JP3156973U - 組立家具用箱型ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、この構成部材は木材で形成されているために強度は強いが、重くて硬いため当該部材や当該部材で組み立てた家具を運搬したり移動したりする場合は労力がいる。
また、当該部材を誤って足等に落下させたり、あるいは当該部材で組み立てた家具を誤って倒したり、誤って強く当たったりした場合は怪我をするおそれがある。
さらに、当該部材は木製であるために廃棄処分に手間がかかると共にリデュース、リユース、リサイクルしにくいという不具合がある。
請求項2の考案は、紙で形成された箱体と、この箱体の内側面に密着して内蔵された紙製のハニカム体と、このハニカム体のハニカムコアの両面にハニカムコアの貫通孔を塞ぐよう接着されると共に前記箱体の第1面の内側面及び前記箱体の第2面の内側面と接着された面板紙と、前記箱体の第1面の外側面に取り付けられた第1着脱体と、前記箱体の第2面の外側面に取り付けられた第2着脱体と、を有することを特徴としている。
請求項3の考案は、段ボールで形成された箱体と、この箱体の内側面に密着して内蔵された紙製のハニカム体と、このハニカム体のハニカムコアに前記箱体の高さ方向に沿って形成された複数の貫通孔と、前記ハニカム体のハニカムコアの両面に前記貫通孔を塞ぐよう接着されると共に前記箱体の第1面の内側面及び前記箱体の第2面の内側面と接着された面板紙と、前記箱体の第1面の外側面に取り付けられた第1着脱体と、前記箱体の第2面の外側面に取り付けられた第2着脱体と、を有することを特徴としている。
請求項4の考案は、前記ハニカム体を複数重ねた状態で前記箱体に内蔵したことを特徴としている。
本考案の組立家具用箱型ユニットは、着脱体を介して安定して積み重ねることができるので、色々なタイプの家具を容易に製造することができると共にリデュース、リユース、リサイクルすることができるという優れた効果を有する。
本考案の組立家具用箱型ユニットは、家具を製造しても紙製であるために誤って組み立てた家具が倒れたり、誤って組み立てた家具に強く当たったりしても怪我をするおそれがないという優れた効果を有する。
本考案の組立家具用箱型ユニットは、紙製であるので廃棄処分が容易であると共に容易にリデュース、リユース、リサイクルすることができるという優れた効果を有する。
本考案の組立家具用箱型ユニットは、紙製であるので子供でも安全かつ簡単に家具を自由に製造することができるので子供教育に役立つという優れた効果を有する。
図1にはシングルブロックタイプの組立家具用箱型ユニット10の全体図が示されている。実施例ではシングルブロックタイプの組立家具用箱型ユニット10は幅寸法Wが200mm、長さ寸法Lが300mm、高さ寸法Tが96mmと設定されている。この組立家具用箱型ユニット10の箱体11は段ボールで立体形状に形成されている。
図2には前記箱体11が展開図で示されている。この箱体11の正面板12の一側部には第1折線13を介して第1側面板14が設けられている。この第1側面板14には第2折線15を介して第1背面板16が設けられている。
前記箱体12の正面板12の他側部には第3折線20を介して第2側面板21が設けられている。この第2側面板21には第4折線22を介して第2背面板23が設けられている。
前記正面板12の一端部には第5折線24を介して第1蓋板25が設けられている。この第1蓋板25には第6折線26を介して第1蓋板舌片27が設けられている。
第1蓋板25の一端部には第7折線30を介して第1蓋板折返片31が設けられ、第1蓋板25の他端部には第8折線32を介して第2蓋板折返片33が設けられている。
前記第1側面板14の一端部には第9折線34を介して第1中蓋板35が設けられ、前記第2側面板21の一端部には第10折線36を介して第2中蓋板37が設けられている。
前記正面板12の他端部には第11折線40を介して第2蓋板42が設けられている。この第2蓋板42には第12折線43を介して第2蓋板舌片44が設けられている。
第2蓋板42の一端部には第13折線45を介して第3蓋板折返片46が設けられ、第2蓋板42の他端部には第14折線47を介して第4蓋板折返片48が設けられている。
前記第1側面板14の他端部には第15折線50を介して第3中蓋板51が設けられ、前記第2側面板21の他端部には第16折線52を介して第4中蓋板53が設けられている。
