JPH07289750A - 手持ちナイフ - Google Patents
手持ちナイフInfo
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- JPH07289750A JPH07289750A JP10775894A JP10775894A JPH07289750A JP H07289750 A JPH07289750 A JP H07289750A JP 10775894 A JP10775894 A JP 10775894A JP 10775894 A JP10775894 A JP 10775894A JP H07289750 A JPH07289750 A JP H07289750A
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- Japan
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- cutter blade
- pivotally attached
- knife
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- fixed portion
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 可動部(21)及び固定部(22とから把手
状に形成されたケース本体(2)と、カッター刃(3)
とからなり、前記可動部(21)はその端部が固定部
(22)に枢着され、且つ他端がばね作用により前記固
定部(22)より拡開される方向に付勢されてなり、前
記カッター刃(3)はその先端が必要に応じてガイド材
(5)と連結されるとともにこのガイド材(5)又はカ
ッター刃端部はレバー材(6)と連結され、このレバー
材(6)はその一端が前記可動部(21)に枢着され、
且つ他端が前記固定部(22)に枢着されている。 【効果】 片手にとって、把持するのみで簡便にカッタ
ー刃を露出させることができるため、緊急時の使用に非
常に便利である。
状に形成されたケース本体(2)と、カッター刃(3)
とからなり、前記可動部(21)はその端部が固定部
(22)に枢着され、且つ他端がばね作用により前記固
定部(22)より拡開される方向に付勢されてなり、前
記カッター刃(3)はその先端が必要に応じてガイド材
(5)と連結されるとともにこのガイド材(5)又はカ
ッター刃端部はレバー材(6)と連結され、このレバー
材(6)はその一端が前記可動部(21)に枢着され、
且つ他端が前記固定部(22)に枢着されている。 【効果】 片手にとって、把持するのみで簡便にカッタ
ー刃を露出させることができるため、緊急時の使用に非
常に便利である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は手持ちナイフに係り、
その目的は片手に取って把持するのみで簡便にカッター
刃を任意長さで露出させることができ、しかも非使用時
には前記カッター刃を露出させることなく収納し、携帯
に便利で且つ使用者の安全性にも優れた手持ちナイフを
提供することにある。
その目的は片手に取って把持するのみで簡便にカッター
刃を任意長さで露出させることができ、しかも非使用時
には前記カッター刃を露出させることなく収納し、携帯
に便利で且つ使用者の安全性にも優れた手持ちナイフを
提供することにある。
【0002】
【従来の技術】一般に文具用、或いはその他に使用する
手持ちナイフとしては、図13に示すようなスライド式
のカッターナイフ(A)が従来より使用されている。図
示するカッターナイフ(A)では、カッター刃(b)と
このカッター刃(b)を出入自在に収容する本体(c)
とから構成されており、カッター刃(b)は、これを送
り出すガイド材(f)を介してスライダ(e)と連結さ
れている。本体(c)表面には案内孔(d)が設けら
れ、この案内孔(d)において前記スライダ(e)が摺
動自在とされている。また本体(c)の案内孔(d)に
は、所定箇所にスライダ(e)を係止させる係止孔
(g)が形成されている。このような構成からなるカッ
ターナイフ(A)は、使用時、片手で本体(c)を持
ち、親指の操作によってスライダ(e)を出入方向に摺
動させると、スライダ(e)の摺動に伴って、ガイド材
(f)、カッター刃(b)がそれぞれ摺動し、カッター
刃(b)の先端が本体より露出又は収納される構成とさ
れている。また、スライダ(e)を任意の係止孔(g)
位置において係止させると、カッター刃(b)の露出長
