JP3157389B2 - 動圧軸受ユニット - Google Patents

動圧軸受ユニット

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JP3157389B2
JP3157389B2 JP16774494A JP16774494A JP3157389B2 JP 3157389 B2 JP3157389 B2 JP 3157389B2 JP 16774494 A JP16774494 A JP 16774494A JP 16774494 A JP16774494 A JP 16774494A JP 3157389 B2 JP3157389 B2 JP 3157389B2
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正和 上杉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気体又は液体等の流体
の動圧を利用して回転軸を支承する動圧軸受に係り、例
えば、軸流ポンプやマグネットポンプ等においてその羽
根車軸の回転を支承する軸受に利用可能な動圧軸受に関
する。
【0002】
【従来の技術】動圧軸受では軸の回転時に発生する流体
動圧を利用して当該回転軸を支承しており、回転軸に作
用する荷重を負荷するのに十分な動圧を得るため、その
軸あるいは軸受には所定パターンの動圧発生用溝が形成
されている。この動圧発生用溝には方向性があるため、
従来の動圧軸受は回転軸の一方向の回転でのみ荷重を負
荷し得るものであった。
【0003】しかし、スラスト動圧軸受(以下、スラス
ト軸受)については、回転軸の正逆両方向の回転におい
て回転軸に作用する軸力(スラスト荷重)を負荷できる
ものが既に提案されている(特開昭62−20911号
公報等)。このスラスト軸受は、表裏両面に夫々の面側
から見て互いに逆方向のスパイラル溝を有するスラスト
板と、作動流体を介してこのスラスト板の一方の面と対
向する固定受板と、回転軸に取り付けられると共に作動
流体を介して上記スラスト板の他方の面と対向する回転
受板とから構成されており、上記回転軸を正逆いずれの
方向に回転させても、上記スラスト板と回転受板との
間、あるいは上記スラスト板と固定受板との間に動圧が
発生するようになっている。
【0004】すなわち、上記回転軸が正方向へ回転する
と、スラスト板と回転受板との間の作動流体は上記スパ
イラル溝の働きによって中心側へ移動させられ、スラス
ト板と回転受板との間には動圧が発生して作動流体の潤
滑膜が形成される。これにより、回転軸に作用するスラ
スト荷重に抗しながら、回転受板とスラスト板とを非接
触の状態に保持することができる。一方、スラスト板と
固定受板との間の作動流体は上記スパイラル溝の働きに
よって外周側へ排除され、スラスト板と固定受板との間
には負圧が生じるので、スラスト板は固定受板に吸着固
定される。
【0005】また、上記回転軸が逆方向へ回転すると、
スラスト板と固定受板との間の作動流体が上記スパイラ
ル溝の働きによって中心側へ移動させられ、スラスト板
と固定受板との間には動圧が発生して作動流体の潤滑膜
が形成され、固定受板とスラスト板とを非接触の状態に
保持することができる。一方、スラスト板と回転受板と
の間の作動流体は上記スパイラル溝の働きによって外周
側へ排除され、スラスト板は回転受板に吸着固定されて
回転受板と共に回転する。
【0006】従って、同公報所載のスラスト軸受では回
転受板がいずれの方向に回転した場合であっも、スラス
ト板と回転受板あるいはスラスト板と固定受板との間に
高圧の流体潤滑膜が形成され、最小限の動力損失で回転
受板に作用するスラスト荷重を負荷できるようになって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報所載のスラスト軸受はその名の示す通りスラスト荷重
のみを負荷し得るものであり、回転軸に対して垂直に作
用するラジアル荷重を負荷することができなかった。こ
のため、上記スラスト軸受を使用するに当たっては、上
記ラジアル荷重を負荷するためのラジアル軸受を回転軸
に対して別途設ける必要があり、回転軸を支えるための
構成が複雑にならざるを得なかった。従って、回転軸の
正逆両方向の回転について、スラスト荷重のみならずラ
ジアル荷重をも負荷することが可能な動圧軸受の開発が
望まれていた。
【0008】一方、前述の特開昭62−20911号公
報所載のスラスト軸受は立軸ポンプ等の軸流ポンプの羽
車軸を支える目的に利用されるが、軸流ポンプでは泥水
等のスラリーを含む揚水が軸受を覆ってしまうので、こ
の目的に使用される軸受にはスラリーに対する密封性等
の特殊な性能が要求される。このような要求に対して、
従来は作動流体を密封したケーシングでスラスト軸受を
覆い、あるいはスラスト板に耐磨耗性の高い材質を用い
る等の手段で対応していたが、装置の大型化やコスト高
といった問題点を生じていた。
【0009】また、上記スラスト軸受を軸流ポンプに利
用する場合はその作動流体としてポンプの揚水を利用可
能であるが、このように揚水を作動流体として利用した
場合、ポンプを一旦停止させると揚水が揚水路内を下降
することから、作動流体である揚水が軸受から抜け出て
しまい、ポンプを再起動する時にスラスト板と受板とが
固体接触を生じるといった問題点もあった。このため、
スラスト板が損傷して軸受寿命が低下する他、ポンプの
再起動に当たって大きな起動トルクが必要であった。
【0010】更に、上記スラスト軸受はその作動流体を
空気とした場合に、回転軸を停止してスラスト板と固定
受板とを長時間接触させておくと、結露によって両者が
固着してしまい、回転軸の再起動に大きなトルクが必要
となり、極端な場合には回転軸を再起動しても軸受とし
ての機能を発揮しないこともあった。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、回転軸の正逆両
方向の回転についてラジアル荷重及びスラスト荷重を負
荷することができる動圧軸受ユニットを提供することに
ある。
【0012】また、本発明の他の目的は、使用環境に対
する軸受内部の密閉性が高いと共に、回転軸の停止時に
おいても作動流体を軸受内に保持することが可能な動圧
軸受ユニットを提供することにある。
【0013】更に、本発明の他の目的は、回転軸を繰り
返し起動あるいは停止しても、常に回転軸を良好に支承
することが可能な動圧軸受ユニットを提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の動圧軸受ユニットは、ハウジングと、この
ハウジングを貫通する回転軸を当該ハウジングに対して
回転自在に支承するラジアル動圧軸受及び一対のスラス
ト動圧軸受とから構成され、上記ラジアル動圧軸受は所
定の軸受隙間を介して対向する内輪及び外輪を有し、こ
れら内輪あるいは外輪にはヘリングボーン状溝が形成さ
れる一方、上記スラスト動圧軸受は固定受板、回転受板
及びこれら受板と所定の軸受隙間を介して対向するスラ
スト板を有し、このスラスト板の表裏両面には夫々の面
側から見て互いに逆方向のスパイラル溝が形成され、上
記ラジアル動圧軸受の両端で一対のスラスト板を回転軸
に遊嵌させて、各スラスト動圧軸受の軸受隙間をラジア
ル動圧軸受の軸受隙間と連通連結させ、また、上記ハウ
ジングには上記ラジアル動圧軸受の軸受隙間に作動流体
を供給する流入路を形成すると共に、上記回転軸の回転
方向に応じてこの流入路を開閉する切換弁を設けたこと
を特徴とするものである(請求項1)。
【0015】本発明では、特開昭62−20911号公
報の如くスラスト動圧軸受のスラスト板の表裏両面に夫
々の面側から見て互いに逆方向のスパイラル状溝を形成
すると共に、スラスト板を回転軸に遊嵌させているの
で、回転軸が回転するとスラスト板の一方の面では作動
流体が中心に向かって付勢され、他方の面では作動流体
が外周側に向かって付勢され、スラスト板と回転軸との
隙間は作動流体の循環路として機能する。すなわち、回
転軸がいずれの方向へ回転しても、スラスト板の一方の
面においてスラスト板と受板との間に吸い込まれた作動
流体は、スラスト板と回転軸との隙間を介してスラスト
板の他方の面に至り、当該面を伝わってスラスト板の外
周側に排出されるのである。
【0016】このように構成された本発明の動圧軸受ユ
ニットは、その作動流体として気体あるいは液体のいず
れを用いても差し支えない。液体を作動流体として使用
する場合には、上記スラスト板の表裏両面に形成された
スパライラル溝の外周側に平面状のリッヂ部を形成し、
且つ、上記スパイラル溝と平面域との境界にはスラスト
板を貫通する循環流路を穿設するのが好ましい(請求項
2)。
【0017】このような構成によれば、スラスト板と受
板との間に介在する作動流体はスパイラル溝の外周側に
形成された平面状のリッヂ部によってシールされるの
で、作動流体がスラスト板と受け板との間から漏れだす
ことがない。また、上記リッヂ部によって軸受内に密封
された作動流体はスパイラル溝と平面域との境界部分に
形成された循環流路に流れ込むので、スラスト板を挟ん
で動圧の発生しいない側から動圧の発生している側へ作
動流体を循環させることができる。
【0018】すなわち、請求項2に係る構成では、スラ
スト板の回転に伴い、作動流体はスラスト板と回転軸と
の隙間を介して動圧の発生している側から発生していな
い側へ循環し、更に、上記循環流路を介して動圧の発生
していない側から発生している側へ循環し、しかも軸受
外部に対する作動流体の漏れを防止することもできる。
従って、予めスラスト板の表裏両面と各受板との間に作
動流体を満たしておけば、作動流体はスラスト動圧軸受
の内部で自己循環するので、例えば軸流ポンプの軸受の
ように軸受周辺がスラリーで満たされている場合であっ
ても、スラリーがスラスト板と受板との隙間に進入する
ことがない。また、ラジアル動圧軸受の軸受隙間はスラ
スト動圧軸受のそれと連通連結されているので、スラス
ト動圧軸受から作動流体が漏れ出さない限り、ラジアル
動圧軸受の作動流体が失われることもない。
【0019】更に、作動流体を自己循環させる場合に
は、請求項2に示す構成に加え、作動流体をスラスト板
と受板との隙間に供給する供給路を固定受板に形成する
と共に、上記回転軸の停止時にこの供給路を閉鎖する流
出防止弁を設けるのが好ましい(請求項3)。この構成
によれば、スラスト板と受板との間から軸受外部に漏れ
出したとしても、その分の作動流体を上記供給路から補
給することができ、自己循環している作動流体の量が減
少してスラスト板と受板とが固体接触を生じる危険性を
回避することができる。
【0020】また、回転軸を停止する場合に上記流出防
止弁及び流入路の切換弁を閉鎖すれば、作動流体の自己
循環作用が失われても作動流体がスラスト動圧軸受及び
ラジアル動圧軸受の軸受隙間から流出してしまうことが
なく、作動流体を各軸受隙間に保持したまま回転軸の再
起動に備えることができる。
【0021】加えて、ポンプの軸受のように揚水あるい
は揚液を作動流体として利用する場合、ポンプが停止し
て本発明の動圧軸受ユニットが揚水から露呈してしまっ
ても、回転軸が停止する際に上記流出防止弁及び切換弁
を閉鎖しておけば、スラスト動圧軸受及びラジアル動圧
軸受の軸受隙間に揚水あるいは揚液を保持しておくこと
ができ、ポンプの再起動時に回転軸を円滑に支承するこ
とができる。
【0022】また、気体を作動流体として使用する場合
には、回転軸の停止時におけるスラスト板と受板との固
着を防止するため、スラスト板の外周縁をその内周縁よ
りも薄く形成するのが好ましい(請求項4)。
【0023】尚、本発明において、上記ラジアル動圧軸
受の内輪あるいは外輪は、これを回転軸あるいはハウジ
ング等と一体に形成しても良い。また同様に、上記スラ
スト動圧軸受の固定受板あるいは回転受板はこれを回転
軸あるいはハウジング等と一体に形成しても良い。
【0024】
【作用】回転軸の正回転に伴い、ラジアル動圧軸受では
ヘリングボーン状溝が作動流体を軸受隙間の軸方向中央
に向かって付勢する。このため、軸受隙間の軸方向中央
で高い動圧が発生する。一方、回転軸の逆回転に伴い、
ヘリングボーン状溝は作動流体を軸受隙間の軸方向両端
に向かって付勢する。本発明ではラジアル軸受の両端に
スラスト動圧軸受が配設されており、ラジアル動圧軸受
の軸受隙間は開放されていないので、作動流体は軸受隙
間の軸方向両端で高い動圧を発生する。ハウジングに形
成した作動流体の流入路には切換弁が設けられている
が、この切換弁は回転軸の回転方向に応じて開閉され
る。すなわち、回転軸の正回転においては、軸受隙間の
軸方向中央で昇圧した作動流体が上記流入路から抜け出
てしまうのを防止するため、上記切換弁は閉鎖してお
く。一方、回転軸の逆回転においては、軸受隙間に負圧
が発生するのを防止するため、上記切換弁は開放してお
く。これにより、本発明の動圧軸受ユニットは回転軸の
正逆両方向の回転について、回転軸に作用するラジアル
荷重を負荷することができる。
【0025】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の動圧軸受
ユニットを詳細に説明する。図1は作動流体として空気
を用いた本発明の動圧軸受ユニットの第一実施例を示す
ものである。同図において、符号1は中空部に軸(図示
せず)が挿通され固定されるロータ、符号2はこのロー
タ1を固定部(図示せず)に取り付けるためのハウジン
グ、符号3は上記ロータ1をハウジング2に対して回転
自在に支承するラジアル動圧軸受(以下、ラジアル軸
受)、符号4,4は上記ハウジング2に対するロータ1
の軸方向の移動を規制する一対のスラスト動圧軸受(以
下、スラスト軸受)である。
【0026】上記ラジアル軸受3は上記ロータ1に接着
接合された内輪31と、この内輪31と所定の軸受隙間
(例えば、5μm)を保持して対向する上記ハウジング
(外輪)2とから構成されており、上記内輪31の周面
には図2に示すようなヘリングボーン状パターンを有す
る動圧発生用溝32が形成されている。この動圧発生用
溝32は、深さ20μm、軸方向に対する傾斜角β=3
0°であり、直径30mmの内輪31の周囲に15本の
溝を連続して形成した。また、軸方向に沿った溝の長さ
Lgは内輪31の長さLの0.6倍とした。尚、本実施
例では図2に示す矢線方向の回転を正回転、これと反対
の回転を逆回転と記すことにする。
【0027】一方、各スラスト軸受4は、上記ハウジン
グ(固定受板)2と、ロータ1に固定された受板(回転
受板)41と、これらハウジング2及び受板41と所定
の軸受隙間を保持して対向するスラスト板42とから構
成されている。上記スラスト板42はその内径が上記内
輪31の外径よりも30μmだけ大きく形成され、内輪
31に対して隙間を保持して遊嵌している。また、上記
受板41,41は内輪31を挟んで互いに対向してお
り、ロータ1の端部に螺合する止めナット11によって
ロータ1の外周に固定されている。上記内輪31はその
軸方向長さがハウジング2及び一対のスラスト板42,
42の軸方向長さの和よりも20μmだけ短く形成され
ている。これにり、各スラスト軸受4ではスラスト板4
2の上下に合計10μmの軸受隙間が確保されるように
なっている。
【0028】上記スラスト板42のハウジング2との対
向面には、図3に示すようなスパイラル状溝43が等配
して形成されている。このスパイラル状溝43はスラス
ト板42の外周に開放される一方、上記内輪31が遊嵌
している貫通孔44に対しては閉じている。また、図4
に示すように、スラスト板42の受け板41との対向面
には、スパイラル状溝43と同様なスパイラル状溝45
が捩じれ方向を異ならせて形成されている。従って、図
3に示すように、ハウジング2の側からスラスト板42
を見ると、スパイラル状溝45の捩じれ方向はスパイラ
ル溝43のそれと同一である。上記スパイラル状溝4
3,45の深さは30μm、円周方向に対する傾斜角α
=16°であり、外径60mm、内径30mmのスラス
ト板42の夫々面に15本ずつ形成した。尚、図3及び
図4中にロータ1の正方向回転及び逆方向回転を矢線で
示した。
【0029】上記内輪31及びスラスト板42の材質は
Al2O3であり、上記ヘリングボーン状溝32及びス
パイラル状溝43,45はショットブラスト加工によっ
て形成した。この外の材質としては、SiC、Si3N
4、ZrO2等の硬質セラミクスを使用することができ
る。また、受板41及びハウジング2の材質としてはス
テンレス、普通鋳鉄あるいは硬質セラミクスが用いられ
る。
【0030】また、本実施例において、上記スラスト板
42はその内周縁の厚さが外周縁のそれよりも10μm
だけ厚く形成されており、上記ロータ1を長時間停止し
た場合であっても、スラスト板42とハウジング2ある
いは受板41とが固着を生じないように配慮されてい
る。また同様の理由から、スラスト板42の内周面は凸
曲面状に加工されている。これにより、本実施例のスラ
スト軸受4では、空気中の水分によって結露が生じても
スラスト板42がハウジング2等に固着することがな
く、煩わしい結露防止対策を施すことなく、ロータ1を
長時間にわたって停止させることができるようになって
いる。
【0031】一方、上記ハウジング2にはラジアル軸受
3の軸受隙間にハウジング2外の空気を供給する流入路
21が形成されている。この流入路21はハウジング2
の円周を等配するように3か所に形成されており、各流
入路21は内輪31のヘリングボーン状溝32の中央に
対向する位置でラジアル軸受3の軸受隙間に開口してい
る。また、各流入路21は図示外のフィルターを介して
切換弁22に連結されており、この切換弁22の開閉に
応じてハウジング2外の空気がラジアル軸受3に供給さ
れるようになっている。そして、この切換弁22はロー
タ1の正回転の時に閉じられ、逆回転の時に開けられ
る。尚、上記フィルターは上記流入路21に吸い込んだ
空気から塵芥や湿気等を取り除く役目をする。
【0032】次に、本実施例の動圧軸受ユニットの動作
について説明する。図5はロータ1が正回転した際の軸
受隙間における空気の流れを示すものである。ロータ1
が正方向へ回転すると、受板41とスラスト板42との
間の空気はスラスト板42に形成されたスパイラル状溝
45の働きによって中心方向に付勢され、スラスト板4
2と受板41との間に動圧が発生する。その結果、スラ
スト板42と受板41との間にはロータ1に作用するス
ラスト荷重に対抗した空気潤滑膜が形成され、これら板
41,42の間の流体潤滑が行われる。一方、スラスト
板42は空気潤滑膜に作用する剪断力によって受板41
と同方向に回転しようとするので、スラスト板42とハ
ウジング2との間の空気はスラスト板42に形成された
スパイラル状溝43の働きによって外周方向へ付勢さ
れ、スラスト板42とハウジング2との間には負圧が発
生する。このため、スラスト板42はハウジング2側に
引っ張られ、スラスト板42とハウジング2との間の空
気潤滑膜に作用する剪断力によって受板41よりも遅い
速度で回転する。
【0033】スラスト板42はその内周面が隙間を保持
して内輪31に遊嵌しているので、前述のように付勢さ
れた空気はロータ1の回転に伴ってスラスト板42の表
裏を循環することになる。すなわち、ロータ1が正方向
へ回転しているとすると、スラスト板42と受板41と
の間の高圧空気はスラスト板42と内輪31との隙間を
介して、負圧が発生しているスラスト板42とハウジン
グ2との間隙に流れ込む。また、スラスト板42に形成
されたスパイラル状溝43,45はスラスト板42の外
周に開放されているので、スラスト板42が正方向へ回
転すると、ハウジング2外の空気はスラスト板42と受
板41との間に吸引される一方、スラスト板42とハウ
ジング2との間の空気はハウジング2外へ排出される。
その結果、ロータ1の回転に伴って作動流体である空気
はスラスト板42の表裏を循環するのである。
【0034】また、スラスト軸受4の軸受隙間とラジア
ル軸受3のそれとは連通連結されているので、このよう
にしてスラスト軸受4内を循環する空気の一部はラジア
ル軸受3の軸受隙間に供給される。そして、ラジアル軸
受3では、内輪31に形成されたヘリングボーン状溝3
2によってスラスト軸受4から供給された空気がヘリン
グボーン状溝32の中央に向かって付勢される。ロータ
1の正方向回転では切換弁22が閉鎖されているので、
付勢された空気は流入路21から抜け出ることがなく、
内輪31とハウジング2との間には動圧が発生する。そ
の結果、内輪31とハウジング2との間にはロータ1に
作用するラジアル荷重に対抗した空気潤滑膜が形成され
る。
【0035】一方、図6はロータ1が逆回転した際の軸
受隙間における空気の流れを示すものである。ロータ1
を逆方向へ回転させると、スラスト軸受4ではスラスト
板42の周囲の空気が図5に示す正方向回転とは逆方向
へ循環し、スラスト板42と受板41との間には負圧が
発生する一方、スラスト板42とハウジング2との間に
動圧が発生する。その結果、スラスト板42とハウジン
グ2との間には空気潤滑膜が形成され、ロータ1に作用
するスラスト荷重に対抗した流体潤滑が行われる。
【0036】また、ロータ1の逆方向回転では切換弁2
2が開放されているので、ラジアル軸受3では内輪31
に形成されたヘリングボーン状溝32によって空気がス
ラスト板41に向かって付勢されると共に、ハウジング
2外の空気が流入路を介してラジアル軸受3に供給され
る。このとき、スラスト板42の周囲には高圧の空気潤
滑膜が形成されているので、ヘリングボーン状溝32に
よってスラスト板42の方向へ付勢された空気も加圧さ
れ、内輪31とハウジング2との間には動圧が発生す
る。その結果、内輪31とハウジング2との間にはロー
タ1に作用するラジアル荷重に対抗した空気潤滑膜が形
成される。
【0037】従って、本実施例の動圧軸受ユニットでは
ロータ1の正逆両方向について、スラスト荷重及びラジ
アル荷重を負荷することができる。
【0038】次に、図7に示す本発明の第二実施例につ
いて説明する。この実施例に示す動圧軸受ユニットは作
動流体として空気ではなく潤滑液を用いたものであり、
具体的な構造は上記第一実施例のものと略同じである。
すなわち、ロータ51はラジアル軸受53及び一対のス
ラスト軸受54によってハウジング52に対して回転自
在に保持されている。但し、潤滑油がスラスト軸受54
の軸受隙間からユニット外へ漏出するのを防止するた
め、潤滑油をユニット内に密封できる構造とした。
【0039】上記ラジアル軸受53は上記ロータ51に
接着接合された内輪81と、この内輪81と所定の軸受
隙間(例えば、5μm)を保持して対向する上記ハウジ
ング(外輪)52とから構成されており、上記内輪81
の周面には第一実施例において図2に示したものと同じ
ヘリングボーン状パターンを有する動圧発生用溝82が
形成されている。
【0040】一方、各スラスト軸受54は、上記ハウジ
ング(固定受板)52と、ロータ51に固定された受板
(回転受板)91と、これらハウジング52及び受板9
1と所定の軸受隙間を保持して対向するスラスト板92
とから構成されている。この実施例においても、上記ス
ラスト板92はその内径が上記内輪81の外径よりも3
0μmだけ大きく形成され、内輪81に対して隙間を保
持して遊嵌している。また、上記受板91,91及び内
輪81止めナット61によってロータ51の外周に固定
すると共に、スラスト板92の上下に合計10μmの軸
受隙間が確保されている点も第一実施例と同じである。
【0041】上記スラスト板92のハウジング52との
対向面には、図8に示すように、その外周縁から若干内
径側に環状溝93が形成されると共に、この環状溝93
より内径側には第一実施例と同様なスパイラル状溝94
が等配して形成される一方、環状溝93より外径側には
平面状のリッヂ部が形成されている。このスパイラル状
溝94は上記環状溝93と連通する一方、中心の貫通孔
95に対しては閉じている。また、図9に示すように、
スラスト板92の受板91との対向面には、環状溝93
と同様な環状溝96が形成され、更にスパイラル状溝9
4と同様なスパイラル溝97が捩じれ方向を異ならせて
形成されている。従って、ハウジング52の側からスラ
スト板92を見ると、スパイラル状溝97の捩じれ方向
はスパイラル状溝94のそれと同一である。各環状溝9
3,96とスパイラル状溝94,97の深さは同一であ
り、本実施例では30μmとした。尚、スラスト板92
の材質、環状溝93,96及びスパイラル溝94,97
の加工については上記第一実施例と同じなので、ここで
はその説明を省略する。
【0042】また、上記スラスト板92には、その表裏
に形成された環状溝93,96を連通するようにして、
循環流路98が穿設されている。本実施例ではスラスト
板92に作用する圧力バランスを考慮し、円周方向に沿
った三か所に等配して上記循環流路98を形成した。
【0043】一方、上記ハウジング52にはスラスト板
92とハウジング52とが形成する軸受隙間に潤滑油を
供給する供給路73が形成されており、この供給路73
はスラスト板92の環状溝93に対向する位置で上記軸
受隙間に開口している。また、この供給路73は流出防
止弁74を介して図示外のリザーブタンクと接続されて
いる。この流出防止弁74はロータ51の回転時には開
放しておき、ロータ51の停止時には閉鎖しておく。
【0044】更に、第一実施例と同様、上記ハウジング
52にはラジアル軸受53の軸受隙間にハウジング52
外の空気を供給する流入路71が形成されており、各流
入路71は切換弁72を介して図示外のリザーブタンク
に接続されている。この切換弁72はロータ51の回転
方向に応じて開閉され、開放したときにはリザーブタン
ク内の潤滑液がラジアル軸受3に供給されるようになっ
ている。
【0045】このように構成された本実施例の動圧軸受
ユニットは、予め上記内輪81の外周面及びスラスト板
92の表裏両面に高粘性の潤滑液を塗布しておくと共
に、スラスト板92に穿設された循環流路98、ハウジ
ング52に形成された流入路及び供給路71,73に上
記潤滑液を満たして使用される。
【0046】そして、本実施例でも前述の第一実施例と
同様にして、ロータ51がいずれかの方向へ回転する
と、ラジアル動圧軸受及びスラスト動圧軸受で動圧が発
生し、ロータに作用するラジアル荷重及びスラスト荷重
を負荷することができる。
【0047】図10及び図11は本実施例における潤滑
液の循環の様子を示すものであり、図10はロータ51
の正方向回転に、図11はロータ51の逆方向回転に対
応している。図10に示すように、ロータ51が正方向
に回転すると、スラスト板92と受板91との間の潤滑
液はスラスト板92に形成されたスパイラル状溝97の
働きによって中心方向へ付勢され、スラスト板92と内
輪81との隙間を介してスラスト板92とハウジング5
2との隙間に流れ込む。一方、スラスト板92とハウジ
ング52との間の潤滑液はスパイラル状溝94の働きに
よって外周方向へ付勢されるのだが、スパイラル状溝9
4は環状溝93と連通しているので、潤滑液はこの環状
溝93に流れ込んで外周方向への移動をせき止められ、
スラスト板92に穿設された循環流路98を介してスラ
スト板92と受板91との隙間に流れ込む。このとき、
上記スパイラル状溝94は環状溝93よりも内周側に形
成されており、環状溝93よりも外周側はリッヂ部とな
っているので、外周方向へ付勢された潤滑液がスラスト
板92とハウジング52との隙間から漏れ出すことはな
い。すなわち、潤滑液はスラスト板92とハウジング5
2との隙間から外部に排出されることなく、スラスト板
92の表裏を循環するのである。
【0048】また、図11に示すように、ロータ51が
逆方向に回転すると、スラスト板92とハウジング52
との間の潤滑液はスラスト板92に形成されたスパイラ
ル状溝94の働きによって中心方向へ付勢され、スラス
ト板92と内輪81との隙間を介してスラスト板92と
受板91との隙間に流れ込む。一方、スラスト板92と
受板91との間の潤滑液はスパイラル状溝97の働きに
よって外周方向へ付勢されるのだが、スパイラル状溝9
7は環状溝96と連通しているので、潤滑液はこの環状
溝96に流れ込んで外周方向への移動をせき止められ、
スラスト板92に穿設された循環流路98を介してスラ
スト板92とハウジング52との隙間に流れ込む。この
とき、上記スパイラル状溝97は環状溝96よりも内周
側に形成されており、環状溝96よりも外周側はリッヂ
部となっているので、外周方向へ付勢された潤滑液がス
ラスト板92と受板91との隙間から漏れ出すことはな
い。つまり、この場合も潤滑液はスラスト板92と受板
91との隙間から外部に排出されることなく、スラスト
板92の表裏を循環する。
【0049】このように、本実施例の動圧軸受ユニット
では受板91、スラスト板92及びハウジング52の三
者間に予め塗布された潤滑液がスラスト板92の表裏を
循環し、その循環に伴ってスラスト板92と受板91と
の間、あるいはスラスト板92とハウジング52との間
の流体潤滑が行われる。このため、ロータ51の停止状
態においても潤滑液がスラスト板21と受板91あるい
はハウジング52との間から漏れだすことは殆どなく、
しかも、ユニット外からスラスト板92と受板91ある
いはハウジング52との間に流体や異物が侵入すること
もない。
【0050】従って、ポンプ揚水路の如くスラリーを含
む揚水中で使用しても、スラリーを軸受ユニット内に巻
き込むことがなく、スラスト板92、受板91及びハウ
ジング52の損傷を防止することができる。
【0051】更に、この実施例では潤滑液のリザーブタ
ンクを設け、リザーブタンクとスラスト軸受54の軸受
隙間とを供給路73で連通しているので、軸受隙間に負
圧が作用すると、リザーブタンク内の潤滑液がスラスト
板92とハウジング52との隙間に供給される。従っ
て、僅かずつではあるがスラスト軸受94から漏れ出し
た分の潤滑液を随時補給することができ、潤滑液の不足
によるスラスト板92と受板91、あるいはスラスト板
92とハウジング52との固体接触を防止することがで
きる。
【0052】また、ロータ51の停止時には流入路71
の切換弁72と供給路73の流出防止弁74との双方を
閉鎖しておけば、ラジアル軸受53及びスラスト軸受5
4の軸受隙間から潤滑液が漏れ出すのを防止することが
でき、小さな起動トルクでロータ51を再起動すること
もできる。
【0053】尚、この第二実施例では専用の潤滑液を作
動流体として使用したが、例えばこの動圧軸受ユニット
を軸流ポンプにおける水中軸受として使用する場合に
は、ポンプの揚水を作動流体として使用することもでき
る。
【0054】その場合には、流入路及び供給路のリザー
ブタンクは必要なく、流入路71は切換弁72を介して
揚水中に開放され、供給路73も流出防止弁74を介し
て揚水中に開放される。これにより、本実施例の動圧軸
受ユニットが揚水中に浸っている時には、ロータ51の
回転方向に応じて揚水が前述のように軸受内部を循環
し、ロータ51の正逆両方向の回転ついてラジアル荷重
及びスラスト荷重を負荷することかできる。
【0055】また、ポンプの停止によって本実施例の動
圧軸受ユニットが揚水中から露出してしまっても、上記
切換弁72及び流出防止弁74を閉鎖することにより、
ラジアル軸受53及びスラスト軸受54の軸受隙間には
揚水を保持しておくことができるので、ポンプを再起動
する場合であってもこの軸受ユニットの内部で固体接触
が生じることがなく、小さな起動トルクでロータ51を
再起動することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の動圧
軸受ユニットによれば、ラジアル動圧軸受の両端に正逆
両方向へ回転可能なスラスト動圧軸受を設け、両動圧軸
受の軸受隙間を連通連結すると共に、上記ラジアル動圧
軸受の軸受隙間に作動流体を供給する流入路を回転軸の
回転方向に応じて開閉するようにしたので、上記ラジア
ル動圧軸受では回転軸が逆方向へ回転した場合であって
も、回転軸に作用するラジアル荷重を負荷するのに十分
な大きさの動圧が軸受隙間の両端に発生させることがで
き、回転軸の正逆両方向の回転について回転軸に作用す
るラジアル荷重及びスラスト荷重を負荷することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の動圧軸受ユニットの第一実施例を示
す断面図である。
【図2】 第一実施例に係るラジアル動圧軸受の内輪を
示す正面図である。
【図3】 第一実施例に係るスラスト動圧軸受のスラス
ト板の平面図である。
【図4】 第一実施例に係るスラスト動圧軸受のスラス
ト板の底面図である。
【図5】 第一実施例の動圧軸受ユニットの正回転にお
ける空気の循環の様子を示すものである。
【図6】 第一実施例の動圧軸受ユニットの逆回転にお
ける空気の循環の様子を示すものである。
【図7】 本発明の動圧軸受ユニットの第二実施例を示
す断面図である。
【図8】 第二実施例に係るスラスト動圧軸受のスラス
ト板の平面図である。
【図9】 第二実施例に係るスラスト動圧軸受のスラス
ト板の底面図である。
【図10】 第二実施例の動圧軸受ユニットの正回転に
おける潤滑液の循環の様子を示すものである。
【図11】 第二実施例の動圧軸受ユニットの逆回転に
おける潤滑液の循環の様子を示すものである。
【符号の説明】
1…ロータ(回転軸)、2…ハウジング、3…ラジアル
動圧軸受、4…スラスト動圧軸受、21…流入路、22
…切換弁、31…内輪、32…ヘリングボーン状溝、4
1…受板(回転受板)、42…スラスト板、43,45
…スパイラル状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 17/00 - 17/26 F16C 33/00 - 33/28 H02K 5/00 - 5/26 H02K 7/00 - 7/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、このハウジングを貫通す
    る回転軸を当該ハウジングに対して回転自在に支承する
    ラジアル動圧軸受及び一対のスラスト動圧軸受とから構
    成され、 上記ラジアル動圧軸受は所定の軸受隙間を介して対向す
    る内輪及び外輪を有し、これら内輪あるいは外輪にはヘ
    リングボーン状溝が形成される一方、上記スラスト動圧
    軸受は固定受板、回転受板及びこれら受板と所定の軸受
    隙間を介して対向するスラスト板を有し、このスラスト
    板の表裏両面には夫々の面側から見て互いに逆方向のス
    パイラル溝が形成され、 上記ラジアル動圧軸受の両端で一対のスラスト板を回転
    軸に遊嵌させて、各スラスト動圧軸受の軸受隙間をラジ
    アル動圧軸受の軸受隙間と連通連結させ、また上記ハウ
    ジングには上記ラジアル動圧軸受の軸受隙間に作動流体
    を供給する流入路を形成すると共に、上記回転軸の回転
    方向に応じてこの流入路を開閉する切換弁を設けたこと
    を特徴とする動圧軸受ユニット。
  2. 【請求項2】 上記スラスト板の表裏両面にはそこに形
    成されたスパライラル溝の外周側に平面状のリッヂ部を
    形成し、且つ、上記スパイラル溝とリッヂ部との境界に
    はスラスト板を貫通する循環流路を穿設したことを特徴
    とする請求項1記載の動圧軸受ユニット。
  3. 【請求項3】 上記固定受板には上記スラスト軸受の軸
    受隙間に作動流体を供給する供給路を形成すると共に、
    上記回転軸の停止時にこの供給路を閉鎖する流出防止弁
    を設けたことを特徴とする請求項2記載の動圧軸受ユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 上記スラスト板は内周縁よりも外周縁が
    薄く形成されていることを特徴とする請求項1記載の動
    圧軸受ユニット。
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