JP3157462U - 多目的輸送用ラック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】輸送物の積載、輸送用のコンテナ内への積み付け作業が容易で、長尺物の輸送にも適用できる多目的輸送用ラック装置を提供する。【解決手段】多目的輸送用ラック装置10は、平面視して矩形又は正方形で、四隅には下部開放の箱部11が、箱部11の上には突出部12がそれぞれ設けられ、更に、側部にフォークリフトのフォークの差し込み口13が設けられたラック14と、箱部11の開口に隙間を設けて、開口の天井部16に当接する上板及び上板に柱材を介して連結され上板に平行となった下板19を備えて開口に装着自在な中間支持部材と、中間支持部材の下板19に取付けられて、転動する複数のローラ21を備えたリニアモーションベアリング22とを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、輸送物の積載、輸送用のコンテナ内への積み付けが容易で、更に、長さが3mを超える石材、木材、コンクリート杭等の長尺物の輸送にも対応可能な多目的輸送用ラック装置に関する。
従来、例えば石材は木枠梱包にて輸送されていた。しかし、木枠梱包には、梱包強度が不足するため石材に破損が生じるという問題、木枠材には薫蒸材を使用するため梱包コストが増加するという問題、輸送後に不要になった木枠材の処理の問題等が発生していた。そこで、木枠梱包の代わりに、石材をスチールラックに積載して輸送する方法が採用されるようになっている。ここで、石材が梱包されたスチールラックは、例えば、フォークリフトを用いて輸送用のコンテナまで移動され、コンテナ内に1個ずつ積み付けられている。
一方、フォークリフトを使用せずに輸送物を積載したラックを容易に移動させる方法として、ラックに車輪を取付けることが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2003−26170号公報 特開平11−124038号公報
しかしながら、石材が梱包されたスチールラックは、フォークリフトを使用してコンテナ内に1個ずつ積み付けられるので、スチールラックの収納に時間を要するという問題がある。また、長尺の石材の場合、1台のスチールラックだけでは石材を積載することができないので、コンテナ内に予め複数のスチールラックを配置しておき、長尺フォークリフトを使用して石材を持上げ、コンテナ内に配置したスチールラックに載置している。このため、石材の積載作業が煩雑になると共に、作業に長時間を要するという問題がある。
そこで、特許文献1、2に記載されているようにスチールラックに車輪を設けて、石材が積載されたスチールラックのコンテナ内での横移動を容易にすることが考えられるが、スチールラックに石材を積載する際に、スチールラックが移動しないように車輪留めを設ける必要があり、石材の積載作業に伴う付帯作業が多くなるという問題が生じる。更に、石材が梱包されたスチールラックをコンテナ内に1個ずつ積み付ける場合、スチールラックの車輪が障害物になって、石材が梱包されたスチールラックの積み付け作業の効率が低下するという問題も生じる。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、輸送物の積載、輸送用のコンテナ内への積み付け作業が容易で、長尺物の輸送にも適用できる多目的輸送用ラック装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本考案に係る多目的輸送用ラック装置は、平面視して矩形又は正方形で、四隅には下部開放の箱部が、該箱部の上には突出部がそれぞれ設けられ、更に、側部にフォークリフトのフォークの差し込み口が設けられたラックと、
前記箱部の開口に隙間を設けて、該開口の天井部に当接する上板及び該上板に柱材を介して連結され該上板に平行となった下板を備えて前記開口に装着自在な中間支持部材と、
前記中間支持部材の下板に取付けられて、転動する複数のローラを備えたリニアモーションベアリングとを有している。
本考案に係る多目的輸送用ラック装置において、前記柱材は、中央の柱とその外側に設けられた複数の板材で形成されるガイドリブとを有し、しかも前記ガイドリブは上側に向けてテーパー状となっていることが好ましい。
本考案に係る多目的輸送用ラック装置において、前記中間支持部材の下板は平面視して前記箱部の開口より大きくなって、前記リニアモーションベアリングは、前記下板に緩衝材を介して取付けられていることが好ましい。
ここで、前記緩衝材は、重ねて配置された防振パッドと硬質樹脂板であって、該硬質樹脂板は前記リニアモーションベアリングの両端部を覆っていることが好ましい。
また、前記リニアモーションベアリングはタフコロ(登録商標)とすることができる。
本考案に係る多目的輸送用ラック装置においては、リニアモーションベアリングが取付けられた中間支持部材は、ラックの四隅に設けられた下部開放の箱部の開口に隙間を設けて装着されるので、箱部の開口への中間支持部材の装入及び取出しが容易にできる。そして、中間支持部材の上板が開口の天井部に当接するので、輸送物を積載したラックを中間支持部材を介して4つのリニアモーションベアリングで支えることができ、多目的輸送用ラック装置を容易に横移動をさせることができる。その結果、例えば輸送用のコンテナ内への多目的輸送用ラック装置の収容及び取出しを効率的に行うことができる。
また、多目的輸送用ラック装置のラックの上に、柱部材を介して別のラックを取付けて、輸送物を複数段に積載することもできる。この場合、使用後に、下に配置したラックの箱部の上に設けられた突出部の位置に、上に配置する別のラックの箱部の開口の位置を一致させて、下側のラックの箱部の上に設けられた突出部を上側のラックの箱部の開口に装入することができ、ラックの段積みが可能になる。このため、多目的輸送用ラック装置の保管や使用後の多目的輸送用ラック装置の回収が容易となる。
本考案に係る多目的輸送用ラック装置において、柱材が、中央の柱とその外側に設けられた複数の板材で形成されるガイドリブとを有し、しかもガイドリブが上側に向けてテーパー状となっている場合、中央に立設される柱を補強することができると共に、中間支持部材を箱部の開口内に容易に装入することができる。
本考案に係る多目的輸送用ラック装置において、中間支持部材の下板が平面視して箱部の開口より大きくなっている場合、箱部内への異物の進入を防止でき、中間支持部材の箱部の開口内への装入、取出しを安定して行うことができる。また、リニアモーションベアリングが、中間支持部材の下板に緩衝材を介して取付けられている場合、リニアモーションベアリングの振動が中間支持部材を介してラックに伝播するのを防止できる
本考案に係る多目的輸送用ラック装置において、緩衝材が、重ねて配置された防振パッドと硬質樹脂板であって、硬質樹脂板がリニアモーションベアリングの両側を覆っている場合、移動中のリニアモーションベアリングをガードすると共に、障害物と接触するのを防止できる。
本考案の一実施の形態に係る多目的輸送用ラック装置の正面図である。 同多目的輸送用ラック装置の側面図である。 (A)、(B)はそれぞれラックの平面図、側面図である。 (A)、(B)、(C)はそれぞれ図3のP−P、Q−Q、R−R矢視図である。 リニアモーションベアリングを取付けた中間支持部材を箱部の開口に装着した状態を示す一部切欠き側面図である。 リニアモーションベアリングを取付けた中間支持部材を箱部の開口に装着した状態を示す一部切欠き正面図である。 (A)、(B)、(C)はそれぞれ同多目的輸送用ラック装置の使用方法を示す説明図である。 (A)、(B)、(C)はそれぞれ同多目的輸送用ラック装置の使用方法を示す説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
図1〜図6に示すように、本考案の一実施の形態に係る多目的輸送用ラック装置10は、 平面視して矩形又は正方形で、四隅には下部開放の箱部11が、箱部11の上には突出部12がそれぞれ設けられ、更に、側部にフォークリフトのフォークの差し込み口13が設けられたラック14と、箱部11の開口15に隙間を設けて、開口15の天井部16に当接する上板17及び上板17に柱材18を介して連結され上板17に平行となった下板19を備えて開口15に装着自在な中間支持部材20と、中間支持部材20の下板19に取付けられて、転動する複数のローラ21を備えたリニアモーションベアリング22とを有している。以下、詳細に説明する。
図3(A)、(B)に示すように、ラック14は、ラック本体14aと、ラック本体14aの角部に配置された、平面視して矩形又は正方形の箱部11を有し、角部外側に配置された箱部11の2つの側面の表面位置は、それぞれラック本体14aの角部を形成する2つの外側面の表面位置とほぼ一致している。ここで、ラック本体14aは、距離を設けて平行配置された対となる第1の角パイプ23、24と、対となる第1の角パイプ23、24の両端部をそれぞれ連結し第1の角パイプ23、24と同一高さを有する対となる第2の角パイプ25、26と、第2の角パイプ25、26の間に第2の角パイプ25、26と平行に隙間を設けて配置されて、対向する第1の角パイプ23、24を連結する第1の連結角パイプ27と、第1の角パイプ23、24の間に第1の角パイプ23、24と平行に配置されて、第2の角パイプ25、26間を第1の連結角パイプ27を介して連結する第2の連結角パイプ28とを備えた上枠体29を有している。
また、ラック本体14aは、第1の角パイプ23、24の下方に第1の角パイプ23、24とそれぞれ平行に配置され、両端位置が第1の角パイプ23、24の両端位置より内側に設けられた第3の角パイプ30、31と、第2の角パイプ25、26の下方に第2の角パイプ25、26とそれぞれ平行に配置され、両端位置が第2の角パイプ25、26の両端位置より内側に設けられ、第3の角パイプ30、31と同一高さを有する第4の角パイプ32、33と、第1の連結角パイプ27の下方に第1の連結角パイプ27と平行に配置され、対向する第3の角パイプ30、31を連結する第3の連結角パイプ34と、第2の連結角パイプ28の下方に第2の連結角パイプ28と平行に配置されて、対向する第4の角パイプ32、33を第3の連結角パイプ34を介して連結する第4の連結角パイプ35とを備えた下枠体36を有している。そして、上枠体29と下枠体35は、第1の連結角パイプ27及び第3の連結角パイプ34の両端部がそれぞれ連結する第1の連結部材37と、第2の連結角パイプ28と第4の連結角パイプ35の両端部がそれぞれ連結する第2の連結部材38を介して連結されて一体化している。このような構成とすることにより、ラック本体14aの四隅に、箱部11を収容する空間部が形成される。
図4(A)〜(C)に示すように、箱部11は、ラック本体14aの四隅に形成された空間部に嵌めこまれる角筒体39と、角筒体39の上端に取付けられた天井部16を有している。なお、箱部11の下端はラック本体14aの底面と同一高さ位置となっている。そして、天井部16の上面は、天井部16と当接する第1、第2の角パイプ23、24、25、26の下面に固着され、角筒体39のラック本体14aの角部の内側に配置される2つの側面にはそれぞれ第3、第4の角パイプ30、31、32、33の端面が当接して固着されている。また、天井部16において、上枠体29の内側に露出する箇所には、平面視してL字状で第1、第2の角パイプ23、24、25、26と同一の高さを有する支持部材40が立設されている。ここで、ラック本体14aの四隅を形成する第1、第2の角パイプ23、24、25、26の上面及び支持部材40の上端面には、例えば、矩形状の基板41がそれぞれ取付けられ、基板41上面には、角柱形状の突出部12が立設されている。
なお、図1、図2に示すように、各突出部12には、下部に突出部12が嵌入し下端が基板41の外周部に当接し、上部が別のラック41a、41bの箱部11の開口15内に嵌入可能な角筒形状の柱部材42を立設することができる。これによって、ラック14に積載した輸送物(例えば、石材)Tを保護することができる(図7、図8参照)。そして、多目的輸送用ラック装置10を前後方向に並べて配置した際に、前後のラック14に立設した対向する柱部材42同士を図示しない連結部具を介して連結することで各ラック14を一体化することができ、長尺の輸送物(例えば、長尺の石材)Tを積載することが可能になる。また、ラック14の上方に、別のラック41a、41bをそれぞれ柱部材42で支えて複数段配置することができる。なお、下に配置したラックの箱部11の上に設けられた突出部12の位置に、上に配置する別のラックの箱部11の開口15の位置を一致させると、下側のラックの箱部11の上に設けられた突出部12を上側のラック41aの箱部11の開口15内に装入することができ、ラックの段積みが可能になる。
図5、図6に示すように、中間支持部材20の柱材18は、下板19の上面中央に設けられた柱43とその外側に設けられた複数の板材で形成されるガイドリブ44とを有し、中間支持部材20の下板19は平面視して箱部11の開口15より大きくなっている。ここで、ガイドリブ44は、中間支持部材20が箱部11の開口15内に挿入された際に、角筒体39の4つの内面の下部にそれぞれ隙間を設けて対向するように下板19に立設された側板45を備え、各側板45の上端は、柱43側に傾斜する傾斜板46を介して上板17の下面と連結し、各側板45の内面の中央部は補強材47を介して柱43の側部と連結している。これによって、ガイドリブ44は上側に向けてテーパー状となって、中間支持部材20の箱部11の開口15への装着を自在にしている。また、中間支持部材20の上板17が開口15の天井部16に当接した際に、角筒体39の下端と下板19の間には隙間が形成されるので、ラック14を中間支持部材20を介して4つのリニアモーションベアリング22で確実に支えることができる。そして、箱部11の角筒体39の内面に対向する側板45が設けられることで、中間支持部材20が箱部11の開口15内で傾斜したり、ずれたりするのが防止され、ラック14をリニアモーションベアリング22と一体で移動させることができる。
リニアモーションベアリング22は、中間支持部材20の下板19に緩衝材48を介して、例えば、締結部材の一例であるボルト49を用いて取付けられている。ここで、緩衝材48は、例えば、下板19に当接して配置される、例えば、ゴム製の防振パッド50と、リニアモーションベアリング22と防振パッド50の間に設けられ、リニアモーションベアリング22の幅方向の両側の一部を覆う硬質樹脂板の一例であるMCナイロン材51とを有しいている。また、リニアモーションベアリング22は、図5、図6に示すように、ボルト49を介して下板19に取付けられるフレーム52と、フレーム52に対となる支持部材53、54を介して両側が支持されて取付けられたセンタープレート55と、センタープレート55の対となる支持部材53、54間の領域に巻き付けられたエンドレス状の複数のローラ21を有しており、例えば、タフコロ(登録商標)として市販されている。
また、リニアモーションベアリング22を取付けた中間支持部材20が箱部11の開口15に装着された際に、リニアモーションベアリング22のローラ21は、開口15の下端より下方に突出した状態になっている。これによって、ローラ21の回転により、リニアモーションベアリング22を移動させることができる。そして、防振パッド50を設けることで、リニアモーションベアリング22の振動が中間支持部材20を介してラック14に伝播するのを防止できる。更に、MCナイロン材51で、リニアモーションベアリング22の幅方向の両側の一部が覆われていることで、例えば、図6に示すように、リニアモーションベアリング22を、両側に側壁56が設けられたレール57上を走行させる場合、リニアモーションベアリング22が走行中にレール57の幅方向にずれても、リニアモーションベアリング22が側壁56と接触するのを防止して、リニアモーションベアリング22がレール57上を安定して走行することができる。
続いて、本考案の一実施の形態に係る多目的輸送用ラック装置10の使用方法について、図7及び図8を参照して説明する。
なお、図7、図8において、リニアモーションベアリング22(登録商標タフコロ)は一輪(円形)で表しており、かつ、これらはレール57の溝内に隠れている(図2、図5に詳細に示している)が、理解を容易にするため模式的に外部に露出させて表示している。
図7(A)に示すように、輸送用のコンテナ58の開口部の幅方向の両側に、ラック14の幅方向両側に設けられた箱部11間の距離に相当する間隔を設けてレール57を枕木59を介して平行に配置する。なお、各レーク57の先側はコンテナ58内に進入させておく。そして、ラック14の四隅に設けられた箱部11の位置にそれぞれ対応させて、リニアモーションベアリング22を取付けた中間支持部材20を、中間支持部材20を上方に向けてレール57上に配置する。
次いで、図7(B)に示すように、例えば、木製のスキッド60を介して輸送物Tが載置されたラック14を、図示しないフォークリフトを用いてレール57上に配置された中間支持部材20の上方まで搬送し、ラック14を下降させて、ラック14の四隅に設けられた箱部11の開口15に差込んで装着させる。これによって、レール57上に多目的輸送用ラック装置10が配置される。
そして、ラック14の各突出部12に柱部材42を取付け、スキッド60を介して輸送物Tが載置された別のラック61をフォークリフトを用いて柱部材42の上方まで搬送し、ラック61を下降させて、ラック14に立設された柱部材42の上部をそれぞれラック61の四隅に設けられた箱部11の開口15に装入する。次いで、ラック61の各突出部12に柱部材42を取付け、更に別のラック62をフォークリフトを用いて、ラック61に立設した柱部材42の上方まで搬送し、ラック62を下降させて、ラック61に立設された柱部材42の上部をそれぞれラック62の四隅に設けられた箱部11の開口15に装入する。これによって、多目的輸送用ラック装置10の上方に、輸送物Tを積載したラック61を、ラック61の上方に更にラック62を配置することができる。続いて、多目的輸送用ラック装置10をレール57の先側に移動させ、新たに、リニアモーションベアリング22を取付けた中間支持部材20を、中間支持部材20を上方に向けてレール57上に配置して、別の多目的輸送用ラック装置10を順次形成していく。
続いて、図7(C)に示すように、複数(図3(C)では3つ)の多目的輸送用ラック装置10がレール57の前後方向に並べて配置されると、各多目的輸送用ラック装置10に立設されている対向する柱部材42同士を連結具を介して連結して、一体化する。そして、各多目的輸送用ラック装置10の最上段にそれぞれ配置されて一体化したラック62に、例えば、木製の長尺スキッド63を介して長尺の輸送物Tを積載する。次いで、図8(A)〜(C)に示すように、連結された複数の多目的輸送用ラック装置10を、レール57上でコンテナ58内に向けて移動させて、コンテナ58内に収容する。
なお、コンテナ58内から連結された複数の多目的輸送用ラック装置10を取出す場合は、輸送用のコンテナ58の開口部の幅方向の両側に、ラック14の幅方向両側に設けられた箱部11間の距離に相当する間隔を設けてレール57を枕木59を介して平行に配置して、連結された複数の多目的輸送用ラック装置10をレール57上に引出し、先ず長尺の輸送物Tを取出す。次いで、連結された複数の多目的輸送用ラック装置10で対向する柱部材42同士を連結していた連結具を除去し、連結された複数の多目的輸送用ラック装置10を分離して各多目的輸送用ラック装置10のラック14、61に積載されている輸送物Tをラック14、61に積載された状態で順次取出す。
以上のように、連結された複数の多目的輸送用ラック装置10を一体で輸送用のコンテナ58内に収容したり、取出すことができるので、輸送物が積載されたラックを1個ずつ移動させる場合と比較して、作業時間を大幅に短縮することが可能になる。また、長尺の輸送物を輸送する場合は、ラック14を連結して長尺の輸送物に対応するラックを形成するので、輸送物の長さに応じて種々のラックを準備する必要がなくなり、設備コストを低減できる。また、使用後の多目的輸送用ラック装置10は、ラック14、柱部材42、リニアモーションベアリング22が取付けられた中間支持部材20をそれぞれ分離することで、ラックの段積みが可能になり、使用後の多目的輸送用ラック装置10の回収及び保管が容易となる。
以上、本考案を、実施の形態を参照して説明してきたが、本考案は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、複数の多目的輸送用ラック装置を連結して、最上段のラックに長尺の輸送物を積載したが、最下段のラックに長尺の輸送物を積載することも、中段のラックに長尺の輸送物を積載することもできる。また、高さの高い輸送物を輸送する場合は、柱部材の長さを輸送物の高さに応じて選定することで対応できる。
10:多目的輸送用ラック装置、11:箱部、12:突出部、13:差し込み口、14:ラック、14a:ラック本体、15:開口、16:天井部、17:上板、18:柱材、19:下板、20:中間支持部材、21:ローラ、22:リニアモーションベアリング、23、24:第1の角パイプ、25、26:第2の角パイプ、27:第1の連結角パイプ、28:第2の連結角パイプ、29:上枠体、30、31:第3の角パイプ、32、33:第4の角パイプ、34:第3の連結角パイプ、35:第4の連結角パイプ、36:下枠体、37:第1の連結部材、38:第2の連結部材、39:角筒体、40:支持部材、41:基板、41a、41b:ラック、42:柱部材、43:柱、44:ガイドリブ、45:側板、46:傾斜板、47:補強材、48:緩衝材、49:ボルト、50:防振パッド、51:MCナイロン材、52:フレーム、53、54:支持部材、55:センタープレート、56:側壁、57:レール、58:コンテナ、59:枕木、60:スキッド、61、62:ラック、63:長尺スキッド

Claims (5)

  1. 平面視して矩形又は正方形で、四隅には下部開放の箱部が、該箱部の上には突出部がそれぞれ設けられ、更に、側部にフォークリフトのフォークの差し込み口が設けられたラックと、
    前記箱部の開口に隙間を設けて、該開口の天井部に当接する上板及び該上板に柱材を介して連結され該上板に平行となった下板を備えて前記開口に装着自在な中間支持部材と、
    前記中間支持部材の下板に取付けられて、転動する複数のローラを備えたリニアモーションベアリングとを有することを特徴とする多目的輸送用ラック装置。
  2. 請求項1記載の多目的輸送用ラック装置において、前記柱材は、中央の柱とその外側に設けられた複数の板材で形成されるガイドリブとを有し、しかも前記ガイドリブは上側に向けてテーパー状となっていることを特徴とする多目的輸送用ラック装置。
  3. 請求項1又は2記載の多目的輸送用ラック装置において、前記中間支持部材の下板は平面視して前記箱部の開口より大きくなって、前記リニアモーションベアリングは、前記下板に緩衝材を介して取付けられていることを特徴とする多目的輸送用ラック装置。
  4. 請求項3記載の多目的輸送用ラック装置において、前記緩衝材は、重ねて配置された防振パッドと硬質樹脂板であって、該硬質樹脂板は前記リニアモーションベアリングの両側を覆っていることを特徴とする多目的輸送用ラック装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の多目的輸送用ラック装置において、前記リニアモーションベアリングはタフコロ(登録商標)であることを特徴とする多目的輸送用ラック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019069846A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 物産ロジスティクスソリューションズ株式会社 物品移送方法および搬送台車

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