JP3158842B2 - 無段変速機のオイル通路構造 - Google Patents

無段変速機のオイル通路構造

Info

Publication number
JP3158842B2
JP3158842B2 JP02729494A JP2729494A JP3158842B2 JP 3158842 B2 JP3158842 B2 JP 3158842B2 JP 02729494 A JP02729494 A JP 02729494A JP 2729494 A JP2729494 A JP 2729494A JP 3158842 B2 JP3158842 B2 JP 3158842B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive
pulley
driven
oil
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02729494A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07217715A (ja
Inventor
弘幸 里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP02729494A priority Critical patent/JP3158842B2/ja
Publication of JPH07217715A publication Critical patent/JPH07217715A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3158842B2 publication Critical patent/JP3158842B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pulleys (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は無段変速機のオイル通
路構造に係り、特に無段変速機のレシオダウン時にフル
ロー(F/L)近傍の変速比において駆動側油圧室から
オイルが急激に抜けることを防止し得て、ベルトクラン
プ力の低下を防止することができ、ベルトスリップを防
止でき、ベルトやプーリの損傷を防止し得て、ベルトや
プーリの表面の削り粉によるバルブスティック等の問題
の発生を回避し得て、コンタミネーション管理上有利と
し得て、構造が簡単で低廉なコストで実施し得る無段変
速機のオイル通路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、内燃機関の
発生する駆動力を運転状態に応じて適切に取出すため
に、例えば、プーリとベルトとにより変速比を無段階に
変化させる無段変速機を搭載したものがある。無段変速
機としては、図8示すものがある。図において、102
は内燃機関、104は無段変速機、106は変速機ケー
ス、108は駆動側軸、110は被動側軸、112は駆
動側プーリ、114は被動側プーリ、116はベルト、
118はダンパである。
【0003】この無段変速機104の変速機ケース10
6には、前記駆動側軸108及び被動側軸110を夫々
駆動側第1・第2軸受120・122及び被動側第1・
第2軸受124・126により軸支している。駆動側軸
108は、内燃機関102によりダンパ118を介して
駆動される。
【0004】前記駆動側軸108に設けられる駆動側プ
ーリ112は、駆動側固定プーリ部片128と駆動側可
動プーリ部片130とからなり、駆動側ハウジング13
2により駆動側油圧室134を設けている。また、被動
側軸110に設けられる被動側プーリ114は、被動側
固定プーリ部片136と被動側可動プーリ部片138と
からなり、被動側ハウジング140により被動側油圧室
142を設け、ばね144を設けている。これら駆動側
プーリ112及び被動側プーリ114には、ベルト11
6を巻掛けている。
【0005】この無段変速機104は、オイルポンプ1
46を設けている。オイルポンプ146の吐出するオイ
ルは、バルブボディ148内の各種制御弁(図示せず)
により圧力を調整されて駆動側油圧室134及び被動側
油圧室142に供給される。なお、符号150は油圧ク
ラッチ、符号152はクラッチ油圧室、符号154は出
力軸、符号156は前後進切換機構、符号158はカウ
ンタ軸、符号160はディファレンシャル装置である。
【0006】この無段変速機104は、変速機ケース1
06に軸支される駆動側軸108及び被動側軸110に
設けられた駆動側プーリ112及び被動側プーリ114
の駆動側油圧室134及び被動側油圧室142にオイル
を給排することにより駆動側プーリ112及び被動側プ
ーリ114の夫々駆動側可動プーリ部片130及び被動
側可動プーリ部片138を駆動側固定プーリ部片128
及び被動側固定プーリ部片136に接離させて各溝幅を
増減させ、前記駆動側プーリ112及び被動側プーリ1
14に巻掛けられたベルト116の回転半径を増減させ
て変速比を無段階に変化させるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8に示す
無段変速機104は、ベルト116の回転半径を増減さ
せるために、駆動側プーリ112の駆動側油圧室134
にオイルを給排している。
【0008】無段変速機104は、駆動側油圧室134
にオイルを供給することにより駆動側可動プーリ部片1
30を駆動側固定プーリ部片128に接近させて溝幅を
狭小にし、ベルト116の回転半径を増大させて変速比
を大(レシオアップ:回転数を増加して伝達する変速
比)に変化させる。また、無段変速機104は、駆動側
油圧室134のオイルを排出することにより駆動側可動
プーリ部片130を駆動側固定プーリ部片128から離
間させて溝幅を拡開し、ベルト116の回転半径を減少
させて変速比を小(レシオダウン:トルクを増大して伝
達する変速比)に変化させる。
【0009】したがって、無段変速機104は、変速比
を最大のオーバードライブ(O/D:OVER DRI
VE)から最小のフルロー(F/L:FULL LO
W)に変化させるレシオダウンの際に、駆動側油圧室1
34のオイルを、駆動側可動プーリ部片130の駆動側
可動筒部162に設けた駆動側プーリオイル孔164、
駆動側軸108の駆動側軸オイル孔166、駆動側軸オ
イル通路168、を介してバルブボディ148に排出し
ている。
【0010】ところが、無段変速機104は、変速比を
オーバードライブ(O/D)からフルロー(F/L)に
急激に変化させるレシオダウンの際(例えば、実走行に
おいて急ブレーキを踏んだ状態)に、駆動側油圧室13
4からオイルが急速に抜けて圧力Pが急激に降下するこ
とになる。
【0011】このとき、無段変速機104は、駆動側油
圧室134から抜けるオイルの速度が必要以上に大きい
と、フルロー(F/L)の変速比においてベルトクラン
プ力の低下を招き、ベルトスリップを発生することにな
る。このため、無段変速機104は、ベルトスリップに
よってプーリの表面を損傷し、ベルト接触音が大きくな
る不都合がある。また、無段変速機104は、ベルトス
リップによってベルトやプーリの表面が削れ、この削り
粉によりバルブボディ148内の各種バルブがバルブス
ティック(VALVE STICK )を発生する問題を生じ、コン
タミネーション(CONTAMINATION )管理上不利となる不
都合がある。
【0012】このような不都合を解消するものとして
は、実開平3−130950号公報に開示されるものが
ある。この公報に開示される無段変速機は、プライマリ
プーリに連通されるプライマリ圧油路に少なくとも2種
類のオリフィスとこれらオリフィスリの1つを選択する
切換弁とを有する可変オリフィス機構を設け、前記切換
弁に運転状態に応じて切換動作するソレノイド弁を設け
たものである。
【0013】ところが、この公報に開示される無段変速
機は、2種類のオリフィスと切換弁とからなる可変オリ
フィス機構及び前記切換弁に圧油を切換供給するソレノ
イド弁を設けていることにより部品点数が多く、構造が
複雑となり、コストの上昇を招く不都合がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような不都合を解消
すべく、この発明は、変速機ケースに軸支される駆動側
軸及び被動側軸に設けられた駆動側プーリ及び被動側プ
ーリの駆動側油圧室及び被動側油圧室にオイルを給排す
ることにより前記駆動側プーリ及び被動側プーリの夫々
駆動側可動プーリ部片及び被動側可動プーリ部片を駆動
側固定プーリ部片及び被動側固定プーリ部片に接離させ
て各溝幅を増減させ、前記駆動側プーリ及び被動側プー
リに巻掛けられたベルトの回転半径を増減させて変速比
を無段階に変化させる無段変速機のオイル通路構造にお
いて、前記無段変速機は前記駆動側軸により駆動される
オイルポンプを設け、このオイルポンプの吐出するオイ
ルの圧力を調整して前記駆動側油圧室及び被動側油圧室
に供給する各種制御弁を設け、前記駆動側軸に前記各種
制御弁に連通する駆動側軸オイル通路を設けるとともに
この駆動側軸オイル通路と前記駆動側油圧室とを連通す
る駆動側プーリオイル孔を前記駆動側可動プーリ部片に
設け、この駆動側可動プーリ部片が前記駆動側固定プー
リ部片に接近されて前記溝幅の狭小となる位置から前記
駆動側可動プーリ部片が前記駆動側固定プーリ部片から
離間されて前記溝幅の最大となる位置の直前までは前記
駆動側プーリオイル孔を前記駆動側油圧室に対して全開
にした状態で連通させ、前記駆動側可動プーリ部片が前
記駆動側固定プーリ部片から離間されて前記溝幅の最大
となる位置近傍に移動された際に前記駆動側プーリオイ
ル孔の開孔面積を減少させる面積減少機構を設け、この
面積減少機構は前記溝幅の最大となる位置において前記
駆動側プーリオイル孔の開口面積を最小に絞られた状態
で連通させることを特徴とする。
【0015】
【作用】この発明の構成によれば、無段変速機は、面積
減少機構によって、駆動側可動プーリ部片が駆動側固定
プーリ部片に接近されて溝幅の狭小となる位置から離間
されて溝幅の最大となる位置の直前までは駆動側プーリ
オイル孔を駆動側油圧室に対して全開にした状態で連通
させ、溝幅の最大となる位置近傍に移動された際に駆動
側プーリオイル孔の開孔面積を減少させ、溝幅の最大と
なる位置において駆動側プーリオイル孔の開口面積を最
小に絞られた状態で連通させることにより、変速比をオ
ーバードライブ(O/D)からフルロー(F/L)に急
激に変化させるレシオダウン時に、フルロー(F/L)
近傍の変速比において駆動側油圧室から抜けるオイルの
速度を小さくすることができ、また、面積減少機構を設
けるだけなので、構造も簡単である。
【0016】
【実施例】以下この発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1〜図5は、この発明の第1実施例を示す
ものである。図5において、2は内燃機関、4は無段変
速機、6は変速機ケース、8は駆動側軸、10は被動側
軸、12は駆動側プーリ、14は被動側プーリ、16は
ベルト、18はダンパである。前記無段変速機4は、図
示しない車両に搭載された内燃機関2の発生する駆動力
をダンパ18を介して入力し、運転状態に応じて適切に
変換して出力する。
【0017】この無段変速機4の変速機ケース6には、
駆動側軸8及び被動側軸10を夫々駆動側第1・第2軸
受20・22及び被動側第1・第2軸受24・26によ
り軸支している。駆動側軸8は、内燃機関2によりダン
パ18を介して駆動される。
【0018】前記駆動側軸8に設けられる駆動側プーリ
12は、駆動側軸8に一体に形成した駆動側固定プーリ
部片28と駆動側軸8にボールスプラインにより軸方向
移動可能且つ回転不可能に設けた駆動側可動プーリ部片
30とからなり、この駆動側可動プーリ部片30と駆動
側軸8に固定された駆動側ハウジング32により駆動側
油圧室34を設けている。
【0019】また、被動側軸10に設けられる被動側プ
ーリ14は、被動側軸10に一体に形成した被動側固定
プーリ部片36と被動側軸10にボールスプラインによ
り軸方向移動可能且つ回転不可能に設けた被動側可動プ
ーリ部片38とからなり、この被動側可動プーリ部片3
8と被動側軸10に固定された被動側ハウジング40と
により被動側油圧室42を設け、被動側油圧室42にば
ね44を設けている。これら駆動側プーリ12及び被動
側プーリ14には、ベルト16を巻掛けている。
【0020】この無段変速機4は、駆動側軸8により駆
動されるオイルポンプ46を設けている。オイルポンプ
46の吐出するオイルは、バルブボディ48内の各種制
御弁(図示せず)により圧力を調整されて駆動側油圧室
34及び被動側油圧室42に供給される。また、オイル
ポンプ46の吐出するオイルは、バルブボディ48内の
各種制御弁(図示せず)により圧力を調整されて油圧ク
ラッチ50のクラッチ油圧室52に供給される。油圧ク
ラッチ50は、被動側軸10から出力軸54への駆動力
の伝達を断続する。
【0021】出力軸54は、前後進切換機構56により
カウンタ軸58に連絡されている。前後進切換機構56
は、出力軸54の駆動力の回転方向を切換えてカウンタ
軸58に伝達する。カウンタ軸58の駆動力は、ディフ
ァレンシャル装置60を介して車輪(図示せず)に伝達
される。
【0022】この無段変速機4は、駆動側油圧室34に
オイルを給排するために、駆動側軸8に駆動側軸オイル
通路62を設けている。駆動側軸オイル通路62は、一
端側を駆動側軸8の軸端に開放されて前記バルブボディ
48に連通され、他端側を駆動側軸8の軸方向の駆動側
固定プーリ部片28の近傍まで延長して設けている。
【0023】この駆動側軸8には、一端側を駆動側軸オ
イル通路62に連通するとともに他端側を外周面64に
開孔する駆動側軸オイル孔66を設けている。駆動側軸
オイル孔66には、外周面64側に駆動側軸8の延長方
向に拡開された拡開部68を設けている。
【0024】前記駆動側プーリ12の駆動側可動プーリ
部片30は、駆動側軸8に外嵌される駆動側可動筒部7
0を設けている。駆動側可動プーリ部片30は、この駆
動側可動筒部70と駆動側軸8とをボールスプラインに
より結合し、駆動側軸8に軸方向移動可能且つ回転不可
能に設けられている。駆動側可動プーリ部片30の駆動
側可動筒部70には、前記駆動側軸8の駆動側軸オイル
孔66の拡開部68に連通するように、駆動側プーリオ
イル孔72を設けている。
【0025】また、この無段変速機4は、被動側軸10
に被動側軸オイル通路74及び被動側軸オイル孔76を
設け、被動側可動プーリ部片38の被動側可動筒部78
に被動側プーリオイル孔80を設けている。無段変速機
4は、被動側軸オイル通路74、被動側軸オイル孔7
6、被動側プーリオイル孔80によって、前記駆動側油
圧室34に供給されるオイルの圧力に対応するオイルを
被動側油圧室42に供給している。
【0026】これにより、無段変速機4は、駆動側油圧
室34にオイルを供給することにより駆動側可動プーリ
部片30を駆動側固定プーリ部片28に接近させて溝幅
を狭小にし、ベルト16の回転半径を増大させて変速比
を大(レシオアップ:回転数を増加して伝達する変速
比)に変化させる。
【0027】したがって、無段変速機4は、変速比をフ
ルロー(F/L)からオーバードライブ(O/D)に変
化させるレシオアップの際に、オイルポンプ46の吐出
するオイルを、バルブボディ48から駆動側軸8の駆動
側軸オイル通路62、駆動側軸オイル孔66、拡開部6
8、駆動側可動プーリ部片30の駆動側可動筒部70に
設けた駆動側プーリオイル孔72、を介して駆動側油圧
室34に供給する。
【0028】一方、無段変速機4は、駆動側油圧室34
のオイルを排出することにより駆動側可動プーリ部片3
0を駆動側固定プーリ部片28から離間させて溝幅を拡
開し、ベルト16の回転半径を減少させて変速比を小
(レシオダウン:トルクを増大して伝達する変速比)に
変化させる。
【0029】したがって、無段変速機4は、変速比をオ
ーバードライブ(O/D)からフルロー(F/L)に変
化させるレシオダウンの際に、駆動側油圧室34のオイ
ルを、駆動側可動プーリ部片30の駆動側可動筒部70
に設けた駆動側プーリオイル孔72から駆動側軸8の拡
開部68、駆動側軸オイル孔66、駆動側軸オイル通路
62、を介してバルブボディ48に排出する。
【0030】このように、この無段変速機4は、変速機
ケース6に軸支される駆動側軸8及び被動側軸10に設
けられた駆動側プーリ12及び被動側プーリ14の駆動
側油圧室34及び被動側油圧室42にオイルを給排する
ことにより駆動側プーリ12及び被動側プーリ14の夫
々駆動側可動プーリ部片30及び被動側可動プーリ部片
38を駆動側固定プーリ部片28及び被動側固定プーリ
部片36に接離させて各溝幅を増減させ、前記駆動側プ
ーリ12及び被動側プーリ14に巻掛けられたベルト1
6の回転半径を増減させて変速比を無段階に変化させる
ものである。
【0031】このような無段変速機4のオイル通路構造
において、この発明は、駆動側軸8に前記バルブボディ
48内の各種制御弁に連通する駆動側軸オイル通路62
を設けるとともにこの駆動側軸オイル通路62と駆動側
油圧室34とを連通する駆動側プーリオイル孔72を駆
動側可動プーリ部片30に設け、この駆動側可動プーリ
部片30が前記駆動側固定プーリ部片28に接近されて
溝幅の狭小となる位置から前記駆動側可動プーリ部片3
0が駆動側固定プーリ部片28から離間されて溝幅の最
大となる位置の直前までは駆動側プーリオイル孔72を
駆動側油圧室34に対して全開にした状態で連通させ、
前記駆動側可動プーリ部片30が駆動側固定プーリ部片
28から離間されて駆動側可動プーリ12の溝幅の最大
となる位置近傍に移動された際に駆動側プーリオイル孔
72の開孔面積を減少させる面積減少機構を設け、この
面積減少機構は溝幅の最大となる位置において駆動側プ
ーリオイル孔72の開口面積を最小に絞られた状態で連
通させることを特徴とする。
【0032】この発明の第1実施例における面積減少機
構は、図1及び図2に示す如く、駆動側プーリ12に筒
状体82を設けている。筒状体82は、一側端84を駆
動側軸8の駆動側ハウジング32に取付けられるととも
に、中間部位86を駆動側可動プーリ部片30の駆動側
可動筒部70に外装して設けている。この筒状体82の
他側端88は、駆動側可動プーリ部片30が溝幅の最大
となる位置近傍まで移動された際に、駆動側プーリオイ
ル孔72を被覆して開孔面積を減少させる部位に位置さ
せて設けている。
【0033】つまり、筒状体82は、変速比がオーバー
ドライブ(O/D)のときには駆動側プーリオイル孔7
2を被覆せず、変速比をオーバードライブ(O/D)か
らフルロー(F/L)側に変化させてフルロー(F/
L)の近傍になると駆動側プーリオイル孔72を覆い初
めて開孔面積を次第に減少させ、変速比がフルロー(F
/L)になると駆動側プーリオイル孔72の略全てを覆
って開孔面積を最小にするような長さに形成している。
【0034】次に作用を説明する。
【0035】無段変速機4は、駆動側油圧室34にオイ
ルを給排することにより駆動側可動プーリ部片30を駆
動側固定プーリ部片28に接離させて溝幅を増減し、駆
動側プーリ12に巻掛けられたベルト16の回転半径を
増大させて変速比を大(レシオアップ:回転数を増加し
て伝達する変速比)に変化させるとともに駆動側プーリ
12に巻掛けられたベルト16の回転半径を減少させて
変速比を小(レシオダウン:トルクを増大して伝達する
変速比)に変化させる。
【0036】したがって、無段変速機4は、変速比を最
大のオーバードライブ(O/D)から最小のフルロー
(F/L)に変化させるレシオダウンの際に、駆動側油
圧室34のオイルを、駆動側可動プーリ部片30の駆動
側可動筒部70に設けた駆動側プーリオイル孔72、駆
動側軸8の拡開部68、駆動側軸オイル孔66、駆動側
軸オイル通路62、を介してバルブボディ48に排出す
る。
【0037】無段変速機4は、駆動側可動プーリ部片3
0が駆動側固定プーリ部片28に最接近されて変速比が
オーバードライブ(O/D)のときに、図3に示す如
く、面積減少機構たる筒状体82の他側端88が駆動側
プーリオイル孔72から離間され、駆動側プーリオイル
孔72を被覆していない。したがって、駆動側プーリオ
イル孔72は、駆動側油圧室34に対して、全開した状
態で連通されている。
【0038】無段変速機4は、駆動側可動プーリ部片3
0を駆動側固定プーリ部片28から離間させて変速比を
オーバードライブ(O/D)からフルロー(F/L)側
に変化させた際に、駆動側可動プーリ12の溝幅の最大
となる位置近傍まで駆動側可動プーリ部片30が駆動側
固定プーリ部片28から離間されて変速比がフルロー
(F/L)の近傍になると、筒状体82の他側端88が
駆動側プーリオイル孔72に達して中間部位86が駆動
側プーリオイル孔72を覆い初め、開孔面積を次第に減
少させる。したがって、駆動側プーリオイル孔72は、
駆動側油圧室34に対して、次第に絞られた状態で連通
されることになる。
【0039】無段変速機4は、駆動側固定プーリ部片2
8から駆動側可動プーリ部片30が最離間されて変速比
がフルロー(F/L)になると、図4に示す如く、筒状
体82の他側端88が駆動側プーリオイル孔72の開孔
面積を最小に減少させる位置に達し、中間部位86が略
全てを覆って開孔面積を最小にする。したがって、駆動
側プーリオイル孔72は、駆動側油圧室34に対して、
最小に絞られた状態で連通されることになる。
【0040】これにより、この無段変速機4は、変速比
をオーバードライブ(O/D)からフルロー(F/L)
に変化させるレシオダウンの際に、筒状体82によって
オーバードライブ(O/D)からフルロー(F/L)の
直前までは駆動側プーリオイル孔72を駆動側油圧室3
4に対して全開した状態で連通させ、駆動側油圧室34
のオイルを駆動側軸オイル孔66側に迅速に抜くことが
できる。
【0041】無段変速機4は、筒状体82によって変速
比がフルロー(F/L)の直前になると駆動側プーリオ
イル孔72を駆動側油圧室34に対して絞った状態で連
通させ、フルロー(F/L)になると駆動側プーリオイ
ル孔72を駆動側油圧室34に対して最小に絞った状態
で連通させることになり、駆動側プーリオイル孔72の
開孔面積を減少させて駆動側油圧室34から抜けるオイ
ルの速度を小さくすることができる。
【0042】このように、この無段変速機4は、駆動側
プーリ12の駆動側可動プーリ部片30が駆動側固定プ
ーリ部片28から離間されて溝幅の最大となる位置近傍
まで移動された際に、面積減少機構たる筒状体82によ
って駆動側プーリオイル孔72の開孔面積を減少させ、
オリフィス効果を生じさせている。
【0043】これにより、この無段変速機4は、変速比
をオーバードライブ(O/D)からフルロー(F/L)
に急激に変化させるレシオダウン時に、フルロー(F/
L)近傍の変速比において駆動側油圧室34から抜ける
オイルの速度を小さくすることができ、また、筒状体8
2を設けるだけなので構造も簡単である。
【0044】このため、この無段変速機4は、駆動側プ
ーリ12の溝幅を拡開するレシオダウン時にフルロー
(F/L)近傍の変速比において駆動側油圧室34から
オイルが急激に抜けることを防止し得て、ベルトクラン
プ力の低下を防止することができる。このベルトクラン
プ力の低下の防止によって、ベルトスリップを防止し得
るとともにベルトやプーリの損傷を防止し得て、ベルト
やプーリの表面の削れを防止できる。
【0045】また、この無段変速機4は、ベルトやプー
リの表面の削れを防止できることにより、削り粉による
バルブスティック等の問題の発生を回避し得て、コンタ
ミネーション管理上有利とし得る。さらに、この無段変
速機4は、1部材である筒状体82を設けるだけなの
で、構造も簡単であり、低廉なコストで実施し得るもの
である。
【0046】図6・図7は、この発明の第2実施例を示
すものである。この第2実施例における面積減少機構
は、一端側を駆動側軸8の駆動側軸オイル通路62に連
通するとともに他端側を駆動側軸8の外周面64に開孔
する駆動側軸オイル孔66を設け、この駆動側軸オイル
孔66の外周面64側に拡開された拡開部68内に突出
体90を設けている。突出体90は、駆動側可動プーリ
部片30が溝幅の最大となる位置近傍まで移動された際
に、駆動側プーリオイル孔72を閉塞して開孔面積を減
少させる部位の前記駆動側軸オイル孔66の拡開部68
内に位置させて設けている。
【0047】つまり、突出体90は、変速比がオーバー
ドライブ(O/D)のときには駆動側プーリオイル孔7
2を閉塞せず、変速比をオーバードライブ(O/D)か
らフルロー(F/L)側に変化させてフルロー(F/
L)の近傍になると端部92が駆動側プーリオイル孔7
2に達して中間部94が駆動側プーリオイル孔72を塞
ぎ初めて開孔面積を次第に減少させ、変速比がフルロー
(F/L)になると中間部94が駆動側プーリオイル孔
72の略全てを塞いで開孔面積を最小にするような位置
の前記駆動側軸オイル孔66の拡開部68内に設けてい
る。
【0048】次に作用を説明する。
【0049】無段変速機4は、駆動側油圧室34にオイ
ルを給排することにより駆動側可動プーリ部片30を駆
動側固定プーリ部片28に接離させて溝幅を増減し、ベ
ルト16の回転半径を増大させて変速比を大(レシオア
ップ:回転数を増加して伝達する変速比)に変化させる
とともにベルト16の回転半径を減少させて変速比を小
(レシオダウン:トルクを増大して伝達する変速比)に
変化させる。
【0050】無段変速機4は、駆動側可動プーリ部片3
0が駆動側固定プーリ部片28に最接近されて変速比が
オーバードライブ(O/D)のときに、図6に示す如
く、面積減少機構たる突出体90の端部92が駆動側プ
ーリオイル孔72から離間され、駆動側プーリオイル孔
72を閉塞していない。したがって、駆動側プーリオイ
ル孔72は、駆動側軸オイル孔66の拡開部68に対し
て、全開した状態で連通されている。
【0051】無段変速機4は、駆動側可動プーリ部片3
0を駆動側固定プーリ部片28から離間させて変速比を
オーバードライブ(O/D)からフルロー(F/L)側
に変化させた際に、駆動側可動プーリ12の溝幅の最大
となる位置近傍まで駆動側可動プーリ部片30が駆動側
固定プーリ部片28から離間されて変速比がフルロー
(F/L)の近傍になると、突出体90の端部92が駆
動側プーリオイル孔72に達して中間部94が駆動側プ
ーリオイル孔72を塞ぎ初め、開孔面積を次第に減少さ
せる。したがって、駆動側プーリオイル孔72は、駆動
側軸オイル孔66の拡開部68に対して、次第に絞られ
た状態で連通されることになる。
【0052】無段変速機4は、駆動側固定プーリ部片2
8から駆動側可動プーリ部片30が最離間されて変速比
がフルロー(F/L)になると、突出体90の端部92
が駆動側プーリオイル孔72の開孔面積を最小に減少さ
せる位置に達し、中間部94が略全てを塞いで開孔面積
を最小にする。したがって、駆動側プーリオイル孔72
は、駆動側軸オイル孔66の拡開部68に対して、最小
に絞られた状態で連通されることになる。
【0053】これにより、この無段変速機4は、変速比
をオーバードライブ(O/D)からフルロー(F/L)
に変化させるレシオダウンの際に、突出体90によって
オーバードライブ(O/D)からフルロー(F/L)の
直前までは駆動側プーリオイル孔72を駆動側軸オイル
孔66に対して全開した状態で連通させ、駆動側油圧室
34のオイルを迅速に抜くことができる。
【0054】無段変速機4は、突出体90によって変速
比がフルロー(F/L)の直前になると駆動側プーリオ
イル孔72を駆動側軸オイル孔66に対して絞った状態
で連通させ、フルロー(F/L)になると駆動側プーリ
オイル孔72を駆動側軸オイル孔66に対して最小に絞
った状態で連通させることになり、駆動側プーリオイル
孔72の開孔面積を減少させて駆動側油圧室34から抜
けるオイルの速度を小さくすることができる。
【0055】このように、この無段変速機4は、駆動側
プーリ12の駆動側可動プーリ部片30が駆動側固定プ
ーリ部片28から離間されて溝幅の最大となる位置近傍
まで移動された際に、面積減少機構たる突出体90によ
って駆動側プーリオイル孔72の開孔面積を減少させ、
オリフィス効果を生じさせている。
【0056】これにより、この無段変速機4は、変速比
をオーバードライブ(O/D)からフルロー(F/L)
に急激に変化させるレシオダウン時に、フルロー(F/
L)近傍の変速比において駆動側油圧室34から抜ける
オイルの速度を小さくすることができ、また、突出体9
0を設けるだけなので構造も簡単である。
【0057】このため、この無段変速機4は、駆動側プ
ーリ12の溝幅を拡開するレシオダウン時にフルロー
(F/L)近傍の変速比において駆動側油圧室34から
オイルが急激に抜けることを防止し得て、ベルトクラン
プ力の低下を防止することができる。このベルトクラン
プ力の低下の防止によって、ベルトスリップを防止し得
るとともにベルトやプーリの損傷を防止し得て、ベルト
やプーリの表面の削れを防止できる。
【0058】また、この無段変速機4は、ベルトやプー
リの表面の削れを防止できることにより、削り粉による
バルブスティック等の問題の発生を回避し得て、コンタ
ミネーション管理上有利とし得る。さらに、この無段変
速機4は、駆動側軸オイル孔66の拡開部68内に突出
体90を設けるだけなので、拡開部68の形状を変更す
るだけで実施し得て、部材の追加を必要とせず、第1実
施例よりも構造が簡単であり、より低廉なコストで実施
し得るものである。
【0059】なお、この実施例においては、駆動側プー
リ12に面積減少機構を設けているが、被動側プーリ1
4に面積減少機構を設けて、被動側油圧室42からオイ
ルが急激に抜けることを防止することもできる。
【0060】
【発明の効果】このように、この発明によれば、無段変
速機は、変速比をオーバードライブ(O/D)からフル
ロー(F/L)に急激に変化させるレシオダウンの際
に、面積減少機構によってフルロー(F/L)近傍の変
速比において駆動側油圧室から抜けるオイルの速度を小
さくすることができ、面積減少機構を設けるだけなの
で、構造も簡単である。
【0061】このため、この無段変速機は、駆動側プー
リの溝幅を拡開するレシオダウン時にフルロー(F/
L)近傍の変速比において駆動側油圧室からオイルが急
激に抜けることを防止し得て、ベルトクランプ力の低下
を防止することができ、ベルトクランプ力の低下の防止
によりベルトスリップを防止し得るとともにベルトやプ
ーリの損傷を防止し得て、ベルトやプーリの表面の削れ
を防止できる。また、この無段変速機は、ベルトやプー
リの表面の削れを防止できることにより、削り粉による
バルブスティック等の問題の発生を回避し得て、コンタ
ミネーション管理上有利とし得る。さらに、この無段変
速機は、面積減少機構を設けるだけなので、構造も簡単
であり、低廉なコストで実施し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す無段変速機の駆動
側プーリの要部断面図である。
【図2】図1の〓−〓線による断面図である。
【図3】オーバードライブ(O/D)時の駆動側プーリ
の要部拡大面図である。
【図4】フルロー(F/L)時の駆動側プーリの要部拡
大断面図である。
【図5】無段変速機の断面図である。
【図6】この発明の第2実施例を示すオーバードライブ
(O/D)時の駆動側プーリの要部拡大面図である。
【図7】この発明の第2実施例を示すフルロー(F/
L)時の駆動側プーリの要部拡大断面図である。
【図8】従来例を示す無段変速機の断面図である。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 無段変速機 6 変速機ケース 8 駆動側軸 10 被動側軸 12 駆動側プーリ 14 被動側プーリ 16 ベルト 28 駆動側固定プーリ部片 30 駆動側可動プーリ部片 32 駆動側ハウジング 34 駆動側油圧室 36 被動側固定プーリ部片 38 被動側可動プーリ部片 40 被動側ハウジング 42 被動側油圧室 44 ばね 46 オイルポンプ 48 バルブボディ 50 油圧クラッチ 52 クラッチ油圧室 54 出力軸 56 前後進切換機構 58 カウンタ軸 60 ディファレンシャル装置 62 駆動側軸オイル通路 64 外周面 66 駆動側軸オイル孔 68 拡開部 70 駆動側可動筒部 72 駆動側プーリオイル孔 74 被動側軸オイル通路 76 被動側軸オイル孔 78 被動側可動筒部 80 被動側プーリオイル孔 82 筒状体 90 突出体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 9/00 - 9/26 F16H 53/00 - 55/56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機ケースに軸支される駆動側軸及び
    被動側軸に設けられた駆動側プーリ及び被動側プーリの
    駆動側油圧室及び被動側油圧室にオイルを給排すること
    により前記駆動側プーリ及び被動側プーリの夫々駆動側
    可動プーリ部片及び被動側可動プーリ部片を駆動側固定
    プーリ部片及び被動側固定プーリ部片に接離させて各溝
    幅を増減させ、前記駆動側プーリ及び被動側プーリに巻
    掛けられたベルトの回転半径を増減させて変速比を無段
    階に変化させる無段変速機のオイル通路構造において、
    前記無段変速機は前記駆動側軸により駆動されるオイル
    ポンプを設け、このオイルポンプの吐出するオイルの圧
    力を調整して前記駆動側油圧室及び被動側油圧室に供給
    する各種制御弁を設け、前記駆動側軸に前記各種制御弁
    に連通する駆動側軸オイル通路を設けるとともにこの駆
    動側軸オイル通路と前記駆動側油圧室とを連通する駆動
    側プーリオイル孔を前記駆動側可動プーリ部片に設け、
    この駆動側可動プーリ部片が前記駆動側固定プーリ部片
    に接近されて前記溝幅の狭小となる位置から前記駆動側
    可動プーリ部片が前記駆動側固定プーリ部片から離間さ
    れて前記溝幅の最大となる位置の直前までは前記駆動側
    プーリオイル孔を前記駆動側油圧室に対して全開にした
    状態で連通させ、前記駆動側可動プーリ部片が前記駆動
    側固定プーリ部片から離間されて前記溝幅の最大となる
    位置近傍移動された際に前記駆動側プーリオイル孔の
    開孔面積を減少させる面積減少機構を設け、この面積減
    少機構は前記溝幅の最大となる位置において前記駆動側
    プーリオイル孔の開口面積を最小に絞られた状態で連通
    させることを特徴とする無段変速機のオイル通路構造。
  2. 【請求項2】 前記面積減少機構は、一側端を前記駆動
    側軸の駆動側ハウジングに取付けられるとともに中間部
    位を前記駆動側可動プーリ部片の駆動側可動筒部に外装
    される筒状体を設け、この筒状体は前記駆動側可動プー
    リ部片が溝幅の最大となる位置近傍まで移動された際に
    駆動側プーリオイル孔を被覆して開孔面積を減少させる
    部位に他側端を位置させて設けた面積減少機構である請
    求項1に記載の無段変速機のオイル通路構造。
  3. 【請求項3】 変速機ケースに軸支される駆動側軸及び
    被動側軸に設けられた駆動側プーリ及び被動側プーリの
    駆動側油圧室及び被動側油圧室にオイルを給 排すること
    により前記駆動側プーリ及び被動側プーリの夫々駆動側
    可動プーリ部片及び被動側可動プーリ部片を駆動側固定
    プーリ部片及び被動側固定プーリ部片に接離させて各溝
    幅を増減させ、前記駆動側プーリ及び被動側プーリに巻
    掛けられたベルトの回転半径を増減させて変速比を無段
    階に変化させる無段変速機のオイル通路構造において、
    前記無段変速機は前記駆動側軸により駆動されるオイル
    ポンプを設け、このオイルポンプの吐出するオイルの圧
    力を調整して前記駆動側油圧室及び被動側油圧室に供給
    する各種制御弁を設け、前記駆動側軸に前記各種制御弁
    に連通する駆動側軸オイル通路を設けるとともにこの駆
    動側軸オイル通路と前記駆動側油圧室とを連通する駆動
