JP3157771B2 - ケーブル導入部閉塞部材用円板及びケーブル導入部閉塞部材並びにケーブル導入構造及びケーブル導入装置 - Google Patents

ケーブル導入部閉塞部材用円板及びケーブル導入部閉塞部材並びにケーブル導入構造及びケーブル導入装置

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JP3157771B2 JP05573798A JP5573798A JP3157771B2 JP 3157771 B2 JP3157771 B2 JP 3157771B2 JP 05573798 A JP05573798 A JP 05573798A JP 5573798 A JP5573798 A JP 5573798A JP 3157771 B2 JP3157771 B2 JP 3157771B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に海底観測装置
に用いられるケーブル導入部閉塞部材用円板及びケーブ
ル導入部閉塞部材並びにケーブル導入構造及びケーブル
導入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、種々のケーブル導入構造が開
発提供されている。一例として図6に示すような海底観
測装置100に用いられるケーブル導入構造について説
明する。
【0003】従来に係るケーブル導入構造が分解された
状態を図5に示す。ケーブル3の両端には予めコネクタ
4がモールド等により接続されている。その片端のコネ
クタが接続されたケーブル3が海底観測装置のケーブル
導入部1から海底観測装置100内に導入される。この
ケーブル3のコネクタ4と、海底観測装置側のインター
フェースとが接続される。
【0004】ケーブル導入部1の段付け部1bには、U
字状の切欠部が形成された金属円板5がセットされる。
その金属円板5上にスリット付きゴム円板6がセットさ
れ、このスリット付きゴム円板6上に他の金属円板5が
セットされる。
【0005】リングネジ2には雄ねじ2aが、ケーブル
導入部1には雌ねじ1aが切られている。金属円板5,
5に挟まれたスリット付きゴム円板6がリングネジ2に
より締め付けられると、スリット付きゴム円板6の内側
面とケーブル3の外側面、並びにスリット付きゴム円板
6の外側面とケーブル導入部1の内壁と密着される。こ
れによって、ケーブル導入部1がシールされ、海水が海
底観測装置内に浸水するのを防止するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。海底観測装置内を
密封後、例えば、コネクタ4をもう一方の海底観測装置
と接続作業等により動かし、密封部のケーブル3が金属
円板5のU字状の切欠部側方向に曲がった場合、スリッ
ト付きゴム円板6の内側面とケーブル3の外側面との間
に隙間が生じ海底観測装置内を密封に保てなくなる。ま
た、海底観測装置内を密封後、海底観測装置の内外に圧
力差が生じた場合、スリット付きゴム円板6が金属円板
5のU字状の切欠部内に変形し、スリット付きゴム円板
6の全体があたかも波打つように不等変形し、この変形
に追従して、スリット付きゴム円板6の内側面とケーブ
ル3の外側面、並びにスリット付きゴム円板6の外側面
とケーブル導入部1の内壁との間に隙間が生じ海底観測
装置100内を密封に保てなくなる。本発明は斯かる問
題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、密封部のケーブルが曲がった場合や、海底観測装
置の内外に圧力差が生じた場合でも、海底観測装置内の
密封を保つことができるケーブル導入構造を提供する点
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく以下に掲げる構成とした。請求項1記載の発明の
要旨は、ケーブルに接続されたコネクタとこのコネクタ
が接続される装置のインターフェースとを閉塞するケー
シングに設けられた、前記ケーブルが挿通される円筒形
のケーブル導入部に取り付けられて、挿通された前記ケ
ーブルの外側面と前記ケーブル導入部の内側面との間を
閉塞するためのケーブル導入部閉塞部材に用いられるケ
ーブル導入部閉塞部材用円板であって、外輪郭円板状を
なし、厚肉部と薄肉部とが形成され、該薄肉部には、前
記ケーブルが挿通可能なように外縁から中央に向かって
切り欠かれた切欠部が設けられた段差付き円板と、前記
薄肉部に嵌合した状態で前記切欠部を閉塞し、且つ挿通
された前記ケーブルの外側面との間に間隔が空かないよ
うに円弧状に切り欠かれたケーブル接触面を有する嵌合
板とを備えたことを特徴とするケーブル導入部閉塞部材
用円板に存する。請求項2記載の発明の要旨は、前記段
差付き円板の薄肉部に形成された切欠部の先端、又は前
記ケーブル接触面は、前記ケーブルの半径より僅かに大
きい曲率半径であることを特徴とする請求項1に記載の
ケーブル導入部閉塞部材用円板に存する。請求項3記載
の発明の要旨は、前記嵌合板は、その厚さが前記厚肉部
の厚みと前記薄肉部の厚みとの差であり、前記薄肉部に
嵌合した状態で、前記厚肉部と前記薄肉部との段差を解
消して全体として円板をなすことを特徴とする請求項1
又は2記載のケーブル導入部閉塞部材用円板に存する。
請求項4記載の発明の要旨は、前記嵌合板は、略扇状を
なすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
のケーブル導入部閉塞部材用円板に存する。請求項5記
載の発明の要旨は、前記嵌合板は、半円状をなすことを
特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のケーブル
導入部閉塞部材用円板に存する。請求項6記載の発明の
要旨は、前記段差付き円板の周縁、前記切欠部における
前記ケーブルが接触する部分、前記嵌合板の前記ケーブ
ル接触面には、厚さ方向に突出し且つ連続する凸部が形
成されていることを特徴とする請求項1乃至5に記載の
ケーブル導入部閉塞部材用円板に存する。請求項7記載
の発明の要旨は、前記切欠部の先端は半円状をなしてそ
の曲率中心が前記段差付き円板の中心と一致しているこ
とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のケー
ブル導入部閉塞部材用円板に存する。請求項8記載の発
明の要旨は、前記段差付き円板及び前記嵌合板の材質
は、前記ケーシングンの材質と同じ材質であることを特
徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のケーブル導
入部閉塞部材用円板に存する。請求項9記載の発明の要
旨は、前記段差付き円板及び前記嵌合板の材質は、ベリ
リウム銅であることを特徴とする請求項1乃至8のいず
れかに記載のケーブル導入部閉塞部材用円板に存する。
請求項10記載の発明の要旨は、請求項1乃至9のいず
れかに記載のケーブル導入部閉塞部材用円板と、ケーブ
ルを挿通するための孔が開孔され、この孔にまで至るス
リットが切られたスリット付きゴム円板と、該スリット
付きゴムを前記導入部閉塞部材用円板を介して締め付け
る、前記ケーブル導入部の内側面に切られた雌ねじに螺
合する雄ねじが切られたリングネジとを備えたことを特
徴とするケーブル導入部閉塞部材に存する。請求項11
記載の発明の要旨は、ケーブルに接続されたコネクタと
このコネクタが接続される装置のインターフェースとを
閉塞する、前記ケーブルが挿通される、段付き部が内部
に形成された円筒形のケーブル導入部を有するケーシン
グと、請求項8に記載のケーブル導入部閉塞部材とを備
えたことを特徴とするケーブル導入装置に存する。請求
項12記載の発明の要旨は、ケーブルに接続されたコネ
クタとこのコネクタが接続される装置のインターフェー
スとを閉塞するケーシングが有する、前記ケーブルが挿
通される円筒形のケーブル導入部の内部に形成された段
付き部に、前記ケーブルが挿通された請求項10に記載
のスリット付きゴム円板及びケーブル導入部閉塞部材用
円板が係止され、前記リングネジが、前記スリット付き
ゴムを押圧しつつ前記ケーブル導入部に切られた雌ねじ
に螺着されいることを特徴とするケーブル導入構造に存
する。請求項13記載の発明の要旨は、前記スリット付
きゴム円板は、前記ケーブル導入部閉塞用円板により挟
まれていることを特徴とした請求項12に記載のケーブ