さを一定にした状態で、ナイフの使用を行なうことがで
きる構成とされている。
手持ちナイフとしては、図13に示すようなスライド式
のカッターナイフ(A)が従来より使用されている。図
示するカッターナイフ(A)では、カッター刃(b)と
このカッター刃(b)を出入自在に収容する本体(c)
とから構成されており、カッター刃(b)は、これを送
り出すガイド材(f)を介してスライダ(e)と連結さ
れている。本体(c)表面には案内孔(d)が設けら
れ、この案内孔(d)において前記スライダ(e)が摺
動自在とされている。また本体(c)の案内孔(d)に
は、所定箇所にスライダ(e)を係止させる係止孔
(g)が形成されている。このような構成からなるカッ
ターナイフ(A)は、使用時、片手で本体(c)を持
ち、親指の操作によってスライダ(e)を出入方向に摺
動させると、スライダ(e)の摺動に伴って、ガイド材
(f)、カッター刃(b)がそれぞれ摺動し、カッター
刃(b)の先端が本体より露出又は収納される構成とさ
れている。また、スライダ(e)を任意の係止孔(g)
位置において係止させると、カッター刃(b)の露出長
さを一定にした状態で、ナイフの使用を行なうことがで
きる構成とされている。
【0003】一方、前記スライド式カッターナイフのよ
うな細長型のナイフに代わって、例えば図14に示すよ
うにナイフケースに丸味を帯びさせ、てのひらでケース
全体をつかめるようにしたハンディナイフ(H)も存在
している。このハンディナイフ(H)は、コイルバネ
(i)の付勢力により刃体(j)を常にケース(k)内
に収容させておき、使用時にスライダ(l)を刃体
(j)先端方向へ摺動させることによりケースから刃体
(j)を露出させてなる構成のナイフであった。
うな細長型のナイフに代わって、例えば図14に示すよ
うにナイフケースに丸味を帯びさせ、てのひらでケース
全体をつかめるようにしたハンディナイフ(H)も存在
している。このハンディナイフ(H)は、コイルバネ
(i)の付勢力により刃体(j)を常にケース(k)内
に収容させておき、使用時にスライダ(l)を刃体
(j)先端方向へ摺動させることによりケースから刃体
(j)を露出させてなる構成のナイフであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した図13に示し
た細長型のスライド式カッターナイフ(A)及び図14
に示した全体が丸味を帯びたハンディナイフ(H)は、
いずれも片手で操作することができ、手軽に使用するこ
とのできる便利な手持ちナイフではあったが、カッター
刃(b)、(j)の露出又は収納作業に、ナイフ本体
を手に取る、親指によりスライダ(e)、(l)を任
意距離に摺動させるという二段階の操作が必要とされ、
緊急的にカッターナイフを使用する際にはその作業性が
良好ではないという課題が存在した。そこで、業界で
は、緊急的にカッターナイフを使用する場合、手に取る
だけでカッター刃を容易に露出させることができ、一
方、非使用時はカッター刃を露出させることなく安全に
収納させておくことができ、携帯に便利で、しかも使用
者に対する安全性にも優れた手持ちナイフの創出が望ま
れていた。
た細長型のスライド式カッターナイフ(A)及び図14
に示した全体が丸味を帯びたハンディナイフ(H)は、
いずれも片手で操作することができ、手軽に使用するこ
とのできる便利な手持ちナイフではあったが、カッター
刃(b)、(j)の露出又は収納作業に、ナイフ本体
を手に取る、親指によりスライダ(e)、(l)を任
意距離に摺動させるという二段階の操作が必要とされ、
緊急的にカッターナイフを使用する際にはその作業性が
良好ではないという課題が存在した。そこで、業界で
は、緊急的にカッターナイフを使用する場合、手に取る
だけでカッター刃を容易に露出させることができ、一
方、非使用時はカッター刃を露出させることなく安全に
収納させておくことができ、携帯に便利で、しかも使用
者に対する安全性にも優れた手持ちナイフの創出が望ま
れていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では可動部及び
固定部とから把手状に形成されたケース本体と、カッタ
ー刃とからなり、前記可動部はその端部が固定部に枢着
され、且つ他端がばね作用により前記固定部より拡開さ
れる方向に付勢されてなり、前記カッター刃はその先端
が必要に応じてガイド材と連結されるとともにこのガイ
ド材又はカッター刃端部はレバー材と連結され、このレ
バー材はその一端が前記可動部に枢着され、且つ他端が
前記固定部に枢着されてなることを特徴とする手持ちナ
イフ、或いは可動部及び固定部とから把手状に形成され
たケース本体と、カッター刃とからなり、前記可動部は
その端部が固定部に枢着され、且つ他端がばね作用によ
り前記固定部より拡開される方向に付勢されてなり、前
記カッター刃はその端部が固定部内部において固定され
てなるとともに刃先表面には保護材が摺動自在に被覆さ
れ、この保護材はレバー材と連結され、このレバー材は
その一端が可動部に枢着され、他端が固定部に枢着され
てなることを特徴とする手持ちナイフを提供することに
より、前記従来の課題を悉く解消する。
固定部とから把手状に形成されたケース本体と、カッタ
ー刃とからなり、前記可動部はその端部が固定部に枢着
され、且つ他端がばね作用により前記固定部より拡開さ
れる方向に付勢されてなり、前記カッター刃はその先端
が必要に応じてガイド材と連結されるとともにこのガイ
ド材又はカッター刃端部はレバー材と連結され、このレ
バー材はその一端が前記可動部に枢着され、且つ他端が
前記固定部に枢着されてなることを特徴とする手持ちナ
イフ、或いは可動部及び固定部とから把手状に形成され
たケース本体と、カッター刃とからなり、前記可動部は
その端部が固定部に枢着され、且つ他端がばね作用によ
り前記固定部より拡開される方向に付勢されてなり、前
記カッター刃はその端部が固定部内部において固定され
てなるとともに刃先表面には保護材が摺動自在に被覆さ
れ、この保護材はレバー材と連結され、このレバー材は
その一端が可動部に枢着され、他端が固定部に枢着され
てなることを特徴とする手持ちナイフを提供することに
より、前記従来の課題を悉く解消する。
【0006】
【作用】把手状に形成されたケース本体を把持するのみ
で、カッター刃を露出させることができるため、緊急時
の使用性が極めて良好となる。可動部と固定部とは、ス
ライド材により予め定められた位置、すなわちカッター
刃の露出状態、又は収納状態で係止させておくことがで
きるため、不用意にカッター刃が露出することがなく、
安全性が高い。さらに携帯用として適した手持ちナイフ
となる。
で、カッター刃を露出させることができるため、緊急時
の使用性が極めて良好となる。可動部と固定部とは、ス
ライド材により予め定められた位置、すなわちカッター
刃の露出状態、又は収納状態で係止させておくことがで
きるため、不用意にカッター刃が露出することがなく、
安全性が高い。さらに携帯用として適した手持ちナイフ
となる。
【0007】
【発明の構成】以下、この発明に係る手持ちナイフの構
成を図面に基づいて詳述する。図1乃至図5はこの発明
の手持ちナイフの第一実施例を示す説明図である。図示
するように、この発明の手持ちナイフ(1)は、ケース
本体(2)とカッター刃(3)とから構成される。ケー
ス本体(2)は、可動部(21)及び固定部(22)と
から把手状に形成されている。固定部(22)は中空状
に形成され、内部にはカッター刃(3)が収納されると
ともに、先端には開口部(22a)が形成され、前記カ
ッター刃(3)が出入自在とされている。可動部(2
1)はその端部(21a)が固定部(22)に枢着され
ており、且つ他端が、内部に設けられた板バネ(4)に
より、固定部(22)より拡開される方向に付勢されて
いる。
成を図面に基づいて詳述する。図1乃至図5はこの発明
の手持ちナイフの第一実施例を示す説明図である。図示
するように、この発明の手持ちナイフ(1)は、ケース
本体(2)とカッター刃(3)とから構成される。ケー
ス本体(2)は、可動部(21)及び固定部(22)と
から把手状に形成されている。固定部(22)は中空状
に形成され、内部にはカッター刃(3)が収納されると
ともに、先端には開口部(22a)が形成され、前記カ
ッター刃(3)が出入自在とされている。可動部(2
1)はその端部(21a)が固定部(22)に枢着され
ており、且つ他端が、内部に設けられた板バネ(4)に
より、固定部(22)より拡開される方向に付勢されて
いる。
【0008】この実施例において、カッター刃(3)は
止め部材(30)を介してガイド材(5)に連結されて
いる。止め部材(30)としては、カッター刃(3)若
しくはガイド材(5)に設けられた突起、或いはビス等
適宜任意のものを採用することができる。また、このガ
イド材(5)はレバー材(6)と固着されている。レバ
ー材(6)は湾曲状に形成され、その一端(60)が固
定部(22)に枢着されるとともに、他端(61)が可
動部(21)に枢着されている。
止め部材(30)を介してガイド材(5)に連結されて