図2及び図3に示されるように、前記第1背面板16と第2背面板23の一端部には前記第1蓋板舌片27が対応できるようにそれぞれ第1切欠部54が形成され、第1背面板16と第2背面板23の他端部には前記第2蓋板舌片44が対応できるようにそれぞれ第2切欠部55が形成されている。
図3に示されるように、前記箱体11の内部には紙で立体形状に形成されたハニカム体60が収容されている。このハニカム体60のハニカムコア61には箱体11の高さ方向に沿って貫通孔62が多数形成されている。また、このハニカムコア61の上面と下面には前記貫通孔62を塞ぐ面板紙63がそれぞれ接着されている。
前記面板紙63は前記正面板12の内側面及び前記第1背面板、第2背面板21の内側面と接着剤としてのホットメルトで接着されている。また、前記ハニカムコア61の両側面は前記第1側面板14、第2側面板21の内側面とホットメルトで接着されている。これにより、ハニカム体60は箱体11に内蔵されると共に箱体11と密着状態で接着されている。
図1に示されるように、前記箱体11の第1面としての正面板12の外側面には円形状に形成された第1着脱体としての厚みの極めて薄いマジックテープ(登録商標)64が複数(実施例では6枚)貼付されている。このマジックテープ(登録商標)64の表面には微小のフック部64Aが多数形成され、マジックテープ(登録商標)64の裏面には接着剤が塗布されている。従って、マジックテープ(登録商標)64は接着剤を介して前記正面板12に貼付されている。
図3に示されるように、前記箱体11の第2面としての第1背面板16の外側面と第2面としての第2背面板23の外側面には円形状に形成された第2着脱体としての厚みの極めて薄いマジックテープ(登録商標)65が複数枚(実施例では3枚)づつ貼付されている。
このマジックテープ(登録商標)65の表面には微小のループ部65Aが多数形成されている。このループ部65Aと前記フック部64Aは着脱可能となっている。前記マジックテープ(登録商標)65の裏面には接着剤が塗布されている。従って、マジックテープ(登録商標)65は接着剤を介して第1背面板16、第2背面板23に貼付されている。なお、マジックテープ(登録商標)65の複数の一部を第1背面板16、第2背面板23と第1蓋板舌片27及び第1背面板16、第2背面板23と第2蓋板舌片44に跨るようにして貼付することにより第1蓋板舌片27、第2蓋板舌片44が捲れ難いようにしている。
従って、前記組立家具用箱型ユニット10を重ねると下の組立家具用箱型ユニット10のマジックテープ(登録商標)64と上の組立家具用箱型ユニット10のマジックテープ(登録商標)65が連結するので組立家具用箱型ユニット10を安定した状態で積み重ねることができ、家具を製造するのに最適なユニットである。
上記構成の組立家具用箱型ユニット10は紙製であるため軽量であり、箱体11の内部にはハニカム体60が密着状態で箱体11と接着されているので強度が強く家具を製造するのに最適なユニットである。
この組立家具用箱型ユニット70は箱体11の内部にハニカム体60を2個積層して形成されている。また、前記ハニカム体60とハニカム体60の間には紙製の薄い仕切紙71が配設されている。
このダブルブロックタイプの組立家具用箱型ユニット70はハニカム体60を2個積層したので高さ寸法Tは、シングルブロックタイプの前記組立家具用箱型ユニット10の高さ寸法Tの約2倍となっているが他の構成はシングルブロックタイプの前記組立家具用箱型ユニット10と同一である。
図5に示されるように、机80を製造する場合は組立家具用箱型ユニット70の上に組立家具用箱型ユニット10を載置して第1脚部81と第2脚部82を形成し、第1脚部81と第2脚部82の上に組立家具用箱型ユニット72を載置することにより机80が製造される。
図6に示されるように、机83を製造する場合は組立家具用箱型ユニット70を3個づつ載置して第1脚部84と第2脚部85を形成し、第1脚部84と第2脚部85の上に組立家具用箱型ユニット72を載置することにより机83が製造される。
図7に示されるように、棚付き机90を製造する場合は組立家具用箱型ユニット70を3個を載置して第1脚部91と第2脚部92を形成し、第1脚部91と第2脚部92の上に組立家具用箱型ユニット72を載置する。
また、組立家具用箱型ユニット72の上に組立家具用箱型ユニット70を2個載置して第3脚部93を形成し、組立家具用箱型ユニット70を3個載置した上に組立家具用箱型ユニット10を1個載置し、組立家具用箱型ユニット10の上に組立家具用箱型ユニット70を2個載置して第4脚部94を形成する。そして、第3脚部93と第4脚部94の上に組立家具用箱型ユニット72を載置することにより棚付き机90が製造される。
なお、前記机80、机83、棚付き机90を使用する場合は、前記組立家具用箱型ユニット72の上にデスクマット(図示せず)を敷くことによりマジックテープ(登録商標)64の存在は気にならない。
また、上記机80、机83、棚付き机90は軽量であるため誤って倒れたり、あるいは子供等が強く当たったりしても怪我をするおそれがない。
前記組立家具用箱型ユニット10、70、72は紙製であるので廃棄処分が容易であると共に前記机80、机83、棚付き机90はマジックテープ(登録商標)64,65を介して組立家具用箱型ユニット10、70、72を安定して積み重ねて製造されているので再び組立家具用箱型ユニット10、70、72を分離したりすることにより廃棄処分し易いと共に容易にリデュース、リユース、リサイクルすることができる。
さらに、前記組立家具用箱型ユニット10、70、72及び前記机80、机83、棚付き机90は上記利点を有しているので資源の無駄を減少させると共に地球環境にもやさしいという性質を有する。
また、組立家具用箱型ユニット10、70、72は子供が安心して積み重ねて色々な形状の家具等を自ら簡単に製造することができるので、子供の創造力を広げたり創造力が発達する等子供教育にも大いに役立たせることができる。
さらに、組立家具用箱型ユニット10、70、72は積み重ねて組立家具用箱型ユニット10、70、72を製造するため、使用する子供の成長に合わせて最適な大きさの机を製造することができ、従来のように使用に適さなくなった大きさの机を廃棄して机を新たに買い替えしなくても済むので経済的かつ資源の無駄使いを無くすことができる。
なお、組立家具用箱型ユニット10、70、72はレイアウトを頻繁に行うオフィス等においても人数や部屋の大きさ等に応じて机、テーブル、棚等のレイアウト変更を容易に行うことがきる。
試験品(1)
シングルブロックタイプの組立家具用箱型ユニット10(幅寸法Wが200mm、長さ寸法Lが300mm、高さ寸法Tが96mm)に平面圧縮試験を行ったところ、7500Nの圧力を加えたところで箱体11が破壊され始め、18100Nの圧力を加えたところでハニカム体60が破壊され始めた。
試験品(2)
ダブルブロックタイプの組立家具用箱型ユニット70(幅寸法Wが200mm、長さ寸法Lが300mm、高さ寸法Tが192mm)に平面圧縮試験を行ったところ、8000Nの圧力を加えたところで箱体11が破壊され始め、17800Nの圧力を加えたところでハニカム体60が破壊され始めた。
試験品(3)
シングルボードタイプの組立家具用箱型ユニット72(幅寸法Wが200mm、長さ寸法Lが600mm、高さ寸法Tが96mm)に平面圧縮試験を行ったところ、16200Nの圧力を加えたところで箱体11が破壊され始め、34500Nの圧力を加えたところでハニカム体60が破壊され始めた。
試験品(4)
ダブルボードタイプの組立家具用箱型ユニット(幅寸法Wが200mm、長さ寸法Lが600mm、高さ寸法Tが192mm)に平面圧縮試験を行ったところ、16300Nの圧力を加えたところで箱体11が破壊され始め、33000Nの圧力を加えたところでハニカム体60が破壊され始めた。
試験品(5)
幅寸法Wが600mm、長さ寸法Lが1200mm、高さ寸法Tが96mmの組立式家具用箱体ユニットに平面圧縮試験を行ったところ、本試験機の測定最大値である50000Nでも箱体11、ハニカム体60は破壊されず測定不能であった。
試験品(6)
図5に示す机80の中央部に幅100mmの角木材を載置して圧縮試験を行ったところ、1600N以上の圧力を加えたところで机80のハニカム体60が破壊され始めた。
試験品(7)
図6に示す机83の中央部に幅100mmの角木材を載置して圧縮試験を行ったところ、1300N以上の圧力を加えたところで机83のハニカム体60が破壊され始めた。
試験品(8)
図7に示す棚付き机90の中央部に幅100mmの角木材を載置して圧縮試験を行ったところ、400N以上の圧力を加えたところで棚付き机90のハニカム体60が破壊され始めた。
また、貼付されるマジックテープ(登録商標)64,65の数や位置は実施例に示された数や位置に限定されるものでないことは勿論である。
なお、実施例では第1着脱体、第2着脱体としてマジックテープ(登録商標)を示したがマジックテープ(登録商標)に限定されるものでなく、着脱可能なものであれば他の面テープや他の部材でもよいことは勿論である。
11 箱体
12 正面板
14 第1側面板
16 第1背面板
21 第2側面板
23 第2背面板
25 第1蓋板
27 第1蓋板舌片
31 第1蓋板折返片
33 第2蓋板折返片
35 第1中蓋板
37 第2中蓋板
42 第2蓋板
44 第2蓋板舌片
46 第3蓋板折返片
48 第4蓋板折返片
51 第3中蓋板
53 第4中蓋板
54 第1切欠部
55 第2切欠部
60 ハニカム体
61 ハニカムコア
62 貫通孔
63 面板紙
64 マジックテープ(登録商標)
65 マジックテープ(登録商標)
Claims (4)
- 紙で形成された箱体と、この箱体の内側面に密着当接した状態で内蔵された紙製のハニカム体と、前記箱体の第1面の外側面に設けられた第1着脱体と、前記箱体の第2面の外側面に設けられた第2着脱体と、を有することを特徴とする組立家具用箱型ユニット。
- 紙で形成された箱体と、この箱体の内側面に密着して内蔵された紙製のハニカム体と、このハニカム体のハニカムコアの両面にハニカムコアの貫通孔を塞ぐよう接着されると共に前記箱体の第1面の内側面及び前記箱体の第2面の内側面と接着された面板紙と、前記箱体の第1面の外側面に取り付けられた第1着脱体と、前記箱体の第2面の外側面に取り付けられた第2着脱体と、を有することを特徴とする組立家具用箱型ユニット。
- 段ボールで形成された箱体と、この箱体の内側面に密着して内蔵された紙製のハニカム体と、このハニカム体のハニカムコアに前記箱体の高さ方向に沿って形成された複数の貫通孔と、前記ハニカム体のハニカムコアの両面に前記貫通孔を塞ぐよう接着されると共に前記箱体の第1面の内側面及び前記箱体の第2面の内側面と接着された面板紙と、前記箱体の第1面の外側面に取り付けられた第1着脱体と、前記箱体の第2面の外側面に取り付けられた第2着脱体と、を有することを特徴とする組立家具用箱型ユニット。
- 前記ハニカム体を複数重ねた状態で前記箱体に内蔵したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3記載の組立家具用箱型ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007751U JP3156973U (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 組立家具用箱型ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009007751U JP3156973U (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 組立家具用箱型ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3156973U true JP3156973U (ja) | 2010-01-28 |
Family
ID=54860700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009007751U Expired - Fee Related JP3156973U (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 組立家具用箱型ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3156973U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101491708B1 (ko) * | 2013-07-08 | 2015-02-12 | 주식회사 가교 | 친환경 조립식 종이 테이블 |
KR102257336B1 (ko) * | 2020-07-16 | 2021-05-28 | 악덕호 | 종이 가구 |
-
2009
- 2009-10-30 JP JP2009007751U patent/JP3156973U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101491708B1 (ko) * | 2013-07-08 | 2015-02-12 | 주식회사 가교 | 친환경 조립식 종이 테이블 |
KR102257336B1 (ko) * | 2020-07-16 | 2021-05-28 | 악덕호 | 종이 가구 |
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