    側プーリオイル孔を前記駆動側可動プーリ部片に設け、
    この駆動側可動プーリ部片が前記駆動側固定プーリ部片
    から離間されて前記溝幅の最大となる位置近傍まで移動
    された際に前記駆動側プーリオイル孔の開孔面積を減少
    させる面積減少機構を設け、前記面積減少機構は、一端
    側を前記駆動側軸オイル通路に連通するとともに他端側
    を前記駆動側軸外周面に開孔する駆動側軸オイル孔内に
    突出体を設け、この突出体は前記駆動側可動プーリ部片
    が溝幅の最大となる位置近傍まで移動された際に駆動側
    プーリオイル孔を閉塞して開孔面積を減少させる部位の
    前記駆動側軸オイル孔内に位置させて設けた面積減少機
    構であることを特徴とする無段変速機のオイル通路構
    造。
JP02729494A 1994-01-31 1994-01-31 無段変速機のオイル通路構造 Expired - Fee Related JP3158842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02729494A JP3158842B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 無段変速機のオイル通路構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02729494A JP3158842B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 無段変速機のオイル通路構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07217715A JPH07217715A (ja) 1995-08-15
JP3158842B2 true JP3158842B2 (ja) 2001-04-23

Family

ID=12217076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02729494A Expired - Fee Related JP3158842B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 無段変速機のオイル通路構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3158842B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4725634B2 (ja) 2008-11-13 2011-07-13 トヨタ自動車株式会社 無段変速機
DE102009014315B4 (de) 2009-03-25 2018-01-25 Sew-Eurodrive Gmbh & Co Kg Getriebe

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07217715A (ja) 1995-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2748479B2 (ja) 車両用無段自動変速機
JP2748511B2 (ja) 変速機の制御装置
JP3158842B2 (ja) 無段変速機のオイル通路構造
EP0916566B1 (en) Flow rate regulating valve of hydraulic pump
EP1252443B1 (en) Hydraulic fluid vane pump
JP3930924B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JP3063263B2 (ja) ミッションケース構造
JPH03194244A (ja) 無段変速機
JP3868550B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JP4026938B2 (ja) 無段変速機の潤滑装置
JP3077202B2 (ja) 無段変速機の冷却油制御装置
JP3025663B2 (ja) 2輪駆動−4輪駆動切換装置
JP3221208B2 (ja) 無段変速機のクラッチ制御装置
JPH061102B2 (ja) 変速機の油圧制御装置
JPH0842654A (ja) 無段変速機の潤滑用油路
JPH064451U (ja) 無段変速機用油圧ピストンのバランス室構造
JPS6382876A (ja) パワ−・ステアリング用の油圧ポンプ
JPS5840350Y2 (ja) 油圧クラツチの圧力調節装置
JPH01312256A (ja) 無段変速装置
JPS634843Y2 (ja)
JP3106061B2 (ja) 作業車の走行変速装置
JP2824918B2 (ja) 無段変速機の油圧制御機構
JP3118906B2 (ja) 無段変速機の冷却油制御装置
JPH0798049A (ja) 無段変速機のコントロールバルブユニット
JPS63280950A (ja) 無段変速装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees