JP2019069846A - 物品移送方法および搬送台車 - Google Patents

物品移送方法および搬送台車 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送台車からの物品の積み降ろしあるいは積み替えを削減した物品移送技術を提供する。【解決手段】複数の飲料ケース物品の移送先である店舗13で使用される店舗用台車と形状、サイズおよび地表面からの高さが実質的に同一となる小台車41a〜41cに飲料ケースを積載する。小台車41a〜41cは水平面上の第1方向に連結して搬送台車41とされ、トラック21に積み込まれる。店舗13の店舗用倉庫12にトラック21が到着すると、飲料ケースが積載された状態で搬送台車41が3台の小台車41a〜41cに分離される。分離した小台車41a〜41cは、それぞれ店舗用台車として店舗13に納品される。【選択図】図8

Description

本発明は、ある場所から他の場所へと物品を移送する物品移送方法に関し、例えば倉庫等から、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラグストア等の店舗へと物品を移送する技術に関する。
従来、倉庫等の移送元から、店舗や他の倉庫などの移送先に物品を移送する場合には、多くの場合、倉庫に保管された飲料ケースや、お菓子などが入ったダンボールなどの物品を人手によりトラックに積み込んでいる。そして、物品が積み込まれたトラックがコンビニエンスストアなどの店舗に移動し、トラックが店舗に着いた後に、作業者が手作業によりトラックから物品を積み降ろす。この際、トラックに予め台車を積載しておく。作業者は、台車をトラックから降ろした後に、トラックに積込まれた物品を台車へと積載する。トラックから台車へと物品を積み降ろす際には、物品が店舗用台車上に安定して積載されるように物品の位置を調整しながら積載する必要がある。
その後、物品が積載された台車を店舗まで移動するか、あるいは、店舗の倉庫などに移動する。店舗または店舗の倉庫に台車が移動した後に、物品を倉庫内に積み降ろすか、または、店舗に予め用意された後述する店舗用台車に物品を積み換える。
このように、物品の移動においては人手により物品を抱える作業が非常に多く、特に飲料ケースなどのように重い物品を運ぶことは作業者にとって大きな負担になっている。台車や店舗用台車への物品の積載時には、物品が安定して積載されるようにその位置を調整することも必要であり、このような調整も作業者にとっては負担となる。
また、近年は、倉庫から物品を搬送台車に積載し、物品が積載された搬送台車をトラック等の移動車両内に運ぶ方法が知られている。この方法では、作業者が物品を抱える作業をある程度減らすことができる。
倉庫からコンビニエンスストアに物品を移送する場合を例にとると、空の搬送台車がトラックで倉庫に運ばれ、倉庫に保管された物品が作業者によって搬送台車に積載される。物品が載置された搬送台車は、作業者によってトラック等の移送用の乗物に積み込まれて移送先へと移送される。物品の移送先であるコンビニエンスストア付近にトラックが到着すると、搬送台車は作業者によってトラックから降ろされる。その後、作業者は、物品が積載された搬送台車を手押しして歩道や駐車場等を通ってコンビニエンスストアの店内へと移動させる。
通常、移送先であるコンビニエンスストア等には店内の通路幅等にあわせた大きさの店舗用台車が配置されている。作業者は、物品を店舗にまで移動させた後に上記のように倉庫からトラックへの物品の積み込みに搬送台車を使用したか否かにかかわらず、物品を店舗用台車に積み替えるか、あるいは店舗用の倉庫に運ぶ必要がある。また、搬送台車を用いる場合には、物品を積み降ろした後の空となった搬送台車を手押ししてトラックにまで戻り、搬送台車をトラックに積み込んで倉庫に戻る。倉庫に到着した後、作業者は、再度倉庫の物品を搬送台車に積載してコンビニエンスストアに移送する。
このように、物品移送方法では、作業者による搬送台車への物品の積載や積み降ろし、積み替えが頻繁に発生することは避けられない。また、物品の積載等においては作業者が腰を曲げて作業することになり、たとえ軽い物品を運ぶ場合であっても作業者の身体に対する負担が大きい。
作業者に対する負担を軽減するために、特許文献1では、被搬送物を送り出す供給棚と、同被搬送物を受け取って使用し又は消費するため一時的に仮置きする需要棚との間を移動して連絡する棚台車を設置する物品移送システムが開示されている。
この物品移送システムでは、供給棚から受け取った被搬送物を棚台車が運搬して需要棚へ提供している。この構成により、被搬送物を送り出す供給棚と棚台車との間(および同棚台車と需要棚との間)における被搬送物の受け渡しを、供給棚へ棚台車を単に押し付けるだけの操作、および需要棚へ棚台車を押し付けるだけの操作で実現できる。
また、店舗用台車として、倉庫から店舗への物品の移送に用いられる搬送台車よりもサイズが小さいものが知られている。通常、物品をトラックに積み込むために用いられる搬送台車はサイズが大きく、店舗内において進入や方向転換が困難であるが、小さい店舗用台車を用いることで、店舗内で自由な方向転換を可能としている。
特開2010−163268号公報
特許文献1の物品移送システムは、主に倉庫内の供給棚と棚台車との間、および棚台車と需要棚との間における被搬送物の積み替えに関するものである。そして、供給棚に対して棚台車の床を低く設定し、かつ、滑走支持材を利用することで、重力によって供給棚から棚台車へと被搬送物を移動させている。
しかし、例えば上述のように倉庫からコンビニエンスストアに物品を移送する場合、物品の移送は棚から棚への移送に限られるわけではない。特に、搬送台車から店舗用台車に物品を移動させる場合には、特許文献1の技術を適用することはできず、作業者が搬送台車上の物品を持ち上げて店舗用台車に積み替えることが必要となってしまう。
また、トラック等がコンビニエンスストア付近に到着した後に、物品が積載された搬送台車を作業者が手押しして歩道や駐車場等を通ってコンビニエンスストアの店内へと移動させる必要がある。
更に、多くの場合、店舗用台車は作業員の負荷を軽減するために軽量化が必要とされ、通常はプラスチックで製造されている。コンビニエンスストアのような店舗内は床面が滑らかであり、物品を積載したままでプラスチック製の搬送台車を移動しても特段の問題は生じない。
しかし、歩道や駐車場等は路面が粗い場合があり、また、坂道や障害物が存在する場合もあるので、プラスチック製の搬送台車では強度や耐久性が不十分であり、搬送台車が壊れやすくなる。
従って、特許文献1のような、床面が滑らかな倉庫内での運用を前提とした移送システムを、搬送台車を粗い路面や坂道あるいは障害物等が存在する場所を移動する移送システムに適用することは難しい。
本発明の目的は、これらの問題を解消し、搬送台車からの物品の積み降ろしあるいは積み替えを削減した物品移送技術を提供することにある。
本発明は、物品移送方法とこの方法の実施に適した台車を提供する。物品の移送方法は、複数の物品の移送先である店舗で使用される店舗用台車と形状およびサイズが実質的に同一となるN台(Nは2以上の自然数)の搬送台車に前記複数の物品を積載する物品積載段階と、前記N台の搬送台車を水平面上の第1方向に連結した状態で移送する移送段階と、前記店舗において前記複数の物品が積載された状態でN−1台の前記搬送台車への分離操作を行うことにより、結合されたN台の各搬送台車を分離し、分離した各搬送台車をそれぞれ前記店舗用台車として前記移送先へ納品する納品段階とを有し、複数の前記物品を積み替えることなく前記移送先へ移送可能とすることを特徴とする。
また、本発明の搬送台車は、N台(Nは2以上の自然数)の搬送台車に複数の物品を積載する物品積載段階と、前記N台の搬送台車を水平面上の第1方向に連結した状態で移送する移送段階と、前記複数の物品の移送先である店舗へと前記搬送台車を移送する移送段階と、前記複数の物品を前記店舗に納品する段階と、を有する物品移送方法で用いられ、前記搬送台車は、前記店舗で使用される店舗用台車と形状、サイズが実質的に同一であって、水平面上の第1方向にN台(Nは2以上の自然数)を連結可能で、かつ、N−1台へと分離操作が可能なものであり、これにより、前記店舗において前記複数の物品が積載された状態で結合されたN台の各搬送台車を分離し、分離した各搬送台車をそれぞれ前記店舗用台車として前記移送先へ納品することを可能とし、かつ、複数の前記物品を積み替えることなく前記移送先へ移送可能としたことを特徴とする。
本発明によれば、搬送台車からの物品の積み降ろしあるいは積み替えを削減して物品移送を行うことができる。
本実施形態による移送方法の説明図。 搬送台車の平面図。 搬送台車の側面図。 (a)、(b)は小台車の平面図、(c)は取っ手部の説明図。 小台車上に他の小台車を積み重ねた状態の説明図。 (a)、(b)は、第1連結構成の説明図。 (a)、(b)は、第2連結構成の説明図。 物品移送方法の説明図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。なお、以下の実施形態では、倉庫からコンビニエンスストアの店舗に物品を移送する例を説明する。また、搬送台車は、後述するように3つの小型の搬送台車に分離可能なものを用い、搬送台車に積載される物品は飲料ケースとした。
また、本実施形態では、説明を明確化するために、小型の搬送台車を「小台車」と記載し、複数の小台車が結合されて一体化された状態を「搬送台車」と記載する。また、積載される飲料ケースの底面のサイズは、飲料ケースが積載された状態で搬送台車を3つの小台車に分離する分離操作を行うことができる。また、分離後も飲料ケースが小台車から落下しないように、それぞれの小台車の底面のサイズとほぼ同じか又は小さいものとしている。
搬送台車を移送先に移送する移送用の乗物あるいは運送車両としてはトラックを用いた。移送用の乗物はトラックに限られるわけではなく、任意の車両、船舶、航空機等とすることもできる。
図1は、本実施形態による移送方法の説明図である。図中において、作業員は倉庫11で飲料ケースを搬送台車41に積載し、飲料ケースが積載された搬送台車41をトラック21に積み込む。その後、搬送台車41が積み込まれたトラック21が店舗13に隣接する店舗用倉庫12に到着すると、飲料ケースが積載された状態で搬送台車41がトラック21から降ろされる。
トラック21から降ろされた搬送台車41は、店舗用倉庫12で、飲料ケースが積載された状態でN台の小台車に分離される。本実施形態では、搬送台車41は小台車41a、41b、41cに分離される。分離後の小台車は、分離前の搬送台車41よりもサイズが小さく、店舗13内で自由に移動できる。従って、作業者は飲料ケースが積載された状態で小台車41a〜41cを店舗13内に運びこみ、店舗13内での飲料補充を行うことができる。なお、後述するように小台車41a〜41cの少なくとも1台にはその一端部に図2に示される取っ手部81、82が設けられているが、図面の簡素化のために、図1ではこれら取っ手部81、82は省略されている。
図2は小台車41a〜41cおよび取っ手部81、82を組立てた状態での搬送台車41の平面図、図3は図2に示す搬送台車41の側面図である。図示されるように、搬送台車41は小台車41a〜41cが連結されて構成され、小台車41aの図中の左側に取っ手部81が、小台車41cの図中の右側に取っ手部82が固定されている。これら取っ手部81、82を小台車41a、41cに固定するための構成は後述する。小台車41a〜41cはいずれも同一形状としてもよいが、本実施形態では小台車41aと小台車41cとが同一形状である一方、小台車41bは小台車41a、41bとは一部相違する形状となっている。
図3は、小台車41a〜41cを連結して搬送台車を構成した状態の説明図である。複数の小台車41a〜41cを連結するための手法自体には特に制限はなく、任意の手法により小台車同士を連結することが可能である。図3においては、後述する第1連結構成によって小台車41aの右端が小台車41bの左端に、また、小台車41bの右端が小台車41cの左端に結合され、これにより小台車41a〜41cが連結されて搬送台車41が構成されている。
また、小台車41a、41cには自在キャスター71aが設けられている。小台車41bには、図中右側には自在キャスター71aが、図中左側には固定キャスター71bが設けられている。
図4(a)に小台車41aの平面図、図4(b)に小台車41bの平面図、図4(c)に取っ手部81の説明図を示す。なお、小台車41cは小台車41aと同一形状であるので説明を省略する。同様に、取っ手部82は取っ手部81と同一形状であるので説明を省略する。
図4(a)に示されるように、小台車41aは、取っ手部81を挿入して固定するために、図中において左側に設けられた孔部32、33と、右側に設けられた孔部34、35とを有する。なお、小台車41cは小台車41aと同一形状であるが、小台車41cは図3において右端に位置することから、取っ手部82が孔部34、35に挿入されることになる。本実施形態では、図2に示される搬送台車41の長手方向における小台車41aの長さ(W1)は430mm、主材質はアルミニウム、自重は約7.5kgとした。また、4つの自在キャスター71aをそれぞれ小台車41aの裏面の4隅に設け、自在キャスター71aの直径はいずれも125mmとした。
また、小台車41aは図中左側の端部に凹部Oを有し、図中右側の端部に凸部Pを有する。これら凹部Oと凸部Pとは他の小台車41b、41cにも同様に設けられている。
凹部Oと凸部Pとは、小台車41a〜41cを結合したときに、両者が互いに一致して嵌合する形状とされている。これらが嵌合することで、搬送台車41において、小台車41a〜41cにおける搬送台車41の長手方向に直交する方向での移動が規制され、小台車41a〜41cの位置がずれてしまうことを防ぐことができる。
なお、搬送台車41は3つの小台車41a〜41cではなく2つ又は4つ以上の小台車に分離可能としてもよい。
図4(b)に示される小台車41bは、搬送台車41の中央にあり、取っ手部81、82のいずれも取り付けられることはないので、この実施形態では孔部は設けられていない。しかしながら、小台車41bに孔部を設けて取っ手部81、82を取り付け可能としてもよい。
また、小台車41a〜41cの連結機構を共通のものとすることで、小台車41a〜41cを任意の組み合わせおよび順番で連結可能とすることもできる。この場合、小台車41bに取っ手部81、82を設けることで、連結後の搬送台車の右端または左端に小台車41bが位置するときに取っ手部81、82を小台車41bに取り付け可能とすることもできる。
本実施形態では、図2に示される搬送台車41の長手方向における小台車41bの長さ(W2)は330mm、主材質はアルミニウム、自重は約7.5kgとした。また、2つの固定キャスター71bを小台車41aの裏面左側の2つの隅に設け、2つの自在キャスター71aを小台車41bの裏面右側の2つの隅に設けた。キャスターの直径はいずれも125mmとした。
小台車41bも、小台車41a、41cと同様にすべて自在キャスターとしてもよいが、この場合、結合時において搬送台車41が直進しにくくなるので、本実施形態では小台車41bのうち2つを固定キャスターとして、搬送台車41の直進性を確保している。なお、搬送台車41の長手方向に直交する長さ(L)は、小台車41a〜41cにおいて共通であり、500mmとした。
図4(c)に示される取っ手部81は、脚部51、52およびバー90〜94を有する。取っ手部81の高さは1,180mm、搬送台車41の長手方向における最大幅は500mm、主材質はアルミニウムとした。取っ手部81の脚部51、52は、小台車41aの孔部32、33にそれぞれ一致して挿入されるように形成されている。図3(a)の小台車41aは、取っ手部81の脚部51、52が図4(a)に示される小台車41aの孔部32、33にそれぞれ挿入した状態となっている。搬送台車41を分離して小台車41bを単独で移動させるときのために、小台車41bに、小台車41a、41cと同様に、取っ手部を設けるための孔部を設けてもよい。
小台車41a〜41cは、従来の店舗用台車と同様に店舗内を自由に移動させることができる形状およびサイズであればよい。しかし、好ましくは、小台車41a〜41cは、従来コンビニエンスストア等で用いられている店舗用台車と形状、サイズおよび地表面からの高さが実質的に同一とする。このようにすることで、従来の店舗用台車を使用している店舗において、本実施形態で用いられる小台車41a〜41cを、従来の店舗用台車に置換えて使用することができる。また、従来の店舗の通路やドアのサイズや形状を変更することなく、小台車41a〜41cをそのまま店舗用台車として用いることが可能となる。更に、小台車41a〜41cの荷物載置面の地表からの高さを、上述のように従来の店舗用台車の荷物載置面の地表からの高さと同一とすることが好ましい。この場合、作業者は、荷物の積み降ろしを従来の店舗用台車と同様に行なうことができる。
しかし、小台車41a〜41cのすべてを従来の店舗用台車と同様のサイズとすると、搬送台車41の長手方向の全長は、従来倉庫から店舗13への物品移送で用いられている搬送台車の全長を超えてしまう場合がある。このことから、本実施形態では、小台車41a、41cのみを従来の店舗用台車と同様のサイズとしている。そして、搬送台車41の長手方向の幅が従来倉庫から店舗13への物品移送システムで用いられている搬送台車と一致させている。このために、図2に示される小台車41bの搬送台車41の長手方向における長さであるW2は、小台車41a、41cのW1よりも短くされている。
また、小台車41bは、従来の店舗用台車よりもサイズが小さいので、小台車41a、41cと同様に、店舗13内を従来の店舗用台車と同様に自由に移動させることができる。このようにすることで、本実施形態における物品移送システムでは、搬送台車41を分離して得られる小台車41a〜41cを、そのまま従来の店舗用台車の代りに用いることができる。
更に、本実施形態では、取っ手部81にバー90、91、92、93および94を設けている。バー90は逆U字型、バー91〜94は棒形となっている。作業者は、バー90〜94のいずれかあるいは複数を握ることで、搬送台車41や分離後の小台車41aを容易に移動させることができる。
また、取っ手部81を小台車41aに取り付けた状態で、小台車bを小台車aの上に重ね、更に小台車41cを小台車41bの上に重ねることで、小さな床面積上に小台車41a〜41cを保管することができる。好ましくは、小台車41bを小台車41a上に固定するための係合部、例えばフックを小台車41bに設け、この係合部をバー90〜94のいずれかあるいは複数と係合させることで、小台車41bを小台車41a上に安定して配置することができる。小台車41cについても同様に係合部を設けてバー90〜94のいずれかあるいは複数と係合させることで小台車41bを小台車41a上に安定して配置することができる。
安定して配置可能である限り、任意のM台(Mは2以上の自然数)の小台車を積み重ねることができる。例えば、本実施形態では、小台車41aに取っ手部81を取り付けた状態で、小台車41a上に小台車41bを、小台車41b上に小台車41cを積み重ねることができる。更に、小台車41cに別の小台車41d、その小台車41dの上に更なる小台車41e...と積み重ねることができる。
図5に、小台車41aの上に小台車41b、小台車41c、小台車41dおよび小台車41eを積み重ねた状態の説明図を示す。図示されていないが、各小台車41b〜41eのフック等の係合部を、取っ手部81のバー90〜94のいずれかに適宜係合して固定することで、移送や商品補充等に使用後の小台車41b〜41eを安定して垂直方向に積み重ねることができる。
搬送台車41は、倉庫や店舗内だけでなく、駐車場や歩道等の粗い路面や坂道等の移動が必要な場合もあることから、搬送台車41は、頑丈で耐久性の高い材質およびおよび構造とすることが好ましい。特に、従来の店舗用台車は、軽量化を実現するために主にプラスチック製のものが用いられているが、搬送台車41は、屋外や粗い路面での使用を可能とするに十分な強度を有する材質、例えば金属製、および構造とすることが好ましい。また、取っ手部81、82およびこれらが取り付けられる孔部32〜35も、屋外や粗い路面での使用を可能とするに十分な材質および構造とすることが好ましい。従って、搬送台車41を構成する小台車41a〜41cおよび取っ手部81、82、孔部32〜35を形成する主材質は、例えば金属製や強化プラスチックのように十分な強度を有するものが好ましい。本実施形態では、これらをアルミニウム製として十分な強度および耐久性を確保している。
次に、小台車41a〜41cの連結構成について説明する。なお、以下の説明では小台車41aについて説明する。他の小台車41b、41cも同様の連結構成を有するものとし、その説明は省略する。
図6(a)、(b)は、小台車41aの第1連結構成を示す。図6(a)は、第1連結構成の連結解除状態を示し、小台車41aにはペダル部60、固定連結部601、可動連結部602が設けられている。固定連結部601および可動連結部602は、いずれも小台車41aの荷物載置面よりも鉛直方向下方でかつペダル部60よりも鉛直方向上方にあり、小台車41aを連結したときにこれらが干渉しない配置となっている。
固定連結部601は、その図中における右端が小台車41aの内部に固定して支持されている。可動連結部602は、その図中における左端が小台車41aの内部に支持され、図中の上下方向に移動可能とされている。
また、ペダル部60は、その図中における右端が小台車41aの内部に枢軸移動可能に支持され、ペダル部の図中の左側を作業者が足で押し下げることができ、かつ、作業者が足を離すと元の位置に戻る、いわゆるトグルスイッチとして機能するようになっている。
図6(a)の状態から作業者がペダル部60の左側を足などで下方に押し下げると、図示しない機構により可動連結部602が図6(a)に示す開放位置から図6(b)に示す係合位置へと移動する。また、再度ペダル部60を下方に押し込むと、可動連結部602は、図6(b)に示される係合位置から図6(a)に示される開放位置へと戻る。なお、この機構は任意の手法で実現でき、機械的な構成あるいは電気制御による構成等により実現してもよい。
図6(a)に示される開放位置で小台車41aの図中における右端を他の小台車41a(または小台車41b、41c)の左端と接触させても、小台車41aの可動連結部602は他の小台車41aの固定連結部601とは離間しており、両者が係合することはない。
一方、小台車41aの右端と他の小台車41aの左端とを上記のように接触させた状態でペダル部60を踏むと、小台車41aの可動連結部602は図6(b)の位置に移動するので、小台車41aの可動連結部602が他の小台車41aの固定連結部601と係合された状態となる。
以上のようにして、作業者は、ペダル部60を押し下げることで、小台車41aを他の小台車41a等と自由に連結させ、あるいは連結を解除することができる。
次に、第2連結構成を説明する。第2連結構成において小台車41a〜41cを接触させた状態(連結はしていない)の説明図を図7(a)に示し、連結部材によって小台車41a〜41cを連結させた状態を図7(b)に示す。
この第2連結構成では、図7(a)、(b)に示されるように、小台車41a〜41cの側部には小台車41a〜41c同士を連結部材61、62により連結するための連結孔31が複数設けられている。連結部材61、62を複数の小台車の間にわたって装着することで、連結部材が装着された小台車同士が連結される。
図7(b)では、搬送台車41を構成する小台車41a、41bにおける連結孔のうち、小台車41aの右側の4つの連結孔にそれぞれ連結孔31a、31b、31c、31dとして符号を付している。また、小台車41bの左側の2つの連結孔にそれぞれ連結孔31e、31fとして符号を付している。
以下、連結部材61、62は同一形状であるので連結部材61を例にとって説明する。連結部材61は、略正方形の基板を有し、基板の裏面には、その4隅の近傍のそれぞれに、連結孔31と嵌合する連結棒が垂直に設けられている。
図7(b)では、連結部材61の基板表面が示されており、図示されてはいないが、基板裏面に設けられた4つの連結棒がそれぞれ図7(b)に示される小台車41aの連結孔31c、31dおよび小台車41bの連結孔31e、31fにそれぞれ挿入されている。これにより、本実施形態では、連結部材61を小台車41a〜41cのうち複数の小台車にわたって装着することで、連結部材が装着された搬送台車同士が連結される。小台車41aと小台車41bとが水平面上の第1方向で連結されている。この水平面上の第1方向は、搬送台車41における長手方向となる。また、本実施形態では、小台車41a〜41cは、その物品が載せられる面が同一平面となるように連結される。
連結部材61は、連結孔31と連結棒との摩擦力により、小台車41a、41bから脱落しないように保持される。連結部材62も同様である。搬送台車41を分離する場合、連結部材61、62を取り外すことで、各小台車41a〜41cが分離可能となる。これにより、3台の小台車が連結された搬送台車41から、少なくとも1台の小台車を分離し、2台の小台車が結合された搬送台車と1台の小台車に分離することが可能となる。このように、N(Nは2以上の自然数)台の小台車が連結された搬送台車から、少なくとも1台の小台車を分離し、(N−1)台の小台車が結合された搬送台車と1台の小台車に分離することが可能である。また、これを繰返すことで、N台の小台車が結合された搬送台車を、N台の小台車に分離することが可能である。
本実施形態では、連結部材61を取り外すことで、搬送台車41を、小台車41aと、連結部材62で連結された小台車41bおよび小台車41cとに分離する。
取り外された連結部材61は、例えばその連結棒を小台車41aの連結孔31a、31b、31c、31dに挿入することで、小台車41aに固定することができる。なお、連結部材61は、上記のような摩擦力に限らず、ネジ止あるいは磁力等の任意の手段により小台車41a〜41cに保持又は固定することが可能である。
更に、連結部材62を取り外すことで、小台車41bと小台車41cとを分離することもできる。以下の説明では、搬送台車41を3台の小台車41a〜41cに分離するものとして説明を行う。
なお、図7(b)に示される連結部材61の図中左下の連結棒のみをバネとして、このバネを連結孔31c内の底部に接続し、連結部材61が小台車41aの側部に垂直な方向に伸縮可能とすることもできる。
この場合、図7(b)の状態から、連結部材61を小台車41aの側部に垂直な方向に引っ張ることで、連結部材61の3つの連結棒を小台車41aの連結孔31d、および小台車41bの連結孔31e、31fから完全に抜取ることができるようにする。この状態では、連結部材61はバネによって連結孔31cに接続されており、かつ、3つの連結棒は連結孔31d〜31fから完全に抜取られている。従って、連結部材61は連結孔31cの底部に接続されたバネを中心にして回転可能である。そして、連結部材61を、バネを中心にして時計回りに180度回転させることで、連結部材61の3つの連結棒を小台車41aの連結孔31a、31b、31cに挿入することができる。
このようにすることで、連結部材61の小台車41bの孔部31e、31fに挿入されていた連結棒を抜取っ手小台車41aの孔部31b、31dに挿入し直すことができる。この際、連結部材61の小台車41aの孔部31dに挿入されていた連結棒は、小台車41aの孔部31aに挿入される。このようにして小台車41aと小台車41bとが分離可能となる。また、分離の際に、取っ手部81、82は、小台車41a、41cにそれぞれ固定された状態でも、あるいは、先に取っ手部81、82を外した状態であっても、搬送台車41を小台車41a〜41cに分離することが可能である。
図7(a)、(b)では搬送台車41の一方の側面についてのみ説明を行った。しかし、搬送台車41の他方の側面も一方の側面と同様の構成とすることで、搬送台車41の両方の側面において連結部材によって小台車41a〜41cの連結および分離を行う構成としてもよい。このように両方の側面で連結を行うことで、一層強固に小台車41a〜41cを連結することが可能となる。
次に、搬送台車41を用いた物品移送方法を説明する。
図8に物品移送方法の説明図を示す。図中において、倉庫11では搬送台車41に物品を積載する。一方、店舗13には、予め搬送台車42が配置されている。搬送台車42は、搬送台車41と同じ搬送台車である。店舗13では、必要に応じて搬送台車42を結合状態で使用してもよく、あるいは、搬送台車42を分離して小台車42a〜42cとして用いてもよい。上述のように、小台車41a、41cは、従来の店舗用台車と同じ形状およびサイズであり、小台車41bは、従来の店舗用台車よりも多少小さいものの、飲料ケースを安定に積載するには十分な大きさである。従って、小台車41a〜41cを、コンビニエンスストア等における従来の店舗用台車の代りに用いることができる。図8の例では、店舗では搬送台車42を小台車42a〜42cに分離された状態となっている。
1)倉庫から店舗への移送
図示されるように、倉庫11では、物品積載段階として、作業員が搬送台車41を構成する小台車41a〜41cに物品を積載する。本実施形態では、上述のように、物品として飲料が入った飲料ケース(図示せず)を積載する。積載時には、搬送台車41を連結状態のままで積載してもよく、あるいは、小台車41a〜41cにそれぞれ個別に飲料ケースを積載した後に結合して搬送台車41を構成するようにしてもよい。
なお、搬送台車41には、飲料ケースに限らず、ダンポールや箱、コンテナ、ケース等任意のものを積載することができる。好ましくは、ダンボールやコンテナ等は、重ね積みが可能となるように十分な強度や安定して積み重ねができる形状を有するものを用いる。
また、袋菓子やカップラーメン等は、通常は菓子メーカー等から箱詰めされた状態で提供されており、その箱自体を搬送台車41に積載してもよい。更に、倉庫において複数の商品を選択してダンボールや箱、コンテナなどに詰めたうえで搬送台車41に積載してもよい。この場合、コンテナとしては、折り畳み式のコンテナ(いわゆるオリコン)を用いてもよい。
折り畳み式のコンテナを用いることで、コンテナ自体を保管するためのスペースを節約することができる。また、折り畳んだ状態のコンテナを予備のコンテナとして搬送台車41に常備することもできる。コンテナに載せる物品の数が増加した場合は、搬送台車41に常備された折り畳まれたコンテナのうち必要な数を展開する。そして、展開されたコンテナに物品を載置して搬送台車41に積載する。また、展開したコンテナが余った場合には、不要なコンテナを折り畳んで搬送台車41に積載することができる。
いずれの場合においても、好ましくは、分離後の各小台車41a〜41c上において飲料ケースが落下したり傾いたりすることなく安定して支持されるように、各飲料ケースが小台車41a〜41cのいずれか1つで支持されるように積載する。こうすることで、搬送台車41を分離した後に、飲料ケースを載せたままで小台車41a〜41cをそれぞれ別個に移動することができる。
飲料ケースが積載された後に、移送段階として、搬送台車41をトラック21に積み込み、トラック21で店舗用倉庫12に移送する。
本実施形態では倉庫を高床式として、倉庫の床面をトラック21の荷台の床面と実質的に同一平面とする。これにより、搬送台車41のトラックへの積み込みおよび積み降ろしが水平面上で行われ、作業者の身体的負担が軽減される。
店舗用倉庫12に到着後、作業員は搬送台車41をトラック21から降ろす。従って、小台車41a〜41cは、倉庫と店舗との間の移動中は結合された状態で搬送台車41として機能する。
従来においては、運搬に使用した台車は店舗13にそのまま移動させるには大きすぎるうえに、運搬に使用した台車自体を倉庫に戻す必要がある。従って、台車上の飲料ケースを、店舗13内で移動できるように十分に小さい店舗用台車に積み替えるか、又は、店舗用倉庫12内に積み降ろす必要があり、この作業に長時間を要していた。
このため、作業者にとっては、重い飲料ケースの積み替えや積み降ろしによる身体的負担が大きかった。
本実施形態の物品移送システムでは、図8に示されるように、納品段階として、トラック21で移送された搬送台車41はそのまま店舗用倉庫12あるいは店舗13に残す。そして、トラック21から降ろされた搬送台車41は、店舗用倉庫12又は店舗13において飲料ケースが積載されたままで小台車41a〜41cに分離されて店舗13に入れられる。従って、店舗において搬送台車から分離された後は、分離された小台車41a〜41cのそれぞれが店舗用台車として機能する。
また、店舗用倉庫12又は店舗13には予め別の搬送台車42が配置されており、作業員は、搬送台車41の納品と引替えに搬送台車42を回収する回収段階を行う。なお、搬送台車41の分離は任意のタイミングで行ってよい。
従って、店舗では、納品された小台車41a〜41cを、所定の位置にある飲料棚にまで移動させることができる。その後に、店舗13の従業員は、飲料ケースから飲料を取出して飲料の補充等を行う。
飲料の補充後は、小台車41a〜41cは分離したまま、あるいはこれらを結合した搬送台車41として店舗用倉庫12あるいは店舗13で保管される。好ましくは、上述のように、取っ手部81を小台車41aに取り付けた状態で、小台車bを小台車aの上に重ね、更に小台車41cを小台車41bの上に重ねることで、小さな床面積上に小台車41a〜41cを保管することができる。
2)店舗から倉庫への搬送台車の移送
搬送台車41を降ろした後に、上述のように、トラック21には搬送台車41と引替えに、店舗に配置された搬送台車42が積み込まれる。このようにすることで、作業員は、トラック21で移送した搬送台車41からの飲料が入った飲料ケースの積み降ろしや積み替えを行う必要がなくなる。従って、作業者の身体的負担が非常に軽減され、積み降ろし等に要する時間も削減される。
作業者は、トラック21から搬送台車41を降ろした後に、店舗13で使用されていた搬送台車42を店舗用倉庫12に運んでトラック21に積み込むだけでよい。好ましくは、予め店舗側にトラック21に積み込むために搬送台車42を店舗用倉庫12に配置しておくことで、搬送台車42をトラック21に積み込むための作業時間を更に短縮することができる。
図8に示されるように、搬送台車42をトラック21に積み込んだ後に、トラック21は倉庫に戻り、倉庫において搬送台車42が積み降ろされる。
その後、上述した搬送台車41、42で説明した、1)倉庫から店舗への移送と、2)店舗から倉庫への搬送台車の移送工程と、を繰返すことで、飲料ケース等の物品の移送を繰返し行うことができる。
以上のように、本発明の移送方法によれば、倉庫などの移送元から店舗等の移送先へと物品を積み替えることなく移送可能となり、作業者の身体的負担が非常に軽減される。
また、運搬に使用した搬送台車は店舗にそのまま残し、店舗に予め配置された別の搬送台車を移送元に戻すので、物品を移送した後に迅速に移送元に戻ることができる。従って、倉庫から物品を店舗に移送して倉庫に戻るために必要となる時間が短縮され、時間当りの物品の移送効率が高くなる。
本発明は、ある場所から他の場所へと物品を移送する物品移送方法に関し、例えば倉庫等から、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア等の店舗へと物品を移送する技術に関する。
本発明は、物品移送方法とこの方法の実施に適した台車を提供する。物品の移送方法は、複数の物品の移送先である店舗で使用される前記店舗の従来の店舗用台車と形状、サイズが実質的に同一となるN台(Nは2以上の自然数)の搬送台車に前記複数の物品を積載する物品積載段階と、前記N台の搬送台車を水平面上の第1方向に連結した状態で、移送用の乗り物を用いて前記店舗へと移送する移送段階と、前記店舗において前記複数の物品が積載された状態でN−1台の前記搬送台車への分離操作を行うことにより、結合されたN台の各搬送台車を分離し、分離した各搬送台車をそれぞれ前記店舗用台車として前記移送先へ納品する納品段階とを有し、 複数の前記物品を積み替えることなく前記移送先へ移送可能とし、前記納品段階の後に、前記移送用の乗り物を、前記物品の積載を行った移送元へと戻す段階を有し、かつ、前記分離された搬送台車が前記店舗に残されることを特徴とする。
また、本発明の搬送台車は、N台(Nは2以上の自然数)の搬送台車に複数の物品を積載する物品積載段階と、前記N台の搬送台車を水平面上の第1方向に連結した状態で、移送用の乗り物を用いて前記店舗へと移送する移送段階と、前記複数の物品を前記店舗に納品する段階と、前記納品する段階の後に、前記移送用の乗り物を、前記物品の積載を行った移送元へと戻す段階を有し、かつ、前記搬送台車が分離されて前記店舗に残される物品移送方法で用いられる搬送台車であって、前記搬送台車は、前記店舗で使用される前記店舗の従来の店舗用台車と形状、サイズが実質的に同一であって、水平面上の第1方向にN台(Nは2以上の自然数)を連結可能で、かつ、N−1台へと分離操作が可能なものであり、これにより、前記店舗において前記複数の物品が積載された状態で結合されたN台の各搬送台車を分離し、分離した各搬送台車をそれぞれ前記店舗用台車として前記移送先へ納品することを可能とし、かつ、複数の前記物品を積み替えることなく前記移送先へ移送可能としたことを特徴とする。

Claims (9)

  1. 複数の物品の移送先である店舗で使用される店舗用台車と形状、サイズが実質的に同一となるN台(Nは2以上の自然数)の搬送台車に前記複数の物品を積載する物品積載段階と、
    前記N台の搬送台車を水平面上の第1方向に連結した状態で移送する移送段階と、
    前記店舗において前記複数の物品が積載された状態でN−1台の前記搬送台車への分離操作を行うことにより、結合されたN台の各搬送台車を分離し、分離した各搬送台車をそれぞれ前記店舗用台車として前記移送先へ納品する納品段階とを有し、
    複数の前記物品を積み替えることなく前記移送先へ移送可能とすることを特徴とする、
    物品移送方法。
  2. 前記N台の搬送台車は、倉庫と店舗との間の移動中は結合された状態で、積載された物品を移送するための1台の台車として機能し、店舗において分離された後は、分離された台車それぞれが店舗用台車として機能する、
    請求項1に記載の物品移送方法。
  3. 前記搬送台車の少なくとも1台にはその一端部に取っ手部が設けられており、前記取っ手部は、使用後の他の店舗用台車又は前記搬送台車の一端を固定して垂直方向への積み重ねが可能な構造を有しており、
    前記搬送台車の納品と引替えにM台(Mは2以上の自然数)が積み重ねられた前記店舗用台車を回収する回収段階を有することを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の物品移送方法。
  4. 前記物品積載段階は、前記N台の搬送台車にそれぞれ前記物品を積載した後に前記第1方向に連結することを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれかに記載の物品移送方法。
  5. 前記物品積載段階は、前記N台の搬送台車を前記第1方向に連結した後に前記物品を積載することを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の物品移送方法。
  6. 前記移送段階は、運送車両への前記N台の搬送台車の積み込みおよび積みおろしを伴うものであり、前記積み込みおよび積みおろしが水平面上で行われることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の物品移送方法。
  7. 前記搬送台車は、前記店舗用台車と地表面からの高さが略同一であることを特徴とする、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の物品移送方法。
  8. N台(Nは2以上の自然数)の搬送台車に複数の物品を積載する物品積載段階と、前記N台の搬送台車を水平面上の第1方向に連結した状態で移送する移送段階と、前記複数の物品の移送先である店舗へと前記搬送台車を移送する移送段階と、前記複数の物品を前記店舗に納品する段階と、を有する物品移送方法で用いられる搬送台車であって、
    前記搬送台車は、前記店舗で使用される店舗用台車と形状、サイズが実質的に同一であって、水平面上の第1方向にN台(Nは2以上の自然数)を連結可能で、かつ、N−1台へと分離操作が可能なものであり、
    これにより、前記店舗において前記複数の物品が積載された状態で結合されたN台の各搬送台車を分離し、分離した各搬送台車をそれぞれ前記店舗用台車として前記移送先へ納品することを可能とし、かつ、複数の前記物品を積み替えることなく前記移送先へ移送可能としたことを特徴とする、搬送台車。
  9. 前記搬送台車は、その一端部に取っ手部が設けられており、前記取っ手部は、使用後の他の店舗用台車又は前記搬送台車の一端を固定して垂直方向への積み重ねが可能な構造を有することを特徴とする、
    請求項8に記載の搬送台車。
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