ル導入構造に存する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。まず、本実施の形態に係る
ケーブル導入構造及びケーブル導入装置について説明す
る。このケーブル導入構造及びケーブル導入装置は、図
6に示す海底観測装置100に用いられるものである。
海底観測装置100は、センサー101に接続され、塩
分濃度、温度等を観測する装置である。これらセンサー
101とはケーブル3により接続され、本体100側に
ケーブル導入装置Aが用いられている。
【0009】ケーブル導入装置Aはケーブル導入部1が
設けら得たケーシングCを備えている。ケーシングC
は、ケーブル3に接続されたコネクタ4とこのコネクタ
4が接続される装置のインターフェースとを閉塞するも
のである。ケーブル導入部1は、図2に示すように、ケ
ーブル3が挿通される円筒形をなし、その内部に段付き
部1bが形成されている。先端近傍には雌ねじ1aが切
られている。ケーブル導入部1の内径は150mm〜2
00mm程度である。図6に示すように、斯かるケーブ
ル導入部1の内部にケーブル導入部閉塞部材Bが取り付
けられている。
【0010】ケーブル導入部閉塞部材Bは、図2に示す
ように、2枚の金属円板(ケーブル導入部閉塞部材用円
板)と、これら金属円板に挟装されるスリット付きゴム
円板6と、リングネジ2とを備えている。
【0011】金属円板は、段差付き円板7と金属半円板
8(嵌合板)とからなる。段差付き円板7は、外輪郭円
板状をなし、厚肉部と薄肉部とが形成され、この薄肉部
には、U字状切欠部7aが外縁から中央に向かって設け
られている。段差付き円板7の薄肉部に形成された切欠
部の先端は、ケーブル3の径より僅かに小さい曲率半径
となっている。金属半円板8は、薄肉部に嵌合した状態
で切欠部先端を除く残部を閉塞し、且つ挿通されたケー
ブル3の外側面との間に間隔が空かないように円弧状に
切り欠かれたケーブル接触面8aを有する。このケーブ
ル接触面8aは、ケーブル3の半径以下の曲率半径を有
する。金属半円板8は、その厚さが厚肉部の厚さの半分
である。段差付き円板7と金属半円板8並びにケーシン
グはベリリウム銅製である。段差付き円板7の厚肉部の
厚さは、7〜8mm程度である。
【0012】スリット付きゴム円板(「ゴム円板」と称
する)6は、ケーブル3を挿通するための孔が開孔さ
れ、外縁から前記孔にまで至るスリット6aが切られて
いる。
【0013】リングネジ2は、ケーブル導入部1の内側
面に切られた雌ねじに螺合する雄ねじが切られている。
厚さは10mm程度である。
【0014】なお、ケーブル導入部1の段付き部1b及
びリングネジ2の最小内径は、コネクタ4の外径よりも
大きくなっている。また、ゴム円板6の内径は、ケーブ
ル3外径よりも若干大きく、ゴム円板6の外径は、ケー
ブル導入部1のゴム円板6の配置部の内径より若干小さ
くなっている。もっとも、ケーブル導入部1の段付き部
1b及びリングネジ2の最小内径は、コネクタ4の外径
よりも小さくても良い。また、ゴム円板6の内径は、ケ
ーブル3外径よりも若干小さく、ゴム円板6の外径は、
ケーブル導入部1のゴム円板6の配置部の内径より若干
大きくても良い。
【0015】斯かるケーブル導入装置が取り付けられた
ケーブル導入部1に取り付けられた状態であるケーブル
導入構造について説明する。
【0016】図1に示すように、ケーシングCのケーブ
ル導入部1の段付き部1bに段差付き円板7が嵌入され
ている。係る薄肉部に金属半円板8が嵌合されている。
係る嵌合された状態で一枚の金属円板を成している。
【0017】この金属円板の上にゴム円板6が接してい
る。
【0018】その上には、ゴム円板6に金属半円板8が
接するように金属円板が載置されている。
【0019】この金属円板の上にリングネジ2が、金属
円板を介してスリット付きゴムを押圧しつつケーブル導
入部1に切られた雌ねじに螺着されいる。したがって、
ゴム円板6は、2枚の金属円板により挟装された状態と
なっている。
【0020】次に、ケーブル導入構造の組立方法を説明
する。なお、ケーブル導入部1、ケーブル3は鉛直方向
に延在するのではなく、水平方向に延在している。した
がって、段差付き円板7等は、上から挿入するのではな
く、水平方向から挿入する。
【0021】コネクタ4の両端に予めモールド等により
密着接続されたケーブル3の片端のコネクタ4をケーブ
ル導入部1から海底観測装置内に挿入する。
【0022】次いで、海底観測装置100側のインター
フェースとケーブル3の片端コネクタ4を接続後、ケー
ブル導入部1と密封したい部分にケーブル3を配置す
る。
【0023】次いで、段差付き円板7をケーブル導入部
1の段付け部1bに接触するように嵌入する。ケーブル
3はU字状切欠部7aから行う。
【0024】次いで、その段差付き円板7の薄肉部上に
金属半円板8を嵌入する。
【0025】次いで、上述した段差付き円板7と金属半
円板8により平面となった円面上にゴム円板6を嵌入す
る。係る嵌入は、スリットを広げるようにしてケーブル
3を挿通すればよい。
【0026】次いで、ゴム円板6の上に金属半円板8、
段差付き円板7の順で配置する。
【0027】次いで、段差付き円板7の上部からリング
ネジ2の雄ねじ2aをケーブル導入部1の雄ねじ1aに
より締め付けゴム円板6をケーブル3の外周及びケーブ
ル導入部1の内壁面と密着させ海底観測装置のケーブル
導入部1をシールする。
【0028】以上によりケーブル導入構造を組み立てる
ことができる。
【0029】実施の形態に係るケーブル導入構造は上記
の如く構成されているので、以下に掲げる効果を奏す
る。
【0030】段差付き円板7のU字状切欠部7aを金属
半円板8が閉塞するのでリングネジ2により均一に面圧
を印加することが可能になり、装置内外圧力差が生じた
場合にもゴム円板6がU字状切欠部7aにより波打つよ
うに不等変形することを防止することができる。ゴム円
板6の内側面とケーブル3の外側面、並びにゴム円板6
の外側面とケーブル導入部1の内壁との間に隙間が生じ
るのを防止し、海底観測装置100内を密封に保つこと
ができる。また、ケーブル3が挙動した場合にも、金属
半円板8が装置内のケーブル3の挙動を防止することが
できる。その結果、ゴム円板6の内側面とケーブル3の
外側面との間に隙間が生じるのを防止し、海底観測装置
100内を密封に保つことができる。
【0031】また、段差付き円板7には切欠部が形成さ
れているので、従来技術と同様にケーブル3を簡単に挿
通することができる。
【0032】また、ケーブル導入部1に段付き部1aが
形成されているので、リングネジ2を螺着するだけで極
めて簡便にケーブル導入構造を組み立てることができ
る。
【0033】段差付き円板7の薄肉部に金属半円板8を
嵌合させると厚肉部と面一となるので、リングネジ2に
よる螺着圧力を均一にすることができる。
【0034】また、1枚の金属円板を半円状に切削して
適用することも考えられるが、斯かる場合には切り代が
必要となりケーブル導入部1の内部に嵌入するのが困難
となる。これに対して、本実施の形態においては段差付
き円板7は真円をなすので嵌入が容易である。また、半
円板にすると厚さが半円板同士で厚さや形状が異なるこ
とが考えられるが、上記実施の形態においてはそのよう
な事はない。
【0035】なお、上記実施の形態においては海底観測
装置に用いられるケーブル導入構造について適用された
が、本発明はそれに限定されず、例えば液体タンク内
等、本発明を適用する上で好適な場所に適用することが
できる。
【0036】なお、シール性を更に向上させる為にゴム
板6の内外径面及びスリット部接着剤を塗布しても構わ
ない。この場合、組立性及び解体性も考慮し、硬化前に
は潤滑で、硬化時には弾性を有し、解体時には剥離性を
有する接着剤であるシリコーン系のものを使用すること
が好ましい。
【0037】また、ゴム板6の枚数を増やすこともでき
る。斯かる場合には、ケーブル3の引き留め力を向上さ
せ、シール性を安定させることができるので、ケーブル
3の挙動時にケーブル導入部1に負荷が大きく加わって
も、密封性を保持することができる。
【0038】また、本実施の形態に係る嵌合板8は半円
形であったが、扇状等、本発明を実施する上で好適な形
状にすることもできる。
【0039】また、図3に示す金属円板のように、切欠
部を有する切欠円板11と、嵌め込んだ状態において切
欠部の先端にケーブル挿通孔を形成可能な嵌合板12と
を備えた構造にすることもできる。
【0040】また、図4に示すように嵌合板12が落ち
ないようにガイド12aを設けて、さねはぎ構造にする
こともできる。斯かる場合にはケーブル挿入部への嵌入
を容易にすることができる。
【0041】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図
において、同一構成要素には同一符号を付している。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。段差付き円板の切欠部
を嵌合板が閉塞するのでリングネジにより均一に面圧を
印加することが可能になり、装置内外に圧力差が生じた
場合にもスリット付きゴム円板が切欠部により波打つよ
うに不等変形することを防止することができる。スリッ
ト付きゴム円板の内側面とケーブルの外側面、並びにス
リット付きゴム円板の外側面とケーブル導入部の内壁と
の間に隙間が生じるのを防止し、装置内を密封に保つこ
とができる。また、ケーブルが挙動した場合にも、半円
板が装置内のケーブルの挙動を防止することができる。
その結果、スリット付きゴム円板の内側面とケーブルの
外側面との間に隙間が生じるのを防止し、装置内を密封
に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るケーブル導入部の外
観斜視図である。
【図2】図1に示すケーブル導入部の分解構造斜視図で
ある。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る金属円板の斜視
図である。
【図4】本発明のその他の実施の形態に係る金属円板の
断面図である。
【図5】従来技術に係るケーブル導入部の分解構造斜視
図である。
【図6】海底観測装置を示す平面図である。
【符号の説明】
A ケーブル導入装置 B ケーブル導入部閉塞部材 C ケーシング 1 ケーブル導入部 1a 段付き部 1b 雌ねじ 2 リングネジ 3 ケーブル 4 コネクタ 5 金属円板 6 スリット付きゴム円板 7 段差付き円板 7a U字状切欠部 8 金属半円板(嵌合板) 8a ケーブル接触面 9 段差付き円板 9a 凸部 9b ケーブル挿通孔 11 切欠円板 12 嵌合板 12a ガイド 100 海底観測装置 101 センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−20741(JP,A) 特開 平9−312926(JP,A) 実開 昭63−7928(JP,U) 実開 昭57−51019(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/013 H01R 13/523 H02G 15/06

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルに接続されたコネクタとこのコ
    ネクタが接続される装置のインターフェースとを閉塞す
    るケーシングに設けられた、前記ケーブルが挿通される
    円筒形のケーブル導入部に取り付けられて、挿通された
    前記ケーブルの外側面と前記ケーブル導入部の内側面と
    の間を閉塞するためのケーブル導入部閉塞部材に用いら
    れるケーブル導入部閉塞部材用円板であって、 外輪郭円板状をなし、厚肉部と薄肉部とが形成され、該
    薄肉部には、前記ケーブルが挿通可能なように外縁から
    中央に向かって切り欠かれた切欠部が設けられた段差付
    き円板と、 前記薄肉部に嵌合した状態で前記切欠部を閉塞し、且つ
    挿通された前記ケーブルの外側面との間に間隔が空かな
    いように円弧状に切り欠かれたケーブル接触面を有する
    嵌合板とを備えたことを特徴とするケーブル導入部閉塞
    部材用円板。
  2. 【請求項2】 前記段差付き円板の薄肉部に形成された
    切欠部の先端、又は前記ケーブル接触面は、前記ケーブ
    ルの半径より僅かに大きい曲率半径であることを特徴と
    する請求項1に記載のケーブル導入部閉塞部材用円板。
  3. 【請求項3】 前記嵌合板は、その厚さが前記厚肉部の
    厚みと前記薄肉部の厚みとの差であり、前記薄肉部に嵌
    合した状態で、前記厚肉部と前記薄肉部との段差を解消
    して全体として円板をなすことを特徴とする請求項1又
    は2記載のケーブル導入部閉塞部材用円板。
  4. 【請求項4】 前記嵌合板は、略扇状をなすことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載のケーブル導入
    部閉塞部材用円板。
  5. 【請求項5】 前記嵌合板は、半円状をなすことを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載のケーブル導入
    部閉塞部材用円板。
  6. 【請求項6】 前記段差付き円板の周縁、前記切欠部に
    おける前記ケーブルが接触する部分、前記嵌合板の前記
    ケーブル接触面には、厚さ方向に突出し且つ連続する凸
    部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5に
    記載のケーブル導入部閉塞部材用円板。
  7. 【請求項7】 前記切欠部の先端は半円状をなしてその
    曲率中心が前記段差付き円板の中心と一致していること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のケーブ
    ル導入部閉塞部材用円板。
  8. 【請求項8】 前記段差付き円板及び前記嵌合板の材質
    は、前記ケーシングンの材質と同じ材質であることを特
    徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のケーブル導
    入部閉塞部材用円板。
  9. 【請求項9】 前記段差付き円板及び前記嵌合板の材質
    は、ベリリウム銅であることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれかに記載のケーブル導入部閉塞部材用円板。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載のケ
    ーブル導入部閉塞部材用円板と、ケーブルを挿通するた
    めの孔が開孔され、この孔にまで至るスリットが切られ
    たスリット付きゴム円板と、該スリット付きゴムを前記
    導入部閉塞部材用円板を介して締め付ける、前記ケーブ
    ル導入部の内側面に切られた雌ねじに螺合する雄ねじが
    切られたリングネジとを備えたことを特徴とするケーブ
    ル導入部閉塞部材。
  11. 【請求項11】 ケーブルに接続されたコネクタとこの
    コネクタが接続される装置のインターフェースとを閉塞
    する、前記ケーブルが挿通される、段付き部が内部に形
    成された円筒形のケーブル導入部を有するケーシング
    と、請求項8に記載のケーブル導入部閉塞部材とを備え
    たことを特徴とするケーブル導入装置。
  12. 【請求項12】 ケーブルに接続されたコネクタとこの
    コネクタが接続される装置のインターフェースとを閉塞
    するケーシングが有する、前記ケーブルが挿通される円
    筒形のケーブル導入部の内部に形成された段付き部に、
    前記ケーブルが挿通された請求項10に記載のスリット
    付きゴム円板及びケーブル導入部閉塞部材用円板が係止
    され、前記リングネジが、前記スリット付きゴムを押圧
    しつつ前記ケーブル導入部に切られた雌ねじに螺着され
    いることを特徴とするケーブル導入構造。
  13. 【請求項13】 前記スリット付きゴム円板は、前記ケ
    ーブル導入部閉塞用円板により挟まれていることを特徴
    とした請求項12に記載のケーブル導入構造。
JP05573798A 1998-02-23 1998-02-23 ケーブル導入部閉塞部材用円板及びケーブル導入部閉塞部材並びにケーブル導入構造及びケーブル導入装置 Expired - Fee Related JP3157771B2 (ja)

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