JP3158140B2 - ディスペンサーにおけるアジテータの運転方法 - Google Patents

ディスペンサーにおけるアジテータの運転方法

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JP3158140B2
JP3158140B2 JP24565496A JP24565496A JP3158140B2 JP 3158140 B2 JP3158140 B2 JP 3158140B2 JP 24565496 A JP24565496 A JP 24565496A JP 24565496 A JP24565496 A JP 24565496A JP 3158140 B2 JP3158140 B2 JP 3158140B2
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園生 加藤
和弘 森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスペンサー
におけるアジテータの運転方法に関し、更に詳細には、
計量位置と放出位置との間を移動する計量器により、貯
氷庫に貯留されている氷片をコップ等の容器に供給する
ディスペンサーにおいて、計量器の計量位置から放出位
置への移動に調時して貯氷庫に配設したアジテータを運
転制御することにより、容器への氷片の供給量を安定さ
せ得るようにしたディスペンサーにおけるアジテータの
運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】喫茶店やレストランその他の飲食施設で
は、接客サービスとしてコップに氷片と水とを入れた
「お冷」を提供することが行なわれている。この種の装置
として、氷片と水とを供給するお冷ディスペンサーが好
適に使用されている。このお冷ディスペンサーの基本構
造を一例として述べれば、所要量の氷片が貯留される貯
氷庫と該貯氷庫の下方に所定間隔離間して配設した固定
板との間に、複数の計量部を形成した計量器が移動自在
に配設される。また、貯氷庫の底部には計量器に氷片を
充填するための氷片放出口が形成されると共に、固定板
には氷片放出口の真下から前方に所定距離だけ離間した
位置に、計量部と同一配列で複数の開口が形成される。
そして計量器は、駆動機構により計量部が貯氷庫の氷片
放出口と連通する計量位置と、計量部が固定板の開口と
連通する放出位置との間を往復移動されるよう構成して
ある。またディスペンサーには、計量部と対応する数の
散水ノズルが、各開口(放出位置)の下方に位置決めされ
る各コップの上方に臨むよう配設されている。この構成
に係るお冷ディスペンサーによれば、固定板の各開口の
下方にコップを夫々位置決めした後、前記計量器を計量
位置から放出位置に移動することにより、計量部で計量
された所定量の氷片が各コップに供給される。また散水
ノズルによる散水を開始することにより、氷片が供給さ
れた各コップに所定量の水が供給される。すなわち、一
度に複数のコップに「お冷」を作り得るので、大量の来客
があった場合に、迅速に対応することができるものであ
る。
【0003】またお冷ディスペンサーでは、前記貯氷庫
の内部における氷片放出口と対応する位置にアジテータ
を配設し、計量位置から放出位置に移動して計量部に充
填されている氷片をコップに放出した計量器が、放出位
置から計量位置に戻った後にアジテータを作動させるこ
とにより、貯氷庫内の氷片を計量器の各計量部に確実に
充填するよう構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記お冷ディスペンサ
ーでは、貯氷庫に氷片が貯留されている状態で、コップ
への氷片の供給が長時間に亘って行なわれない場合は、
計量位置に臨む計量器の計量部に充填されている氷片が
融けたり、計量部内でアーチングを生ずることがあっ
た。また、貯氷庫内の氷片群も相互に固結して、自重に
より計量部に落下供給されないことが考えられる。この
場合において、前記アジテータは計量器が放出位置から
計量位置に戻った際にのみ作動するよう設定されていた
ため、長時間経過後の最初の氷片放出に際しては、各計
量部に所定量の氷片が充填されておらず、コップへの定
量供給ができなかったり、アーチングにより氷片を全く
供給し得なくなる事態を生ずる難点が指摘される。な
お、夏季の如く外気温が高い場合には、お冷ディスペン
サーの待機時間が短かくても計量部に充填されている氷
片が融けてしまい、定量供給ができなくなることがあっ
た。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、計量器の各計量部から容器への
氷片の供給量を安定させ得るディスペンサーにおけるア
ジテータの運転方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係るディス
ペンサーにおけるアジテータの運転方法は、所要量の氷
片が貯留され、底部に氷片の放出口を形成した貯氷庫
と、この貯氷庫の下方に所定間隔離間して配設され、前
記氷片放出口の真下から偏位した位置に複数の開口を氷
片放出口の延在方向に所定間隔で穿設した氷シュート部
材と、前記貯氷庫と氷シュート部材との間に摺動自在に
配設され、氷シュート部材における開口と対応する複数
の計量部を形成した計量器とを備え、この計量器の計量
部を、前記氷片放出口と連通する計量位置と、前記開口
と連通する放出位置との間を往復移動させることによ
り、計量部に充填されている氷片を放出位置において各
開口の下方に位置決めした各容器に放出供給するように
したディスペンサーにおいて、前記貯氷庫の内部におけ
る氷片放出口の真上に配設したアジテータを、前記計量
器が計量位置から放出位置への移動を開始する直前に始
動させ、前記計量器が計量位置から放出位置への移動を
開始し、前記貯氷庫の氷片放出口と氷シュート部材の開
口とが計量部を介して連通した直後に停止させるよう制
御したことを特徴とする。また前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本願の別の発明に係
るディスペンサーにおけるアジテータの運転方法は、
要量の氷片が貯留され、底部に氷片の放出口を形成した
貯氷庫と、この貯氷庫の下方に所定間隔離間して配設さ
れ、前記氷片放出口の真下から偏位した位置に複数の開
口を氷片放出口の延在方向に所定間隔で穿設した氷シュ
ート部材と、前記貯氷庫と氷シュート部材との間に摺動
自在に配設され、氷シュート部材における開口と対応す
る複数の計量部を形成した計量器とを備え、この計量器
の計量部を、前記氷片放出口と連通する計量位置と、前
記開口と連通する放出位置との間を往復移動させること
により、計量部に充填されている氷片を放出位置におい
て各開口の下方に位置決めした各容器に放出供給するよ
うにしたディスペンサーにおいて、 前記貯氷庫の内部に
おける氷片放出口の真上に配設したアジテータを、前記
計量器が計量位置から放出位置への移動を開始する直前
に始動させ、前記計量器が計量位置から放出位置への移
動を開始し、前記貯氷庫の氷片放出口と氷シュート部材
の開口とが計量部を介して連通し、また前記氷片放出口
が計量器における計量部が形成されていない部位で閉塞
される状態となる前に停止させるよう制御したことを特
徴とする
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るディスペンサ
ーにおけるアジテータの運転方法につき、好適な実施例
を挙げて、添付図面を参照しながら説明する。
【0008】図1は、実施例に係るディスペンサーの概
略側面図であって、該ディスペンサー10は、厨房内で
食器を洗浄する際に使用される汎用のラック12に整列
的に収納した所定数のコップ11(図2参照)に、計量し
た氷片および水を供給するよう構成されている。このラ
ック12には、前後方向(ラック12のディスペンサー
10への出入れ方向)に3列で、これと交差する幅方向
に6列の合計18個のコップ11が収納されるよう構成
される。そして、ディスペンサー10に配設したテーブ
ル14の所定位置にラック12を載置した後、該ディス
ペンサー10を一回動作することにより、ラック12に
収納されている18個のコップ11に氷片および水が夫
々供給されるようになっている。
【0009】前記ディスペンサー10における装置本体
16の内部には、大量の氷片を所定レベルまで貯留し得
る貯氷庫18が配設され、該貯氷庫18の底面に、図2
に示す如く、前後方向に所定間隔離間して3つの氷片放
出口18aが形成されている。各氷片放出口18aは、
後述する計量器20に形成した幅方向に整列する6個所
の計量部21に沿って開口し、該列の全ての計量部21
に氷片を充填し得るよう設定されている。また貯氷庫1
8の後面側には、図1に示す如く、オーガ式製氷機22
が配設され、該製氷機22で製造した氷片を貯氷庫18
に放出貯留するよう構成されている。
【0010】前記装置本体16における幅方向の両側
に、前後方向に延在する一対の側板19,19(図2に一
方のみ図示)が対向的に配設され、この側板19,19間
に、貯氷庫18の底面から下方に所定間隔離間して氷シ
ュート部材24が着脱自在に位置決め固定されている。
この側板19,19間に配設される氷シュート部材24
は、図1に示すように、後部側に向けて下方傾斜するよ
う構成される。また氷シュート部材24には、側板1
9,19間に位置決め固定した状態において、貯氷庫1
8の各氷片放出口18aの真下から前方に所定距離だけ
偏位した位置に、幅方向に整列する6個所の開口24a
が形成されている。すなわち氷シュート部材24には、
前後方向に3列で、幅方向に6列の合計18個の開口2
4aが形成される。なお、氷シュート部材24の各開口
24aと対応する下面には、氷片放出に際して開口24
aを介して放出される氷片を、対応する供給口28a
(後述)に案内するシュート26が夫々垂設される(図2
参照)。
【0011】前記貯氷庫18と氷シュート部材24との
間には、矩形状の板体として構成した計量器20が、前
記側板19,19に配設したガイド30,30(図2に一
方のみ図示)に摺動自在に支持されている。この計量器
20には、氷片が充填されることにより計量を行なう複
数の計量部21が、氷シュート部材24に形成した各開
口24aと対応する3×6列のパターンで形成されてい
る。そして計量器20は、後述する駆動機構32を介し
て前後方向に移動され、前記各計量部21が貯氷庫18
における氷片放出口18aの真下に臨む計量位置(図3
参照)と、各計量部21が氷シュート部材24における
対応の開口24aの真上に臨む放出位置(図5参照)との
間を往復するようになっている。
【0012】前記計量部21は、図2に示す如く、上下
に連通する四角形状の通孔として形成され、幅方向に整
列する6個所の計量部21は、貯氷庫18の氷片放出口
18aに共通的に連通し得るよう設定されている。これ
により、計量器20を計量位置に位置させれば、計量部
21には貯氷庫18に貯留された氷片が氷片放出口18
aを介して充填され、これにより氷片の計量(容量の計
量)がなされる。なお、計量位置に臨む計量部21の下
面は、図3に示す如く、前記氷シュート部材24の開口
24aが形成されていない部位で閉塞され、氷片が落下
しないよう構成される。そして、前記氷片が充填された
計量器20を放出位置まで移動させれば、計量部21内
の氷片は自重により落下して、前記開口24a,シュー
ト26および供給口28aを介して待機中のコップ11
に放出される。また計量器20が放出位置に移動した際
には、図5に示す如く、貯氷庫18における各氷片放出
口18aは、計量器20における計量部21が形成され
ていない部位で閉塞され、貯氷庫18内の氷片が外部に
放出されないよう構成されている。
【0013】前記計量部21の上部側には、計量器20
を計量位置に臨ませた状態において、氷片放出口18a
から後方に延在する切欠部21aが形成されている。こ
の切欠部21aは、計量部21を計量位置から放出位置
へ移動させる際に、氷片放出口18aと計量部21との
境界に臨む氷片が噛み込まれるのを防止するべく機能す
る。これにより、計量器20は常に円滑に移動し、定量
供給を達成し得るようになっている。
【0014】図1に示す如く、前記計量器20を挟む前
記両側板19,19に、計量器20を計量位置と放出位
置との間を往復移動させる駆動機構32が配設されてい
る。すなわち、各側板19には前後方向に所定間隔離間
して対をなすスプロケット34,34が夫々回転自在に
配設されると共に、対応のスプロケット34,34間に
無端チェン36が巻掛けられ、幅方向に離間する一対の
無端チェン36,36は装置本体16に配設されたモー
タ37により正逆方向に走行するよう構成される。そし
て両無端チェン36,36の適宜位置が、計量器20の
幅方向両側に夫々固定されるようになっている。従っ
て、モータ37を介して無端チェン36,36を正逆方
向に走行させれば、該チェン36,36の走行に伴って
計量器20は前記ガイド30,30に沿って前後方向に
往復摺動する。
【0015】前記氷シュート部材24の下方には、供給
部材28が装置本体16に着脱自在に配設される。供給
部材28には、氷シュート部材24の各開口24aと対
応する3×6列のパターンで供給口28aが形成されて
いる。また、供給部材28を装置本体16に固定した状
態で、各供給口28aの上方に、対応的に前記シュート
26の下端が臨み(図2参照)、開口24aおよびシュー
ト26を介して放出される氷片は、供給部材28の下方
に位置決めされるコップ11に供給口28aを介して供
給されるようになっている。また各供給口28aに対応
して、水供給源に連通する散水ノズル40が臨み、各散
水ノズル40から散水される水が対応の供給口28aを
介してコップ11に供給されるよう構成される。なお図
2において符号42は、供給部材28の上面に配設され
て前記散水ノズル40を支持する支持部材を示す。
【0016】前記貯氷庫18の内部には、図2に示す如
く、各氷片放出口18aの真上に臨む位置にアジテータ
38が夫々回転自在に配設され、全てのアジテータ38
は、図1に示すモータ44により回転駆動されるよう構
成される。従って、モータ44を駆動することにより各
アジテータ38が回転し、貯氷庫内の氷片群が掻き崩さ
れて氷片放出口18aから計量部21に氷片が充填供給
される。
【0017】ここで、前記計量器20を移動させるモー
タ37は、図6に示す如く、ディスペンサー10に配設
した氷片の放出スイッチ(図示せず)がON作動されてか
ら所定時間の遅延後に正転方向に駆動されて、計量器2
0を計量位置から放出位置へ向けて前進移動させるよう
設定されている。これに対して前記アジテータ38を回
転させるモータ44は、放出スイッチがON作動される
と同時に駆動してアジテータ38の回転を開始させると
共に、前記計量器20が計量位置から放出位置への移動
を開始した直後に停止してアジテータ38の回転を停止
させるよう設定してある。すなわち、アジテータ38
は、計量器20が計量位置から放出位置への移動を開始
する直前に始動し、計量器20が計量位置から放出位置
への移動を開始した直後に停止するよう制御される。こ
れにより、後述する如く、計量器20の計量部21へ氷
片を確実に供給して、コップ11への氷片の定量供給を
行ない得るようになっている。なお、アジテータ38の
停止タイミングは、前記計量器20が計量位置から放出
位置への移動を開始し、図4に示す如く、前記貯氷庫1
8の氷片放出口18aと氷シュート部材24の開口24
aとが計量部21を介して若干連通した直後に設定され
ている。
【0018】前記アジテータ38におけるモータ44の
駆動時間や、計量器20におけるモータ37の遅延時間
は、適宜のタイマにより設定される。またモータ44に
ついては、放出スイッチがON作動されたときに駆動す
ると共に、計量器20が所要位置まで移動したことを適
宜の検知手段で検出して停止するよう制御することも可
能である。
【0019】
【実施例の作用】次に、実施例に係るディスペンサーに
おけるアジテータの運転方法の作用につき、以下説明す
る。前記コップ11を上向きに収納したラック12をデ
ィスペンサー10に搬入し、図2に示す如く、各コップ
11を対応の供給口28aの真下に臨む位置に位置決め
する。このとき、前記計量器20は、計量部21が貯氷
庫18における氷片放出口18aの真下に臨む計量位置
に位置決めされ、各計量部21内には氷片が夫々充填さ
れているものとする。
【0020】前記ディスペンサー10による氷片および
水の定量供給を行なわせるための放出スイッチをON作
動させると、先ずモータ44が駆動してアジテータ38
の回転が開始される(図3参照)。これにより、計量部2
1に充填されていた氷片が待機中に融けていたとして
も、アジテータ38により氷片放出口18aの真上に位
置する氷片群を掻き崩して、融けて減った分の氷片を各
計量部21に充填供給することができる。また計量部2
1の内部で氷片がアーチングしている場合であっても、
アジテータ38の回転により貯氷庫内の氷片が計量部2
1に押込まれることにより、該アーチングが壊われて氷
片を定量充填することができる。
【0021】前記放出スイッチがON作動してから所要
時間の遅延後に、前記モータ37が正転駆動され、無端
チェン36,36を介して計量器20の計量位置から放
出位置への前進移動が開始される(図4参照)。そして、
計量器20が前進移動を開始した直後に、前記モータ4
4が停止してアジテータ38の回転が停止される。な
お、計量器20の各計量部21が、図4に示す如く、貯
氷庫18の氷片放出口18aおよび氷シュート部材24
の開口24aと連通する状態となるまではアジテータ3
8の回転は継続しているので、該アジテータ38の回転
によって計量部21に押込まれる氷片により、該計量部
21内の氷片は氷シュート部材24に向けて押出され
る。従って、これが契機となってアジテータ38が停止
した後において、計量部21内の氷片が氷シュート部材
24に向けて確実に放出される。
【0022】図5に示す如く、計量器20の各計量部2
1が氷シュート部材24における対応の開口24aの真
上に臨む放出位置に到来すると、各計量部21に充填さ
れている氷片の全ては自重により落下し、開口24a,
シュート26および供給口28aを介して待機中のコッ
プ11に放出供給される。また、前記各散水ノズル40
からコップ11に所定量の水が供給され、これによりラ
ック12に収納されている全てのコップ11に夫々計量
された氷片と水とが供給される。なお、アジテータ38
の回転は、貯氷庫18の各氷片放出口18aが計量器2
0における計量部21が形成されていない部位で閉塞さ
れる状態となる前に停止するので、アジテータ38の回
転により氷片が圧縮されたり砕かれることはなく、粉氷
が発生してアーチングの原因となる問題を招くことはな
い。
【0023】このように、実施例ではアジテータ38
を、計量器20が計量位置から放出位置への移動を開始
する直前に始動し、計量器20が計量位置から放出位置
への移動を開始した直後に停止するよう制御したので、
計量器20の計量部21へ氷片を一定量だけ確実に充填
することができる。すなわち、長時間経過後の氷片の放
出に際して計量部21内の氷片が融けていたり、あるい
はアーチングが生じていたとしても、貯氷庫18から各
計量部21に所定量の氷片を確実に充填供給することが
できるので、コップ11への氷片の定量供給を達成し得
る。
【0024】なお実施例では、コップに氷片と水とを供
給するディスペンサーを例に挙げて説明したが、コップ
に氷片のみを供給するディスペンサーであってもよいこ
と勿論である。また、貯氷庫における氷片放出口、計量
器の計量部、氷シュート部材の開口および供給部材の供
給口等の数は、実施例に開示したものに限定されず、任
意の数を選択し得るものである。更に、前記テーブルに
代えて搬送コンベヤを配設し、該コンベヤに載置したラ
ックを氷片の放出位置の真下に移動させるようにしても
よい。
【0025】
【発明の効果】以上に述べた如く、本発明に係るディス
ペンサーにおけるアジテータの運転方法によれば、計量
器が計量位置から放出位置へ移動する直前にアジテータ
を始動することにより、計量器の各計量部に充填されて
いた氷片が融けていたりアーチングを生じている場合に
おいても、該計量部に氷片を一定量だけ充填することが
できる。従って、計量器による容器への定量供給を達成
し得る。また、計量器が計量位置から放出位置への移動
を開始し、貯氷庫の氷片放出口と氷シュート部材の開口
とが計量部を介して連通するまでアジテータは回転して
いるので、貯氷庫から計量部に押込まれる氷片により計
量部内の氷片が氷シュート部材に向けて押出される。従
って、これが契機となってアジテータが停止した後にお
いて、計量部内の氷片が氷シュート部材に向けて確実に
放出され、計量部内に氷片が残留するのを防止し得る。
更に、アジテータの回転は、貯氷庫の各氷片放出口が計
量器における計量部が形成されていない部位で閉塞され
る状態となる前に停止するので、アジテータの回転によ
り氷片が圧縮されたり砕かれることはなく、粉氷が発生
してアーチングの原因となる問題を招くことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るディスペンサーの全体
構成を示す概略側面図である。
【図2】 実施例に係るディスペンサーの概略構成を示
す要部側断面図である。
【図3】 実施例に係るディスペンサーの計量器が計量
位置から放出位置へ移動する直前にアジテータが回転を
開始した状態を示す説明図である。
【図4】 実施例に係るディスペンサーの計量器が計量
位置から放出位置へ移動した直後の状態を示す説明図で
ある。
【図5】 実施例に係るディスペンサーの計量器が放出
位置に到来した状態を示す説明図である。
【図6】 実施例に係るディスペンサーのタイミングチ
ャート図である。
【符号の説明】
11 コップ(容器),18 貯氷庫,18a 氷片放出
口,20 計量器 21 計量部,24 氷シュート部材,24a 開口,3
8 アジテータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−43784(JP,A) 特開 平4−110357(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25C 5/00 G01F 11/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要量の氷片が貯留され、底部に氷片の
    放出口(18a)を形成した貯氷庫(18)と、この貯氷庫(18)
    の下方に所定間隔離間して配設され、前記氷片放出口(1
    8a)の真下から偏位した位置に複数の開口(24a)を氷片放
    出口(18a)の延在方向に所定間隔で穿設した氷シュート
    部材(24)と、前記貯氷庫(18)と氷シュート部材(24)との
    間に摺動自在に配設され、氷シュート部材(24)における
    開口(24a)と対応する複数の計量部(21)を形成した計量
    器(20)とを備え、この計量器(20)の計量部(21)を、前記
    氷片放出口(18a)と連通する計量位置と、前記開口(24a)
    と連通する放出位置との間を往復移動させることによ
    り、計量部(21)に充填されている氷片を放出位置におい
    て各開口(24a)の下方に位置決めした各容器(11)に放出
    供給するようにしたディスペンサーにおいて、 前記貯氷庫(18)の内部における氷片放出口(18a)の真上
    に配設したアジテータ(38)を、前記計量器(20)が計量位
    置から放出位置への移動を開始する直前に始動させ、 前記計量器(20)が計量位置から放出位置への移動を開始
    、前記貯氷庫(18)の氷片放出口(18a)と氷シュート部
    材(24)の開口(24a)とが計量部(21)を介して連通した直
    後に停止させるよう制御したことを特徴とするディスペ
    ンサーにおけるアジテータの運転方法。
  2. 【請求項2】 所要量の氷片が貯留され、底部に氷片の
    放出口(18a)を形成した貯氷庫(18)と、この貯氷庫(18)
    の下方に所定間隔離間して配設され、前記氷片放出口(1
    8a)の真下から偏位した位置に複数の開口(24a)を氷片放
    出口(18a)の延在方向に所定間隔で穿設した氷シュート
    部材(24)と、前記貯氷庫(18)と氷シュート部材(24)との
    間に摺動自在に配設され、氷シュート部材(24)における
    開口(24a)と対応する複数の計量部(21)を形成した計量
    器(20)とを備え、この計量器(20)の計量部(21)を、前記
    氷片放出口(18a)と連通する計量位置と、前記開口(24a)
    と連通する放出位置との間を往復移動させることによ
    り、計量部(21)に充填されている氷片を放出位置におい
    て各開口(24a)の下方に位置決めした各容器(11)に放出
    供給するようにしたディスペンサーにおいて、 前記貯氷庫(18)の内部における氷片放出口(18a)の真上
    に配設したアジテータ( 38)を、前記計量器(20)が計量位
    置から放出位置への移動を開始する直前に始動させ、 前記計量器(20)が計量位置から放出位置への移動を開始
    し、前記貯氷庫(18)の氷片放出口(18a)と氷シュート部
    材(24)の開口(24a)とが計量部(21)を介して連通し、ま
    た前記氷片放出口(18a)が計量器(20)における計量部(2
    1)が形成されていない部位で閉塞される状態となる前に
    停止させるよう制御したことを特徴とするディスペンサ
    ーにおけるアジテータの運転方法。
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