、支柱の前面側にバッグ等の荷物収納具を取り付けてあるキャリーバッグにおいて、上記の支柱の背面側に、この支柱に沿って昇降自在かつ付勢手段により上向きに付勢された状態に取り付けてあるスライダを備えている。上記のキャスターの各外周部はスライダの背面の延長線よりも後方に位置するように設けてあるところに特徴がある。
上記構成において、キャリーバッグに重い荷物を収納して階段を登る際に、背面側(スライダ側)を階段側に位置させて引き上げるが、スライダの外面の一部が階段の角部に当接した状態でキャリーバッグを引き上げると、スライダは摩擦抵抗により付勢手段の付勢力に抗してその位置に残され、スライダを除くキャリー本体だけが引き上げられる。さらにこのキャリー本体を引き上げると、キャスターが階段の角部に接触するが、キャスターの位置がスライダの背面の延長線よりも後方に位置しているために、スライダの外面は角部から離反する。これによりスライダは上記の付勢力により原位置に復帰する。さらにキャリーバッグを引き上げると、キャスターは階段の平坦部に達する。さらに続いて引き上げると、次の階段の角部に接近してスライダが当接して同様に次の動作に移る。
請求項2に記載した考案のキャリーバッグは、上記した構成において、上記のスライダの表面に、摩擦抵抗及び耐衝撃性を大きくする接触部材が設けてあるところに特徴がある。接触部材は、スライダの表面にあって直接階段の角部に当接して大きな摩擦抵抗により角部との滑りの発生を防ぐことにより、キャリー本体のみを引き上げ容易とする。これとともに、スライダが階段の角部に衝突する際にクッションの役割を果たすことにより、キャリー本体や被収納荷物への衝撃を和らげる働きをする。
本考案によれば、通常使われているキャリーバッグに対して、本体支柱が階段の角部に接触した状態で支柱に対して摺動可能なスライダを備えているため、キャリーバッグを携行して階段を登る際に、空中に持ち上げずにそのまま容易に引き上げ可能となる。また、キャスターを1対しか備えていないので、コンパクト化が容易であり、遠距離旅行などの際における機内持ち込み等を可能なものとすることができる。さらに、階段との接触面であるスライダの表面に弾性や摩擦抵抗の大きい物質からなる接触部材を貼付しておけば、スライダが滑りを起こさず、又はバッグ内に収納した荷物への衝撃を和らげることが可能となる。
次に本考案を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本考案の一実施例の全体の構成を示しており、図2は、支柱に対するスライダの取り付け状態を示し、図3は、同じくスライダの取り付け状態を断面図で示し、さらに図4は、本考案に係るキャリーバッグの動作を説明するための説明図である。
図1において、キャリー本体(以下「本体」という。)1は、従来から市販されているキャリーバッグに相当するものである。キャリー本体1は、角パイプ製の1対の支柱3,3を下端部及び上端部に固定してある横部材5,6により変形不能としてある。各支柱3,3の上端部には、それぞれ把手部材7,7が伸縮自在に取り付けてある。把手部材7,7の上端部には把手部9が取り付けてあり、把手部材7,7の間隔を固定してある。把手部材7,7の上端部には、把手部材の位置を決めるためのストッパ操作部7aが設けてある。なお、把手部材7は伸縮式以外に折りたたみ式であってもよい。
支柱3,3の下端部前面側に設けてある横部材6の両端部には、キャスター11が横部材の内部に貫通するように設けてある車軸11aに回転自在に支持してある。また、支柱3,3の下端部近傍には前方へ張り出すようにバッグ受け部13が設けてあり、このバッグ受け部の先端下部にはスタンド15が設けてある。バッグ受け部13の上及び支柱3,3の前部には、荷物収納具であるバッグ17が、バンド17aにより着脱可能に取り付けてある。なお、バッグ受け部は荷物収納具に対応して多様な形態を採用可能である。
支柱3,3の上端部に設けてある濃い術のストッパ部材24の下方には、支柱の長さの半分以上の長さ範囲にスライダ21,21が昇降可能に取り付けてある。各スライダ21は後述するように、付勢手段27により上向きに付勢されており、通常は上端部が支柱3に固定してあるストッパ部材24の下部に当接状態となっている。図2に示すように、スライダ21は、支柱3の側部に固着してあるステンレス材等からなるスライドレール(以下「レール」という)23に沿って往復移動可能としてある。レール23は、角パイプの一辺にスリット部23aを設けた形状の部材からなり、スリットを有する辺の対向辺が支柱3の側部に固着してある。支柱3の上端側部に設けてあるストッパ部材24と、スライダ21の側部下端近傍には、突起25,25が設けてあり、これらの各突起には、付勢手段である引っ張りばね27が取り付けてある。このばね27によりスライダ21には上向きの付勢力が働くようになっている。引っ張りばね27のばね力は、バッグ内に荷物を収納した状態で接触部材と階段の角部との間の摩擦力との関連を考慮して設計することが望ましい。
図3に示すように、スライダ21は、外側スライダ21aと内部スライダ21bとからなる。外側スライダ21aは、レール23の外側でその2辺を覆うように当接しているL字形断面をしており、その一辺に形成してある突起部がレール23のスリット部23aにはめ込まれている。内部スライダ21bは、レール23内に挿通され、一辺が外側スライダ21aの内側に接着剤又はねじ又はこれらの両者で固着してある。スライダには大きな摩擦力がかかるので、フッ素樹脂などの堅牢且つ摩擦係数の小さい材料を採用することが望ましい。また、スライダ21の構成を外側スライダ21aと内部スライダ21bとを一体にしたものとしてもよい。
外側スライダ21aの背面側(表面)には、厚さ5mm程度の接触部材29が貼付してある。接触部材29は後述するように、階段の角部に衝撃を伴って接触する際の緩衝材となるとともに、キャリー本体1を引き上げる際に、スライダを階段の角部と接触した状態に維持することを可能とするものである。したがって接触部材29は、ゴムなどの弾性と高摩擦係数とを備えたものであることが望ましい。
図3に示すように、上述のキャスター11は、外周部がスライダ21の背面の延長線上よりもさらに10mm以上後方に位置するように間隙cを設けてある。この間隙cは後述するように、接触部材29が階段Sの角部に接触した状態を解除してスライダ21が、付勢力により原位置に復帰可能とするためのものである。
次に、本考案に係るキャリーバッグの使用方法及び動作について説明する。図4は、キャリーバッグを階段に沿って引き上げている状態を順次示したものである。なおここではバッグその他動作に関わらないものの図示を省略してある。同図(a)は、キャスター11が階段Sの平坦部上にあり、スライダ21が階段Sの角部に接触していない状態を示している。このときには、スライダ21は、ばね27により上向きに付勢されているため、上端部がストッパ部材24の下端部に接触した状態となっている。
同図(b)は、さらに本体1を引き上げようとして矢印方向に移動させると、スライダ21(接触部材29)の表面が階段Sの角部に当接する。さらに矢印方向に移動させると、角部と接触部材29との間に圧縮力が働き、両者間に摩擦力が生じてスライダ21の移動を規制し、スライダをその位置に残したまま本体だけが上昇する。同図(c)は本体をさらに引き上げることによりキャスター11が階段Sの角部に当たり、接触部材29の表面と階段Sの角部との間に間隙cを生じさせた状態を示している(同図(e)参照)。このとき、間隙cによりスライダ21は摩擦抵抗から解放され、付勢力により原位置に復帰する。同図(d)は、キャスター11が階段Sの角部から離脱し、スライダ21が原位置に復帰した状態を示している。
こうして本体1は、階段に沿って順次引き上げることにより重量のあるキャリーバッグを空中に持ち上げることをせずに引き上げ可能となるので、重い荷物でも容易に階段に沿って引き上げることが可能となる。なお、本考案は、ここで説明した構成のものに限られるものではなく、荷物収納具の構造にとらわれることなく、支柱と1対のキャスターとを備えたキャリーバッグであれば、ほとんどのキャリーバッグに適用可能である。また、レールの取り付け位置は、支柱の側部ではなく、背面側に取り付けるようにしてもよい。
1 キャリー本体
3 本体支柱
7 把手
11 キャスター
17 荷物収納具(バッグ)
21 スライダ
23 レール
25 付勢手段(ばね)
29 接触部材
3 本体支柱
7 把手
11 キャスター
17 荷物収納具(バッグ)
21 スライダ
23 レール
25 付勢手段(ばね)
29 接触部材
Claims (2)
- 本体支柱の下端部近傍に設けてある1対のキャスターと、上記本体支柱の上端部に伸縮自在又は折り畳み可能に設けてある把手と、上記本体支柱の前面側に荷物収納具を取り付けてあるキャリーバッグにおいて、
上記本体支柱の背面側に当該支柱に沿って昇降自在かつ付勢手段により上向きに付勢された状態に取り付けてあるスライダを備えており、
上記キャスターの外周部は上記スライダの背面の延長線よりも後方に位置するように設けてある
ことを特徴とするキャリーバッグ。 - 請求項1において、上記スライダの表面には摩擦抵抗及び耐衝撃性を大きくする接触部材が設けてあることを特徴とするキャリーバッグ。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3158916U true JP3158916U (ja) | 2010-04-22 |
Family
ID=
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105984479A (zh) * | 2015-02-22 | 2016-10-05 | 杨祖成 | 手拉车 |
KR20180097607A (ko) * | 2015-12-24 | 2018-08-31 | 루이비똥 말레띠에 | 수납 가능한 막대를 구비한 바퀴 달린 가방 |
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CN105984479A (zh) * | 2015-02-22 | 2016-10-05 | 杨祖成 | 手拉车 |
KR20180097607A (ko) * | 2015-12-24 | 2018-08-31 | 루이비똥 말레띠에 | 수납 가능한 막대를 구비한 바퀴 달린 가방 |
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