JP7472084B2 - ペン型ハサミ - Google Patents
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Description
この数年、典型的な形状のハサミではなく、携帯性とデザイン性に優れたペン形状のハサミが販売されている。
ペン形状のハサミとしては、ハサミを開閉する際に指を挿入するハンドルフレーム部が変形可能な細長い部材で形成され、使用時に本体から突出するものがある(特許文献1,特許文献2)。
例えば、右利き用として使用する際には、左利き用で用いられる穴に、突出阻止部材を挿入することで、右利き用の穴からハンドルフレーム部を突出させて、右利き用のハンドルを形成するようになっている。
特許文献2には、ハンドルフレームを本体のどちら側に突出させるかによって、右利き用と左利き用のいずれとしても使える両利き用のハサミの把持部が記載されている。
特許文献4には、子供が使いやすいよう、厚い画用紙でも切ることができ、軽量化したペン型ハサミが記載されている。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係るペン型ハサミは、刃が形成されたブレード部と、ブレード部の刃元に接続する持ち手部とを有する本体が2本、軸部で回転可能に交差するものであり、持ち手部は、断面が略半円形状で内部に空間を有し、背部に開口部、長さ方向の一方の側部に第1のスリット、他方の側部に第2のスリット、軸部とは反対側の端部に溝部が形成されており、開口部内を移動するスライダーと、溝部内を移動する切替レバーと、一端がスライダーに接続すると共に、他端が切替レバーに接続するハンドルループとを備え、スライダーを軸部とは反対側に移動させると、切替レバーの位置に応じて、ハンドルループが第1のスリット又は第2のスリットの一方から選択的に突出するものであり、切替レバーを溝部の一方の端部又は他方の端部に移動させることにより、本体の右側又は左側にハンドルループを突出させて右利き用又は左利き用に容易に切り替えることができ、利便性を向上させることができるものである。
本発明の実施の形態に係るペン型ハサミ(本ハサミ)の構成について図1~3を参照しながら説明する。図1は、本ハサミを開いた状態を示す正面図(右利き用)であり、図2は、本ハサミにキャップをした状態を示す正面図であり、図3は、本ハサミを閉じた状態の右側面図である。
持ち手部12は、プラスチック樹脂で形成され、断面の形状が略半円形状で、内部が空洞となっている。
そして、図3に示すように、本ハサミを閉じた場合には、2つの持ち手部12の内側の平面同士が重なって、全体として略円筒形状となるものである。これにより、ペンに近い形状となって、手になじみやすいものである。
開口部15は、持ち手部12の背面部(本ハサミを閉じた場合に外側になる面、円筒の側面に相当する部分)を貫通し、長さ方向に形成された細長い形状の穴である。
ハンドルループ14の一端は、スライダー16に摺動回転可能に接続され、他端は、後述するように切替レバー172に摺動回転可能に接続されている。
反対に、図1に示すように、スライダー16を、開口部15の軸部13とは反対側の端部方向に移動させると、ハンドルループ14が湾曲して、第1のスリット18a又は第2のスリット18bから突出する。
また、スライダー16の側面部には、厚み方向を略2分するように溝が形成されており、当該溝が開口部15の縁に嵌合して、開口部15から外れることなくスムーズに移動可能となっている。
第1のスリット18aは、本体において、持ち手部12の背面部を正面、ブレード部11方向を上とした場合に、持ち手部12の長さ方向の右側面に形成されており、第2のスリット18bは、持ち手部12の長さ方向の左側面に形成されている。
図1,2に示すように、本ハサミでは溝17が円弧形状に形成されており、後述する切替レバー172の動きをスムーズにするものである。
具体的には、図1に示すように、切替レバー172を、持ち手部12の左側面側に移動させると、ハンドルループ14は、右側面に形成された第1のスリット18aから突出して、右利き用となる。
反対に、切替レバー172を、右側面側に移動させると、ハンドルループ14は、左側面に形成された第2のスリット18bから突出して、左利き用となる。
更に、図6に示すように、溝17の左端に、右利き用がわかるように「〇」の印(右利き用目印173)が刻まれている。
尚、実際の操作としては、ハンドルループ14が持ち手部12の内部に収納された状態で、まず切替レバーを所望の位置に移動させ、その後でスライダー16を押し下げるようにすると、スムーズに所望の側にハンドルループ14を突出させることができるものである。
更に、キャップ21には、凸部22が形成されており、キャップを外した状態において、キャップ21が回転して転がり落ちるのを防ぐ。
次に、切替レバー172の構成について図4を用いて説明する。図4は、切替レバーの構成を示す説明図である。
図4に示すように、切替レバー172は、上述したように、ハンドルループ14の他端に接続されているものであるが、ハンドルループ14と切替レバー172との間に、中央に円形の穴(穴部)が設けられたドーナツ形状の円盤171が設けられている。
ハンドルループ14と切替レバー172とは、円盤171の直径の両端に接続されており、ハンドルループ14、円盤171、切替レバー172は一体に形成されている。
次に、ハンドルループ14の切替方法について図5を用いて説明する。図5は、ハンドルループ14の切替方法を示す説明図である。
図5に示すように、各持ち手部12の軸部13とは反対方向の端部に溝17が形成され、当該溝17から切替レバー172が露出している。
次に、本ハサミを左利き用に切り替えた場合の正面図について図6を用いて説明する。図6は、本ハサミを左利き用に切り替えた場合の正面図である。
図6に示すように、本ハサミを左利き用に切り替えた場合には、ブレード部11を上、持ち手部12の背面部を正面とした状態において、切替レバー172は溝17の右端に位置し、左側面の第2のスリット18bからハンドルループ14が突出している。
本ハサミによれば、ブレード部11と持ち手部12を備えた2本の本体が軸部13で交差するペン型のハサミであり、持ち手部12は、断面が略半円形状で内部に空間を有し、背部に開口部15、長さ方向の一方の側部に第1のスリット18a、他方の側部に第2のスリット18b、軸部13とは反対側の端部に溝17が形成されており、開口部15内を移動するスライダー16と、溝17内を移動する切替レバー172と、一端がスライダー16に接続すると共に、他端が切替レバー172に接続するハンドルループ14とを備え、スライダー16を軸部13とは反対側に移動させると、切替レバー172の位置に応じて、ハンドルループ14が第1のスリット18a又は第2のスリット18bの一方から選択的に突出するペン型ハサミとしているので、切替レバー172を溝17の一方の端部又は他方の端部に移動させると、本体の右側又は左側にハンドルループ14を選択的に突出させて右利き用又は左利き用に容易に切り替えることができ、利便性を向上させることができるものである。
Claims (4)
- ペン型のハサミであって、
刃が形成されたブレード部と、前記ブレード部の刃元に接続する持ち手部とを有する本体が2本、軸部で回転可能に交差するものであり、
前記持ち手部は、断面が略半円形状で内部に空間を有し、背部に開口部、長さ方向の一方の側部に前記長さ方向に沿って第1のスリット、前記長さ方向の他方の側部に前記長さ方向に沿って第2のスリット、前記軸部とは反対側の端部の先端に溝部が形成され、
前記開口部内を移動するスライダーと、
前記溝部内を移動する切替レバーと、
一端が前記スライダーに接続すると共に、他端が前記切替レバーに接続するハンドルループとを備え、
前記開口部において、前記スライダーを前記軸部側の端部に移動させると、前記ハンドルループが前記持ち手部の内部の空間に収納され、前記スライダーを前記軸部とは反対側の端部に移動させると、前記ハンドルループが前記第1のスリット又は前記第2のスリットから突出するものであり、
前記ハンドルループは、前記切替レバーが前記第2のスリット側に位置する場合に、前記第1のスリットから突出し、前記切替レバーが前記第1のスリット側に位置する場合に、前記第2のスリットから突出することを特徴とするペン型ハサミ。 - 持ち手部の軸部とは反対側の端部の先端は、丸みを帯びており、
溝部は、前記持ち手部の長さ方向の外周に沿って、前記端部の幅方向の両端を接続するよう、円弧形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のペン型ハサミ。 - 切替レバーとハンドルループとは、中心に円形の穴部を備える円盤によって接続され、
前記穴部が、持ち手部の内部に設けられた突起部に挿入されて、前記円盤が回転可能に固定されることを特徴とする請求項1又は2記載のペン型ハサミ。 - 開口部は、持ち手部の軸部側に形成され、
第1のスリットと第2のスリットは、前記持ち手部の前記軸部とは反対側に形成され、
2つのブレード部が閉じた状態で、円筒状のキャップが前記ブレード部を覆うよう装着されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のペン型ハサミ。
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