いる。止め部材(30)としては、カッター刃(3)若
しくはガイド材(5)に設けられた突起、或いはビス等
適宜任意のものを採用することができる。また、このガ
イド材(5)はレバー材(6)と固着されている。レバ
ー材(6)は湾曲状に形成され、その一端(60)が固
定部(22)に枢着されるとともに、他端(61)が可
動部(21)に枢着されている。
【0009】さらに、この実施例においては、ケース本
体(2)表面にスライド材(7)が設けられている。こ
のスライド材(7)は図5に示すように、操作ピン(7
1)と係止片(72)とからなり、スライド孔(73)
内を摺動自在とされている。係止片(72)は、スライ
ド孔(73)内の予め定められた位置、すなわち図2に
示すようカッター刃(3)を収納させる位置、若しくは
図3に示すようカッター刃(3)をケース本体より露出
させる位置で可動部(21)、固定部(22)とを係止
突起と係止孔(いずれも図示せず)との係合により係止
される構成とされている。
体(2)表面にスライド材(7)が設けられている。こ
のスライド材(7)は図5に示すように、操作ピン(7
1)と係止片(72)とからなり、スライド孔(73)
内を摺動自在とされている。係止片(72)は、スライ
ド孔(73)内の予め定められた位置、すなわち図2に
示すようカッター刃(3)を収納させる位置、若しくは
図3に示すようカッター刃(3)をケース本体より露出
させる位置で可動部(21)、固定部(22)とを係止
突起と係止孔(いずれも図示せず)との係合により係止
される構成とされている。
【0010】以上のような構成からなるこの第一実施例
において、非使用時では図1乃至図2に示すように板バ
ネ(4)の作用により可動部(21)の端部(21b)
が、固定部(22)より拡開される方向に付勢されてい
る。従って、ナイフ使用時には、把手状に形成されたケ
ース本体(2)の可動部(21)及び固定部(22)を
片手に取り、把持すると、可動部(21)及びレバー材
(6)材が、レバー材(6)の枢着を介して、閉脚方向
へ回動される。すると、図4の断面図に示すように、下
面に開口部(20)が設けられ、中空状に形成された可
動部(21)の中空内に固定部(22)が収納されるよ
う閉脚される。この閉脚に追随して、レバー材(6)と
このレバー材(6)に連結されているガイド材(5)及
びカッター刃(3)が前方へ押し出され、図3に示すよ
うに開口部(22a)を介してカッター刃(3)先端部
が、固定部(22)より露出される。
において、非使用時では図1乃至図2に示すように板バ
ネ(4)の作用により可動部(21)の端部(21b)
が、固定部(22)より拡開される方向に付勢されてい
る。従って、ナイフ使用時には、把手状に形成されたケ
ース本体(2)の可動部(21)及び固定部(22)を
片手に取り、把持すると、可動部(21)及びレバー材
(6)材が、レバー材(6)の枢着を介して、閉脚方向
へ回動される。すると、図4の断面図に示すように、下
面に開口部(20)が設けられ、中空状に形成された可
動部(21)の中空内に固定部(22)が収納されるよ
う閉脚される。この閉脚に追随して、レバー材(6)と
このレバー材(6)に連結されているガイド材(5)及
びカッター刃(3)が前方へ押し出され、図3に示すよ
うに開口部(22a)を介してカッター刃(3)先端部
が、固定部(22)より露出される。
【0011】このカッター刃(3)の露出長さは、可動
部(21)の閉脚距離(h)に規定され、使用者は所期
設計長さで使用することができる。また、図示する実施
例では、固定部(22)表面に設けられたスライド材
(7)を摺動させてケース本体(2)を開脚若しくは閉
脚状態のいずれかの位置で係止させておくこともでき
る。従って、カッター刃(3)を固定部(22)内に収
納させた状態で、或いは固定部(22)より露出させた
状態で係止させておくことができるため、不用意に誤っ
てカッター刃(3)を露出させて、使用者に怪我をさせ
る心配がなく安全性に優れた手持ちナイフとなる。ま
た、この実施例では、カッター刃(3)は両端に形成さ
れているため、一方の端部のカッター刃(3)が損傷し
ても、その向きを替えるのみで再度新しい刃を使用する
ことができる。
部(21)の閉脚距離(h)に規定され、使用者は所期
設計長さで使用することができる。また、図示する実施
例では、固定部(22)表面に設けられたスライド材
(7)を摺動させてケース本体(2)を開脚若しくは閉
脚状態のいずれかの位置で係止させておくこともでき
る。従って、カッター刃(3)を固定部(22)内に収
納させた状態で、或いは固定部(22)より露出させた
状態で係止させておくことができるため、不用意に誤っ
てカッター刃(3)を露出させて、使用者に怪我をさせ
る心配がなく安全性に優れた手持ちナイフとなる。ま
た、この実施例では、カッター刃(3)は両端に形成さ
れているため、一方の端部のカッター刃(3)が損傷し
ても、その向きを替えるのみで再度新しい刃を使用する
ことができる。
【0012】図6乃至図9はこの発明に係る手持ちナイ
フの第二実施例を示す説明図である。この第二実施例で
は、可動部(21)と固定部(22)とはレバー材
(6)の固定部(22)との枢着部周辺に設けられたコ
イルばね(41)(図8参照)によって拡開方向に付勢
されている。また、カッター刃(3)は止め部材(3
1)を介してレバー材(6)と連結されている。この実
施例において、レバー材(6)は第一のレバー材(6
1)と第二のレバー材(62)とから構成されている。
第一のレバー材(61)は一端がカッター刃(3)に固
着され、他端が可動部(21)に枢着されるとともに、
第二のレバー材(62)と回動自在に枢着されている。
第二のレバー材(62)は一端が第一のレバー材(6
1)と枢着されるとともに、他端が固定部(22)に回
動自在に枢着されている。
フの第二実施例を示す説明図である。この第二実施例で
は、可動部(21)と固定部(22)とはレバー材
(6)の固定部(22)との枢着部周辺に設けられたコ
イルばね(41)(図8参照)によって拡開方向に付勢
されている。また、カッター刃(3)は止め部材(3
1)を介してレバー材(6)と連結されている。この実
施例において、レバー材(6)は第一のレバー材(6
1)と第二のレバー材(62)とから構成されている。
第一のレバー材(61)は一端がカッター刃(3)に固
着され、他端が可動部(21)に枢着されるとともに、
第二のレバー材(62)と回動自在に枢着されている。
第二のレバー材(62)は一端が第一のレバー材(6
1)と枢着されるとともに、他端が固定部(22)に回
動自在に枢着されている。
【0013】以上のような構成からなる第二実施例で
は、非使用時では図6に示すようにコイルばね(41)
の作用により可動部(21)の端部(21b)が、固定
部(22)より拡開される方向に付勢されている。従っ
て、ナイフ使用時には、把手状に形成されたケース本体
(2)の可動部(21)及び固定部(22)を片手に取
り、把持すると、可動部(21)が第一のレバー材(6
1)と第二のレバー材(62)との枢着を介して閉脚方
向へ回動される。すると、図9に示すように下面に開口
部(20)が設けられ、中空状に形成された可動部(2
1)の中空内に固定部(22)が収納されるよう閉脚さ
れる。この閉脚に追随して、第二のレバー材(62)が
回動され、第一のレバー材(61)が固定部(22)内
を摺動する。次いで、第一のレバー材(61)の摺動に
伴ってカッター刃(3)が前方へ押し出され、図7に示
すように開口部(22a)を介してカッター刃(3)先
端部が、固定部(22)より露出される。
は、非使用時では図6に示すようにコイルばね(41)
の作用により可動部(21)の端部(21b)が、固定
部(22)より拡開される方向に付勢されている。従っ
て、ナイフ使用時には、把手状に形成されたケース本体
(2)の可動部(21)及び固定部(22)を片手に取
り、把持すると、可動部(21)が第一のレバー材(6
1)と第二のレバー材(62)との枢着を介して閉脚方
向へ回動される。すると、図9に示すように下面に開口
部(20)が設けられ、中空状に形成された可動部(2
1)の中空内に固定部(22)が収納されるよう閉脚さ
れる。この閉脚に追随して、第二のレバー材(62)が
回動され、第一のレバー材(61)が固定部(22)内
を摺動する。次いで、第一のレバー材(61)の摺動に
伴ってカッター刃(3)が前方へ押し出され、図7に示
すように開口部(22a)を介してカッター刃(3)先
端部が、固定部(22)より露出される。
【0014】また、この実施例においても、固定部(2
2)表面に設けられたスライド材(7)により、カッタ
ー刃(3)を収納状態で、或いは露出状態で、可動部
(21)と固定部(22)とを係止させておくことがで
きる。さらに、カッター刃(3)はその両端に形成され
ているため、一方の刃先が損傷しても、このカッター刃
(3)の向きを変更するのみで、再度新しい刃を使用す
ることができる。
2)表面に設けられたスライド材(7)により、カッタ
ー刃(3)を収納状態で、或いは露出状態で、可動部
(21)と固定部(22)とを係止させておくことがで
きる。さらに、カッター刃(3)はその両端に形成され
ているため、一方の刃先が損傷しても、このカッター刃
(3)の向きを変更するのみで、再度新しい刃を使用す
ることができる。
【0015】図10乃至図12はこの発明の第三実施例
を示す説明図である。この第三実施例では、可動部(2
1)と固定部(22)とは第一のレバー材(61)と第
二のレバー材(62)とを連結するバネ体(42)によ
って、拡開方向に付勢されている。また、カッター刃
(3)は止め部材(30)を介して固定部(22)に固
着されるとともに、刃の表面には摺動自在に被覆材
(8)が設けられている。この実施例において、第一の
レバー材(61)は一端が固定部(22)に回動自在に
枢着され、且つ他端が可動部(21)に回動自在に枢着
されている。第二のレバー材(62)は一端が可動部
(21)に回動自在に枢着され、且つ他端が固定部(2
2)に回動自在に枢着されている。しかも、第二のレバ
ー材(62)はガイド材(92)と連結されており、ケ
ース本体(2)の閉脚により、このガイド材(92)が
カッター刃(3)先端と反対方向へ摺動される構成とさ
れている。しかも、このガイド材(92)は前記被覆材
(8)と連結されている。
を示す説明図である。この第三実施例では、可動部(2
1)と固定部(22)とは第一のレバー材(61)と第
二のレバー材(62)とを連結するバネ体(42)によ
って、拡開方向に付勢されている。また、カッター刃
(3)は止め部材(30)を介して固定部(22)に固
着されるとともに、刃の表面には摺動自在に被覆材
(8)が設けられている。この実施例において、第一の
レバー材(61)は一端が固定部(22)に回動自在に
枢着され、且つ他端が可動部(21)に回動自在に枢着
されている。第二のレバー材(62)は一端が可動部
(21)に回動自在に枢着され、且つ他端が固定部(2
2)に回動自在に枢着されている。しかも、第二のレバ
ー材(62)はガイド材(92)と連結されており、ケ
ース本体(2)の閉脚により、このガイド材(92)が
カッター刃(3)先端と反対方向へ摺動される構成とさ
れている。しかも、このガイド材(92)は前記被覆材
(8)と連結されている。
【0016】以上のような構成からなる第三実施例で
は、非使用時では図10乃至図11に示すようにばね
(42)の作用により可動部(21)の端部(21b)
が、固定部(22)より拡開される方向に付勢されてい
る。従って、ナイフ使用時には、把手状に形成されたケ
ース本体(2)の可動部(21)及び固定部(22)を
片手に取り、把持すると、可動部(21)が第一のレバ
ー材(61)と第二のレバー材(62)との枢着を介し
て閉脚方向へ回動される。すると、第二のレバー材(6
2)が固定部(22)内で摺動し、この摺動に伴ってガ
イド材(92)が矢印(Z)の方向へ摺動される。この
レバー材(62)の摺動に伴って被覆材(8)が固定部
(22)内部に収納されるよう移動し、カッター刃
(3)が露出される。この実施例では、カッター刃
(3)の露出長さは、可動部(21)の閉脚距離、すな
わち、被覆材(8)の収納距離に比例される。また、こ
の実施例においても、固定部(22)表面に設けられた
スライド材(7)により、図11に示すようにカッター
刃(3)表面を被覆材(8)により被覆させた状態で、
或いは図12に示すようにカッター刃(3)表面を被覆
材(8)をケース内に収納させ、刃を露出させた状態
で、可動部(21)と固定部(22)とを係止させてお
くことができる。
は、非使用時では図10乃至図11に示すようにばね
(42)の作用により可動部(21)の端部(21b)
が、固定部(22)より拡開される方向に付勢されてい
る。従って、ナイフ使用時には、把手状に形成されたケ
ース本体(2)の可動部(21)及び固定部(22)を
片手に取り、把持すると、可動部(21)が第一のレバ
ー材(61)と第二のレバー材(62)との枢着を介し
て閉脚方向へ回動される。すると、第二のレバー材(6
2)が固定部(22)内で摺動し、この摺動に伴ってガ
イド材(92)が矢印(Z)の方向へ摺動される。この
レバー材(62)の摺動に伴って被覆材(8)が固定部
(22)内部に収納されるよう移動し、カッター刃
(3)が露出される。この実施例では、カッター刃
(3)の露出長さは、可動部(21)の閉脚距離、すな
わち、被覆材(8)の収納距離に比例される。また、こ
の実施例においても、固定部(22)表面に設けられた
スライド材(7)により、図11に示すようにカッター
刃(3)表面を被覆材(8)により被覆させた状態で、
或いは図12に示すようにカッター刃(3)表面を被覆
材(8)をケース内に収納させ、刃を露出させた状態
で、可動部(21)と固定部(22)とを係止させてお
くことができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明は可動部及
び固定部とから把手状に形成されたケース本体と、カッ
ター刃とからなり、前記可動部はその端部が固定部に枢
着され、且つ他端がばね作用により前記固定部より拡開
される方向に付勢されてなり、前記カッター刃はその先
端が必要に応じてガイド材と連結されるとともにこのガ
イド材又はカッター刃端部はレバー材と連結され、この
レバー材はその一端が前記可動部に枢着され、且つ他端
が前記固定部に枢着されてなることを特徴とする手持ち
ナイフ或いは可動部及び固定部とから把手状に形成され
たケース本体と、カッター刃とからなり、前記可動部は
その端部が固定部に枢着され、且つ他端がばね作用によ
り前記固定部より拡開される方向に付勢されてなり、前
記カッター刃はその端部が固定部内部において固定され
てなるとともに刃先表面には保護材が摺動自在に被覆さ
れ、この保護材はレバー材と連結され、このレバー材は
その一端が可動部に枢着され、他端が固定部に枢着され
てなることを特徴とする手持ちナイフであるから、片手
に取って把持するのみで簡便にカッター刃を任意長さで
露出させることができるため、緊急時の使用に非常に便
利であるという効果を奏する。しかも非使用時には前記
カッター刃を露出させることなく収納させておくことが
できるので、携帯用としても使用することができる。さ
らには、ケース本体のスライド材により、カッター刃を
露出状態で、或いは収納させた状態で、可動部と固定部
とを係止させておくと、不用意に誤ってカッター刃
(3)を露出させて、使用者に怪我をさせる心配がなく
安全性に優れた手持ちナイフとなる。従って、子供から
老人までの世代において、簡便且つ安全に使用すること
ができ、文具用に限らず、調理用、園芸用、手術用、工
具用等の幅広い用途において使用することができるとい
う優れた効果を奏する。
び固定部とから把手状に形成されたケース本体と、カッ
ター刃とからなり、前記可動部はその端部が固定部に枢
着され、且つ他端がばね作用により前記固定部より拡開
される方向に付勢されてなり、前記カッター刃はその先
端が必要に応じてガイド材と連結されるとともにこのガ
イド材又はカッター刃端部はレバー材と連結され、この
レバー材はその一端が前記可動部に枢着され、且つ他端
が前記固定部に枢着されてなることを特徴とする手持ち
ナイフ或いは可動部及び固定部とから把手状に形成され
たケース本体と、カッター刃とからなり、前記可動部は
その端部が固定部に枢着され、且つ他端がばね作用によ
り前記固定部より拡開される方向に付勢されてなり、前
記カッター刃はその端部が固定部内部において固定され
てなるとともに刃先表面には保護材が摺動自在に被覆さ
れ、この保護材はレバー材と連結され、このレバー材は
その一端が可動部に枢着され、他端が固定部に枢着され
てなることを特徴とする手持ちナイフであるから、片手
に取って把持するのみで簡便にカッター刃を任意長さで
露出させることができるため、緊急時の使用に非常に便
利であるという効果を奏する。しかも非使用時には前記
カッター刃を露出させることなく収納させておくことが
できるので、携帯用としても使用することができる。さ
らには、ケース本体のスライド材により、カッター刃を
露出状態で、或いは収納させた状態で、可動部と固定部
とを係止させておくと、不用意に誤ってカッター刃
(3)を露出させて、使用者に怪我をさせる心配がなく
安全性に優れた手持ちナイフとなる。従って、子供から
老人までの世代において、簡便且つ安全に使用すること
ができ、文具用に限らず、調理用、園芸用、手術用、工
具用等の幅広い用途において使用することができるとい
う優れた効果を奏する。
【図1】この発明に係る手持ちナイフの第一実施例を示
す正面説明図である。
す正面説明図である。
【図2】第一実施例での非使用状態を示した正面説明図
である。
である。
【図3】第一実施例での使用状態を示した正面説明図で
ある。
ある。
【図4】図3のB−B' 線断面図である。
【図5】図3のA−A' 線断面図である。
【図6】この発明に係る手持ちナイフの第二実施例を示
す正面説明図である。
す正面説明図である。
【図7】第二実施例での使用状態を示した正面説明図で
ある。
ある。
【図8】図6のC−C' 線断面図である。
【図9】図7のD−D' 線断面図である。
【図10】この発明に係る手持ちナイフの第三実施例を
示す正面説明図である。
示す正面説明図である。
【図11】第三実施例での非使用状態を示した正面説明
図である。
図である。
【図12】第三実施例での使用状態を示した正面説明図
である。
である。
【図13】従来のスライド式カッターナイフの一例を示
した外観図である。
した外観図である。
【図14】従来のハンディナイフの一例を示した外観図
である。
である。
1 手持ちナイフ 2 カッター本体 21可動部 22固定部 3 カッター刃 4 板ばね 5 ガイド材 6 レバー材 7 スライド材 8 被覆材
Claims (3)
- 【請求項1】 可動部及び固定部とから把手状に形成さ
れたケース本体と、カッター刃とからなり、前記可動部
はその端部が固定部に枢着され、且つ他端がばね作用に
より前記固定部より拡開される方向に付勢されてなり、
前記カッター刃はその先端が必要に応じてガイド材と連
結されるとともにこのガイド材又はカッター刃端部はレ
バー材と連結され、このレバー材はその一端が前記可動
部に枢着され、且つ他端が前記固定部に枢着されてなる
ことを特徴とする手持ちナイフ。 - 【請求項2】 可動部及び固定部とから把手状に形成さ
れたケース本体と、カッター刃とからなり、前記可動部
はその端部が固定部に枢着され、且つ他端がばね作用に
より前記固定部より拡開される方向に付勢されてなり、
前記カッター刃はその端部が固定部内部において固定さ
れてなるとともに刃先表面には保護材が摺動自在に被覆
され、この保護材はレバー材と連結され、このレバー材
はその一端が可動部に枢着され、他端が固定部に枢着さ
れてなることを特徴とする手持ちナイフ。 - 【請求項3】 前記ケース本体にはスライド材が設けら
れ、このスライド材には前記可動部及び固定部を所定の
位置で係止させる係止片が設けられてなることを特徴と
する請求項1乃至2に記載の手持ちナイフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10775894A JPH07289750A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 手持ちナイフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10775894A JPH07289750A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 手持ちナイフ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07289750A true JPH07289750A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14467246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10775894A Pending JPH07289750A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 手持ちナイフ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07289750A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009516553A (ja) * | 2005-11-23 | 2009-04-23 | アレヴァ・エンセ | 特に厳環境下での使用に適した引込み刃部を備えたナイフ |
CN103448077A (zh) * | 2013-09-10 | 2013-12-18 | 张家港优尼克五金工具有限公司 | 一种刀具 |
-
1994
- 1994-04-22 JP JP10775894A patent/JPH07289750A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009516553A (ja) * | 2005-11-23 | 2009-04-23 | アレヴァ・エンセ | 特に厳環境下での使用に適した引込み刃部を備えたナイフ |
CN103448077A (zh) * | 2013-09-10 | 2013-12-18 | 张家港优尼克五金工具有限公司 | 一种刀具 |
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