JP3156663U - 学童用ハサミ - Google Patents
学童用ハサミ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3156663U JP3156663U JP2009007583U JP2009007583U JP3156663U JP 3156663 U JP3156663 U JP 3156663U JP 2009007583 U JP2009007583 U JP 2009007583U JP 2009007583 U JP2009007583 U JP 2009007583U JP 3156663 U JP3156663 U JP 3156663U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scissors
- blade
- gripping
- finger
- school children
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Scissors And Nippers (AREA)
Abstract
Description
低学年の学童は座高も低く、椅子に着座して机に向かいハサミを使う場合には、机の上で切断作業を行うことから、概ね、胸の高さでハサミを使用することとなる。
この場合、上記のように親指用の把持部が刃部先端部から軸部への延長線の刃部幅方向の外方に配設されていた場合には、どうしても親指を高い位置で親指用把持部に挿通せざるをえず、結果的に、肘が上がってしまう不自然な姿勢になり、作業がしにくい、という不具合があった。
この原因は、従来のいずれの学童用ハサミも、一対の刃部を回動可能に固定する回動軸部から所定間隔寸法離間して把持部が配置されていることから、把持部に指を挿通して刃部を開いた場合でも、結果的に刃部は余り大きくは開かなかったためである。
従って、親指用把持部と刃部とは一直線上に配置されており、親指の動きはダイレクトに刃部に伝達される。
従って、請求項3記載の考案にあっては、指を把持部に挿通させて使用した場合には、親指と他の指との間の小さな拡開動作でも刃部を大きく開放することができる。
請求項5記載の考案にあっては、上記他の指用把持部は、刃部の幅方向外方へ膨出する楕円形状に形成され、内方周面部には、把持時に人差し指が係合する内方突部が形成されていることを特徴とする。
従って、請求項5記載の考案にあっては他の指用把持部の内方突部には人差し指を係合させることができる。
上記他の指用把持部の後端部外方に設けられた突部に他の指を係合させることができる。
請求項3及び4記載の考案にあっては、指を把持部に挿通させて使用した場合には、親指と他の指との間の小さな拡開動作でも刃部を大きく開放することができるため、指の大きさが未だ小さい低学年の学童が使用した場合であっても、刃部を大きく拡開させることができ、切断対象物を挟む場合に使いやすい学童用ハサミを提供することができる。
請求項5記載の考案にあっては、他の指用把持部の内方周面部には、把持時に人差し指が係合する内方突部が形成されていることから、使用時に、人差し指がしっかりと固定されるため、把持部をしっかりと把持することができ、使用者の意図する進行方向に沿ってハサミを動かすことができる。
図1に示すように、本実施の形態に係る学童用ハサミ10は、刃部11a、11bと、上記刃部11a、11bの長さ方向後端部に延設されたリング状の把持部12、13と、上記刃部11a、11bと上記把持部12、13との間に設けられた回動軸部14とを有している。
即ち、親指用把持部12側の刃部11aの基端部には、上記刃部11aから直線状に延設された基部11cが設けられ、上記基部11cに親指用把持部12が固定されている。
上記親指用把持部12の中心部位10は、刃部11aの先端部15と上記回動軸部14とを結ぶ線A上に位置している。
る。
また、本実施の形態にあっては、上記一対の刃部11a、11bの先端部はラウンド形状となっていると共に、刃部11a、11bにはフッ素加工が施され、切断物である紙、紙に付着したのり、その他テープが刃部11a、11bに張り付きにくいように形成されている。
また、本実施の形態にあっては、刃部11a、11bの先端部はラウンド形状に形成され、学童の指を傷つけることがないように形成されている。
図2に示すように、本実施の形態に係るハサミ10は、非使用時には、ケース20に収納されている。本実施の形態に係るケース20は、全体鞘状に形成され、刃部11a、11bの全体を被覆できる長さ寸法であると共に、一対の刃部11a、11bを閉止した状態で収納できる幅寸法に形成されている。
上記一対の対向突起25、25は、上記一側面部30の開口側端縁に形成されており、互いに対向して形成され、上記回動軸部14の一対の係止突起23、23の幅寸法よりもやや小さい間隔寸法を以って形成されている。
また、上記係合解除用ボタン部26は、上記回動軸部14の収納部27に、長さ方向に沿って連設された2本のスリット31、31により画成され、アーム部26aと、上記アーム部26aの先端部に形成されたボタン部28とからなる。
上記ボタン部28は、図3に示すように、上記一側面部30の一般面から厚さ方向外方に突出して折曲形成され、斜折曲部29が形成されている。
従って、上記学童用ハサミ10を上記ケース20内に収納する場合には、上記刃部11a、11bをケース20内に挿入し、上記回動軸部14の係止突起23、23を上記対向突起25、25に係合させて、回動軸部14が上記収納部27内に配置されるまで押し込む。
これにより、上記係止突起23、23が上記対向突起25、25に係合していることから、学童用ハサミ10はケース20内に、固定された状態で収納される。
本実施の形態に係る学童用ハサミ10を使用する場合には、上記ボタン部28を回動軸部14に向かって押した場合には、上記斜折曲部29が上記回動軸部14の下端部を押圧し、回動軸部14は図面上方へ移動して、係止突起23、23の上記対向突起25、25との係合は解除され、その結果、学童用ハサミ10をケース20から抜き出すことができる。
この場合、本実施の形態に係る学童用ハサミ10は、上記のように、親指挿通用把持部12は、刃部11の長さ方向に沿った延長線上、特に、親指用把持部12の中心部位Xは刃部11aの先端部15と上記回動軸部14とを結ぶ線A上に位置していると共に、他の指用把持部13は、刃部11の長さ方向位置より幅方向外方に設けられていることから、低学年の学童が机に着座した状態で使用した場合でハサミを胸の前で構えた場合であっても、刃部11を開いた場合に親指の位置が大きく上方に上がってしまうことはないため、低学年の学童が使用した場合であっても、使用する学童の体格に合致した、使いやすい学童用ハサミである。
また、他の指用把持部13の内方周面部には、把持時に人差し指が係合する内方突部16が形成されていることから、使用時に、人差し指がしっかりと固定されるため、他の指用把持部13をしっかりと把持することができ、使用者の意図する進行方向に沿ってハサミを動かすことができる。
このようにして、学童用ハサミ10をケース20内に収納した場合には、上記回動軸部14の係止突起23、23がケース20の係合部22の対向突起25、25に係合していることから、学童用ハサミ10は上記ケース20内に確実に収納され、脱落することはないため、低学年の学童の使用に際し、持ち運ぶ場合にも、刃部11が開いて刃部11により手を傷つける等の事故の発生がなく、安全である。
また、使用時には、上記のように、上記ボタン部28を回動軸部14に向かって押し込んだ場合には、上記斜折曲部29が上記回動軸部14の下端部を押圧し、回動軸部14は図面上方へ移動して、係止突起23、23の上記内方突起25、25との係合は解除されることから、低学年の学童であっても、学童用ハサミ10をケース20から容易に抜き出すことができる。
本実施の形態に係る学童用ハサミ10にあっては、上記のように親指挿通部12及び他の指挿通部13の双方の内周面部にエラストマー層19が全周に亘って形成されると共に、刃部11にフッ素加工が施されている場合を例に説明したが、上記実施の形態に限定されない。
11 刃部
12 親指用把持部
13 他の指用把持部
14 回動軸部
15 先端部
16 内方突起
17 外方突起
18 外方周面部
19 エラストマー層
20 ケース
21 開口部
22 係合部
23 係止突起
25 対向突起
26 係合解除用ボタン部
27 収納部
28 ボタン部
29 斜折曲部
30 一側面部
31 スリット
X 中心部位
A 刃部先端部と上記回動軸部とを結ぶ線
Claims (6)
- 刃部と、上記刃部の長さ方向後端部に延設されたリング状の把持部と、上記刃部と上記把持部との間に設けられた回動軸部とを有する一対の学童用ハサミ構成部材を備えた学童用ハサミであって、
親指用把持部は、刃部の長さ方向に沿った延長線上に設けられていると共に、他の指用把持部は、上記刃部の長さ方向位置より幅方向外方に設けられていることを特徴とする学童用ハサミ。 - 上記親指用把持部の中心部位は、刃部の先端部と上記回動軸部とを結ぶ線上に位置することを特徴とする請求項1記載の学童用ハサミ。
- 上記双方の把持部は、上記回動軸部に近接して設けられていることを特徴とする請求項2記載の学童用ハサミ。
- 上記刃部の先端部から回動軸部への距離寸法と回動軸部と把持部との間の距離寸法との比率が、2:1以上であることを特徴とする請求項3記載の学童用ハサミ。
- 上記他の指用把持部は、刃部の幅方向外方へ膨出する楕円形状に形成され、内方周面部には、把持時に人差し指が係合する内方突部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の学童用ハサミ。
- 上記他の指用把持部の後端部外方には、指を係止しうる突部が設けられていることを特徴とする請求項5記載の学童用ハサミ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007583U JP3156663U (ja) | 2009-10-26 | 2009-10-26 | 学童用ハサミ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007583U JP3156663U (ja) | 2009-10-26 | 2009-10-26 | 学童用ハサミ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3156663U true JP3156663U (ja) | 2010-01-14 |
Family
ID=54860435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009007583U Expired - Lifetime JP3156663U (ja) | 2009-10-26 | 2009-10-26 | 学童用ハサミ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3156663U (ja) |
-
2009
- 2009-10-26 JP JP2009007583U patent/JP3156663U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5071426A (en) | Surgical scalpel with retractable blade guard | |
US5139507A (en) | Surgical scalpel with retractable blade guard | |
TWM249783U (en) | Control apparatus for handheld tool | |
WO2007097298A1 (ja) | 刃物 | |
US20090293284A1 (en) | Cutting tool with multiple scissors tools | |
US8516707B2 (en) | Hand held implement | |
JP3156663U (ja) | 学童用ハサミ | |
US7484903B2 (en) | Stylus holder | |
JP5339629B2 (ja) | 鉛筆用持ち方矯正具 | |
JP3171790U (ja) | 鋏 | |
JP3118904U (ja) | 医療用カッター | |
JP4719887B2 (ja) | ストーマ開孔具 | |
KR20240022528A (ko) | 양손 사용에 편이한 회전식 손잡이를 구비한 가위 | |
JP3178404U (ja) | ペン型ハサミ | |
JP7472084B2 (ja) | ペン型ハサミ | |
JP3143312U (ja) | カバー付きピーラー | |
US20170100845A1 (en) | Children's Ergonomic Scissors | |
JPH033511B2 (ja) | ||
JP2004129845A (ja) | 握り鋏 | |
JPS5856621Y2 (ja) | ポケツトナイフ等の柄 | |
JPH07289750A (ja) | 手持ちナイフ | |
JP2736867B2 (ja) | 鋏 | |
WO2018160861A1 (en) | Utility scissors assembly | |
JP3140436U (ja) | 安全ハサミ | |
JP2019063528A (ja) | 生検装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3156663 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121216 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131216 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |