JP3158859U - ラジオコントロールカーのタイヤ充填材 - Google Patents

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ワイゼンベルク合同会社
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Abstract

【課題】タイヤとホイールとの間に均一に配置され、衝撃吸収性能に優れ、且つ走行時においても変形し難く、安定した走行が可能なラジオコントロールカー用のタイヤ充填材を提供する。
【解決手段】ラジオコントロールカーのタイヤホイール20の外周面部に装着され、上記タイヤホイールとタイヤ21との間に配置されるタイヤ充填材10であって、ゲル化したポリウレタンを、モールド内で発泡させて型成形することによって形成された発泡ポリウレタン部材から形成する。
【選択図】図2

Description

本考案はラジオコントロールカーのタイヤとタイヤホイールとの間に配置され、走行時のタイヤへの衝撃を吸収するラジオコントロールカーのタイヤ充填材に関する。
ラジオコントロールカーとは、無線によって遠隔操作が可能な車体模型の総称であり、その種類は実用車から子供向けの玩具品まで多岐多用に亘っている。
近年、オフロードカー、レーシングカー等の実車を1/8〜1/10に精巧に縮尺したラジオコントロールカーを用いたレースが、スポーツの一つとして盛んに行われている。
上記レースは、オンロードもしくはオフロードの専用のレース設備にて行われ、「日本モデルラジオコントロールカー協会(JMRCA)によって、車体、タイヤ、燃料等に関して詳細なレギュレーションが定められている。
上記ラジオコントロールカーは、玩具の域を超えた高い品質が求められ、実車と同様、若しくは、レース用のラジオコントロールカー専用としての、より高度な耐久性、走行性が求められている。
また、タイヤ部は、ゴム製のタイヤ本体と、樹脂製のホイールとの間に衝撃吸収用部材からなるタイヤ充填材が配置された構造となっているが、走行時においては、約4千RPMという高速回転に耐え得ると共に、オフロードコース等の悪路から受ける強い衝撃を柔軟に吸収し、車軸、車体の損傷を防止する必要があるため、上記タイヤ充填材の選択は非常に重要である。
従来、上記タイヤ充填材には、スポンジ状の発泡ポリウレタンを円筒状にくりぬいた形態のものが使用されていた。
上記タイヤ充填材の場合、タイヤとホイールとの間に手指を用いて押し込むことによって挿入されていたことから、タイヤとホイールとの間で均一な状態で配置されず、また全体的に非常に柔らかい為、捩れやヨレが生じ易く、衝撃吸収性が均一とならないという不具合を有していた。
また、上記捩れ等によってタイヤの硬さ場所によって変化し、安定した走行ができなくなるという不具合を有していた。
また、スポンジ状であることから、内部の気泡が比較的大きく、タイヤが高速で回転した場合には、気泡内部の空気が遠心力によってふくらみ、タイヤの内部において径方向外方に大きく膨らんでしまうことから、タイヤが変形し、コーナリング走行などにおいて、安定した走行が更に行い難くなるという別の不具合をも有していた。
本考案の解決する課題は、タイヤとホイールとの間に均一に配置され、衝撃吸収性能に優れ、且つ走行時においても変形し難く、安定した走行が可能なタイヤ充填材を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載した考案に係るタイヤ充填材は、ラジオコントロールカーのタイヤホイールの外周面部に装着され、上記タイヤホイールとタイヤとの間に配置されるタイヤ充填材であって、ゲル化したポリウレタンを、モールド内で発泡させて型成形することによって形成された発泡ポリウレタン部材からなることを特徴とする。
ポリウレタンを一旦ゲル化した後に、モールド内にて発泡させて成形するため、従来のスポンジ状の充填材と比較して、タイヤホイール及びタイヤ内部の形状によりフィットし易い。
また、スポンジ部材よりも硬く、定形性が高く、且つ内部の気泡が細かく且つ密な状態であるため、衝撃吸収性が大きくなる。
また、請求項2に記載した考案に係るタイヤ充填材は、所定の厚さ寸法と、上記タイヤに収納されうる幅寸法を有する筒体に形成され、上記筒体の内周面部における幅方向には、所定の幅寸法に亘る段部が、周方向に沿って形成されると共に、上記凸部の幅方向中央部には、周方向に沿って溝部が形成されていることを特徴とする。
一般的に、タイヤホイールは円筒形に形成され、外周面部の幅方向両端部には、周方向に沿って凸部が形成されている。
上記タイヤ充填材の段部の幅寸法は、上記凸部の離間寸法に合わせて形成され、上記タイヤ充填材をタイヤホイールに装着した場合に、上記段部が上記凸部に嵌合して固定されるように形成されている。
また、上記タイヤホイールの外周面部には、径方向に貫通する空気逃がし用孔部が形成されている。
上記溝部は上記孔部と連通し、タイヤ充填材が押圧された場合に発生する空気を、上記孔部を介して外部に流出させる。
また、請求項3に記載した考案に係るタイヤ充填材は、上記筒体の外周面部には、周方向に沿った山部が、幅方向に沿って所定間隔離間して複数形成されていることを特徴とする。
従って、上記タイヤ充填材の外周面部と、タイヤの内周面部とは、上記山部の頂点によって線接触の状態で当接する。
また、請求項4に記載した考案に係るタイヤ充填材は、任意の上記溝部において周方向に沿って切断することにより、幅方向寸法を変更することが可能であることを特徴とする。
従って、タイヤ及びタイヤホイールの幅寸法に従って、適宜に切断して使用する。
請求項1の考案にあっては、タイヤ充填材がゲル化したポリウレタンを、モールド内で発泡させて型成形することによって形成された発泡ポリウレタン部材からなることから、形状安定性に優れ、タイヤとホイールとの間に均一に配置されるため、全域で高い衝撃吸収性能を有し、且つ走行時においても変形し難く、安定した走行が可能なタイヤ充填材を提供することができる。
また、請求項2の考案にあっては、所定の厚さ寸法と、上記タイヤに収納されうる幅寸法を有する筒体に形成され、上記筒体の内周面部における幅方向には、所定の幅寸法に亘る段部が、周方向に沿って形成されると共に、上記凸部の幅方向中央部には、周方向に沿って溝部が形成されていることから、請求項1の効果に加え、上記溝部から上記孔部を介して空気が出入り可能であるため、タイヤの受けた衝撃をより効率的に吸収することができる。
また、請求項3の考案にあっては、上記タイヤ充填材の外周面部と、タイヤの内周面部とは、山部の頂点によって線接触の状態で当接するため、面全体で接触する場合と比較して柔軟であり、衝撃吸収性がより優れている。
また、請求項4の考案にあっては、任意の上記溝部において周方向に沿って切断することにより、幅方向寸法を変更することが可能であることから、タイヤ及びホイールのレギュレーションに応じて自在に変更することが可能である。
本考案の一実施の形態を示し、実施例の形態におけるタイヤ充填材の(a)は正面図及び(b)は(a)の径方向断面図である。 本考案の一実施の形態を示し、実施例の形態において、タイヤとタイヤホイールとタイヤ充填材を分解した状態を示す斜視図である。 本考案の一実施の形態を示し、実施例の形態において、タイヤ充填材をタイヤとタイヤホイールの間に装着した状態を示す径方向断面図である。
本考案を実施するための形態について添付図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施例に係るタイヤ充填材10は、ゲル化したポリウレタンを、モールド内で発泡させて型成形することによって形成された発泡ポリウレタン部材からなり、所定の厚さ寸法を有する筒体11で形成され、上記筒体11の内周面部12における幅方向には、所定の幅寸法に亘る段部13が、周方向に沿って形成されると共に、上記段部13の幅方向中央部には、周方向に沿って溝部14が形成されている。
また、上記筒体11の外周面部15には、周方向に沿った山部16,16,16が幅方向に沿って複数形成されている。
本実施例の構成について、以下図面を用いて説明する。
図1(a)は本実施例に係るタイヤ充填材10の正面図、(b)は(a)の径方向断面図を示している。
図1に示すように本実施例におけるタイヤ充填材10は、日本モデルラジオコントロールカー協会(JMRCA)の規定する1/10モデルのレギュレーションのタイヤ及びタイヤホイールに装着可能な寸法に形成されている。
本実施例においては、外形寸法約80mm、内径寸法約60mm、段部13の頂上部13aにおける内径寸法約54mm、幅約39mmに形成されている。
但し、レギュレーション内であれば、上記寸法は自由に設計変更可能であり、
また1/10スケール等においては、当該スケールにおけるレギュレーション内で自由に変更が可能である。
上記段部13の幅方向両端部には、周方向に沿って切り込み部17,17が形成され、上記溝部14は、上記段部13の頂上部13aの幅方向中央部に形成されている。
また、外周面部15には幅方向中央部の山部16から互いに所定寸法離間して山部16,16が形成されている。
なお、上記山部16の数については、使用タイヤ及びレース環境等に応じて自由に変更することができる。
また、図2は、本実施例に係るタイヤ充填材10とタイヤホイール20及びタイヤ21を分解した状態を示す斜視図である。
上記タイヤホイール20は幅方向車体側端部に底面22を有する有底円筒形に形成され、中心部には車軸貫通孔(図2には図示せず)が設けられると共に、外周面部23の幅方向両端部には、周方向に沿って凸部26が形成されている。
上記タイヤ充填材10の段部13の幅寸法は、上記凸部26の離間寸法に合わせて形成され、上記タイヤ充填材10をタイヤホイール20に装着した場合に、上記段部13が上記凸部26に嵌合して固定されるように形成されている。
また、上記タイヤホイール20の外周面部23には、上記タイヤ充填材10を装着した状態において、上記タイヤ充填材10の溝部と重なる位置に空気逃がし用孔部24が形成されている。
また、タイヤ21はゴム製であり、本実施例に係るタイヤ充填材10の外形寸法と略同一の内径寸法を有している。
以下に本実施例の作用について添付図面を用いて説明する。
図3は、本実施例に係るタイヤ充填材10をタイヤ21とタイヤホイール20との間に装着した状態を示す径方向断面図である。
図3に示すように、上記タイヤ充填材10は上記タイヤホイール20の外周面部23を被覆するように装着され、タイヤ21の内部に配置される。
上記タイヤ充填材10の筒体11の外周面部15の山部16,16,16の頂上部はそれぞれタイヤ21の内周面部25に周方向に沿って当接している。
また、上記筒体11の内周面部12の段部13は上記タイヤホイール20の外周面部23に当接し、溝部14と空気逃がし用孔部24が重なって配置されている。
上記のように、タイヤ21の内周面部25と、タイヤ充填材10が線接触によって当接することから、面接触で当接する場合と比較して、走行時に路面から受けた衝撃をより柔軟に吸収することができる。
また、ポリウレタンを一旦ゲル化した上で発泡させることから、スポンジ状の従来品と比較して、定形性が高く、走行時においてもズレ、捩れが発生し難い。
また、スポンジ状の従来品と比較して、内部の気泡が細かいことから、タイヤの高速時に径方向外方に大きな遠心力受けた場合であっても、膨らみ難く、タイヤ充填材10が膨張することを抑制することができる。
従って、より安定した走行が期待できる。
なお、本実施例におけるタイヤ充填材の各寸法については、対応するレギュレーションの内容に従っていれば、特に制約は無い。
また、溝部及び段部等の幅、高さ等についても、使用するタイヤ及びタイヤホイールの形状に合わせて変形が可能である。
ラジオコントロールカーのタイヤとタイヤホイールとの間に配置され、走行時のタイヤへの衝撃を吸収するラジオコントロールカーのタイヤ充填材に適用することができる。
10 タイヤ充填材
11 筒体
12 タイヤ充填材(筒体)の内周面部
13 段部
13a段部の頂上部
14 溝部
15 タイヤ充填材(筒体)の外周面部
16 山部
17 切込み部
20 タイヤホイール
21 タイヤ
22 タイヤホイール底面
23 タイヤホイールの外周面部
24 空気逃がし用孔部
25 タイヤの内周面部
26 タイヤホイールの凸部

Claims (4)

  1. ラジオコントロールカーのタイヤホイールの外周面部に装着され、上記タイヤホイールとタイヤとの間に配置されるタイヤ充填材であって、
    ゲル化したポリウレタンを、モールド内で発泡させて型成形することによって形成された発泡ポリウレタン部材からなることを特徴とするタイヤ充填材。
  2. 上記タイヤ充填材は、所定の厚さ寸法を有する筒体に形成され、
    上記筒体の内周面部における幅方向には、所定の幅寸法に亘る段部が、周方向に沿って形成されると共に、上記段部の幅方向中央部には、周方向に沿って溝部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のタイヤ充填材。
  3. 上記筒体の外周面部には、周方向に沿った山部が、幅方向に沿って所定間隔離間して複数形成されていることを特徴とする請求項2記載のタイヤ充填材。
  4. 上記タイヤ充填材は、任意の上記溝部において周方向に沿って切断することにより、幅方向寸法を変更することが可能であることを特徴とする請求項3記載のタイヤ充填材。
JP2010000243U 2010-01-18 ラジオコントロールカーのタイヤ充填材 Expired - Lifetime JP3158859U (ja)

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JP3158859U true JP3158859U (ja) 2010-04-22

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